★ 今週の蒼天＜仁杯＞ / TATSU＠管理人 [九州]

今週の蒼天、またまた劉備の魅力に引き付けられました。

扉では劉備に万歳を告げる孫呉の文官達がいましたが、ナニゲに「ケッ」って言ってるのもいましたね。相変わらず怨まれてます、劉備。
ところで孫権の横にいた女性は誰でしょう？もしかして呉夫人？ってことはあそこは甘露寺だったんでしょうか？

さて対面する孫呉陣営と劉備陣営。孫呉陣営はお馴染みですが（呂範が急に年とってましたね）劉備陣営は全員が初登場です。糜笠なんてもう出てこないかと思ってました。嬉しいです。
そして反劉備の急先鋒・張昭が「政事の懇談」をすべく話を切り出します。「政（まつりごと）？そんなのもう三代目とやっちまったぜ」と答える劉備。「あれがか？」と聞き返す孫権。あは、やっぱ孫権はあの説明じゃ納得いってなかったみたいです。
でも「どんなご政談をなさったのか？」と劉備に聞く張紘に「後でわしから話す」とさえぎる孫権。やっぱ劉備をフォローしてます。っていうか「天下三分てなァなあ　要は劉備と天とをまっすぐつなぐ一本道よ」とか「要はここでおいらをまるごと認めちまえってこった」なんて言っても理解できるの孫権ぐらいでしょうからね。
関羽・張飛を随伴しないことに驚く呂範に「嫁取りの挨拶に来るに護衛なんかいらねえだろ」みたいなことを答える劉備。ここらへんは風格ありますね。

「馬良の名声は呉にまで轟いている」と告げる張昭の台詞に続き馬良が登場します。一瞬この馬良は回想シーンで登場してるのかと思いました。劉備が連れてきた３臣の1人だったのですね。ちょっとわかりずらいような．．．
なんだか知りませんが妙に小声の馬良．．．張昭も「？」と唖然としてます。これって史実の馬良も「小声だった」みたいな記述があったんですかね？

そして話題は孔明に．．．なんと孔明、しばらく寝込んだあと陳震の下で徴税の実務を行ってるそうです！後ろ姿だけの孔明ですが、髪が黒くなって三つ編みのオサゲになってます。おお、孔明は「実務家としての変貌」を遂げたみたいです。曹操に言われたとうり人に塗れて出直そうとしてるんでしょうか？これであの「妖術使って訳わかんなかった孔明」が史実の孔明に近づくんでしょうかね。管理人的には大期待です。
孔明の徴税によって「おかげで軍資金が」と発言をしかかる劉備に「軍資金は潤っておいでか？」と速攻で突っ込む張昭、これって軍資金をためるってことは「更なる領土拡大を求めて戦の準備をしてる」ってことになるんでしょうね。外交って難しいですね～。

そこで劉備の連れてきた３臣の最後、殷観登場！おお、殷観！こんなキャラ知らなかったです。呂範と張昭を足して２で割ったような風貌してます。
「荊州の管理は劉表が行っていたのであり、その管理を譲り受けたのは劉備なのだから、周瑜が荊州に駐屯してることのほうがおかしい」と主張する殷観。なるほど一理あります。
ところが劉備、殷観を「病人を追い出すのがおめえの道かい？」と黙らせます。意表を付く発言に驚きを隠せない孫呉の３臣。
ここで劉備は「周瑜の置かれた立場」を延々と語ります。ここの台詞に管理人はジワッと来ました！！ここの劉備の発言はまさに管理人が「蒼天・周瑜に魅力を感じてる点、応援したくなる点」なんですよね～！
「思いがけねえ死のたびに、あいつは??王佐″って重い荷をひとつふたつと背負いこんできたんじゃねえのかい。誰にたよることもなく、たったひとりきりでよ」て台詞。管理人は激しく頷いてしまいました。その通りです。さすがです、大徳様。
「なめられたもんだな天下！」なんて怒鳴ってましたがちゃんと周瑜の立場もわかってたんですね。恐れ入りました。

そしてラストの孫権が呂範と語るシーン、周瑜は病の身ながら『劉備を抑留し、その間に関羽と張飛を離間させ自分の指揮下に置く』なんて進言してる訳です。そうですね。周瑜は死を間際にしてもただ１点『孫家の覇をつなぐ』ことだけをひたすら考えてる訳です。
涙ぐみながら孫権が言います。
「呂範、はたしてわしは玄徳ほどに公瑾の心を想うていたか」
ここもいいですね～。この問いこそが孫権を孫権たらしめてるような気がします。

劉備も孫権も覇業を貫くものはこういう感性が重要なんじゃないでしょうか？

No.6188 - 1970/01/01(Thu) 09:00:00

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / ネオ [地球外]

今週の蒼天の感想です
（こっちに書きますよ…）
はぁ、今週の蒼天はようござんした。
実務家の孔明…かなり受けました。
いや～やはり最終形態は七三分けの
超ド真面目孔明に違いありません。
しかし今週一番良かったのは
「呂範、はたしてわしは玄徳ほどに公瑾の心を想うていたか」
のセリフですよね。
涙出るッス。
劉備はやはり良い。
でもそんなセリフを言える孫権も偉い！

No.6189 - 2002/06/07(Fri) 00:12:55

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / RIP [北海道]

劉備の「じゃかあしいぜ」は
今までで一番の迫力を感じました。
しかし、毎週凄みを増す劉備の語りに、
今回は泣かされました。
別に周瑜ファンじゃなかったのに。

思えば周瑜、孫策に極上の酒のような男だと評されてましたね。
その時からさらに主君が代を重ね、美酒の忠節は芳醇さを増し、
孫呉の君臣、劉備とその臣の心をも震わせる＜仁杯＞となった、と。

これでもう、周瑜の最期には郭嘉の時と同じくらい
泣かされそうな勢いです。

No.6191 - 2002/06/07(Fri) 00:23:58

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / Mazurka [地球外]

今週は劉備の語る周瑜に酔いました。
絵としては登場していませんが、私の中では今週の主人公です。

劉備の言葉から思い返すに、30代半ばの頃の曹操ですら、未だ「打倒！トウタク」同盟をやっていた時期なんですよね。
それを考えると、一人で重責に耐えているストイックな周瑜は痛々しいけれど、そこがまた魅力的^^;

来週が待ち遠しい～～～

No.6192 - 2002/06/07(Fri) 00:41:05

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / owner [近畿]

こんにちはTATSUさん。
初めて書き込みします。ownerと申します。ヨロシク。
今年に入ってから蒼天に魅せられています。

> 今週の蒼天、またまた劉備の魅力に引き付けられました。

　まったくです。完全に「天下の大徳」になりましたね。
　劉備がこんな話をしたと聞いたら周喩はどう思うのでしょうね。

＞そして話題は孔明に．．．
＞なんと孔明、しばらく寝込んだあと陳震の下で徴税の実務を行ってるそうです！
＞後ろ姿だけの孔明ですが、髪が黒くなって三つ編みのオサゲになってます。

　今週で一番心に残った場面ですね。
　孔明もそうですが、孔明の話を聞いてる部下（？）の唖然として　いる顔がもっと印象に残っています。
　本格的な登場が楽しみです！

No.6193 - 2002/06/07(Fri) 00:45:05

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / どらちよ [関東]

すごくよかったです、今週の蒼天。ちょっとエピソードみたいな話が続いた後、ようやく本題に入ったような気がしました。
劉備が周瑜を語っているシーン、感動しました。
劉備、あんなに周瑜には無視されていたのに。その時の劉備の発言と凄みに呉重臣３人もたじろんでいましたが、まさにそれが任侠の蒼天劉備って気がしました。
しかし…周瑜悲痛ですね。感動的な最期を期待しています。

糜笠に馬良、もうイメージ通りです（笑）
糜笠、さすがに糜夫人と顔、似てますよね～。
早く孔明を正面から見たいです、ドキドキ。

No.6194 - 2002/06/07(Fri) 01:02:52

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / 水素 [関東]

今週の蒼天みてびっくり
「ビ竺がほんとに出てる！」
今日は他の事に集中できませんでした。
あと、馬良ってほんのり猿っぽいのでは？

さて、内容ですが今回は涙涙というより劉備の器に感心した私でした。
でたらめな人気だけでなくどんな人にもに心から向き合うその姿勢こそが劉備だと思います。
これは昔から変わらずもっていますし、蒼天劉備の大きな魅力だと思います。
曹操、劉備と天下人のありかたがはっきりしてきて孫権の今後の成長にますます期待しています。

もうひとつ、ＲＩＰさんの周ユ評を見てはっとしました。
あの話とそのとき劉備が飲んでいた酒ってリンクしてたんですね。
き、気づかなかったです。

だんだん切なくなる蒼天、郭嘉以来の展開かも。

No.6195 - 2002/06/07(Fri) 01:23:30

☆ 劉チーム解説と周喩 / ヴィエリ～ [関東]

今週は、ちくま学芸文庫とモーニングをかたわらに置いて感想を書きます。
　
　劉備軍団の幕僚チーム、まずはビジク。この人もＰＣで漢字表記できないから結構痛い人ですが、実は実家は大実業家。小作人1000人抱えるほどの資産家だったそうで、徐州の牧に就任していた劉備を資金面でもたびたび援助していたそうです。
　今回の登場では三老の解釈をするだけの役でしたが、玄徳さんは徐州時代でのビジクの恩を生涯忘れず、常に側において臣下の誰よりも寵愛していたそうです。

　そして白眉の格言でおなじみの馬良……しかし！正史には別にしゃべるときにいつも声が小さい、とか口の中で話して良く聞き取れなかった……なんて記述はひとつも書いてありませんでした。これはゴンタ先生のオリジナルの設定でしょう。それにしてもあれだけ口を大きく開けて話してるのに、ぜんぜん聞き取れないとは？

　その馬良のセリフから出た庖統。どうやら一緒に来るはずだったんだけど、周喩にスカウトされたよう。それでは劉備陣営に入るのはまだ先ってことでしょうか。

　とうとう再登場した孔明。赤壁までのあやしい軍師像はもう終りでしょうね。いや、諸葛亮伝には前出師の表も記載されているんですが、そこに書かれている誠心誠意を持って国のために働こうとする孔明像とあの仙人像が、ぜんぜんつながらなかったんですよね。赤壁以後もあのキャラクターで押し続けていたら、きっとあんな文章は書けなかったと思います。史実では臨蒸というところにいたそうで、やっぱり劉備と一緒に呉には出向いていません。

　最後に殷観……って誰？正直わかりませんでした。正史にも伝がありませんでした。よく調べると、先主伝の荊州問題のところあたりにちょびっと名前が出てました。やはり役割も蜀と呉の荊州領有問題でたびたび交渉の席についていたようです。それにしてもマイナーな人をひっぱってきたなぁ。

　劉備さんが周喩を語ります。周喩の若さ、周喩の責任感、周喩に背負わされた”王佐”の重圧、周喩の孤独。そうなんですよね。破竹の勢いで勢力を広げてきた曹操を、一度土をつけた周喩の活躍に目を奪われて来ましたが、全部周喩一人で片付けようとしていたんですよね。時には主君の前で涼しい顔を装いながら。
　やっぱり玄徳さんは”人徳”を中心においてます。孫権以外の孫呉の重臣でさえ荊州所有で忘れていた、人の心・周喩の気持ちをしっかりと受けとめていました。

　人間と言う生き物は、金と物でも動こうとするけど、やはり最終的にはハートの部分に感じるところがあって立ち上がる生き物ですよ。玄徳さんはやっぱり、人の心ってものをわかっていらっしゃる！
　だから今週は、玄徳さんを書きたかったんじゃなく、玄徳さんを通じて周喩を描きたかったんだと思います。

　そしてまた次回予告の言葉にもひっかかりが！？「周喩は見事なまでに貫く！？」まさか、まさか！？

　最後にもうひとつ！今週のモーニングフォーラムに、ゴンタ先生もコメントを残してくれています。蒼天好きでサッカー好きな方は必見です。

No.6196 - 2002/06/07(Fri) 01:40:15

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / 克哉 [関東]

今週も胸に痛い回ですね。
周瑜の気持ちを痛すぎるぐらいに見抜く劉備にも凄いと思います。
しかも来週の予告みてもう唖然。
私はもう来週が待ち遠しいです(>_<)
孔明の後姿には笑いましたが（早く正面向いて欲しい）

No.6197 - 2002/06/07(Fri) 01:53:52

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / Lisa [近畿]

今週もジーンときました。
劉備の、周瑜を想う心に、オトコを感じて、じーん。
そして、孫権のセリフ「はたしてわしは玄徳ほどに公瑾の心を想うていたか」・・・ここにもじーんと、心が揺さぶられましたね。

＞糜笠
やっぱ、亀ちゃんと似てますね～（＾＾）
糜芳もこんな顔だったりして。

＞孔明
やっと出ましたね、うしろ姿だけ。
黒髪で三つ編みで仕事に励むその姿は、ようやく歴史に残っている孔明になったと感じられました。早く、出て来て欲しいです！

＞扉絵
「ケッ」も気になったけど、?Y夏ちゃんが「皇帝のかぶりもの」みたいなのを頭につけていたのが、もっと気になりました。
無知で申し訳ないのですけど、どうして、これをつけているのでしょうか？？

No.6198 - 2002/06/07(Fri) 09:31:04

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / ちよじ [九州]

一番最後のコマで、孫権の肩が震えていたのに←グサッ（涙

No.6199 - 2002/06/07(Fri) 10:28:04

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / やまめ [東北]

お久しぶりです。

それにしたって、頭、長すぎですよね、張昭
血管あんなに浮き出させちゃって･･･

劉備も良いけど、孫権がたまらないです。

No.6200 - 2002/06/07(Fri) 10:52:34

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / 匿名 [四国]

今週号を読んで、改めて１４巻を読み返しました。そう、あの許都での「王」問答です。
　「王はこの中にいる」。つまり、何人たりとも周瑜の中の「王」は背負えないわけで、あの話をきいた直後から周瑜は王佐ゆえの孤独を覚悟していたんじゃないのかなあって。
　そしたら、それを知るのはやはり己の中に天を持つ劉備だけなんだろうなと。２３巻、「あの憤怒は私や周瑜では到底届かぬもの」・・・つまりは、やっぱり人に理解されないものの持ち主でなきゃわからないんだろうなと。
　さてそこで孫権。孔明いわく「悲しい人」です。やはり人の理解を超えた感情の持ち主。だから周瑜の想いに気付かされた。
　ゴンタ先生、微妙に伏線張ってきてたのかもしれないですね。

No.6203 - 2002/06/07(Fri) 20:01:22

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / ＢＵＮ [近畿]

　...私、また一人浮きそうなんですけど...
今週...うまく言えませんが、何か私にはカツカツひっかかります...
　ヨウカちゃん表紙にしかいないから、なワケやないんですよ～！

鬼嚢な劉備の「じゃかあしいぜ」ってゆうのは、そりゃ確かに...劉備らしいんですけど...
誰のことでも自分の身内みたいに捉えられる、そうゆう人だってゆうのはわかるんですけど...
　周瑜なら、...それを言われたくはない...んじゃないかな、と私は感じました。

私が、カツンとくるのは...「周瑜の身になって呉を振り返る」なんてことを、受け入れる呉の家臣に対して...なのかもしれません。
　呂範の涙は、私にとっては解せません。孫策とも苦楽を共にし続けた呂範が、そんないまさらな言葉に涙するのが、くやしくて仕方ない...なんか、そうゆう気持ちなんです...

...孫権の問いは、きっと彼が感じるまま、とことんまで考えてくれることなんだと...そう思うことにします...

＞呉夫人
『正史』によると孫権の母親はすでに死んでるはずです～。
『演義』によると呉夫人の妹が母代わりに活躍してます...が、
『蒼天』のは、この扉絵だけじゃわかんないですね～。
孫権の妻のどれかかもしれませんよ～？(なつかしの袁術の娘かも！？)

場所もわかりにくいですね～。孫権の私邸ってだけですもんね～。
『正史』だと、京(鎮江)とゆう所みたいです。たぶん曲阿の近くなんではないかと...後の建業よりも海よりみたいです(違うかもしれませんが...)

　...私、どうやら今回は一人だけ「ケッ」て言ってる家臣と同じかも...(笑)

No.6204 - 2002/06/07(Fri) 20:25:12

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / 舞 [北海道]

私、ＢＵＮさんのおっしゃることわかります～。「ケッ」て言ってる家臣の２人目（笑）
周瑜評は、すごく良かったです。でもこれが孫権や魯粛など、呉陣営の語りならばもっと納得なのですが。上手く言えないし根拠はないのですが･･･（汗）

麋竺、可愛かったです･･･亀ちゃんがダブって見えます（笑）
そして諸葛亮（笑）
や、やっと普通の彼が見られるのでしょうか！！？

No.6205 - 2002/06/07(Fri) 21:34:09

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / まる [関東]

はじめまして（大変お久しぶりなので改めてごあいさつ）
今週のみなさんの感想を読んでいて、「劉備に感動」という方が多かったので書けないでいたのですが、BUNさん、舞さんの意見を読んで思わずうなづきました。
劉備が大徳の人というのはいいんだけど、今回呉の人々の前で周瑜を語るのはちょっと「あざとい」のではないでしょうか？孫堅、孫策を失ってそれでも孫呉を孫権を盛り立ててきた家臣は周瑜だけではないし、周瑜の苦悩を知らなかったわけではないでしょう。もしも「劉備ほど想ってはいなかった」のだとしても、BUNさんが書いていたように周瑜自身はそれを劉備の口から言われたくはないのでは・・・。
劉備があざとく見えるのは、孫権らに訴えて周瑜を引き上げさせようとするからのように思います。これが曹操なら、自分で何かしら動いて周瑜が撤退せざるをえないようにするのでは？
私はおおいに「ケッ」です。ひねくれて見過ぎでしょうか。

No.6207 - 2002/06/08(Sat) 00:13:42

☆ 呉臣の涙 / ヴィエリ～ [関東]

再度レス失礼します。

呂範はなぜ涙を流したのか？
　呂範だけでなくほとんどの呉臣は、曹操がやってきたこと、そして劉備がかすめとった荊州のことで頭がいっぱいでした。赤壁での勝利は、とうぜん孫呉の自信をもボルテージを上げさせます。自分たちはあの魔王を追い払った！
　その中で劉備は、周喩が南郡で傷の手当てをしている最中に、三郡を自領にしてしまいました。これには孫呉は怒り心頭です。自分たちは命をかけて曹操を荊州から追い払ったのに、なぜ後ろにいた劉備が荊州を支配するのか？あそこはすべて呉の領土ではないのか！？

　でも、劉備の口から周喩のことを聞かされて、呂範も気づきました。自分たちも結局、周喩に何でもまかせっきりにしてしまったのではないか！？領土のことだけ頭がいっぱいで、実際に活躍した周喩の気持ちなんか考えたことがあっただろうか！？劉備の口から語られた周喩の苦労なんて、頭によぎったことがあったのだろうか！？
　呂範の涙は、呉臣であるのに劉備が言うまで気づかなかったことの恥ずかしさ、あらためて気づいた周喩の偉大さなどが入り混じって、涙を流したんだと思います。

No.6211 - 2002/06/08(Sat) 01:19:23

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / むだい [関東]

今週盛り上がってますね～。でも脱力カキコしてすいません。

今回は歴史的・物語的にどう、というよりは、素直に会社組織の人間として周瑜＆劉備に共感できました。（彼らはサラリーマン的な人ではないですが）
重圧に耐えて孤独に踏ん張ってる人見ると、感情移入してしまうというか、劉備の周瑜評によって、周りに対して実際以上に自分を大きく見せざるをえなかった（年上の部下を抱える課長って感じですか）周瑜の頑張りにスポットが当たったというか。劉備のように言われたら泣けちゃいます。自分的にはですけど。他の組織の人だからこそ、見える人には見えるんだなあと思いました。

しかし、こんな見方してしまう自分は年取ったのかも…（かなりイヤ）。
あと、孔明、地に足が付いてきましたね。劉備陣営の縁の下の力持ち的な人々も登場しましたし。そのへんもちょっと楽しみです。

No.6212 - 2002/06/08(Sat) 11:27:24

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / まる [関東]

すみません、補足です。

「劉備が孫権らに訴えて周瑜を戻そうとするのがあざとく感じる」と書いたのは、劉備が駆け引きなしに周瑜の気持ちを慮ったからだとしても、です。
南部ほしさに駆け引きのため、とは私も思ってません。

No.6213 - 2002/06/08(Sat) 14:37:46

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / YuZ

　おひさしぶりっす。とうとう劉備陣営に文官登場しましたねぇ！
　麋竺！亀ちゃんにほんとそっくり。馬良！ついでに馬謖の紹介もあったから、ひょっとして曹操死後も続くのか？そして殷観！誰？ってことで正史で調べたら、あのシーンくらいしか出番がなかった。個人的には、劉備陣営の文官では簡雍が一番好きなので、ぜひ登場して欲しいとこです。
　次回からいよいよ周郎の最期篇かな？怨みを抱いて死ぬのか？それとも笑って消え行くのか？楽しみです。ちなみにNew臥龍と鳳雛がどんな感じになってんのかも楽しみです。

No.6214 - 2002/06/08(Sat) 22:35:44

☆ 一つの回答 / DAI [関東]

＞一番最後のコマで、孫権の肩が震えていたのに←グサッ（涙
その前のコマで、書簡に隠して涙ぐんでますぜ！だんな。

誰に頼ることもなく、ひとりっきりでよー
か。
たくさんの人が泣いている。呉の重臣達も。確かに、劉備の言葉が涙腺を開いたのだけれど、涙が止まらなくなるほどの周瑜がいるからこその涙。切なさが、優しさを呼び、優しさが愛しさを呼ぶ。周瑜、劉備、孫権、三者が集い、ドラマが生まれる。熱いドラマが魂を揺さぶる。人にスポットを当てる蒼天ならではの描き方。人を問い続ける、蒼天の一つの回答。そんな気がした、今週でした。

No.6215 - 2002/06/09(Sun) 02:42:52

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / シュン

胸が熱くなりました、今週は。赤壁編をまだ読んでいないので、その時の周ユについては、私が何とも捉えられないのですが。しかし、劉備の話で、私の中で周ユの男前度が上がりました（笑）

ＢＵＮさん達の気持ち、読んで確かにと思いました。（読むまで、呉側に立って考え様としなかった浅はかな私・・・ゴホッ）
で、呉の人達はやっぱり劉備以上に周ユの気持ちを重視していると思います。
赤壁の戦いは、何てったって曹操が相手ですから、呉陣営に、個人の気持ちを十分心いくまで考える暇なんてなかったはず。それに、傍観者（劉備）だからこそ見える部分てあると思いますし。戦の当事者には赤壁に立っている周ユを眺めることは出来ないですし。
で、その事で劉備に突かれて孫権や呂範が涙するのは、周ユの気持ちを想っている証拠で、更に周ユの気持ちを考え様と望んでいるのだと思います。
周ユと同じ意見（策）を考えるのは呂範で、周ユと同じく南部を渡したくないと思ってるのは張昭で。（劉備が考えないのは当然ですが・笑）呉の絆、燃えろ！！と言った気分です。

しかし来週が、気になりすぎますー！！
麋兄妹似てますね。ちょと、思い出し切ない。

No.6216 - 2002/06/09(Sun) 03:31:25

☆ つなげるもの、つながるもの / DAI [関東]

＞ＢＵＮさん
なんや、かつかつ来てる見たいですね。劉備に我が身を思われる周瑜。どうだろう？劉備は純粋だよ。彼には損得がない。そんな涙。多分、これを聞いて周瑜の心はほっとするんじゃないかなぁ。でも、決して表には出さないだろうけど。なぜなら、それは呉のためではないから。自分のためではなく、孫呉の覇のために自分が存在しているから。劉備の純粋な思いでさえ、彼の重荷を軽くすることはきっとできない。でも、表に出せないところで、きっと、深く頭を下げていると思う。だから周瑜は切ないよ。

一方で、呉の重臣達を前にほざく劉備にもいらちになってるご様子。でもね、呉の重臣達は周瑜に甘えてるんだよ。孫権でさえ。分かってるのかも知れないけど、周瑜の孤独はもっとずっと深いところ。事実、病のみをおして、今も南群に一人で居るんだもの。誰も呼び戻してないのだもの。たった一人っきりでいるんだよ？孫家の覇のために。孫堅も孫策もいない場所で。周瑜の孤独は、きっと周瑜自身でさえ触れられない部分。もうね、居ないんだよ。彼を呼び戻すことができる人は。そんな中で、損得抜きに自分を想い、涙し、酒を垂らす、そんな人間が居ることは心安らぐこと、じゃないかなぁ。

少年期に大殿と過ごした、明るく希望に満ちた日々。
若き猛りに、昨日をしまい、明日を夢見、駆け抜けた青春。
我が孫家は代を重ねるごとに豪壮になっていくのだ。
きっと一日たりとも忘れずにいた、親友の遺言。
彼を止められる人ともう一度会える時が来る。
その時、彼の望むものは、きっと、自分との別れに涙することのない豪壮な孫家。
自分自身は昨日の中に縛られ、明日を夢見られない。
それでも、明日を夢見る次の世代へなにかをつなげたい、つなげなければ「いけない」。
周瑜はやっぱり切ないよ。
きっと、彼に安らぎを与えられるのは、孫権だけ。
願わくば、彼のただ一つの望みが叶えられることを。
笑顔であの人達に報告できることを。
そんな望みを孫権に託しつつ、次週を静かに待ちます。

No.6217 - 2002/06/09(Sun) 13:31:28

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / gill

赤壁編で曹操が孔明に説いた「人にまみれて」を思い出しました。
曹操と形はちがえど、劉備の人を基盤とした天下。
今回は、孫権の天下が未だはっきりしていないというような意味があったように感じました。
曹操と孔明ほどのスケールではなくとも、今回は劉備が孫権に天下人のなんたるかを諭しているのではないでしょうか？

俺もうまくは語れませんが。(潘璋?)

No.6220 - 2002/06/10(Mon) 01:29:46

☆ Re: 今週の蒼天＜仁杯＞ / はくあ [関東]

お久しぶりのはくあです。先週は旅で蒼天航路が読めなかったのですが、「今週の蒼天」の盛り上がりぶりからみてとってもオイシイ回を逃してしまったようです（涙）初登場のキャラが見たかった！！今週発売の蒼天航路に期待大です。

No.6221 - 2002/06/10(Mon) 19:46:20