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孔明ガールズの再登場を願う! / 陳孫 [関東]
私個人の勝手な希望ですが、せっかく孔明が再登場したのですから、孔明ガールズたちにもまた出てきて欲しいです。
ちなみに孔明の妻・黄夫人(だったかな?)は、醜いけど学識教養の豊かな才媛だそうですので、ガールズたちとの絡みも期待したいです♪

No.9122 - 2003/09/21(Sun) 16:48:59

Re: 孔明ガールズの再登場を願う! / TATSU@管理人 [関東]
おお、孔明ガールズ! じーさん達は「なにとぞお頼み申し上げまするぞ〜!」って背面ダッシュして去ってゆき、子供達はコナゴナになってましたが、確かにガールズ達の消息は不明ですね〜。

じーさんや子供達は「桃源郷の怪人」って感じでしたが、ガールズ達は普通の人間ぽかったから、再登場の可能性あるかもですね。でも、孔明があんな真面目になってて、あんなスケスケのファッションの女性囲ってたら、不釣合いでしょうね〜。
引き続き『諜報員』として活躍してたりして...

No.9128 - 2003/09/21(Sun) 23:25:50

Re: 孔明ガールズの再登場を願う! / 陳孫 [関東]
管理人さん、どうもです。

>引き続き『諜報員』として活躍してたりして...

主人とベッドを共にした女スパイたちか・・・、ハリウッド映画の世界みたいです(w
それにしても、じーさんや子供達は、どういう存在なのでしょうか?
じーさんたちは百年以上生きてたみたいなこと言ってたし、子供達は年齢以上の知識とボキャブラリーを持ってたし、摩訶不思議な人たちでしたね。

No.9141 - 2003/09/22(Mon) 10:12:51
今週の蒼天<建安19年の空に> / TATSU@管理人 [関東]
今週の蒼天、?Yさんサイコー!って感じでございました。登場が少ない女性キャラの中にあって、輝いてました。孫?Y夏。

          ***************

オープニングでは、ナレーションで「成都無血開城」が語られました。
城門から、簡雍と共に馬車に乗って現れる劉璋。簡雍は先週の言葉通り、劉璋の手を取ってましたね〜。すっかり仲良し。
下馬し、拱手してそれを迎える劉備。背後には五虎将...いえ、四虎将+魏延が並んでいます。おおっ、壮観!! 良く見ると遥か後方で孔明が馬車...いえ、犀車に乗ったまま控えてました。 孔明、降りろよ(笑)

ナレーションによると、『道義にうるさい時代にあって、益州を乗っとった劉備の不義に対する非難の声は、天下にほとんど上がらなかった』 そうです。蒼天読んでると、なんとなく分かる気がしますが、実際のところは何でなんでしょう?
やっぱ劉備は人気があったんでしょうか? それとも劉璋が評判悪かったんでしょうか? あるいは、蒼天法正が言ってたように 『益州の主、弱し。これは天下周知の通りであり、すでに諸勢力の標的となっております。』 という訳で、『今、益州百万の民を鑑みれば、むざむざ争乱の地となる時を待つよりは、自らの手で天下の英雄を新たな主君に奉戴』 という思想も、"天下周知"のものだったんでしょうかね。

          ***************

そしてタイトル画面。
漆黒の闇の中を魏公が歩いてゆきます。足元に点々と浮かび上がる生首、生首...左端には韓遂らしき首級もありました。公が口を開けているのは、詩か何かを口ずさんでいるんでしょうか?
なんか幻想的でもあり、恐くもあるシーンでしたね。これは覇道を往く者の業(ごう)を現してるんでしょうか? 前もカラーページで、銅雀台に現れた霊たちに「よお」とか声をかけてましたね。カラーページで描かれるこういうシーン、好きであります。
あと、キャッチコピーが久々に印象的だったんで転記しときますね。
  
   同じ時代に生まれ
   志なかばで斃れた者たちに
   手向ける花はなく、
  
   ただ己の“生”を誇り
   輝かしく謡いあげるのみ。

ふむ、いいですね〜。ただ、このシーンのトーンや曹操の表情から受けた印象は "輝かしく" というよりは "粛々と" って感じでした。

          ***************

「とんでもないやつだ」
シーン変わって、曹操が閏房でつぶやいてます。ナニの真っ最中です。ぬおっ、刺激的なシーン!
しかし曹操のナニのシーンって鄒氏と戯れてた時以来じゃないでしょうか? 顔は老けましたが、魏公におかれましては 老いて尚ご盛んな模様です。 
もっともっと、と跨った女性に恐い顔してせがまれ、「ああ」と微笑む魏公。余裕のように見えますが、結構楽なポーズでナニを為さってるのは、やはり老いのせいでございましょうか?こんなとこを深く考察してると女性に嫌われそうなんで、やめときます。

曹操は考えます。
−まったく、こまった奴が同じ時代に生まれておったものだ−
これ、最初はこの女性のことを言ってるのかと思ってましたが、劉備を指していってるんでしょうね。そー言えば、劉備も徐州大虐殺を見て、同じようなこと言ってました。
ところでこのおっかない顔した女性は誰でしょう?今後ストーリーに絡んでくるんでしょうか?

          ***************

荊州・公安。
長江の断崖に立つ関羽。 おお、関羽!張飛に続き久しぶりの登場だっ! 
空を見上げて関羽は独白します。

−孫呉に勝る領土。
  曹操を攻める足掛かりの地、
  蜀。−

手にした杯を空に掲げる関羽。

−長兄!
  蒼天に吹き続けてきた大ぼらを
  ついに大地の上に
  実らせましたな−

関羽の頭上に広がる蒼天には、若き鬼嚢が浮かび上がります。そして劉備の吐いた大言壮語の数々が青空を覆います。
うひょー、懐かしい台詞がいっぱいありましたね〜。管理人はしみじみ読んじゃいました。関羽の台詞も2つほど混じってましたね。あと、誤植も発見しました(笑)

関羽、空に向かって拱手したまま、しばらく余韻に浸った後、

−祝!−

と呟き、杯の酒を飲み干します。その目には涙が...
よく見ると関羽の髪と髯には白いものがいっぱい混じってます。そうスよね〜、黄巾の乱は184年、現在は214年ですから、共に挙兵して30年ですもんね〜。殊に関羽は、曹操に 『天下の才、天下の度量を持ちながら、ただ侠の約束に殉じようとするのは間違っておる』 とまで言われても、結局 『劉備と一緒に天下を目指す』 道を選んだ訳です。感慨もヒトシオでしょう...
「ご主君!」
関羽は声に出して、空に語りかけます。
足元に置いた青龍刀に、関羽はスッとツマサキをかけます。そして足を跳ね上げると、青龍刀は宙に舞い上がります。

−この荊州は関羽に、−

次の瞬間、関羽は空中の青龍刀を掴むと、ヒヒュンと激しく旋廻させ空を切り裂きます。

−おまかせあれ!−

再び拱手する関羽。おおっ "目にも止まらぬ早業" ってこーいうのを言うんでしょうね。カッチョエー!!


拱手した関羽、人の気配に振り返り、「何か?」と問いかけます。
そこには孫夫人が佇んでいました。
「船を貸してくださる?」
と、微笑みながら尋ねる孫?Y夏。関羽は即答します。
「護衛は千でよろしいか?」
「気前良すぎ。長江を遡(さかのぼ)るんと違うんよ」
と笑う?Y夏ちゃん。長江を上るのでは無い、ということは、長江を下るんですね。と、いうことは...
「玄徳殿の蜀獲りを、ここで見届けた上でのご出立。行かれる先はどこであれ、できる限りのお送りをさせていただく。」
あ、関羽は全て分かっている模様です。?Y夏ちゃんは荊州にて『劉備の蜀獲り』の成功を確認した上で、呉へ帰ってゆく訳ですね。孫夫人は静かに微笑みます。
「関さんの青龍刀。最高の土産話や。」

          ***************

港に停泊する船団。送別の調べが流れています。
「玄ちゃんから?」
関羽から手渡された包みを手にして、?Y夏ちゃんは不思議そうに尋ねます。
「発たれる時にお渡しするようにと。」
と答える関羽。
ふーん、と?Y夏ちゃんは暫くその包みを見つめます。こういう伝言をしているということは、劉備もこの出立が訪れるであろうことを知っていたんですね。
顔をあげ、孫?Y夏は 「じゃあ、関さん」 と明るく告げます。
「幸多からんことを」 と頭を下げる関羽。
「4年半、おおきに」
の言葉を後に、?Y夏ちゃんは振り返り、船をほうへと歩いてゆきます。居並ぶ『武装・侍婢軍団』。その中央をカッカッと進む孫?Y夏。


その時、関羽はあるものに気づきます。
蛙です。一匹の蛙が侍婢軍団の間から飛び出たのです。すると、その蛙の後から一人の少年が飛び出てきました。
「?Yさん!」
と叫ぶ少年。振り返る孫?Y夏。
蛙は紐で繋がれ、その紐の先を少年が持っていました。ぴょんぴょん孫?Y夏のほうに向かって跳ねる蛙。あとから少年も、ぴょんぴょん跳ねながらついてゆきます。
「?Yさん!」
少年が再び叫びます。

「若君ーッ!」
少年に走り寄ろうとする家臣達を、関羽は手で制します。
えっ!若君? つーことはこの少年は、凡愚の噂高き阿...
「あかん!」
孫?Y夏は厳しく制します。腰に手をやり、少年を睨む?Y夏。蛙少年、一瞬絶句したあと、
「いやや!?Yさんと行くんや!」
と叫びます。な、なんと関西弁!!阿斗少年、?Y夏ちゃんの関西弁がウツッちゃった模様です。それだけ親しかったんでしょうね。

「ええか!」
孫?Y夏は腰をかがめて、手を地面に差し出します。
「ここから先は敵の陣地や」
孫?Y夏の右手が線を引くように横に動くと、阿斗の蛙の紐が引っ掛かります。
「一歩でも入ったら、」
脅すような笑みを浮かべて、蛙を紐ごとつまみ上げる孫?Y夏。
「虎の餌食や!」
叫びつつ、手にした蛙を放り投げます!
ビビる阿斗少年。ちなみに蛙は周泰に似た侍婢の口に飛び込んだ模様です。この侍女、アクビでもしてたんでしょうか?(笑)

ビビる少年を指差し、ウィンクする孫?Y夏。
「阿斗! 男前になりや!」
思わず涙ぐむ阿斗少年。
かーッ!?Y夏ちゃん、ステキーッ! 管理人、いい年こいて?Y夏ちゃんに萌えです。蒼天の登場女性キャラで一番好きかも!

ここでナレーション。
"阿斗"は後世の中国にて、無能者の代名詞のように用いられたが、正史にそのような記述は一切ないそうです。
また、「演義」では孫夫人が阿斗を連れ去ろうとし、張飛・趙雲が奪い返す、という話がありますが、正史「穆皇后伝」によれば、孫夫人が呉に帰るのは、劉備が蜀を獲った後で、その時、張飛・趙雲は荊州には居なかったそうです。

なるほど〜。阿斗は言われるほどボンクラじゃ無かったし、孫夫人は子供をさらって逃げるような女性では無かったつーことですね。
それで今回みたいなストーリーが生まれた訳か〜!

実は管理人も 『孫夫人が阿斗を連れ出して、趙雲が取り戻す話』 は正史にあったと思ってたクチなんで、蒼天では孫?Y夏のキャラ設定上、あえて変更したのかと思ってました。
気になりましたので、正史「穆皇后伝」のとこを読んでみたところ、この「阿斗誘拐未遂」エピソードはやはり有りました。が、陳寿の記した本文のほうでは無く、裴松之の注の『漢晋春秋』のほうでした。
管理人の敬愛する書籍「三国志・きらめく群像」によりますと、『漢晋春秋』の他に「趙雲伝」注の『趙雲別伝』のほうにも同様のエピソードは有るそうです(そこも読んでみましたが、確かにありました。)が、著者の高島氏は "到底信用できない" と一蹴してました。
う〜ん、そうなるともう管理人的には、蒼天孫夫人が三国志スタンダードになってきてしまいました〜(笑)

ここの文章を読んで、「正史に載ってるのに、注の部分は正史とは言わないの?」と疑問を持たれた方はいますでしょうか? 詳しくはこちらへ↓
http://www.h2.dion.ne.jp/~soutenko/sangokusikou.html


「ほな、呉(うち)に帰ろうか」
孫?Y夏は侍婢たちに告げて、船へと再び向かいます。侍婢たちの中から湧き上がる歓声。うん、この女性達は荊州で姫様のボディーガードなんかやってるより、故郷に居るほうが幸せなんでしょうね。
関羽はそんな光景を見ながら微笑み、独白します。

−情にまかせて動くのでも無ければ、
  政略にしばられている訳でもない。

 婚儀も離縁も全て自らの流儀で貫く。
 江南随一 ・ 孫家の女か−

ほほお、"婚儀も離縁も全て自らの流儀で貫いた"んですね。すると政略という訳では無く、孫?Y夏は自らの意思で嫁いできたし、自らの意思で離婚した訳ですね。婚儀は分かりますが、政略が絡んでないとなると、何で自らの意思で離縁したんでしょう?

『 玄ちゃん。これであんたは蜀の主や。もう呉と競う立場となったんや。うちがこのまま荊州に居たら、呉と戦いづらいやろ。兄ちゃんも、うちがここに居たら攻めにくいやろし、ここは身を引かせてもらうわ。 心置きなく戦いや! 』

こんな感じでしょうか?またまた妄想入っちゃいましたか?

          ***************

呉に向かう船団。
甲板に立つ孫?Y夏は、関羽から手渡された包みの紐をほどきます。

「ゲッ!なんやこれ!?」
と思わず声をあげる?Y夏ちゃん。なんと包みの中には毛がタバになって入ってました。それも包んだ紙には「玄徳髭」って書いてあります。

「嘘やろ」
とつぶやきながら、
もしかして簪のお返し?ヒゲもろて喜ぶと思てんのか?
と、?Y夏ちゃんは唖然とします。

ぐははぁ〜!これって葭萌関で挙兵した時に切り落としたアゴヒゲですね〜。あれ、関羽に送ってあったんか〜!
「あかん」
この趣味ぜんぜんわからん。とメマイを起こしそうになる?Y夏ちゃん。
あはっ!その気持ち分かります。劉備、何かもっと洒落たもん渡してやれよ〜!
うな垂れる?Y夏ちゃんの手元を、江上の風が吹き抜けます。
「!」
手にしたヒゲが風に飛ばさているのに気づいた?Y夏ちゃん、サッと手を伸ばして1本だけ掴み取ります。

−せやけど−

手にしたヒゲを見つめ、左手の小指に巻きつける孫?Y夏。

−玄ちゃん、
  あんたの子どもは
  欲しかったな。−

左手を高くかざす孫?Y夏。その指からは再び"玄徳髭"が風に舞って飛んでゆきます。


そして、孫?Y夏の目からは、今まで堪えていた涙が...

          ***************

う〜ん、いい話でした。この涙や阿斗との会話によって、孫?Y夏が4年半の間、どんな暮らしをしていたか垣間見たような気がします。
以前から述べてることですが、赤壁以降の話、どれを取ってもスゴク好きです。三国志の人物をこんなに魅力的に描く漫画、もう後にも先にも出ないような気がします。


さて、次週は1回休んで、新展開突入。
今度はどんなエピソードを魅せてくれるんでしょう! 蒼天航路!!

No.9064 - 2003/09/12(Fri) 00:42:00

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 郭嘉最高 [関東]
毎回ご苦労様です!きょうは久しぶりに発売日に読んだのでかきこみます!
関羽の久々の登場にどきどきしました!
でもケイシュウに関羽がいるってのを見ると死が近づいてるようでさみしいですね‥

とにかく蒼天最高ってことで!

No.9065 - 2003/09/12(Fri) 00:57:56

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 陳孫 [関東]
管理人さん、ご苦労様ですm(__)m
さて、

>"阿斗"は後世の中国にて、無能者の代名詞のように用いられたが、正史にそのような記述は一切ないそうです。

>なるほど〜。阿斗は言われるほどボンクラじゃ無かったし、

ですが、宦官・黄晧に誑かされて政治を誤った亡国の君主であるのは事実ですよね?
あるいは、黄晧に誑かされたことは、正史ではどうなってるのでしょう?

No.9066 - 2003/09/12(Fri) 10:22:38

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 陳孫 [関東]
ところで今週の表紙にはいくつもの生首が曹操の周りに置いてありましたが、その中に韓遂らしき首がありましたね(驚
あと女性の首もありましたが、あれは伏皇后でしょうか?
さらに、表紙の左下には長い顎鬚をはやした首もありましたが、顔が崔琰に似てるんですよね。
崔琰は曹操の魏王即位に反対して処刑されたんでしたっけ?

まあ、今週の話とは関係ないことでスミマセンでした(汗

No.9067 - 2003/09/12(Fri) 14:19:45

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 小温侯
 こんにちは。毎回楽しく拝見させてもらってます。三国鼎立が完成し物語りもいよいよ佳境ですね。
 カラータイトルの生首ゴロゴロにはびっくりしましたがその中に管理人さんご指摘の韓遂の他に伏皇后や蔡エンのものと思われるものが・・
魏王即位はそろそろか。劉備のことを「こまったやつだ」と言いながらどこか嬉しそうな表情が印象的ですね。同じ時代に生まれ競い合う相手がいることを喜んでいたのでしょうか?

 所変わって荊州編。関さん相変わらずカッコイイですね。そして?Y夏さんの別れ際が清々しいです。当時女性はともすれば「道具」のように扱われたわけですが彼女は自分流を貫いたわけですね。あるいは呉の地方は中原と違って女性にもっと自由があったのかもしれません。

 そして劉禅君登場。正史重視の「蒼天」ではバカ殿のように描かれることはないかな。少し前まで「劉禅天才説」を唱えていた者としては気になるところです。
 正史では「名臣に補佐されている間は道理の通った政治を行っていたが奸臣がはびこるようになってからはおかしくなってしまった。白い絹糸は染料しだいで何色にも染まるという言葉があるがその通りである」と評されています。陳寿にとっては旧主にあたるのでそこのとこは割引いて見なければいけませんがよく的を得た評だと思います。臣下に恵まれれば名君になれるタイプで実際孔明が最大限に活躍できたのもむしろ劉禅の時代です。リアリストである孔明が劉備の遺言に対してあえて股肱の臣たる決意を示したのも劉備への義理立てだけでなく劉禅は自分が補佐すれば立派な帝王になれる資質を持っていると感じたからだと思います。

 孔明の死後も後をついだ三人の名臣の存命中は大きな問題もありませんでした。そのうちの一人董允は稀代の硬骨漢で彼が宦官を近づけさせませんでした。陳孫さんご指摘の黄皓に誑かされたのは史実にもあります(巫女を頼った等は創作ですが)が実際に重用されるのは董允の死後で蜀滅亡の五年ほど前にすぎません。実のところ蜀滅亡は黄皓が暗躍したことよりも姜維が遠征で国力を衰退させてしまったことが大きかったでしょう。降伏は間違った判断ではなかったのですがすっかり暗君イメージが定着してしまいました。三名臣が存命中に治世が終わっていれば「名君」として語られたかもしれないだけに思えば可哀想な人です。
 
 蒼天でもお母さんを早くになくし慕っていた樺夏さんも呉に帰ってと阿斗君試練の連続です。たくましく育ってほしいですね、応援してます

No.9068 - 2003/09/12(Fri) 15:29:21

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 陳孫 [関東]
小温侯さん、小さなアラ探しになってしまいますが・・・

>蔡エンのものと思われるものが・・

「崔琰」ですね。
もしこれが「蔡琰」だとすれば、あの大学者・蔡邕の娘にして、曹操が匈奴から帰還させた「蔡文姫」のことです。
彼女は「琰」が名で、「文姫」が字です。

失礼しました〜(汗

No.9069 - 2003/09/12(Fri) 15:45:11

(No Subject) / とんち
いつもROM側にまわっている私ではありますが、今回だけは発言させてください!

あぁ、私もヨウカさんに惚れてしまいそうですわ♪

>「阿斗! 男前になりや!」
この台詞カッコイイ!!
蒼天での孫ヨウカのキャラ設定は本当にこの台詞が似合うのでいいですねぇ。

>−玄ちゃん、
  あんたの子どもは
  欲しかったな。−
この台詞にはジーンと来るものがありました。
私は相当な子供嫌いではありますが、好きな人の子供は作っておくべきなのかなぁとも考えさせられました。
(考えの発展のしすぎですかな?)

あいや。つたない文章ですみません(;^_^A アセアセ・・・

No.9070 - 2003/09/12(Fri) 15:59:10

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / t.s
こんにちは。
入蜀編の締めくくりとしては面白い描かれ方でしたね。

孫夫人は、あの意志の強そうな眉がいいですね。
本当にかっこいい姉貴です。

関さんも青龍刀を振り回しているところを見ると、年齢ほど老いてないと考えていいのでしょうか?
容姿は明らかに老いがみえますけど。
この後のことを考えると・・・気になってしまいます。
孫夫人に「幸多からんことを」なんて挨拶してますが、一読者としては、「お前もなー」なんて言いたい気持ちです(泣)。

阿斗のことは、まあ、正史だろうが演義だろうが、描かれる姿は筆をとった人間の評価なわけで、後世の我々が、必ずしもその評価を鵜呑みにする必要はないということですよね。

No.9071 - 2003/09/12(Fri) 18:47:17

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 聡明 [九州]

僕もtsさんと同じく関さんんの未来を考えると悲しくなります(泣)。

前回、張飛が出てきたときから心配してたのですが、出てきてくれて嬉しい気持ちもありますが、ジュンイクのときとおなじくらい悲しいですね。

No.9072 - 2003/09/12(Fri) 21:50:25

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / Blue [関東]
 管理人サン、こんにちは〜&「今週の蒼天」拝見いたしました〜♪

 今回の目玉は関さんと?Y夏さん、それに若殿・禅くんの三人でしたね。みなさん久々の御登場、ついでにカエル咥えちゃった武装侍女サンも、お久しぶりだ〜っ!元気で何より(笑)
 こりゃまた関さん、老けましたな。しかしそれでもこの技量!老いてなお気力充分、て感じです。遅まきながら、「劉備軍団」が天下を競うにふさわしい勢力となったのですが・・・そうするとビミョウな立場となるのが・・・?Y夏さん、やはり帰っちゃうんですね〜。
 ?Y夏さんは帰国するしかないでしょう、この場合は。そのまま留まれば、呉蜀の同盟関係にとって必ず不安要素となるでしょうから・・・呉にとっては、人質も同様ですしね。別離を予測していた劉備も、そういうのは嫌だったようです・・・それを全て理解したうえで、関さんはああいうふうに?Y夏さんを送り出したのでしょう。このあたり、それぞれの思惑が錯綜してますね。
 そして少年・禅くんは・・・カエルと一緒に、なんか飛び跳ねながら登場・・・何故・・・(笑)早くに母親を亡くし、代わりに?Y夏さんになついちゃった、ということですか。?Y夏さん、分かれ際の「男前になりや!」の台詞、泣かせます・・・

 さて、次回の舞台はドコになるんでしょうかね。二週間、長いよ〜w

No.9073 - 2003/09/12(Fri) 22:48:43

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 李桃桃内 [地球外]
 どうもこんにちわ。李桃桃内です。

 関さんの未来ですか。孫父子(堅パパと大根……じゃなくて孫策)の無念極まりないはずの最期をどぎゃんと悲壮に書いた蒼天なので、いい意味で裏切ってくれることでしょう。
 まあ、未来のことは未来のこと。今は今のこと。

 今回の見開き、しばらく劉備一家の国獲り物語がほのぼのと(龐統が死んだ時悲壮でしたが)続いてたので、ここらで閣下にブラッドリーな展開で場をシメていただかないと。
 確かに手前に崔琰みたいな首がありますね。魏王就任に反対して自決したそうですが、手前は三国志は素人同然なので、その経緯をよく知りません。追々語られるかもしれませんけど、その時は義理の甥にあたる曹植も絡むのかな。
 まあ未来は未来。このおじさんの死より前に伏皇后の事件あり、漢中侵攻もあり、まだまだ閣下にはイベントてんこもり。楽しみです。
 ……いやまてよ。

>今度はどんなエピソードを魅せてくれるんでしょう

 喜んでばかりもいられないでふ。
 健気に頑張る荀攸さんの最期も迫ってきてます。
 実は蒼天で一番共感を覚えたのは豪華絢爛とは無縁のこの人なんですよね。

No.9074 - 2003/09/12(Fri) 23:15:44

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / hz [地球外]
関さんの最後も垣間見えますが、
四天王夏候淵の最後も近いのですね。
いよいよ蒼天も三国鼎立。
これからも目が離せませんね。

No.9075 - 2003/09/12(Fri) 23:52:52

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 小温侯
 お〜っっっなんと! 指摘されるまで気づきませんでした。陳孫さんありがとうございます。その通り「崔」エンの誤りです。偶然ですがカキコの時間がほぼ同じでしたね。分からなかったので冒頭部分がちょっと重複(笑)それにしても(王炎)の字がでてこないなぁ・・・ まぁ「蔡」エンの方ももうすぐ出番かも?
No.9076 - 2003/09/13(Sat) 07:41:06

劉璋の目的は? / 陳孫
>蒼天法正が言ってたように 『益州の主、弱し。これは天下周知の通りであり、すでに諸勢力の標的となっております。』 という訳で、『今、益州百万の民を鑑みれば、むざむざ争乱の地となる時を待つよりは、自らの手で天下の英雄を新たな主君に奉戴』 という思想も、"天下周知"のものだったんでしょうかね。

劉璋は一体、何をしたかったんでしょうかね?
元々益州で自立したのは、乱世になったからですが、最終的には何を目指していたのでしょうか?
とても自分が天下を取るつもりがあったとは思えませんよね。
半独立の藩王国になりたかったんでしょうか?
曹操が荊州に侵攻した際、彼は曹操に臣従の意を表明して振威将軍の地位を与えられましたが、赤壁の戦いで曹操が敗れて、曹操を見限ったんでしょうか?
しかし赤壁で敗れた後だからこそ、引き続き臣従の意を表すれば、より有利な条件で厚遇されると思うんですがね・・・

No.9078 - 2003/09/13(Sat) 16:06:27

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / ツァオツァオ
はじめましてです☆
関さんらの死期が近づいていることにやはりみなさん気が向いてしまいますよね。とするとこれはみなさん言ってないのですが(タブー??)主人公様の死期も確実に迫っているわけで・・
どこで最終回になってしまうのやら悶々としてしまいます。
こんな議論以前にもあったのでしょうか。あったらゴメンナサイ。
盛り上がりに水を差してしまったことも、御免なさい。
赤壁後1800周年の2008年までは連載続けて欲しいのであります。

No.9079 - 2003/09/13(Sat) 17:47:32

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / kazz [東北]
TATSU様、お疲れ様&有難うございます。

>魏公におかれましては 老いて尚ご盛んな模様です。
やはり五味子の効き目有り、といったところでしょうか(笑。
官能的な描写、うむ、青年誌ってすばらしゅうございますね。
とは言え、因縁ですな。英雄は英雄を知りますが、解らんからこその知のようです。

髭さん、久しぶりのご登場ですね。あい変らずの偉丈夫。老いて尚盛んなのは魏公ともども、数多の屍乗り越えて"粛々と"生を謡いあげる、そんな姿勢に根っこがあるのでしょうね。

ん〜今回はゴンタ先生の『蒼天航路』におけるスタンスがまたぞろ垣間見えましたね。
孫?Y夏ではチョウセン、汎よろしく“男尊女卑当時中国の女性という概念に物語としての光を”、阿斗では正史への忠実さ、そして悪玉と呼ばれた人物は本当に悪玉なのか?と一巻冒頭であったように、決して一側面でのみ歴史とそこに記された人物を語ることのない敬意の念。
うん、うん、やはり傑物でございまする〜。

実に清々しく読ませていただきました。

No.9080 - 2003/09/13(Sat) 20:08:36

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 千本 [関東]
演義もそうなのでしょうけれど、どう言う運命が先にあるのか判っているその上でもなお、そこに至るまでの道程で魅せてくれる作品だな、と改めて認識しました。
例えるなら、ネタバレしてもなお魅力が損なわれる訳も無い、良い映画を観ているような感覚でいます。
それにしても、暗愚ゆえに国を滅ぼしてしまったのか或いは、国が滅んだ事で暗愚の謗りを免れなくなったのかと考えさせられる解説でした、
今回、劉禅について書かれていたそれは。

No.9081 - 2003/09/14(Sun) 03:10:32

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 藤天君 [関東]
こんばんは〜、管理人様、皆さん。
今週の関さんと?Y夏さんのお話、次の章に入る前の橋渡しってところみたいですね。
また再来週まで待たないといけないのが辛いです。


まず、関さんの行く末は自分も一番気になるところで。
先日図書館で中国の「三国演義(全50巻ほど)」という大河ドラマを借りる機会があったのですが、そこに出てくる関さんが『自分の失敗のせいで任せられた荊州を失ってしもうた」と号泣するシーンがありました。
蒼天関さんとドラマの関さん(←ちなみにマイ視点では、里見浩太郎に少し似てます)は描かれ方は違うんだろうな〜と思いつつ、「この荊州は関羽におまかせあれ!」というセリフを目にするたびにちょい切なくなってしまいます(^^;
ま、曹操も含めてまだまだ五年も先の話(219年)ですけどね。

?Y夏さんとの別れのシーンは阿斗君の描写も含めて爽やかそのものでした。
>『 玄ちゃん。これであんたは蜀の主や。もう呉と競う立場となったんや。うちがこのまま荊州に居たら、呉と戦いづらいやろ。兄ちゃんも、うちがここに居たら攻めにくいやろし、ここは身を引かせてもらうわ。 心置きなく戦いや! 』
自分も?Y夏さんの性格なら、こう考えると思います。
「あんたが漢(くに)を帰したるんや」とハッパをかけて玄ちゃんを送り出した?Y夏さんのこと。
惚れた男の輝きを自分の今居る位置で曇らせたくない、遠くからでも見つづけていたいっていう男(?)義と恋慕の情があったんじゃないかと。
自分も妄想入ってるかもしれませんが(笑)


最後に自分のツボどころを二点ほど。

1、例の蛙を口に咥えてしまった武装侍女さん
こんな目にあっても顔色一つ変えないなんて、あんたこそ侍女の中の侍女!
「?Y夏さんに対する畏敬の念が、?Y夏さんを護るという任務に大きな尊厳を与えている」ための行動ですかね?(大笑)

2、鬚を渡され愕然とする?Y夏さん
あのクラっとしょんぼりした表情が何とも・・・可愛い♪
その後の玄徳を想う涙のシーンが引き立ちましたし。

No.9082 - 2003/09/14(Sun) 05:28:14

劉禅の評価 / 陳孫 [関東]
千本さん、はじめまして(w

>それにしても、暗愚ゆえに国を滅ぼしてしまったのか或いは、国が滅んだ事で暗愚の謗りを免れなくなったのかと考えさせられる解説でした、
>今回、劉禅について書かれていたそれは。

私の考えでは、やはり敗因の無い敗北は無いと思います。
劉禅の蜀は、滅ぶべくして滅びたのでしょう。
劉禅の即位が滅亡の数年前なら、いかに聡明な君主でも手の施しようが無い状態で仕方の無いことかもしれませんが、40年も在位して滅びたのは、やはり長い在位期間に蜀を立て直せなかったと見るべきでしょう。
宦官・黄晧に誑かされたのは史実と異なるにしても、小温侯さんの指摘された姜維の北伐による国力の疲弊は、やはり国を食い潰した、と見るのが妥当だと思います。

ちなみに小温侯さんは、

>臣下に恵まれれば名君になれるタイプで〜

とおっしゃられましたが、優秀な臣下を抜擢するのも主君の能力です。
無能な人材しかいなかった、などということは無いはずですから。

No.9083 - 2003/09/14(Sun) 15:18:38

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / TATSU@管理人 [関東]
今週も色々な感想・意見が聞けて面白いです〜。皆さん、有難うございます!
ただ陳孫さんは、自分の疑問に小温侯さんが答えてくれているのですから、漢字の間違いを指摘する前にお礼をいいましょう。


さて、またまた嬉しくも初投稿の方がいますね! ご挨拶させて下さい。
ツァオツァオさん、初めまして。蒼天考へようこそ。 おっ、『ツァオツァオ』ときましたね!羌族ですか?(笑)

>これはみなさん言ってないのですが(タブー??)主人公様の死期も確実に迫っている

ぜんぜんタブーじゃないですよ。関羽の死と曹操の死は数ヶ月しか離れてないですからね〜。言わば隣合わせみたいな...
となると、関羽の死が迫る = 曹操の死迫る = 蒼天の終了迫る、ということになるのかもしれません。見たいような見たくないような。そう考えると確かに悶々としちゃいますね。
ちなみに欣太先生は、単行本23巻で 『 既に4回もエンディングのアイデアが閃いて、その度に「これで終われるぞ!」と盛り上がった 』 と書いてました。その4回パターンのエンディング、どんなパターンなんでしょう? これまた悶々としちゃいます。

>赤壁後1800周年の2008年までは連載続けて欲しいのであります。

なるほど〜。赤壁は208年、5年後はちょうど1800周年なのか!
曹操の死まで作品中であと6年...その死で終わりだとすると、あと5年もの連載は微妙かもしれませんが、是非続いてて欲しいものです!!

No.9085 - 2003/09/14(Sun) 21:41:33

汗顔の至りですm(__)m / 陳孫 [関東]
>ただ陳孫さんは、自分の疑問に小温侯さんが答えてくれているのですから、漢字の間違いを指摘する前にお礼をいいましょう。

そうでした(汗
小温侯さん、管理人さん、大変失礼つかまつりました。
これからも宜しくお願い致しますm(__)m

No.9090 - 2003/09/15(Mon) 14:56:56

Re: 今週の蒼天<建安19年の空に> / 侠客 [東北]
えーと、冒頭で出てきた首級って韓遂だけは識別できたんですが、あとは誰なんでしょう? ついでに曹操とナニをしてたのは一体誰……? それにしても何だか久しぶりだなぁ、こうやってHしてるシーンを直接描写してるのは。もう、殿ったらラクしちゃって(←やめろよ!)。やっぱりあれは、五味子が効いてるんですかね(笑)。

実に漫画内では5年、読者には1年と3、4ヶ月ぶりに登場した関さん。いや〜、フケましたね。はるか四川の地にいる劉備に何を思っていたんでしょうか?

さて、今回はついに成長した阿斗くんが登場しましたね。夫人との別れが相当辛かったんですね……。確かにあんな「若くてキレイな『義理の』お母さん」だったら分かれたくありませんもんねえ(笑)、ってのは冗談ですが、よく考えてみるとこの少年はわずか3歳にして母親を喪ってるんでしたね(甘夫人です)。そうするとこの義理の母親と過ごした時間が(ほんのちょっとだけ)長いわけです。お互い愛着が湧くのも無理ないです。ほんの一歩踏み出せば届く位置に“母”はいる――しかし、その一歩を踏み出すことは出来ない……。なんとも切ない話です。

そういえば、演義では稀に見るスピード離婚だったので、正史でもそうなのかなー、なんて思ってみれば、どうも、蜀平定の後だったんですね。まあそれはともかく、劉備が蜀を得たことにより孫呉との関係に緊張が走ったのは事実ですから、立場としては辛いものがあったでしょう。やっぱりここは自分が中途半端な位置にいるのではなく、すっぱりと呉に戻ることを選んだ夫人に敬意を表したいと思います。蒼天世界の女性は強い!!

それにしても阿斗が持っていたのはなぜ蛙!? ついでにどうでもいいことですけど阿斗の蛙が口に入った侍婢の顔が思い切りカエルに見えました(笑)。

No.9113 - 2003/09/20(Sat) 13:09:03
モーニングを読むべき? / めろんぱんだ
こんばんは。
こちらへは初めておじゃましています。

私は蒼天はいつも単行本が出てから読んでます。でも、それだと、「今週の蒼天」の感想が書けない!
どちらかというと私は、おいしいものは最後までとっておく人なので、単行本が出るまで楽しみに待っているのですが…
あんまりいい質問ではないですが、どなたかご意見ください。

No.9086 - 2003/09/14(Sun) 21:51:49

Re: モーニングを読むべき? / 簡鍛
始めまして!! 僕も始めは単行本派でしたが、今は毎週かかさずモーニングを読んでいます。

ま、人それぞれといえばそれぞれなんですけど、モーニングを読んだからといって、それほどまで支障はないと思います。
確かに内容は分かってしまいますが、立ち読みなどではじっくりとその週の蒼天に浸れるわけでもなく、単行本で読んでも、新鮮な気持ちで読めます。 僕は。

No.9087 - 2003/09/14(Sun) 21:56:15

Re: モーニングを読むべき? / めろんぱんだ
簡鍛さんへ
拙い質問に温かい返事ありがとうございます!!
そうかあ、立ち読みという手がありますよね。
今度やってみます!

No.9088 - 2003/09/14(Sun) 21:59:12

Re: モーニングを読むべき? / TATSU@管理人 [関東]
めろんぱんださん、初めまして。「スレ移動」にご了承頂きまして有難うございました。

>おいしいものは最後までとっておく人なので、単行本が出るまで楽しみに

分かります、分かります、その気持ち! 管理人の弟も昔、「好きな漫画は単行本で読むので、週間連載は絶対読まない」と豪語してました。
でも単行本派の場合、当BBSの「今週の蒼天」は思いっきりネタバレになっちゃいますね〜。それが困りものではあります。

>でも、それだと、「今週の蒼天」の感想が書けない!

あ!嬉しいことを言って下さる! そうなると話は別です(笑)
欣太先生は単行本19巻で 『 単行本でしか蒼天航路を読まない読者諸兄には、是非モーニング誌上で私の呼吸を感じて欲しい、と切にお願いする次第 』 とおっしゃってます。
めろんぱんださんも、是非一緒に先生の呼吸を感じましょう! 立ち読みで結構です(なーんて書くとモーニング編集部にムッとされそうですが)! そして「今週の蒼天」に書き込みして下さい!! と、切にお願いする次第です。

No.9089 - 2003/09/14(Sun) 22:07:23

Re: モーニングを読むべき? / めろんぱんだ [近畿]
TATSUさん、お返事ありがとうございます。

> でも単行本派の場合、当BBSの「今週の蒼天」は思いっきりネタバレになっちゃいますね〜。それが困りものではあります。

そうなんですよ〜!
読みたいんですけど、いや、ここで読んではっ…! と思って
「今週の蒼天」を読むのを我慢してたんです。
このページに出会ったからには、やっぱり、
TATSUさんの魂のこもった「今週の蒼天」を読まないとダメですよね!
これからもがんばって書いて下さい!

No.9092 - 2003/09/16(Tue) 00:13:35

Re: モーニングを読むべき? / TATSU@管理人 [関東]
>TATSUさんの魂のこもった

あはは〜、魂がこもってますか!? 
確かに毎週2時間以上かけて書いてますからね〜。多い時は休憩入れて4時間近くかかる時もあります。 そーいう意味じゃ、身心すり減らして書いてるかも(笑)

>これからもがんばって書いて下さい!

ありがとうございます!めろんぱんださんも、宜しければ感想聞かせて下さいね!

No.9098 - 2003/09/16(Tue) 22:59:22
360,000感謝イラスト、完成! / TATSU@管理人 [関東]
虹色ぺんぎんさん、描けました〜。『幽州の天涯より轟きたる義侠の雷鳴・しめ縄ヴァージョン』でございます!(笑)
なんか、いつに無く早く描けてしまいました。考えて見れば張飛は描いてみたいキャラの1人だったんです。

では、宜しければ、TOPから「画像を保存」でお持ち帰りくださいませ〜。

No.9057 - 2003/09/09(Tue) 23:28:49

Re: 360,000感謝イラスト、完成! / ぱぱ [関東]
か、かっこええ…


ってか今回はほんと早いっすね!孔明アイコンといいTATSUさんって、すごい!お持ち帰りしまあ〜す☆

No.9058 - 2003/09/10(Wed) 00:47:34

Re: 万人の敵! / Blue [関東]
 燕人・張飛見参〜☆

 キリイラ、もう出来上がったのですか!来て見て驚嘆、今回は「万人の敵」張益徳ですな〜。蒼天においては、この人はむしろ関羽や趙雲よりキャラが立ってるような気がしてます。いつもは「オチ」に使われている彼ですが、あの長坂橋以来ひさびさに晴れ姿で再登場し、馬超・趙雲・そして諸葛亮との「夢の競演」を見せてくれたのがスゴク嬉しかったです。

 管理人サン、イラストの出来栄え、お見事のひとことです!とくに、張飛のあの肩当て・・・細かい・・・w
 それに、人物はともかく、「馬」を描くのって難しくありませんか?これは描いてみればみなさんわかると思うのですが、動物ってすごく描きにくいと思うんですよ・・・自分には絵心というものが皆無なので、こういったイラストを見ると感心してしまいますね。

 あ・・・などと言ってるうちに、次のキリ番が・・・!

No.9060 - 2003/09/10(Wed) 21:40:51

Re: 祝!360,000感謝イラスト、完成! / kazz [東北]
義侠の華、燕人・張飛のキリイラupに祝辞と感謝の意を。
虹色ぺんぎん様、改めておめでとう御座います。

格好いいですねっニュー鎧。
あ、でもENTERテキストlink戻ったんですね。前の荀・文若君はイラストそのものにlink貼ってありましたよね。眉間をクリックするのが密かな楽しみだったのですが(笑。グッスン。

ん〜、今回は369,668でした。難しいものですな。

No.9061 - 2003/09/10(Wed) 22:21:28

Re: 360,000感謝イラスト、完成! / t.s
お!もう描けたんですか?ビックリしました。

それにしてもTATSUさんの画はどんどん巧くなってきてますよね?
張飛の不適な表情とか、鎧の装飾とか、この画で一番巧いのは張飛が馬に乗るバランスの良さだと思います。

つまり、乗馬する時の腰の深さですね。画に描く時って、腰の位置を低くしすぎると、足が妙にブラついて不恰好になるし、かといって、そう腰の位置を高く描けばバランスが悪くなるという、難しさがあるんですよね。
この画の張飛の腰の位置は絶妙ですし、すごくバランスがいいと思います。
ベッタリと鞍に乗っからずに、ちょっと腰を浮かして、腿で馬体を締め付けてるという張飛の馬術が伺えるような、そんな印象を受けましたです。

さて、既に迫ってますが、370000は今晩あたり来るんでしょうか?

No.9062 - 2003/09/10(Wed) 23:53:37

Re: 感想、有難うございます! / TATSU@管理人 [関東]
まだ肝心の虹色ぺんぎんさんがご覧になってないようですが、他の方へレスを。

>すごい!お持ち帰りしまあ〜す☆

ちょ、ちょっと待って下さい! 誉めて下さったのはスゴク嬉しいですが、ぱぱさんが持ち帰っちゃダメですよ〜!
ご存知かとは思いますが、これは「贈呈品」で「フリーイラスト」じゃありませんからね。

>張飛のあの肩当て・・・細かい・・・w

がはは。あの肩当ては、描いてて1番楽しかったです。何を隠そう管理人は『凝った装飾の鎧』を描くのが大好きなんでございます。

>「馬」を描くのって難しくありませんか?

すごく難しいです。あの絵も頭と胸ぐらいでしたから何とか描けましたが、全身は(特に足は)ちょっと無理だったかも。

>眉間をクリックするのが密かな楽しみだったのですが

あはは〜、荀?ケの秘孔を突いてたんですか? 画像をクリックするのって、思わぬ楽しみ方をする人がいるんですね。
張飛だったらどこをクリックするんでしょう? 額は怖くて突けないような...

>張飛の腰の位置は絶妙ですし、すごくバランスがいい

ありがとうございます! なるほど〜、前回の服のシワといい、絵の上手な方は、指摘するにしても思わぬところを誉めて下さるんですね。言われて気づきましたが、確かにそうです。
今回はたまたま上手く描けましたが、馬と人物の位置がしっくりこなくて、何度も描き直す時もあります。

>既に迫ってますが、370000は今晩あたり

なんかスカだったみたいで...(しょんぼり)

No.9063 - 2003/09/12(Fri) 00:06:04

Re: 360,000感謝イラスト、完成! / 虹色ぺんぎん
大変・・・大変遅くなりましたm(_ _)m
ちょいPCトラブルがありまして 来るのが遅くなりました;;

PCも直って 真っ先に お邪魔させていただいたのですが、TOPを見た瞬間・・・

((((ΦェΦ))))うおおおおおおおおおお!(失禁w
張飛ぃぃ かっこいいぃぃぃぃぃぃ!!!

参った、参りました。すんばらしいです!! うれしいよぉぉ。
本当にありがとうございました 多謝 多謝 多謝・・・早速 頂いて 壁紙にしちゃいました(笑

これからも いっぱいお邪魔したいと思います^^ あと、お絵描きもwww
ではでは 失礼します^^

No.9093 - 2003/09/16(Tue) 01:24:03

Re: 360,000感謝イラスト、完成! / TATSU@管理人 [関東]
Σ(ΦェΦ)おおっっ! 書き込んでくれましたか〜! 虹色ぺんぎんさん、ありがとうございます!

失禁するほど感激して頂くなんて、描いた甲斐があったってもんです。おまけに壁紙にして頂くなんて恐悦至極でございます〜。
張飛は鎧も含めて描いてて楽しかったです。
これからもいっぱい訪問して、お絵かきもバンバン描いちゃって下さい。

No.9099 - 2003/09/16(Tue) 23:01:51
思わぬところに申告者が! / TATSU@管理人 [関東]
何気なくGuesutBook見ましたら、360,000HITのキリ番申告が書き込んでありました〜! 虹色ぺんぎんさん!申告ありがとうございます。 できればこちらの「蒼天考BBS」に書いて欲しかった〜(笑)
と、いう訳で、虹色ぺんぎんさんが、こちらのBBSもチェックしていることを祈りつつ、『キリ番の3つの特典(?)』を書かせて頂きます。


1.記念にHNをご希望のアイコンと一緒に掲載させて頂きます。下記gillさんのサイトに行ってお好きなアイコンを選んで下さい。
http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/4079/sangokushi/icon.html

2.願い事が叶うと(管理人の中で)有名な神龍に願いごとができます!アイコンと一緒に「願いごと」をこのスレに書き込んで下さい。

3.宜しければ、管理が稚拙なイラストを描かせて頂きます。描いて欲しい蒼天キャラがありましたらリクエスト下さい。(過去のリクエストは描画考「MY GALLERY」をご参考に。)

以上、宜しくお願いしま〜す!!

No.9027 - 2003/08/31(Sun) 21:10:45

Re: いいな〜 / t.s
こんにちは。
虹色ぺんぎんさんって描画考の(真っ赤張飛の)「虹ぺん」さんですよね?張飛、カッコよかったですよ。
キリ番踏めてよかったですね〜。うらやましい。

No.9029 - 2003/09/01(Mon) 00:50:59

Re: ほんと、羨ましい・・ / kazz [東北]
虹色ぺんぎんさんっ、おめでとう御座います。
蒼天考BBSのほうにいらっしゃることお祈り〜します。

私も自宅のPCでもカウンタ見れるように設定しなおしましたので、いつか、必ず・・・必ずやっ!(笑

No.9040 - 2003/09/04(Thu) 15:48:45

Re: 思わぬところに申告者が! / 郭嘉最高 [関東]
虹色ぺんぎんさん!おめでとうございます!!
うらやましいです…

ところでkazz様…うちのパソもカウンタ見れないんですよ…どーやって設定直したりしたんですか??パソ初心者なんでどうぞご教授願います!

No.9045 - 2003/09/05(Fri) 00:37:18

Re: / kazz [東北]
TATSU様、虹色ぺんぎん様、両君に失礼いたしまして。

>>郭嘉最高 様 〜カウンタ表示の件〜
正直申し上げてPC関係の知識に乏しい者ですので、参考になるかどうか不安ですが。一縷の望みに賭けまして。
ちなみに私の場合windowsのIEで開いてまして、元々カウンタは見えていたのですが、ある時期を境に見えなくなっってしまったんですよ。
何が悪かったかアレコレ推理して、どうもプロキシ設定がおかしいものと判明しまして。
ツール→インターネットオプション→接続 の方からプロキシ・サーバーの設定を元に戻したら直ったというだけなんです(汗。
うぅ、詳細説明できない不甲斐なさ・・・お察しください、私も初心者同然なんです(涙。

駄文申し訳御座いません。

No.9048 - 2003/09/05(Fri) 13:13:59

Re: 思わぬところに申告者が! / 郭嘉最高 [関東]
>管理人様・虹色ペンギン様
スレに無関係なことを質問してすみませんでした。。

>kazz様ご丁寧にありがとうございました!
さっそく挑戦してみましたが…無理でした。。
うちのパソもwindowsのIEを使用しているのですが…パソコンは一筋縄じゃいきませんねぇ。。

ありがとうございました&お邪魔いたしました。。
虹色ペンギン様のリクエストが来ることを祈りつつ…それでは☆

No.9050 - 2003/09/06(Sat) 03:44:53

Re: 思わぬところに申告者が! / 虹色ぺんぎん
Σ(ΦェΦ)あぁぁぁっ! すみませんでしたっっ!!(汗
はぃぃ; ここかなぁと思ったのですが・・・初めてのBBSへの書き込みが、キリ番GETだったもので。

大変 大変 失礼しました。

えと、特典希望は
1.張飛(巾装着)でお願いします
2.張飛がいっぱい活躍しますように
3.久々登場の 新しい鎧をまとった 張飛でお願いしますm(_ _)m

ぅぉ!張飛ばっかりですね; 大好きなものでw

申告 間違えまして 本当に申し訳ありませんでした。よろしくお願い致します。

No.9051 - 2003/09/06(Sat) 20:08:21

Re: 思わぬところに申告者が! / TATSU@管理人 [関東]
Σ(ΦェΦ)あぁぁぁっ! 現れたっっ!!
虹色ぺんぎんさん、お待ちしておりました〜。いやもう、てっきり現れないもんかと、90%ぐらいはあきらめておりました。

アイコンと願いごとは先ほどUPさせて頂きました。ご確認下さい。
リクエストは『新しい鎧をまとった張飛』ですね。 ん?新しい鎧!あのシメ縄飾りを付けたようなヤツですか〜!? 
実は管理人もあれは気に入ってるんで、気合入れて描かせて頂きます!

No.9053 - 2003/09/07(Sun) 23:01:51

Re: 思わぬところに申告者が! / 虹色ぺんぎん
(ΦェΦ)ご心配おかけしました;
アイコン&願い事 確認させていただきました^^ 改めて 感動してますw

はい!そうです!! 縄付き鎧の張飛です(>▽<)うぉぉぉ
よかったぁ 管理人さんも お気に入りですか♪

楽しみにしています^^ ワクワク

No.9054 - 2003/09/08(Mon) 01:19:52
100個目のアイコン!! / TATSU@管理人 [関東]
蒼天航路も今週休載ですし、キリイラもリクエスト無さそうだし、アイコン作ってみました〜。 
ついに悲願の100個達成!! パンパカパァ〜ン♪
で、アイコン1個だけだと、「今週の蒼天」の1/4の時間で済むことに気づきました(笑)

では、簡単ではありますが、お披露目を!

No.9037 - 2003/09/04(Thu) 01:24:33

Re: 100個目のアイコン!! / TATSU@管理人 [関東]

皆様方。お久しゅうございます。

No.9038 - 2003/09/04(Thu) 01:25:11

Re: 100個目のアイコン!! / ロッテファン [東北]
お〜百個目ですね、しかも黒髪の諸葛亮孔明とは・・・

ただこの提示板のアイコンって百個までですよね、そういうことは黒髪孔明で最後と言う事ですか?
個人的には魏延、黄忠等も作って欲しいんですが・・・

No.9039 - 2003/09/04(Thu) 15:26:20

Re: 100個目のアイコン!! / kazz [東北]
TATSU様っ
お疲れ様です&有難う御座いますっ あいや、いち訪問者と致しましてっ。
100個目アイコンに諸葛亮きましたねっ!おそらく・・なんて思ってたら、当たっちゃっいました(笑。今回の孔明はやはり、はずせないですものねっ。ん〜カッコイイ。早速つかわせていただきます。

もちろん、好きな人物はたくさんいるんですけど。
物心ついたくらいに横山三国志を通して三国志を知った私としては、演義をあまり好ましく思わなくなってしまった今でも、やはり心のどこかで孔明という人物に対する憧憬や畏敬の念があるようで(笑。今回の蒼天航路を読んで自分で再確認した次第です。
その上で横山三国志のように神格化されていない、いち軍師にすぎない蒼天孔明だからこそ余計に今の私にとっては愛着が湧くんです。

そんな諸葛亮アイコン、ほんと最高じゃないですかTATSU様っ!
でも、ロッテファン様同様、、
>孔明で最後と言う事ですか?
>個人的には魏延、黄忠等も作って欲しいんですが・・・
私もそう思いました。彼らの活躍が描かれるかどうか、っていう部分はハッキリとは解らないわけですけども。やはり作ってくだされば嬉しいです。
って、TATSU様の大変さも考えず、無理言ってしまってスミマセン(汗

いやはや、兎にも角にも、祝アイコン100!!ですね!

No.9041 - 2003/09/04(Thu) 16:15:35

Re: 100個目のアイコン!! / 藤天君 [関東]
孔明様、お久しゅうございます。
TATSU様、お疲れ様です。
先日は横レスにも返事を下さり、ありがとうございました。

今までこれだけのアイコンがついた掲示板は見たことがないです。
しかもそれが自分の好きな漫画のキャラとなるともう・・・(^^)
何はともあれ、100個目のアイコン達成おめでとうございます!

No.9042 - 2003/09/04(Thu) 20:39:23

Re: 100個目のアイコン!! / Blue [関東]
 管理人サン、こんにちはです♪

 アイコン100個、揃いましたねついに!しかもようやく再登場したばかりの彼ですか〜!じつはかなり気に入ってるんですw 自分はずっと司馬懿ひとすじですが、彼も良いですな〜w なんにせよ、100個ものアイコンを作成するのは大変でしたでしょうね。心よりお祝い申し上げます!

 ・・・むろん、これで最後じゃないですよね。なにしろ「蒼天」はまだまだ続くのですから・・・!

No.9043 - 2003/09/04(Thu) 21:06:35

Re: 100個目のアイコン!! / 紅いキバ [東海]
は〜っ!アイコン100個達成ですか。すごいですね。
おめでとうございます。
100個目はTATSUさんの顔で、というのは却下されたんですね(笑)
でも、黒髪孔明とは100個目にふさわしいキャラだと思います。
これはもう、一つの大きな偉業と言えるのではないでしょうか?
蒼天考のこれからのますますのご発展をお祈りします。

No.9044 - 2003/09/04(Thu) 21:20:46

Re: 100個目のアイコン!! / 郭嘉最高 [関東]
管理人様!偉業達成ですね!こんなにたくさんのアイコンを使って書き込みさせていただいて…これからもがんばってください!!
No.9046 - 2003/09/05(Fri) 00:39:37

Re: 100個目のアイコン!! / れいら [関東]

 お久しゅうございます,れいらです。
暫くパソのない生活を送っていまして,久々に復帰してこの場所に
訪れて驚きました〜!黒髪孔明のアイコンが!
100個目,あめでとうございます〜!素敵過ぎですよ♪

そして蒼天航路も,かなり話が進んでいる様ですね。
今週は休載と言う事で,残念です。

 しかし三国志人物アイコンを全て作ったと仮定したら,一体,幾つになるんでしょうね(笑)三国志の登場人物の多さと,それ以上にある人間関係に驚愕するばかりです。

 早くコミックで黒髪孔明見たいです〜☆
見た目,随分と真面目そうですし!
ってまさか,見た目だけ・・・??


 

No.9047 - 2003/09/05(Fri) 00:53:11

Re: 100個目のアイコン!!、ついでに / 風の大原壌
こんばんわ〜。Caocaoです。
やっぱり亮くんでしたか〜。
「目標はまだまだ先にあるのだ!」とかいっていそうです。
目に力がありますね。
アイコン百個目おめでとうございます。

亮くんが変身したので、ついでに私も改名します。
いや、全然因果関係ないですけど。気分です。

“風の大原壌”で“かぜのだいげんじょう”です。
“風”は私淑する批評家・百目鬼恭三郎さんから、“原壌”というのは孔子の幼馴染で“どうしようもない人”です。それに“大”をつけて“とてもどうしようもない人”という意味。
つなげてしまうと“とてもどうしようもない批評家”という感じになります。

毎回毎回、珍説・迷解答なレスですけど、これからもよろしくお願いします。

No.9049 - 2003/09/05(Fri) 23:29:02

Re: 100個目のアイコン!! / TATSU@管理人 [関東]
おおっ、感想をこんなに頂けて嬉しいです!!

>アイコンって百個までですよね、

あいや、ロッテファンさん。前回アイコン作った時も同じこと言ってましたよ。
「別に100個で終らすつもりはないので、ご安心を。」ってレスを付けたんですが...さては読んでないですね〜(笑)

>やはり作ってくだされば嬉しいです。

kazzさん、いっぱい誉めて頂いてどうもです!!
魏延と黄忠ですか...分かりました!スグとはいきませんが、アイコン候補にしかと入れておきましょう。
特に黄忠は、夏侯淵斬りでスポット当たりそうですしね。

>今までこれだけのアイコンがついた掲示板は見たことがない

自画自賛で恐縮ですが、手作成のアイコンが100個ある掲示板つーのは確かに珍しいと思います。
これも安日さん、白亜さんの協力があればこそです。ところであの二人はどこ行っちゃったんでしょう?

>むろん、これで最後じゃないですよね。

むろん、これで最後じゃないです。
考えてみれば、曹操とか夏侯惇とか1人で複数作ってるアイコンがあるので、「100個」ではありますが「100人」ではないんですよね。
次は「キャラ100人」を目指します!!

>100個目はTATSUさんの顔で、というのは却下

がはは〜!そんなリクエストもありました! よく憶えてましたね〜。でも、ホントに作ったら皆さんレスに困るでしょうね。

>これからもがんばってください!!

ありがとうございます。これからも頑張ります!!

>三国志人物アイコンを全て作ったと仮定したら,一体,幾つになるんでしょう

ですね〜。「三国志」ということであれば、1,000個ぐらいは軽く作れちゃうんじゃないでしょうか?
「蒼天航路」で作っても300個ぐらいは作れそうです。

>やっぱり亮くんでしたか〜。

やっぱり亮くんにしました〜。 Caocaoさんはアイコン作ると必ず感想聞かせてくれるのでスゴク嬉しいです!!
で、お礼を言っておきながら何ですが、HNは統一して頂いたほうが、有難いんですが...(変更を申告してくださってるんでOKなんですが)

No.9052 - 2003/09/07(Sun) 22:58:53
今週の蒼天<珠玉の使者> / TATSU@管理人 [関東]
今週の蒼天、おっさん大活躍!って感じでした。いや、その表現は的確じゃないスね(笑)。『珠玉の使者』 光り輝く!って感じでしょうか。
そして!そしてついにあの男が再登場しましたねーッ!!
最初に言っておきますが、今回は凄まじく長いです。色んなシーンを描写したり解説したりしてたら、こんなになっちゃいました。どうか最後まで飽きずにお付き合い下さい。

          ***************

成都の北角で軍を停止させる馬超軍。その軍旗を見つつ
「錦? なんじゃい、ありゃあ」
と、張飛が睨みつけます。ありゃ、張飛は馬超の異名を知らないみたいです。つか、馬超の劉軍参加をまだ知らなかったんですね。
「錦っていや、馬超だろ」
劉備が答えます。続けて
「涼州の雄将がまさかの飛び入り、こりゃ利くぜ。 蜀(ここ)じゃ関さん級の威名だもんな」
と告げます。それを聞いて張飛、
「ああ!?」
と、おっかない顔して振り返ります。 "関さん級" なんて言われちゃぁ 『幽州の轟く雷鳴』 燕人張飛としちゃあ黙ってらんないでしょうね。
まあ、あの周瑜の「天下二分」の基本戦略にも「涼州馬超との連合」が組み込まれてました。その馬超が劉備配下になったつーのは喧伝効果でかいんでしょう。でも劉備、せめて "益徳級の威名" とか言ってやればいいのに〜。実は煽ってたりして(笑)

          ***************

「南に劉備の本隊!東に張飛!西に趙雲!そして北にはあの馬超!」
評定の席で蜀の群臣の1人が叫びます。描かれるは劉備軍の猛将達!全軍篝火を焚いて城を睨んでます。
「沈黙の包囲に夜通しの篝火。いったいいつ攻撃が始まるのか!?城民の怯えは膨れ上がるばかり!今にも恐慌を起こしそうな状態でございまする!」
ふむ、確かにすごいメンツです。こうやってビジュアル的に見せられると、蜀臣の恐慌も分かるような気がします。しかし扉絵を見た時も思いましたが、劉備軍もかなりメンバーが充実してきましたねーッ。 蒼天航路、三国志の世界を余すことなく描いております!

「毅然!」
と告げ、劉璋はクチビルをぶるるるるる...と震わせます。あはは、これって唇を閉じて息を強く吐いて行なう、あのブルブルをやってるんでしょうか!? 劉璋、変なの。
「し、しかし殿。馬超の脅威はその武にとどまらず、漢中の張魯、そして涼州の蛮族からの参戦も考えておかねばなりません!」
震えながら蜀の老臣の一人が答えます。
ふむう、でも蒼天馬超に関して言えば、過去を断ち切り、身一つで劉軍に加わった気がしますが...、過去の威望から再び配下が集まってきたりすんのかな? あ、そー言えば馬岱は?

「どちらもこの篭城を、左右するものではありません」
今度は唇に人差し指をあて語る劉璋。
劉璋に言わせると、劉備軍の目的は、 『持久戦を避ける為、武名を連ねて恐怖心を煽り、成都の内部崩壊を狙う』 ことなんだそうです。なんでかというと、成都攻囲に時間がかかると、劉備の声望が地に墜るし、背後の曹・孫が動き出すからだそうです。
なるほど、そうかもしれません。先週といい今週といい、劉璋、いいヨミしてるような...

「よろしいかッ! 時間こそは劉備の弱み!われらの武器!」
劉璋が群臣に向かって叫びます。
「敵の威嚇ははじめの10日が頂点です! 今はひたすら怖気を堪え、喉元をやりすごしなさい!」

          ***************

城外の南角、劉備本隊。
− 頑張るな 劉璋どん −
と、馬上の劉備が肩を怒らせてます。額に汗を滲ませ、劉璋に語りかける劉備。
− あんたは とっくに乱世に追いつめられてんだ。 曹操にびびったように、この劉備にびびれ! −
曹操にびびったように、この劉備にびびれ! ってのは気持ち的にはよーく分かりますが、ちょっと管理人は失笑しちゃいました。だって漢中侵攻を謳った「中原の覇者」曹操にビビルのはともかく、援軍に来てそのまま裏切っちゃった「流浪の傭兵隊長」にビビれつーのはちょっと... 。

− 我慢なんかすんじゃねえ! もう主君じゃいられねえってことに気づいて、蜀の人と地をおいらに委ねちまえッ! −

顔を赤らめ歯を食いしばり、グスッと鼻をすする劉備。あ、劉璋のヨミは当たってました。劉備、あせってます。

おいらに委ねちまえッ!ってのは蜀臣からすれば裏切っといて何言ってんだ!って感じでしょうが、真理をついてるような気もします。特に "あんたは とっくに乱世に追いつめられてんだ。" ってのは間違う事なき事実だと思います。

群雄割拠の時代は急速に収束に向かっています。もう従来のように、二世太守が僻地であることをいいことに、安穏と統治してられる時代では無いのです。乱世の真っ只中を生き抜いてきた劉備。その劉備が蜀の地を統治しに現れたのは時代の流れなんじゃないでしょうか? 今、人と地を損なわないまま明け渡すか、血で血を洗う攻防戦の上明け渡すか。これしか選択の余地は無いのではないでしょうか。もし仮に、激烈な篭城戦の末に劉軍を退けることができても、次の瞬間、曹操か孫権の侵攻にさらされるのは目に見えてます。
劉備のぐす...には、あせりとともに、 "おめえ個人じゃなくて、蜀の地と民にとって最良の選択肢をよっく考えろ。" っていう "訴え" が含まれてると思うんですよね。管理人的には。

          ***************

劉璋の居室。
後ろ手に縛られ、老臣が跪いてます。その老臣の背後で叫ぶ文官。
「重臣でありながら、真っ先に城壁を乗り越えようとしたこの咎人(とがにん)! ただちに首をはね、城壁に梟して、みせしめといたすべきかと!」
劉璋は、老臣を青ざめた顔で見下ろし、 あなたもか!?許靖! と心の中で叫びます。黙って床を見つめる許靖。
「縄を解き、牢へ。」
虚空を睨み、声を震わせながら劉璋が命じます。
「殿!」
と、先ほどの文官は不満そうです。


連行されてゆく人影を見ながら、独りたたずむ劉璋。劉璋は思いを巡らします。

−謀を策した張松と法正・孟達。
  李厳・厳顔たちのあまりに早い投降。
  そして今、許靖。
  いずれも智者であったのに−

居室を歩く劉璋。いくつかの巻物に混じって、ひときわシワクチャになった巻物に目がいきます。それを手にとって広げる劉璋。
−しらじらしく親書を装う、この悪意に満ちた脅迫状のように、−

あ、『親書を装う、この悪意に満ちた脅迫状』って言えば、『賺(す)かしては怒らせ、脅してはなだめ、せがんでは誑(たぶら)かし、胸も胆も肝も、がったがたに揺さぶりまくれ』の親書っすね! 管理人もあの策はどうなったんだ!?と思ってましたが、きっちり出てきました。他の巻物に比べてこれだけシワクチャなのは、きっと何度も何度も読み返したんでしょうね。

−すべてはうわべだけの信。飾りだけの忠。
  真(まこと)の心は、 はじめから
  私のもとにはなかったというのか!?−
法正の親書を絞るようにねじ上げ、床へ捨てる劉璋。天を仰ぐように上を見あげる劉璋の目からは涙がこぼれ落ちます。

あ、なんかちょっと気の毒...家臣の前では「毅然!」とか言ってましたが、内心は深く傷ついてたんですね。というか、劉璋、すでに自分が家臣の心を惹きつけられない主君であることに。すでに自分の統治が瓦解していることに、気づいてるんじゃないでしょうか? それは劉璋が暗君云々ということで無く、時代が劉備のような統治者でなけば残れなくなってきているってことではないでしょうか?
逆に言えば、太平の世であれば、あるいは、乱世が収束に向かっていなければ、蜀の支配を全うできたんじゃないでしょうか?この貴人は。

天井を見上げた劉璋。頭上の灯りが振動で揺れ、微かに埃が落ちてきたことに気づきます。
ドオン!ドオン!ドオン!
続けて凄まじい地鳴りがこだまします!
「殿オオオオ」
家臣達が絶叫しながら劉璋の居室へ駆けてきます!

          ***************

ドオン! ドン! ドン! ドオン! ドン! ドン!
大地を揺るがし、無数の攻城兵器を曳きながら、新たな一軍が劉備本隊の背後から出現します!
その異様な軍の中央には、4頭の犀に天蓋車を牽かせる1人の男がいます!
ぐっはああ!この異様なまでの威容は袁紹の 『像に乗った、王者の進軍』 以来だ!

劉備の目前で犀に牽かせた天蓋車が停止します。絶句する劉備。
「ご主君。お久しゅうございます」
手に巻物を持ったまま天蓋車に乗った男が拱手します。
うっわ〜!!!こ、この男は!こ、こ、孔明!!
拱手した手と、手にした巻物で顔がよく見えないッー!!

「なんだ、こりゃ!?」
劉備、愕然としつつもなんとか声を発します。
天蓋車に乗ったまま、孔明が答えます。
「南蛮で買い占めました一角水牛・犀(せい)に引かせますは、およそ必要と思われる攻城兵器一式に加え、私の設計による新兵器。」
な、南蛮!? 蒼天孔明、既に南蛮と交易しているのか!? 続けて孔明は、車に積んだ無数の巻物を指し示します。
「さらには途上、実地検分してまいった各地の屯田計画と、」
手にした巻物を差し出す孔明。
「最も肝要であるこの新法の草案。」
「新法だ?」
と、劉備は、かろうじて聞き返します。孔明、その巻物を高く掲げ、
「名付けて、『蜀科』」
と返答。更に
「暗愚な君主のもと、惰眠を貪り続けてきた群臣と民の国です。陥落した後は、ただちに厳格な刑罰により、乱世の一国に仕立て直さねばなりません」
と、ニコリともせず宣言。
ここで初めて孔明の顔が明らかになりました!
おお、口髭をたくわえてる!! 確かに史実の孔明のイメージに近い!!すっげー真面目そう! しかし今まで左寄りだったのが今度は激しく右にブレタような...

−兵器の設計に屯田に法!?−
と驚く劉備、思わず、
「孔明...おめえ、なんか曹操」
と口にします。「なんか曹操に似てきちまったな」あるいは「なんか曹操みてえだな」って言いたかったんでしょうね。

その時−
「待った 待った 待った」
劉備と孔明の背後から1人の男が進み出ます。簡雍です。
「大仰な兵器(もの)を並べ立ておって! 城ン中はもう充分びいびい言っとるじゃろうが!ああ?」
おっ、おっさん、何か考えるところがあるようです。ザッザッと歩みを止めずに簡雍は告げます。
「止(とど)めまで刺すなってんだ」
劉備と孔明の間を通り抜け、簡雍は成都城壁へと歩いてゆきます。
「ありゃ、そんな話のわかんねえ殿さんんじゃねえぞ。」
の言葉を残し、城門の方向へ歩み去る簡雍。そー言えば百日宴で 『劉璋にとっつかまって、ずっと酌させられてただけじゃねぇか』 って劉備に言われてましたね。ただ酌してただけじゃなくて、劉璋がどんな男か観察してたんでしょうか。
「簡雍」
思わず声をかける劉備。んー?と答える簡雍。
「頼んだぜ」と真っ直ぐ見つめる劉備に、簡雍は振り返りコクッと頷きます。
おおっ、『荊州に残しておいても、何の役にも立たねえだろうから連れてきた』と言われてた簡雍。ここにきて元・侠客の本分発揮でしょうか? 珠玉の使者は城内へと消えます。

          ***************

成都城内。
群臣を背にたたづむ劉璋。手にしたリング状の装飾品をじっと見つめています。
「いや、本当にすまねえことをした。」
と手をあげ頭を下げる簡雍。 あっ!ってことはこれは百日宴で簡雍がちょろまかしてきた "玉(ぎょく)" ですね!なんと、律儀に劉璋に返したみたいです。
玉から目を離し、劉璋は簡雍に語りかけます。
「なにぶん篭城中、充分なおもてなしもできませんが。」
思わぬネギライの言葉に驚く簡雍。劉璋は簡雍の行動に何か期するところがあったのでしょうか? 

「おもてなしなんて、そんな気をつかってもらっちゃ恐縮しちまうじゃねえか。」
劉璋に案内されながら、簡雍はキョロキョロしつつ廊下を進みます。その後ろからは蜀の群臣がぞろぞろ続いてます。
「しばらくふたりだけにしてもらいます」
居室の入り口でそう告げて、臣下を下がらせる劉璋。

      ***************

劉璋の居室。
簡雍は再びあたりを見回します。こりゃ立派な部屋だなぁとか思ってるんでしょうか?
ふと床に落ちた巻物が簡雍の目にとまります。
−あれァ、−
と心の中で驚く簡雍。
−法正の親書か...−
ボロボロになり、捻じ曲げられた巻物。簡雍は悲しげな表情を浮かべます。この侠客には、劉璋がどんな気持ちでこの巻物を読んだのか、痛いほどわかるんじゃないでしょうか?

「西域の葡萄酒がお好みでしたね?」
と壁に向かっていた劉璋がおもむろに尋ねます。お、何をしてるのかと思えば、酒を注いでいたんですね。
「お好みって。そりゃ、あんなうめえ酒ァ、誰だって好きじゃねえかね」
あん時きゃガバガバやっちまったもんなー、とつぶやきつつ、照れて頭を掻く簡雍。
「うわべの恐縮はご無用。」
振り返りながら劉璋が冷たく告げます。
手に葡萄酒の杯を掲げ、簡雍を醒めた目で見据える劉璋。
「降伏の説得に来られたのでしょう。この城を落とせば、宝もお酒も欲しいものは全てあなたがたの物になるではありませんか」

「殿さん。 そりゃ当たってるようで、ちょいと違ってる。」
真顔になって簡雍は劉璋を見つめます。見返す劉璋。簡雍は続けます。
「欲しいっていうよりゃ、この豊かな国が要るんだよ。うちの大将にゃ。」
「え?」
と驚く劉璋。続ける簡雍。
「何しろ長え間、ろくに何も持たねえまんま、他人(ひと)からもらい続けてしのいできたろ 」
劉璋の手にした酒の香りを嗅ぐ簡雍。
「本当に要るもんしか、欲しがらねえんだよ 」
その台詞に愕然とする劉璋。
−私はこの国を必要としてきたか? 今 本当に必要としているか!?−
と、青ざめた顔で自問する劉璋。
でへっと笑いながら簡雍は尚も話を続けます。
「で、手に入れても、すぐまた次の要るもんに使っちまうから、やっぱりまた他人(ひと)からもらって しのいでる。それがうちの大将さね。」

硬直したようにたたずみ、目を見開く劉璋。
−主(あるじ)と民は、たがいに与え与えられ、生かし生かされ、信義を築きあう!−
劉璋の手から杯がこぼれ落ちます。おおっとと、と慌てて杯をキャッチする簡雍。
「父上よりこの益州を受け継ぎ20年、四方の険害を盾に、ただ独立を保ってきた。」
そうつぶやく劉璋の手からは、今度はコースター、いえ、"杯受け"がこぼれおちます。それも "はしッ" と受け止める簡雍。
両手で顔を覆い、懺悔する蜀の主!
「豊饒の地を与えられながら、戦乱にあえぐ中原の民をよそに、ただ暖衣飽食を貪ってきた。」

床に "杯" と "杯受け" をコトッと置きながら簡雍が答えます。
「いんや、殿さん。蜀(ここ)の道端に遊んでる子供らァ、みんなきれいに笑っていたぜ。」
劉璋を見上げ、微笑む簡雍。
「ありゃ、ただ保つってだけじゃあ、ありえねえ顔よ」
ああ、やっぱり劉璋、蜀で善政を布いていたみたいです。ただ、時代があわなかったんですね。時代が。
「簡雍。伴をなさい」
手で顔を覆いながら、劉璋は告げます。あ、劉璋、降伏を決意したみたいです。
「そいじゃあ...遠慮なく...お手を引かせていただきやしょう。」
静かに簡雍は手を差し伸べます。その目には涙が光っています。

          ***************

こうして、蜀は劉備に譲られることとなった訳です。

実は、孔明が現れた時に、ははァん、これで新孔明の 『威圧』 か 『奇策』 の前に、成都は為す術もなく落ちるんだな〜。って思ったんです。
ところが、意表を付いて、この愛嬌ある心優しきおっさんが、降伏勧告の使者となりて、成都を無血開城へと導きました。ちゃんと史実を踏まえて...

こーいうマイナーキャラを、キラリと光らせるところ、好きなんだなあ、蒼天航路。

No.9007 - 2003/08/29(Fri) 01:32:53

レス一番乗り / つね [関東]
実はこれがやりたかった上での書き込みだったりします。
すごく不純な動機。

・・・これではあんまりなので、感想を。
蒼天劉璋は、独特の美点を持った、しかし乱世に弄ばれた人物のような描き方をされていましたね。
しかし、これでは、涼州軍閥に反乱を起こさせるための曹操の宣伝にビビり、家臣の反対をものともせず、劉備を迎えに行った暗君ぶりが窺えない。ただのお人よしとも見えないんですよね。ちょっと話に矛盾が出たのでは?

 ようやく征蜀編も実質、終わり。その間、いろんなことがありました。馬超の反乱 → 魏公推挙騒動 → 合肥の睨み合い 演義主体でないからか、こういったことも年代順にきちんと描かれてて、公平な配分になっているように感じます。いよいよ三国時代突入。これから、なおさら場面の転換は多くなりそう。

No.9008 - 2003/08/29(Fri) 02:24:55

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / t.s
こんにちは。先週の「錦旗と手形」については、ギルガメッシュさんの仰るところの「劉備の直筆とサイン」というのが正確だと思います。
すごいですね〜。そこまで読めませんでした。「劉備公認」ということですね。

劉備サイドにとっては簡雍がいて本当に良かったですね〜。
背後に気を配らなければならないから、攻城兵器を使っての短期決戦が最上策のようだけど、それで勝った場合、城壁の修理に時間と費用がかかるだけでなく、双方必ず死傷者が出て、怨恨を残すことになっちゃいますからね。

城壁とは異なり、人の怨みは時間をかけてさえ、修復できるとは限りませんから、これらのデメリットを未然に防ぎ、無血開城させた(らしい)ことは、大きな功績だと思います。
と、このようなことを敢えて言いたいのも、この簡雍は『蒼天航路』で評価が見直された人物のうちの一人だと思うからなんです。

(今回の「簡雍が最後通告した」という話が史実・演義のどちらに基づいてるのか、わかりませんが)、「問題の解決」において、「浮上した問題を解消すること」と、「浮上するはずの問題を未然に防止すること」では、その功績が等しく評価されることは希ですよね。後者は、その事実が表面化しない分、周囲に認知されにくいですから。
史実・演義の簡雍はそういう枠の人ではないかと。
蒼天簡雍はこの点、功績は大きく描かれ、私には立派に建国の功労者に見えました。

TATSUさん同様、私は、こういう「埋もれた人物」を掘り起こしてくれるところに『蒼天航路』の魅力を感じずにはいられないんです。


> 「し、しかし殿。馬超の脅威はその武にとどまらず、漢中の張魯、そして涼州の蛮族からの参戦も考えておかねばなりません!」
これって、なんか、「中田の移籍は、小金を落とす日本人観光客とスポンサー付き」に似てるような・・・

No.9009 - 2003/08/29(Fri) 03:07:43

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 藤天君 [関東]
こんばんは、
今週の表紙、劉備一家集合の図ですが、確か曹操の黄巾討伐にも同じような表紙がありました、「全員集合!」でしたっけ?
あの時の曹操と同じように人材が集まり、これから雄飛って気配を感じさせます♪
後ろの真中がぽっかり空いているので、関さんと孔明が入るとしっくりくるかも。
何故か簡擁が冷や汗流してますけど(笑)


劉璋はしっかり殿様してるんですが、それが今一つ家臣に伝わっていませんねぇ。
確かに天下に鳴り響く武人らに囲まれヤバイ状況ですが・・・、はっきり言ってズバリ!唇をブルルルルッと振るわせるお笑いリアクションのせいで士気を叩き落してませんか?劉璋様??


そして地鳴りと共に孔明登場、すっかり曹操っぽくなってます。
>しかし今まで左寄りだったのが今度は激しく右にブレタような...
本当にそう思います(^^;
よっぽど曹操にエンガチョされたのが、ショックだったんでしょう。
ただせっかく鳴り物入りでやってきたのに、何か劉備陣営で浮いちゃってるような気がちょっとしました。
国を治めるには、この上ない人材になったと思うのに・・・。

それは今回美味しいところをかっさらっていった簡擁の行動やセリフのためだと思います。
劉璋に向けて簡擁が言った言葉
「欲しいっていうよりゃこの豊かな国が要るんだよ、うちの大将にゃ」
「本当に要るもんしか欲しがらねえんだよ。」
「で手にいれてもすぐまた次のいるもんに使っちまうから、やっぱりまた他人(ひと)からもらってしのいでる。それがうちの大将さね。」
何か分かった気がしました。これが蒼天劉備のスタンスなんだと。
これって後に行われる、孔明の北伐否定になってますよね。

自分が読んでいる三国志関連の本では「劉備は漢王室再興の御旗を掲げて蜀を建国したので、そのイデオロギー上北伐をせざるを得なかった」とあり自分もそれに賛成なのですが、ひょっとしたら本音の部分では違ったのかもしれません。
少なくとも蒼天では、ただ彼の元に集まってきた人々の受け皿が必要だったから蜀を建国したって感じになってると思います。
だから何か曹操の匂いのする孔明が浮いて見えてしまうような・・・いや、政や組織には必要な人材なんです、なんだけど劉備の中にいるプチ曹操みたいな感じがしてしまったんですな。
こういうタイプって「大器」劉備の在世中ならともかく、凡庸な君主の中では摩擦を生みそうですね。
曹操と違って君主じゃないし、遊び人が一転して生真面目そうだし、土佐弁魏延とも対立しそう(^^;


>実は、孔明が現れた時に、ははァん、これで新孔明の「威圧」か「奇策」の前に、成都は為す術もなく落ちるんだな〜。って思ったんです。
自分もそう思ったんですが(笑)
いずれにしてもこれで蜀獲りは成立ということで、次の展開が楽しみです、ではでは。

No.9010 - 2003/08/29(Fri) 05:43:17

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 鍼鋲案山子 [関東]
いやあ今週の蒼天は本当に驚きました。特に孔明先生です。
やはり赤壁で曹操に汚されたときに何かを感じて曹操に近づいたんですかね。
それと、孔明先生の持ってきた攻城兵器の数には驚きました。

>「沈黙の包囲に夜通しの篝火。いったいいつ攻撃が始まるのか!?城民の怯えは膨れ上がるばかり!今にも恐慌を起こしそうな状態でございまする!」

確かにそうですね、あのメンバーに囲まれているという衝撃は強いはずです。しかし、やはり劉璋も部下に動揺が走らないように無理していたのだと思います。当然のことですが、立派だと思います。

>な、南蛮!? 蒼天孔明、既に南蛮と交易しているのか!? 

私もそう思いました。まさかこの頃からしていたとは・・・でも、孔明ならやりそうですね(笑)

>−すべてはうわべだけの信。飾りだけの忠。
  真(まこと)の心は、 はじめから
  私のもとにはなかったというのか!?−

結構ショックかもしれませんね、劉エンから国を引継ぎ、20年も民の為に尽くしてきたのに、あっさり裏切られるとは、劉備に自分が及ばないことを嘆いているのではなく、゛自分が乱世で生きるのには力が足りない"ということを嘆いているのでしょうか?よく解らないですが、そんな気がしました。

>手で顔を覆いながら、劉璋は告げます。あ、劉璋、降伏を決意したみたいです。

遂に劉璋も降伏を決意したんですね、本当に蜀を支配する人が誰かということを悟ったんでしょうか?何か憐れですね・・・。まあ、劉禅の降伏よりは遥かにましだとは思いますが

遂に曹操の死が少しずつ近づいてきましたね、これからどうなるんでしょうか?終わっちゃうんでしょうかねえ?
個人的には関羽と寵徳の一騎討ちが楽しみです。
荊州編といえば、関羽が死ぬところはあまり見たくないんですが、関羽の首と曹操が語るところは多分出てくると思うので、早く見たいです(苦笑)

そういえば、重大なことを思ったんですが、関平や周倉はまだ出ていませんね、そちらの方も少し楽しみです。

No.9011 - 2003/08/29(Fri) 10:01:53

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 業伯
孔明、やっと出ましたね。
藤天君さまの仰るとおり、劉備亡き後が心配です。
劉備が死んだら、みんな心の穴が大きすぎてまとまらないでしょうね。
それを孔明が曹操流で何とか維持して、孔明が死んだら蜀の崩壊、
などと考えてみたり。

No.9012 - 2003/08/29(Fri) 12:51:24

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 簡鍛
 久々の孔明登場!それに、たまたまモーニングが水曜日に出てたので、読んでしまって、めちゃくちゃ興奮してました!!

>− あんたは とっくに乱世に追いつめられてんだ。 曹操にびびったように、この劉備にびびれ! −

 ま、確かに劉備程度ではびびれないでしょうね(-_-;)。でも何か、始めの頃とあんまり変わらないような変わるような・・・。何かお茶目と言うか、子供っぽいというか。これが劉備の魅力なんでしょうね。

 そして孔明の登場。結構意外な登場でした。もっと大人しく(?)登場するのだと思っていたのに、いろんなものを引き連れての参戦。びっくりしました。それに孔明の顔、だいぶ文官らしくなりました。あのころの孔明は一帯何処へ?

No.9013 - 2003/08/29(Fri) 18:35:52

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 諸葛菜
時間が無いので少しだけ、孔明が持ってきた、攻城兵器に、「連弩」が、あったように見えましたが、気のせいでしょうか。
No.9014 - 2003/08/29(Fri) 21:04:10

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / みい
許猪と典韋が力比べをしたみたいに、張飛と馬超が一騎打ちをする…なんてことはないですよね…やっぱり。強い馬超がもっと見たいなあ。

孔明が「曹操みたいに」なっていくと劉備は感じたようですが、わたしは「民を食わせる」気概があるかないかで、曹操と孔明は決定的に違うような気がします。それは、為政者であるかないかの違いなのでしょうか。孔明って、人に興味あるのかな。

管理人さんの「今週の蒼天」を読みながら、孔明と比べると何倍も人間くさい簡擁に、青洲兵を吸収したころの曹操の姿を思い出しました。

と、こうやって書いていくと、どのアイコンにしてしまうか迷うんですよね。ですから、関係ありませんが大好きな張コウにします。

No.9016 - 2003/08/29(Fri) 22:23:18

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 左平(仮名)
今回は、簡雍はもちろんですが、劉璋の描かれ方がよかったです。

前回までは、正直言って、どこか生理的な嫌悪感さえ感じていました。
劉備からの書状を聞いた際の反応(不快感を示した後、あたかも自身が慈悲深い主であるかの様に涙を流してみせる)を見ると、何と言うか、「(内実が伴わないにもかかわらず)己を美しく見せる」という自己陶酔の気が感じられたのです。
それは、私が強く嫌う態度です(自分を省みると、そんなに偉そうな事も言えないのではありますが)。
劉表も、どこかとりすました感じがなきにしもあらずでしたが、彼の場合は、まだその闇の部分も描かれていただけに腑に落ちていました。しかし、こちらはそれがなかっただけに、そういう先入観を持って見てしまっていたのです。
蒼天で、そんな感想を抱くキャラは今までいなかっただけに、自分の中でも戸惑いがありました。

前回の、篭城するという決断を下した時にも、その感覚は残っていました。その判断は全くもって正しかったにもかかわらず。

しかし、今回でそれが覆りました。
簡雍の言葉を聞く中で、彼は自身を省みて、その至らぬ点に気付いたのです。

振り返ってみると、彼には選択肢が三つありました。一つは、自らが覇者となる事。一つは、覇者につき従う事。一つは、覇者から自立する事。
この時代にあっては、どれかを選ばねばなりませんでしたが、彼はその選択をしませんでした。
その点については、怠惰のそしりを免れないでしょう。
しかし、その事実に気付いた事で、それ以降の良い選択ができた(結果、犠牲が少なくてすんだ)というわけです。
最後にきて謙虚な自省の態度をみせてくれたおかげで、私も、劉璋を嫌わずにすみました。ほっとしてます。

そういえば、彼の字は「季玉」。その字が示す様に、劉焉の四男であった彼は、本来なら父の跡を継ぐ事はなかったのでしょうが、いきがかり上、そうなりました(上の二人は父より先に殺され、すぐ上の兄・劉瑁【高貴な相があるといわれ、後に劉備に嫁した呉氏のもとの夫、という点をみると、彼が跡取りになるはずだったのでしょうか】は精神病?)。群臣達の態度をみても、彼とは距離を置いていた様なところがあります。その、不安定な立場のゆえ、ああいう態度にならざるを得なかったのかな。そう思います。

ところで、宮城谷昌光氏の『子産』(講談社 上下巻)に、こういう一文があります。今回の話との関連はありませんが、劉璋も、少しこういう域に近付いたのでしょうか。
「名君とは何であるのか。生涯、恐れつづける人が名君であると子駟(子産の伯父)はおもっている。端的にいえば、天の高さを恐れ、地の広さを恐れ、人としてのおのれの無力さを恐れる。その無力から踏みだしてゆく行為が、天の道に、地の理に、かなっているかという意識をもちつづけているがゆえに、恐れは尽きることはない。人は、ひとりでは何もできない。帝王でもそうである。それゆえ名君とよばれる人には、必ず名臣がいた」

No.9017 - 2003/08/30(Sat) 02:26:46

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / kazz [東北]
TATSU様、毎度すんばらすぃ文章、いち訪問者として感謝感謝です。
尚且つ皆様のご意見・ご感想、いつもながら勉強になります。
有り難きBBSに最大級の栄光あれっ!
ドンッ!ドドンッ!一角水牛に調教師あれっ!
そして蒼天航路に永遠の灯火をっ!

簡擁と劉璋の関係にスポットを。
これはこれは、簡擁の登場からの確約だったとして、それを踏まえた上で尚、万歳三唱な至り。
個というものが歴史の変換点においてまぎれもない動力そのものだということが、2人の凸凹を通して見事にクローズアップされていましたよね〜。

しかしながら、ミーハーな私は黒髪孔明改め“孔明”にうっとり。
犀で来るか〜、そう来るか〜、諸葛菜 様 仰る様に連弩ですよね〜アレは。あとハシゴ車みたいなヤツ、アレも諸葛亮考案だったような。

軍容を見せ付けビビらせる定石も難なくこなす雄姿には、首を伸ばして待った甲斐があったぜ、こんちくしょ〜。ってなもんです(笑。
“理を突き詰める姿勢(法家)は必ず曹操に通ず=諸葛亮”←個人的にこう思い期待し見事裏切られた妖怪変化も、なんだかどうでも良くなってきてしまいましたよ、あたしゃ(笑。
あの眼、あの顔、あの姿、あの立ち居振る舞いで、周公と語り合う孔明。そんな『蒼天航路』もアリだったと思うけどなあああ!
ふー、少し興奮ぎみなんです(笑。あいや、お好きな方ご勘弁を。失礼しました。

いやあ、見事な成長っぷり天晴れ天晴れ。でも、せめて鳳雛の死には少しぐらい表情崩してくださいね。

No.9018 - 2003/08/30(Sat) 04:45:25

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 紅いキバ [東海]
今回の蒼天航路を何度か読み返してるうちにですね、すごく切なくなっちゃったんですよね。
劉璋があまりに 不憫で。
臣下を鼓舞するテンションの高さとは裏腹の孤独感。
くしゃくしゃの法正の親書が心の痛みを表してるようです。
後に続く独白と懺悔。そして簡雍の救い。
いや、劉璋にこんな感情を抱いたのはそこに簡雍がいたからかもしれません。
これほど繊細に相手の気持ちに同調できる人間がいれば、人はどれだけ救われるかしれません。
どんなに世の中が乱れても、こんな人は必ずいてほしいと思います。
おっと、ちょっと感傷的になり過ぎましたね。
結論を言えば、今回は満を持して登場した孔明を主役とするのではなく、劉璋&簡雍にスポットを持ってきたところに実に好感がもてた、ということですね。

で、その孔明ですが、次回出るかなと思うと出てこなくて、でないと思ってると出てきたりして、私の方が翻弄されまくってしまいましたが、とうとう出てきました。
全然雰囲気違いますね。まじめ一徹な兄貴が出てきたっていう感じです。
昔の孔明の方がホウ統とは気が合いそうな...
顔が無表情なのとキツイ台詞のせいか、今回をみる限り、かなり冷徹な印象を受けました。
ですが、
>激しく右にブレタような...
と、TATSUさんがおっしゃるように、極端から極端にいっちゃうところは、それはそれで孔明らしい天然っぽさが残ってるのかもしれないですね。
「人間の本質は変わらん」(関 雲長 談)

話は戻りますが、簡雍が返したあの玉、あれが劉璋が心を開くきっかけになったのかなと思いました。
使者とはいえ、こんな緊張状態では、普通は投獄されるか、下手したら殺されますよね。
盗んだものをわざわざ返しにきた律儀さに対してか、或いは「こういうものが欲しくて攻めているのとは違うのか?」と思ったのかどちらなのかは分かりませんが、劉璋が玉をじっと見つめる表情に、何かもの言いたげな印象を受けました。

ところで、馬岱が依然として行方不明ですね。もしかして漢中にいってるのか?

No.9019 - 2003/08/30(Sat) 08:46:41

横レス / Alex
はじめて、こちらのBBSに書き込みをさせていただきます。
Alexというものです。

今回の孔明は演義における孔明のように、「人間の枠を超えた有能さ」
を表していましたね。(大体、どうやって南蛮まで行って犀を買い付けて
来たとか、いつ井蘭をつくったんだとか)
蜀科にしても、孔明が一人で作っちゃったみたいなところもありますし。

それはそうと、まだ髪の毛の白いころの孔明は「曹操と孫権のいない
ところで、自分の天下を作ってしまえばよい」と
正史や演義における孫権が持っていたであろう思想(一国独立主義)を
「天下三分」として披露していたように思えます。

それを考えると、劉備の死後、孔明が持つ有能な政治力で蜀を立て直し、
その後戦争で浪費しつづけると言う悪循環を繰り返す、後半の孔明の
姿がどうしても重ならないのです。

これはやはり「曹操の作ったものなどこの世に一つも残さない」と言う
嫉妬心からきていたのでしょうか・・・?

このころの話が「蒼天」に載るかどうかは微妙だと思いますが、
「蒼天孔明」がどのような思いで「出師の表」をまとめたかは
とても興味深いことだと思います。

>鍼鋲案山子さんへ
正史ベースの蒼天では関平はともかく、周倉はまず出てこないと
思います。と言うのも、周倉は演義オリジナルの人物で
正史には記述がありませんので・・・・

演義では「養子」となっている(正史では養子とは掛かれていないので
実子と見られているようです)の関平も、正史では「関羽と一緒に
首を切られた」ぐらいしか記述がないので、蒼天で関平がでてくる時は
「関さんが死ぬとき」になってしまうのではないでしょうか・・・?

私が個人的に気になるのは、劉備の養子、劉封です。後に孔明から
処断され(理由はあほの代名詞となった、劉備の長子の後継問題に
かかわるから)てしまうのですが、蒼天ではどのように書かれるかが
とても興味があります。

No.9020 - 2003/08/30(Sat) 10:20:09

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 楊奉 [関東]
>結論を言えば、今回は満を持して登場した孔明を主役とするのでは
>なく、劉璋&簡雍にスポットを持ってきたところに
>実に好感がもてた、ということですね。

ここ、全く同感です。劉璋&簡雍のエピソード、よかった。
孔明の再登場を目いっぱい派手に描きつつも、
蜀取りの話の根幹はぶれずに貫いたところが
とてもスッキリしてた気がします。


で、その孔明なんですが。
いやあ良かったー。「正史の孔明」になってましたね。

でも僕としては、初登場の時あの正史の孔明のまま登場したら
「蒼天航路」としては物足りなかったと思うのです。
あの赤壁での曹操への精神的敗北があって「こうなった」
孔明だからこそ、
「今この孔明は何を考えているのかな」
「曹操へはどういう感情を抱いてるのかな」
などの興味が湧いてくる。

「ああだった孔明が曹操に打ちのめされこうなった」、
実際には描かれないと思いますが、その孔明の北伐などを想像すると
とてもわくわくする。
今回の「正史っぽい孔明」は大歓迎。
でも、やはり「変態書生から赤壁を経てこうなる孔明」
だからこそ面白いな・・・と、赤壁肯定派の僕は思ってしまってます。

どうも歴史上の人物を見てると生まれてから死ぬまで
そのキャラはそのキャラだったような錯覚をしまいますが、
人間、いろいろな人生経験を経て、
さまざまに変わっていくものですもんね。
本質は変わらないにしても。

No.9021 - 2003/08/31(Sun) 01:39:24

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 松波庄九郎 [北海道]
こんにちは。
今週の蒼天、孔明の久々の再登場で大うけしました。
なんか、凄まじいくらいに仰々しい登場の仕方でしたね。
で、孔明の感じなんですけど、どちらかというと30代後半の頃の曹操を彷彿とさせる感じがしてました。

僕は簡擁の「欲しいって言うよりゃ、この豊な国が要るんだよ、うちの大将にゃ」っていう所に劉備親分の蜀攻略の意図があるように思えます。
 荊州の半分を支配しているとはいえ、まだまだ親分を慕って集まってくる人間を養うには不十分のはず。で、劉璋からの要請で蜀に来た時に
「ここならおいらが養うべき人間を養えるんじゃねぇか?」っていうのがあったんでしょうね。

劉璋なんですが、「毅然!」って唇をぶるぶるやるあのしぐさは笑えますね。緊迫した状況にそりゃ無いだろ、って感じもしますが(笑)。僕の感じでは、やはりこの人は平和時にこそその統治能力を最大限に発揮する人なんじゃないか、という気がします。基本的には善政だったと思います。
子供達が笑っていた、っていう簡擁の台詞が物語っていますし。ただ、時代にそぐわなかったのがこの人の悲劇なんじゃないでしょうか。
では。

No.9022 - 2003/08/31(Sun) 11:33:21

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / Blue [関東]
 管理人サン、こんにちは〜。「今週の蒼天」、今回もじっくり拝見させていただきましたよ〜♪

 劉璋、簡雍、劉備、そして久々に登場の諸葛亮。今回はこれらの人物を深く掘り下げて考察するのにちょうど良い話になってますね。みなさんも期せずして、人物考察に熱を入れているようです。自分も、とりあえずこの四人について考えてみました。

 まず劉璋ですが、彼の支配する蜀という土地は中国における「陸の孤島」であり、それゆえに蜀地の人々には「外界に対する恐怖」があると思うのです。ですから、劉璋の「ただ独立を保ってきた、ただ暖衣飽食を貪ってきた」という自省は、客観的にはまったくその通りだとは思うのですが、蜀という土地の持つ特異性も考慮すべきだと思うんですよ。こののち蜀の主となった劉備やその志を受け継いだ諸葛亮でさえ中原への進出は結局失敗しているわけですから、自分としては蜀にこもって独立を維持していたからといって劉璋を「傍観者」として非難することには抵抗を感じてしまうのです。蒼天での毅然かつ必死な抵抗の姿勢も、ひたすら蜀を死守すべきという劉璋の想いが伝わってきます(ぶるるる〜、はどうかと思いますがw)
 自分も劉璋にはずっと「愚鈍な暗君」というイメージを持っていましたが、改めて考えると「仕方なかった」という部分も見えてきたんですよね・・・

 今回の殊勲賞ともいうべき簡雍についてですが、史書には簡雍が劉璋を説いて成都を無血開城させ、昭徳将軍に昇進したということがちゃんと記されてますね。地味な存在ですが、簡雍は蜀漢建国の大功臣と言えるでしょう。今回の蒼天でも彼の愛敬たっぷりな人柄が良く出ていて、みなさんにもかなり好感度高し、というところじゃないでしょうか。

 着々と陣容を整えつつある、劉備。曹・孫に対抗するためにはどうしても手に入れたい益州。抵抗を続ける劉璋を前にして、今回その焦燥感が見事に描かれていましたね〜。これで二州の主となるわけですが、劉備としてはやはりここがスタートラインという想いでしょうか。彼の「嚢」は、この後の漢中戦によって最大限にふくらむわけですが、蒼天ではどのように描かれるんでしょう、楽しみです!

 そしてついに登場、ばっちりイメチェンの諸葛亮!うおお、カッコイイ!しかももう「蜀科」創ってきたんかい!蜀を仕切る気まんまんじゃないですか〜wまあ今回オイシイところは簡雍に持ってかれましたが。
 「人に塗れる」というのは、要するに「超俗からの脱却」だったんでしょうね・・・「あの頃」のまんま蜀を統治するのはやっぱ無理があるというもので・・・
 しかし自分思うに、この後はもう劉備が死ぬ頃までほとんど諸葛亮の出番はないんじゃないでしょうか。それまではずっと後方勤務のはずですから・・・しばらくは「縁の下の力持ち」に徹するんでしょうね。

 なんか、蒼天が「大詰め」を迎えている気がするのは自分だけでしょうか?

No.9023 - 2003/08/31(Sun) 14:10:38

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / TATSU@管理人 [関東]
今回もたくさんの書込み、有難うございます。毎回毎回、皆様の様々な感想が読めて実に面白いです。

今週も初投稿して下さった方がいますね〜。ご挨拶させて頂きます!
Alexさん初めまして。蒼天考へようこそ。

>「人間の枠を超えた有能さ」を表していました

ある意味「人間離れした真面目さ」、悪く言えば「化け物じみた有能さ」を醸し出していたような気が...
Alexさんのいう通り、どうやって南蛮の犀を買い付けたのか? とか、「蜀科」を行軍の途中で1人で作っちゃったのか? とか突込みどころは多々ある感じします。

>「曹操の作ったものなどこの世に一つも残さない」と言う嫉妬心からきていたのでしょうか

蒼天の孔明に関して言えば、その可能性も大ですね。新孔明は、まだ台詞も少ないので、曹操に対して今どんな感情を持っているか(「敬愛」なのか「嫉妬」なのか、あるいは「憬れ」なのか「復讐心」なのか)未だ謎ではありますが。

>個人的に気になるのは、劉備の養子、劉封

そう言えば出てきませんね。昔は「劉冀が改名して劉封になる」という説もあったんですが。
曹沖みたく、このまま出てこない予感も...

No.9026 - 2003/08/31(Sun) 21:06:04

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / FG [関東]
はじめまして「FG]と申します。

今週の蒼天の内容とは関係ないかもしれませんが、簡雍が劉璋に返したリング状の玉は「けつ」(王へんに「決める」の右)ではないでしょうか?

「けつ」は「決」や「訣」と同じ発音をします。そのため物事を決断するときに贈ったりするそうです。「項羽と劉邦」の中の「鴻門の会」で出てきます。詳しい話は割愛しますが、自陣に失敗の釈明をしに来た劉邦を項羽の軍師、范増は暗CENSOREDるよう項羽に進言します。項羽もその進言を一度は容れるのですが、実際に劉邦との会談が始まり范増が何度も合図を送っても項羽はそれを無視します。その時の合図に使われていたのが「けつ」です。

さて、話を蒼天に戻すと簡雍が劉璋に返した「けつ」には、「劉備に降伏する決断を」と言う意味があったのではないでしょうか?

ディティールにこだわる蒼天ですから、ありえると思うのですが、皆さんはどう思いますか?

No.9028 - 2003/09/01(Mon) 00:28:34

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / t.s
こんにちは。はじめましてFGさん。
>簡雍が劉璋に返した「けつ」には、「劉備に降伏する決断を」と言う意味があった

すごい!!気付きませんでした。(いや、ゴンタ先生がそういう意図で描いたかは確認できませんが・・・)
私も、あの玉がコースターに使われたりした事で、何か意味のある行為なのかと思ったんですけど、まぁ、劉璋に面会するための口実に使われたのかな?くらいまでしか想像が広がりませんでした。

なるほど、なるほど!っていう解釈だと思います。
(あの玉は、わざわざ今回再登場した感がありますし、絶対に何かしら意味を持ってるはずですよね〜。)

No.9030 - 2003/09/01(Mon) 01:09:31

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / Caocao
こんにちは。寸暇を惜しんで蒼天考察。

孔明君、出ましたね〜。いや、もう孔明君とは呼べませんね。
やっと諸葛亮になったという感じがします。
曹操様や諸葛亮のスゴイところは、人類社会が永遠に“過程”でしかないということをきちんと理解していることですね。歴史を長期的巨視的に見ることができるから高度な先見性と良質の歴史的センスがあります。だから過去の教訓を未来に当てはめることの限界を心得ているし、馬超の掲げた目標(?)のような実現可能性のない白昼夢を見ることもありません。(いや、馬超の場合は実現可能性がない時点でそれは目標とは呼べませんね。目標は実現可能性があって初めて目標といえるわけですからね。)歴史的センスのある強靭な論理的思考力があるから戦争や国家の本質を取り違えることもないし、論理だけが独走した屁理屈をこねることもない。
“絶えず過去へ過去へと運び去られる中で、流れに逆らう船のように、力の限りこぎ進んでいく。”これがとても大切なことなのですね。
「蜀科」の草案が出てきましたね。しばらくは忙しいのでしょうね。
急いで主権国家としての体裁を整えないと、存在理念上の問題が大きくなりますからね。形式的に対等になることで正義論を破綻させ超克して、どちらが正義側かという価値判断を無意味にしておくことが重要ですね。

知的な忘恩に陥った真性ナルシストの劉璋ちゃんは、残念ながら評価するに値しません。客観情勢適応の能力は結構だが、行き当たりばったりでは困る。客観情勢は、その性質上、時々刻々と変化する。そのつどそれに適応できるように努力する。ここまでは誰にでもできるし、短期的には特別問題はない。でも短期的な行き当たりばったりの適応過程を重ねていても、長期的巨視的な客観情勢の変化に対応することにはならない。劉璋ちゃんは洞察センスなし。ダメダメ。これは劉備君にも言えることですけど、この人には不気味な第六感というスーパーナチュラルなものがありますからね〜。そのおかげで洞察センスは劉璋ちゃんよりずっとマトモになっているというところでしょうか。まあ、感はあってもそれに見合う論理的思考力はないですから戦略家にはなれませんけどね。

おっさん簡擁!降伏する場合、相手は降伏後の敵方のビヘイビアを考慮して決断しなければなりません。その考慮なしに全面降伏するのはピンぼけの決断、愚の骨頂。簡擁は降伏後のビヘイビアが悲惨なものではないということを効率的かつ効果的によく伝えてくれた“珠玉の使者”でしたね。

No.9031 - 2003/09/01(Mon) 12:18:35

彼は? / 神速の竹周 [関東]
前々から気になってたんですが
劉備の横に目の細い老人がいてそいつは誰なのか気になってました。
てっきりゲンガンかと思ってたんだけど、
どうやらコウチュウのようですね。

あのご老体はじから目が細かったっけ?
自分が蒼天をよく見てないだけかもしれませんが。

あとコウメイがギエンを見て何を言うのか気になる。

No.9032 - 2003/09/01(Mon) 21:46:17

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / Blue [関東]
 こんにちは〜♪

 >リング状の玉は「けつ」ではないでしょうか?

 FGサンのご意見ですが、おそらく違うのではないか、と思います。「けつ」は帯玉のことで、リングの一部が欠けているものを言うのですが、ご指摘のリングには欠けが見当たらないような・・・
 じつは単行本20巻の表紙で、曹操も同じようなモン持っているんですけど・・・

No.9033 - 2003/09/01(Mon) 23:18:15

Re: 今週の蒼天<フーテンの簡さん> / 李桃桃内 [九州]
 どうもこんにちわ。李桃桃内です。
 野暮用で南蛮……もとい南九州に行ったらカンカン照り。瞬く間にこげパン化しました。おかげで機内で悠々と蒼天を読む機会が。

 今回のNVPとも言える簡擁だけど、王族である劉璋とタメで話してるって構図が興味深いです。考えてみれば簡擁って身分的にはぺ〜のぺ〜のぺ〜ってなモンで、こんな時代でもなければ王族などとは縁ないはずの人じゃないですか。それも為政者には反発こそあれど好意などありゃしないはずの侠客がです。
 簡擁が特別なだけかもしれないけど、侠のイメージが黄巾の時代と違って見えたのが印象的でした。三国志と云えばコー○ーのゲームの影響からか、歴史SLGのような世界観に堕す作品が多い中で、草莽の士に光を当てる蒼天の語り口は見事でしょう。

No.9034 - 2003/09/02(Tue) 02:23:55

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 小温候
 はじめまして小温候と申します。

 今回もグッとくるお話しでした。簡擁という人は正史に「簡傲にしてテットウ(漢字でません)」と書かれてます。ちょっと傲慢なところがあり無作法なやつという意味だそうですが、内実は礼教にとらわれずざっくばらんで不思議と人に好かれる所があったようです。今風にいえば「飾らない男」でしょうか。派手な活躍こそ少ないものの使者や相談役など劉備軍の潤滑油のような役割をしていたと言われています。
 
 そんな飾らない男を最も気に入っていたのが「虚飾の君」ともいうべき劉璋でした。彼は民心を買うために恩赦や減税を乱発したり、世の関心を得ようと名門の子弟を集めたと言われています。許靖や法正もこのクチで才以前に名声が求められ要職をあてがわれても用いられることはありませんでした。
 彼が「虚飾」であり続けたのはその政権移譲に端を発するのだとおもいます。左平さんがご指摘されている通り彼は劉エンの四男で三男のボウのみ父の元に置かれショウを含めた三人は長安で宮仕えし、後に父の元に使いしたショウがそのまま蜀に留め置かれました。この時劉エンは自分の籠や馬車を皇帝専用のものに模して作らせていて、ショウはそれを問いただすための使者でした。兄のボウが精神を病んだのもこんな父の所業を嘆いたためかもしれません。
 劉ショウはお鉢がまわる形で蜀の主になりますが発足当初から武官が気ままにのさばり、主を軽んじるものさえでる始末でした。元々指導力に欠ける彼は「飾り」に頼らざるを得なかったのかもしれません。そう考えると今号や先週号で見せた姿は「虚飾」の部分が見せるものであって正論でも違和感を感じたのはそのためだと思います。
 
 劉ショウが簡擁を気に入ったのは「虚飾」の中でしか主としてふるまえない自分に初めて本音で接してくれる人だったからでしょう。簡擁も虚実の間に悩む劉ショウの姿を見て使者を買って出ます。正史では簡潔に述べられていますが二人は同じ馬車に乗って劉備のもとに投降したといいます。乱世の一コマのちょっとした友情物語のように思えてきました。
 

No.9035 - 2003/09/03(Wed) 17:47:18

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / TATSU@管理人 [関東]
おお、最近「今週の蒼天」のレスが多くて嬉しいです。
そして初投稿の方がまた2人!! ご挨拶せねば〜。

FGさん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>リング状の玉は「けつ」(王へんに「決める」の右)ではないでしょうか?

なるほど、范増の使ってたやつか〜。と、いう訳で、管理人も「項羽と劉邦」の「鴻門の会」のところを読み直してみました!
その注釈によりますと「ケツ」とは 『玉(ぎょく)で作ったドーナッツ状の装身具。一部分欠けている。』 とありました。
"玉(ぎょく)" という単語、 "ドーナッツ状" という形態、そして簡雍が「帯についてた」と述懐してる点を考えますと、「ケツ」である可能性は高いですね!
でも問題なのは、Blueさんからもご指摘頂いてる "一部分欠けている" という点です。
でも、実際の模型なり図なりを見ていないので、その「欠け」がどの程度のものを指すのかか分からないですからね〜。 蒼天のやつは細かい細工が施されてましたし、1部「欠け」ととれなくもない模様もありました。
ということで、断定はできませんが「ケツ」っぽいですね。(漢字で表記できないと、ナンカ別のものを想像してしまいますが・笑)

>「劉備に降伏する決断を」と言う意味があったのでは

うっわ〜、深読み!! だから劉璋はジッと見てたんでしょうか!?
でも、そうだとしたら簡雍は「なかなか洒落たことするな」って感じしますね。

                  ※

小温候さん、初めまして。蒼天考へようこそ。
GuestBookの書込みも拝見しました! 三国志大好き人間が、1ヶ月前に蒼天に出会ったのですね。素晴らしい邂逅じゃないですか!

>飾らない男を最も気に入っていたのが「虚飾の君」ともいうべき劉璋

なるほど〜、これは面白い話を、有難うございました。
劉璋の生い立ちは知りませんでした。なかなか興味深かったです。
長男・次男・四男は宮仕えをしてて、親父さんが蜀で不遜な行動をとったので、四男が問罪使として派遣された訳ですね。それが劉璋だったのか!
で、蜀に留めおかれているうちに、もともと蜀に居た三男のほうは精神を病んでしまったと! なかなか数奇な運命を辿って蜀の主となったんですね〜。

>発足当初から武官が気ままにのさばり、主を軽んじるものさえでる始末でした。元々指導力に欠ける彼は「飾り」に頼らざるを得なかった

ふむぅ〜、そういう背景を知ると、蒼天劉璋のあの「虚飾に満ちたような立ち振る舞い」も理解できるような気がします。
そう考えると小温候さんの言う通り、「飾らざるを得なかった男」が「飾ることを知らない男」に胸襟を開いたのは、自然の流れだったのかもしれませんね〜。

>二人は同じ馬車に乗って劉備のもとに投降したといいます。乱世の一コマのちょっとした友情物語

うん、うん。劉璋が初めて出会った友と思える男が簡雍だったのかもしれません。実の家臣は(法正筆頭に)皆んな信用おけないのばっかだし...


いやあ、こうやって色々解釈するの。実に面白いであります!!

No.9036 - 2003/09/04(Thu) 00:49:56

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 陳寿の子孫かもしれない人・・・ [関東]
>南蛮で買い占めました一角水牛・犀(せい)に〜

買い占めた?
まだ荊州四郡しか領有せず、止まぬ流民で税収は全て右から左という状態で、そんな贅沢な買い物する余裕があったのかな?
それとも劉璋の贈った金で買ったのかな?

・・・アラ探しでスミマセンでした(w

No.9055 - 2003/09/09(Tue) 17:33:59

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / TATSU@管理人 [関東]
陳寿の子孫かもしれない人さん、ここでは初めまして。ですよね。
疑問考ではお見かけしておりました。それにしても長いHNですね〜。

>アラ探しでスミマセンでした

「アラ探し」というレベルじゃないんでOKだと思います。
そもそも当時、犀が「買い占められる」ほど売買されてる訳ないですし、仮に買えたとしても、はるばる成都まで車を曳かせていくなんて無理ですしね〜。

No.9056 - 2003/09/09(Tue) 23:25:21

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 陳孫 [関東]
どーも、「陳寿の子孫かもしれない人・・・」です(w
最初のご挨拶を忘れてしまい、スミマセンでした。
またーりレスになってしまいますが、

>それにしても長いHNですね〜。

ご迷惑ですか?
では改めます(w
省略して、「陳孫」にしました。
今後とも宜しくお願いします(w

まあ、犀については、南蛮が当時は未開の地でしたから、たいした金額にならなかったかもしれませんが、問題はどうやって荊州まで連れてきたかですね(w
荊州四郡は陸路では益州(劉障)と交州(孫権)に挟まれてましたから。

No.9059 - 2003/09/10(Wed) 10:13:45

Re: 今週の蒼天<珠玉の使者> / 侠客 [東北]
のわーッ、遅いレスでゴメンナサイ!! 

今回の話はどうも簡雍と孔明の対比だったように思われます。孔明の用意してきた新兵器、“名軍師”が生み出す奇策あるいは威圧では、確かに成都を陥すことはできるでしょう。しかし、それでは相手を殲滅するまで戦は終わらないでしょう。それに比べ簡雍は人の心が分かるというかなんというか、相次ぐ裏切りでボロボロになった劉璋の心の痛みを分かっていて、「もうそんぐらいで勘弁してやれや」といった感じです。そして劉璋は簡雍に心を開き成都の門を開きました。これが孔明のやり方ではどうだったでしょうか? まあ劉璋は降伏するかもしれませんが、劉璋のその後を考えると……あまりにツライです。
やっぱ、この辺が簡雍と孔明の“違い”ってやつでしょうか? 
孔明は、やれ法だ、やれ屯田だなどと言ってますが、こんなんで「人に塗れた」つもりでしょうか? コイツは桃源郷にいたときとなんら変わっちゃいません。外見、行動は変わりこそすれ、まだ人間になってないんです。そんな孔明と対極の位置にいるのが簡雍だと思います。例えれば『北風と太陽』みたいなもんです。そういた観点から見た場合、孔明もまだまだだな、と思わせてくれる話でした。

それにしても、今回は南蛮とか、西域とか国際色豊かでしたねー。

No.9111 - 2003/09/20(Sat) 12:10:14
(No Subject) / yosi
自分は蒼天航路でほうとうが一番好きです
No.9094 - 2003/09/16(Tue) 16:25:28

Re: (No Subject) / アベール
あのふてぶてしさは傑作!!!
No.9095 - 2003/09/16(Tue) 18:05:37

Re: (No Subject) / TATSU@管理人 [関東]
それは良かったっスね!
No.9096 - 2003/09/16(Tue) 22:54:42
間違いが・・・ / 鍼鋲案山子 [関東]
あのう、アイコンリストのチョウセンが貂襌になってました。
漢字違いますよね?これは難漢字ではないので、直した方がいいんじゃないでしょうか?

No.9077 - 2003/09/13(Sat) 13:44:32

Re: センのほうでしょうか? / TATSU@管理人 [関東]
>難漢字ではないので、直した方が

鍼鋲案山子さんの字がカタカナなんで、どの字を指摘してるか分からないんですが、「セン」のほうですよね。
管理人は「IME-98」を使用してるんですが、 『襌』 あるいは 『蝉』 としか表示できないんです〜。で、しょーがないんで、『襌』のほうを使用してるんですが...

鍼鋲案山子さんのパソではちゃんと表示されるんでしょうか?

No.9084 - 2003/09/14(Sun) 21:28:51
孔明について / 聡明 [九州]
はじめまして、はじめてここに書き込ませてもらう聡明です.いまだ高三の若輩ですがよろしくお願いします。この前、北方三国志を読み終えたのですが、今週やっとというか初めて天下に名高いスーパー軍師諸葛亮が出てきてくれた気がします。赤壁のときはあんまりでしたよね。ひとにまみれた彼がどう変化していくのかたのしみです。小説のように大志を受け継ぎ健気にその達成にむかいながらも志半ばで死んでいく悲劇の人物となっていくのか、それとも蒼天特有の人物となるのか今から楽しみです。
No.9015 - 2003/08/29(Fri) 21:57:26

Re: 孔明について / 藤天君 [関東]
はじめまして、聡明様。管理人様、横レス失礼します(^^;
孔明についてと聞くと、どうしても語ってみたいことがあり書きこませて頂きました。

かつて桃源郷に篭っていた孔明、私には今の時代にも似たような姿を良く見かけると思います。
桃源郷で孔明は彼の元に集まった女性たちの力で世の中の情報を収集してましたね。(その点、全く同じではないですが…)
今の人間がネットで膨大な情報を収集、分析し、限定空間内で世の中の出来事を把握しているように、赤壁前の孔明もそうだったんでしょう。
そしてそういう人間=孔明が陥ってしまったのが「私は世の中の事も、貴方の事も何でも知っている。」という思い込みだったんではないでしょうか?
それを赤壁で曹操に否定され、世の中を見通す3つの瞳も失った孔明。
あの時の曹操のセリフは「お前は虚構の中で物を言ってるだけだ。ちゃんと天下の中の人材(プロ)の一人になって出直して来い!」と言うことだと思います。
そしてそのセリフに答えるかのように、猛烈な実務家に変貌した孔明。
聡明様や他の多くの方が仰っているように、これからの蒼天孔明は登場するしないに関わらず興味深い存在になったと思います。
長い横レス、失礼しました。ではでは☆

No.9024 - 2003/08/31(Sun) 15:54:40

Re: 孔明について / TATSU@管理人 [関東]
聡明さん初めまして。蒼天考へようこそ。

>この前、北方三国志を読み終えた

おっ! 偶然! 実は管理人も最近読破したんです。
管理人的にはかなり評価高です。合戦のシーンの描写(心理描写含めて)は特に秀逸でした。
あと登場人物の死に様が皆んな潔く鮮やかで、そこらへんは蒼天に通じてるような気がしました。

>志半ばで死んでいく悲劇の人物となっていくのか、それとも蒼天特有の人物となるのか

曹操の死で終わる可能性が大きいので、北伐・五丈原は描かれるかどうかは微妙ではありますが、今のままだと蒼天特有の人物になりそうな気がします。
孔明。黒髪ヴァージョンでも、なんか独特の雰囲気を醸し出してるし。



藤天君さんも蒼天孔明には思い入れがあるみたいですね〜。

>そしてそのセリフに答えるかのように、猛烈な実務家に変貌した孔明。

『天下の中の人材(プロ)の一人になって出直して来い!』という意味にとれば、確かに「猛烈な実務家」「法家の徒」になりました。
でも、赤壁の曹操の台詞は「赤き壁より降り、漢土の巷間を這い、人に塗れて出直してこい」でした。
漢土の巷間は這った模様ですが、ホントに「人に塗れた」のかな?(その結果が、あの蜀を評して "暗愚な君主のもと、惰眠を貪り続けてきた群臣と民の国"なんて台詞かな?)って気はするのですが...

No.9025 - 2003/08/31(Sun) 21:01:35
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