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(No Subject) / 太一
曹操の髪がソバージュかかってるし、張遼はありえないぐらいのロン毛だし・・。格好はいいけど、格好つけすぎだし、あの時代にしては、ありえないよね。
No.9908 - 2004/01/20(Tue) 22:29:33

ありえんが... / 紅いキバ [東海]
ありえん!ありえんがゆえに蒼天なのです。

そしてそこには、蒼天七百不思議が存在するのです。

No.9910 - 2004/01/21(Wed) 06:24:39

Re: (No Subject) / TATSU@管理人 [関東]
太一さん。初投稿ですよね。
上の「BBS MANNER」をご欄になってから、投稿して下さい。

No.9912 - 2004/01/21(Wed) 21:39:13
望外の展開 / RIP [関東]
ご無沙汰してます。RIPです。
TATSUさんが前回の"今週の蒼天"でおっしゃった

>先生!今度こそ戦闘シーンを堪能させて下さいませ〜!!

今週は、これが叶いすぎる程に叶っています。
モーニングをコンビニで買い、
歩き読みしながら興奮に打ち震えた勢いそのままに
こちらに書き込んでいます。

まぁつまり、今週の蒼天は何があっても読みましょう!!

No.9861 - 2004/01/15(Thu) 12:54:46

Re: 望外の展開 / 名も無き一振りの戟
マジで良かったですねぇ〜・・・
伸びたパイナップルw

No.9862 - 2004/01/15(Thu) 17:05:50

Re: 望外の展開 / 趙繍 [九州]
たしか、陳武がしんでましたよねぇ。立ち読みで全部見れませんでした。
No.9863 - 2004/01/15(Thu) 18:18:48

Re: 望外の展開 / Blue [関東]
 諦めていた合肥戦が、回想シーンとして登場!ゴンタ先生〜なんてニクイ演出してくれるんだぁ〜っ!張遼は言わずもがな、超久々に登場の李典に、相変わらず我が道を突き進んじゃってる楽進も…いやもう感激です☆

 さらに謎のファンキーヘアスタイル呉将が蒋欽だったことが判明し、スッキリしました!

No.9864 - 2004/01/15(Thu) 19:43:59

Re: 望外の展開 / もよ
張遼かぁっこええ・・・(笑)無駄に名乗り上げてましたよね。
呉の武将も大勢出てきたし、今回は満足です。

No.9865 - 2004/01/15(Thu) 20:08:22

Re: 望外の展開 / 水瀬汐音 [九州]
めちゃめちゃお久しぶりです!!&ご無沙汰して申し訳ございません〜〜
何かあった時だけひょっこり現れる奴でございます(汗)
前回は確か、儁乂初登場の時だったような…

今週の蒼天☆
めちゃ良すぎです。あり得ないくらい良いです!!あれはやばいっしょぅヽ(≧▽≦)ノ
なんか矛盾してますが、そのくらいいいです!!!


私。

ずーっと、ずーっと待ってたんです。


合肥が

張遼が

楽進が

李典が

どんな風に描かれるのかを・・・


素敵にアレンジしてくださった欣太先生に感謝感謝でございます。

年を取ってまた一段と渋さに磨きのかかった遼さん。
私は貴方がどんなお姿になろうとも、どこまでもついて参りますぞ〜〜!!
てか「あの」張遼アイコン…リクしちゃってよろしいでしょうか??
ぜひ作ってくださると嬉しいですww


モーニングはもちろん即買いでございます。
いつもは立ち読みで終わっちゃうんだけど今回は別でしょう!
しかも、何人かの蒼天仲間に朝っぱらからメールまでしてしまうという…w
私からメールが届いた方々、お騒がせいたしました〜(汗)

来週も絶対絶対買いますっ!!


どうか楽進が死んじゃいませんように!と、ひそかに祈りながら・・・



たぶん来週も来ますw

No.9866 - 2004/01/16(Fri) 02:54:36

Re: 望外の展開 / 陳孫 [関東]
張遼の武器が、いつもの青龍偃月刀ではありませんでしたね。
呂布が使ってたという「方天戟」か?
でも刃の部分の形が少し違うような・・・
あれは何て言う武器なんでしょう?

No.9867 - 2004/01/16(Fri) 14:02:54

Re: 望外の展開 / 過激儒者 [関東]
久しぶりに書き込ませてもらいます。
陳武を斬る直前の孫権と退治した時の張遼の顔を見て・・・
『遼来来』・・・わずかな手勢を率いて孫権に迫った張遼を恐れて、呉では『遼来来』と聞くと泣く子も黙ると言われたそうですが・・・
そりゃあ、こんな表情で刃物を振りかざして来られたら(笑)
思いっきり納得ですね。

No.9868 - 2004/01/16(Fri) 18:56:04

Re: 望外の展開 / 晴 [近畿]
はじめまして。
いつもこそこそって覗き見してるだけなんですが今回初書込みさせていただきます。まだまだ初心者ですが皆さんヨロシクです。

もよさんも言ってましたが張遼が無駄に名乗っていたシーン、くすりと笑っちゃいました。でも呂布を髣髴とさせる戦闘!やはり最強の武を目指す男は違いますね!

伸びたパイナップル・・・ナイスネーミング!

No.9869 - 2004/01/16(Fri) 18:56:08

Re: わ、わ、もったいない〜! / TATSU@管理人 [九州]
ありゃりゃ。結構感想が書き込まれちゃってますね!

管理人としては『 連載考 』のほうに皆さんの感想を保存しておきたいので、連載の感想は「今週の蒼天」のほうに書いてくれると嬉しいんです〜。

え? だったらもっと早く「今週の蒼天」をUPしてくれ?
お、おっしゃる通りです。すみませぬ〜!! そうしたいのは ヤマヤマなのですが、社会人ゆえ仕事がぁ〜!

と、言う訳で「今週の蒼天」、なんとか今、書き上げましたので、皆さん、宜しければそちらにも感想を!

No.9870 - 2004/01/16(Fri) 19:01:16
曹操軍の参謀部について / 荀公達
みなさんの意見を頂戴したくて投稿しました。
タイトルにあることで、意見を下さい。

蒼天航路は29巻まで読みました。蒼天航路においては、「荀?ケ・荀攸・郭嘉・程?c・賈詡」が主に登場していますが、毛玠・劉曄も含まれてよいと考えます。

また、前述した参謀5名にもそれぞれに役職があったと思います。その役職についてもお返事頂けたら嬉しい限りです。

No.9841 - 2004/01/13(Tue) 15:48:37

Re: 曹操軍の参謀部について / 仲翔
こんばんは。仲翔です。
現在、資料も無く、うろ覚えなのですが、
毛玠については、たしか人材に関する軍議の場面で、
郭嘉が結果を出せずに青くなる場面で、荀?ケが連れて来ていたと思います。今では話すほうが時間がかかるといった人物に描かれていたと思います。正史では天子奉戴を献策した人物ですよね。
なお、同時期に幕下に入った満寵や呂虔については登場していません(当時)。
劉曄についても、当時すでに幕臣であったはずですが、初登場は程イク引退のくだりだったと思います。そして今や新世代の参謀として、司馬懿と共に活躍の兆しを見せています。
つまり、単純にこの作品がスポットを当てた出来事に関わっていたか否か、また、ゴンタ氏のプロットから除外された、ということではないでしょうか。
役職については、これまたうろ覚えですが、荀?ケは許都に遷都した後尚書令に抜擢されたエピソードが描かれています。荀攸は殿が魏王になった後、これも尚書令になっています。後の3人に関してはちょっとわかりません。
資料が無いためあまり自信が無いのですが、こんなところでしょうか。
すいません誰か補足、訂正お願いします(笑)。

No.9847 - 2004/01/13(Tue) 22:48:14

Re: 曹操軍の参謀部について / TATSU@管理人 [九州]
荀公達さんは初めての書込みでしたっけ?

>「荀?ケ・荀攸・郭嘉・程?c・賈詡」が主に登場していますが、毛玠・劉曄も含まれてよいと考えます。

質問の意図が不明瞭なんですか、これは「毛玠・劉曄がもっと登場してもいいのではないか?」という疑問なんでしょうか?
毛玠は確かに「んぷ」とか言いながら1回登場しただけですからね〜。確かに登場が少な過ぎる気もします。でも劉曄は最近「新世代謀臣筆頭」として、十分に登場してると思います。

>その役職についてもお返事頂けたら嬉しい

荀?ケ/守宮令→待中→光禄大夫
荀攸/黄門待郎→尚書令
郭嘉/司空軍祭酒
程?c/寿張令→奮武将軍→衛尉
賈詡/郎→左馮翊→尚書→太尉

ってとこでしょうか。

No.9855 - 2004/01/14(Wed) 23:00:12

Re: 曹操軍の参謀部について / 荀公達
仲翔様、管理人様、ご意見ありがとうございます。

>荀公達さんは初めての書き込みでしたっけ?

最初に断ればよかったでしょうか?すみません、初めての書き込みです。
軽く自己紹介をさせて頂くと、大学4年間曹操について研究していた人間です。性格的にはちと説教っぽいところがあります。
以後、お見知りおきを…。


>質問の意図が不明瞭なんですか、これは「毛玠・劉曄がもっと登場してもいいのではないか?」という疑問なんでしょうか?

日本語がうまく使えなくてすみませんでした。管理人様のおっしゃるとおりです。
「軍議の場面ででてきたことないなぁ〜。」っと思いまして…。
29巻までしか読んでないので、劉曄はこれからとは思いますが、毛玠は献帝推戴、人材登用の部分で献策しているので登場して欲しかったんですよ。
仲翔様のおっしゃっている、満寵についてももっと前にでてきてもいいのでは?と思います。
『蒼天航路の世界をぶち壊したい!』なんて思っていませんので、宜しく御願い致します。


管理人様の文を抜粋させて頂きます。
『荀?ケ/守宮令→待中→光禄大夫、荀攸/黄門待郎→尚書令、郭嘉/司空軍祭酒、程?c/寿張令→奮武将軍→衛尉、賈詡/郎→左馮翊→尚書→太尉』

役職についてなんですが、後漢(中央政府)と魏国においての役職があると思うんです。これが、これから自分が追求していきたい課題なのですが、色々意見下さい!!
これからも宜しく御願いします。

No.9860 - 2004/01/15(Thu) 12:10:50
始めまして / DT
始めまして、以前から見させていただいていたものです。書き込みするのは初めてですが今日書き込みさせていただいたのは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040114-00000509-jij-int
これをみて皆さんはどのように思うのか興味がありまして。個人的な意見としましてはやはり今までの三国志の知識からは想像もできなかったものですからちょっとびっくりしてしまいまして(笑
某ゲーム会社のゲームで劉備と曹操が実は兄弟だったというのがありましたが・・・汗 今回のこの説も皆さん様々な想像が浮かぶと思うのですがどうでしょう?
管理人様 この掲示板のないようにそぐわないようなら削除お願いいたします。

No.9850 - 2004/01/14(Wed) 20:29:38

Re: 始めまして / TATSU@管理人 [九州]
DTさん、初めまして。蒼天考へようこそ。

決してそぐわない話題という訳ではないですが、こりゃ、なんか眉唾ですな〜!
何を論拠として「曹操と張飛が親戚だった。」と言うのか書いてないので、いちがいに否定はできないのですが、小説「三国志演義」研究の大家&中国「三国志演義」学会常務副会長って...「正史」ならともかく「演義」の研究家なのが何とも。

No.9856 - 2004/01/14(Wed) 23:03:43

Re: 始めまして / HZ [地球外]
正史に張飛が夏侯氏の娘をさらってきて…という記述があったように記憶してます。
あながち完全な嘘とも言い切れないのかもしれませんね(笑

No.9857 - 2004/01/15(Thu) 01:20:29

曹操と張飛 / Hexing[遼寧省]
昨日早朝の、大連テレビのニュースでもこの話題は流れていました。
(ちなみにその時の映像は、ドラマ『三国演義』の曹操と張飛が静止画像で並んでいました)
残念ながら、私の聴力では詳しいことまで聞き取れませんでしたが…。

No.9859 - 2004/01/15(Thu) 02:09:24
始めまして。 / はるち
始めまして。僕は三国志好きな中学生です。
きっかけは三国無双というゲームなのですが、それから小説を読み三国志に興味を持ち、蒼天航路を見つけ三国志が好きになりました。
三国志の知識は皆さんに遠く及びませんが、是非、仲間にいれてくださいw

僕はモーニングではなく単行本で読んでいます。
29巻で一番好きな台詞は
曹操の「俺の子にならんか?」です。
あれは本当は「子を持つなら孫権のような子がいい」という言葉ですよね?それを蒼天の曹操の性格にあった素晴らしい台詞だと思いました。

これからはこの掲示板にはこのような書き込みをしていけばいいんですか?

No.9822 - 2004/01/10(Sat) 13:46:23

Re: 始めまして。 / 櫻 [関東]
はじめましてー。はるちさんこんにちは。櫻です。

私は三国志は当時父親が見てた人形劇からはいりましたかねぇ。あれは演義がベースだったんで蜀びいきだったはずなのになぜか今は殿(曹操)が大好きです(ひねくれた?)

三国志の知識無くてもきっと大丈夫です!!現に私がそうですけど楽しくやらせてもらっております(感謝感謝)

これからどうぞよろしく☆

No.9839 - 2004/01/13(Tue) 09:15:41

Re: 始めまして。 / 我流軍師
はじめまして。
自分は蒼天航路大好きな見習い社会人でございます。

三国志演義も好きですが、大人の視点から見ても、蒼天航路は凄く面白いし、勉強にもなります。蒼天人達の生き生きとした言葉や並外れた行動力は、読んでいる自分にもプラスのインスピレーションを与えてくれます。日頃の生活で忘れがちな自由な発想や、天からの(?)視点を与えてくれます。
曹操を筆頭とした蒼天人達が現代に居ても、凄い事を成し遂げていると思いますよ。

TATSUさん、こんにちは。
元竜ですが、新しいのが浮かびませんでした〜。
HNこれでもいいですか?

No.9842 - 2004/01/13(Tue) 21:24:46

Re: 始めまして。 / TATSU@管理人 [九州]
はるちさん、初めまして。蒼天考へようこそ。
おお、中学生!! いつも書いちゃうんですが、中学生にとって蒼天は刺激的過ぎるシーンがあるような...

>「俺の子にならんか?」

そうですか〜。この台詞が好きですか〜。
このサイトが何年も続いて、小学生が書込みとかしたら、管理人が言いそうな勢いです。

>このような書き込みをしていけばいいんですか?

そのような書込みでいいです。
悩む場合は、他の方の書込みを参考にするのが、一番良いと思われます。

>HNこれでもいいですか?

いいです。管理人にお気遣い頂きまして、有難うございます。

No.9854 - 2004/01/14(Wed) 22:55:37
30巻 / ヒツジ
蒼天航路の30巻っていつ出るんでしょうか?
10月から3ヶ月ぐらいたってるのでそろそろ出ると思うのですが。

No.9823 - 2004/01/10(Sat) 21:46:13

Re: 30巻 / チェスター
はじめましてチェスターといいます。
このサイトには1年ほど前から来てますが初カキコです。よろしくお願いします。

蒼天航路の30巻ですが、僕のバイト先(ツ○ヤの書籍売り場)に届いていた2月のコミック新刊一覧に載ってました。
日付は忘れてしまったんですが、確か末頃だったはずです。

No.9827 - 2004/01/10(Sat) 23:54:00

Re: 30巻 / TATSU@管理人 [九州]
チェスターさん、はじめまして。

11話分溜まると単行本が出る訳ですが、現在9話までいっております。
故に、あと2話分、滞りなく(長期休載とかにならないで)掲載されれば、来月には発売することが可能でしょうね。
楽しみです〜。

No.9853 - 2004/01/14(Wed) 22:51:33
今週の蒼天<毒と毒薬> / TATSU@管理人 [関東]
今週の蒼天、粛清は続く!って感じでした。

扉絵の曹操は格好良かったですねー。これは、「鎧を纏った魏王」が剣を手にして、冠をはずしたところでしょうか? さすが王の甲冑だけあって、装飾がムチャクチャ凝ってました。剣までニューヴァージョンになってたし(自称・蒼天鎧研究家)。キャッチコピーも久々にマッチしてたんで転記しときます。

−戦によって培われた
  この血肉が求めるものは、
  王の装束ではでなく
  銀の剣(つるぎ)と奔馬の響き!−

それでは今年初の「今週の蒼天」いってみましょう!

          ***************

剃髪した頭に水滴が落ちます。
牢の中で後ろ手に縛られ正座する男。崔炎です。なんと崔炎、いきなり投獄されております!それも頭を丸めて!これは例の髣刑ってやつでしょうか?しかし坊主頭の崔炎の表情に曇りは無く、「やあ。」と面会人に明るく声を掛けています。牢の前に列を成して並ぶ面会の人々。何で崔炎は投獄されちゃったんでしょう?
では、今度は欄外のコピーを転記させて頂きます。

儒に基づく人材推挙システムの頂点(トップ)・崔炎投獄。−その報は、国中を揺るがせた。

う〜ん、結局曹操は「儒に基づく人材推挙システム」の破壊を目論んだのでしょうか?

          ***************

「その後も人物評価を求める者が後を絶たず、崔炎の自邸で獄中面会を待つものをあわせれば、もうすぐ千人を超えます。」
男が拱手しながら報告します。
「崔炎の権勢を考えれば、全土よりさらに10倍以上が獄を訪れるものと思われ、魏郡の統治をあずかる者として捨て置けませぬ。」
確かに中国全土から一万人の人が受刑者のもとに集まったら、ただならぬ事態と言えるでしょう。この男は魏郡の公安委員長のような立場にいるんでしょうか?その名は陳矯。
陳矯の報告を聞く曹操は、片肌を脱いで、こめかみに鍼を突き立てています。それも自分で!危ねーッ! これって華佗を殺しちゃったから已む無く自分でやってるんでしょうか!? 陳矯は続けます。
「どうか内乱謀議の容疑にて、一派を捕縛することをご指示願います。」
これは "破防法を適用させてくれ。" みたいなもんでしょうか?

庭園の池の淵に座り、水に足を浸しながら、曹操が答えます。
「千人までは崔炎の邪魔をしてやるな。」
曹操は続けて「通天。」と告げながら右手を突き出します。傍らに侍る男が「はいッ」と答え、鍼箱から新しい鍼を取り出し、曹操に手渡します。この男はおそらく華佗の弟子でしょう。"通天"って何でしょう?ツボか鍼の名前なんでしょうかね。それよか、魏王はなぜ侍医に鍼を打たせないんでしょう?
「その後はいかように?」
陳矯は指示を仰ぎます。
ズブッ...頭頂部に三本目の鍼を突き刺しながら、曹操は告げます。
「求賢令を無視し、たてまえで千人を評価したその覚悟を問う。刑は崔炎自身に決めさせろ。」
無の瞳で冷たく微笑む曹操。うっわ〜、曹操、あざとい!!
これって、わざと1,000人までは崔炎に面談させておいて、その後に 『唯才』 を無視して 『儒の建て前』 で1,000人もの人物評価を行った罪を問う訳ですね。しかも、その刑は崔炎本人に決めさせるという辛辣さ!! これは崔炎のプライドの高さを利用しての処置なのではないでしょうか?
『崔炎、俺に逆らうお前の覚悟は、どの程度のものだったか、お前自身で示してみろ。』という暗黙のメッセージのような気がします。
魏王、情け容赦ありません!!

          ***************

処刑室。
そこには無数の処刑道具や責め具が処狭しと置いてあります。
その凄惨な器具を指し示しながら、獄吏の1人が告げます。
「禁固の延長でも、むろん かまわぬとのこと。」
曹操からのメッセージを無言で聞く崔炎は、床にちらばる刑具を見ながら苦笑します。

−そういいつつも、
  禁じられている刑具までずらり並べるとは。 
  おぞましい肉刑の数々を生み出し
  また、その復活を主張しているのも
  儒者ではないかと言いたいのか−

『覚悟を問う』と告げる曹操は、儒者の生み出した処刑道具を崔炎に見せ、その上で、「処刑」も「禁固の延長」も自由に選択して良いと告げている訳です。
エグイ!エグイです!曹操! 『 唯才に逆らう覚悟 』 いえ、 『 儒を貫く覚悟 』 を問うとしておきながら、敢えてこの選択を強いる訳です。どうして儒の巨魁・崔炎がこの期に及んで「禁固の延長」を選択できましょう? 
以前、荀?ケと崔炎が交わした言葉を管理人は思い出しました。

「私たちでは見出せぬ、まばゆい才があるのでは なかろうか。」
「ない! まばゆいというからには、おのずと発する光があろう。光は必ず誰かの眼にとまる。才とは、その光を含めて才というのだ。」
「じゃあ、それが輝かしい盗みの才なら?」
「斬る。」
「求賢令の真の求めるものが、まさにその類(たぐい)の悪才であったなら?」
「私が斬られる。」

明快な回答にして立派な覚悟でした。が、「その時」がやって来たようです。監獄の天井を見上げ、崔炎はつぶやきます。
「曹操よ。国の人材を担ってきた我が自負に見合うのは、最高のひとつしかあるまい。」
しばし天井を、いえ、天を見つめる崔炎。 "最高のひとつ" って何のことだったのでしょう?

覚悟を決めた崔炎が、突如振り返りながら叫びます!
「人材に徳と才は不可分!」
突然の咆哮に驚く獄吏。
崔炎は最期まで "徳と才は切り離すことはできない" と叫んだ訳ですが、これは、崔炎初登場の時の台詞の一部です。以下抜粋します。

−あのお方は外に内に
  たえず世を揺すぶっておらねば気が済まぬようじゃ。
  しかし人物に徳と才は不可分。
  いかなる覇王といえど、この中華から、
  儒を引き剥がせるものではあるまい。−

考えて見れば、曹操が求賢令を出したその瞬間から、崔炎の処刑、いえ、曹操と崔炎の確執及び血の結末は避けられないものだった気がします。 これは曹操と崔炎の確執であると同時に「変革者」と「旧体制」の対決でもあったのではないでしょうか?

          ***************

崔炎は1つの処刑道具の前に立ちます。
それは、無数の鋭利な突起物が突き出た鉄の塊で、中で火を炊いているのか、煙が立ち昇っています。
その煙に包まれ、崔炎は妖しく微笑み、つぶやきます。
「では、魏王。この崔炎の信念が死を賜るぞ。」
むんッ!と身をそらす崔炎、次の瞬間、崔炎は研ぎ澄まされた突起物に向かって、頭を振り下ろします!

−儒よ! 矜持を取り戻せい!!−

心の叫びがこだまする中、鋭く突き出た突起物が崔炎の眉間に深く突き刺さります!!ズガッ! 
ぐわあ〜、悲惨!! 身の毛もよだつ自害です。が、見事な死に様でもありました。
矜持って何だろ?って調べてみましたが、こうありました。

【矜持(きょうじ)】自信と誇り。自信や誇りを持って、堂々と振る舞うこと。プライド。

崔炎は、己の死に様を以って、儒者の「自信と誇り」の復活を願ったのでしょう。 曹操の唯才政策に縮じこまってはいけない。儒の精神を取り戻せ、と。

さすが1万もの人を引き寄せる男でありました。旧体制側とはいえ立派な人物だったような感じがします。というか、崔炎に同情を禁じ得ません。逆らった相手がまずかった...
なんか花を手向けたいで気分です。合掌。

          ***************

「できたみたい。赤ちゃん。」
とある庭園で、池を見つめながら、女性がつぶやきます。横に座る若者は無言です。
「娶(めと)ってよ。」
女性が続けます。横の男性が答えます。
「やだよ。王様の娘なんて。」
でた〜!!何晏!!もう出番はないのかと思ってました。 
ん?王様の娘!? ってことはこの女性は曹操の娘の一人? それって、可晏 まずいんじゃ?
「じゃあ、どうするわけ?」
曹操の娘は、表情も変えず尋ねます。
「どうって、なんとかなんないの?」
ガリッと土に何かを描き始める可晏。女性はふいに顔をあげてつぶやきます。
「殺そう。」
「誰を?」
そう聞き返す可晏が女性のほうを見ると、女性は無言で可晏を指差します。
地面に目を落とす可晏。再び何かを描き始めながら、つぶやきます。
「じゃ、いいよ。めとるよ。」
「うん。」
ありゃ、あっけなく "できちゃった婚" 成立... しかし魏王の娘がこんな結婚でいいんでしょうか?
先ほどの崔炎の話とうって変わって思いっきり脱力系な展開です。ところで曹操の娘って昔、憲・節・華って紹介されてましたから、この娘は憲でしょうね。

          ***************

「それでもオレ、結局 おやじさんに殺されるんじゃね?」
さすがの何晏もそれぐらいは分かるみたいです。何晏が地面に描いていたのは、赤ん坊の顔でした。
「大丈夫でしょ。後継ぎのことさえ、あんまり関心ないみたいだし。」
曹憲は何晏の描く絵を見ながら答えます。再び何かを描き始めながら何晏が「それってやばいよ。」とつぶやきます。
その絵を覗き込んで告げる曹憲。「植ちゃんね。似てないけど。」
今度何晏が描いたのは曹植の顔でした。曹操が後継ぎに関心ないという発言で、何晏は曹植が頭に浮かんだ模様です。何晏は告げます。
「崔炎を処分しちゃったからさあ、世継ぎは絶対たてまえで選らばねーだろうって、静かに騒いでるよ。みんな。」
なるほど〜。儒のたてまえに則って曹丕を強く推していたのは、崔炎でしたからね。 曹憲が同意します。
「文学の人達が盛り上げるから、本人も本気(まじ)その気だし。」
ありゃ〜、曹植自身も後継者争いに乗り気みたいです。
「あぶねーのに。おやじさんのあとなんて辛れーだけなのに。」
何晏が感想を述べると、曹憲は立ち上がり、伸びをしながら告げます。
「いーじゃん。あなた巻き込まれないようにしてるじゃん。」
それを聞いて「つめてー奴」と、何晏が思わずつぶやくと、
「そこがよくて言い寄ってきたくせに。」
という捨て台詞と共に、曹憲は去ってゆきます。

なに言ってんの。口説いてきたのそっちじゃん。と独りつぶやきながら、何晏は赤ん坊の絵に目を落とします。
「おまけに、もうできちまってるし。」
その赤ん坊の絵の瞳をグリグリなぞる何晏。
「なんでだよ、おまえ。オレ、体弱えーんだぜ。」
真っ黒になる赤ん坊の瞳...

          ***************

地面に何かを一心不乱に描きながら、何晏がつぶやいています。
「おッ、おー、すげー。」
土に描かれる無数の瞳。
「ふおお、やべえッ。これだよ、これッ!」
グリグリ...真っ黒に塗りつぶされる瞳。何晏は興奮して独白します。

−奥底には、いつでも
  あらゆる"有"に 化けられるもんを
  仕込んでいる この"無"−

「ははッ」と額に汗を浮かべて何晏は笑います。何晏は赤ん坊の瞳を塗りつぶしたことを契機に、"無の瞳"について何か掴んだのでしょうか?次々と土に瞳を描きながら何晏はつぶやきます。
「あの詩に政(まつりごと)の意味を読み取ってどうすんの!? そりゃ500年遅れの馬鹿でしょ!? 屈原の詩に戻ってそこから出直せって!」
ん? 『あの詩』ってどの詩でしょう? 『500年遅れの馬鹿』ってどういうことでしょうか? やべッ。何晏の言ってる意味、わかんねー。
「わかんないの!? だから儒なんか全然目じゃないの! 恐え!? 違うって! オレが恐えのは あの目! 腐れ儒者には絶対にわかんない あの目だよ!」
興奮して叫びながら、取り憑かれたように瞳を描き続ける何晏。やはり曹操の「無の瞳」は「二荀の死による悲しみ」に因るだけでは無いようです。そう言えば張魯も曹操の瞳を評して「鏡ではなく、鏡のごとく動かぬ水!その内には、常に流れ動こうとする水の本性があったか!」って言ってました。
何晏の独り言は続きます。
「あーッ、くっそーッ、あの目に行くにはどれだけかかるんだよ!? 10年!? 10年ぐらいで行けるもんじゃないよ!」
「15年じゃどうだ!?」
「無理だって! 20年思い尽くしてたどりつくかどうかだぜ! それまで もつのかオレの体...! 」

ふいに手を止めて、硬直する何晏。そうです。「15じゃどうだ!?」は、背後から誰かが語りかけた声だったのです。それも聞き覚えのある声...それが誰であるか気づき、凍りつく何晏。
「何のことやわからんが15年でいけ。20年では俺がもたん。」
背後に立つ曹操が笑います。おおっ、夏侯惇が官渡で言ってた 『説着曹操 曹操就到』 だ! ところで「何のことやわからんが」って、何か関西弁みたいな...これって「何のことかわからんが」の誤植じゃないでしょうか!? 急に魏王に関西弁喋られても困るんですが...。

「あ、はあ...。」
とうなだれて座ったまま、背後の曹操を見ることができない何晏。
ふいに曹操は何晏の横に座り込み、着物の袖をぐいっと引っ張ります。思わず「お、ほおッ」と声をあげる何晏。曹操は「好きなのか?女物。」と尋ねます。 へぇ、何晏って女物の服を着てたんですね。カラーページだったらピンクだったりするのかな? ところでこの「お、ほおッ」ってなるところは、ちょっと郭嘉を思い出しました。
「え!? あ...まあ...」と言葉にならない返答をする何晏。顔もあげられない何晏を横目で眺め、曹操は微笑みます。そして前方に視線を移すと、魏王は何晏の耳元で語り始めます。
「おまえの才は、いわば毒薬だ。」
その発言に、視線を上げ、真顔になる何晏。
「毒はときに毒に効く。」
そう告げる曹操は無の瞳で続けます。
「何晏。論語を読み解け。」
曹操の秘密指令が発せられました。二人の間に沈黙が流れます。

「儒の毒に入り、15年で儒を制せと?」
何晏が静かに問います。お、言葉使いが普通です。曹操は立ち上がりながら答えます。
「どちらの毒が勝るか見ものだ。」
その発言を聞いて、不敵に笑う何晏。おもしれーじゃん。やってやろうじゃねーか。とか思ってるんでしょうか。 すると、去ってゆく曹操が足を止めて尋ねます。
「おい、気になってしょうがない。」
曹操の視線は何晏の最初に描いた絵に至ります。
「この赤子は誰だ?」
その質問に再び蒼白になる何晏−。

          ***************

鎧姿が似合わない5人の男たちが拱手しています。
「連れてゆけ?」
同じく鎧姿の曹操が、驚いた顔で聞き返しています。曹操の後ろでは許猪も呆然と5人を見つめています。
中央の男が必死に訴えます。
「わずかばかりの才をたのみに、中原に安住しておったのでは!」
ムッホンと咳払いをして男は続けます。
「今が乱世であることを血肉が忘れ、オホッ、いつしか言葉は真の天下を失いまする!」
おお、この5人は、文学士のようです。どうりで皆んな鎧が似合わないはずです。その要請を聞いて曹操は答えます。
「もっともだが、おまえたち、激しすぎてや おらんか?」
それを聞いて、すかさず別の男が叫びます。
「曹植殿の遠征記!! あれを読んだからには、仕方ござるまい!!」
あッ、この男は陳琳!! すんごく久しぶりです! 『誕生の宴』で、孔融を相手取り、かなり曹植に肩入れしてましたが、それは続いている模様です。文人たちの必死の叫びに困惑の表情を浮かべる曹操。
次に曹操は陣太鼓のほうへ歩いていきながら告げます。
「好きにしろ! だが特別扱いはせんぞ。」
曹操の許可が降りて、微笑む5人の男たち。その名は、劉禎・陳琳・王粲・徐幹・応トウ。
後に『建安七士』と称せられる「中国に最初の文学を築いた7人」のうちの5人です。ちなみに「残りの2人は既に死没」とナレーションにありましたが、その2人とは孔融と阮ウです。

先の関中攻めでは、「中原の尺度ではじかれた不届き者」達を引き連れて行きましたが、今度の出兵は「名だたる文学士」を随行して行く事に相なりました〜!!

          ***************

ドオン! ドオン! ドン!
巨大な陣太鼓が激しく打ち鳴らされます。バチを握るは魏王・曹孟徳!
その音に呼応して、無数の軍勢が、隊列を組んで練兵場を疾走します。 それを見守るは隻眼の猛将・夏侯元譲! そしてナレーション、

−建安21年(216年)10月
  魏王・曹操は
  みずから練兵をおこなった後、
  南征に出立−


曹操、西に南に息つく暇もありません! ほんとにこの男は"死ぬまで詩を謳い戦場を駆けまわる"んですね〜。
次回、魏王は濡須にて孫呉と激突!? 先生!今度こそ戦闘シーンを堪能させて下さいませ〜!!

No.9817 - 2004/01/10(Sat) 01:18:32

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / 左平(仮名)
今回は、場面ごとの差が大きいですね。
凄絶な思想の対立、まるでヤンキ−な若い二人、そしてやけに熱い「建安の七子」。

>ところで曹操の娘って昔、憲・節・華って紹介されてましたから、この娘は憲でしょうね。
いや、あの三人は全員後宮に入って皇帝の夫人になってます(何回か前に憲と節が出てました)から、また別の娘です。
史書には女子の事は滅多に書かれませんから、曹操に何人の女子がいたのかはよく分かりませんが、最低でも五人はいます(後宮に入った憲・節・華、何晏の妻、荀?ツ【荀?ケの長男】の妻)。
それにしても、曹?ミと曹丕はさすがに長子という責任があるせいかまともですけど、あとの子はどうもヤンキ−っぽく見えるのは何故でしょう。

No.9818 - 2004/01/10(Sat) 01:48:18

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / なるみ [北陸]
こんにちは。ちょっとだけですが

> 次回、魏王は濡須にて孫呉と激突!? 先生!今度こそ戦闘シーンを堪能させて下さいませ〜!!
戦闘シーンといえば馬超戦以来!?長かったです!ゴンタ先生、とびきり熱いのをお願いします!(って、ここに書いてもしょうがない?)
もし濡須なら張遼の出番もあり?(って、呉のファンだろ、俺!)

No.9819 - 2004/01/10(Sat) 03:34:28

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / きいち [関東]
はじめまして。

今回のを読むと演義での曹操の悪名と妙な劉備の人徳者として書かれる遠因を表している気がしますね。
結局、儒教社会に戻ってしまうわけですし。
それ故に蒼天航路でははずせない話なんでしょうね。

屈原は漫画だと東周英雄伝に話がありますね。

何晏の目の話は老荘思想に元ネタがあるのでしょうね。無とか有とかいっている時点で。曹操は何かしらの悟りの境地に到達したということでしょうか。

一気に29巻のレビューを読みました。よかったです。
これからも来ることにします。それでは。

No.9820 - 2004/01/10(Sat) 05:43:42

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / きさこ [四国]
はじめまして〜、いつも管理人さんの素晴らしい蒼天感想を
拝見させて頂いてます。私の拙い解釈力では、毎週の蒼天を理解するにはこちらのレビューが欠かせません。これからも楽しみにしております!

何晏がまた出てきましたね。私は司馬懿好きなので、崔炎や何晏を見てると、1コマも出てないのに彼との関わりをつい考えてしまいます。(笑)15年以上後の話になりますが、何晏は司馬懿vs曹爽の政争の際に曹爽派として司馬懿に誅殺されますよね。このあたりの事情には儒者勢力vs老荘の徒(浮華の徒?)といった図式が隠されているとなにかで読んだのですが、すると崔炎に高く評価されていた儒者、司馬懿が何晏の毒に勝ったということになるのでしょうか?
それでも老荘思想はなくならなかったし、晋朝になってもこの時曹操が密かにまいた種が脈々と生き続けていったと考えると、今回のエピソード、おもしろいなぁと思います。

来週からまた呉に行くんですね〜、殿は相変わらず元気ですね。
やっぱり司馬懿がらみで恐縮ですが、彼の兄、司馬朗は出るのかな。
彼もまた名刺史の一人ですし、この遠征で泣かせる?エピソードもあるし。欣太先生がクローズアップしてくれると嬉しいです。だってこの遠征で出ないと・・・万一ネタバレになるといけないのでこれ以上はやめときますが。

なんか本編とあんまり関係ない事ばかり書いてスイマセン(>_<)

No.9821 - 2004/01/10(Sat) 11:34:55

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / 竜
こんにちはー。

最近の蒼天航路は、儒との闘いがヒートアップというか、
佳境に入って来たという感じがします。
結構遡りますが、孔融の処断や、今週の崔炎というのは、その戦果(不謹慎かな?)、
その結果の一つという所ではないかと思いました。儒の最大権威は孔融でしょうが、
今回の崔炎の死はかなり象徴的に描かれているので、ふとそんな事を考えました。
しかし彼の物腰やその最期を見ていても、いわゆる、ありふれた儒者という感じがしないのは気のせいでしょうか?腹の据わった気骨の人といった感じです。
ありふれた儒者というのは、孔融の取り巻きや劉表の食客達、
儒の意識が強い人達は、漢朝の取り巻きや袁紹の家臣達の一部だと思います。
しかし、崔炎の潔い死に様はいずれとも違うように思えました。
彼は、儒に頼った生き方を選んでしまったけれども、中々な気骨の人だったという事でしょうか?

−あのお方は外に内に
  たえず世を揺すぶっておらねば気が済まぬようじゃ。
  しかし人物に徳と才は不可分。
  いかなる覇王といえど、この中華から、
  儒を引き剥がせるものではあるまい。−

果ての無い闘いだと思います。勝ち負けはつくのかと。
儒は現代の韓国でも強いそうですし・・。

中々考えがまとまらないんで、又考えて書き込みますねー。
再来(サイチェン)!

No.9824 - 2004/01/10(Sat) 23:09:32

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / t.s
こんにちは。
今回はもう、魏王の新甲冑だけで、お腹一杯です。
流れも面白そうな方向にすすんでいるようで、・・・今回こそ前フリだけで終わらないことを願ってます。

崔炎の頭にしたたる水滴ですが、あれは本当はすごい拷問なんですよね。長時間あの状況におかれると、常人であれば、普通は発狂するそうです。問題なく面会してるところを見ると、彼の精神力は大変なものでしょう。

ところで、崔炎が頭を打ち付けたトゲトゲは、拷問のための刑具ではなく、刑場の臓物臭さを消すための「香炉」じゃないでしょうか?
つまり、「拷問を受けて刑死したのではない」という、儒者らしい「タテマエ」のために、刑具でない香炉によって死んだということじゃないかと思いました。

人材に「徳」のみ求める儒者と、「才」のみを求める魏王に比較して、「徳と才」双方を求める崔炎というのは、いかにも中庸的ですが、本来の儒者とは崔炎のような人間のことを指し、「儒者」と呼ばれる儒者とは本分を忘れた、いわゆる「腐れ儒者」であったのかもしれませんね。
曹操の周りの儒者が、全て崔炎のような気質であったなら、儒者との軋轢もうまれず、曹操の後半生はどれだけ外に意識を向けられたかしれませんね。

たしか、北方三国志では、慢性的に頭痛に悩む曹操も、戦に身を投じる時は、なぜか痛みが解消されるという設定でしたが、そのせいでしょうか、前回までに比べると、今回の曹操が妙にいきいきしてるように感じられたのは。何はともあれ、陰気の魏王は見ててつらいですから、うれしい傾向です。

No.9825 - 2004/01/10(Sat) 23:12:34

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / kazz [東北]
TATSU様お疲れ様です。新年一発目の「今週の蒼天」、お祝い申し上げます。

儒の体現者であった崔炎、儒に一片の価値も持ち合わせない何晏、その何晏の非凡な才を“対儒”として認識する曹操。
この三者の有り方がそのまま当時の混沌とした朝廷内を顕しているのですね。

寒貧さんに対してもそうでしたが、“道は違えど誇りを持って貫く者にはある程度の敬意を表す”。
そのような描写は今回もありました。崔炎にとっては屈辱や皮肉でしかなかったかも知れませんが、蒼天曹操はああいった意地悪めいた敬意を忘れない節がありますね。

しかしながらのその敬意。(まぁ敬意じゃなくとも様々な言葉で呼ばれて然るべき部分だと思いますが)その部分こそ蒼天曹操の自我の一端を担っているわけです。言い換えればゴンタ先生のセンスですよね。
ですが史実は史実。処刑は処刑。そして実際にその処刑の裏にあった目的や意図。それらをいかにして蒼天曹操らしく置き換えるか。曲解するか、ともとれると思います。
そういったスタンスが最近少し大袈裟になっていたと個人的には感じていたのですが、今回の曹操は比較的ストレートに悪漢でした。このくらいでも良いんじゃないかな。ごく個人的な意見ですが。

戦風も吹いてきた様子。次回も楽しみです。

No.9829 - 2004/01/11(Sun) 11:04:48

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / 李桃桃内 [地球外]
 分からぬ……。
 あの鉄のスッポンがいかなる肉刑に用いられるのか。

 あっ、どうもこんにちわ。李桃桃内です。
 今年は荀攸さんの喪中につき年始の挨拶を控えました(嘘つけっ)。

 崔エンもお亡くなりになりました。
 最後で自らに寄り添う側を叱咤せにゃならんとは、腹の中では儒者への憤りがあったんでしょうかね。一旦システムの中に組み込まれるとどんな思想も腐敗する運命なんでしょうか。

 それにしても、モーニングは今朝読んできたけど、建安七士が従軍を申し出たシーンは、なんかイラク戦争に触発されてバグダッドに行きたいとか言い出す文化人みたいです。大丈夫なのかな、小生分かりません。

No.9830 - 2004/01/11(Sun) 13:48:45

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / 陳孫 [関東]
何晏また出てきましたね〜(w
以前「中世への血」で書きましたが、彼が創始した「玄学」は老荘思想で儒教を解釈するものでしたが、今週の話でそれを示唆するシーンが出てきました。

>「儒の毒に入り、15年で儒を制せと?」

曹操の言う、「どちらの毒が勝るか見ものだ。」の結果が「玄学」であり、彼の著作『老子道徳論』2巻と『論語集解』10巻(現存最古の『論語』の注釈書)なわけですね。

ところで建安七士が出てきましたが、王粲もいましたね。
赤壁のところで名前が出てきて、曹操が蔡文姫と組ませて亡き蔡邕の作品を甦らせよう言ってましたが、名前だけで出番は無いのかと思っていましたので、登場させてくれて嬉しいです(w

No.9831 - 2004/01/11(Sun) 18:24:52

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / Blue [関東]
 新年一発目の「今週の蒼天」、謹んで拝見させていただきました。

 崔エンの処刑、これはもう見せしめ以外の何物でもないでしょうね。崔エンと孔融という儒の巨魁二人に対する処置は、曹操の苛烈さを示すエピソードであるのと同時に、最大権力者が根本的な社会構成の変革を目指しているという事実を世間に知らしめる、デモンストレーションでもあるということでしょう。しかし見方を変えれば、曹操は二人の儒教徒としての尊厳を、最大限に称揚したとも言えるのではないでしょうか…「己の矜持に殉じることが、それほど崇高なことか?」というシニカルな意見もあるかも知れませんが。

 そして思想的・哲学的な、時代の牽引者としての何晏の存在。曹操にとっては、儒もそれ以外の勢力も「すべて融けあってひとつの国」なのでしょうから、「儒学だけが価値観の全てではない」ということを市民レベルから浸透させたいと考えてるんじゃないでしょうか。そこで、何晏という人材に目をつけた、と。同じような可能性を、曹操は曹植の中にも見出してると思うんですよね…文化改革者としての資質、とでも言いましょうか。
 「国家的規模で儒に対抗者を与えることで、
         創造的な“時代の熱”を生み出す」
 というのが曹操の目的なんじゃないかと…ちょっと考えてみたり。

No.9832 - 2004/01/11(Sun) 21:00:04

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / RUN [東北]
>陳孫さん
ああっ読みたいですね。その老子道徳論や論語集解ですか、陳孫さん。と、ご挨拶無しで恐縮です。たまにしかこない古参ファンの一人です。素人にも読める解釈書でてますか?最近のテーマはめちゃ自分好み。専門の方でしたらご教授願いたいなあ。

「玄学」・・・。玄は「くろ」とも読み「はる」とも読ませる。昔何かで読んだ意味では玄は北、玄武の方位、色は黒を意味する。黒は黒でも温かみを帯びた黒、枯葉が分解され褐色の養分を含んだ黒土、生命の爆発を予兆させる生命の黒、すべての始まりを意味するとか。今東北は厳寒の冬・・・。時代も冷え切ってますが、春を心待ちにする生命の予兆を冬山の木々の硬いつぼみに見ます。私も曹操のあの目の境地に達してみたい。

ところで三国志がらみで別の話題を振りますけど「ビックコミック」の「太陽の黙示録」って三国志がモチーフですよね。曹操をモデルにしているキャラクターにちょっと注目してます。社会の底辺から国の官僚へとなった「宗方操」と上流階級から市井の青年となった「柳舷一郎」どちらも天下に熱い心で「大義」を問いてます。少し面白いなーと思ってます。蒼天ほどじゃないですけどね!!脱線してすみません。ちなみに孫権をモデルにした現代版のキャラだとどんなキャラになるでしょう。親の地盤を受け継いだ御曹司!?

No.9833 - 2004/01/11(Sun) 21:37:07

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / つね [関東]
実は今回、何となくレスをつけがたい内容でした。
私自身、まとめがたかったからです。
今回の内容は、

1.崔炎処刑
2.何晏の感嘆
3.南征序曲

といったところでしょうか。

崔炎はどこか馬玩を彷彿とさせるところがありましたね。髣刑だからだけではないでしょう。自分の意思に殉じたところかな。
きいちさんも書かれてましたが、曹操が悪役にされたのは、儒教(国教)との確執が大きそうな気がします。西欧ならネロやユリアヌスがキリスト教を迫害して非難されてます。曹操は織田信長同様、個人的能力の高さから単純な悪名から逃れられたのではないでしょうか。
今、うろ覚えなのですが、華ダは「儒教を正す」ことを望み、崔炎は儒教の奮起を願ったことから推察すると、やはり「腐れ儒者」が横行していたのでしょう。徳治主義が儒の本質なので、曹操の唯才とは相容れないとはいえ、「儒者」と「腐れ儒者」との区別をつければ、かなり違った展開になったように思います。


何晏は究極のナルシストと言われてますが、蒼天ではちょっと自信なさげですね。彼が屈原を引いている個所は私も分かりません。ただ、屈原が前4〜3世紀の人なので、ほぼ500年前の人です。「500年前に屈原の詩を曲解した輩と似たような奴が現在にも現れたよ」といったところでしょう。

今回の南征は、演義だと遂に私の好きなあの人が活躍するところ。期待できるかなあ。

1コマ、しかもセリフ無しにもかかわらず、夏侯惇の存在感はさすがです。実は今回、崔炎の自害と同じくらいの余韻を感じさせています。

No.9834 - 2004/01/12(Mon) 01:37:27

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / 孟雪梅 [関東]
はじめましてー、孟雪梅といいます。
今週の蒼天いつも楽しく読ませていただいております。

ひさびさ登場の陳琳さんですが、吉川幸次郎さんの「三国史実録」によれば、呉の張昭さんと同郷で張昭さんを推挙したりした間柄みたいです。
曹操への檄文は有名ですが、そののちも檄文を書きつづけたとか。
今回の従軍でまた新しい文学が誕生したりするのですかねー。
それはそうと、蔡文姫は出てこないのでしょうか。

何晏さんは蒼天のラストの鍵を握るくらいの人物になるのではと予想してみたり、司馬懿のお兄さんのエピソードはわたしも読んでみたいと思ったり、いろいろ考えてしまいました。

まとまりがなくてすみません。うっうっ。

No.9835 - 2004/01/12(Mon) 14:39:19

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / 陳孫 [関東]
こんにちは、RUNさん。
残念ながら、日本語に訳されているものはなさそうです。
『論語集解』は国会図書館に現物があるそうです。
 ↓
http://www.ndl.go.jp/exhibit/50/html/catalog/c034.html

しかし『老子道徳論』は残念ながら、現物そのものが残っていないようです。
以前ご紹介した何晏の説明サイトでは、
 ↓
http://www.tabiken.com/history/doc/D/D012R100.HTM

>『老子道徳論』2巻(「列子」張湛注に逸文が現存)

とありました。

No.9836 - 2004/01/12(Mon) 16:51:22

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / きいち [関東]
本当はもっと複雑なんでしょうね。

儒学そのものは過激思想なんです。
だいたい、周の権威が皆無の時代に周の時代に戻せなんて主張しているのですから。孔子の時代の人はみんな( ゜Д゜)ポカーンです。そういう人たちを納得させようとするのですから儒者というのは相当なものでした。
しかし、いったん治世になってしまうと逆に国体を維持するのに便利な道具になります。乱世という毒を制する毒薬として儒学は漢の時代に使われてきました。
とはいっても周知の通り、後漢末には腐ってきます。それは現状維持のために都合よく儒学をあつかったからです。曲学阿世といったものです。

徳と才は不可分といった崔炎ともうすでに死んでしまったジュンイクは儒学の本来的な過激思想に立ち戻っています。彼らもまた毒薬だったのです。華陀がいきなり論語をやり始めてしまったのもそのためでしょう。
三国志の始まりは清流派と濁流派の対決からでした。
でも、儒学的に世を正すという改革の方向性は曹操には効きません。なんていったって法家の化け物ですからね。儒学のいい点、悪い点をわかっていたのでしょう。
そのために儒教の一神教化になることを防ごうとしていた感じがしますね。
百家争鳴をねらっている節もあるし、
建安文学も儒学の権威の失墜から生まれたものでもあるからね。文学の人たちは徳と才は不可分といわれてどう思ったのでしょうか、気になるところです。
こんな感じで二つの毒と毒薬が今回の話な気がだんだんしてきました。

ってこれは深読みしすぎですかね。聞きかじりの知識を組み合わせただけですし。駄文スマソ

No.9837 - 2004/01/12(Mon) 17:14:53

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / ひろし
書き込みは半年ぷりぐらい、かつまだ2度目ですみません。

>ん? 『あの詩』ってどの詩でしょう? 『500年遅れの馬鹿』ってどう>いうことでしょうか? やべッ。何晏の言ってる意味、わかんねー。

曹植が書いた遠征記に書いた「横に書き殴ってあるこの詩」の事だと思うのですが。
それで、それを見て周りの文官達が勝手に盛り上がっているのかと解釈しました。


ところで、何晏の彼女(曹操の娘)ですが、官渡の戦いの後何年かたって曹家のお話が有ったときに出てきた新婦に似ていると思うのですが。
顔が似ていると思うのです(特に唇はそっくり)

その場限りで無くちゃんとキャラが生きて存在している(人生を送っている)感じが良いなと感じました。
(今回の陳琳などもそうですね)

No.9844 - 2004/01/13(Tue) 22:42:05

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / ひろし
蛇足ですが、抜けていたので念のため…

上の書き込みですが、単行本の17巻末に出ている「趙翠湍」の事です。
それで、その娘かなぁと…

でも、改めて見返してみると唇以外はあまり似ていないかも。

No.9846 - 2004/01/13(Tue) 22:47:48

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / 仲翔
「あの詩」というのは曹植が書きなぐったそれのことで、「屈原の詩に戻って…」というのは、屈原とその弟子たちによる詩集「楚辞」が、漢詩における元祖のようなものであることから、「詩のなんたるかもわからずにそのような解釈をする輩は、屈原の詩を読んで一から勉強しなおせ!」といった所でしょうか。
「500年前の馬鹿」というのは、屈原の進言を容れずにのち秦に滅ぼされた楚のことでしょうか。
ちなみに屈原の詩は世の中を嘆いたものや、人間の悲しさ、はかなさを詠ったものが多く、代表作に「離騒」「漁父」などがあります。
韻文といって、各節の最後の1文字が韻を踏んでおり、今のラップのようなものですね。

ところで、崔炎の処刑については、一つ素朴な疑問があります。
曹操は「法家の怪物」です。「法家」とは法によって世を治めるという思想です。つまり、法にはかなり重きをおいている人物ですよね。それは北部尉時代からもわかります。ってことは、崔炎の罪に関する法の適用は適切だったはずです。じゃあ、それはどのような法に基づいたものだったんでしょうか?
もちろん曹操が儒の精神に大きく影響された後漢の法をそのままにしておくはずは無く、誰かが、または曹操自身が起草したものだったんでしょうが、最近の蒼天曹操はそのあたり微妙な感じがします。なんか偏ってきたような。
ちょっと気になりました。

実は最近海外から帰ってきたため、久しぶりに読んだのですが、曹操がすごく年取ってて、ちょっとショックでした。

No.9848 - 2004/01/14(Wed) 00:31:15

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / 仙道 [関東]
いや、面白い。
管理人さんのレビューは実にわかりやすい。

この頃、この作品の曹操が好きになれなくなってきました。
合理主義者で改革者、まるで亡国の首相の様で鼻に付く。
どいつもこいつも現代人すぎやしないか、って思う時もあります。

儒とは呪でもある、くらい言ってもいいだろう。

劉備に寝返りたくなってきました。

No.9849 - 2004/01/14(Wed) 06:55:34

Re: 今週の蒼天<毒と毒薬> / TATSU@管理人 [九州]
皆さん、いつもいつも感想を書き込んでくださいまして、本当に有難うございます。
最近の皆さんの書込みは、スッゴクいい感じです!!(もちろん以前の書込みも良かったですが)。管理人も「そうかぁ」とか「なるほど〜」とか一人呟きながら、読んでおります。
さて、全員にレス付けたいところなんですが、仕事でヘバっておりまして、いつも通り初投稿の方にご挨拶を。

きいちさん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>何晏の目の話は老荘思想に元ネタ

みたいですね〜。おっしゃる通り「無」とか「有」がキーワードみたいです。
管理人はそこらへんに関しての知識は皆無なんですが、もし掘り下げるつもりなら、欣太先生はまだ何晏を登場させそうな気もします。

>百家争鳴をねらっている節も

そんな感じします。「誕生の宴」でも孔融・曹植・陳琳が論争してるのが嬉しそうでしたし、崔炎曰く『外に内に、たえず世を揺すぶっておらねば気が済まぬ』ですもんね〜。


きさこさん初めまして。蒼天考へようこそ。

>彼との関わりをつい考えてしまいます。

そういう読み方もアリだと思います。というか、そういう読み方すると楽しいですよね〜。歴史を題材にした作品ならではの楽しみ方だと思います。

>儒者勢力vs老荘の徒(浮華の徒?)といった図式

実に面白そうです。そう考えると、曹操死後も作品が続いて、司馬懿VS曹爽・何晏の政争とか見てみたい気がします。


孟雪梅さん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>張昭さんを推挙したりした間柄

へぇ!そうなんですか! ちょっとしたトリビアですね。それは何進のもとで働いていた頃の話でしょうか?

>蔡文姫は出てこないのでしょうか。

ほんとですね〜。王粲も出てきましたし、是非登場させて欲しいですところですね。
そう言えば蒼天って、匈奴絡みのエピソードが無いですね。残念です。


あと、管理人のレビューに対する書込みにつきまして、少々ご返事を。

>いや、あの三人は全員後宮に入って皇帝の夫人になってます(何回か前に憲と節が出てました)から、また別の娘です。

ぐは〜ッ! そうなのかっ! 3人とも帝に嫁いでたのか〜! それは失礼しました!
憲と節がブランコに乗ってたのは憶えてますが、雑誌捨てちゃったんで、顔の確認とかできませんでした〜。ご指摘ありがとうございます。

>つまり、「拷問を受けて刑死したのではない」という、儒者らしい「タテマエ」のために、刑具でない香炉によって死んだということじゃないかと思いました。

t.sさん、鋭い!! そー言われて読み返してみたら、刑具は崔炎の前に並べられていたのに、ふいに彼は振り返って、背後に置いてある「アレ」に頭を打ち付けてました。それに形状からも、取っ手が付いて煙出てたりして、まさしく「香炉」って感じでした。

>曹植が書いた遠征記に書いた「横に書き殴ってあるこの詩」の事だと思うのですが。それで、それを見て周りの文官達が勝手に盛り上がっているのかと解釈しました。

>「あの詩」というのは曹植が書きなぐったそれのことで、「屈原の詩に戻って…」というのは、屈原とその弟子たちによる詩集「楚辞」が、漢詩における元祖のようなものであることから、「詩のなんたるかもわからずにそのような解釈をする輩は、屈原の詩を読んで一から勉強しなおせ!」といった所でしょうか。

なるほど〜。ちーちゃんの詩というのが確かにしっくりくるような気がします。
屈原の詩を読んで一から勉強しなおせ!つーのは、ドラゴン桜でいうところの「中学生の算数からやり直せ!」と同じようなもんでしょうか。


最後にこれはレスしたい!

>あの鉄のスッポンがいかなる肉刑に用いられるのか。

同じこと思いました〜!
頭部か尾部を、どこかに突っ込んだりするんでしょーか? 
ま、まさかねぇ〜(ブルッ)

No.9852 - 2004/01/14(Wed) 22:41:01
新春・描画考3連発 / TATSU@管理人 [関東]
【56】さんよりイラスト、『 魏王 』を頂きました。描画考「YOUR GALLERY」に飾ってありますので、皆さんご覧下さい。
管理人も1ケ月前に描いてTOPに置いていた『 魏公 』があったことに気付きまして、「MY GALLERY」のほうにUPしております。ついでに見て頂ければと。

そして hzさん、お待たせしました! リクエストの『 不運の公子 』 完成しました!! TOPと描画考にありますので、お好きなほうをお持ち帰り下さい。
尚、今回は「デスクトップ用・壁紙ヴァージョン」も作ってみました。宜しければパソ壁紙としてご利用下さい。(一応1024×768ピクセルで作ってあります。)

No.9791 - 2004/01/04(Sun) 19:43:09

Re: 新春・描画考3連発 / Blue [関東]
 管理人サン、こんにちは〜。キリイラ完成したんですね、早速拝見させていただきましたよ♯

 曹子脩と劉公徳。悲運の貴公子ふたりが天を見上げて語り合うような構図は、本来ならば「未来」を象徴するようなもののはずなんですがね。ふたりの姿に、ちょっとホロリとしてしまいました。
 管理人サンの言われる通り、二人がもし出会っていたら、互いの境遇に共感することがあっただろうと思いますね。似た者同士のふたりは、皮肉にも父親の危機という同じような場面で同じような最後を遂げました。勝手な推測ですが、ゴンタ先生がこのふたりのキャラクターに与えた役割がまったく同じだったのではないかと思いますね。

 【56】サンの曹操画も拝見させていただきました。何やら書簡を吟味しておられるようですが、重厚感のある曹操ですね♯
 「蒼天」を読んでる人たちにとって、曹操のイメージは「武」と「文」どっちの割合が大きいんでしょうかね。【56】サンに限らず、どうも描画では「文」の面が出た曹操が多いような気がするんですけど。
 参考にされたという「中国帝王図」、自分も持ってますので見てみましたが、うむ、なるほどって感じでした。

No.9792 - 2004/01/04(Sun) 21:32:58

Re: 新春・描画考3連発 / なるみ [北陸]
こんにちは、管理人さん。イラスト拝見しました。

いいですね、この二人。たしかに天下人の長子として思い悩んでいた者同士、とても気が合いそうです。つくづく早すぎた最後が残念でなりません。

あ、壁紙Ver.も良かったです。やはり天空に星があると、また違った風に見えますね。

No.9793 - 2004/01/05(Mon) 01:29:16

Re: 新春・描画考3連発 / hz [地球外]
管理人様、リクエストにお応え頂き有難う御座いました。
夜空をながめる両公子の姿が実に素晴らしかったです。

作中においても、公徳は月を、子脩は星を眺め天下人を想っていました。
彼らの夜空を眺める姿は、まさに彼らにこそふさわしい構図だと思います。

蒼天航路もいよいよ終盤です。
彼らの父がいよいよ正面きって天下を争うことになります。
無の瞳の覇王か、風に乗った大徳か、蒼天にて彼らの戦いがどのように表現されるかがとても楽しみです。

No.9794 - 2004/01/05(Mon) 21:13:54

Re: 新春・描画考3連発 / t.s
はぁ〜、いいですね。懐かしくて。
やはり手がいい。TATSUさんの画は手が最高。
あと太い線と細い線の併用も、昔のゴンタ先生のタッチみたいで好きです。
hz [地球外] さんのリクエストも、後継問題が浮上してきた本編を考えると、旬ですね。

描画考BBSも拝見しました。・・・新年一発目から、玉璽を罰当たりな使い方するあの天子さまとは。恐れ入りました。
今年もいい画期待してます。頑張ってくださいませ。

No.9797 - 2004/01/05(Mon) 21:57:26

Re: 新春・描画考3連発 / 【56】 [関東]
TATSUさん、掲載して頂きありがとうございます。

それと、TATSUさんの「魏公」とキリ番イラスト拝見しました。
イラストの更新が早く毎回、驚かされます。

TATSUさんの「魏公」の方が気圧されるような迫力あります。
私もTATSUさんが描かれるような勢いというか凄みのあるイラストも
描いてみたいです。
ちなみにTATSUさんは筆ペンで水墨画風のイラストを描かれる時、鉛筆か
何かで下書きされてからペンで描くのですか?私は下書きなしでは
到底無理なんですが…

キリ番の2人も良いですね。2人で一緒に星を見上げる姿が良いですね。
私は公徳が「侠」から始まる父(劉備)の姿を見続けた息子で、
劉禅はその父を殆ど知らずに生まれてしまった息子とイメージあります。
実際には劉禅が跡を継ぐのですが、劉公徳のような長子が長生きして
後を継いだら、劉備死後の展開も少しは変わってたかもしれないかと
思っています。

>「蒼天」を読んでる人たちにとって、曹操のイメージは「武」と「文」
>どっちの割合が大きいんでしょうかね。

私は 7:3くらいで「文」かと思います。
ゴンタ先生は『演義』などで悪役として否定されていた「曹操像」を
引き出そうとして『蒼天航路』を書いていると思います。『演義』曹操は
「戦争の天才」で力を蓄え、勢力を広げ、権力を掌握した「武」のイメージが
強いんですが、『蒼天』曹操は『演義』で否定された政治や文学などの
「文」の方を強くアピールしたいのではないかと私は思います。
(最も、『蒼天』前半は覇権を樹立するために外敵(黄巾党・董卓・袁紹etc)と
戦わないといけないので「武」も多かったですが。)

No.9798 - 2004/01/05(Mon) 23:59:10

Re: 新春・描画考3連発 / kazz [東北]
【56】様のイラスト拝見させていただきました。味のあるいい絵ですね。文献にでてくる肖像みたいですよね。
なんで中国史関連の文献にでてくる肖像はあんなポヨンポヨンしてるんだろう?? あいや、もちろん【56】様の作品はスマートでカッコイイんですけどね。


TOP絵、素晴らしいです。ホント毎回すごいですよね。
今回のも何か2人の会話が聞こえてきそう。
「あの一際巨きい星が私の父上なんです。」
「うわ〜、真っ赤ですねっ!!それに比べ私の父ときたら・・・・・・・・・あ〜〜〜でもでも、月は今宵もデッカイなぁーーーっ!」

失礼しました(笑。

No.9800 - 2004/01/06(Tue) 01:33:13

Re: 新春・描画考3連発 / TATSU@管理人 [関東]
またまた、たくさんの書込み有難うございます!

>本来ならば「未来」を象徴するようなもののはず

この2人が生きていたら(といっても劉冀はオリキャラですが)、魏と蜀はどんな感じになったのか、とか夢想しちゃいますよね。

>「武」と「文」どっちの割合が

蒼天に関して言えば、前半は「武」後半は「文」のイメージが強いような気がします。トータルすれば半々ぐらいかな?

>やはり天空に星があると、また違った風

ありがとうございます〜。管理人的には星空があるほうが気に入ってます。実は自分のパソの壁紙にしてたりして...

>彼らの夜空を眺める姿は、まさに彼らにこそふさわしい構図

hzさん、気に入って頂いたみたいで嬉しいです。
お題としても「曹昂と劉冀」という、マイナーでありながら印象深いキャラをリクエスト頂いたのが良かったです。
管理人も今回はすぐ構図が頭に浮かびました。

>手が最高

やはりそこをお褒め頂きましたか〜! 実は以前t.sさんに手の描き方を非常に褒められたので、今回も結構意識して描きました(笑)

>劉公徳のような長子が長生きして後を継いだら、

どうなったんでしょうね〜。父や関羽や張飛と共に乱世を生き抜いてきた男ですから、しぶとい君主となったかもしれませんね。
魏に降伏しないで徹底抗戦したりして。

>何かで下書きされてからペンで描くのですか?

そうです。鉛筆で下書きしてから筆入れします。つか一発勝負するほど画力無いです。 下書き無しで、筆でスラスラ描ける人は、サイン会の時の欣太先生ぐらいかと(笑)。

>月は今宵もデッカイなぁーーーっ!

ナイスな会話です。考えて見れば劉冀の為に、月も描いても良かったんだなー、なんてちょっとばかり後悔しております。

No.9805 - 2004/01/06(Tue) 22:29:29

Re: 新春・描画考3連発 / 竜
どーも、こんにちは。

自分は新参者ですが、いつも楽しく見させて頂いてます。
描画、面白いですね。この二人なら、こうゆう表情をするだろうなと、納得できてしまいます。桃園の誓いも、いつもマイペースな劉備と、
冷静沈着な関羽、感謝感激熱烈歓迎な張飛の様子も如何にもそうだ、
と笑えてしまいました。
「何だあ?!うめえなこの酒あぁぁ!!」(すいません)

欣太さんギャラリーには驚きました!凄いコレクションですね。

>「月は今宵もデッカイなぁーーーっ」
これも言いそうですね(笑)。

劉冀はオリジナルですが、彼のような子息も居たのかも?
戦乱の歴史の中で、名は残らなかったけれども、
中々大した人物も居たんでしょうね。

No.9806 - 2004/01/08(Thu) 01:54:45

Re: 新春・描画考3連発 / TATSU@管理人 [関東]
竜さん、感想ありがとうございます! ところで「竜」ってHN、管理人とカブッてるの知ってました?

>如何にもそうだ、と笑えてしまいました。

そうですか〜。桃園の誓い、共感して頂けましたか! 表情を三者三様にしてみたのに気づいて頂いて嬉しいです。

>凄いコレクションですね。

正直、あんなに集まるとは思いませんでした。
ネットの力は偉大だと感嘆すると同時に、蒼天ファンは皆んな良い人だな〜と実感しました。

>これも言いそうですね

言いそうです。父を語る場合、なんとなく曹昂より劉冀のほうが色々大変そうな気がします。

No.9814 - 2004/01/10(Sat) 00:41:14

Re: 新春・描画考3連発 / 竜
あらま!
すいませんでした。

一応、「りゅう」というふり仮名なんですが・・。
変えましょうか?
次回の投稿までに新しいHNを考えてきますね。

失礼しました。

No.9826 - 2004/01/10(Sat) 23:24:17

Re: 新春・描画考3連発 / 櫻 [関東]
遅ればせながらあけましておめでとうございます。

ものすごい久しぶりにきてみたらTOP絵が変わっておりましてびっくりしました。

劉冀死んじゃってたんですか!?コミックス派なんで知らなんだ・・・
これもびっくり。黙祷ー!!(于禁風)

今年も蒼天の行方が楽しみです。そんなわけで今年もどうぞよろしく。

No.9840 - 2004/01/13(Tue) 09:26:33

Re: 新春・描画考3連発 / TATSU@管理人 [九州]
櫻さん、今年も宜しくお願いします。

>コミックス派なんで知らなんだ・・・

ん? 文庫本派の間違いでは? 
もしコミックス派なら、小さいコマ故、見逃していると思われます。

No.9851 - 2004/01/14(Wed) 22:31:00
謹賀新年 / TATSU@管理人 [関東]
蒼天考をご訪問の皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は色々とお世話になりました。

当サイトも3回目の正月を迎えることができました。
なんとなく立ち上げた "いちFANサイト" だったんですが、今やカウンターも45万を超え、Yahoo!で検索かけると最初に表示されるという 有難くも畏れ多い状況となっております。これもひとえに皆様のお陰でございます。

では、これからも蒼天航路を深く楽しく考察していきましょう。本年も当サイトを宜しくお願い致します。

No.9769 - 2004/01/01(Thu) 01:22:51

Re: 謹賀新年 / 簡鍛
 TATSU殿、あけましておめでとうございます。ほぼ去年の春ごろから毎日のように見させて貰っていたので、かなり前の過去ログを見ると懐かしく感じたりして、長かったような一年でしたが、僕も自分のホームページを立ち上げた上では、かなり早かったような気がします。(結局どっちやねん!)

>なんとなく立ち上げた "いちFANサイト" だったんですが、今やカウンターも45万を超え、Yahoo!で検索かけると最初に表示されるという 有難くも畏れ多い状況となっております。

 やぱりこれは、TATSU殿が毎週、かなり気合の入った解説込みの蒼天航路の毎週の紹介をなされているのが大きな要因でしょう。一回、二回読んだところで、わからないところを、TATSU殿の文章を読めば、「あ〜、確かにその通りだ」と納得してしまいます。
 曹操が魏王になり、あと約3年で曹操が死んでしまい、蒼天も終わってしまうような気がしますけど、これからも頑張ってください+今年もよろしくお願いします。

No.9770 - 2004/01/01(Thu) 02:06:07

Re: 謹賀新年(長文) / なるみ [北陸]
管理人さん、そしてみなさん、明けましておめでとうございます。
「今週の蒼天」、いつも楽しみに拝見しています。

自分は去年の秋ごろ(劉備の蜀取りのあたり)にこのページに出会い、ちょくちょく来ては楽しんでいました。来た途端に本編の長期の休載がありましたが・・・。最近はアクセス量・投稿数が多くてほぼ毎日来ないとついていけない気がしてたりします。

思えば蒼天に出会ったのは、近くの喫茶店で、ほとんど読んだことの無いモーニングを手にした時でした。「ネオ三国志?あぁ、新しい三国志の漫画が始まるんだ」と、思い。そう、じつは1話(あまん(曹操)の強盗?に抵抗し、首を刎ねちゃう回)から見てたりするんです。あれから何年たっただろう・・・。

まぁ、そんなことはどうでも良いのですが、とにかく、今年もよろしくお願いします。投稿も、話についていける時にはできるだけ出していけたらと思ってます。

いつもつたない文章で申し訳ない。

No.9771 - 2004/01/01(Thu) 03:34:57

Re: 謹賀新年 / 趙繍 [九州]
初投稿です。あけましておめでとうございます。
ひそかにみてました。

友達に蒼天航路おしえてもらって今年で26巻まであつめました。

これからもよろしくお願いします。

No.9772 - 2004/01/01(Thu) 03:49:12

謹賀新年 / 玉川雄一
ご無沙汰でした。こちらでも新年のご挨拶を。
やっぱりこのお正月はこのアイコンじゃないとね。

毎回の分析に加えイラストの増産と精力的な活動ご苦労様です。
ストーリーも佳境に入りつつありますが、
TATSUさんの益々のご活躍と『蒼天考』の発展をお祈りしています。

ところで、去年は「危険な年」でしたか(^_^;)
年も改まり、覇業も再スタートということで…

では、今年もよろしくお願いします。

No.9773 - 2004/01/01(Thu) 10:25:28

Re: 謹賀新年 / youkey [関東]
あけましておめでとうございます。
大変ご無沙汰でしたが、ことしもよろしくお願いします。
正直、何かと忙しくてROMるのがやっとの状況なんですが、
イチ蒼天ファンとして、このサイトはある意味神聖な場所なので、
自分の中でもこの場を大切にしていきたいと思っています。

なんて、カタい言い回しを続けてしまいましたが、早く新刊が読みたいです〜。

No.9774 - 2004/01/01(Thu) 15:08:57

Re: 謹賀新年 / Lisa [近畿]
TATSUさま、明けましておめでとうございます。
すっかりご無沙汰してしまったあげく、新年早々いきなり投稿ミスしてしまって、本当にすみません。m(__)m
上のスレは、どうか削除して下さいませ。
カキコは久しぶりなのですが、こちらのサイトには毎日のようにお邪魔して、楽しませていただいておりました。ただ、あまりに忙しかったため、書き込む気力までは無かったんです。申し訳ないです(ToT)

蒼天も、なんだか終わりに近づいて来たような雰囲気ですけど、蒼天考はいつまでもいつまでも盛り上がり、蒼天ファンの心のオアシスみたいな場所でありますように・・・。TATSUさまも大変お忙しそうなので、どうかお体にお気をつけてお過ごし下さいね。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします☆

No.9778 - 2004/01/02(Fri) 02:33:29

あけましておめでとうございます / 陳寿 [関東]
お正月特別企画 三国志演義の法則

法則その1「悪の軍団・魏に降った雑魚武将は、次の登場時に天誅を受ける」

○魏続・宋憲→呂布の武将だったが、曹操に内応し、呂布を捕らえて列侯に封じられる。しかし、白馬の戦いで、袁紹軍の猛将・顔良と一騎打ちし、斬殺される。
○張南・焦触・馬延・張ギ・呂曠・呂翔→いずれも袁紹配下の武将。袁紹死後、曹操に降って列侯となった。その後、呂曠・呂翔は新野の戦いで、張飛・趙雲と一騎打ちし、斬り捨てられる。張南・焦触は、赤壁の前哨戦で呉の韓当・周泰と戦い、戦死。遺体は長江に投げ捨てられた。馬延・張ギは赤壁で敗れた曹操を護衛、追ってきた甘寧と戦い、死亡。

※ちなみにこの人達の最期は、すべて演義におけるフィクションである。


法則その2「魏の主力武将は、畳の上ではCENSOREDない」

○楽進→合肥の戦いで、呉将甘寧の矢を顔に受け、負傷。それっきり登場せず。(たぶん死亡したものと思われる)
○夏侯惇→曹操の臨終に呼ばれるが、伏皇后の怨霊を見て昏倒。そのまま病の床につき、死亡。
○張遼→曹丕の呉討伐に従軍し、呉将丁奉の矢を受け負傷。矢傷が悪化して死亡。
○徐晃→司馬懿とともに叛乱を起こした孟達を攻撃。孟達の矢を頭に受け、死亡。

※ちなみにこの人達の最期は、すべて演義におけるフィクションである。(いずれも病死)


法則その3「蜀陣営の人たちは、贔屓の引き倒しで批判する」

○劉備→呂布に敗れて逃亡中、劉安という人物に匿われ、狼の肉をご馳走になる。翌日、劉安が自分の妻を殺し、彼女の肉を「狼の肉」と偽って劉備に食わせたことが判明する。しかし、劉備は怒るどころか、妻をCENSOREDまで自分をもてなしてくれた劉安に感激し、「一緒に都へ行こう」とアホなことを言い出す。のち、この美談(?)に感動した曹操は、金百両を劉安に送った。

○諸葛亮→周瑜の死を知って笑う。南蛮平定戦では、帰順した蛮族(阿会喃・董荼那)が孟獲に殺されるのを見殺しにする。自分に反抗的な部下・魏延を、司馬懿とともに焼き殺そうとし、その計画に失敗すると、罪を部下の馬岱になすりつける。

※本物の劉備・孔明のために言っておくが、上の話はすべて演義におけるフィクションである。一般に「演義」は蜀びいきの物語とされているが、よく読んでみると、劉備の偽善者ぶり、孔明の冷酷さが誇張して描かれていることがわかる。

No.9779 - 2004/01/02(Fri) 10:28:31

Re: 謹賀新年 / RUN [東北]
実家帰省中。正月休めるのも今のうちか・・・。(今は正月休が取れる環境なので・・・その後はワカラン)今年もよろしくお願いします。こういうあいさつも来年はどうか・・・。蒼天も佳境に近付いてます。来年は来年の風がふくということで・・・。

アレクサンダーとディオゲネス、帝王と賢者とは相異なり相似たりといったところですね。他者には理解しがたいでしょうね。すべてを所有する者とすべてを所有しない者が同じなどとは。押し上げる「力」に抗しえない所有する者の不自由さ。彼の虚無の心境を知りたいと思います。色々投稿したい内容は心にあるのですが、またの機会に。単行本が出たらぶちまけたいとおもいます。

それではまた。

No.9783 - 2004/01/02(Fri) 23:44:36

Re: 謹賀新年 / 【56】 [関東]
TATSUさん、あけましておめでとうございます。
昨年はROMばかりで殆どカキコできなかった小生では
ありますが、「今週の蒼天」とか楽しく拝見させてもらいました。
去年の今頃は「馬超の乱」で今後どういう展開をたどるのかって
気になった年始でしたが、それからもう1年…
あっと言う間の感じです。

それでは、身体に気をつけてこれからも頑張って下さい

No.9784 - 2004/01/03(Sat) 01:18:17

Re: 謹賀新年 / 左平(仮名)
おっとっと。遅くなりましたが、

明けましておめでとうございます。

毎回毎回の蒼天考、相当に読み込まれている事が強く感じられ、いつも楽しみにしております。
私自身の書き込みを振り返ってみると、どうも瑣末な部分に変に注目してしまう悪癖がありますが、まぁ、刺身のつまくらいにみていただければ幸いです。

それにしても、陳寿さんの三国志演義の法則、面白い発見ですね。
「悪の軍団・魏に降った雑魚武将は、次の登場時に天誅を受ける」
「魏の主力武将は、畳の上ではCENSOREDない」
…確かに。
ただ、張遼の最期については、正史でのそれよりむしろ格好いいですよね。なにしろ、皇帝陛下の絶体絶命の危機を救っているわけですから。

No.9785 - 2004/01/03(Sat) 02:44:39

Re: 謹賀新年 / 張良 [中国]
あけましておめでとうございます。

自分のキリ番の絵で年を越したり、蒼天がやっと全巻揃ったりと
いいことがつづいており今年に期待できるかな?

と思っております。

それにしてもはやく続きが読みたい〜!

No.9786 - 2004/01/03(Sat) 16:59:58

Re: 謹賀新年 / 侠客 [東北]
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 さてと、今年は何と、『蒼天航路』連載10周年なわけです。いや〜、よくぞこんなにも続いたもんだなあ。でも話の流れ的に今年でそろそろ終わっちゃうんじゃあ・・・・・・。あいや、年の初めから縁起でもないことを申しました。とにかく今年も壮大な“蒼天の下”を殿には歩んでいただきたいです。貫けよ、覇道(笑)。
 TATSU殿におかれましては今年も、『蒼天』サイトの覇王で頑張ってくださいね。え、「これより上には上らない」でございますか?(笑)
 「このROMの才には管理人におもねる才しかない」というのはご勘弁を(^^;

No.9787 - 2004/01/03(Sat) 17:50:04

Re: 謹賀新年 / 紅いキバ [東海]
新年快樂! あけましておめでとうございます。
こちらにはしばらくご無沙汰してしまいましたが、今年もよろしくお願いします。

そうですか〜連載10周年になるんですね。長かったような短かったような...
蒼天も今年は最大のクライマックスを迎えるっていうことになるんでしょうな〜

TATSUさん、そして皆さんにとって、今年がよい年でありますよう、お祈りしております。
ではでは。

No.9788 - 2004/01/03(Sat) 23:50:54

あけおめです☆ / Blue [関東]
 管理人サン、そしてみなさん、謹んで新年の到来をお祝い申し上げます。

 「蒼天航路」も大詰めを迎えているようで、いよいよもって一話たりとも見逃せないですね。今年も毎週木曜の朝が楽しみ☆

No.9789 - 2004/01/04(Sun) 13:50:45

Re: 有難うございます。 / TATSU@管理人 [関東]
おわわ、皆さん、こんなにいっぱい書込み有難うございます〜!!

簡鍛さん、なるみさん、玉川雄一さん、youkeyさん、Lisaさん、陳寿さん、RUNさん、【56】さん、左平さん、張良さん、侠客さん、紅いキバさん、Blueさん、明けましておめでとうございます。そして、趙繍さん、初めまして。蒼天考へようこそです。

蒼天航路10周年の本年。管理人も頑張ってサイト運営致しますので、皆様、宜しくご指導ご鞭撻&ご投稿の程、お願い申し上げます!

No.9790 - 2004/01/04(Sun) 19:36:22

Re: 謹賀新年 / t.s
TATSUさん・皆さん 明けましておめでとうございます。

今年も蒼天考楽しみにしてます。
休載がないことを期待して、木曜日を迎えたいものです。
今年こそキリ番踏めますよ〜に。

No.9796 - 2004/01/05(Mon) 21:33:58

Re: 謹賀新年 / kazz [東北]
TATSU様、訪問者皆様、明けましておめでとう御座います。
遅くなってからのご挨拶で恐縮ですが、何卒今年も宜しくお願い致します。

今年も楽しく熱く『蒼天考路』と『蒼天考』語り合い盛り上げていきたいものですね。

No.9799 - 2004/01/06(Tue) 01:18:48

Re: 謹賀新年 / 青乃かすみ
あけまして、おめでとうございます。ほ〜んと、おひさびさ〜。
 といって誰も相手もなし・・・という生活観が、「蒼天」みてるとなくなります。魏公曹操の娘、節、何、花は、面白いな、と思います。また、ホームドラマやってください。

管理人様、今年もよろしく。

No.9803 - 2004/01/06(Tue) 22:18:19

Re: 謹賀新年 / TATSU@管理人 [関東]
あ、引き続き年賀の挨拶をして下さる方が! ありがとうございます!
t.sさん、kazzさん、青乃かすみさん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

あさっては、いよいよ新年連載第1回ですねー。楽しみです。

No.9804 - 2004/01/06(Tue) 22:21:37

Re: 謹賀新年 / TYIM1983
あけましておめでとうございます。
ここもずいぶんになるのですね。自分も流砂から流れてきてどれくらいになることやら…。
殿の寿命もあと4年、物語もますますみのがせない場面になってきました。TATSUさんも頑張ってこのテンションを維持してください。

No.9813 - 2004/01/09(Fri) 19:10:30

Re: 謹賀新年 / TATSU@管理人 [関東]
TYIM1983さん、明けましておめでとうございます。

>TATSUさんも頑張ってこのテンションを維持

ありがとうございます。
時々切れかかりますが、とりあえず蒼天終了まではテンション維持していきたいと思います。

No.9815 - 2004/01/10(Sat) 00:44:08
キリ番GET〜 / hz [地球外]
改めて新スレを立てて報告するというのも恥かしいですね(笑
それではキリ番GET恒例?のお願いごとに挑ませて頂きます。
まず蒼天で望むことは・・・
「曹操亡き後は司馬仲達を主人公にして晋の成立までを描いて欲しい」でしょうか。
かなり難しいと思いますが(汗

そして管理人様にお願いしたいことは・・・
前々からずっと望んでいたTOP絵・・・

ともに天下人の父を持ち、そして父の天下を見ることなく散っていった子息二人・・・、
曹昴子脩、劉冀公徳の「不運の公子」コンビを是非とも!
ちょっと古いキャラで申し訳ないと思うのですが、蒼天で一番好きなキャラはこの両名なのでお許し下さいませ。

No.9742 - 2003/12/28(Sun) 02:13:26

Re: キリ番GET〜 / TATSU@管理人 [関東]
どうもです。あらためまして キリ番GETおめでとうございます。
HNと願いごとはUPしておきました。アイコンの指定が無かったので、曹昂にしておきましたが宜しかったでしょうか?

>曹昴子脩、劉冀公徳の「不運の公子」

おお、今までとはちょっと違った "マイナー系キャラ" ですね! 
古いキャラでも全然構いませんよ。いや、むしろこーいうリクエストは新鮮でいいです。特に曹昂は人物考で考察したキャラなんで、管理人も思い入れがあります。

実は、構図はすぐ浮かびまして、下書きはほぼできあがっております。もうちょっとお待ち下さいませ〜。

No.9767 - 2003/12/31(Wed) 13:16:29
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