| 今週は久しぶりの戦闘シーンで迫力ありました。夏侯淵、今まで「戦闘シーン」が無かったですがオッソロシク強かったんですね。 っていうか今まで「弓が巧い」ことぐらいしか明らかにされてませんでしたが、その「性格設定」までも今回明らかになりました。「道理を強く好み、無駄を徹底的に嫌う」ほんでもって「その道理を素早くとらえることで局地の百戦を制」し「無数の無駄を唾棄」してたんだそうです。 『超合理主義者』だったんスかね?まあ昔から繊細そうな顔はしてましたが。 史実の夏侯淵は曹操に「勇気だけで無く時には臆病さも必要だ」みたいなこと言われてたそうですが、蒼天夏侯淵はちょっと違うみたいです。
で、面白かったのは許猪の月旦評。許猪に言わせると夏侯淵は「狼」。理由は「強くてはやいけど自分はわきまえてる」からだそうです。「自分をわきまえてる」のが何で狼?って感じしますが、そー言えば「1匹狼」って表現よく使いますが狼は必ず「群れ」で行動するそうです。 で、雷緒は「牛」なんだそうです。「巨躯だから」「鈍重だから」とかそーいうことじゃなく、理由は「牛は牛だから」(笑)。許猪は直感で語ってるみたいです。 お月様は15個だあああ〜!
さて雷緒、登場シーンが鮮烈でした!!18禁デビュー!董卓の「洛陽進出決意」のシーン思い出しちゃいました。もしくは「易京の公孫讚」。でも今回のほうが刺激的です。あの1コマで何をさせてたかわかっちゃう自分が悲しいです。これ以上詳しく解説すると女性FANから嫌われそうなのでやめときます。 しかし陣中であんなことしてるとは!「牛」というより「ケダモノ」って感じしました。 で夏侯淵が「自ら飛び込んできた」こと知った「ケダモノ雷緒」は「この名を天下に轟かす!」なんて誓って天井ぶっこわしてます。なんじゃこのオヤジ。「ケダモノはげ」って名が天下に轟きそうです。
さあ敵陣を突破し、先頭をきって猛進する夏侯淵。あっという間に城門も駆け抜けて雷緒の本営まで突き進みます。うおお!まさに蛮勇!つか雷緒軍、弱過ぎ!何で城門開けっぱなしなんでしょう?大将がケダモノなら部下もバカなんでしょうか? でも夏侯淵は急襲を得意とし『典軍校尉の夏侯淵、3日で500里、6日で1,000里』と評されたほどだったそうです。雷緒軍が弱いんじゃなくて夏侯淵の急襲が物凄い速さだったんでしょう。
馬上の夏侯淵、弓を引き絞り独白します。 −今まで顧みることのなかった塵芥よ。この一矢より将帥・夏侯淵は自律する!− んん?「自立」じゃなくて「自律」!?
【自律】新辞林より (1)自分の行動を自分の規律に従って正しく規制すること。「学問の―性」 (2)〔哲〕〔(ド) Autonomie〕カント倫理学の中心概念。自己の欲望や他者の命令に依存せず,自らの意志で客観的な道徳法則を立ててこれに従うこと。
(1)は今までの夏侯淵が既にそうしてたような気がします。今回の台詞はどちらかというと(2)に近いんでしょうか?「最後の蛮勇」っていうのは「蛮勇をふるうのはこれが最後」ってことだったんですね。
そして「ケダモノはげ」の手足を射抜いた夏侯淵。更に矢を引き絞って叫びます。 「漢朝への叛旗の由!申し開きはあるか!」 更に数本の矢が雷緒の腕に直撃! うおお、夏侯淵、カッチョええ〜!! 雷緒、天井ぶっこわしたでけで何もできず。間抜け〜!! 敵将を見事 生け捕った将帥・夏侯淵は雷緒を見向きもせず引き上げます。
−曹孟徳を前にわが首は 戦の勝敗ではなく政(まつりごと)の成否の上に置く− ん?つーことはこの「雷緒軍鎮圧」は淵にとっては通過点で、この後「政」に係わる何かを行なうのでしょうか?
そして立ち上がった曹操が微笑みます。 「どうやら英明な狼の疾さは 蛮勇の危うささえも約やかに退けてしまったぞ」 またあ。殿の言い方はもったいぶってるんだからあ〜。許猪だったら「滅茶苦茶するんで危ねえなと思ってたら、スピードで乗りきっちゃっただあ」とか言うんでしょうね。 「スピード」なんて言わないか...
さて曹操の最後の台詞が思わせぶりです。 「さあ、夏侯淵。この廬江の向こう 長江のすぐ南より さらにひとりの敵がお前の裁きを見据えておるぞ」 何でしょう?この台詞。 「長江の向こうの孫権」を念頭におきつつ、夏侯淵が「政に係わる何か」「デモンストレーション」をするんでしょうか? これはまた楽しみではあります。
※カキコ遅れて失礼しました。既に今週の蒼天についてカキコした方も遠慮無くレス付けていいですよ。いや、付けて下さい!
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No.5638 - 1970/01/01(Thu) 09:03:38
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / シュン | | | | うわー、管理人さん復活早すぎ!!速すぎ!!喜ばしい事だし、ほっとしましたが、びっくりすぎます・・・。でも、本当に良かったですv
で、 >んん?「自立」じゃなくて「自律」!? あ、気付きませんでした。そして、(2)の意味ってまさに王って感じですね。
>曹操の最後の台詞が思わせぶりです そうなんです。これって、孫権の事ですよねぇ。私の知らない夏侯淵のエピソードが他にあるのかも・・・(知らない事多すぎ出し)。孫権の事なら、何をさせる気なんでしょう??気になりますー。
>はくあさん このまま、夏侯淵が出ずっぱなら、私は転びますねvv
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No.5639 - 2002/04/06(Sat) 01:22:53 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / 桂花 [関東] | | | | わ! TATSUさん、大丈夫ですか? ムリはなさらないで下さいね。GONTA先生も、時々お休みするんだし、TATSUさんも、ムリなさらず、マイペースでやって下さいね。
夏侯淵が来週どんなことをしてくれるのかも 楽しみですけど、チューボー君がそれをどう見るのかも楽しみですね。 彼も、キョチョみたく、直感のヒトだからなあ・・・。
>ASHさん >劉フク 演義では、赤壁の前夜に曹操が詩を読んだとき、その詩が不吉だ って言って、曹操に切られちゃったんじゃないですっけ? 既出、マチガイだったら、ゴメンなさい・・。
では、TATSUさん、くれぐれもご無理なさらないで下さいね〜。
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No.5644 - 2002/04/06(Sat) 14:58:34 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / ともさん [東北] | | | | 先週、今週と夏侯淵がかっこいいですね。 うん、やっぱり「かっこいい」という言葉が出てしまいます。 許チョが狼にたとえたのがまた、すごくはまってましたねぇ。 さすがに弓が得意の夏侯淵。見せ場でばっちり決めてくれましたね。 ケダモノはげ、あんな場面と、やられるだけに出てきたような・・・。すっかり、夏侯淵の引き立て役でしたね。 来週は誰にスポットが当たるんでしょうか。楽しみです。
末筆になりますが、TATSUさん、お大事になさってくださいね。
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No.5645 - 2002/04/06(Sat) 18:04:19 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / 多忙な暇人 [東海] | | | | 今週の蒼天への渇望は手術の痛みさえも約やかに退けてしまいましたか。 くれぐれもお大事にしてくださいね。
今週も夏侯淵カッコよすぎました。 >「漢朝への反旗の由!申し開きはあるか!」 蛮勇と言えどもあくまでも冷静に戦を展開してますよね。 戦を戦としてではなく、政の一環として行う、みたいな事も言ってましたし。
将帥・夏侯淵は自律する、今後どう変わるのでしょうか、来週が待ち遠しいです。
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No.5656 - 2002/04/07(Sun) 00:48:13 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / むだい [関東] | | | | TATSUさんの早々のご復活、何よりです。 くれぐれもご無理なさいませぬように。
皆様のおっしゃるように、私も、蒼天航路の淵殿はどうも短気でせっかちな演義のイメージとは違うなあ、と初登場時から感じておりましたが、今週号ではっきり描かれましたね。 飢饉の時に、自分の幼い子供を捨ててまで、死んだ弟の娘を救うとか、冷静を通り越して儒教的(?)合理主義者というか、非情なところをも垣間見せてくれる正史のエピソードとも、自分の中で少しつながりました。
こうなると、夏侯淵の最期も演義とはまったく違った形になりそうで、楽しみです(もし描かれるとすれば、ですが)。
>自律 今までは曹操が一人「王」として下を引っ張っていけばよかったですが、全体的に人材基盤の底上げを始めたということでしょうか。人材を探すことよりも、人材を育てることに熱心になったようにも感じられます。
>雷緒 ああいう形で矮小さとおろかさを描写されるってのも、哀れな気がします。どういう人か知りませんけど。生け捕られてどうなるんでしょうか? 牛=人に使役されて力を発揮する、というイメージが浮かびました。
それにしても、直感でものを言う許褚はいいですね〜。
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No.5665 - 2002/04/07(Sun) 19:30:20 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / RUN [東北] | | | | >管理人殿 二週ほどはずしました。新しい常連も増えて盛況でなによりです。怪我されていたとは知りませんでした。もう大丈夫なんですか。レスフォームの書き込みが字が大きくて書きやすくなってますね。アイコンも日々増えてきて絶えず新生していますね、こちらは。・・・会話としての文章になってませんのでこの辺で打ち切ります。ではまた
と言いたいところですが、せっかくだから今週号の感想。というか先週号も今週号も自分が感じた内容は皆さんが一通り触れているので付け加えて感じたことは無し。でもまあ、強いて触れてみれば「狼」と「牛」の違いかなあ。大抵のイメージでは「狼」は強い。「牛」は鈍重で弱い。でも実際は牛が本気になれば狼など容易く倒せるほど強い。だから狼は正面から牛と戦おうとはしない。集団で敏捷に急所を狙って自分よりも巨大な敵を倒す。夏侯淵が騎馬で急襲して間合いを取って飛び道具で雷緒を仕留めた鮮やかさは、自分の武の力量をわきまえた正確な判断力を物語っているように思えました。
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No.5669 - 2002/04/07(Sun) 22:25:53 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / BUN [近畿] | | | | あははは〜!えら〜くいまさらながら、レスつけさせていただきます〜! 私、風邪ひいて寝てました〜(笑) 今週の扉絵の夏侯淵、ほんとかっちょええですね〜! なんか新しくトビラを開いて踏み出そうとする絵は、内容を象徴してたんですね〜!
>シュンさん〜! ...でも、やっぱ堅パパとは違いますよ〜!確かに似てますけど〜! なんか張り詰めた空気漂ってますもん、夏侯淵!! ...そっちの方が好みなんでしょか...(T-T)
それにしても今週のは、急襲を得意とする『正史』の夏侯淵らしい、ほんとに胸のすくような活躍っぷりで、 ...やっぱかっこい〜ですね〜...(はっ!!いか〜ん!)
狼って頭いいんですよね...群れで戦略的に獲物を追うんですよね。 雷諸はその反乱軍としては数万人を擁し、単純な力としては巨大なモン持ってるんですよね。 ...でもそれをたのみにして、ただ暴れてるだけの「牛」だって、許チョには直感でわかったのかもしれませんよね〜。 RUNさんのおっしゃるように、「狼」はその巨大な力に力で対抗したりしないで、俊敏に急所をおさえる戦いを、鮮やかに見せてくれたような気がしました。
>「雷諸お持ち帰り」 玉川さんのこの言い方、ツボにはまりました... 私、このシーン、サーカスのナイフ投げみたい...て思ったんですが、刺さってるんで、サーカスなら大失敗〜!ってことですよね〜(^o^)
>桂花さん あ〜ほんとですね〜!劉馥って『演義』では曹操の短歌行「酒に対してまさに歌うべし〜」ってゆうの歌うシーンで、曹操に殺されてる...その後にフォロー入ってたりしてますけど... ...知、知らなかった...(無知)
TATSU殿、指、お大事になさってくださいね〜!! ほんと、ご無理なさらないでください。 お早い完全復活を願うばかりです〜!!
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No.5673 - 2002/04/08(Mon) 11:26:36 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / シュン | | | | >BUNさん は〜い!熱くて爽やかな風が吹く、江南が大好きデース! 孫家のためなら死力を尽くします。ね、BUNさん!
>しかしなぜ劉備? 孫権の方が近いだろうに… 雷緒が劉備の配下に・・・うーん、難しいですが呉にいるよりは浮かないかな?
くだらないレスで済みませんでした。
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No.5675 - 2002/04/08(Mon) 22:17:52 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / TATSU@管理人 [関東] | | | | >「廬江郡の雷緒らは配下の数万人を率いて帰順した」
へえ〜!そんな記述があるんですか!それは興味深い。史実の雷緒はそのまま劉備の配下として一生を終えたんでしょうか? 今回の夏侯淵VS雷緒は「完全オリジナルストーリー」なんスかね?
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No.5677 - 2002/04/08(Mon) 23:47:59 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<裁きの矢> / TATSU@管理人 [関東] | | | | >夏侯淵が雷緒を討ったというのは事実のようです。
ああ、そういう記述がやはり正史にあるのですね。そうすると劉備に帰属しつつも、そのまま廬江にいて「漢朝に叛旗を翻した」感じなんですかね。 しかし欣太先生、正史の思わぬ部分からエピソード引用なさいますね。そんな蒼天が大好きです。
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No.5704 - 2002/04/10(Wed) 22:39:33 |
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