おそらく一生足を踏み入れることがないと思っていた銀座エルメスに
ツール・ド・フランス短編映画を見るために行ってまいりました。

■Soleil - Maison Hermes メゾンエルメス
http://www.geocities.jp/soleil_kei/j_hermes/frame_hermes.html

これから見に行かれる方は、すこし早めに会場に到着するようにして、
映画室の手前ホワイエにある和田やづかさんの写真の展示を見ることを
強く推奨いたします。

■和田やづか氏　公式サイト
http://www.wadabros.net/yazuka/yazuka_top.html

2008年、2009年のツールでエウスカルテルに密着取材して撮った写真パネルと、
丸テーブルの上に2009年ツール私家版写真集『ｆ』が置いてあります。

『ｆ』の最後の方に載ってる、和田さんのあとがきと
ライターの菊池武洋さんの解説（？）はぜひ読んで欲しいです。
短い文章ですが、ツールに随行する記者＆カメラマンが
どういう心構えで取材に臨んでいるのかが伺えます。


特に菊池さんの文章の中に
「生中継もネット情報もある中で自分たちが伝えるべき事は何か
　いつも考えながら取材をしている」
という感じの意味のことを書いた部分があり。

別府選手のラジオシャック移籍にスキルシマノから待ったがかかってる件を
日本の自転車情報サイトがどこも伝えてない現状に
業界内で報道規制か何かがあるに違いないと勘ぐって
悲しい気持ちになっていたところに↑の一節を読んだので。

きっといろいろな制約やら何やらがある中でもできる限りのことをするべく
前線にいる方達はがんばってるに違いない（今この瞬間も）と思い、
すごく心強く感じました。

……いつも突っ込みいれてすいませんという気持ちにもなりましたが
きっとこれからも突っ込みます。

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＜映画の感想＞

『Vive le tour! （ツール･ド･フランス、万歳！）』（1962年/フランス/監督：ルイ・マル）
『Pour un Maillot Jaune （マイヨ・ジョーヌのために）』（1965年/フランス/監督：クロード・ルルーシュ）
→1960年代のツールの様子に釘付け。
　キャラバンカーのデザインや蛇行して走ってる様子、
　グッズを撒いていたりそれに観客がむらがったりしてるところも、
　全て今と変わらない。むしろ今よりも熱狂的な感じ
→当時はコースの途中にある泉で選手が水を汲んだり水浴びしたりとか、
　沿道のカフェで選手が飲み物（それもガラス瓶のワインやシャンパン）を
　強奪してもよい事になってたらしい（後にレース主催者に請求書が行く）とか、
　とにかく全てがおおらかだったらしい。
→レトロなウールジャージの選手たちが走ってる様もなかなか良かった。
　メカオタの人なら自転車にも目が行く事であろう（私にはよくわからなかった）
→「マイヨ・ジョーヌのために」では、途中でレオタード姿の鼓笛隊のお姉さんが出てくるのだけど、
　その股間を30秒くらいアップで映しし続けている場面に遭遇した時には
　これを作った人はちょっとアレなのではないかと思った


『Vas-y Lapebie!（行け、ラペビー！）』（1988年/フランス/監督：ニコラ・フィリベール）
→以前観たので、その時の感想をご参照ください（手抜き）
　http://www1.rocketbbs.com/613/bbs.cgi?id=capybara&mode=pickup&no=2518
　※この記事を書いた時には勘違いしてましたが、撮影は1988年です/ヒント：ロッシュが世界チャンピオン）


No.3423 - 2009/11/29
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めでたくプロツアーライセンスを取得できたということで、
保留になっていた移籍話や関連情報が
あっちからこっちから湧いて出てきてもう大変ですよ。

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■コンタドールが絶対に2010年ツールに出場できる件（CN 2009.11.26）
http://www.cyclingnews.com/news/contadors-contract-has-loopholes

コンタドールのマネージャーを務める兄フランが、
アスタナとコンタドールとの契約を改定する際に
「アスタナがPTライセンスを保有していること」
という条項とともに

「チーム内にドーピングスキャンダルが起きないこと」
「いかなる理由でもツール・ド・フランスに参加できなくなったときには
　他のチームに行くことができる」

という条項を設けたのだそうです。

なので、アスタナがツールに招待されないと判明した場合には
すぐに他のチームに移ることが可能、ということになります。
移籍先が見つかるかどうかはまた別の話ですが。

コンタドールがツールに出場できるよう
二重三重に予防線を張るフラン兄ちゃん、かなりのやり手であります。

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■ペレイロ、アスタナ移籍について語る（CN 2009.11.25）
http://www.cyclingnews.com/news/pereiro-explains-reasons-behind-astana-move
http://www.cyclingnews.com/news/pereiro-to-bolster-contadors-support

前の記事では「未確定」という断りつきでしたが、
この記事ではもうアスタナ移籍は契約済みという書きっぷりになっております。

一度は引退を示唆しなが現役を続けようと決めたのは
「ツールの覇者として補給地点で引退するようなまねはしたくなかった」＜今年のツールSt8を補給地点でリタイアしている
からだと言っています。

そして、自分は再びツールで優勝するのは難しく、
コンタドールの3度目のツール優勝を助けたい、と。

もしかしたら移籍の噂は前からあったのかもしれませんが、
こんな心強い援軍が来てくれるとは思いませんでした。

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で、現在のところアスタナの来季の布陣はこんな感じ。

＜STAY＞
　[KAZ]　BAZAYEV Assan　　　　
　[ESP]　CONTADOR VELASCO Alberto　　　　
　[KAZ]　DMITRIYEV Valeriy　　　　
　[KAZ]　DYACHENKO Alexsandr　　　　
　[ESP]　HERNANDEZ BLAZQUEZ Jesus　　　　
　[KAZ]　IGLINSKIY Maxim　　　　
　[KAZ]　KIREYEV Roman　　　　
　[ESP]　NAVARRO GARCIA Daniel　　　　
　[ESP]　NOVAL GONZALEZ Benjamin　　　　
　[KAZ]　RAIMBEKOV Bolat　　　　
　[KAZ]　RENEV Sergey　　　　
　[KAZ]　VINOKOUROV Alexandre　　　　
　[KAZ]　ZEITS Andrey

＜IN＞
　[ESP]　DE LA FUENTE RASILLA David　← Fuji - Servetto　
　[KAZ]　FOFONOV Dmitriy　← Elite-2　
　[ITA]　GASPAROTTO Enrico　← Lampre - NGC　
　[KAZ]　GOUROV Maxim　← Carmiooro - A-Style　
　[UKR]　GRIVKO Andriy　← ISD - Neri　
　[KAZ]　IGLINSKIY Valentin　← Elite-2　
　[ESP]　PEREIRO SIO Oscar　← Caisse d'Epargne　
　[ITA]　SELVAGGI Mirko　← Elite-2　
　[SLO]　STANGELJ Gorazd　← Liquigas　
　[ITA]　TIRALONGO Paolo　← Lampre - NGC　

＜未確定＞
　[AUS]　DAVIS Allan ???　← Quick Step　
　[ESP]　HERRERO LLORENTE David ???　← Xacobeo - Galicia　
　[POL]　RUTKIEWICZ Marek ???　← DHL - Author　
　[ESP]　TONDO VOLPINI Xavier ???　← Andalucia - CajaSur　
　[ESP]　VILA ERRANDONEA Francisco Javier ???　← Elite-2

■CQ
http://www.cqranking.com/men/asp/gen/transfers.asp

デイヴィスの移籍は未確定なようですが、
元ディスカバリー組が来季のアスタナにいるのはなかなか痛快なので
ぜひ移籍してきてほしいです。
デイヴィスいいキャラだし（ネタ的にも男気的にも）。


No.3422 - 2009/11/27
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CNにスキルシマノ広報 Benny Ceulen 氏のコメントが出ました。

■RadioShack leave Beppu matter to Skil-Shimano（CN 2009.11.26）
http://www.cyclingnews.com/news/radioshack-leave-beppu-matter-to-skil-shimano?cid=OTC-RSS&attr=news_headlines

・スキル側はブリュイネール監督に連絡を取ったそう。

・そこで得られたブリュイネール監督側からのコメント
　「ラジオシャックは確かに別府と契約を取り交わした。
　　別府が自由に契約できると言ったのでそれを信じた」
　「彼はスキルシマノと別府の契約が有効であることを認め、
　　（彼の獲得から？）引き下がって我々にが事態を整理することに同意した」
　「彼は我々チームとその選手との話し合いに加わることを望んでいない」
　とのことです。

・さらにチーム広報の人はスキルシマノが別府との契約の最終年を
　全うするする予定であることを強調。
　「チームの弁護士が別府とコンタクトをとり事態を収拾する予定だ」
　「我らのゴールは2010年も別府とともに走る事」　＜重要

・なお、この事態については火曜日にUCIに報告されていますが、
　ラジオシャックが、スキルシマノと別府とで問題解決にあたる事に同意したため、
　この件がこれ以上理事会で取り上げられることはないだろう、としています。

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スキルシマノ公式にも発表来てました。

■Skil-Shimano take up matter with Beppu（2009.11.25）
http://www.skilcyclingteam.com/index.php?table=nieuws&ID=851

ラジオシャック側が、別府とスキルシマノとの契約の有効性を認めた、
という内容で、事実上の「フミはウチの選手」宣言と思われます。
スキルの弁護士さんの名前は「Bert Kingma」さんというそうです←豆知識

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私としては、別府フミ選手はプロツアーチームに行くだけの実力を十分持ってると思ってますが。
行き先がラジオシャックというのがどうにも納得できないため、
できればこのままスキルシマノで来年も走ってくれるといいなと期待しております。

後は大本営発表を待つしか。


No.3421 - 2009/11/26
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まだ確定ではないようですが、ペレイロがアスタナに移籍するかもという驚き情報が。

■Pereiro desvela que correrá en el Astana（BICI CICLISMO 2009.11.25）
http://www.biciciclismo.com/cas/site/noticias-ficha.asp?id=19855

「未確定情報」という断りつきで、ペレイロがラジオで、
移籍先としてアスタナとクイックステップの二つのオプションがあること、
アスタナのプロツアーライセンスが認められればアスタナに行く、
ということを語ったとされています。

で、先ほどそのライセンスゲッツの一報が来たということは、
ペレイロはアスタナで契約……ということでOKなのでしょうか。

今後の確定情報が待たれます。

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＜追記＞

CNに英語記事来てました。

■Pereiro to bolster Contador’s support（CN 2009.11.25）
http://www.cyclingnews.com/news/pereiro-to-bolster-contadors-support?cid=OTC-RSS&attr=news_headlines


No.3420 - 2009/11/26
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いろいろ紆余曲折があったようですが、アスタナのプロツアーライセンス申請がついに認可されました。

■LICENTIE VOOR ASTANA （Telegraaf.nl 2009.11.25）
http://www.telegraaf.nl/telesport/wielersport/5414256/__LICENTIE_VOOR_ASTANA__.html

なんでも、（たぶんヨーロッパ時間の）18時までに求められていた
1000万ユーロの銀行保証の提出に成功したとのことであります。
そんな事態になってることすらよく把握してませんでした（汗）

ともあれ、コンタドールの来期アスタナ残留はほぼ確定ということになりそうです。
これで心配事が一つ減って少し気持ちが明るくなったですよ…。
ふーやれやれ。


No.3419 - 2009/11/26
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別府のラジオシャック移籍を話題にしている
フォーラムとかファンのコメント付きニュースサイトとかのメモ。

■What is up with Fumiyuki Beppu?（CN：英語）
http://forum.cyclingnews.com/showthread.php?t=4760
→けっこう書き込みがいっぱいあって驚く
→各地の英語圏からの書き込みだろうけど、
　なんとなく日本のファンと見方が似ていて驚く
　（なんで別府が電波小屋？⇒やっぱスポンサーの意向じゃね？な流れ）
→このフォーラム見るまで気がつかなかったけど、
　中国枠が必要なら他にも若い選手がいそうなものなのに何故に李が？
　確かに謎なり。


■Fumiyuki Beppu naar Team RadioShack（WielerFlits.nl：オランダ語）
http://www.wielerflits.nl/nieuws/7001/fumiyuki-beppu-naar-team-radioshack.html
→「フミを失ってスキルシマノの戦力が今後どうなる」という話が中心（たぶん）
→戦力ダウンを惜しむ人と、それほどスキルにとって痛手ではないと考える人に分かれてる（たぶん）
→「別府がいなくなるなら、西谷を獲ったらいいじゃない！」と書いている人がいて驚く。
　どんだけ日本の選手に詳しいんだオランダ人
→いずれにせよ、別府の実力は（普通に）高く評価されている上に皆さん冷静に見える。
　アンチランスまがいの人もいないし。すごい。RRファンかくあるべし。
→あーでも、「別府は沈没する船と契約しちまったな」というコメントには笑った。


■ Quick Peek at RadioShack's Chances For 2010（PodiumCafe：英語）
http://www.podiumcafe.com/2009/11/24/1171953/a-quick-peek-at-radioshacks
→元記事の来季の予想が面白そう
→後で読む


■he final Radio Shack team...（cyclingforums.com：英語）
http://www.cyclingforums.com/professional-cycling/471968-final-radio-shack-team.html
→基本的に電波小屋マンセー
→後で読むけどすぐ読み終わりそう…
→ていうかこれどこのお国のサイト？


■Armstrong's RadioShack team finalised（sbs：英語）
http://www.sbs.com.au/cyclingcentral/news/6557/Armstrong%27s-RadioShack-team-finalised
→オーストラリアの皆さんもこの話題に興味津々な模様
→というわけで後で読む


ひとまずここまで。
オランダのサイトをできればあと2か所位見てみたいです。


No.3418 - 2009/11/25
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今ものすごく腹が立っており、
「ランスのバカヤロー！ヨハンのバカヤロー！」
と、私の10.4インチのノーパソに
1文字が横幅いっぱいになるぐらいの巨大フォントで
ここに縦書きにしたいくらいなのですが。

私が怒り散らかしているのを心配された某様から
メールをいただいたりしてしまったので。

あまり心配をかけないように1文字だけにしておきます。

ラ

ンスのバカヤロー！
ヨハンのバカヤロー！


No.3417 - 2009/11/25
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