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はじめまして / 藤天君
はじめまして、藤天君といいます。
数ヶ月前からちょくちょく来ていたのですが、どうしても蒼天航路について語りたくてつい書き込みさせて頂きました。
新参者ですがよろしくお願い致します(^^)

先週号では、ホウ統が亡くなりましたね。
史実とはいえ、さあ、これからという時に死んでしまうのはやっぱり見ていて辛いです。
孫堅、孫策、周瑜、劉冀、曹昂、果ては張繍まで、死ぬ寸前に何かを悟ったような感じで絶好調になるのに、その後天命を迎えてしまう。
こういった蒼天航路らしい語り口は大好きなんですけどね。

ちなみに個性的な風貌の多い蒼天航路のキャラですが、今回のホウ統の
いでたちは、自分には文士というか小説家に見えてしまいました。
何となく偉そうな雰囲気が文士っぽく見えて、しかも彼の持っていたあの超小型ド弓が万年筆ぽかったもので(笑)
乱筆失礼しました、ではでは☆

No.8770 - 2003/07/29(Tue) 23:37:38

Re: はじめまして / TATSU@管理人 [関東]
藤天君さん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>死ぬ寸前に何かを悟ったような感じで絶好調になるのに、その後天命を迎えてしまう

確かにそう言われればそうですね〜。逆に言えば、キャラが何かを悟って絶好調になった時が危険信号なんでしょうか?
次に何かを悟るのは誰でしょう?荀攸かな?

>文士というか小説家に見えてしまいました。

あははは〜。イイ線ついてます!!着流しにあの髪型...「明治の文豪」みたいな雰囲気でしたよね。
芥川龍之介か太宰治みたいな...

No.8779 - 2003/07/30(Wed) 01:07:31
(No Subject) / t.s
またキリ番(333333)踏めませんでした。
スタンバイしててもタイミングが難しいんですね。

せめて申告者が現れてくれればな〜。

No.8763 - 2003/07/29(Tue) 01:26:58

Re: 次回は340,000 / TATSU@管理人 [関東]
残念でした〜。でも、申告者は出てくださいました!!

次は340,000です。懲りずに狙ってみて下さいね。

No.8777 - 2003/07/30(Wed) 00:59:20
リンクフリーということですが / 六波羅文乃 [四国]
こんにちは。
うちのページからリンク張らせていただきましたので報告します。ちなみにカテゴリーは「三国志」にしています。

遅ればせながら28巻について。やっぱり裏表紙切ないです。
中身は、許チョの素朴さが相変わらずまぶしい曹操と許チョのやりとりとか、韓遂が好きなんだなーとほほえましくなる踊る成公英(最初女性かと思った・・・)とか、荀攸ファンなら刮目したい「英智を愚で包む」彼とかもよかったです。
気になるのはその三百十九で荀イクの想像していた、皇帝曹操を拝する群臣の前の方に耳毛の鍾ヨウがいたことです。正史ではかなりの重臣なのは知ってますが、彼はこれから重要人物として出てくるのでしょうか。期待してみたりして・・・。

No.8767 - 2003/07/29(Tue) 19:58:17

Re: リンクフリーということですが / TATSU@管理人 [関東]
六波羅文乃さん、リンク有難うございます。確かに「リンクフリー」なんで、自由に貼ったり剥がしたりして頂いて構わないんですが、ご報告頂くとやっぱ嬉しいです〜。

>皇帝曹操を拝する群臣の前の方に耳毛の鍾ヨウがいた

ホントだぁ〜!!荀攸の斜め後ろ、賈翊の横で拱手してますね〜。よく気づきましたね!! 分析力・優!

こういう「演義ではマイナーだが、正史では活躍」みたいなキャラは、これからもガンガン出して欲しいものです。

No.8775 - 2003/07/30(Wed) 00:55:22
四将、特に張任 / 目にしてはや10年の人
出てきそうにないッスね(^^;

ちょっぴり楽しみにしてたんですが〜

このままでは蜀将はナレーションだけで終わり?
みたいな(李厳も・・笑)

No.8761 - 2003/07/28(Mon) 22:21:12

Re: 四将、特に張任 / TATSU@管理人 [関東]
おお、張任。「演義」ではホウ統を射殺したとされる男ですね。出番無さそうですが、ラク城陥落の時に少し出てくれるかも...
まあ、「劉璋配下の将」は親分があんな感じなんで、採りあげられる可能性少なそうですよね。


ところで「四将」って誰なんでしょう?

No.8774 - 2003/07/30(Wed) 00:52:09
万人の心に巣食うた”曹孟徳” / アベール
曹操の残虐性・苛烈性は億の尺度や膨大な知識、緻密な思考もしくは感性によって生まれる。信仰・思想をもたず冷徹に現実を見つめる「合理主義」いらないものは捨て(CENSORED、棄却)必要なものは拾う(登用、採用)。けれども、決して一人の人間の命を軽んじているわけではない。「野に咲く花も天下のものだ」(その266より)。
周りのものは勘違いし、何事も残虐・苛烈に行えば人々は恐れそして何事も良くなるとおもっている。
人を冷酷にCENSOREDのも曹操にとっては合理主義の上に成り立っているが、億の尺度を持たない臣下や家臣はそれが信仰のようにおこなう。
「万人の心に巣食うた”曹孟徳”」とはこれのことだとおもいます。

私の予想ですが、顔の表情なんかはアシスタントの方が書かれているのでは。しかも女性。
鎧や激烈なコマなんかはおそらく男性。
新しいキャラや模様はゴンタさんだとおもいます。

No.8753 - 2003/07/28(Mon) 00:06:14

Re: 万人の心に巣食うた”曹孟徳” / TATSU@管理人 [関東]
唐突に語り始めてますが、「28巻!」のスレでcome君が

> 「万人の心に巣食うた"曹孟徳"との戦いは理に合わぬ戦い永く永くきついものになる」この戦いこそが蒼天航路そのものだと感じました。

というのを請けての投稿でしょうか?

> 人を冷酷にCENSOREDのも曹操にとっては合理主義の上に成り立っているが、億の尺度を持たない臣下や家臣はそれが信仰のようにおこなう。 「万人の心に巣食うた”曹孟徳”」とはこれのことだとおもいます

ほほお。「万人の心に巣食うた”曹孟徳”」ってのは「曹操の残虐・苛烈は、その合理性のもとに成り立っているが、家臣達はそれを誤って解釈している」ちゅーことを示しているって訳ですか?
なるほど〜。管理人的には、世間の人が持つであろう「曹操の漢朝簒奪者としてのイメージ」だと思ったんですが...どうなんでしょう?

>顔の表情なんかはアシスタントの方が書かれているのでは。しかも女性。鎧や激烈なコマなんかはおそらく男性。

27巻巻末の 「TEAM SOUTEN」 の欄には男性2名・女性2名の名前が出てましたからね〜。そうかもしれません。
サイン会では、ほとんど先生が描いて、アシスタントの男性の方が服の模様とかを担当なさってましたが...

No.8773 - 2003/07/30(Wed) 00:49:04
連載考にお願い / つね [関東]
いささか不躾なタイトルですが、はじめまして。

最近になって蒼天航路を立ち読みし始めました。
(コミックも少しは買っています。27巻から・・・)
昔、友人に「蒼天航路を知っているか?」と聞かれて、数瞬、沈思してから、「おお! あの董卓がやたらかっこいいやつか!」と答えたのが思い出に残っています。
なまじ三国志を知っていただけにインパクトあったんでしょうね。
それからしばらく蒼天航路から離れていたのですが、ここのサイトを知って、はまっていきました。最近の画風が、以前よりも落ち着いてきているように見えるのも、自分が受け入れやすくなっているんだと思います。

三国志はゲームから入ったので(?)、呉の陸遜のファンです。話の流れからは曹操と入れ替わりの世代になってしまうのが残念です。

ところで、近々、連載考に28巻分も載せられると思いますが、一つお願いです。それは雑誌連載時に、扉絵に載せられているコピーも入れてほしいということです。掲示板ではときどき議論になっていることもありますが、最近になってコミックを読み始めている私のような人間には、それを知る手がかりがありません。タイトルと違って、編集者が入れているので作品の一部とは認められないとしても、議論の対象にはなっているわけですし、ぜひぜひお願いします。可能なら27巻以前のものも。

No.8732 - 2003/07/26(Sat) 12:52:56

Re: 連載考にお願い / TATSU@管理人 [関東]
つねさん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>あの董卓がやたらかっこいいやつ

ですね〜。初期蒼天の「破天荒に印象深いキャラ」と言えば董卓・呂布の親子だと管理人も思います。


>蒼天航路から離れていたのですが、ここのサイトを知って、はまっていきました。

あっ、嬉しいこと言って下さる!ありがとーございます!! 当サイトが蒼天航路愛読の一助となってくれれば幸いでございます。

>最近の画風が、以前よりも落ち着いてきているように見える

管理人もそんな印象は受けてます。ただ管理人の理由は「受け入りやすくなっている」というより、僭越ではございますが「欣太先生の絵が上手くなっている」という感じからなんですが。

>扉絵に載せられているコピーも入れてほしいということです

なるほど〜。単行本派の人は「連載考」の中で「キャッチコピーが云々」と書いてあっても、ナンのこっちゃ状態ですもんね!
でも、問題があるのです。それをするには、連載考を作る段階で管理人が過去のモーニングを11冊ぐらい持ってなきゃいけない訳です。
....とっくに捨てちゃってるんです〜!!

今からモーニングの長期保有を初めても「連載考・29巻収録分」は半分以上は連載終了してますから、「30巻収録分」からになっちゃうんです。

という訳でホントに申し訳ないのですが、ご要望に添うのは難しい状況でございます。ごめんなさい〜。

No.8750 - 2003/07/27(Sun) 21:21:39

Re: 連載考にお願い / つね [関東]
TATSU様、レスありがとうございます。

初期蒼天の「破天荒に印象深いキャラ」と言えば董卓・呂布の親子だと管理人も思います。

これからは、蒼天から三国志に入る方もいるでしょうが、そういう方が後で吉川や横山や演義や正史(他の三国志全て?)を読んだら、どう思うんでしょうね?
曹操に対する印象の違いのほうが大きいかも知れませんが。

>連載考を作る段階で管理人が過去のモーニングを11冊ぐらい持ってなきゃいけない訳です。
> ....とっくに捨てちゃってるんです〜!!

可能性としては考えてましたが、こればかりは「連載考の煽り文句は諦めんぞ」と言っても仕方ないですからね。これから「今週の蒼天」に入れていただければ。(注文ばかりですみません。)

No.8754 - 2003/07/28(Mon) 01:22:05

Re: 連載考にお願い / TATSU@管理人 [関東]
>これから「今週の蒼天」に入れていただければ。

まあ、キャッチコピーは「別に採りあげるほどではない」のもあることですし、「管理人が興味を持ったコピー」については「全文掲載」しておいて、あとで読んでも分かるようにしておく。っていうのでどうでしょう?

No.8772 - 2003/07/30(Wed) 00:45:10
二分の計の事を話したい。。(しつこい?) / 真史 [近畿]
スレを立てるのは気がひけたのですが。。
「人物考」が開けないのですが僕だけでしょうか?
書き込みしたいと思ったのですが、、IEの設定をいじってみても
開きません。。開けられた方おられますでしょうか?
お手数ですがどなたかお教えください。

No.8741 - 2003/07/27(Sun) 06:25:56

Re: 二分の計の事を話したい。。(しつこい?) / Blue [関東]
 自分も開けられないです、ずいぶん前からですけど。みんなそうなんでしょうか?

 

No.8743 - 2003/07/27(Sun) 10:37:04

Re: すみません。 / TATSU@管理人 [関東]
管理人も開けられないのです。ご迷惑かけてごめんなさい〜。
前もご説明しましたが、掲示板を借りていた「ふぁるがいあ」っていうところのサーバーの故障なんです。(「5月末には対処する」とか言ってたんですがね)
もうダメっぽいので、他の掲示板を借りようかと思ってます。有料だったのにコンチクショウ〜ッて感じです。

No.8749 - 2003/07/27(Sun) 21:14:25

お返事ありがとうございます! / 真史 [近畿]
Blueさん、 TATSU@管理人さん、ありがとうございました!

前に説明書き込みを目にしてたんですが、時間が経っているので。。
と思い聞いてみました。結果ダメだったんですか。。(汗)

新しい掲示板が出来るまで待ちますね。。。ムズムズ

No.8755 - 2003/07/28(Mon) 01:35:21
今週の蒼天<主君の音> / TATSU@管理人 [関東]
またまたUP遅れてごめんなさい!実は出張で九州に行ってまして。先週は北海道、今週は九州....ここにきて管理人の行動範囲がものすごいことになっておりますゆえ、報告しておきとうございます。 え?そんな報告はどうでもいい?失礼しました。


今週の蒼天、無念の夭折!って感じでした。 『鳳雛、鳳凰となりて昇天』 とでもいいましょうか。蒼天って「登場人物の死に際」がどれをとってもいいなー、って歎息しちゃいました。

          ***************

− おおッ 強え! みごとに強えぞ、おいらの軍 −
進撃する自軍の中央を進みながら、劉備は満足げに独白します。 おっ、!再び話は「劉備蜀獲り」に戻りましたね〜。濡須対戦編は ”挿話” って感じだったんでしょうか? ナレーションによると、劉備軍はフ城を進発、綿竹で益州諸軍を撃破し、快進撃を続け、成都に隣接する雒城に迫っているそうです。

「雒の城攻め。」
馬を駆る劉備の背後から、ふいにホウ統が語りかけます。
「わかってら。こっから先が難しいってんだろ」
とさえぎる劉備。  "コうるせえ軍師がまた何か言い出した" って顔してます。そんな劉備にお構いなしに 『左右より黄忠と魏延を競わせ、中央から劉備の軍隊。あとは "背後より遊撃する一軍" が仕上がれば、案外攻略しやすいかもしれない』 とホウ統は進言します。
「おめえが卓膺を率いりゃどうだ?」と尋ねる劉備。それを聞いたホウ統は、「なるほど、悪くない。」とつぶやきます。
やけに素直な返事だな、と訝る劉備にホウ統は 「勢いに乗ってる者の思いつきは当れば大きい」 と答えてます。なんちゅうか、相変わらず鋭いような、ちょっと舐めてるような...。 
「おッ、おめえ、おいらの勘まで分かってきたな」と感心する劉備。あはは、この主従コンビ、なんかイイです。

          ***************

『山上より雒城を眼下に見下ろす劉備軍』 のシーンに続き、場面は 『駐屯する劉備軍』 へ。
幕舎では法正が劉備に雒城について報告をしています。雒城は険阻な山々と網の目状の支流に囲まれた要害の地で、もと黄巾賊まで数多く編入されているそうです。劉備は肘をついて地図をみつめ「成都をここで防ぎきろうってんだな」とつぶやきます。
「策の献上に参った」
帷幕の外より声がします。おう、入れ、ホウ統。と答える劉備。
「その前に知らせをひとつ」と告げながらホウ統が現れます。なんかこの男って、人が話ししてる時にフラッと現れるのが好きみたいです。

「曹操が魏公に就いた。」
その知らせに愕然とする法正。劉備はしばらくホウ統を見つめ、おもむろに「なんだ、そりゃ」と尋ねます。
「漢帝国の中にもう1つの国ができる」と答えながら席につくホウ統。
劉備はふぅーん、と耳たぶ掴んでつぶやきながら、魏公....曹操の国か。と気が無さそうな表情です。
未だ呆然としている法正の横から、「四海を揺るがすであろう一報だが」とホウ統が問いかけます。そりゃそうでしょうね。小駒の劉備が中駒になろうかって時に、大駒のほうは王将になっちゃったんですから。 つか、劉備の大義は「漢帝国の復興」だから大義を揺るがす一報になるんかな?
「天下にとっていい知らせなのか、悪い知らせなのかはわかんねえ。 だけどな、」 劉備は語ります。「聞こえようは悪かねえぞ」
その発言に驚くホウ統と法正。ホウ統は、
「これもまた、あなたに吹く風と?」
と尋ねます。
「どうかだかな」
と静かに微笑む劉備。
その時、ホウ統は劉備から”輝く何か”を感じ取りハッとします。

「中華の大空を舞う話は楽しいが、まずは雒城(ここ)だぜ。な?」
地図に両手を置き、そう告げる劉備。ホウ統は劉備を見つめ、考えます。
− 音がした。
  天下に思いを巡らせた後、
  奥深い所で、どしりと落ちつく、重い音。
  劉 玄徳の器の音 −
「それじゃ聞こうか、ホウ統」
そんなホウ統の洞察を意に介さず、明るく微笑む劉備。

          ***************

− この音を、曹操の巨大な風に乗せて、轟かせたい! -
ホウ統の独白は続きます。
− まずはこの蜀! さらに策を! さらに前へ!−
そう独白するホウ統は遊軍を率いて進撃している最中です。なんか表情が輝いてます。劉備の”器の音”を感じ取り、嬉しくなっちゃったんでしょうか?

隘路を進軍するホウ統・卓膺軍。新しく築かれた『伏兵の砦』に向かっているそうです。ホウ統は並走する卓膺に、ホウ統軍が西を攻める間に卓膺軍は東に迂回して火を放て。と指示します。卓膺軍がホウ統軍の囮となるのではなかったのですか?と驚く卓膺に、一の手で手こずるようであれば、ニの手では卓膺軍を囮として山ごと焼き払う。あるいは卓膺軍がさらに三の手に回っても良い。とホウ統は告げます。おお相変わらず三段構えの策。
「ホウ統と競りあうのも悪くなかろう」と微笑むホウ統。
「軍師殿」と、緊張しつつも笑みを返す卓膺。
黄忠軍と魏延軍みたいな戦法をこの遊軍にも採用しようとしているんでしょうか? 
「ああ、こういう戦も嫌いではないのだ」 
と告げながら駈けるホウ統。お、クールにして打算的っぽいホウ統ですが、今回は違うみたいです。

“伏兵の砦”に迫るホウ統軍。物見櫓の兵がそれを発見し、砦内の兵に敵襲を告げています。
攻撃を開始するホウ統軍。驀進する自軍の中にあってホウ統は
− 伏兵の軍を留めおく砦にしては、楼閣が多く木柵が多い。−
と、砦を観察しています。
砦の門が開き、益州兵が飛び出てきます。なんとその中には狼(山犬?)がっ!!すげえ混成部隊だ!伏兵軍団!!こんなのあり!?
− やはり、この砦は雒城の弱点を補うための砦。 とすれば –
と、ホウ統は考え続けます。ふむ、ホウ統は最初からこの砦が「伏兵を配置するためだけの拠点」では無いと睨んでたんですね。だから遊軍を率いて襲撃したみたいです。

ホウ統軍に襲いかかる獣人混成軍。

          ***************

夜の劉備軍幕営。
遠くの山麓からは火の手があがっています。おっ、「伏兵の砦」は陥落したんでしょうか?
「戻ってきたか!?」
と鎧を着けたままの劉備が、楼台から叫びます。
木柵が開き、姿を現す一軍。     
「遅かったじゃねえか。ホウ統―ッ」
と笑う劉備。ところが先頭を進むホウ統は、
「申し訳ない」
と力なくつぶやきます。ああ?と不審そうに聞き返す劉備。
「目をつけた砦が、地下で雒城と繋がっておりましてな」
と、うな垂れるホウ統。なんだとお?と顔を曇らせる劉備。
「伏兵の一砦と雒の一穴とひきかえに、卓膺とその軍半分を失ってしまいました」
とホウ統はうつむいたまま報告します。

なんと、『伏兵の砦』というより『雒城の出城』みたいな性格を帯びてたんですね。つか、地下で雒城と繋がってた、ということは、砦というより「雒城の一翼を担ってた」んでしょう。さすがのホウ統もそこまでは読めなかったんでしょうか? 「出城と地下道」をつぶしたものの、味方の被害も少なく無かったみたいです。
「おい、どうした。おめえらしくねえぞ」
と劉備は思わず一歩踏み出して尋ねます。ホウ統は顔をあげ、
「ご主君」
と一言告げます。ゴフッとむせるホウ統、その口からは血が!!そしてその背中には2本の矢が!! うっわ〜。あの砦が落鳳坡の位置付けだったのか〜!
「ご主君だぁー!?  らしくねえって言ってんだぁーッ」
叫び、ホウ統に駆け寄ろうとする劉備。
「仕方ない。何しろ初めて主君に仕え、復命する」とつぶやきつつ、ホウ統は落馬します。
「ホウ統――――!!」
絶叫する劉備。ホウ統に駆け寄り、抱き起こします。
うっすら目を開けたホウ統はこう告げます。
「こ、孔明を。今すぐ孔明を、」
「じゃかあしい! 人をあてにする男じゃねえだろ!おめえは!!」
ホウ統を抱きしめ、大粒の涙を撒き散らし、叫ぶ劉備。
ホウ統は静かに微笑み、最期の言葉を発します。

「た れ 流 す な、 天 下 人」


ホウ 士元
流矢にて落命
享年 36

          ***************

このホウ統の最期の言葉って、フ城の宴会で劉備を諌めた時の「一喜一憂はたれ流さんことだ」の言葉に通じてるんですよね。つまりは、大泣きする劉備に『一軍師が死んだぐらいで、感情を昂ぶらせるな、めげるな。天下人は、前を向いてつき進め』 みたいなことを言いたかったんじゃないでしょうか?

蒼天ホウ統の台詞って、基本的には「自分がどうこうしたい」というより「天下人はどうこうすべき」って発言が多かった感じがしました。だから、憎たらしい発言の奥には「劉備に対する並々ならぬ期待」が秘められていた気がします。その冷静沈着にして、時には無礼な態度の裏には、「己」は考えず「劉備」がどうあるべきかを考えつづける「無私」なものがあったように感じました。その最期の瞬間まで「劉備に対する諫言」で終わるなんて、この男らしいじゃないですか〜!
登場回数があまりにも少ないんで、妄想入っちゃいますが、『初めて主君として仕えた』 逆に言えば『初めて臣下として重用してくれた』 劉備が好きで好きでしょうが無かったんじゃないでしょうかね。ホウ統は。
じゃなきゃ、まさに死のうという瞬間に、あんな台詞は出ないんじゃないでしょうか? でも世捨て人みたいな風貌の、隻腕にしてちょっと拗ねたような蒼天ホウ統は、それをストレートには表現しない訳です。最期の最期まで。 
これが謹厳実直な張奐みたいな性格なら「願わくば、劉備殿の世を一目見たかった」とか素直に言ったんじゃないでしょうか。

ああ〜、なんかいいキャラだ〜。これっぽっちで退場しちゃうのは勿体無い! できることなら、「劉備との出会い」や「成都で劉璋を討てと献策するシーン」ぐらいは、”挿話”としてでも良かったからやって欲しかったな〜。曹操主体の話だからやむ無しなのかな。

さて次週は蜀獲りの続きか?魏国か?はたまた孫呉か?
蜀獲りなら、黒髪孔明の登場か〜!? のっわ〜、楽しみ〜!!

No.8724 - 2003/07/26(Sat) 00:31:58

Re: 今週の蒼天<主君の音> / Blue [関東]
 管理人サン、北へ南への大移動、ホントお疲れ様です。

 いよいよ、というトコロで戦死してしまうホウ統。早世が惜しまれる人材と言えば、曹操陣営においては郭嘉、孫権陣営においては周瑜、そして劉備陣営においてはやはりこのホウ統でしょうね。「これらの人材がもっと長生きしていたら・・・」という論議もよく聞きますが、これだからこそ現実は厳しく、歴史は面白い、とも思うのです。

 そしてやはり最後は孔明の名を出しましたねえ。自分としては、ホウ統と諸葛亮という二人のカラミをもう少し期待していたのですが・・・

No.8725 - 2003/07/26(Sat) 01:11:49

Re: 今週の蒼天<主君の音> / ぱぱ [関東]
TATSUさん、お疲れさまっす!今日28巻買ったんですけど、文若サンのことばをかりまして、ここにきてTATSUさんの行動範囲がものすごいことになっております、ね!


今週の蒼天、本当に長く感じました。短いページ数で一つの物語としてなりたっている、そんな感じを受けたからです。劉備とホウ統の息の合っている場面や、亮と違い具体化した軍策を示す見せ場、そして散り際。短い登場でしたけど、暗器(?)をつかったり、??ありえん?<Lャラでインパクトは強かった…人気投票の上位の常連の予感!ですね。

最期のの台詞はかなりキました。コンビニでぶるっと。垂れ流すな…、か…、表紙の羽生えて昇天も、死んでも劉備を守る、陳腐な言い方だけどそんな印象を受けました。

ホウ統と孔明の絡みは見たかったですね。ジョショは避けていた孔明だったけどホウ統はどんな風に付き合ってたんだろうか…。

このごろ違和感感じていた劉備の姿でしたが、兜、かぶってるからなのかな。やっと大物って感じが出てきたけれども、やっぱラフな格好の劉備が好きかも。

No.8728 - 2003/07/26(Sat) 01:40:33

Re: 今週の蒼天<主君の音> / t.s
東奔西走ごくろうさまです。

惜しい人材でしたね。「策」以前にあの飛び道具だけで白兵戦するのは無茶でしょ。隻腕になったエピソードをみたかったな〜。

しかし戦争の画は相変わらずうまいですね〜。
騎馬軍が砦に突撃するシーンと砦から山犬とともに打って出るシーンは白眉だと思います。
すんげースピード感がありますよね?すんばらしーです。

ところで卓ヨウはあの暗黒軍師に似ているような・・・

No.8729 - 2003/07/26(Sat) 01:43:41

Re: 今週の蒼天<主君の音> / bayazid [近畿]
管理人様、北へ南へご苦労様です。

ホウ統、死んでしまいましたね。登場わずか三回、もう少し彼のエピソードが見てみたかったなあ。

私は今回の話までホウ統は劉備に対して一定の距離を置いていたように思います。彼は劉備が自分の主君としてふさわしいか見極めようとしていたのではないかと。なにしろ30近くまで野にあって誰にも仕えずにいたのですから。歯に絹を着せぬ直言やからかうような言い草も彼の性格に帰するところが大きいと思いますが、それにより劉備の器を計ろうとしていたのではないのでしょうか?
 そして今回曹操の魏公就任に関しての劉備とのやり取りで、劉備こそ自分が仕える主君だと確信する。だからホウ統は遊軍を率いて進撃している最中、高揚していたのだと思います。
 ホウ統が雒城から帰還した際に劉備に「ご主君」と言ったり、「仕方ない。何しろ初めて主君に仕え、復命する」と言ったりしたのも自分が死ぬ前に劉備こそが自分の主君だと伝えたかったのと、それを見極めた矢先に死ななければならない無念さを伝えたかったのではないでしょうか。
 
 ・・・私もなんだか妄想が入ってしまいましたね。ですが私の中の蒼天ホウ統はこんな感じです。いずれにしても早すぎる死でした。合掌。


 

No.8730 - 2003/07/26(Sat) 03:38:53

Re: 今週の蒼天<主君の音> / 真史 [近畿]
TATSU@管理人さん。
忙しそうですが無理をなさらず、、北伐郭嘉にならぬよう。

今回の蒼天、、表紙を見て読むのを躊躇いました。
死ぬのが明らかにわかる表紙だったから・・・
しかし読まずにもおれず先程読み終えたのですが、、痛かったです。
蒼天の中でもホウ統は自分のイメージの中に無いキャラだったので、
歴史なんで亡くなるのは仕方ないにしてももう少し見たかったです。
(周瑜とからむホウ統もみてみたかった。。。)

「この音を曹操の〜」から、ホウ統の笑顔が以前のひねた笑顔でなく
すがすがしさを感じさせる笑顔だったのは良かったんですが、
最期に「たれながすな天下人」と言う時、そのすがすがしい笑顔のままだったのは泣けますよね。。セリフは前のままなのに。

No.8731 - 2003/07/26(Sat) 06:33:57

Re: 今週の蒼天<主君の音> / アベール
雛のくせに無理に飛ぼうとするからだ、ばっきゃろーーー!!!
No.8733 - 2003/07/26(Sat) 13:46:12

Re: 今週の蒼天<主君の音> / ミッチー
管理人様、出張お疲れ様です。

久々のカキコになりました。

龐統、死んじゃいましたね〜。
コンビニで立ち読みしてたんですけど思わず「えっ!」って言っちゃいましたよ。
出てきた時からあの飄々とした感じが好きだったので非常に残念です。皆さんの言うように孔明との絡みは見たかったですね。

先週が曹操と孫権の話だったので蜀取り編がもうちょっと続いて欲しいと思ってた自分にとっては今週の展開は良かったです。

来週は黒髪孔明が出て来るんですかね〜。
また来週の木曜日が楽しみになって来ました。

No.8736 - 2003/07/26(Sat) 15:50:05

Re: 今週の蒼天<主君の音> / 簡鍛

 TATSU殿、出張ご苦労様です!!

 TATSU殿の、『鳳雛、鳳凰となりて昇天』 になんか感動しました!!

 今回はまた蜀討伐戦に戻り、何かもう少しで蜀討伐戦が終わりそうな気がしてきます。
 そして落鳳坡の戦いは、結構呆気なく終わってしまったのが残念です。劉備の馬に乗っていたからというのが原因でないのにしろ、やはり演義と同じく己の策に溺れて死んでしまうのは、残念でした。
 ただ、僕の印象的には、かなり登場回数が短いゆえに、龐統が死んでもあまりショックな出来事ではなかったような気がします。
 考えてみると、今まで涙を誘った死は、郭嘉、荀?ケともに軍師で、長い間登場し、そして演義などでは殆ど描かれていない死です。そうすると、龐統が落鳳坡にて死ぬのは有名で、あまりそういう涙を誘うようなことがなかったのかもしれません。

 さて来週は蜀討伐戦の続きで、黒髪孔明が出てくるのか、それとも濡須口の戦いが行われるのか、期待十分です!!

No.8737 - 2003/07/26(Sat) 18:03:38

Re: 今週の蒼天<主君の音> / 郭嘉最高! [関東]
びっくりしました!まさかもう死んじゃうとは…つい今文庫本貸してて読み途中の奴に「ホウトウが死んじゃった!!」って言っちゃいましたもん…。
たった三回…さみしすぎだ…

次週の孔明の登場に期待します…

No.8738 - 2003/07/26(Sat) 20:02:56

Re: 今週の蒼天<主君の音> / 紅いキバ [東海]
TATSUさん、今度は南征ですか?お疲れ様です。

ホウ統、とうとう逝ってしまいましたね。
登場回数3回ですか。もっとたくさん出てたような気がしてました。
休載があったからかな。それとも、それだけインパクトが強かったってことでしょうか。
過去、これほどの少ない登場回数にもかかわらず、これほど印象深く、これほど多くの共感を呼んだキャラってなかったと思います。
最期にホウ統は、劉備にどんな夢を見たんでしょうか?
今となっては伺い知る由もありませんが...

いよいよ孔明が登場しそうな雰囲気ですね。
さすがに「玄徳さま、妙案がうかびました(ハート)」っていう訳にはいかないでしょうから、前とは全然違った雰囲気になっているでしょうね。
プレッシャーかかるだろうなぁ。

No.8739 - 2003/07/26(Sat) 21:01:18

Re: 今週の蒼天<主君の音> / Caocao
こんにちは〜。出張、お疲れ様です。

龐統、早すぎる〜。そして、無謀すぎる〜。隻腕だから馬に乗るのも大変だろうし、武器をとって戦うなんて無理ですよ。こういうところでも“ありえん!”ですね。いや、この人は徹頭徹尾“ありえん!”でしたけど。鎧とマントを着ていれば助かったかも。
龐統みたいな軍師が、主君の気分により添ってしまうなんて…君主と軍師のどちらもが乗り物になっちゃったらダメですよ。劉備君、乗り手になりなさい。

主役級の人物がデットロック状態のとき、物語の副次的人物が、濃い霧の流れる暗闇の底から、にじみ出るように登場して、大智の片鱗を示して、難所切所を切り抜けさせるが、これからというときにフッと消えてしまい、もう登場しないにもかかわらず、ずっと忘れさせない存在になることがある。

策動家の龐統もこの傾向にあるような気がするけれど、少し弱いかな。もう少し強くしてほしいですね。正史での立伝のされ方や死後の待遇なんかをみても、振り返ってみればスゴイ人物、死んだ後でその大きさがよくわかる人という感じがします。周瑜に対する孫権並みとはいかないまでも、劉備くんにはしばらく“龐統の死”をひきずってほしいです。とにかくどこかの三国志に見えるフッサールが腐ったような恬淡さは出してほしくはないですね。あえて物語の勢いを緩めてもいいのではないかと思います。
備よ、苦しめ!そしてもうチョット大きくなれ!

それにしても曹操様の魏公就任は伝聞だけで済まされてしまうのでしょうか?
次は黒髪の亮くんですかね。こっちは全然予想できないです。

No.8742 - 2003/07/27(Sun) 06:48:58

Re: 今週の蒼天<主君の音> / kazz [東北]
TATSU様、お疲れ様です。最北から南の大地へ。劉備の人生みたいな生活になってますね(笑。

>大駒が王将に
綺麗な表現で、かつ解りやすいですね。いつもながら巧いっ。

解ってて読んでも、やりきれない思いが残りますね。今週の蒼天航路。
大人物が次々と逝ってしまう。
士元殿、個人的には正史の記述を踏まえても、その評に疑問が残る人物だったのですが、今週の蒼天と上のCaocao様の解釈を読ませていただき、なんとか消化できそうです。
「たれ流すな」の植字がなんとも切なく、それでいて士元殿の性格を窺い知れたような気がします。

なんにしろ、こんなに格好良い 龐 士元 は初めて! 蒼天龐統 万歳!
文若殿のとき同様、今回も喪色でレスします。

No.8744 - 2003/07/27(Sun) 10:48:06
28巻! / ようかん
豚の丸焼きの作り方が・・・w
材料何処でそろえるんだろw
丸焼きできるほどの台所って・・・w
つっこみどころ満載のおまけページでしたね。

No.8700 - 2003/07/23(Wed) 16:31:37

Re: 28巻! / すうりん
久々のカキコです。皆様こんにちは。
うん!うん!作れるものなら…。屠殺からして無理だわ。美味しそうだった。ご相伴預かりたい、ジュルジュル〜。
ちょっと感想が外れてる?
買った!読んだ!浸った!
どのページより長い時間かけて見たのは文若講座。
若い頃の孟徳君とても凛々しい。2度惚れ。
馬超、あの傷のせいで早死にするのかな?北方三国志みたいのも虚しいけど。(TATSU様もう読み終えた頃ですか?)
文若様なぜか旅に出る前の少年の顔になってます。(のように見える)
キリがないのでこの辺で。

No.8701 - 2003/07/23(Wed) 17:07:29

Re: 28巻! / 茶坊主
はじめまして!
こちらにカキコするのははじめてです。
文若講座と曹操のレシピ。連載派にはこういうのうれしいですね。
この2ページと裏表紙だけで即買いです!
特に文若講座の「合肥城…みたかったな」にはしみじみ悲しくなってしまいました。

No.8702 - 2003/07/23(Wed) 22:20:22

Re: 28巻! / bayazid [近畿]
やっとでましたね、28巻。
今回収録されている涼州反乱の話は、連載中わくわくしながら読んでいたので、一気に読めて大満足です。
特に馬玩!なんといっても馬玩!蒼天馬玩はやっぱりいいです!あのセリフ、あの散り際!男気全開って感じです!趙雲様一筋のワタクシがくらりとくるほどのあの熱さ!はぁ〜・・・。

おまけの「曹操のレシピ」もよかったですね。ブタの料理も食べてみたいですが、のんべえのワタクシとしましては九ウン春酒法で造られたお酒が非常〜に気になります。もし美味しいお酒を片手に美味しい料理をつまみながら、曹操やジュンイクと一緒に語り合えたら・・・至福の一時でしょうね。

No.8703 - 2003/07/24(Thu) 00:14:31

Re: 28巻! / 業伯
無粋な事を申すようですが、丞相、屠殺業って貴方が思ってるよりめっちゃ卑しい職なんでは。いくら丞相とてそれだけはなりませぬぞおー!
でも殿のレシピは嬉しいです。

No.8704 - 2003/07/24(Thu) 17:11:27

Re: 28巻! / hz [地球外]
カバーのジュンイクの踊る姿が妙に悲しく感じました。
28巻は熱いですね。
馬超編の締めくくりにジュンイクの話…
28巻が出たばかりだというのに、もう29巻が見たくなってしまいました(笑

No.8705 - 2003/07/24(Thu) 17:19:14

Re: 28巻! / れいら [関東]
 二十八巻も良かったです〜☆
曹操が年と共に子供みたいになって楽しいですね。
ジュンイクを必死で留めようとしているのが可愛かった(笑)
口に入れると雪の様に溶け,皮はパリパリで恐ろしく美味い
そうです(笑)
 ああ言うシーンは,もっと長く見たかった〜☆

No.8706 - 2003/07/24(Thu) 21:55:25

Re: 28巻! / 紫舟
裏表紙の踊る荀令君の微笑みはあまりにも静謐かつ透明であり、舞う雪の中ですでに彼岸にいるかのようでした。「ラストワルツ」思い出してしまいしんみりしました…
私の中で「怖いけど気になってしょうがない人」曹丕の騎射シーンも良かったです。ただ、年齢が36歳のままだったのがとっても気になるんですけど。

No.8707 - 2003/07/24(Thu) 21:57:18

Re: 28巻! / youkey [関東]
TATSUさん、ご無沙汰です。
28巻、読みました!バリバリの単行本派の私にとっては、もう興奮しっぱなしでした。
しかし、荀?ケと韓遂、ともにかつてまだ若かりし頃の姿を見ることができ、どちらも微笑ましかったのですが、韓遂のほうは非常に清々しかったのに対し、やはり荀?ケにはどこか寂しさをともなって感じました。

私も、早く劉備の入蜀ストーリーを読みたいです!

No.8708 - 2003/07/24(Thu) 22:40:10

Re: 28巻! / 穿 [東北]
昨日購入し、貪るように読み耽りました。
韓遂も渋いし、なにより馬玩の漢っぷりに感服です。勝手に28巻のMVPに認定(笑)
そして荀?ケ・・・一見爽やかでほのぼのした情景ですが、その裏に隠れる喩えようもない寂寥感や儚さが、何とも読んでいて悲しいというか・・・
いや、単行本でも連載でも目が離せません。
今後にますます期待したいですが、話ももう佳境ですよね〜・・・嗚呼。

No.8709 - 2003/07/25(Fri) 00:07:48

まだか! / come [近畿]
早く荀?ケの最期がみたいなー
荀?ケは本当に尊敬できます、かっこいいです、大好きです。
馬超編は正直あんまり印象に残りませんでした。
赤壁が終わってから亀の出番がたびたびありますね。
「万人の心に巣食うた"曹猛徳"との戦いは理に合わぬ戦い
 永く永くきついものになる」
この戦いこそが蒼天航路そのものだと感じました。

曹操のいくつかのレシピもさることながら、韓遂の食事をみて、
ロッキーを思い出したのは僕だけでしょうか?

No.8714 - 2003/07/25(Fri) 19:28:42

Re: 28巻! / Blue [関東]
 28巻、読み終えました〜!

 「演義」では有名な、許チョと馬超による夜間の一騎打ちはありませんが、緊迫した攻防戦の描写はやはり「蒼天」の持ち味というもの。馬玩のように「演義」で小さく扱われていた人物が、こんなにも生き生きとしているではありませんか!こういうの無性に嬉しいです、自分。
 同じく「演義」では出番の少ない満寵が最後に登場してますが、このヒトも過小評価されてるような気がするだけに、今後の活躍が楽しみっス!

 すうりんサンと同じく、自分も今巻の「荀文若・特別講座」はお気に入りですね。劉璋が笑える!
 しかしこの地図を見て自分がスゴイと思ったのが、「黄河と長江の長さ」ですね。いやあ、まさに中華の大動脈!中国史には欠かせない要素だよな〜、と改めて確認できました。

No.8716 - 2003/07/25(Fri) 21:40:40

Re: 28巻! / TATSU@管理人 [関東]
管理人も買いました〜!!
それも出張帰りに!(笑) 空港と飛行機の中で何回も読みました〜。

>つっこみどころ満載のおまけページ

あはは。でも、「ご家庭でどうぞ」って書いてある訳じゃないですから、材料はどこで売ってるんだ、とか、丸焼きできる台所が無い、とかつっこんじゃ、欣太先生がカワイそうですよ。

>TATSU様もう読み終えた頃ですか?

まだなんです〜。今、趙雲が孔明に看取られ逝去したとこです。読むのは遅いですが、こりゃ、なかなか傑作だと感銘しております。

>文若講座の「合肥城…みたかったな」にはしみじみ悲しく

茶坊主さん、初めまして。蒼天考へようこそ。
そうそう。それ、管理人も感じました!あと「荊州人材をどこまで掌握できてるんだろう」のところは、一生懸命分析してたんだな〜なんてホロリときました。

>九ウン春酒法で造られたお酒が非常〜に気になります。

管理人もです〜。さらに「曹操手作り・上澄みの一番いいところ」ってのも気になるところです。"極上の甘さ"ってどんな味がするんでしょうね〜。ゴクッ...

>屠殺業って貴方が思ってるよりめっちゃ卑しい職

屠殺業? 「屠殺のみ」をしてる訳じゃ無くて、調理法を考え、実際料理して、おまけに酒も造ったりしてるんで、ちょっと違うんでは?

>ああ言うシーンは,もっと長く見たかった〜☆

ですよね〜。管理人は思わずイラストで描いちゃいました。

>「ラストワルツ」思い出してしまいしんみりしました…

うん、うん。「荀?ケが雪に舞う裏表紙」は確かに「ラストワルツ」を意識して描かれてる感じしました。ある意味「29巻の先取りイラ」になっちゃってるような...。表紙の曹操も雪の中で手を差し出してるので、表と裏がナニゲに連動してるような気もしました。
曹丕の年齢が36歳のままだったのは管理人もガックリでした。担当者さんも当サイトは読んでない模様で。

>バリバリの単行本派の私にとっては、もう興奮しっぱなし

おお!良かったですね!!連載派の管理人も一気に読むとこれまた面白い!と感じたんで、単行本派はなおさらでしょうね。
征西編と荀?ケ編は「動」と「静」って感じしました。

>勝手に28巻のMVPに認定(笑)

がはは〜。管理人も同意です。最初から、恐いけど熱い漢なんだな〜と注目してたのですが、「離間の計」に思いっきり引っ掛かっちゃって、このまま暴走しちゃうのかな?なんて思ってたんですが、最期に思いっきりカッチョ良く散っていきました。

>この戦いこそが蒼天航路そのもの

ふむ。「悪党と言われてきたものは本当に悪党なのだろうか」ってナレーションから始まってますからね。

>緊迫した攻防戦の描写はやはり「蒼天」の持ち味というもの

そう思います。
征西編の潼関攻防戦はなかなか良かったです。ひたすらに曹操を襲う馬超、老獪にして豪快な韓遂。特に馬玩の最期にはヤラレました。

No.8721 - 2003/07/26(Sat) 00:09:04

Re: 28巻差し換え台詞考 / RIP [北海道]
その三百十二 異境の主
「今おまえが動けば わしらの乱はここで終(つい)える」
→「今おまえが動けば わしらの乱はここで潰える」

その三百十五 張既と狼の群れ→静かなる決裂
「張既の言った返事とはあの墨跡まみれの書状への返事であろう」「あん?」
→「張既の言った返事とはあんたが塗抹で隠したあの書状への返事であろう」「ああ?」

その三百十六
「戦場に神などいない。」
→「戦場に神はいない」

連載時には「韓遂殿」と呼ぶ梁興に汗がない。



確認できたのは以上でした。
25巻の大幅な変更以来、台詞を熟慮しているのでしょうか。
連載時との大きな差がなくなってきていますね。

No.8740 - 2003/07/26(Sat) 21:49:06

Re: 28巻! / TATSU@管理人 [関東]
ありゃ、「差替え台詞考」は遠慮気味にこのスレにくっつけちゃう訳ですね。
今回は、それほど大幅な変更は無かったみたいですね。馬玩の台詞は差替えた後のほうが「勘違い度」が明白でいいと思います。
まあ、確かに少ないですが、過去の変更は「ここは変える必要無かったんじゃないかな?」っていう箇所もあったりしたんで、管理人的には満足です。

No.8747 - 2003/07/27(Sun) 21:04:26
後姿 / 別賀 [関東]
27巻の12ページ目の1コマ目の右下の後姿だけの人
もしかして陳リンではと思ったのですが皆さんはどう思いますか?

No.8745 - 2003/07/27(Sun) 13:35:18

Re: 後姿 / TATSU@管理人 [関東]
探すのに苦労しました〜。
その299の「曹操が銅雀台の楼閣に出て、太鼓がドン♪と鳴っている見開きコマ」の右下ですね。
後姿なんで断定できませんが、あの髪型は確かに陳琳っぽいです。っていうか、あんな髪型は陳琳以外いないような気がします。

文章はそっけないですが、観察力は鋭いですな。

No.8746 - 2003/07/27(Sun) 21:03:07
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