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樊城の曹仁って? / 我道
最近蒼天の樊城戦を読み返しましたが、篭城した曹仁って、実は樊城を守り抜いたって言えない気がするのは私だけでしょうか?
というのも、関羽は樊城を本気で落とそうとしてないような行動をしていたからなのですが、みなさんはどう思われますか?

No.13019 - 2006/03/24(Fri) 23:00:58

Re: 樊城の曹仁って? / 鳳卵 [東北]
それについては僕も、大いに疑問に思っていたところでした。

イヤ、関羽の思惑は別として、曹仁の行動がどうにも腑に落ちないように思えます。つまり…

「アンタ、城を出ちゃイカンでしょ!?」

ということを言いたいワケなんですが。

たまたま呉軍が江陵や公安を落としたから関羽は南に帰ったわけですが、もしあのまま樊城攻囲戦が続いたとしたら、城の中で戦うのは満寵や臭いコンビだったワケです。いかなる場合であっても曹仁親子は城にとどまっていなければならなかったのではないかと思うのですけどね。

よしんば、曹泰には兵たちを船に乗せるという役目があるから仕方ないにしても、あの場面で曹仁が城の外に出てしまったのは、どうにも納得いきませんですね。

No.13020 - 2006/03/28(Tue) 07:17:40

蒼天曹仁を弁護する(笑) / 陳寿 [関東]
 まず、蒼天関羽の戦略には

(1)樊城を締めあげ、囮(おとり)にすることで、魏の大軍を引きつける。これによって、劉備の率いる蜀軍本体が北へ侵攻するのを助ける。
(2)魏の援軍を出来る限り潰した後、西から北上する蜀軍本体に呼応して、北へ侵攻する。(当然、このとき樊城を落としておかないと中原へ進出できない)

 という二つの目的が あるように思えます。よって樊城は作中、曹仁の台詞にもあるように、「中原の守備の要・絶対に落とされてはいけない城」です。戦略とは臨機応変、その場に応じて変えるもの。もし、曹仁が「ヘボ将」であれば、関羽は早々に樊城を潰し、別の手だてを考えたでしょう。現に「ヘボ将」が守っていた隣の襄陽は、関羽によって呆気なく陥落していますし。

 樊城攻防戦のはじめ、関羽がたった一騎で城に乗りこみ、敵兵に「勧告」をする場面があります。城に乗りこんだものの、味方は後に続かず、関羽は樊城の守りが固いことを実感します。仮にその前の一騎打ちで、曹仁をCENSOREDいたとしても、「将が倒れても兵は崩れない魏軍」が相手、しかも城には名将・満寵も残っており、事態はあまり変わらなかったでしょう。

 あのとき関羽は「樊城守備兵の士気は高く、曹仁は名将。城攻めには時間がかかる」と判断し、それならば、その「時間がかかる」を利用して「敵の援軍を芋づる式につり上げてやろう」という作戦を立てたのではないでしょうか。曹仁が名将であり、樊城の守りが固いことを逆手にとった作戦です。そして「自分一人で樊城を落とすのは無理」だとわかっていたからこそ、「勧告」だけしてさっさと樊城から出ていった(笑)。関羽が一騎打ちで曹仁を侮辱し、無謀な「敵城乗り込み」で魏軍の目を引きつけている間に、関羽軍は樊城の包囲をより強固なものにしています。これは、「樊城に一度猛攻をかける。しかし、城の守りが固い場合、無理をせずに包囲網を強化する」という関羽軍の二段構えの作戦を物語っており、同時に関羽が曹仁を「侮れない相手」と認識している証拠だと思います。

 次に、「樊城蘇生作戦」における曹仁の行動ですが、私は曹仁が城を出てしまったことは間違いではないと思います。その理由は、

(1)城の守備だけなら、満寵だけでも十分と考えたから(史実でも満寵は防衛戦のスペシャリストです)。また、援軍が到着した以上、城の外からでも司令官として指揮はとれます。
(2)誰かが「関羽と一騎打ちしている徐晃」を救わねばならず、その困難かつ危険な任務が果たせるのは曹仁しかいなかったから。

 とくに(2)は重要で、もし曹仁がいなかったら、徐晃は関羽に斬られていたかもしれません。司令官として城に残るのもひとつの選択ですが、「信頼に足る男」満寵に後を託し、「一番危険な任務=関羽の魔手から徐晃を救う」ことを選んだ曹仁は、やはり曹操が見込み、育てただけの男であると、私は思うのですが。

No.13022 - 2006/03/28(Tue) 21:03:42

Re: 樊城の曹仁って? / 黒助 [関東]
確かに樊城戦の序盤では、一騎打ちの見逃し、城内素通りなど関羽側の目的が「ただ最速で効率的に城を落とすこと」ではなく、「漢中王の軍に相応しい戦を示すこと」と「魏軍を出来うる限り引き付けること」にあったことで結果的に助かっている場面もありますよね。

ただ、「総大将同士の一騎打ちでは決着はつけない」、「城は傷つけない」など関羽軍側がわざと不利になる制約のもとで戦っていたとしても、陳寿さんも仰っている通り、関羽は決して樊城は落さないつもりではなく、「兵の半数をCENSOREDことで城を(無傷で)奪う」つもりで猛攻撃を仕掛けて来ているわけですので、その鬼神関羽率いる2万の包囲軍に4千でぎりぎりながら戦っている段階でやはり優れた将であると思います。

関羽は完全包囲を敷くだけではなく周囲の城と魏の急援軍を虱潰しに破り、かつ圧倒的気勢で樊城内の兵士に「漢中王への降伏」を迫ります。
さらに各地で劉備と関羽に呼応する反乱が乱発します。
加えてあの豪雨。
これらの状況を考えれば兵の士気を保つのは相当困難なことであったはずです。
そんな中、焦るどころか不敵に笑いながら満寵とともに兵に気焔を焚きつけ続けぎりぎりで徐晃の救援軍の到着が間に合うまで兵の士気を保ち続けた点は、自身の気ばかりが逸り、兵を思うままに指揮することを最も苦手としていた初期の頃を思うと、見事に成長したと評価していい点ではないでしょうか。

また、「樊城蘇生作戦」についてはその週の今週の蒼天でも触れましたが、徐晃の一騎打ちによる関羽の引き付けは明らかに事前の作戦段階では予定されていなかった危険を伴う策の徐晃自らの決断による決行です。
その徐晃の決断を言葉を交わすことなく瞬時に判断し、作戦を中断させることなく曹仁自らが動くことで救援に向かったあの場面も、曹仁、徐晃両将の『臨機応変の魏』の将としての本領を見るシーンとして陳寿さん同様高く評価してよいと考えます。

ただ、曹泰に西門を任せるシーンから推測するに、西門から船団までの城内兵の脱出こそはじめの作戦における曹仁の役割であったように思われます。
だとすると曹仁は徐晃の一騎打ちがなくとも初めからあの作戦で場外へ出るつもりであったということになります。
鳳卵さんの仰るようにこれは「防城作戦の将」としては疑問となるところですが…

この点に関しては、「桃園の夢」の回の趙儼のセリフから解決できないでしょうか?

「援軍というが樊城を救援するだけではない。ここで関羽を葬り去る戦いになった」

徐晃の援軍が到着し、関羽の狙いが「樊城を落とすこと」以上にあるのを見抜いた段階で彼らは既にここまで考えているわけです。
すなわち、それこそ鳳卵さんの仰る通りたまたま関羽が南に帰ったから関羽軍VS魏軍の戦はあそこで中断することになりましたが、そうでなければきっと彼らは「樊城蘇生作戦」以降は「樊城防衛」の戦ではなく、「関羽討伐」の戦を展開していたはずです。
戦の目的が既に「樊城防衛」以上のものとなっていることを考えれば総大将曹仁が城内に留まることの必然性も自然となくなるのではないでしょうか。

以上、蒼天の樊城攻防戦は関羽、曹仁の両軍がともに単に「城を攻める、守る」ということ越えたのスケールでの攻防を見せてくれている非常に見応えのあるものであったと思います。

いや、久しぶりに真剣に蒼天を語りました。

No.13023 - 2006/03/29(Wed) 02:06:11

Re: 樊城の曹仁って? / 我道
鳳卵さん、陳寿さん、黒助さん返信まことに感謝です。
三方ともに三者三様の考察が聞けて、改めて、蒼天のハン城戦の奥深さに気付かされました。それにしてもハン城戦は、蒼天を序盤から彩ってきた武神関羽の最後の戦いであるだけでなく、ヘボ将から魏を代表する名将にステップアップする曹仁の集大成となる戦いって感じがしますね。できれば、もう一人の主役である徐晃が関羽を破る描写を見たかった気もしますけど。ところで、25巻で曹操が夏侯淵や曹仁に政から戦を考えてほしいと言っていましたが、ハン城戦を見る限り、曹仁自体は
政を意識してはいなかったようですよね。

No.13024 - 2006/03/29(Wed) 10:00:18

Re: 樊城の曹仁って? / RYU
鳳卵さんお久しぶりです。

樊城における曹仁の判断については今思えば良くなかったと思いますし、やはり状況として満寵という信頼するに足る男が副将として控えており、魏軍の兵も戦慣れした精兵が多いし篭城して関羽隊と十分に戦える戦力だったと思います。篭城戦の問題として部隊の士気を高めるリーダーシップが曹仁の考えにあったんじゃないかと思いますが、関羽が徐晃を圧倒する、趙累が早々と殷署・朱蓋を倒すなど思いの外に関羽隊が強かったんじゃないでしょうか。

いずれにしても、あの局面における曹仁の行動は徐晃の苦戦を見て思わず突出してしまったという司令官としては失点ですが、仲間を助けようとした判断だと思います。

また、曹魏は陣容が厚いですから一度本陣に帰還して後方の本隊と連携を取ろうとした考えもあったんじゃないでしょうか?


陳寿さま初めまして。
劉備の進軍を援護するために荊州の重要拠点である襄陽を確保して、さらに樊城攻略に着手する。さらに後方では、孫権と交渉を持ちつつ有事に備える。兵站を補うために物質調達にも気を使うなど、関羽は一人で大きな仕事をいくつも抱えすぎたと思います。さらには、荊州戦略・対呉交渉・蜀の勝手口となる上庸近隣の部族懐柔の不備に対して、本隊を率いる劉備が呑気過ぎた事も注目すべき点だと思います。


黒助さんこんばんは。
やはり、曹魏の強みは磐石な基盤と組織力、それを最大限機能させる事のできる優秀な武将・文官達による所も大きいのでしょう。

No.13025 - 2006/03/30(Thu) 00:01:25

Re: 樊城の曹仁って? / 我道
またカキコします。RYUさん、こんばんわ。
RYUさんの考察で少々疑問に思ったのですが、徐晃の苦戦を見て曹仁が仲間を助けるために突出したというのが、私にはいまいち腑に落ちないんです。確かに序盤の関羽との一騎打ちをした場面の曹仁が突出したというなら理解できます。しかし、ハン城を蘇生させる作戦では、少なくとも私は曹仁は、仲間のためというよりもむしろ司令官としてあるいは戦の主として最善の行動を取ったと思います。確かに徐晃一人を助け出すなら、そう考えられるかもしれません。しかし、この作戦に曹仁は城の運命を賭けていました。あの作戦の中で徐晃が武神関羽を引き付けられるか否かで、作戦の成否は大いに変わると思われます。徐晃が斬られれば、余裕のできた関羽軍の反撃や関羽の人智を超えた武力、徐商の負傷や朱蓋の戦死を考えると作戦の成功は絶望的になるでしょうし、下手をすれば、肝心のハン城を奪われる可能性もあるでしょう。
しかし、徐晃はあえて関羽を単独で引き付ける戦法を取ります。曹仁はそれを城壁から眺め、ハン城の兵を脱出させることを息子に託し、自分は徐晃救出を行うことに変更します。
私はむしろここにこそ、曹仁の司令官としての真骨頂があると思います。関平の東門には満寵を当て、息子の曹泰がハン城の城兵脱出を成功させられると判断した曹仁の部下に対する信頼と統率力、一方で上記のように徐晃が死に作戦が失敗すればもはやハン城は守れないと判断し、徐晃救出に動いた決断力などはまさに曹仁が単なる将軍では
なく、司令官としての資質の高さを証明してると私は思います。

No.13027 - 2006/03/30(Thu) 01:12:18

Re: 樊城の曹仁って? / RYU
我道さま初めまして。

樊城戦については、本隊劉備の進軍を助けるという関羽の構想はともかくとして、事実上の魏蜀の主戦場は樊城だったと思います。これには許都に近いという地の利と、三国が隣接する荊州の地域性などが理由として考えられますし、曹操から首都の防衛線を任された曹仁としては樊城戦に掛ける意気込みは大きかったでしょう。

蒼天曹仁は江陵防衛、馬超の乱、樊城戦と有名な戦の多くに登場していますし、何気に重要な働きをしており魏を代表する名将に成長した人物だと思います。

そこで樊城戦ですが、確かに曹仁が一騎打ちに入ったのは司令官としての大局判断もあったと思いますが、徐晃の一騎打ちは城内に知られていなかったようですのでプラン上の必要性というよりも、臨機に下された判断であり直感的なものもあったんじゃないかと思います。

しかし、魏の司令官となった武将を見渡してみても、漢中戦における夏侯淵のような危うい蛮勇さを見せず、曹洪のような判断ミスを踏む事もなく、樊城戦の蒼天曹仁からは確かに緻密な戦略が感じられますね。

No.13028 - 2006/03/30(Thu) 02:55:06

Re: 樊城の曹仁って? / 馬玩 [関東]
我道さんの尻馬に乗って、初歩的な質問をしたいのですが、なんだって最重要拠点の樊城には4000人程度の兵しかいなかったのでしょう? 戦死者が出たことを勘定に入れても少なすぎると思うのですが・・・
No.13029 - 2006/03/31(Fri) 10:55:14

Re: 樊城の曹仁って? / 我道
馬玩さん、こんにちは。
この質問、実は私も気になっていました。しかし、残念ながら、真相は未だ不明です。蒼天だけでなく正史でも、ハン城の兵は数千人程度だったようです。さて私の見解ですが、最大の要因は漢中の失陥による兵力の不足を補い長安・洛陽方面や許昌に攻めてくるであろう劉備軍との戦いに備えるために、大部分の兵は中央に戻されたからではないかと思います。さらに当時魏の国内でも不穏の動きがあったので、兵がいることで、それを監視できますから。
またハン城は蒼天では、平地の城ですが、実際はかなりの堅城だったようです。江陵で、圧倒的に戦力で劣っていたにも関わらず、一年以上も周喩の猛攻を凌いだ曹仁ですから、曹操も援軍の対応がしっかりあれば寡兵でも曹仁なら、十分関羽を撃退できると考えていたのではないかと私は思います。事実、ハン城戦でもウ禁の援軍は比較的早くやってきていますし。
もともと、篭城戦は守兵の数が多いと、どうしても兵糧の減少が早く指揮系統も乱れやすくなりますから、逆に守る側は極力兵が少ないほうが私は守りやすいと思います。あくまで篭城は援軍が来ることを前提にした戦略ですから、曹仁レベルの司令官なら、援軍が来る体制が確立しているなら城兵4千でも、あまり問題はなかったのではないかというのが私の見解です。

No.13030 - 2006/03/31(Fri) 11:28:51

Re: 樊城の曹仁って? / 鳳卵 [東北]
 なんか堰を切ったようにスレがのびてますね…

 僕としては、良くドラマとかマンガとかに出てくる、“船の船長さん”をイメージしてたんですが。沈みゆく船の中で、
「私は、この船と運命を共にする!」
とかいうアレですね。
 曹仁は樊城の主なんだから、最後まで城の中にいなきゃいけないだろうというイメージがあったので前回のレスのような書き方になってしまいました。

 ところで馬玩さんへ。
 4千というのは、僕は決して少ない人数だとは思いません。よく兵法では、城を囲む場合は10倍の兵力が要ると言われます。4千の城兵がいれば、それを落とすには4万の兵力が通常は必要なわけで、関羽軍の2万という数字は決して充分な数とは言えないと思うのです。
 もちろん、率いるのが関羽ですから、普通の2万とは違うわけですが、いずれにしろ樊城の兵数は“少なすぎる”というほどではなかったように思います。
 もちろん、我道さんの言われる理由も大きいでしょう。豊臣秀吉は城攻めが得意な将として有名ですが、鳥取城を攻める際には城中の兵糧を消費させるためにわざと開戦前に人数を城に追い込んだりしてますしね。

 ところで、僕もあんまり人のことは言えないんですが、登場人物そのまんまのHNは、BBSマナーに反する恐れがあります。もう一ひねり加えた方がよろしかろうと存じます。

No.13031 - 2006/04/01(Sat) 14:18:35

Re: 樊城の曹仁って? / つね [関東]
ごぶさたしてます。
ちょっと別スレでレスしたくなりました。

曹仁の樊城攻防戦については、基本的には最善を貫いていると思っています。ヘボ将であればとっくに落城、中原は火の海で劉備はすいすい長安へ、という展開だったのではないでしょうか。
ただし関羽の戦略に間違いがあったのではないかと思っています。以前も書いたのですが、関羽は樊城攻略に対し執拗に降伏を説いています。ここに、単なる戦略以上の政略的意義−曹操とは異なる劉備的な問いかけ−があったのではないでしょうか。ここが関羽が本気で樊城を落としていないように見えるところなんでしょう。結局、関羽の独りよがりになってしまった観がありますが。
 ところで樊城の4000人ですが、昔、私は曹仁が合肥より率いたのは20000人(その362)だから、樊城も20000人と推測したことがあります。今から考えると最前線である襄陽に15000くらい詰めていて、要の樊城に曹仁自ら駐留していた可能性があるのではないかと思います。思いに反して襄陽があっさり落ちてしまったわけですが。

No.13050 - 2006/04/05(Wed) 23:38:25
(No Subject) / 備志阿州 [外国]
今年の夏に画伝蒼天航路が刊行されますよね。(予定ですが)
新しく着色した絵が多数あると宣伝されてます。
そこで、どの絵がカラーになって欲しいかという企画を考えてみました。
私は、曹丕が魏諷の首を剣で突き刺し、後ろの劉曄が血の粛清といっているシーンです。
そこらへんの場面が好きなものでww
皆さんはどのシーンが取り上げられてほしいか、ぜひ教えてください。

No.12945 - 2006/02/04(Sat) 18:11:19

Re: (No Subject) / SENAT [関東]
画伝、私も楽しみにしています。
取り入れて欲しいシーンは、
・孫堅「ああ快なり」
・馬玩「馬超!おまえは錦だ」
の両シーンです。と言っても蒼天には映えるシーンが多いので、何が入っても嬉しいし、何が入らなくても残念かもしれません 笑

No.12962 - 2006/02/09(Thu) 01:26:03

Re: (No Subject) / 梢統
備志阿州さんの静粛あたりは、カラーでは無理かも知れませんが魏諷の
宮廷に押し入るシーンは格好良かったのでそのあたりかと・・・
私的には、成都攻略の劉備とホウ統の宴でのやり取り(4話・・実質三話しか、ホウ統は出ていないから…)
あるいは、蒼天キャラを個別又は勢力別にカラーなどがあればいいなあと思っています。

No.12964 - 2006/02/09(Thu) 21:55:42

Re: (No Subject) / RYU [東海]
>曹丕が魏諷の首を剣で突き刺し、後ろの劉曄が血の粛清といっているシーン

カラーにしたらグロテスクホラーになるかと・・。
あのくだりの所は連載を読まずに、こちらのTATSUさんの『今週の蒼天』で想像を膨らませてレビューしていたのですが、まさか魏諷があんな怖い顔で笑っていたとは・・。

>孫堅「ああ快なり」

あのシーンは良いですね。

空を眺めて古今を語らう若き曹操と水晶、
夜空に向って咆哮する孫堅、
満面の星空を仰ぐ曹操と張奐、
呂布に袞州を突かれた際に青空を仰ぎ色々思索する余裕の曹操など
良いものをたくさん思い出しますが、個人的に若い時代の英雄達がカラーになるのを見たいという事と、特に「天という概念的ファクター」or「空のバック・キャラが空を仰ぐ」が入ってくる時は洗練された絵が多いと思います。

それに対して、後半は曹操が空を仰ぐ事が極端に少なくなり、漢中戦に入る時に「天の理をかける」と使っていたように、そもそもの「天」のニュアンスが変わって行き、生々しく成って行った気がします。

>蒼天キャラを個別又は勢力別にカラー

劉備陣営で言えば、関羽vs呂布の一騎打ち、趙雲の長坂一騎駆け、馬上にあって「ホラ吹き空の青さを知る」と息子に説く劉備などが見たいですね。
勢力別のカラーなら、蒼・魏、赤・孫呉、緑・蜀がイメージ的には似合いそうで、他には実際の軍旗の色などが考えられますが、おそらく、ゴンタ先生は今までのスタイル通りアート重視で来るんでしょう。


『そういえばゴンタ先生、工業高校の4コマはフルカラーでやられるんですか?』

No.12966 - 2006/02/10(Fri) 00:23:27

Re: (No Subject) / 三流 [中国]
私は、官途決戦で、逆襲に転じる場面、あの、曹操が城壁の上で叫ぶシーン。
”開城!”
をフルカラーでお願いしたいです。

No.12968 - 2006/02/10(Fri) 16:38:21

画伝で見たいシーン / ふみづき [近畿]
私は、若い頃の張遼が見たいですね。
遼来来の時は銀髪でしたが、若い頃の髪の色はどんな風だったのかな〜という不純な理由で…(笑)。

本編では描かれなかったシーンとしては、張コウの降服シーンや、曹仁と周瑜の対決、甘寧が黄祖の元を去り孫呉に帰順する過程と凌統との確執が見たいです。

なんだか「蒼天の外伝が描かれるとしたら?」のスレと同じような内容のカキコになってしまいました(汗)。

No.12969 - 2006/02/10(Fri) 17:00:55

Re: (No Subject) / 黒助 [関東]
綺麗なシーン、名場面はもちろん出来るだけ多く収めてほしいですが、それらとともに両輪として蒼天を彩った数々の過激シーンや抽象描写も同じくらい収めてほしいです。
カラーにして映えるという意味ではこちらの方がいいかもしれません。
個人的には、
備志阿州の仰る血の粛清のシーンは私もすごく印象深いです。
他には氾水関の呂布にも期待ですね〜(始めてみた時はほんとぶったまげました。「奴は絶対人間じゃない!サ○ヤ人に違いない」それくらい思いました(ベタですいません))。
曹操でしたら黄巾の乱の昆陽砦焼き討ちか官渡の時の青州兵を引き連れて死のオブジェとともに登場するシーンなんかがインパクトは強いんじゃないでしょうか。
あと誤解を怖れずに言うと鄒氏の情事の場面も蒼天曹操の曹操らしさの欠かせない一面としてむちゃくちゃ官能的に描いてくれると嬉しいです(曹昂の最期の星読みのシーンもあればなおよし!)
長坂での馬の血をすする張飛も捨てがたいですね〜。

なんかキワモノばかりになりましたが、でもやっぱりそれと同じだけさわやかなシーンもほしいです。
曹操だったら青州兵併合の時の発した覇気や洛陽の屋根のない蒼天のものと玉座で天子にわが道と天子の道を説くシーンなんか最高ですし、劉備なら荊州の100万の民を前にした瞬間の肝のすわりっぷり、孫呉はやはり孫家が勢ぞろいしてのつかの間の休息シーンなんかがいいなぁ。

ところで私は「ナウシカ」の画集も持っているんですが、あれは何より一枚一枚に宮崎監督のコメントがあったのが魅力で買ったんですよね〜。今回も実は一番期待しているのは欣太先生のいろんなコメントが聞けるかもってことだったりします。
って、希望多すぎっ(汗)

No.12970 - 2006/02/11(Sat) 00:16:47

Re: (No Subject) / もやし [関東]
自分は荀?ケが旅から帰ってキタと気に、
「変わっておりませんかー!?」
というシーンと、
張繍が長坂で
「馬上に矛を振って・・・」
っていうシーンが大好きです!!

No.12971 - 2006/02/11(Sat) 22:34:36

Re: (No Subject) / 関西人 [近畿]
久しぶりです
俺は夏侯淵が殿、魏・・・国といっているシーンとか
「その性のままに」で病で寝ている楽進の部屋に曹操や夏侯惇らが泣きながら軍礼をしていたシーンがいいです。
・・・といっても正直何がでてもいいんですけど・・・。

No.12973 - 2006/02/13(Mon) 02:15:56

Re: (No Subject) / ソンゴスキー
私はやっぱり周瑜の
「天は一個の武心にこれほど裕福な天命を与えたことがあったか」
と言って剣を置いて亡くなるシーンですかね。
淡い水彩画のような感じで描いて頂けたら、引き伸ばして額に入れて部屋に飾りたいくらいです。

書き下ろしとあれば、孫家のみ(孫堅、孫策、孫権、孫?Y夏、孫皎)の一枚も希望したいなあ。あと孫策・周瑜&大喬・小喬の4ショット。
どっちも原作には無いんですけどね。

No.12976 - 2006/02/13(Mon) 11:48:47

Re: (No Subject) / 刑道英
いや〜連載が終わってからというもの別れた彼女の写真を女々しく眺める男の気分で「やっぱいいよな〜」と蒼天をみている毎日でしたが画集楽しみですね〜。
 
 さて希望のシーンですけど私は逆に本作中に収められなかったシーンが見てみたいですね。曹操亡き後はちょっと蒼天には関係ないのでともかくとして作中「あれっこれは抜かしちゃうんだ」って場面があると思うんです。それで見たいシーンをいくつか上げてみました!

・赤壁における孫呉勢の勇戦
・関羽と黄忠の一騎打ち
・荊州攻防戦における孔明と周喩の舌戦
・赤壁直後の孫権合肥侵攻戦における合肥守備軍の奮戦

考え出したらきりがないですけど是非みてみたいですね〜

No.12977 - 2006/02/16(Thu) 09:54:39

Re: (No Subject) / 黄色い
すみません。
ふしだらですが、趨氏との情事をフルカラーで見たいですw

No.12990 - 2006/02/22(Wed) 20:28:55
蒼天航路ファンに50の質問 / 簡鍛 [近畿]
こんにちは。
ちょっと久々にきました。
で、タイトルに書いているように、蒼天航路ファンに50の質問っていうものを作ってみました。よくある「〜に100の質問」系のもので、蒼天航路に関する質問を50題用意しました。
URLは http://kanshigyoku.client.jp/100.htm です。
もし、暇なら答えてください。自己紹介とかにも使えるかな?って思いますので・・。
ホームページもっていない方でも、メール送ってくだされば、僕のほうで用意して紹介しますので。
貴重なスペース、TATSU殿申し訳ないです。
では、宣伝だけですが、失礼します。

No.12979 - 2006/02/17(Fri) 14:04:17

Re: 蒼天航路ファンに50の質問 / RYU [関東]
簡鍛さま並びに曹徳さま關龍白さまお疲れ様です。

面白そうなので是非やってみたいと思います。
蒼天ファンによる蒼天ファンのための企画に勤しまれるご好意痛み入りますが、自分も蒼天からヒントを得たバトンなど考えてTATSUさまの『蒼天考』をお借りして配布してみようかなと思います。

No.12980 - 2006/02/17(Fri) 18:49:21

蒼天航路バトン / RYU [関東]
こんばんわ〜♪

さてさて、以前簡鍛さんとのやり取りで「作る」と言っておりました『蒼天航路バトン』が完成いたしました〜(笑)
http://blog.livedoor.jp/silverjihn_s/archives/50492581.html
はっきり言ってネタ重視になっておりますが、「蒼天航路☆愛を沸々とたぎらせている貴方!」「肩の凝ったそこのキミ」「よく分からんけど蒼天は面白いの?と思っている人」などなど、是非やってみて下さい。
ホームページ・ブログをお持ちでない方もTATSUさまの『蒼天考』に書かせて頂きました当スレや、自分のブログなどにコメントをお寄せくださいませ〜。

Q1 好きな蒼天人を答えよう!
Q2 今の気持ちを蒼天人のセリフにぶつけてみよう!
Q3 もし仕えるとしたらどの君主?
Q4 もし軍師にするとしたら誰がいい?
Q5 ボディガードをやってもらうならどの武将?
Q6 一騎打ちしてみたい武将or論戦してみたい軍師は?
Q7 一騎打ちで使ってみたい武器はどれ?
 (甘寧の二刀、李典棍・李典擲箭、関羽の青龍刀など)
Q8 魏・呉・蜀のどこが好き?
Q9 有名な戦に参加するとしたら、どの戦のどの勢力につきたい?
 (赤壁の呉軍・虎牢関の戦いの連合軍・西涼の乱の馬超軍など)
Q10 蒼天に登場した美女達で誰がタイプ?(女性なら友達にしたいタイプ)
Q11 『蒼天航路バトン』を回したい人を紹介しよう!


TATSUさま、BBSを宣伝に使わせて頂いて失礼いたしますが、「蒼天航路ファンの輪を広げるための企画」という事でお赦しください。
ではでは♪

No.12988 - 2006/02/21(Tue) 23:09:33
関羽と袁紹 / KEI
皆さん初めまして。
コミックス派でまだ最終話を読み終えて間のない者ですが、気になる点があったので皆さんにご意見を伺いたいと思います。

作者が関羽を過大評価してるという意見がここから出るほど強大な存在として描かれている終盤の蒼天関羽ですが、私は読み返すにつれ何か違和感を感じてくるようになりました。蒼天風に言うと「危うさ」というものでしょうか。
その原因が何かと考えるた末に至ったのが、件名にも書きました袁紹との類似という点です。
以下、私の感じた関羽と袁紹の類似点を箇条書きにしてみます。

・強大な力を持っている
(関羽は一個の武、袁紹は兵による武+財力+人脈、という違いはありますが)

・一つのある種不合理とも言える信念に沿って行動している
(関羽の『侠』、袁紹の『王道』)

・部下が皆その信念に染められていく
(特に趙累が「退路を探らぬ私は都督として失格」と論理的な分析をしながらも「だが私ももう止まらん!」と関羽に付き従う様は、
それまで『王道』に疑問をもっていたソジュが「もはや殿の『王道』という言葉に一点の疑問も無い!」と目を輝かせて独白するシーンに著しく類似していると感じました)

・上2点の結果、敗北する

蒼天的には両者の違いは『心の闇』の有無ということになるのかも知れませんが、そもそも『心の闇』とは何か未だよく分からない私にとっては両者は非常に似通っていると感じました。

過去ログにあった連載考もざっと目を通させていただきましたが、このような意見は他に見受けられなかったので(見落としていたらごめんなさい)新スレ立てさせていただきました。
疑問・反論ありましたら是非お願いします。

長文乱文失礼しました。

No.12981 - 2006/02/19(Sun) 16:01:32

Re: 関羽と袁紹 / 鳳卵 [東北]
 なるほどね〜〜と、感心して読んでしまいました。
 そう言われると、確かに似通って見えてきますね。

 KEIさんが挙げた点以外にも、敗北した後も本人たちは割りと満足げな表情を浮かべているのも共通しているようです。

 彼らは自分の道を貫いた以上、現世的な勝利や敗北などは突き抜けた境地に到達していたのかもしれませんね。

No.12982 - 2006/02/19(Sun) 23:19:25

Re: 関羽と袁紹 / 黒助 [関東]
KEIさん、はじめまして。
袁紹の話題が挙がっているので蒼天袁紹好きを公言する私も是非参加させてください〜。

なるほど〜、確かに。ともに曹操がその強さを認めていた点も共通ですよね。ただ、一方で異なる点もあると思います。KEIさんのご指摘を利用させていただきますと、
・ 袁紹の信念は部下を染めることはあっても敵対者には敵対心を煽るだけであったが、関羽の信念は敵将や一般の民衆をも惹きつけた
点です。
これは「単なる兵力以上にその信念が生み出す強さを認めはしても、その信念そのものは決して認めなかった袁紹」と「再三生まれ持つ「理」の側面を強調しても最期まで頑なに「侠」を貫き通すところにこそその本領を認めた関羽」という曹操の視点からも同じことが言えると思います。

曹操は「理と人の才による変革」を求めますが、長年にわたって人を惹きつけ続けてきた「儒」や「侠」のその精神そのものは否定しません。彼はそれが「人が人らしく生きる」ことを阻むものとなる時にわが道に立ちはだかる敵となるといいます。
彼が袁将軍を「真に変革を求めないもの」と評し、関羽を「人の美しきもの、中華の精神の雄弁な体現者」と表したことを考えると、袁紹、関羽二人の掲げた信念には、まさに儒を中心とした漢におけるその「形骸化した権威」を重視したか、「失われつつある潔癖な精神性」を重視したのかの違いがあるようにと思います。

このようにして見ると、一介の将でありながら神と崇められるにまで至った関羽と、かたや一時は天下の主になりかねぬほどの君主であったのに現在の一般的評価では「兵力と自身の出自に頼ったエリート凡将」とされる袁紹を見事に類似的にだけでなく対照的にも描き分けているとも捉えられると思いますが如何でしょうか?

ちなみに私は袁紹が掲げた信念そのものはともかく、一度掲げた信念に忠実に物事を全てプラスで捉えようとする姿勢はものすごく好きです。

あと、関羽に感じる「危うさ」についてですが、これはKEIさんの仰るところの「ある種の不条理な信念」に「合理的な考え方」をする関羽が徹する所から来ているのではないでしょうか。「なんであんな行動するの?」といった発言は連載当時の蒼天考でも数多く見受けられました。
経済学に携わる私は最近、現在における評価基準としての「合理性」への信頼はほとんど信仰に近いように感じることがあります。
ですが実は経済学自体はあくまで「社会を科学的に捉えるためのアプローチの手法として「合理性」を用いること」に信頼しているだけなのです。なので個人的にはその点はあまり理解されずに「合理性」という基準への信頼のみが一人歩きしている現状のほうにむしろ少し違和感があります。
社会のリアルな変革をもたらした曹操は驚嘆に値しますが、袁紹や関羽のような「非合理を全うする」生き方だって全然ありだなぁと感じる今日この頃です。

No.12983 - 2006/02/20(Mon) 03:03:49

Re: 関羽と袁紹 / KEI
レスありがとうございます。

>鳳卵さん
>KEIさんが挙げた点以外にも、敗北した後も本人たちは割りと満足げな表情を浮かべているのも共通しているようです。
>彼らは自分の道を貫いた以上、現世的な勝利や敗北などは突き抜けた境地に到達していたのかもしれませんね。

敗北が決まった袁紹の「なんとすがすがしい」などはまさにそうですね。
しかしあのシーンは、長子の苦々しい(呆れているとも取れる)表情、袁紹が曹操から花を受け取る(?)際の無垢というよりむしろ無知を連想させる様、変貌袁紹が曹操と初対峙した際の曹操の酷評などを踏まえると、その境地を全面肯定するようには描かれてないと思えます。
曹操の言葉を借りれば、生来の自分を忘れ思い上がった末の醜悪な様、とも取れるのではないでしょうか。

対して関羽の最期は、袁紹と同じような過程・結果を辿ったにも関わらず、蒼天上ではかなり肯定的な描かれ方をしているように見えます。
そして事実、関羽は神となり袁紹は「優柔不断な無能の君主」として後の世に伝えられてしまっています。
この差はどこからくるのか非常に気になるところです。

No.12986 - 2006/02/21(Tue) 21:32:15

Re: 関羽と袁紹 / KEI
>黒助さん
> 袁紹の信念は部下を染めることはあっても敵対者には敵対心を煽るだけであったが、関羽の信念は敵将や一般の民衆をも惹きつけた

なるほど。つまり『侠』と『王道』の違いですね。

>袁紹、関羽二人の掲げた信念には、まさに儒を中心とした漢におけるその「形骸化した権威」を重視したか、「失われつつある潔癖な精神性」を重視したのかの違いがあるようにと思います。

この違いが後の二人の評価をも分けてしまったということでしょうか。

確かに上の二点において二人は対照的に描かれていますが、本質的な点ではあまり変わらない(問題なのは民衆にどう受け取られえるかであって人間の本質はあまり関係ないのかも知れませんが)とも思えます。
うまく自分の意見をまとめられませんが、黒助さんと同じく蒼天袁紹好きな自分としては、なんで関羽だけ?と納得のいかない気分も残ります。

No.12987 - 2006/02/21(Tue) 22:01:23
関羽の死について / すっきり
既出かもしれませんが、関羽の死がどうしても
納得のいかないものなので書き込んでみることにしました。
一言で言うと、関羽なら、素手でも孫権の剣を防げたハズ、
ということです。
青龍刀を踏みつけたところで、それが関羽が刀を引き、攻撃に転じることができない理由としては弱いのでは?
少なくともあの瞬間で首が落とされるなんてありえないように
思えるのです。
モーニング誌上でも読み、単行本でも読みかえしましたが、
どうしても納得がいきません。
状況からすれば、あの辺りで関羽が死ぬことは理解できますが。

仮説としては、
・関羽が見た目以上に傷つき、疲弊していた。
・孫権が僕の思うより強い。
・孫権を認め、自分の敗北を認めた。
あたりが思いついたのですが、
どれも微妙…というか、やっぱり漫画を読んで感じたこととの違和が
生じるのです。

みなさんは関羽の死は納得がいくものだと思いますか?

No.12939 - 2006/02/03(Fri) 03:51:46

Re: 関羽の死について / 史堵 [外国]
孫権が、心に入り込んだ関羽を斬れい、とか言ってますよね。
つまり、呉の兵の心の中での関羽への一撃によって、一瞬身動きが取れなくなったんですね。
ずん!って。
それで、もう孫権が踏み込んでいるので、手遅れと悟った関羽は「幸福な夢を生きた」というんですね。

というか、感動のシーンで細かいことをとやかく気にするのはどうかと思いますよ。

No.12940 - 2006/02/03(Fri) 16:59:02

Re: 関羽の死について / なるみ
多分、関羽が蒋欽から受けたわき腹のキズが深かったのでは?
孫皎のように臓物が出るほどではないにしても、かなり血が吹き出てますし。
すっきりさんの仮説3の「敗北を認めた」というのもあるとは思いますが、力はほぼ尽きていたんでしょうね。

No.12941 - 2006/02/04(Sat) 01:59:45

Re: 関羽の死について / 松ブ@上海
久々のレスで失礼します。
すっきりさんご自身の書いておられる、
・関羽が見た目以上に傷つき、疲弊していた。
・孫権が僕の思うより強い。
・孫権を認め、自分の敗北を認めた。
が全部重なったというのが私の思うシーンです。
年齢も含め、孫権が強い、というのは蒼天のキャスティングでは事実
だと思いますし、自分でやってしまわねば気のすまない関羽が疲弊
していただろうとも思います。
孫権を認め、はウソですよね。「俺はあんたと一緒に天下に行きたい
のだ」の発言がある以上、孫権をある意味認めることはともかく、
それがおとなしく斬られる動機になったとは思いません。ただ、
「孫権とはこういう男か」で共感を感じていたのかな、と思わんでも
ありません。広義の「侠」みたいなもんでしょうか。

関さんの重みを最後にもってきたことにより、曹操の切なさが
活きた、その為のキャスティングだったのかな、と思っています。
決して「演義」迎合ではなかったと思いますし、そういう「蒼天」
だからこそなしえた終幕だったのではないでしょうか。

まあひっかかるとしたら、「もっとこれもあれもしたかった」という
あがきが曹操になかったのが正しいのかどうなのか・・・と

No.12942 - 2006/02/04(Sat) 02:52:17

Re: 関羽の死について / アベール
関羽がたずねる
「ときに義を棄て信を晦まし、また敵の王に忠を偽る」
「呉はわが家じゃ」
「呉のためなら天下の謗り歴史の汚名も厭わぬのか」
孫権答えていわく
「呉に生きる者はみなわが親、わが子、わが兄弟。わしは皆を背負うて天下に対する」

関羽はあくまでも侠者として生きてきた。しかし孫権は違う。万人と向かい合う天下人として、万人の生活を守る君主として天下と向かい合ってきたわけである。
今まで相手を圧倒してきた関羽だけども、孫権の天下人としての気宇の前には負けてしまった。孫権の器に呑まれてしまったのである。
曹操が呂不の一撃を受け止めたのも、孫権が張遼の一撃を受け止めたのも、天下を背負うという自負や気概があったからである。
その違いが、孫権の剣が関羽の首に届いた原因であろう。


侠が関羽の限界だった。同時に神に祀られた原因でもあるわけである。

No.12943 - 2006/02/04(Sat) 11:05:06

Re: 関羽の死について / 鳳卵 [東北]
 あのシーンは、僕も良くわからないところですね。
 関羽はいったい、何がしたかったんだろう? ということなんですが。

 あの独特の口の形が、息を吐いたんだか吸ったんだかも良くわかりません。
 筋肉がバンクアップしてるので、多分吸ったんだろうと思うんですが、あんなおちょぼ口になる必要はないような…

 確か煽り文句で、「その時孫権は、関羽の射程に入った!」なんて書いてありましたが、本当に関羽はあの時、孫権を斬ろうとしてたんでしょうか?

 関羽は、武人として最後の最後まで戦うという意地を見せただけで、心の中では既に、孫権に斬られることを覚悟していたのかな、という気がします。

No.12950 - 2006/02/05(Sun) 18:58:53

Re: 関羽の死について / 阿隗 [近畿]
馬忠によって傷つけられ(肩外れる?)
腕が上がらなかったのでは?

No.12954 - 2006/02/06(Mon) 14:23:38

Re: 関羽の死について / グアンピン [中国]
「心に巣くった関羽を斬れい!!」斬ったつもりだったが、以後関羽の存在はますます強まり、信仰されるまでになってしまいました。

それで問題のシーンでは、馬忠が意外と重く、肉付きが常人とは違い異常にしっかりしていた。さらに死後硬直で収縮してしまったと言うことも考えられました。

No.12955 - 2006/02/06(Mon) 14:30:36

Re: 関羽の死について / 雄
状況とか、あんま関係ないと思うんだよね。

心に入り込んだ関羽を斬れい!

これが最大の理由だと思う。ここで関羽がこんなんじゃやられないだろって思ったら、心に入り込んだ関羽を切れてないってことじゃないかな。

No.12974 - 2006/02/13(Mon) 02:18:58

Re: 関羽の死について / BOB
 個人的には、既に瀕死の重症の状態で、
最後の最後に力を振り絞っての賭けに出たけど、
それをうまくかわされて力を使い果たし、
あきらめの境地に達した…みたいに受け取りましたよ。
僕にはそんなに不自然には見えなかったですねえ。
最後に孫権の嗅覚が光ったなあって感じで。

No.12978 - 2006/02/16(Thu) 23:20:50
魏諷と曹丕 / 交点 [近畿]
35巻の魏風の乱での二人のやりとりについて思ったのですが。
「天子奉戴。誰の真似事だ」「巷にはおまえを奸雄などと呼ぶ者もおるそうだが」と言う曹丕の発言は、「魏風」は「曹操」の猿真似をしているにすぎないと言う事でしょうか。ご意見きかせてもらえないでしょうか。

No.12963 - 2006/02/09(Thu) 20:56:41

Re: 魏諷と曹丕 / 黒助 [関東]
魏風の乱は蒼天ではかなりクローズアップされ、かつ最後のシーンの曹丕だけでなく、何晏との魏に住む若き異才二人の対象描写、徐州をめぐって曹操、孔明との関わり、孔明に関しては漢中王宣言とも絡むなど多くの出来事・人物と関連付けられて描かれていますよね。

ただ徐州の大虐殺との関連付けに関しては私は「彼本人が反乱の動機を持つ理由としての描写としては見事だけれど、その彼の乱に二世を中心とした魏国内の多くの若者が惹きつけられる理由としてはそれだけでは足りない」とずっと思ってます。
なので個人的にはあれほどの人物を動員し、かつ天子に曹操を連想させまでした彼の風靡の才、奸雄としての器そのものの関しては本物として描かれていると捉えてます。

あの会話とそれに続くシーンで描きたかった曹丕の姿勢とは
「薄っぺらい猿真似では本物の奸雄などなれはせず、何も成し遂げられないぞ」
ということではなく、
「時代は既に奸雄そのものを欲していない、私が創るのはそういう時代だ!」
という「二代目の奸雄になるには…?」という考え方そのものの否定ではないでしょうか。
極端に言えば、もし生まれる時代がずれて曹操が魏風の立場だったとしてもあの時代、あの曹丕の覚悟の前ではたとえ曹操であってあっけなく切り殺されるしかなかっただろう、それぐらいのことを描きたくて欣太先生は魏風を曹操になぞらえたのかぁと。

ところであれほど引っ張った魏風の乱のあっけない、かつ残虐な幕切れについては拍子抜けの声も挙がっていますが孫皎の時といいあれは明らかに確信犯ですよね。
実は私は36巻の巻末コメントの「さらに上の演出」、「一見背反するところにこそ新しい表現が待っている」というのを読んだ時、真っ先にこの二つのシーンが浮んできました。
そんな邪推をしている私は画集でも綺麗なシーンばかりでなくあえて残虐なシーンも増えるのではと予想したりしてます(別スレですね、すみません)。

No.12965 - 2006/02/09(Thu) 23:16:17

Re: 魏諷と曹丕 / RYU [東海]
魏風については、TATSUさんの『今週の蒼天』とそれに対するビジターのレスがあるんで、明らかにそれを読んでないと思われる意見は絡み辛いのですが、魏風がイデオライズ・策略によって人心扇動をするフィクサー型ならば、曹操はリーダーシップ・実益によって人心・信頼を獲得する現場型でしょう。

前者は虚・後者は実の業に生きる人間で、それほど近いタイプとは思えない事と、曹操は地に足のついた万能型であるのに対して、魏風は一芸で渡世をするタイプだと思います。
別に風靡も結構なんですけど、その異能を悪用し自分の考え・野心を満たすためだけに、多くの朝臣・子弟を騙して巻き込んだ罪は重いと思います。

>「さらに上の演出」「一見背反するところにこそ新しい表現が待っている」

ゴンタ先生が書いていた「アナーキー」な表現技巧に通ずる話だと思いますが、おそらくはビジュアル・脚色の対比法やあえて不協和音な役どころを入れる手法だと思います。これも行うは難しで、ダイナミズムを持ち込んで作品バランスを保つには、構成・ストーリーに芯が通ってないと難しいと思いますが、赤壁対話ではそれを上手くやったという印象を持っています。

ただ、殿様に暗示をする道化の役どころ(あくまでオペラ劇などのモチーフの話)として、スルーされてしまえばキャラとしての存在意義が薄くなってしまいますから、対話シーン終了時にキッパリとプロットの区切りをつけてもらって、戦闘は孔明不在でメリハリを付けてもらいたかったと個人的には思っています。
孫呉最大の見せ所の赤壁戦闘シーンにまでしゃしゃり出て来てもファンには顰蹙だし、曹操に「くどい」とも言われますよ。

No.12967 - 2006/02/10(Fri) 02:32:30

Re: 魏諷と曹丕 / 交点 [近畿]
[今週の蒼天]を読み返すと、議論の答えがでていました。本当にすいません。それといろんな人の意見をみると孔明にたいする意見がおおいですが。最初の頃の孔明は美男子で発言も不可思議な所は、なかった様な気がします。もしかして珍獣キャラにする予定はなかったのかもしれませんね。
No.12972 - 2006/02/12(Sun) 08:53:15
諸葛亮孔明について / ゆうき [近畿]
私は、孔明がこんなに変な人だとはおもいませんでした。私は少し前まで孔明に憧れていました。でも、蒼天航路をよんでびっくりしました。
皆さんは孔明についてどうおもいますか?

No.12944 - 2006/02/04(Sat) 17:44:54

Re: 諸葛亮孔明について / 丙 [九州]
はじめまして丙と申します。

賛否両論ありますが、私は蒼天孔明が大好きです。
いままでの孔明像というものが覆り、あー!、こんな描き方もあったのか!とすごく感動しました。(人生の7大ニュースのうちのひとつです)
「君子で、智に秀で・・・(日本でいうと竹中半兵衛みたいなものですかね)」というイメージが強かったのですが、蒼天孔明は、曹操とは対極にあるが等しいもの等々、何か”概念の塊”(実在しないような)のように描かれており(私の感じですが)すごく興味深かったです。私としては、いろいろな孔明をみることができて大変満足してます。

No.12946 - 2006/02/04(Sat) 19:23:55

Re: 諸葛亮孔明について / gill
武将アイコン集のgillです。(TATSU様、皆様おひさしぶりです)

僕も諸葛亮、大好きです!ですのでレスを!

僕はむしろ蒼天のほうが好きです。
だって演義の諸葛亮は人間じゃないですもんw

それで過去に、諸葛亮の実像に迫ろうと正史をひも解いていたのですが、
正史からみえる諸葛亮は、

・非常に体格がよかった。
・しかし、戦場ではけっして鎧を着なかった。
・変わった服や帽子、羽扇など、とにかくファッションが変わっていた。
・周囲の人々からは「奇人、変人」と忌み嫌われていた。
・いつもおかしな歌を口ずさんでいた。
・徐庶の推挙により、劉備に三顧の礼をもって迎えられた。また、自ら劉備に仕官したという説もある。
・戦争は得意ではなかった。

などなど、おおよそ演義に見える聖人・超人・スーパーサイヤ人(?)の諸葛亮のイメージからは、明らかに違う印象をうけた。

じゃあ一体、諸葛亮って本当はどんな人物だったんだろうか???
それに答えてくれたのが、蒼天の諸葛亮でした。
だって、正史にみえるおかしなエピソードを全部網羅しているんですもの!
張飛が持ち上げたら意外にデケーからびっくりしたり、三顧の礼で迎えられたのに帰ったら先に仕官してたり(あれだったら二つの説が残って当然w)

完全な奇人変人から、曹操との出会い(?)により、領民から尊敬され愛された名丞相へと変わっていく様(でも根本は変わってない?)なども、なるほどっって感じです!

そして、なんと言っても蒼天で一番驚愕したのは「漢中王」のくだり!
諸葛亮の最大の戦略は、「天下三分の計」でもなく、「赤壁」でも「北伐」でもなく、なんとこの「漢中王の宣言」だったのか!と。

「少なくとも曹操の首よりは大…!」

この宣言により、以降2000年ちかく劉備は英雄、曹操は大悪党、諸葛亮にいたっては世紀の大天才となったという訳ですよね。

蒼天航路のオープニングのくだり
「2000年近くもの間、何十億という人々から常に悪態をつかれ、
 その悪名がアジアを越えて世界にも鳴り渡った」
これが諸葛亮の策の結果だとすると、もんのすっげー策です…。

蒼天の諸葛亮が曹操をあまりに意識するのも、本来ならばこの時代でもっとも英雄と呼ばれるべきはずの曹操の名を地に堕とすための、この最大の策へ伏線だったとすれば、秀逸すぎるではないですか〜!

蒼天のテーマである
「悪党と言われてきたものは、本当に悪党なのだろうか。
 善玉と言われてきたものは、本当に善玉なのだろうか。
 歴史は善と悪だけでわりきれるものではない。」

歴史が結果で評価される以上、この時代の勝者は間違いなく劉備と諸葛亮ということになるのでしょう。
ただ、その影には諸葛亮が曹操の名を地に堕としたという闇があり、また曹操は後世にまで名を残そうとした英雄ではなく、それを超越した「破格の人」だった。
それが蒼天航路が描いた三国志だと思います。

要は、蒼天が描いた諸葛亮もまた、三国志最大の英雄として描かれているという点は変わっていないと思うのです。(今までの諸葛亮とは毛色が違いすぎますがw)

長々と長文もうしわけありませんっした!
(頑張ったんでレスくれるとウハウハかもw)
ではではっ!

No.12948 - 2006/02/05(Sun) 03:58:56

Re: 諸葛亮孔明について / 丙 [九州]
お世話になります、丙です。

そうなんです、gillさんが書かれているように、蒼天の孔明って、”孔明集大成”版なんですよ!(多分ですね)

私もいろいろ孔明関連の本を読んでみて一番驚いたのは、実は筋骨たくましい人だったというとこなんですよ。これまでの孔明ってなんか優男すぎるといいますか、すっきりしすぎていた感じなのです。
任侠の塊・荒くれ集団(蜀)にあって、それはそれでありなんですが、なんかしっくり落ち着いてなくて。昔風にいうと”かぶき者”、今風にいうと”インテリやくざ”みたいな言葉がしっくりくる人だったのかなと思っています。

関羽も好きです、孫権も好きです、たくさん好きな人物、武将もいます。でも、皆様には失礼なのですが、私の中では三国志というのは”曹操対孔明”という捉え方をしています。(本当にすみません)
蒼天で孔明が登場すると、なにかあるのか?という期待感とわくわく感があって、登場しない回は、枕を涙で濡らしていたくらいです。

すみません、長々と書いてしまいました。
失礼します。

No.12949 - 2006/02/05(Sun) 10:43:41

Re: 諸葛亮孔明について / 鳳卵 [東北]
 個人的には、蒼天孔明のキャラクター設定は気に入らないですね。蒼天航路の中で、唯一“嫌いな”登場人物と言っても過言ではないです。
(あくまで蒼天孔明のことであって、史実の孔明とは関係ありません)

 特に嫌いになったのは、法正が倒れることを見越したように現れたとき。
 法正の努力があまりにすごくて、このまま漢中戦は彼だけで勝ち抜いて欲しいと思っていたところに、あの登場ですから、マジで「呼んでねぇよ!」と叫びそうになってしまいました(笑)

 どうも蒼天孔明からは、「一生懸命さ」が全然伝わってこないんですよね。法正や呂蒙などからは常に「懸命に生きている」ということが伝わってくるんですが、孔明にはそれがない。いつも高みから見下ろすような言動を繰り返す割りに、全然実が伴っていない。結局彼は、虚の存在から抜け出ることはできなかったようです。

 そんな彼も、玄徳が荊州南部を掌握した当時は、陳震の元で地に足のついた努力をしていたみたいですが、結局あんまり変わってないような…この辺のエピソードをもっと描き込んでくれてたら、評価も変わったかもしれませんが。

 吉川英治は孔明のことを“偉大な平凡人であった”という風に書いていて、僕もその説に賛成なだけに、蒼天孔明はどうにも肌に合わないのでした。

 以上はあくまで、僕個人の考え方ですので、ご了承ください。 

No.12951 - 2006/02/05(Sun) 19:16:17

Re: 諸葛亮孔明について / ソンゴスキー
>マジで「呼んでねぇよ!」と叫びそうになってしまいました(笑)
私も強く思いました(笑)
私、蜀将では正史の法正が大好きで、蒼天法正の毒っけキャラも好きでした。その彼が命を削って頑張って、いまその成果が得られるという直前に倒れてしまう、読んでいた私も「うわー!法正ぃぃー!」と心の中で叫んでいるときに、そんなこと関係無いかのようにひょっこりやってきた孔明に軽く殺意を感じましたよ。

私は演義をベースにした物語を読むたびに、人間離れした頭脳をもったパーフェクト超人的な孔明の描写に辟易していましたが、蒼天の孔明を知ったとき今までの「人間離れ」から「人間を離れた」かのような孔明の描写にびっくりしました(笑)
まあ後に人間っぽくなりましたけど。
でも少なくともいままでの孔明像と比べたら、新鮮な風を感じたのは確かです。濃すぎですが(笑)

三国志という世界で、「諸葛亮孔明」という名前が持つウェイトが大きいというのは事実なので、孔明が地味キャラだと一般の三国志ファンには受け入れられないのかもしれませんが、私は蒼天馬謖(をもうちょっとガタイ良くした)あたりが孔明のイメージに近いんじゃないかなと思いました。

No.12952 - 2006/02/06(Mon) 00:22:43

Re: 諸葛亮孔明について / RYU [東海]
蒼天孔明については、以前は自分もかなり叩いた覚えがありますが、蜀に仕えながらも劉備への忠誠心・組織重視の姿勢が伝わって来ない事、特に漢中戦における仕事で、法正の死を見透かしたかのように現れた事、
さらに正史も観てみると、漢中王宣言の是非→歴史的評価はともかく、政治戦略の一手として適切だとは思えない(曹操の功績を封じ込め、実益の伴わない劉備軍のイメージを美化する風説、恣意的な善悪の尺度を当時の社会に喧伝した情報戦略の本質を見ると、最近のマスコミのやり口を彷彿とする)、魏に対抗するためには蜀に有用な学者を自身の処世の障害になるという理由で左遷(疑問考に根拠を長々と書いたが)=科学研究に対する先見性の欠如etc

と色々ありますが、感情論を上手く持ち込めば1800年の中国史において曹操が悪になり、生涯の戦績・蜀への内政手腕・漢朝への功績に大きな疑問符のつく権威主義者の英雄劉備が善になり、
また当スレでは孔明が「何となく黒」に成るという状況を見ると不安になりますよ。

No.12953 - 2006/02/06(Mon) 10:55:17

Re: 諸葛亮孔明について / gill
>マジで「呼んでねぇよ!」と叫びそうになってしまいました(笑)

あのシーンはほんと最悪ですよね!
なんならあそこで法正がとまったのも、孔明がなんかしたんじゃねーか?という疑いが晴れないぐらいw
このままでは自分の策が実行できないからって思って…。
いや、まさか…でも!(孔明風)

話それますが、法正に関しては完全に「もっと見たかった!」という印象!あえてそうしたんだと思います。
そんで実際にその後、蜀では「法正さえ生きておれば…」ってなるんですよね!
特に法正の残忍なところ、もっと見たかったデスね!

話し戻って諸葛亮ですが、三国志を描く以上、諸葛亮をどう描くかというのは作品の肝心な部分だと思います。
もちろんGONTA先生が諸葛亮のイメージを壊そうと、あえて醜悪な人物像
を誇張したという部分はあると思いますけども…。
やりすぎなのではないかという意見もあるということなのかな?

ちなみに僕は蒼天が好き過ぎるので嫌いな武将は一人もいませんw
あえてあげるとすれば、キャラが薄い人?
いや、好きまでいかなかっただけでそれは嫌いではない!

No.12956 - 2006/02/06(Mon) 14:33:32

追記 / gill
蒼天で嫌いな武将、さがしてみたら一人いました!

「搨頓」!

さすがにやりすぎてるw

No.12957 - 2006/02/06(Mon) 14:40:32

Re: 諸葛亮孔明について  / RYU [東海]
ちょっと補足します。

蒼天孔明については、蜀に仕えながらも漢中戦での「遅すぎた登場」について非難が続出していますが、法正が活躍していた時期には存在を忘れられるほどに期待感がない事、さらには「前線でのブランクが長かった割には態度が横柄」である事など、同意できる部分もありますね。

ただし、蒼天孔明のもっと重要な局面は赤壁だと思います。
曹操からは「取るに足らない小人」という感じで的外れの妄言をスルーされていましたが、赤壁孔明のスタンスというのは戦略・政略・戦術いずれかに精通した実践的軍師ではなく、リアルの局面で有用・的確な実践的提言のできない「外野の評論家」という感じもします。

>昔風にいうと”かぶき者”、今風にいうと”インテリやくざ”みたいな言葉がしっくりくる人

演義の孔明は余りにパーフェクトすぎる感じがしてしっくり来なかったですが、蒼天孔明はそれを壊したと思いますので演義<蒼天孔明という感じです。自分の中では、

赤壁孔明=概念の塊り→そのため人格が欠落している
(オペラ劇の道化のように、赤壁のストーリーをイリュージョン劇のように際立てるために特化したキャラ)
ポスト赤壁=人間化→普通の蒼天キャラ

という位置づけになりますが、道化から人間への変身では外面から変化をはっきりさせたのが上手い。
変身後は全くの別人に成らずにアウトローな雰囲気を残してくれて良かったと思います。

No.12959 - 2006/02/07(Tue) 18:39:49

Re: 諸葛亮孔明について / 公孫樹 [近畿]
好き嫌いでいうと、個人的には、好きなシーンも嫌いなシーンもあるというだけで、キャラそのものは判断しかねる、という感じです。

結局のところ、蒼天孔明は『蒼天航路』で唯一、キャラ立ちさせることができなかったキャラじゃないか、と思っています。
登場回数や印象的な場面・台詞がありながらも、通読してもその性格や能力があいまいなまま。
曹操にふられたショックで変身するという仕掛けもあんまり上手くいっていない気がするし。
「史実の記述をそこかしこにちりばめながら、演義孔明のイメージを覆す」という主要な目的をもって描きはじめられたものの、『蒼天航路』自体を何度かむりやり終わらせようとしていたあおりも受けて、収集がつかなくなったんじゃないのかな、と感じます。

しかし、一応、蒼天孔明の実績のようなものを列挙してみると
(1)天下三分の計の進言(「天下は一つ」という概念の破壊)
(2)劉備を天下人に覚醒させたこと(これがなければ友好国蜀への侵攻はない)
(3)孫呉の会堂に偽文書を投じて赤壁の戦端をひらいたこと
(4)蜀侵攻中に南方を制圧したこと
(5)戦時体勢になかった蜀を法整備などで北伐が可能な国にしたこと
(6)夏候淵を弓兵によって討ち取ったこと
(7)漢中王宣言
で、これらには見事に一貫した方針がある。

「劉備というまんじゅうを天下の人に喰わせる」

ということですね。

劉備という袋に入ることなく臣下の礼をとる、という劉備と孔明の関係の描き方は見事だったと思います。

No.12960 - 2006/02/08(Wed) 04:16:52

Re: 諸葛亮孔明について / 黒助 [関東]
蒼天孔明論争はここでは必ず半年に一度くらいは再燃し、また毎回両サイド意見が極端に別れ、様々な意見が飛び交うのでとても面白い話題ですね。
どうやら彼への嫌悪感が最も集中するのは赤壁と法正離脱時の登場みたいですね。
皆さんの御意見を読んで「近年アナーキーな演出を拒みよく作り込まれたプロットを好む傾向がどのジャンルでも強く見られる。」という35巻の欣太先生の巻末コメントを思い出しました。

赤壁は一般的に三国志の最大の山場であり、しかも蒼天ではそれを敗れる曹操を主人公として描くわけですから、それこそ誰もが最も「よく作り込まれたプロット」でもってうならせてくれることを期待していた場面。
かたや法正離脱の場面はこれまで目立った注目を浴びることのなかった男のその鋭い知性と骨太の覚悟を見事に描いてみせ、誰もがその「よく作り込まれたプロット」にのめりこんでいた場面。
孔明はそのどちらでも観客が期待した「プロット」も見事に破壊してくれているわけですからある意味嫌われるのは仕方ないことかもしれません。

他にも夏候淵や関羽の最後のシーンなんかでの過剰演出を嫌う声も挙がる一方、人間らしい力強さを見事に描いた郭嘉や楽進の最期のシーンに関してはそんな声が皆無であることからも、欣太先生が言う通り蒼天でも「観客のアナーキーな演出を拒みよく作り込まれたプロットを好む傾向」はまさに強く見られる気がします(私も半分以上その一員です)。

ただ当の欣太先生本人は「おおっ!つまり過激・過剰を好む観客にとっては逆風の時代というわけか!」と意気込んでることからも分かるように、蒼天のすごさは実は正史に基づいた「よく作り込まれたプロット」をベースに時に演義の描写なんか軽々と超える欣太先生ならではの「アナーキーな演出」が加わることで生まれているわけで、それを思うとRYUさんが「オペラ劇の道化のよう」と仰っているように、まるで「蒼天のアナーキー担当」を一手に任されたような蒼天孔明には個人的に「演義とは違う正史に基づいたよりリアルな孔明」を描くことを更に越えた何か特別な思いが込められているように感じます。
といっても『アナーキー』とは辞書で引けば分かるとおり『無秩序状態』の意味ですから、何かを読み取るというよりこれは最早欣太先生一流の感性としかいえないかもしれず、こんな風に「あんな孔明ありなのか?」ということが話題になること自体それこそ欣太先生からしたら「してやったり」なんでしょうね。

それでも孔明にも作りこまれたプロットの存在も感じるわけで、公孫樹さんの「実績の一貫性」、gillさんの「漢中王宣言への注目(歴史的評価の意味です)という視点の鋭さ」には大賛同です。
あと劉備への忠誠心も全ての政策が劉備を押し上げることにつながっている以外にも劉備のどでかい情に触れる度に一見それを突き放すように見せながら、涙したり、興奮したり、いざという時には「劉備様〜」と頼ったりと実は最も自分に欠落した劉備のその部分に惹かれていたと私は思っています。最終回の登場シーンの涙も関羽の死を受けて発した劉備の桁外れの情に涙しながらの制止の場面だったんじゃないかと捉えてます。
曹操に対する描写も前半の完全無視から「出直して来い」を経過しての漢中王宣言で「一体誰が考えついたのだ」ととうとうその才に興味を引かせるに至る描写はうまいと思います。また官渡決戦で曹操が覚醒するシーンで全く何の前触れもなく孔明を登場させ、孔明個人と曹操との間に運命的な関係を匂わせる辺りも蒼天ならではと感じます。

ただ、この劉備への「嚢に入らずに臣下の礼」しかり、曹操からの「徹底無視」しかり、孔明と二人の二大英雄との関係の描写にはかなり意図的なものを感じますが、その意図が何だったのかについては掴みかねるんですよね〜。
また「幼少年期」→「赤壁前」→「赤壁後」と過激な変化にもやはり驚嘆させられます。
果たしてこれらの描写はあの「演義の聖人像」ぴったりの幼少年期孔明を描いている頃から既に一貫した意図の下での計算されたものだったのか、途中途中で即興的な思いつきで変化が加わったものだったのか、それとも公孫樹さんの指摘する外的要因もあってのキャラ立ての失敗なのか、それら全てあるとしてもどこがどれにあたるのか…?
分からないまま無理やり解釈して前に進むのが怖い私は「問いは問いのまま」抱え込んでおります。

No.12961 - 2006/02/08(Wed) 20:44:43
(No Subject) / ゆうき [近畿]
私はとにかく軍師が大好きです。蜀でも魏でも呉でもとにかく好きです。皆さんは軍師でだれが好きですか、またどういう理由か教えてください。
No.12947 - 2006/02/05(Sun) 00:48:49

軍師。 / 曽呂利 [近畿]
お久しぶりです。
軍師、というならやはり純粋軍師・郭嘉でしょう。陳宮も棄てがたいですけれども。

「蒼天航路」をはじめて読んだとき、心底驚いたのが、「軍師の描き分け」が完璧になされていることでした。三国志に限らず、武将なら色々と描き分けがされることが多いのですが、軍師、文官についてここまで描き分けた作品を、他に知りません。まぁがんばって「戦略家タイプ」「戦術家タイプ」「政略家タイプ」の主要3パターン、加えるとすれば兵站担当、情報担当、程度の分類ではないでしょうか。
それが、「蒼天」では、軍師、しかも演義では数ばかりいてまったく個体判別されていない魏の軍師が、描き分けられていたわけです。これにやられました。荀?ケ、荀攸、郭嘉、賈ク、程?cのそれぞれの得意分野の違い、蒼天読者ならたちどころに答えられるはず(?cが微妙ですが…?)。更に劉馥、温恢など完全な文官まであそこまで「立たせた」こと。これは戦記小説史上、特記すべきことだと思います。

No.12958 - 2006/02/06(Mon) 18:19:28
あけましておめでとうございます!! / 宝飯 [関東]
皆様明けましておめでとうございます&ニイメンハオ!!

去年は「蒼天の最終回」これに尽きます。
しかし今年はまだまだ最終巻と画伝の発売が待ってます!!

そこで今年の抱負を蒼天風に言ってみましょう!
僕は「曹操:思ったものはすべて現実のものとしろ!!」です。

No.12880 - 2006/01/01(Sun) 00:43:26

Re: あけましておめでとうございます!! / TATSU@管理人 [関東]
ちょっと面白い企画ですね。乗りましょう。『 今年の抱負 』ですか...では、

曹丕:「すでに在るものを使う!何であろうと使いきる!」

にします。あまり創造的じゃないか...。

No.12891 - 2006/01/03(Tue) 15:42:29

Re: あけましておめでとうございます!! / RYU [東海]
分かりにくいけど、これって企画だったんですか。

では『今年の抱負』という事で、
「蒼天既に死すっ!」
・・という旧勢力最強硬派の巨魁★関さんが「ねい言絶つべし!!」と怒りそうな冗談はさておいて(^^;)

『孫呉まるごと三代分じゃあ!』で行きましょうか。

No.12894 - 2006/01/03(Tue) 16:50:06

Re: あけましておめでとうございます!! / 公孫樹 [近畿]
今年…に限りませんが、

「他人の生み出したものを評するだけではたどりつけぬ境地」

を目指したいですね。
とはいえ、あんまり無理してリタイヤしないように、頑張ります(笑)

No.12899 - 2006/01/04(Wed) 05:03:15

Re: あけましておめでとうございます!! / 黒助 [関東]
私も参加させてください。
どうせならお気に入りキャラの言葉から選ぶとなると…

袁紹:「制覇は当然のごとく成すべし!」

とても印象に残っている言葉です。
今年は個人的に一つの結果が求められる年で、そのために自信満々にこんな言葉を吐ければいいのですが…。
実際は名門の生まれでもなく、奇才を持ち合わすわけでもない私がこの境地にたどりつくためには地道な努力と行動の積み重ねしかなく、またまだまだ若輩の私では「既にあるものを使う!」では当然足りません。
というわけでこの境地にたどり着くべく努力することを今年の目標にしたいと思います。
以上、いつもより真面目な書き込みでした!

ちなみに公孫樹さんの
「他人の生み出したものを評するだけではたどりつけぬ境地」
は研究職を志す者としては一生のテーマです。
でも、そのためにも他人の生み出したものを出来る限り多く深く消化する事が何より重要なんですよね。

No.12905 - 2006/01/04(Wed) 22:32:25

Re: あけましておめでとうございます!! / 鳳卵 [東北]
 すっかりご無沙汰してしまいましたが、あけましておめでとうございます。

 今年の抱負ですか…では、鳳雛先生の言葉から。

「何であろうとかまわん!
 怒ってみせろ!
 吼えてみせろ!」

 最近は色々やりたいことを考えながら、なかなか実行に移せないことが多いのですが、今年は「とりあえずやってみる」という精神で行けたらいいなぁと考えています(また考えてるだけか(汗))

 本年もよろしくお願い申し上げます。

No.12914 - 2006/01/08(Sun) 22:44:13

Re: あけましておめでとうございます!! / 関西人 [近畿]

今年の抱負ですか・・・呂布の
「う、運を
 の、逃すな
 は、早く
 ゆ、行け」です。とりあえず運を逃さないようになるべく早く行動しようと思います。

{余談}
キリ番報告者がまたでてなかったような気がする。
狙ってなのに来たら1234612だった・・・。

No.12916 - 2006/01/09(Mon) 15:08:10

Re: あけましておめでとうございます!! / 史堵
参加させてもらいます。
私は

関羽:「運は万人に等しく与えられている。いつ運が巡り、それに乗り生かせるかの違いがあるだけだ。」

です。
運も実力のうちったことですかね。
今年こそは乗り生かしたいです。

No.12936 - 2006/01/29(Sun) 14:20:29

Re: あけましておめでとうございます!! / 紅いキバ [東海]
それぞれの皆様の哲学が垣間見られるようで、面白いですね。
折角ですから、私も参加させて頂きます。

抱負というか、普段から心掛けようと思っていることなのですが、
袁紹に宣戦布告をする時に曹操が言った言葉。

「大河は両岸より見るべし」

一方の見方に偏らず、常に公正さを失わないようにしたい、
という戒めにしています。
特に最近の報道などを見るにつけ、いっそう、その想いを強くしている今日この頃です。

No.12937 - 2006/01/29(Sun) 18:19:47

Re: あけましておめでとうございます!! / 兵刃 [関東]
では私も参加させていただきます。
「すべては八年前たった一人の男から始まったのだ。」
25巻での曹操の劉フクに対する言葉です。
自分も、四月から社会人になりますので、この言葉を選びました。
劉フク殿のような立派な人間に成れる様、頑張るぞぉぉ!

No.12938 - 2006/01/29(Sun) 20:03:18
速報!! / ふみづき [近畿]
こんばんは。

今日、講談社BOOK倶楽部の公式HPのコミックス刊行予定表にて、蒼天航路の35巻と36巻が来年1月23日に二冊同時発売されることが判明いたしました。

年明けかあ…。

No.12768 - 2005/11/28(Mon) 17:58:15

Re: 速報!! / 紅いキバ [東海]
ふみづき様、こんばんは。

1月23日は、旧暦で曹操の命日らしいですね。
他所で知った情報ですが。

No.12769 - 2005/11/29(Tue) 23:39:02

Re: 速報!! / RYU [東海]
おお、ついに発表されましたか!

正月近くだから、お年玉の代わりに蒼天35・36巻を渡すのはアリでしょうか?!(爆
(親戚に子供が居る年じゃないんだから)

「曹操の命日に捧げる」という意味合いもあるんでしょうか。 

No.12771 - 2005/12/01(Thu) 03:43:44

Re: 速報!! / TATSU@管理人 [関東]
情報有難うございます。

そうか、年明けに同時に2冊刊行なんですね!だったら12月に35巻、1月に36巻、でもいいような気もするのですが...。でも最終話まで一気に読んだほうが感動するかな?
いずれにせよ 表紙や裏表紙のイラスト、折り込み部分や巻末のコメントも楽しみです。

曹操の命日に刊行というのも驚きです。でも、他の単行本も23日刊行みたいですから偶然ですよね。それとも曹操の命日だから2冊同時発売にしたんでしょうか。


ところで、例の「画伝」はいつ発売されるのでしょう?

No.12788 - 2005/12/04(Sun) 22:40:12

Re: 速報!! / 林沖 [関東]
私は文庫版ユーザーなので単行本の皆さん方が羨ましいです^^;
いったい17巻以降はいつ発売に…
情報お持ちの方、教えて下さい(T-T)

No.12792 - 2005/12/05(Mon) 11:13:44

林沖さんに便乗 / 小李典 [関東]
すいません、私はクロニクル派なんですがもしどなたかクロニクルの10巻の発売日がわかるなら、わかったら情報を教えてください。
No.12796 - 2005/12/05(Mon) 22:16:43

Re: 速報!! / 義士
29巻で蜀将勢ぞろい、31巻で魏将勢ぞろいの裏表紙があったから、
最終巻の36巻では無理でも、35巻では呉将勢ぞろいをやってほしい、と個人的には思います。

No.12821 - 2005/12/16(Fri) 11:24:02

続報です / ふみづき [近畿]
今日、講談社BOOK倶楽部の公式HPによると、35巻はいつも通り定価税込みで540円ですが、36巻は税込み580円との事です。

最終巻だから何か企画があるのかな?

No.12822 - 2005/12/16(Fri) 18:01:16

Re: 速報!! / 泰章 [関東]
はじめましてこんにちは!
最終巻の発売日を心待ちにしています!
2冊同時発売ということは、
2冊で1枚の絵になる表紙とかありそうですよね!
期待してます

No.12879 - 2005/12/31(Sat) 16:36:54

Re: 速報!! / 泰章 [関東]
今日のイブニングに、蒼天航路単行本の宣伝が載っていました!
表紙は、ボクの勝手な思い込みとは違い1冊ずつ独立した絵でした・・・
とりあえず、最終回の最後の方はカラーらしいです!
早くカラフルな水晶に会いたい!!

No.12918 - 2006/01/10(Tue) 23:02:36

Re: 速報!! / おにい [外国]
はじめましておにいです

本当に文庫本はいつになるのでしょうねぇ。 
やっぱり単行本が完結してからなんでしょうか…

No.12919 - 2006/01/11(Wed) 07:30:56

Re: 速報!! / 関西人 [近畿]
最終回の最後がカラーってのはいいいですね。

ってか文庫本はいつになったら発売するのでしょうか?
あまりに我慢できなくて単行本33、34巻を買ってしまった。
文庫本も損傷がひどく、特に9巻{単行本17、18巻}は真ん中で二つに割れてちぎれてしまったんです。三国志を覚えるために買ったので軽く45回近く読んだからでしょうか?
多分これを機に単行本派になるかも・・・。
画伝もいつになったら発売するのやら・・・。


余談
蒼天航路クロニクルの再販ってのはもうないんでしょうか?

No.12920 - 2006/01/12(Thu) 23:15:16

Re: 速報!! / RYU [関東]
最終回がカラーだと発表されたという事で、田舎より東京が100倍楽しくて嬉しいという事で、何かウキウキな今日この頃です。

友人も居るんで、時間ができたら一度大阪にも行きたいと思います。

No.12924 - 2006/01/15(Sun) 22:22:17

Re: 速報!! / MASA
ぬお!
36巻で最終回なのですか・・・!
雑誌はまったくよんでいませんので、全然知りませんでした・・・
何も知らない私はなんで、2巻同時なんだ?
とあやしんでおりました
いつかはきてしまうと思っておりましたが・・・早く読みたいです。

No.12929 - 2006/01/20(Fri) 00:15:17

Re: 速報!! / すうりん [関東]
しばらくぶりの投稿です。こちらの情報により、本日二冊同時に入手いたしました。ありがとうございます。今は何の感想も文章にできるほど落ち着いておりません。ただ欣太先生関さんに惚れたな…って思ってしまうほどの入れ込みようだったかな?殿の恋情にシンクロしたのでしょうか?あんなに穏やかに亡くなられるとは…あの最期の見開きが目に付いて離れません。水晶さんに会いたくなったので、一巻から読み直して出直してきます。合掌。
No.12930 - 2006/01/23(Mon) 18:09:40

Re: 速報!! / 兵刃
単行本最終巻発売...真に喜ばしい限り!蒼天ファンならば発売日を忘れるような、失敗はありません。
がっ!なぜだ!
なぜ発売日に、私の財布に購入金が残ってないのだぁぁ!
母者ぁぁぁ!生活費のやりくりはしっかりしてくれー!
くぅぅぅ・・・・無念っ・・・!
(財政難から脱出次第購入します・・・)

No.12932 - 2006/01/24(Tue) 03:39:27

Re: 速報!! / 泰章 [関東]
買いまいしたー!
ビックリしましたホントに35巻の裏表紙は呉の武将集合の画だなんて!
レジに持っていく時に気づいて一人でニヤリとしてしまいました 笑

あとは夏の画伝を待つばかりです!ながっ!

No.12935 - 2006/01/26(Thu) 23:46:55
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