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記事No.1920に関するスレッドです


パリ〜ルーベ2007 終了しました@出遅れ(その1)
■CNリザルト
http://www.cyclingnews.com/road/2007/apr07/roubaix07/?id=results

昨年もいろいろと考えさせられるレースでしたが、
今年も感慨深い一戦となりました。
今回受けた感慨はおおむねポジティブなものなので、
後味さわやかなはずなのですが、そのわりにレースまとめを書く筆が重いのは、
私の作文衝動がマイナスの感情から生じているためなのかもしれません。
(その証拠に、去年の私のレース後記事は異様に多いのだった→ゆるコミまとめサイト参照)


■オグレディ
CyclingWebsite(選手DB)
地味な選手ですが、考えてみるとアテネではマディソンで金メダル取ってるし、
サイクラシックスで優勝もしてるし、確かツールのステージも獲ってるよね?
というわけで、決して実績が無いわけではないのです。
なのになんでこんなに地味なのか、といえば
やはり同郷のスプリンターマキュアンの派手な勝ちっぷりに隠れている、というのと、
レース後コメントのいけてなさぶりが原因なのではないかと思われます。

が、そんなマイナーな印象の選手だって、こんな大勝利を手に出来るのです。
オリンピックとパリ〜ルーベでタイトルを取ったとなれば、
もう大選手の一人として数えられても良いでしょう。
オーストラリアの自転車選手殿堂入りは決定ですね。

個人的に、私は本業でもう何年もいけてない状態で、
クビになってないのがマジでラッキー、くらいのもんでしたが。
オグレディの勝利を見てあと1回だけ本気でやろうと思いました。
ただ、それ以上はおそらく身が持たないので1回だけです。


■別府フミ
「どうかナショナルチャンピオンジャージのフミを一目見せてください!」
と、パリ〜ルーベ放送前に国際映像の神様にお願いしたところ。

放送開始でいきなりフミの落車シーンってなんなんですか神様!(涙)
一瞬どっきりしたものの、それほどダメージは無かったらしく、
埃だらけになったフミは立ち上がってまた走り出したので
ひとまずは安心でございました。

その後、反省したらしい国際映像の神様が大サービスモードに突入。

チームカーが、落車したフミのバイクの調子を確かめつつ車につかまらせて休ませていたり、
スタッフの人がカメラに向かって「あっち行け」のジェスチャーをしたり、
この落車で遅れたフミが、前方集団を追いつくべく一人走っている様子が出たり、
このまま追いつかないかと思われたら、いつの間にかメイン集団の最前列にいて
チームメイトにボトルを渡していたり、
メイン集団の先頭をフミが引いて走ってるところも何回か映ったし。
最後には、パンクしたチームメイトに自分のホイールをはずして渡したところで
フミ映像は打ち止めになりましたけれども。

有力チームの一員として働くフミ選手の姿を
コレでもかというくらいに堪能いたしました。
今回のパリ〜ルーベでのフミ登場シーンを編集したら、
「ロードレースにおけるアシストのお仕事」というテーマで、
ドュメントを1本作れると思います。

しかしまあ、フミ選手の頼もしいことといったらなかったです。
若いといってもプロになって3年目、着実に経験が身についてきているのですね。

ディスカバリーとの契約は今期で切れるので
おそらく新しい契約についてもう考え始めているはずで。

スポンサーの意向でアジアの選手を入れたいプロチームはきっとあるだろうし、
ディスカバリーのような大チームで3年も走り、プロツアーのレースにも出場経験があり、
しかもまだ若いフミのような選手はそーゆーチームの注目の的だろうし、
たぶん、来期もプロツアーで走れるんではないかな。

……と、私は思っていたわけですが。
「アジア人枠」の求人では無しに、純粋に実力で次のチームを決めることが出来るかもしれないな。
と、今回のレースでのフミをみて、思ったのであります。

何はともあれ、国際映像の神様ありがとう!
アムステルゴールドレースでもこの調子でお願いしますよ!←まだ言うか


……その2に続く


No.1920 - 2007/04/18
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