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TdF2010 St15を振り返る
Giro2015 St17 が、ティンコフサクソウォッチャー的には
(比較的)平穏無事に終了したので、
記憶が薄れないうちにちょっと書いておこうかと思います。

St16で、カチューシャとアスタナが
コンタドールのメカトラブルに乗じて攻撃をしかけてことに対して
「以前、コンタドールもやったことがあるし因果応報」
という意見があったりするのですが。

その話の元になっているのが、ツール2010年St15の
バレス峠のアタックであります。

=====

■ツール2010ハイライト動画@ツール公式

ツール公式アカウントにもあるはずなんだけど見つからなかったので、よそ様のをお借りしてます

冒頭のシーン。

メイン集団からアタックをしかけたのはマイヨ・ジョーヌのアンディ・シュレック(サクソバンク)。
これに最初に反応したのがヴィノクロフ(アスタナ)、
彼らを追って集団からコンタドール(アスタナ)が飛び出し……
たところで、アンディ・シュレックのバイクのチェーンが外れ、彼は止まります。
その横をアスタナの青いジャージのコンタドールが矢のように抜き去ったのでした。

結果、St14終了時には31秒差で2位に付けていたコンタドールが
http://www.cyclingnews.com/races/tour-de-france-2010/stage-14/results
このステージでアンディより39秒早くゴールし、総合で8秒差をつけて首位に。
http://www.cyclingnews.com/races/tour-de-france-2010/stage-15/results

St17のツールマレー山頂ゴールでもこのタイム差は覆ることなく(2人は同タイム着のワンツー)、
http://www.cyclingnews.com/races/tour-de-france-2010/stage-17/results
TTでさらにタイム差が広がることになってしまい。
http://www.cyclingnews.com/races/tour-de-france-2010/stage-19/results

奇しくも、St15でリードしたのと同じ39秒差をアンディにつけて、
コンタドールはこの年のツールを総合優勝することになったのでした。
http://www.procyclingstats.com/race/Tour_de_France_2010

公式ハイライトの冒頭に件のアタックが象徴的に使われているだけあって、
2010年の総合優勝はこのステージのアドバンテージ39秒で決したと言って
間違いありません。

この後、コンタドールはドーピング検査陽性で失格となり、
アンディ・シュレックが総合優勝と認定されるのですが、
今回の話題とは違うので割愛


=====

チェーン落ちしたアンディをコンタドールが待たなかったことについて
「紳士協定を破った」としてメディアやファンから多くの批判が出ており。
St15の表彰式では観客からブーイングが起こったともいいます。

当のアンディ・シュレックは、レース後のインタビューで
コンタドールに対する怒りを隠しませんでした。

■この時の様子が書かれている日本語記事
シクロワイアード:http://www.cyclowired.jp/?q=node/38514
サイクリングタイム:http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=15104 ←現在と中の人が違います

私はこのときフランスで現地観戦していたため、
St15のコンタドールアタックがここまで議論になってることを知ったのは帰国してからでした。
そして、一部メディア、ファン、何よりアンディ・シュレックの
コンタドールに対する感情的なコメントを読んで、心を痛めたものです。
その後しばらくアンディ・シュレックのアンチと化していたのも今は昔

コンタドールがこの時アタックをすべきではなかったか否かについては、
今年のジロSt16始め、同様の事件が起こる度に
繰り返し議論されていることからもわかるように、
答えが出ることはないでしょう。

が、今回のモルティローロ、そしてアプリカのコンタドールの走りは
5年前に彼に向けられた批判に対する一つの答えになっていると思いました。

つまり「やられた分は自分で取り返せばいい」です。

2010年当時まだ若く経験も浅かったアンディ・シュレックと
現在32歳のコンタドールを比べるのは酷かもしれませんが、
危機に直面した時の二人の在り様の違いを見るにつけ、
逆境や経験は人をここまで強くするものなのかと
考えさせられるのでありました。

誰でも強くなれるものではないのでしょうが。

=====

2010年のツール当時、
アンディが所属していたのはティンコフ・サクソの前身であるサクソバンク、
コンタドールが所属していたのがアスタナ、
また、アンディのアタックを最初にチェックに行ったのが
現在のアスタナGMヴィノクロフだった、というのも
何かの因縁でしょうか……。

ジロSt16で、コンタドールのパンクに乗じてアタックをしかけるよう
現場で指示をだしたのが、カチューシャとアスタナの誰だったのか、
今でも気になって仕方ありません。


No.4901 - 2015/05/28
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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Giro2015 St16 終わりました
St15の終わりました記事
「悲劇の影を踏むような勝利も伝説もいらない」
的なことを書いたそばから。

コンタドールは、悲劇が裸足で逃げ出すレベルの伝説を
自分で作ってしまいましたよ。

この先何十年、レースがモルティローロを通るたび
2015年ジロ第16ステージのコンタドールの走りは
語られることになるでしょう。

■リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/Giro_d_Italia_2015_Stage_16_Aprica

■レースレポ@サンスポ
http://cyclist.sanspo.com/185460

=====

・コンタドールの走りがどれだけスーパースペシャルブリリアントエクセレントだったかは
 いろんなサイトで書かれていることと思われるので省略 <え

・彼の走りもさりながら、メイン集団に追い付くために尽力したチームも素晴らしかったです。
 バッソは、パンクをしたコンタドールにホイールを差しだしたとも。
 >http://www.tinkoffsaxo.com/news/alberto-contador-beats-misfortune-on-mortirolo-and-extends-his-lead-after-dedicated-teamwork/
 あれだけ仕事したら、モルティローロとアプリカでさぞや遅れたことであろうと心配したのですが、
 全員タイムアウトになることなくゴールしていたので安心しました。

・かつて三味線をひくヴォクレールに「俺に向かってゲームをするな」と言ったロジャースが
 St16のレース後にどういうコメントを残すかと楽しみにしていたところ、
 ↑のレースレポについてた小見出しが

   Rogers: “We're still here, still fighting, still in pink”

 ですよ。かっこよすぎであります。一生兄貴についていきます。 <?


・コンタドールのメカトラブルに便乗してカチューシャとアスタナがペースを上げた件について
   エキモフ VS ヴィノクロフ VS オレグ・ティンコフ
 という「誰得?俺得!」な組合せの舌戦がみられるかと思ったのですが、
 カチューシャの指揮を執ってるDSはコニシェフ、アスタナはシェーファー、
 >http://www.jsports.co.jp/cycle/giro/startlist/giro2015_startlist.pdf
 でもってアスタナで主にメディアにコメント取られているのはマルティネッリなので
 俺得メンバーの朝まで生テレビは実現しなさそうです。

・にしても、今回のジロにおけるアスタナの采配はなんか噛み合ってない感じです。
 ライバルとしてあまり強敵であるのもアレなのですが、
 アスタナの選手達の仕事っぷりがもうちょっといい形で生かされてもいいのではないかと思います。
 いやステージ3勝は十分立派なリザルトではあるのですが。

・モルティローロでコンタドールをひいてくれたイゴール・アントンには
 ファンとして感謝の気持ちでいっぱいです。
 少なくともこのジロが終わるまでは、モビスターがどんなに面白いことをしても
 ここでおちょくったりしないことを誓います
 といっても、ジロはもう数日で終わりますが

・もしかすると、アントンの引きに感謝&アスタナへの報復措置として、
 アマドールの表彰台獲得のために何かの局面でティンコフサクソが協力する、
 なんてことがあったりするかもしれません ←妄想です

・あと、ランダがアルを置いてコンタドールの追走を開始したあたりでは、
 ナウシカ@映画版のワンシーンが頭に浮かんだです。

  アル「アスタナを救えるのは君だけだ。頼む、行ってくれ。チームのために行ってくれ!」

 みたいな。

=====

キリがないのでこの辺にします。

ジロが終わった後、またこのステージは見返したいです。


No.4900 - 2015/05/27
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Giro2015 St15 終わりました
■リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/Giro_d_Italia_2015_Stage_15_Madonna_di_Campiglio

=====

・ゴール地点となった Madonna di Campiglio は
 1999年に絶頂期のパンターニがジロで最後となるステージ優勝をした山。
 圧倒的な走りで山をかけのぼるマリア・ローザを着たパンターニの姿は
 YouTubeで見ることができます。
 >

 そして、この翌日のSt21前、抜き打ち検査で
 ヘマトクリッツ値が規定より高かったためにジロを失格となり、
 ここからパンターニのドーピングスキャンダルが始まったという
 悲劇の山でもあります。 
 >http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=20307

・コンタドールは、レース後のインタビューで
 「パンターニの思い出のために勝ちたかった」
 とコメントしたそうですが。
 コンタドールほどのレジェンダリーな選手がここで勝ったら
 パンターニの晩年に起こったことをどうしても透かして見てしまうので。
 ファンとしてはむしろ勝たなくてよかったと思いました。
 ランダはこれからの若い選手だから勝っても大丈夫

・関係ないですが、ミケル・ランダの名前を聞くと、脳内で
 「ドブネーズミーみたいにー」と歌ってしまうのは
 私だけではないと思います。
 ↑それはリンダリンダ

・そういえば、コンタドールが一度手にしたリーダージャージを
 レース中に手放すのは、今回のジロSt13が初めてだったそうですが。 <知らなかった
 2007年のツールで勝って以降2011年のジロまで出場するグランツールは全て優勝、
 という記録もあったりして(多分)(2011年のツール5位で連勝ストップ)
 (このとき勝ったのはエヴァンス)
 こういう記録は伝説の箔付けにはいいかもしれませんが、
 えてして伝説は悲劇的な要素を伴う事もままあるので、
 むしろ破られた方がよかったのではないかと思います。

・……なんか書いてて、いろんなことを無理やりポジティブに考えようとしてるだけんじゃないの?
 と突っ込まれそうな気がしてきたのでこれでやめます。

=====

・裏開催のTour of Norway では、イェスパー・ハンセンが総合優勝しました。
 >http://www.procyclingstats.com/race/Tour_of_norway_2015
 勝ったSt3はもちろんですが、ジャージを守るべくチームで戦った
 St4とSt5の走りっぷりも立派でございました。
 >St4ハイライト動画
 >St5ハイライト動画

・というわけで、イェスパー君おめでとう!
 


・カリフォルニア>ノルウェーと勝利のいい流れになっているので
 ジロもこれに続いてくれると嬉しいです。
 がんばれティンコフサクソ。がんばれコンタドール。


No.4899 - 2015/05/26
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Giro2015 St14 終わりました
■リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/Giro_d_Italia_2015_Stage_14_Valdobbiadene
中間計測地点通過タイム付リザルト@SkySports

=====

・コンタドールがステージ3位
 マリアローザを取り返した上に2位のアルとのタイム差を
 約2分半までに広げてやったー!のはさりながら。
 事故もトラブルもなく走り切れて本当によかったですよ…。
 後半30分は無事ゴールできるようTVの前で祈ってましたよ…。

・ステージ優勝はキリエンカ。
 ユール・イェンセンがチーム内でコンタドールの次にいいタイムとなる
 2:52差の26位でゴール。
 クロイツィゲルは総合で9位と順位を落としましたが、
 アスタナのカタルド(6位)とランダ(7位)から総合で10秒以内につけており、
 彼らが総合に色気があるならクロイツィゲルの出方次第で攪乱できるというナイスポジション。
 何よりチーム全員トラブルや怪我なくゴール。
 というわけで、いいこと尽くしのSt14でございました。

・今日もひたすらお祈りしながら観戦します…南無南無…。

=====

・裏開催のTour of Norway では、ティンコフサクソのイェスパー・ハンセンが
 現在リーダージャージ着用、2位のボアッソン・ハーゲンに1分近く差をつけて
 本日最終ステージです。
 >http://www.procyclingstats.com/race/Tour_of_norway_2015_Stage_4_Geilo-stages

・コンタドールが落車でリーダージャージを失った日のステージで、
 ハンセンはラスト20kmあたりから逃げ集団から単騎でアタックをしかけて
 逃げ切って勝ったのであります。
 彼の勝利が、St14の幸運を呼び込んでくれた気がしてなりません。

・ハンセンがToNで勝って、さらなる勝機を呼び込んでくれるよう、
 こちらの方も祈っております…南無南無…。


No.4898 - 2015/05/24
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Giro2015 St14 簡単な予習
Treviso ⇒ Valdobbiadene (59.4km)

■コース
>概要:http://www.procyclingstats.com/race/Giro_d_Italia_2015_Stage_14_Valdobbiadene
>地図とプロファイル:http://www.procyclingstats.com/race/Giro_d_Italia_2015_Stage_14_Valdobbiadene-details

中間計測:17.5km>35.1km(4級山岳)>49.5km>山越え>59.4(ゴール)

■ゴール地点の天気
http://www.ilmeteo.it/meteo/Valdobbiadene
・雨。夜になるにつれて上がる感じだけど
 レース中の予報にはさほど変化なし
・気温は13℃
・風は北北東3m/secほど。それ程は強くない。

■テキストライブ
SkySports:ここをクリック
CyclingNews:http://live.cyclingnews.com/

■出走時刻
http://www.pelotonwatch.com/calendar/2015/worldtour/giroditalia/stage14_start_order.html

日本時刻で
  19:50 別府
  21:54 ポート
  22:27 ウラン
  22:39 コンタドール
  22:42 アル

所要時間目安(46km/hで走った場合)
  0時間21分   17.5km
  0時間46分   35.1km(4級山岳)
  1時間02分   49.5km
  1時間17分   59.4(ゴール)

=====

■LIVE情報
http://www.cyclingfans.com/giro-d-italia/live
http://www.procyclinglive.com/livestream/
http://www.cyclinghub.tv/livestream4


No.4897 - 2015/05/23
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Giro2015 St13 終わりました
■リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/Giro_d_Italia_2015_Stage_13_Lido_di_Jesolo

・本日の逃げ3人の中にリック・ザベルが!大健闘です。
 パパのエリックとは脚質が違うようで、
 どんな選手に成長するのか楽しみです。
 >http://www.procyclingstats.com/rider/Rick_Zabel

・ラスト3.3kmでプロトン中ほどの左側で落車発生。
 したのがドミノ式に被害が拡大、
 反対側にいたコンタドールが巻き込まれることに。
 なんかこういうの少し前にも見た気がしますが気のせいですか。

・が、ここで後ろから来たトザットが、自転車を抱えると
 水の上を渡るように倒れた選手たちをひょいひょいと飛び越えて
 あっという間にコンタドールの元に到着。
 落車が起こってから20秒で彼を自分の自転車に乗せて背中を押して送り出す、
 という神業を見せたのでした。
 

Giro2015 St13落車したコンタドールに速攻でバイクを渡しに行ったトザットの神業動画

Posted by カピバラ自転車SB on 2015年5月23日


・トザットの神業とその後コンタドールを鬼引きしたアシストの尽力のおかげで
 ゴールしたのはトップから40秒後。落車を免れたアルからは36秒後ということで、
 リーダージャージは失いましたがタイム差19秒の2位に踏みとどまりました。
 ティンコフサクソの皆さん超GJです。

・この落車からSt14のITTの流れは、今年のジロのハイライトになるかも。
 どうか皆さんがんばって。まず何より事故もトラブルもないように祈っています。

・リッチー・ポートは同じ落車に巻き込まれ、トップから2分8秒後にゴール。
 総合で分5秒差の17位と順位を下げました。
 ただ。このために、St14ITTの出走時刻がアルやコンタドールとかなり離れることに。
 >http://www.pelotonwatch.com/calendar/2015/worldtour/giroditalia/stage14_start_order.html

   >日本時刻で
    21:54 ポート
    22:27 ウラン
    22:39 コンタドール
    22:42 アル

・現地の天気は不安定な雨模様。
 >http://www.ilmeteo.it/meteo/Valdobbiadene/previsioni-orarie
 これだけの時間差があれば、走る時刻の天候や路面状況が
 大きく変わることもあり得ます。
 これがポートに有利に働くのか否か。
 総合の行方は、TVの前で正座(気持ちだけ)して
 見守ろうと思います。


 
 


No.4896 - 2015/05/23
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Giro2015 St12まで終わりました
■ステージ優勝者一覧
http://www.procyclingstats.com/race/Giro_d_Italia_2015_Stage_12_Vicenza_Monte_Berico-stages

=====

・5/14のSt6でコンタドールが肩を脱臼してから1週間経ちました。
 少なくとも、レースのパフォーマンスに大きく影響ないレベルにまで
 回復しているようで、見ていて安心であります。
 むしろ危険は、レースではないときにあったり。
 >デンマークTVのうっかり肩を掴んでしまうファン動画。刺客か。
 

Av, det gør ondt. Det er lige dér.Ikke røre! Kan du så la' vær'.Det er mit allerfarligste sted.

Posted by Cykling på TV 2 SPORT on 2015年5月19日

 ↑「ninjaのように素早く」って……忍者……

・St5でマリア・ローザを手にしてから
 「チームの負担を減らすためにも、リーダージャージを保持することにはこだわらない」
 と折々発言していたわりには、中間スプリントでボーナスタイム取りに行ったり、
 St9のゴールで数秒稼ごうとしたアルをがっつりマークしたりして、
 全く手放す気配のないコンタドールでしたが。
 St12では集団トップ争いのスプリントに競り勝って2位に入りボーナスタイムゲッツ、
 おりしもアルがコンタドールより8秒遅れてゴールし、総合のタイム差がまた少し開くことになり。
 マリアローザをこのまま守る方向でジロ後半戦を戦うことになりそうです。

・ていうか、もらい落車回避のためティンコフサクソはずっと前方に位置してるし、
 リーダージャージを持ってても持ってなくても、チームの仕事はそう変わらなかったんじゃ。
 という気はします。
 ステージによっていろんなチームがそれぞれの思惑で集団コントロールに出てきたりしてるし、
 そういうときには仕事量は軽減されていたかもだし。

・リーダージャージを持っていないことで一番得をしてるのはたぶんアスタナなんですが、
 これだけ強力な陣容で、終盤まで多くのアシストを残しておけるのなら、
 もっと盤石なレースを展開してティンコフサクソを苦しめることができたのでは、
 と思うのですが、イマイチそれが生かし切れてない感がします。
 いやティンコフサクソサポーターとしてはラッキーなのですが。

・もしかすると、アルのコンディションは万全ではなくて、
 優勝射程距離内のタイム差でここまできたのは
 チーム全体の調子がいいからなのかもしれません。
 そこらへんの答えは、St14の60kmITTで出ると思われます。

・もしかすると、St14で、ポート、ウラン、アルの総合タイム差が
 団子状態になるかも。であります。

=====

St12でアルが遅れたのは、ハンガーノックのためなのだそうです。
http://www.sbs.com.au/cyclingcentral/article/2015/05/22/seconds-lost-porte-plays-it-safe-aru-has-hunger-flat

タイムはうしなったもののこの程度で済んで、また、
起こったのが超級山頂ゴールでなくて、よかったですよ……。

そして、コンタドールがこれを見逃さずに終盤スパートをかけたのだとしたら
容赦ない勝負師っぷりだと思います。 <褒めてます
 
 


No.4895 - 2015/05/22
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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