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記事No.1130に関するスレッドです


エキモフとプルシェンコ(その2)
前の記事↓からの続き。
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私のプルシェンコ萌えが始まったのは、
フィギュア男子フリーで彼が滑った直後からでした。

なので、最初はキジビジョンをライブで、その後録画でフリー、という
普通とは逆の順序でオリンピックの演技をフォローしたのですが。
素人の私が見ても、この二つの演技は明らかに違いました。
エキジビジョンには感じられたスピリッツが、フリーには無いわけです。

そのあと、萌えに任せて、ニュースやフィギュアファンのブログ等
あちこちで情報収集してみて、いろいろなことを知りました。

前回のオリンピックは銀メダルだったこと、
数々のタイトルを総なめにしてきたけれども
オリンピックの金メダルは取ったことがなく
彼にとって金メダル獲得は悲願だったこと、
少し前にフィギュアの採点方式が変わり、
技の難度重視の面白みのない方法になったこと、
その方式にいろんな選手が苦しんで彼も例外ではなかったこと。

フリーの演技は高得点を得ること<のみ>に重点を置いたプログラムだったこと、
それをプルシェンコは、完璧な技術で、かつ感情を廃して滑りきったこと。

エキジビジョンの曲目は、SPと同じだったこと。
(私はSPを見てないので、これがホントなのかどうか確認できません)
が、SPやフリーとは異なり、エモーショナルな演技で
これが一番プルシェンコらしい滑りだったこと。

などなど。
もちろんそれぞれの意見にはバイアスがかかっているので
100%鵜呑みにするのはよくないかもしれませんが。

ネットで拝見したフィギュアファンの人たちの感想や、
メダル獲得後のプルシェンコの談話
「メダルのために必要なことをやっただけ」
というのを聞くに付け。

彼は目標を「金メダルを取る」ことのみに単純化し、
本来の自分のやり方を抑えてまで演技に臨んだんだなあ、
そこまでして金メダルを取りたかったのだなあ、
と思ったわけです。

で、そんな折に、エキモフの訴訟について本当のところ、
つまり、エキモフ本人がメダルのために訴えを起こしていることを知ってしまい、
エキモフがオリンピックを特別視する理由を思い出し。

ロシアにおけるスポーツのエリートの人たちにとって、
オリンピックの金メダルというのは、未だにどんなタイトルよりも
尊いものでありつづけているのかもしれないな、と。

本来の演技が出来なくても、
裁判沙汰なんて、めんどくさいし後ろ指を指す人もいるだろうけど
そういうデメリットを享受してさえも
手に入れたいものなのであるなあ、と。

そういう気持ちをアスリートに抱かせてしまうルシアン・フェデレイションという国は、
いったいどういうところなのであるかな、とか。

まあ、いろいろ考えずにはいられなかったわけです。

ただ、ロシア特有の話にしてしまうのも
ちょっと違うような気がしてます。

↓に続く(まだかよ)
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No.1130 - 2006/02/28
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