逃げ集団からさらにアタックを仕掛けたキリエンカが
単独逃げ切り勝ち。

表情を変えずに黙々とペダルを踏むのがお馴染みのキリエンカが、
ゴールラインを越えるとき歓びを露わにしていたことに感動しました。
美しいゴールでした。

The moment the stage was won! Relive a memorable 18th stage of #LaVuelta with our gallery at http://t.co/BbWbIfFzzq pic.twitter.com/4BBrwo6Cti

― Team Sky (@TeamSky) September 12, 2013

……でも、勝者インタビューのときには
いつもの落ち着きはらったキリエンカに戻ってました。
口元が微笑み気味でしたが。

■リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/Vuelta_a_Espana_2013_Stage_18_Pena_Cabarga

＝＝＝＝＝

・クリスアンケルがステージ2位。GJです。
　最後の山岳での第二集団内の駆け引きも、ゴールシーンも映りませんでしたが。
　先頭は映さなくちゃだしメイン集団の総合争いも捕捉しなくちゃだしで
　現地放送局のスイッチャーの人も終盤混乱してたようなので、
　クリスアンケルのいた集団が放送されなかったのは仕方ないです。
　去年なんて総合優勝に繋がったコンタドールの決定的なアタックシーンが
　カメラに捕捉されてなかったし。これがブエルタというものです。

・St17で逃げていたアダム・ハンセンがまた逃げに乗ってステージ3位。
　実はフォイクトよりもスタミナあるんじゃこの人。
　現在、彼の総合順位がどうなるか注視しているのですが、
　それは別記事として後で書きます。
　＞アダム・ハンセンのブエルタ成績推移表
　　http://www.lavuelta.com/13/en/equipos/corredor.html?e=18&id=143

・で、メイン集団では総合を掛けたアタック合戦が勃発し、
　まさかのホーナーがアタックに成功し、他の上位陣から30秒近くもぎ取ることに。
　ニバリとは3秒差まで詰め寄りました。
　ここでホーナーが逆転マイヨ・ロホとならないところが、またミソであります。

・リーダージャージを擁するチームとして、
　今日もアスタナは厳しい戦いを強いられることになるでしょう。
　がんばれニバリ。そしてティラロンゴ。　＜え

・ロッシュは途中までバルベルデにぴったり付いてましたが、
　最後の一番厳しいところで少し遅れて、ニバリと一緒にゴール。
　でも、ポッツォヴィーヴォとのタイム差をまた少し広げて
　総合5位を死守してます。よく頑張りました。

・ロッシュは、ポイント賞は10pt差2位、コンビナータも-4pt差で2位だったりして、
　どちらもジャージに手が届きそうな立ち位置です。
　＞http://www.lavuelta.com/13/en/equipos/corredor.html?e=18&id=205
　おそらく総合順位に注力するので、各賞ジャージのために何か動くことはないと思いますが、
　もしかしたらどちらか転がり込んでくるかも。
　山岳賞が少しのポイントで順位がひっくり返りそうな感じなので、コンビナータに期待が持てます。
　ホーナーが白ジャージというのもなかなか面白い絵面なので好きなのですが。
　（ツールだったら新人賞を表す白ジャージを、長老ホーナーが着てるというのがなんか可笑しい）


No.4510 - 2013/09/13
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ステージ優勝者の表彰式で、
2番目に出てくる赤いジャケットのお姉さんが
選手に渡す副賞のガラスの器。
＞http://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2013/09/13/CORVOS_00021906-004.jpg
　↑キリエンカが左手にもってる器

あれがマークニューソンのグラスに見えて
しかたありません。

こんな↓


……師匠のマイグラスなのであります。
表彰式で見かけるたび気になります。

や、ただそれだけです。
おやすみなさい。


No.4509 - 2013/09/13
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サクソティンコフの横風分断作戦発動。

総合上位チームは千切れることはありませんでしたが　←さすがです
総合5位のポッツォヴィーヴォと総合7位のピノが後方集団に取り残され
先行集団と1:30差でゴール。

このため、5秒差で6位だったロッシュが5位に順位をあげ、
7位のピノは8位のケーニヒと9秒差まで詰め寄られました。

今回の横風作戦はあきらかにロッシュの総合順位を上げるために
サクソティンコフが仕掛けたわけですが、
カンチェラーラやモビスター勢も途中で先頭を
ガンガン引いていました。

他の総合上位選手はみんな先頭集団にいたし
ここで体力使わなくてもいいんじゃ。。。という気もしますが、
あわよくば誰かが脱落するかも、という可能性に掛けてたのでしょうか。
理由はどうあれ、彼らの引きが無ければこれだけタイム差がつかなかっただろうし、
ありがたいことであります。

■リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/Vuelta_a_Espana_2013_Stage_17_Burgos

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・ツールのときの横風作戦ほど悲壮感が無いのは、
　やっぱりガチ優勝候補を擁するチームではない、
　というのが大きいのかもしれません。
　安心して見ていられる一方で、
　ツールの時のチームとコンタドールのプレッシャーはいかばかりか。。。
　とちょっと思ったりします。

・横風分断のときに前方にいたサクソティンコフは6人。
　ロッシュとモルコフ、トザット、ニキ、マイカまでは確認できましたが
　あと一人がよくわかりません。ツァウグかな？

・ベルキンは残数4人からステージ優勝。よくがんばりました。

・ロットも残数4人からアダムハンセンが逃げに乗りました。
　よく頑張りました。ていうかハンセンの鉄人っぷりときたら。

・今シーズンのリケーゼの2ゲッター、3ゲッターぶりは、
　CQのランプレポディウム登壇レース一覧で確認できます。
　＞http://www.cqranking.com/men/asp/gen/team_palm.asp?year=2013&teamcode=lam&podium=1
　　↑アルゼンチンの国旗なので余計目立つ

・St17後現在、4人の食卓チームは、ベルキン、ロット、OPQST、ヴァカンソレイユに増えました。
　＞http://www.procyclingstats.com/race/Vuelta_a_Espana_2013_Stage_16_General_Classification-Startlist
　……何故かベルギーとオランダに集中してます。スペインと相性悪いんでしょうか。

　


No.4508 - 2013/09/12
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まだブエルタは終わってませんが、
来年のグランツールのカウントダウンはもう始まってます。

■ジロ公式サイト（2013Ver.）
http://www.gazzetta.it/Giroditalia/2013/it/index.shtml
↑ページ最上部にカウントダウンタイマーが。あと241日だそうです。

そして、来年のジロのコースプレゼンテーションが
10月7日（月）に行われます。

The countdown has started: 7th October 2013 - #giro2014 presentation! Stay tuned! http://t.co/FCme84iwyQ

― Giro d'Italia (@giroditalia) September 7, 2013

ジロの公式アカウントでは
カウントダウン写真を毎日一枚ずつアップしてます。
＞https://twitter.com/giroditalia　←Twitter
＞https://www.facebook.com/giroditalia　←FaceBook

プレゼン当日まで続けて盛り上げるようです。
中の人がんばってます。

■スタートがアイルランドであることが既に発表されています（2013.2.22 シクロワイアード）
http://www.cyclowired.jp/?q=node/102281

　『昨年、UCI（国際自転車競技連合）はルール変更を行い、
　　3週間のステージレースにおいて、最初の休息日前に最低7日間を消化しなければならないと規定した。
　　これはつまり、国外で開幕し、3〜4ステージを消化後に休息日を挟んで本国に移動することを禁じている。
　　2014年のジロは、アイルランドで3ステージをこなした後、休息日を挟まずにイタリアに移動して
　　第4ステージ以降をこなさなければならない。』
　　（↑のシクロワイアードの記事より）

……マジすか。
どうしてこういうルール変更が必要だったのか咄嗟に想像つきません……。
レース半ば〜後半にかけてハードな日程にならないように、でしょうか。

いろいろすごそうな来年のジロですが、
とりあえずブエルタが終わってから考えたいです。

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■ジロ2014年特設アカウント

WebSite: http://www.girostart2014.com/
Twitter: https://twitter.com/girostart2014/
FaceBook: https://www.facebook.com/GiroStart2014

今までのアカウントを続けて使ってくれた方がいいんだけどなー


No.4507 - 2013/09/11
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ロッシュというかサクソバンクが日々善戦していて
胸いっぱいの3日間でした。

■St14リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/1168811-Vuelta-a-Espana-2013-Stage-14-Baga-Coll-de-la-Gallina
ここまで総合上位陣になんとか喰らいついていたロッシュがついに遅れる。
勝負どころで上位選手達がアタック合戦したり牽制合戦してる間も
そういう駆け引きに加わらずとにかく付いて行くだけで精いっぱい、
なのを見ていたので、もういいよよく頑張ったよお疲れ様。
という気持ちになる。

■St15リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/1168821-Vuelta-a-Espana-2013-Stage-15-Andorra-Peyragudes
前日遅れたロッシュのタイムを取り返すべくチームを上げてまさかの反撃。
ツァウグとマイカが逃げに乗って、アタックしたロッシュを引き上げるべく順番で下がってくるというケルメ作戦。
このタイミングで彼らが逃げに乗ったのはステージ狙いのため。
と思う向きも多かったのではないのだろうか。
結果13秒＋ボーナスタイム分挽回。

■St16リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/1168831-Vuelta-a-Espana-2013-Stage-16-Graus-Formigal
Wソレンセンが逃げに乗り、今日もケルメ作戦来るかと思ったけれどそれはなし。
が、最後の上りでホアキンとバルベルデがアタックして集団が活性化し
その波に乗ってロッシュもアタック。
現在総合で1つ順位が上のポッツォヴィーヴォとは6秒差で、それを逆転するチャンスだったけれども
ポッツォもロッシュをがっつりマークしていて大きな差は付かず。
が、ゴール際でロッシュが根性踏みした結果ポッツォと1秒差ゴールとなったのでタイム差は5秒差に。


……ちゅーわけで、最終日まで一つでも上の順位を目指す走りをする模様です。

ロッシュだけではなく、ホーナー、バルベルデ、ホアキン等々、
けっこうタイム差がついてても誰ひとり諦めた感が無いというすごく緊張感のある展開です。
そしてここにきてこれまで安定していたニバリが遅れホーナーとの差が30秒縮まったりと
不確定要素が多すぎで先が見えません。やっぱりグランツールはこうでないと。

基本はロッシュとサクソバンク応援ですが、
この展開なら誰が表彰台に乗っても嬉しいかもです。


＝＝＝＝＝

・St16の終盤に、エウスカルテルが総出で追走集団の前方を引いていて大変壮観だったのですが、
　「なにかエウスの大作戦あるかも！」と期待した割には
　あまり大きな花火が打ちあがらなかったので残念です。

・キセロフスキが地味にすごいです。
　他のライバルのアシストが全員いなくなった後も黙々とホーナーを引き続け、
　しかも上りでホーナーがアタックするときの発射台になるだけの余裕もちゃんと残してる。
　アスタナは何故彼を手放してしまったのでしょうかもったいない。
　たぶん世界選RRではクロアチア代表として出場するだろうから、楽しみです。

・St16のJスポ中継で解説をされていた土井選手が、
　「ガラテはスペインの選手で英語を話せる貴重な存在で、
　　他の多くのスペイン人選手は英語が通じない。
　　ホアキン、モレーノ、サンチェスはスペイン語しか話せない」
　という話をしていました。
　サンチェスってどっちのサンチェスやねん。
　と突っ込みを入れたくなりましたが、どちらのサンチェスも
　スペイン語しか話せなさそうだなーと自己解決しました。
　（LLサンチェスはガラテが通訳してあげてるんだと思う）

・St16で逃げに乗ったWソレンセンの方割れニキは、途中でけっこうな落車をしたようで
　この日は最後にゴールしてました。
　が、大事にはなってなくてレースは続行できるようです。よかった。
　＞https://twitter.com/TreyEx_SaxoTink/status/377120956801495040


No.4506 - 2013/09/10
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ブエルタもSt15まで終わりました。
St14、St15と厳しい日が続いたため、
これまで他のGTよりリタイア少なめに推移していたはずが
一気に帰る選手続出。

ベルキンとロットは、ついに残り4人になってしまいました。

ベルキン＠総合順位
http://www.procyclingstats.com/race.php?=&id=137352&team=1330

ロット＠総合順位
http://www.procyclingstats.com/race.php?=&id=137352&team=1303

・確か残りの選手が5人を割り込むとチーム総合が付かなかったはず…
　と思ったら、そんなことありませんでした。
　＞http://www.procyclingstats.com/race.php?id=137355
　残数3人あたりまでなら大丈夫なのかもです。

・昨年、ベルキンの前身ラボバンクはジロとツールで4人残して他はリタイア、
　ということになってて、その後はそれほどリタイアせずにGTを乗り切ってましたが、
　ここで「4人の食卓」状態が復活しました。
　＞http://www1.rocketbbs.com/613/bbs.cgi?id=capybara&mode=pickup&no=4180

・7連続GT完走がかかっているロットのハンセンは、
　1時間48分遅れの総合70位に踏みとどまっています。
　さすが鉄人です。

・St14ではDNS2名、DNF14名。St15ではDNS1名、DNF9名。
　St15終了後現在、生き残っている選手は150人です。
　いきなりサバイバルレースの様相を呈してきたブエルタ、
　マドリッドにたどりつけるのは何人なのでしょうか。　←Jスポはこれをクイズにするといいんじゃないかな

・PCSが、リタイア選手が一目でわかるPDF版のスタートリストを作成してます。
　ステージが終わる毎にリタイア情報を更新しているようです。
　選手の生年月日入りのJスポスタートリストと併用すると便利かと思われます。
　　＞PCS版：http://www.procyclingstats.com/pdf-docs/startlist.php?id=116881
　　＞Jスポ版：http://www.jsports.co.jp/cycle/vuelta/startlist/vuelta2013_startlist.pdf

＝＝＝＝＝

先出の、昨年のツール直後に書いた「4人の食卓」記事を見たら、

　＞ホーナーとフォイクトは
　＞今年が最後のツール宣言しているはずなのですが、
　＞来年もツールに普通に出場している気がしてなりません。

なんてことを私は書いていました。

今年、フォイクトはツールに出場したし、
ホーナーは怪我でツールはパスしたものの
ブエルタに出場して総合優勝絶賛争い中です。

彼らが2020年の東京オリンピックに現役選手として参加してても
驚きませんですよ私は。。。


No.4505 - 2013/09/09
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朝起きたら2020年のオリンピック開催地が東京に決まっていました。

・私はマドリッドに決まると予想していたので驚きました。
　そして猪瀬都知事が「落選は原発事故のせいである」として
　招致にかかった費用諸々の賠償訴訟を東京電力に対して起こすと思っていました
　そんな展開にならなくて本当によかったです

・TVのニュースを見たら、開催地決定会議の中継を見るイベントがいくつも開催されていたらしく、
　決定瞬間のあちこちの会場の様子が紹介されていました。
　私が知らない間に世の中的にこんなに盛り上がっていたのか！とそれも驚きました。

・余所様の自治体の開催だし、いろいろ思う所はあるし、
　なので手放しで喜ぶ気持ちになれないのですが、
　生きているうちに定期で行ける圏内で五輪が開催されるなんて　←職場に行くより近い
　非常にラッキーなことなので、その点は素直に嬉しいです。

・こういう時期にいいタイミングで開催される自転車ロード世界選に
　男子エリートとU23が参加できないのは残念です。
　でも、7年後に第一線で活躍してるのは現在のジュニアだろうし、
　女子も二人とも7年後も現役バリバリで走ってそうな若い選手なので、
　2020五輪につながるようなよい結果を
　今年の日本代表の皆さんが出してくれることを超絶期待します。
　＞http://jcf.or.jp/?p=30056

・RRは沿道で見られるからいいとして、
　トラック競技は、予算と時間が許せば、
　全日程ヴェロドロームの柵際かぶりつきで観戦したいです。
　開催は東京ドームなのでしょうか。　←調べろよ
　トラック競技だけ伊豆なんていう事はない……と信じたいです。

・あと、開会式の総合演出が中田ヤスタカだったら開会式も会場で生で見たいです。
　あっでもTVで見た方が面白いかな？でもTVは録画できるからやっぱり会場で。


No.4504 - 2013/09/08
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