前に云っていたテキスト配信された『ボヘミアンガラス・ストリート』をサルベージしました。「コンパクト」のつかないフラッシュディスクに保存されていて、それを現行のマシン・媒体にコピーすることができなかったのですが、連休で里帰りしまして、実家に眠っていたノートパソコンで回収することができました。液晶モニターがほとんどワヤになってて、マウスカーソルを追うのも困難な状態だったので大変でした。おまけにPCカードスロット(とフロッピーディスクドライブ)はあっても、USBポートはないウィンドウズ95マシンなので、どうすべえかとちょっと悩みました。検討の末、内臓モデムを使って電話回線でネット接続(いまや死語のナローバンド)、自分のサイトにFTP転送する方法を選択。無事、現行のパソコンにコピーすることができました。PC-VANのアカウントが役に立ちました。持っておくもんですね。その成果の一端をご覧いただきましょう。画像は記念すべき第1巻。プレーンなテキストファイルではなく、会議室の形式でアップされた関係でヘッダーが付いています。また、作者名は「MASK−MAN」となっています。配信開始当初に「作者当てクイズ」というのが開催されまして、作者名は伏せられていたのです。恥ずかしくもほろ苦い思い出ですが、ワタシはこの作品を平井和正の手によるものだと認めたくなくて、本城さんからの告知そのものがもうほとんど答を云っているに等しいにも関わらず、応募した解答に「平井和正」とは書かなかったんですよ。認めたくないものですね、若さゆえの過ちというものを。これはでも、その後のワタシとあの方の関係を暗示する、物語で云えば伏線だったと思います。まさかワタシが自らの筆であの方をディスるようになろうとは、この頃は想像もしませんでした。このあたりのことは、稿をあらためたいと思います。 言霊を引用