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追悼 伴野朗 / 優君のパパ
おひさしぶりです。といっても数えるほどしか投稿していませんが、
いつもROMはしていました。

さて、今、蒼天で孫呉が大変クローズUPされている中、
『呉三国志』の著者、伴野朗先生がつい先日亡くなられました。

私は『呉三国志』は読んだことはないのですが、司馬イを主人公にした
短編『それなんぞ神速なる』とかは面白いなぁと思って
読んでいました。

どなたか『呉三国志』読まれたかたはいらっしゃいませんか?

No.10191 - 2004/03/03(Wed) 22:59:43

Re: 追悼 伴野朗 / 夏傑
始めまして!
 夏傑と申します。
 「呉三国志」は先月読み終えました。1巻の孫堅はとてもかっこいいですよ。ぜひ読んでみてください!
 
それにしても伴野先生の考察はすばらしいものだったので新聞をみたときには驚きました。

No.10192 - 2004/03/03(Wed) 23:10:19

Re: 追悼 伴野朗 / なるみ [北陸]
> さて、今、蒼天で孫呉が大変クローズUPされている中、
> 『呉三国志』の著者、伴野朗先生がつい先日亡くなられました。
えぇ〜っ!亡くなられたのですか〜!
呉のFanとして、この作品はとても痛快で面白く、
また文章も自分としては楽しく、読み易いものだったので、残念です。
1936年生まれだから、67歳ですか。まだまだ頑張れるお年なのに、残念です。

> どなたか『呉三国志』読まれたかたはいらっしゃいませんか?
上で読み易いと言いながら、実は文庫でまだ4巻の途中、
赤壁直前の場面までしか読んでいないのですが(ぉぃぉぃ
短編の『孫策の死』なんかはとても面白かったです。(でも読んだのは題の作品だけ)・・・あんまり時間が無くて(言い訳)

とにかく、伴野先生にお悔やみ申し上げます。

No.10194 - 2004/03/04(Thu) 03:45:52

Re: 追悼 伴野朗 / 漢寧
初めて書きこみします。
伴野先生亡くなってしまわれたのですかっ!
呉三国志は自分の中で最高の三国志小説と崇めていただけに、悲しくてなりません。HNの通り、自分の大好きな武将は甘寧。そして、呉が大好きでした。
呉三国志は他の三国志より、えこ贔屓というものが少なく感じられます。その点では蒼天航路も一緒ですね^^
伴野先生はとても三国志を研究なさったお方なんだろうな、と読ませていただいて思った所存でございます。
伴野先生の追悼ならびに、ご冥福を祈ります。

No.10195 - 2004/03/04(Thu) 18:44:04

Re: 追悼 伴野朗 / 仲完 [東海]
えーと・・・
某匿名巨大掲示板の三国志・戦国板で呉三国志スレの二番目と現役スレを立てたのは自分です(実話)
・・・まあぶっちゃけ、自分には・・・かなりアレでしたけど。
目からビーム出す怪人とかが出た時点ではこの男どうしてくれようかと思ってたものです。

でも、亡くなられたときには妙な喪失感が残りましたね。
南無。

No.10198 - 2004/03/04(Thu) 23:28:19

Re: 追悼 伴野朗 / TATSU@管理人 [関東]
夏傑さん、漢寧さん、初めまして。

伴野朗氏の著書は「英傑たちの三国志」(NHK出版)というのを読みました。それなりに面白かったです。「呉三国志」も機会があったら読んでみたいところです。


慎んで故人のご冥福をお祈り申し上げます。

No.10200 - 2004/03/05(Fri) 12:42:28

Re: 追悼 伴野朗 / 仲完 [東海]
>どなたか『呉三国志』読まれたかたはいらっしゃいませんか?

えーと・・・まあ一言で言えば
「蒼天航路は赤壁篇が最高」と思ってる人なら楽しめると思います。それ以外の人にはあまりお勧めできないというか、ネタとしてなら面白いといいますか・・・
たとえばこんな感じです。

・少年時代の孫策と趙雲が山で妖怪退治します
・小説の途中でいきなり自分話が頻繁に入ったりします
・しかも小説的には必要なのかどうか微妙な話だったりします
・呉三国志を名乗りながら陸抗の登場部は全部で二行だったりします
・呉三国志を名乗りながら夷陵の戦いは蜀視点で書かれてたりします
・呉三国志を名乗りながら孫権より孔明にページを多く割いた巻があったりします
・張飛暗殺の真犯人がなぜか諸葛孔明だったりします
・両性具有で「鳥の言葉」が話せる怪人が出たりします
・両性具有で目からビームを出す怪人が出たりします
・偶然山中で救った女の子が実は宿敵の娘とかいうベタ設定があったりします
・墨家の巨子が三国時代になぜかまだ存在してます
・しかもそんな大物が病気で行き倒れてたり鳥に襲われて死んだりします
・馬謖が身代りを処刑させて自分は容姿を変えて墨家を継いだりします
・とりあえず何か事件が起これば必ず誰かの陰謀だったりします
・三国志なのに普通に仙人や亡霊がいたりします
・主人公の武器は縄で、しかも理論上不可能な動きをします
・字をなぜか親が、しかも生まれたときにつけたりします
・孫権暗殺計画の概要が「虎に襲わせる」だったりします
・主人公の名が作者の名だったりします
・自分の過去の作品の設定とか文章を使いまわしてたりします
・史書の超常現象や異常現象は本当に起きた事として書いてたりします

 まあ、2ch以外の場で故人をあまり悪く言うのもどうかと思いますのでかなり控えめに書きましたが、こんな代物です・・・

No.10211 - 2004/03/05(Fri) 22:01:57

Re: 追悼 伴野朗 / なるみ [北陸]
スミマセン、気になったので一つだけ。

> ・主人公の名が作者の名だったりします
これは孫朗のことだと思いますが、
伴野先生が小説のあとがきにも書いていますが、
孫堅の庶子に、孫朗という人物が存在していた筈です。
まぁ、そういう名前の庶子がいたというだけで、
出生や縄遣いなどは創作のはずですが。

蛇足ですが、コーエーの三國志?\にも登場してるみたいですね。
パラメーター低いけど。

No.10241 - 2004/03/08(Mon) 03:44:40

Re: 追悼 伴野朗 / 楼来 [関東]
>伴野先生が小説のあとがきにも書いていますが、
>孫堅の庶子に、孫朗という人物が存在していた筈です。
 確かにあとがきにそのような記述がありましたね。但し扱い方としては、「孫朗と言う実績不明な人物が居るから主人公に仕立て上げて好き勝手に書ける、それが小説家の特権」のようなものでしたし、「編集者に、主人公に自分の名前をつけるんですか?と突っ込まれた」ともあります。また、作中の孫朗は「子義」であって「早安」ではありません。
 名前がたまたま孫朗で合致していただけで、それ以外の全ては作者の架空、と言うことです。
 作品の内容としては仲完さんの通りで間違いありません。「呉三国志」と言うよりも、「孫朗・スパイ大作戦」の方が題名として正しいとさえ思える内容です。尚且つ、その活躍する人物達はほぼ全て架空の人物です。
 物語の主幹はあくまでも孫朗や、その対抗スパイ組織がスパイ作戦や妖術戦を繰り広げることであり、三国志の物語はその脇を流れているストーリーに過ぎません。
 太史慈、魯粛や、韓当等古参の臣達の大活躍、人物描写を期待していると、大変に痛い目をみます。

 百聞は一見にしかず、図書館等で借りるなどして一度目を通してみては如何でしょうか?

 ともあれ、突然のご他界には驚きの一言でした。ご冥福をお祈りいたします…。

No.10262 - 2004/03/10(Wed) 18:55:58

Re: 追悼 伴野朗 / なるみ [北陸]
>楼来さん
どうも、自分のつたない文にレスくださいまして、ありがとうございます。

>  孫朗と言う実績不明な人物が居るから主人公に仕立て上げて
>  名前がたまたま孫朗で合致していただけ

そうなんですよね。確かに、存在した(筈の)この人物を、詳細不明だから勝手にキャラ付けちゃえ、みたいな感じです。新キャラみたいなものですね。

>  「孫朗・スパイ大作戦」の方が題名として正しいとさえ思える
>  活躍する人物達はほぼ全て架空の人物

まだ途中までしか(3番目のレスで言ったように)読んでないのですが、確かにそんな感じですね。諸葛均までが架空のキャラみたいです。

>  スパイ作戦や妖術戦を繰り広げることであり、三国志の物語はその脇を流れている
>  太史慈、魯粛や、韓当等古参の臣達の大活躍、人物描写を期待していると、大変に痛い目を

ゲッ、そうなんですか?孫堅時代は、人物が足りないからああなんだと思ってましたが、これから先も有名な呉将はあまり活躍しないのでしょうか。

>  図書館等で借りるなどして一度目を

実はもう既に、小説(文庫)は10巻まで持ってたりします(苦笑)。まだ読み進んでないだけで。ゆるゆると読んでるもので。

>  ともあれ、突然のご他界には驚きの一言でした。

本当に驚きですよね。自分も、ご冥福をお祈りいたします。

No.10273 - 2004/03/11(Thu) 02:20:53
(No Subject) / 子孝
久しぶりにカキコします。合肥で、張遼が、大活躍し、もうすぐ、漢中戦もありますが、何と言っても、僕は関羽戦を楽しみにしています。馬超戦で成長した曹仁に、期待してるのですが、果たして関羽相手に活躍しそうでしょうか。なんか、呂蒙と徐晃においしい所をもっていかれそうな気がして、悶々としている今日この頃です。
No.10177 - 2004/03/01(Mon) 17:19:27

Re: 関羽戦 / TATSU@管理人 [関東]
「関羽戦」といっても、「曹操対関羽」とはならないですからね〜。どこまで詳しく描かれるんでしょう?

でも、欣太先生が、「関羽の死」をどう描くかは、管理人もスゴク楽しみです。
そして「関羽の死」の直後には「曹操の死」が...そう考えると、あまり早く来ては欲しくないですが。

No.10181 - 2004/03/01(Mon) 23:30:30

Re: (No Subject) / 子孝
返信ありがとうございます。確かに曹操の死で蒼天が終わってしまう可能性も否定できませんよね。そうなるとしたら、ハン城の戦いは、蒼天の最後の戦いになるかもしれないので、壮大に書いてもらいたいです。
No.10187 - 2004/03/02(Tue) 20:40:04

Re: (No Subject) / 漢寧
初めまして。
自分も曹仁の活躍を楽しみにしている一人です。何より成長する武将っていうのは魅力的ですしね。その点では呂蒙にも期待しております^^今週の蒼天では曹仁が出てきたようですし、活躍できそうですね。それに先生は曹仁が好きだと思いますので、漢中戦での活躍も十分期待できます。お互いに期待を抱いて待ちましょう!
ただ、管理人さんの言う通り、曹操の死を考えると歯がゆいですが(汗

No.10196 - 2004/03/04(Thu) 18:48:57

Re: (No Subject) / 子孝
漢寧さんこちらこそ初めまして。ご返信感謝します。漢寧って名を用いているってことは、甘寧がお好きなようですね。先週は呉軍の意地を、見せ付けた感じで、めちゃくちゃかっこよかったですね。私も蒼天甘寧が好きなので、まだまだ活躍を期待したいですね。
No.10197 - 2004/03/04(Thu) 19:03:29

Re: (No Subject) / KAN
曹操の死で蒼天終わってほしくないですねぇ
馬ショクやまじめになった孔明や司馬イなど他いろいろ曹操死後活躍する武将出てますしねぇ。今週号での子守りについてはなんか曹操死後も続くような意味でも取れますよね。
それにしても今と昔じゃ画風が変わりましたね。
だんだんシンプルになってきてますね。

No.10199 - 2004/03/05(Fri) 12:10:17

曹仁のこと。 / 文月 [近畿]
今晩は。
私も曹仁好きなんで、樊城の戦いは壮大に、雄大に、格好よく描いて欲しいですね。
江陵での周瑜との対決が端折られてしまっただけに、いまから期待しています。

ところで、曹仁の弟の曹純は何時出てくるのでしょうか。

No.10243 - 2004/03/08(Mon) 19:11:21

Re: (No Subject) / 子孝
KAN様、文月様ご返信ありがとうございます。曹純は、僕も期待してたのですが、存在さえしませんでしたよね。残念ながら時期的に合肥の時には、もう病死してると思います。曹操の親衛隊である虎豹騎を率いて活躍したそうですが、蒼天馬超戦では、すでに許チョが率いていましたし。でも、個人的には、四天王でありながら、完全に干されてしまった曹洪子廉がどこへ行ってしまったのか知りたいですね。
No.10260 - 2004/03/10(Wed) 12:43:12
初めてのカキコです! / 荀ケ [東北]
皆様、初めまして!インターネットについに接続して、一番最初にアクセスしたのがココなんですよ!(笑)あいやーーーっ、皆さんは通ですね!私は蒼天航路を始めて拝見したのは、まだ二年前なんです。キッカケはブックオフの立ち読みなんです。純粋な通の方には邪道なことをしてしまった私ですが、これからよろしくお願いしますね、殿方ぁぁ!
No.10208 - 2004/03/05(Fri) 19:22:56

Re: 初めてのカキコです! / TATSU@管理人 [関東]
初めまして。ネット初接続で、当サイトへ来てくださったなんて光栄です。
管理人もネット初接続で訪問したサイトは、「流砂」っていう蒼天サイトでした。もう4年以上前だったかな...

で、恐縮ですが、蒼天キャラの名前をそのままハンドルネームにするのは、ご遠慮頂きたいのです。詳しくは、この掲示板の上にある「BBS MANNER」をクリックしてみて下さい。

No.10231 - 2004/03/07(Sun) 23:38:14
「連載考」更新! / TATSU@管理人 [関東]
単行本30巻発売から1週間。そろそろ皆さんのお手元では、魏王が無の瞳で見下ろしている頃かと思います。

と、いう訳で、連載考に「単行本30巻収録分」をUPしました。
連載派の方は、当時を懐かしむ意味で。
単行本派の方は、当時 自分以外の蒼天FANが当時どんな感想を持ったか知る意味で。

是非是非、お読み下さいませ〜!

No.10184 - 2004/03/02(Tue) 00:06:59

Re: 「連載考」更新! / 紅いキバ
TATSUさん、連載考更新お疲れさまです。
今回私はあまり書き込みしてなかったですね。
でも、改めてTATSUさんのレビューや皆さんの書き込みを読ませて頂くと、いろいろ新しい発見があったりしますね。

それにしても、合肥編が始まってからのレスの数はケタ違いです。
張遼パワー恐るべし!

No.10190 - 2004/03/03(Wed) 20:35:18

Re: 「連載考」更新! / 我流軍師
こんにちは〜。
TATSUさん、羅愚美偉(男塾風)やってたんすか〜?
だから、「武」の考察、最近で言うと張遼・合肥編が鋭いんですね、納得です!
自分も全然下手くそですけど、やってました。

単行本30巻の考察ですけど、やはり曹操が圧倒的ですね〜。
劉備が漢中王に即位した時、演義では「ムシロ織りの小僧!!」と激怒したそうですが、
蒼天航路で成都開城した時の曹操は妾と閨に居る様子だから、
そんなに気にもしていない様子ですね。
劉備一世一代のシーンで、妾なんか絶対に出さないで欲しかった(女性に失礼な発言?)ですけど、
赤壁の孔明の苦悶シーンでエイリアンみたいな子供が言っていた
「曹操にとっての政は、実の生活そのもの」の発言と見事に繋がっていますね。
蒼天航路を読む面白さはディテールまで緻密な所というか、
キャラクターの言動が1巻から全て一貫している所です、
自分的にはそれを探し確認し、一人で感服する事が楽しいです。

所で、楽進がラガーだったら凄いと思いませんか?
どんな相手にも真正面からぶつかって行きそう・・。
「全身胆」のタックラーかな。

No.10193 - 2004/03/04(Thu) 01:55:32

Re: 「連載考」更新! / TATSU@管理人 [関東]
>今回私はあまり書き込みしてなかったです

今後は是非復活して下さい! 自分のサイト開設すると、書き込みに来なくなっちゃう人が多いんで寂しいんです〜。

>合肥編が始まってからのレスの数はケタ違い

ホントですよね。人気投票でも前回に続き首位、まさに遼来来状態ですからね。合肥編を期待していた人は多かったんですね〜。

>羅愚美偉(男塾風)やってたんすか〜?

やってたどころか、今も現役なんです。週1回の草ラグビーですが...

>劉備一世一代のシーンで、妾なんか絶対に出さないで欲しかった

「全く困った奴が同じ時代に生まれておったものだ。」は曹操なりの劉備に対する称賛でしょうが、別に閨のシーンである必要は無かったかもですね。
それが蒼天航路が横山三国志と一線を隔しているところかもしれません(違うか!)

>楽進がラガーだったら

フロントロー決定です。

No.10201 - 2004/03/05(Fri) 12:45:47

Re: 問題のシーンについて / つね [関東]
このスレッドのレスでいいのか分かりませんが、独立のスレッドにするほどでもありませんからね。

「とんでもないやつだ」「全く困った奴が同じ時代に生まれておったものだ。」は、腹の上の妾に対しての感想だとしても妙にあてはまってしまうんですよね。違うとは思いますが。

No.10220 - 2004/03/06(Sat) 14:33:56

Re: 「連載考」更新! / 文月 [近畿]
歴史はほとんど、男の手によってつくられてきた。
女は所詮、そういう男たちの付属品でしかないのか。

女としては、少々悲しいものがありますね。

No.10224 - 2004/03/07(Sun) 09:12:44

男の時代、女の時代 / 岳飛
歴史とは男の時代、女の時代があるものでたまたま三国時代は男の時代だったのでしょう。

平成の今は女の時代。
男女の区別なく、歴史は人によって綴られていくものです。
などと当たり前の事を言ってみたり。

駄レス失礼しました。

No.10229 - 2004/03/07(Sun) 22:59:13

Re: 「連載考」更新! / 我流軍師
失礼しました。珍しく酒を飲んだので訳も解らす書いてしまいました。

至極一面に限りますが、男性と女性は同じ人間であっても、違う生き物という気がします。
男性は体力があって気も荒いけれども、単純で我が儘(自分にも当たります)で、
女性は知性的で穏やかな気質ですが、情に弱く周囲に流されやすいという所かな?
ごくごくステレオタイプの話ですし、主観的ですので両性全てに当てはまるとは決して思いません。蒼天航路の面白い所学ばなければならない所は、個性的で魅力在る女性が多く登場する所にも在る訳ですし、非常に失礼であったと思います。

輝かしさの反面、血みどろの歴史を作って来たのも男性です。
漫画が好きなんですが、手塚治虫さんの「火の鳥」も非常に深くて面白いのですが、
邪馬台国の興亡のような話があるんです。そこから読み取れる事が深いんです。
男性は好んで戦争を起こすし、自部族を侵略した他部族への恨みや報復を子孫の代まで忘れない。しかし、報復は他国の人々を多く傷つけてしまいますし、同時に他国の若者や子供に更なる未来の報復の芽を植え付ける、つまりは暴力の連鎖です。
それに対して、女性は報復ではなく、共存をする。
自分の部族が壊滅状態にされても、生き残った人々で、また新しい村を作る。つまりは、報復は何も生まない事が解っているんです。
平和な世の中の良さ・・。
曹操は乱世の終焉のみならず、治世の完成を志して、
「儒」と闘っているのではないでしょうか?

No.10230 - 2004/03/07(Sun) 23:27:11
今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / TATSU@管理人 [関東]
遅れて申し訳ありません〜! 今週末は仕事と飲み会とラグビーで大忙しだったもんで... って、言い訳はいいですね。 お待たせしました! 蒼天レビュー、お届けします。皆さんも是非ご感想を。

          ***************

今週の蒼天、「親分の報復」って感じでした。
しかし、魏国内部の話になると、陰謀渦巻く、きな臭いようなエピソードが多いですが(そういう話も好きですが)、こと孫呉との対決となると、活きのいい武人や侠客達が、我も我もと大暴れですね! このギャップも好きだったりします。
では、今週は、雨降る夜の濡須より、実況させて頂きます。

          ***************

ゴホッ ゴホッ ゴホッ

雨の夜空に咳の音が響き渡ります。
曹操陣営の門に立つ2人の門番の1人が、激しく咳き込んでいるのです。
「お おい?」
不安そうに尋ねるもう一人の門番。
「ああ、大丈夫だ。」
咳込んだ兵士は、顔を上げて答えます。
「無理するなよ。今年の はやり病はタチが悪いからな。」
もう1人の兵士が告げるや否や、兵士は再び咳き込みます。

ゲフッ ゲフッ ゲフッ ゲフッ

咳き込んだあと、大儀そうに、はぁはぁ息をする兵士。その相棒を暫らく見つめ、もう1人の兵士が言い出します。
「やはり妙だぞ。その咳は。」
それに答える前に、またまた咳き込む兵士!

グェフ グェフ グェフ グェフ

「うつされたらかなわん! おい!誰かに代わってもらえ!」
もう一人の兵士が声を荒げます。何かSARSを彷彿させます。呂蒙が言ってた「猛威を振るう疫病」ってこれでしょうか? 曹・孫両軍に病が広がってるんでしょうかね?

そして、激しい咳が響く中、闇の向こうから何やら声がしていました。 咳込んだ兵士がひィひィ息を継ぐ中、もう一人の兵士は、人の気配に顔を上げます。

闇から、再び同じ台詞が繰り返されます。

「ニイ メン ハオ。」

うわっ、こ、この聞いたことある台詞はっ!!

「な、何やつ!」

兵士が叫びます。闇からの使者が答えます。

「あいさつは?」

          ***************

甘 興覇、登場です〜!! こっわ〜! 返事が無かったのに、怒っているかのような表情!! マジで「ニイ ハオ。」とか挨拶を返して欲しかったんでしょうか!? そう言えば張遼も 「ふっ、変わった男だ。」って言ってました!
そして雨に佇む甘寧の格好が、これまた不気味です。 雨を避ける為でしょうか?闇に溶け込む為でしょうか? 甘寧、真っ黒な合羽、いや、外套(マント)のようなものを羽織っています。そして外套の両袖からは、巨大な刃(やいば)がニュッと2本突き出ています。まるで闇からの処刑人!

ザ ザアアアアアア

大雨が音を立てる中、外套から伸びた刃が、二人の兵士を音も無く切り裂きます。臓物を巻き散らして倒れてゆく兵士。そして、甘寧の背後から現れた黒装束の男たちが、物見櫓の兵を弓で射抜き、柵の外に立つ番兵達を次々と斬り殺します。終始無言で...

ギギィ
門が静かに開けられます。
曹操陣営内に、次々と黒装束の刺客達が流れ込みます。その中央を、ゆっくりと歩きながら進む甘寧。
闇からの刺客達は、兵士達の幕舎に、吸い込まれるように次々と消えてゆきます。到るところで立ち上る血飛沫!
そして無言で歩く 地獄からの使者は、おもむろに外套を脱ぎ始めます。

−受けたものに、かならず報い、−

独白する甘寧の背後に、夜襲部隊の一人が歩み寄り、脱いだ外套を受け取ります。

−奪われたものに、かならず報いる。−

外套の下から、晒(さらし)を巻いた上半身が剥き出しにされます。おお、逞しい! なんか赤壁の時の黄蓋みたいです! そして甘寧の両腕には、先ほどの巨大な刃(やいば)が2本、括(くく)り付けられていました!!

腕に括り付けるより、手で持ったほうが扱いやすいような気もしますが、そんなこと恐くて言えません。親分は格好にもコダワるタイプですから、こっちのほうが迫力があるとか思ったんでしょうか? 確かに腕から刃(やいば)が生えているようで恐いです。
外套を手にした子分に見送られながら、両腕から生えた巨大な刃を光らせ、親分は曹操陣営の中央を進みます。

−報恩と報復。
  わが道に欠かすべからざる2ヵ条。−

ぐはー、報恩と報復!! まさに任侠の世界!
報恩とは、敵であった自分を取り立ててくれた孫軍への報い。報復とは無論、自分を虚仮(こけ)にした曹軍への報いですね。
甘寧はこの2ヵ条に命を賭けてるとみました。こーいう男は、マジで敵にしたく無いです。

「敵だ!! 敵が侵入ーッ」
甘寧、ついに発見されます。
不意の侵入者に向かって、槍や剣を手にして突進してゆく兵士達。

ふいに甘寧の両腕が一閃!! 先頭の兵士2人が両断されます!
そのまま歩みを止めることなく、両腕を交互に旋回させながら進む甘寧!! その甘寧の背後には、寸断された兵士達の骸(むくろ)が次々と転がります!!
ごわ〜! 地獄からの処刑人!!

前方を見据え、両腕の刃を大量破壊兵器と化して、甘寧は歩き続けます。甘寧の通った後は、鮮血が吹き上がり、肉片が飛び散り、屠殺場の様相を呈しています!羅刹となりて、独白する甘寧!

−合肥の報いを受けよ!−

こっ、こっわ〜!! まさに報復攻撃! 合肥の恨みを濡須で晴らしております! 甘寧、殺人鬼のようです! しかし、こんな殺人鬼相手に、よく李典は引き分けに持ち込めたものです。 よっぽどすごい秘密兵器を使用したんでしょうか?

血飛沫があがる中、曹兵を惨CENSOREDゆきながら、甘寧の目は、あるものを捕らえます。それは牙門の旗、すなわち将帥旗!
カッと目を見開き、それを凝視する甘寧。

−あと二百歩。−

そう目測を付けた甘寧は、殺到してくる兵士達を切り裂きながら跳躍します!

ドッ

牙門旗めがけてダッシュする甘寧! その周りで血飛沫を上げ、弾き飛ばされる曹軍兵士達!

−あと百歩。−

楼台の半鐘が打ち鳴らされる中、突風のように駆け抜けてゆく甘寧!!その周りでは兵士達が粉々になって吹き飛びます! 突風というより、地獄からの烈風のようです!!  寧来来!! 

−曹操まで、−

甘寧の目の前に、曹操の幕舎が近づいてきます。その時、

バン!

突如、甘寧と幕舎の間に柵が突き立ちます! うおっ!なんと曹操の幕舎には、凄いセキュリティーシステムが施されていました〜! 奇襲に備えていたんでしょうか!?

− 三十。−

ふいに目の前に出現した柵に向かって、激しくケリを入れる甘寧!!

ドガッ!

柵はビクともしません...。
ザァァァァァァと雨が降りしきる中、一瞬、静寂が訪れます。

「よく来た。」

幕舎から声がします。

「2度まで近づいて来ようとはな。」

甘寧は柵ごしに、幕舎から出てきた曹操を睨みます。曹操の傍らには無双の守護心、許猪が、剣を片手に侵入者を睨み返しています。
三十歩先の曹操を凝視する甘寧。不敵に笑う曹操。 前回は曹操、ゲロゲロで衰弱しきってましたね。あの時は思考が停止してましたが、今回は違います。

「明朝より総攻撃を開始する。」

ふいに曹操が、宣言します。

「戻れたら、孫権にそう伝えろ。」

曹操が笑いながら告げます。濡須戦、魏王・宣戦布告!曹操、地獄からの使者にメッセージを伝えました!但し、その使者が生きて帰れたら、という条件付きですが...
尚も無言で曹操を凝視する甘寧。その時、甘寧の背後から馬蹄の音がします。

「お頭(かしら)。揃えてございます。」

闇より声がします。甘寧の後ろには、奇襲部隊が馬を揃えて並んでいました。望楼からはガンガンガンと激しく警鐘が鳴らされています。

「あああ、あれは、殿の馬。」

ふいに許猪が声を上げます。
えっ、という顔をする曹操。許猪は身を乗り出して続けます。

「あッ、許猪のもだ!」

鐙(あぶみ)に足をかけ、白馬に跨る甘寧。これって、もしかして閃影でしょうか!?

「馬泥棒めー!」

絶叫して走り出す許猪!
奇襲部隊は、全員馬に乗って駆け去ってゆきます。
甘寧を阻んだ柵は、皮肉にも、今度は許猪を阻みます。

「捕まえろーッ! 絶対にだああーッ!」
許猪が柵越しに大声で叫びます。殿の馬を奪われたのが屈辱なんでしょうか? それとも自分の愛馬が相当お気に入りだったんでしょうか? 管理人的には後者のような気もします。 表情一つ変えず、去って往く甘寧...
「やられた。」
曹操は呆れたようにつぶやきます。
隊列を奇麗に揃え、駆け去ってゆく奇襲部隊。その中央では、鳥が翼を広げるように、甘寧が両腕の刃を水平に広げています。それを見ながら独白する曹操。

−冷静に任務を切り上げながら、またしても、きっちり賊っぷりを果たしおった。−

曹操は、憤然とした表情で、鼻息も荒く続けます。

−ふむッ! なかなかよく、無頼を飼いならしておるではないか。若僧め。−

          ***************

雨の岸壁に佇む7頭の馬。
「おおッ、来た!」
蒋欽が声を上げます。
「やりおったか、甘寧!」
潘璋が嬉しそうにコブシを握り締めます。

「数えてみい。」
孫権が冷静に告げます。呂蒙が帰還してくる奇襲部隊を見つめ、答えます。
「ひとりも欠けてはおりません。」
遥か彼方を駆ける闇夜の騎馬隊を一瞬で数えちゃいました。呂蒙、恐ろしく目がいいんですね。
それを聞いて、ガシッと握り締めたコブシを、胸の前で叩き合わせる孫権。

「どうじゃい、孟徳!」
突如、大声を上げる孫権! 左手の拳を高々と掲げ、叫びます!
「張遼は騎馬の800! 甘寧は馬なしでたったの100じゃあーッ」
雨の夜空に、孫権の哄笑が響き渡ります!

ぐわっはっはーッ!

          ***************

なるほど〜。両奇襲部隊とも敵将の眼前まで近づきましたが、「そっちは、800人の騎馬部隊」「こっちは100人の歩兵部隊」。こっちのほうがパフォーマンスは上じゃあー!って訳ですね。
う〜ん、孫権は張遼に戟を振り下ろされる距離まで近づかれましたし、陳武という将も失いましたし、その後の追撃戦も考えあわせれば、やはり武威という点では、張遼の方が上のような気もします。しかし、甘寧も、一兵も失わず、敵騎馬100頭強奪(それも敵将の含む)という離れ業を披露しましたから、ギリギリ引き分けというところでしょうか?

でも、でもですね。管理人的には、奇襲部隊の成果を比較して、こっちが勝ったぞ〜、と大喜びする孫権の姿に、なんか青いな〜って思いつつも、かなり好感を持ちました。 この若さが蒼天・孫呉軍団の魅力のような気がします。

さあ、次ぎはいよいよ魏王軍の総攻撃が開始される模様です。濡須の大地が震え、天が咆哮するような大激突が展開することを期待〜!!


No.10150 - 2004/02/28(Sat) 21:33:56

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / ギルガメッシュ
 甘寧・・・。モーニングの予告に「侠気の将軍」と甘寧を紹介してましたが、まさにそのもの。孫権からもらった恩を忘れず忠義を尽くし、前の合肥にて虚仮にされまくった屈辱を返す。しかも大胆かつ最大の効果をもって。両手に括り付けていた剣も普段使っている得物よりも手になじんでいた気がします。両刃の剣は隙を生じることなく突き、斬る等の動作を連続して行える。無駄な動きがないですね。

 曹操は武人ですね。目に光が宿り力強いです。無の瞳のときは何を考えているのかわからないとこがあったけど、やはり感情を表に出していく曹操が自分としては好きです。

 これからの展開で誰が活躍していくのでしょうか?楽しみですね。魏呉の武の大戦。おそらく曹操在世中、最後の戦いとなる濡須の戦い!また意外な人物が出そうな気がします。

No.10151 - 2004/02/28(Sat) 22:28:24

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 笠松但馬守 [北陸]
 お頭・・・。怖すぎなんですけど・・・。
赤壁の時は死線まで一万年を一刻半まで縮めるとお頭は言ってましたけど、今回はどう感じたんでしょうか?
 お頭と顔をあわせた許猪さんはおなかを「ボリッ」としてましたね。お頭に攻撃された傷が疼くんでしょうか!?私は中学から大学終わりまで陸上をしてましたが、古傷は雨の日に疼くんですよね・・・。あとサボりたいとき(笑)

No.10152 - 2004/02/28(Sat) 22:58:08

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / あさの [北陸]
甘寧の奇襲?と言うよりも強盗、若しくはテロですね。いや、それよりも「出入り」と言うべきかも。もしかして親分は徒手戦闘が得手なのかもしれないですねえ。両腕の括りつけた刀剣にあの動き、御殿手(うどんでい)かと思いました。
しかし、関心は疫病ですね。トータルで見れば、親分の奇襲よりも疫病が戦線に影響を与えそうな雰囲気です。
また来週も期待大ですね。

No.10153 - 2004/02/28(Sat) 23:31:45

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / コンペイ
 はじめまして。
毎週ROMしてたコンペイです。
蒼天甘寧は超好きです。そのお親が活躍したのでつい書き込みたく。
まあ、あんまり人気ないみたいですが・・。
歩きながら敵を切りまくってるのは恐ろしいですね〜。
今回は登場前に雉の飾りのシーンが出なかったのが残念。
でもあの武器は使い易いのでしょうか?
手綱も握れないんじゃ不便なんじゃ・・なんて思ってみちゃいました。

 甘寧と凌統の絡みはないんですかね?
呉陣営ももっと人間模様が描かれると面白いですよね。

ちなみに私は三国志知識全然ありませんが宜しくお願いいたします。

No.10154 - 2004/02/28(Sat) 23:36:07

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / つね [関東]
1.濡須口会戦3(甘寧の「ニイ メン ハオ。」)
2.濡須口会戦4(曹操の「やられた。」)
3.濡須口会戦5(孫権の「どうじゃい、孟徳!」)

今週は甘寧一色ですね。お頭の流れるような演舞のような殺戮に見とれました。これが呂布や張遼だと「ドガガ!」というようなブルドーザーで踏み潰すような(どなたかの感想にもありましたが)趣があって美しくありません。
孫権はじめ呉将たちのはしゃぎっぷりも分かります。個人的には最後のコマの呂蒙の表情がお気に入り。

ただし、戦局への影響や切迫感からいえば、遼来来のほうが遥かに上。何を喜んどるんじゃい! と言いたい気分も。
お頭の奇襲は最後の馬強奪も含めて芸術点の高い奇襲、遼来来は陽動作戦などを含めて技術点の高い奇襲ということで、引き分けですかね。リアリスティックに見れば必ずしもそうではありませんが。

No.10155 - 2004/02/28(Sat) 23:40:17

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / ブ王 [関東]
ずっとROMして居りましたが,初めて書き込ませていただきます。

小6で吉川三國志を読んで以来,漫画でいうと横山三國志のイメージしかなかったので,今回の連載は,あの甘寧が川賊親分として大活躍ということで嬉しくなり,コンヴィニで3,4回読み返してしまいました。

笠松但馬守さんご指摘の許緒が腹を掻いているシーンでは,甘寧(魏には張遼が居るが,呉には甘寧が居るという孫権の発言を聞いて)の方が,武威では許緒より格上だと思いました。馬を盗むという味の有る去り方が好いです。

馬超が全く許緒に歯が立たなかったのと同様に,甘寧には敵わなかったのかなと思いました。

然し,関羽や夏候淵など大物の死をどのように描いて行くのだろう,魏蜀の大戦はどう描くんだろう,曹操死後はどうするんだろうとやっぱり気になりますな。

No.10156 - 2004/02/29(Sun) 03:17:39

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / なるみ [北陸]
コンペイさん>
> 蒼天甘寧は超好きです。そのお親が活躍したのでつい書き込みたく。
> まあ、あんまり人気ないみたいですが・・。
そんなことありませんよ。見たところ、呉を贔屓にしてる方も多いような気がします。
そんな自分も呉の武将のFan。特に蒼天甘寧はかなり好きです。

>  甘寧と凌統の絡みはないんですかね?
> 呉陣営ももっと人間模様が描かれると面白いですよね。
蒼天のあの甘寧と凌統では、描き難いような気がしますね。
まぁ、呂蒙と魯粛の絡み(呉下の阿蒙に‥のやつ)も無かったですしねぇ。
ただ、まだ楽進が生きていれば、可能性は十分、あるかも。
確か濡須口での楽進VS凌統の時のハズ。

あと、どうでもいいことですが、凌統のアイコンが欲しい!

No.10157 - 2004/02/29(Sun) 04:09:35

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 岳飛
初めまして、常にROMで楽しみに見させて頂いてますが初カキコです。

ええっと、誰も仰らないので少しだけ。
甘寧親分が帰ってくるのを確認したコマで一人だけ、嬉しくなさそうな……はっきり言えばイヤな顔をしてる人がいます。
そう、凌統です。
自分はこれを見て、おぉ?今後の布石かぁ?と期待を膨らませていたのですが……。
あと、許緒の武ですが。
彼の武は守る為の武で甘寧や張遼とは同列には扱えないと思います。

No.10158 - 2004/02/29(Sun) 04:38:20

お初で横レス失礼 / ネメシス
両腕に武器くくりつけてるのは
雨で濡れて、すっぽぬけない様にという配慮では。

握ったままあんだけ景気良く振り回してれば、血糊やら
雨水やらですっぽーんと飛んでく気がするもの。

No.10159 - 2004/02/29(Sun) 10:36:50

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 文月 [近畿]
893将軍・甘寧、本領発揮。
おもわずコマの横に「この漫画には暴力シーンやグロテスクな描写が含まれています」云々の注意書きを添えたくなるような、残虐な戦ぶり。
張遼が
「泣く子も黙る」
なら、こちらは
「大人も(恐怖で)泣かす」
というところでしょうか。

ところで、今回甘寧が使ってる得物なのですが、あれを見ると真三國無双の優雅で典雅で美しい某張将軍を連想してしまうのですが…。(私だけ!?)

No.10161 - 2004/02/29(Sun) 11:24:00

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / Homicide
2度めましてです。

>893将軍・甘寧、本領発揮。

柵にケリを入れたときのフォームは、まさしく、蝶野正洋のヤクザキックそのものでしたね。

No.10162 - 2004/02/29(Sun) 11:56:46

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / コンペイ
なるみさん>
>そんな自分も呉の武将のFan。特に蒼天甘寧はかなり好きです。
そーなんですかぁ!仲間がいてよかったです。

岳飛さん>
>甘寧親分が帰ってくるのを確認したコマで一人だけ、
>嬉しくなさそう……はっきり言えばイヤな顔をしてる人がいます。
>そう、凌統です
え?そーだったんですか?気付きませんでした・・。
ひょっとして凌統はお頭が失敗するのを望んでたのでしょうか?
それとも手柄を上げられたのが悔しいのですかね?
今後の展開に期待です。

ネメシスさん>
>握ったままあんだけ景気良く振り回してれば、血糊やら
>雨水やらですっぽーんと飛んでく気がするもの。
確かにありえますね。
お頭は今後もこの武器でいくんですかねぇ。
以前のあの刀(名前わからん)も良いですけどね。

No.10163 - 2004/02/29(Sun) 12:47:39

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 文月 [近畿]

> 岳飛さん>
> >甘寧親分が帰ってくるのを確認したコマで一人だけ、
> >嬉しくなさそう……はっきり言えばイヤな顔をしてる人がいます。
> >そう、凌統です
> え?そーだったんですか?気付きませんでした・・。
> ひょっとして凌統はお頭が失敗するのを望んでたのでしょうか?
> それとも手柄を上げられたのが悔しいのですかね?
> 今後の展開に期待です。

正史によると、凌統はお父さんの凌操を甘寧に殺されたという記述があるので、凌統は父の仇である甘寧のことををよく思っていないのかと思われます。
今後、この2人の確執が描かれることがあればいいですね。

No.10164 - 2004/02/29(Sun) 14:52:01

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / GT! [東海]
「おおッ来た!」「やりおったか甘寧!」
って言ってるコマの凌統の表情が気になります。
「んにゃろういいかっこしやがって・・・」
みたいな・・・
やはり確執は設定にあるのかもしれませんね

No.10165 - 2004/02/29(Sun) 15:15:23

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / GT! [東海]
うわ、レスをよく読まずに返信してしまいました・・・
岳飛さんとみなさん、失礼しました。

No.10166 - 2004/02/29(Sun) 15:20:55

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 陳孫 [関東]
TATSUさん、今週もご多忙の中、お疲れ様です。
今週の甘寧の奇襲ですが、よく見ると100人の奇襲部隊は甘寧を除いて全員、額に羽飾りを付けていましたね?
あれが演義にあった、暗闇の中で敵・味方を識別するために付けたものではないでしょうか?

コンペイさん>
>今回は登場前に雉の飾りのシーンが出なかったのが残念。

コンニチハ。
コンペイさんがおっしゃった「雉の飾り」は、その羽飾りのことですか?
兵たちにそれを付けさせるシーンが無かったということでしょうか?
私もそのシーンは見たかったです(w

No.10167 - 2004/02/29(Sun) 17:07:28

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 仲完 [東海]
・・・えーっと・・・
・・・さすがにこれだけ出遅れるとみんな言い尽くされちゃってるなあ。部下がつけてるのは雉の羽じゃなくて鵞鳥の羽を染めてるのでは・・・ってのも今更だし。

お頭って呼び方からして、あの副将は錦帆賊時代からの部下・・・もしかすると蘇飛かな。北方三国志なんか読んだ人間には至死軍(山越人部隊)なんて言葉が浮かんでもきますけど。

>「張遼は騎馬の800! 甘寧は馬なしでたったの100じゃあーッ」
んー・・・遼来来の時、張遼以外の799人の騎馬を見たことないような気がしたことは禁句なのでしょうか。何か単身で突っ込まれたような気がしてならないわけですが。
それとも・・・二回目の対激戦の話で、楽進軍が799人で張遼一人・・・とか。

>あれを見ると真三國無双の優雅で典雅で美しい某張将軍を連想してしまうのですが…。(私だけ!?)
もちろん、私もです。さっきも無双の張郃で音声オフにして突っ走りながら殺戮の限りを尽くしてきました(汗。

>合肥の報いを受けよ
殺されるほうからしたら、中原からわざわざ瘴癘の地につれてこられて、そのまま極道に惨殺されるってのは理不尽の極みかもしれませんが・・・て、いうか曹操さん・・・今回・・・
あなた兵を捨て駒にしてません? 本陣だけやたら強固な策作っといて部下には戦術も何もなく突っ込ませて殺させるというのは・・・
部下を生贄にして恨みを晴らさせるって「RED」のブルー隊長じゃないんだから。

いや、それより何より・・・
甘寧以外の残り七匹!! 湯気出るほど怒っておきながら・・・
待 っ て た だ け か い ッ!!!

No.10168 - 2004/02/29(Sun) 18:10:49

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 【56】 [関東]
20万の曹操軍に奇襲をかける緊迫したシーンなのに冒頭の「あいさつは?」という台詞にはちょっと笑いました。
親分、少数の兵での奇襲なのに敵兵に挨拶するとは…

張遼の奇襲攻撃がナイフで深く切り込みをいれるような勢いを感じるのに対し、甘寧の場合はじわりじわりと
迫ってくるような印象があります。効果は即効ではなくじわりじわりと効果が表れるって感じです。

>これって、もしかして閃影でしょうか!?
私自身、閃影は対馬超戦(27巻)で斬られたと思っているんですが、どうなんでしょう…

>嬉しくなさそう……はっきり言えばイヤな顔をしてる人がいます。
本当ですね、心中は穏やかでなさそうです。

孫権の喜び方、なんか友達よりも高価な玩具を貰った時のような喜びよう…って感じです。
そこがまた純粋で、蒼天孫権の良い所ですが。

No.10169 - 2004/02/29(Sun) 21:01:09

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 李桃桃内 [地球外]
 許猪が馬奪われて怒ったのは、あのパンパンに張ったお腹を乗っけても大丈夫な馬なんてそうそういないから。 

 どうもこんにちわ。李桃桃内です。

 若い頃は散々ワルを働いてたのが閣下。馬を盗んだ経験はたくさんあっても、盗まれた側に立ったのは初めてでしょうな。第一、閣下に「やられた」なんて言わせたのは蒼天始まって以来、甘寧親分が初めてではないでしょうか。
 もしや根こそぎもってかれたんじゃないよね。
 次号になって、孫権軍襲撃。馬がない全員徒歩だどうする閣下……なんて展開だったら小生笑います。

No.10171 - 2004/02/29(Sun) 21:50:00

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / Sprite [東北]
今週の甘寧の活躍、三国無双3猛将伝の甘寧伝で自分で再現
出来ますね(^^; ただ、無双では張遼が出てきたりで大変ですが・・・。

No.10174 - 2004/03/01(Mon) 00:45:49

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 英英 [北海道]
作戦名:『ニイメンハオ』(←残念!漢字が出せない〜)

 ※あいさつが上手にできない者は報復を受ける(笑)。

今週の蒼天は終始、笑わせていただきました!
「あああ、あれは殿の馬。」「馬泥棒めー!」のあたりは、
1巻で鐘泥棒を追いかけてた“怪童来来”を思い出しました。
なんか、殿の間近に敵が迫ってきたことよりも、殿の馬&自分の馬を敵に奪われたことに反応してます。
彼は泥棒を許せない性質とみました。

その馬泥棒こと甘寧親分。
−奪われたものに、かならず報いる。−
かつて合肥戦で李典に自分の馬をやられてます。
だから報復として馬を盗んだのか〜と、英英は納得しながら読んでましたが…。読み返してるうちに、どうやら退却しやすくするのに便利だからって気もしてきました。

>合肥の報いを受けよ
言っちゃあなんですが、親分。合肥戦は呉がしかけた戦でしょ?魏にとっては防衛しないわけにいかないでしょう?思いがけず魔人にこてんぱんにされたからって、それは逆恨みというんじゃないでしょうかねえ…なんてことは、怖いので魔人のマントの陰からこっそり言わせていただきます(笑)。
魔人は“最強”、親分は“最凶”。じゃあ殿は“最恐”?

甘寧の奇襲成功を凌統だけが喜んでなかったということは、このBBSの皆さんのカキコを読んで初め知りました。
嬉しそうなご主君を嬉しそうに見上げる呂蒙にみとれて、英英は気づいてなかったです。まだまだ青いぞ三代目。主を筆頭に司令官も武将も青いです。皆様カキコされてるように、遼来来の方が影響力大だと思います。それに殿は「やられた」とは言ってますが、丸は縮こまっていないでしょうし(笑)。

明朝の曹軍総攻撃では凌統が張り切って立候補するんでしょうか。
親の敵である甘寧と仲直りするエピソードがあるといいなあ。

No.10176 - 2004/03/01(Mon) 15:46:34

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / kazz [東北]
TATSU様、お忙しい中素晴らしい文章、いち訪問者として御礼申し上げます。

“戦況に与える影響としてどちらが大きいか”
これは、もう皆様仰る通り張遼の方が圧倒的でしょう。
ですが、孫権達にとって重要なのは単に「このままじゃ腹の虫がおさまらん」だったんでしょうね。青いっちゃあ青いですが、微笑ましくもあります。

そういう意味では甘寧は充分すぎる働きだったのではないでしょうか。
−報恩と報復。
  わが道に欠かすべからざる2ヵ条。−
と独白している通り、わが道を歩むがごとき殺戮劇。人間は歩くさい自然に腕を振りますが、彼にとって敵を屠り報いを与えるということはそれと同じくらい自然な行いなのですね。きっと。
あの腕にくくりつけられた武器にはそんな意味合いを見たりして。

ところで「あと30歩」のところの甘寧の顔…すでに爬虫類じみてますな。

凌統と甘寧の関係ですが。
この後描かれるか、というと微妙なところかと。ただ、前々から思っていたことなんですが、“自分の親を殺した犯人と、同じ勝利を祝う”っていうのは、やはり現代人の感覚からいくと凄まじいものがありますよね。そして、だからこそこのエピソード、凌統側の視点から描いて欲しいです。個人的には。

結構長いこと戦描写が続きましたが。まだ続いてくれるかな?
次回も楽しみです。

No.10178 - 2004/03/01(Mon) 18:40:06

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / TATSU@管理人 [関東]
おお、モーニング発売より丸二日遅れてスレ立てたのに拘わらず、この書き込みの量! 皆さん、有難うございます〜! 管理人は猛烈に感謝しております!
って、管理人のレビューがどうこうと言うより、今の蒼天が面白いからでしょうね...

さて、初投稿のご挨拶を頂いている方には、管理人からも挨拶を。

コンペイさん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>あんまり人気ないみたいですが

なるみさんも言ってましたが、そんなことないですよ。
ゲームFANの方はそのキャラで印象付けられてたみたいで、蒼天航路初登場の時に「げっ、オヤジだ!」なんて声もありましたが、それなりに反響ありました。
それに何を隠そう、管理人が蒼天甘寧、大好きであります。

>手綱も握れないんじゃ不便なんじゃ・・

あはは。そうですね! 握ろうと思えば握れそうですが、角度に気を付けないと、馬の首斬っちゃいそうですもんね。 あ、だから最後、腕を水平にあげてたんでしょうか!?


ブ王さん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>漫画でいうと横山三國志のイメージしかなかった

管理人も蒼天で甘寧のイメージが、かなり変わりました。このヤクザの親分みたいなキャラ、すごく印象深いです。

>武威では許緒より格上

甘寧はあの時、報復に燃える悪鬼と化してましたから、許猪でも追い払うのは難しかったかもしれませんね。
でも、岳飛さんもおっしゃってますが、「武威」と言っても、甘寧と許猪の発揮する武はちょっと質が違いますから、格上・格下という比較はできないような気もします。


岳飛さん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>嬉しくなさそうな……はっきり言えばイヤな顔

してましたね〜。管理人的には「悔しそう」に見えましたが。
今まで、甘寧と凌統が一緒にいるシーンは結構ありましたが、このテの描写は無かったので、両者の確執は描かれないと思ってました。しかし今週、その布石になりそうなものがチラッと出てきた感じですね。
できれば、今回の濡須戦で、そこらへんが少しでもいいから描かれると面白いんだけどなぁ。


ネメシスさん、初めまして。

>すっぽぬけない様にという配慮

なるほど〜。雨と血で滑るのを防止したと! そんな思惑があったんか! 
でも、それなら剣を握って、そのコブシを布かなんかでグルグル巻きにしたほうが、扱い易そうな気もしますが、そんなこと親分に進言したら、血管浮きだして切断されそうな気がするので止めときます。

No.10183 - 2004/03/01(Mon) 23:38:35

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 侠客 [東北]
 闇夜に紛れる刺客が一人あり――といった感じで始まる今週の『蒼天航路』。
 いやあ、頭(かしら)なら一発かましてくれると思ってました。 
 何と言う大胆不敵! 何と鮮やかな手口! もはや“仕事人”の域に達してます! とりあえず甘寧に遭ったら、ちゃんと「にいはお」と挨拶くらい返してやりましょう(笑)。
 
 最後に馬を奪って逃走する甘寧。怒って追いかける許チョ。まあ昔から馬泥棒は許さないヤツでしたからね(笑)。
 ここで立ち読みしながら下らない替え歌を思いつきました。
 
 お馬を奪った甘寧、追っかけて、急いでかけてく、本気な許仲孝〜♪
 変な歌で失礼しました〜。

 そして今回の孫権の台詞が、蒼天版・「魏に張遼あらば、呉に甘寧あり」ってヤツなんでしょうな。

 さて、濡須は疫病の蔓延している様子。来週は建安七子(五子)の闘病ってところでしょうか?

No.10185 - 2004/03/02(Tue) 18:05:48

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / コンペイ
陳孫さん>

こんにちわ。
今さらですが雉の飾りとはあの羽飾りのことです
そしてそのシーンってのは合肥の時にお頭登場の前に
その羽飾りがフワッと出てくるコマがあるのがかっこよかったのです。
言葉足らずですませんm(_ _)m

TATSU様>
甘寧意外と人気なのですね。よかったよかった♪
三国無双のも良いですけどね。
三国志の知識は全然ありませんが今後も宜しくお願いいたします。

No.10188 - 2004/03/03(Wed) 01:27:16

Re: 今週の蒼天<奇襲には奇襲を> / 櫻 [関東]
今週のレスに魏贔屓の方いらっしゃいます・・・?
いや、そりゃあ今週は甘寧!なんですけど。

またミーハー投稿でホント申し訳ないですが今週も殿(の顔)が可愛くて可愛くて(笑)「やられた」の時と「ふむっ!」の時の顔が・・・。
殿の顔にあんなギャグっぽい青筋浮かんでるの初めて見ました(見落としてる可能性も非常に高いけど)目に光があるっていいなぁ。

親分歩きながら腕だけ振り回しとる・・・兵たちにとっては笑えない状況でしょうがぶっちゃけそんな人笑えます(殺されろ)

最後の孫権の叫びに本気で悔しがっております。
くっそ〜!!張遼の方がぁぁ・・・!!!

どっちもすごいや(笑)

ところでその張遼はどこ行った?

No.10189 - 2004/03/03(Wed) 13:56:00
そういえば・・・ / ギルガメッシュ
 曹操軍四天王の中で、夏候惇、夏候淵、曹仁は将として活躍をしていますが唯一人、曹洪をしばらく見てません。姿は19巻の荊州侵攻以来、名前は28巻の董昭の魏公就任を望む名簿の中に「中護軍 曹洪」とあるくらい。いったい彼はどこにいるんでしょう?四天王のうち三人はあちこちの方面で指揮官として働いているのに。劉備との漢中争奪戦には顔を見せてくれるんでしょうか?

 やっぱ、夏候惇、夏候淵、曹仁に比べるとキャラが薄いからでしょうか?このまま曹操の死まで出番はないんでしょうか?

 このスレを書いていて気付いたんですが、アイコンも曹洪のアイコンないんですね。思い返せば曹洪って際立って功績をあげたところを見た記憶がないような・・・。こうなったら曹洪には頑張って曹操軍四天王の面目を見せるくらいの活躍をしてもらい、アイコンができるようになってもらいたいと思う今日この頃です。

 曹洪のアイコンないので曹洪のアイコンがないのを憤慨している曹仁のアイコンで!

No.10172 - 2004/02/29(Sun) 22:02:40

Re: そういえば・・・ / 水師提督
初めて書き込みする者です。

もともと、『魏志』の「諸夏候曹伝」でも、曹洪伝は圧倒的に記述が乏しいです。曹洪は晩年に文帝の不興を蒙って失脚しているので、記録が残りづらかったのでしょう。これが『蒼天』での扱いに反映されているものと思われます。
そんな曹洪も、漢中争奪戦では張飛・馬超を相手にかなりの見せ場がある筈ですが、これも曹洪伝には記述が無いあたり、正史における冷遇振りが窺われます。

No.10175 - 2004/03/01(Mon) 08:59:18

Re: そういえば・・・ / 青木 [関東]
しばらく振りの書き込みですが激しく同感〜です。
自分も曹洪ファンなのですが大きく扱われることって少ないですよね。
二度に渡って曹操を救出した逸話はあるのですが,何故か影が薄い。
蒼天航路では曹仁より格が上のようでしたが,出番にしてみると圧倒的に曹仁に負けちゃってます。文帝に金を貸さなかったことで恨みを買ったと言われ,それが故に冷遇されたとなれば気の毒な気もします。
個人的にはもっと評価を受けても良いと思います。

蒼天航路でも是非夏候淵のように1話を使って大々的に扱って頂きたいと願っております。頑張れ子廉!

No.10179 - 2004/03/01(Mon) 21:56:12

Re: そういえば・・・ / TATSU@管理人 [関東]
曹洪、確かに作中で「四天王」と称されてる割には、他の将軍に比べてダントツに出番無いですね〜。
徐栄との戦いで敗北した時に、瀕死の曹操を救出するという見せ場も、蒼天では曹操が余裕の戦いを見せちゃいましたからね〜。

あとは、水師提督さん(初めまして!蒼天考へようこそ)のおっしゃる通り、漢中争奪戦で、呉蘭を打ち破ったり、張飛・馬超軍を撤退させるのに貢献したみたいですから、それが最後のチャンスかも。

やっぱ正史に堂々と「けちだった。」って書かれてちゃあマズイっすよねえ...

No.10182 - 2004/03/01(Mon) 23:32:15
30巻を語るスレ / TATSU@管理人 [関東]
皆さん、単行本30巻は購入なさいましたでしょうか? 
管理人は昨日購入しました。

「劉備蜀獲りエピローグ」 「権力の毒」 「漢中制圧」 「魏王就任」 「合肥回想」 と今回も盛り沢山の内容でしたね〜。
あと、裏表紙の曹一族が微笑ましかったです。
そして何と言っても、管理人的にニヤついてしまったのが、『 賈文和ハイクラス特別講座 』。
あれを読んで、改めて賈翊というキャラが好きになってしまいました。
「つまり天下三分という言葉はギャグだ!」
さすが、暗黒軍師は言うことが違うな、と。

次回は劉曄か司馬懿あたりでしょうか?

No.10127 - 2004/02/25(Wed) 02:20:12

Re: 30巻を語るスレ / なるみ [北陸]
30巻末『賈文和<ハイクラス>特別講座』

確かに彼がやさしく語るのはキャラクターが違いそうだけど、時々見せるお茶目な表情ならできないかなぁ。
しかし、「天下三分という言葉はギャグだ!」のセリフは同感。荊州は曹操の領地以外はあまり栄えてない感じだし。やっぱり余りものだから?

あと、遼來來の張遼の顔、めちゃ怖いです。

No.10129 - 2004/02/25(Wed) 02:42:20

Re: 30巻を語るスレ / 紅いキバ
私的には30巻の一番の名場面はホウ悳、成公英、張既のスリーショットでした。
改めてみてもホウ悳はいい漢ですね〜。

裏表紙もお気に入りです。
特に何晏がいかにも体弱そうなところが...曹彰と比べると尚更そう思います(笑)

>天下三分という言葉はギャグだ!
賈クのキャラがすでにギャグなんですけど(笑)

No.10130 - 2004/02/25(Wed) 03:50:51

Re: 30巻を語るスレ / ぱりっぱりくん
かなり久々にカキコさせて頂きます、ぱりっぱりくんといいます。
ついさっきコンビ二で30巻を買ってきて、読みなおしてます。
しかし、一言物申したいです。この巻ではあんなに地味だった李典が大活躍、温恢までもがコスプレ+必殺技を披露しているのに、彼がいないんです、曹仁が。
じゅんゆうの葬式でも居なかったし、これから曹仁の活躍できる場面ってあるんでしょうか?心配です。
でも、巻末おまけでハゲキャラ仲間の懐かしい人がでてて、なんかうれしかったです。

No.10133 - 2004/02/25(Wed) 08:29:47

Re: 30巻を語るスレ / 野牛じゅうベー
テスト中だったのに学校行く途中にコンビニで買ってしまいました。

私の30巻のお気に入りの場所は裏表紙ですね。
曹丕、植、彰、沖?のほのぼのとした空気がいいっす。
あの人たちが本当に跡継ぎ争いをするのかと思うと・・・

No.10134 - 2004/02/25(Wed) 10:36:47

Re: 30巻を語るスレ / 陳孫 [関東]
>『 賈文和ハイクラス特別講座 』。
>次回は劉曄か司馬懿あたりでしょうか?

あの中で賈詡が、

 「私以外にいないので善意でやる。」
 「もうやらんぞ。」

と言ったのが気になります。
「次回」はもう無いのでは・・・?

No.10135 - 2004/02/25(Wed) 13:38:37

Re: そういえば・・・ / 陳孫 [関東]
30巻の第一話、<建安19年の空に>の表紙では曹操の周りに5つの生首が置かれていましたね。
うち3人は崔琰・韓遂・伏皇后ですが、あと2人は誰と誰なんでしょう?
この後の連載で出てくるのでしょうか?

それと、<魏王へ>で曹操の着付けをしていた2人の小男も、結局名前は出てきませんでしたね。
あの2人はただの創作なのでしょうか?

No.10136 - 2004/02/25(Wed) 14:05:04

Re: 30巻を語るスレ / 笠松但馬守 [北陸]
私はなんと言っても、最初のカラーが・・・。
成都開城の場面!!車に乗って出てくる二人が手をつないで
いるじゃないですか(泣)
いい話です。
そのあとの関羽も劉備に対する気持ちがすっごく現れてて
かっこいいです!!

No.10137 - 2004/02/25(Wed) 19:10:51

Re: 30巻を語るスレ / 怪獣モチロン [関東]
久しぶりに書き込ませていただきます。

蒼天では孫呉贔屓(特に呂蒙と凌統)な私としては、「陸の勘は鈍いな 甘寧!」の呂蒙や殿の凌統がサイコーです!
それだけに李典や温恢の過剰なまでの大活躍が若干「?」と感じてしまうのですが・・・。
皆さんはそうは感じませんでしたでしょうか?
演義に毒されているので呉将を過大評価、または李典・温恢を過小評価してしまっているのでしょうか・・・。

何晏にも全編とおして楽しませてもらいました。

No.10138 - 2004/02/25(Wed) 20:24:51

Re: 30巻を語るスレ / shigeru
はじめまして、shigeruといいます。
以前から、この掲示板をROMさせていただいています。

> 私の30巻のお気に入りの場所は裏表紙ですね。
> 曹丕、植、彰、沖?のほのぼのとした空気がいいっす。

30巻の裏表紙は、確かにいい感じですよね。
私も好きです。
私が思うに、右下の男の子は曹沖ではなくて曹叡ではないでしょうか?

そろそ蒼天も終わりに近づいていると考えると寂しいですね。
できれば蒼天が終わった後に、司馬仲達を主人公にした続編を描いて欲しいものです。

No.10139 - 2004/02/25(Wed) 21:54:40

Re: 30巻を語るスレ / なるみ [北陸]
> > 私の30巻のお気に入りの場所は裏表紙ですね。
> > 曹丕、植、彰、沖?のほのぼのとした空気がいいっす。
>
> 30巻の裏表紙は、確かにいい感じですよね。
> 私も好きです。
> 私が思うに、右下の男の子は曹沖ではなくて曹叡ではないでしょうか?

そういえば蒼天には、曹熊は出てこないんでしょうか?
まぁ、後継者争いにも出番は無く、演義でも出てくるのは曹操の葬儀に出ずに、責任を問われる前に自害したところくらいだからか?

No.10140 - 2004/02/26(Thu) 03:00:54

Re: 30巻を語るスレ / 野牛じゅうベー
> 私が思うに、右下の男の子は曹沖ではなくて曹叡ではないでしょうか?

shigeruさん、鋭いご指摘をどうもありがとうございます。
もうこのころには曹沖は逝去してましたね。
年齢的に見ても曹叡で間違いなさそうです。

No.10141 - 2004/02/26(Thu) 13:12:42

Re: 30巻を語るスレ / Lie [関東]
今日和です。私も三十巻、会社行く朝にコンビニで購入して送迎バスの中でにやにやしつつ読んでおりました。
裏表紙の曹彰くん、青龍刀持ってますよね。これってもしかして張遼さんとお揃いにしたんでしょうか?装飾があちこち違うので同一の物ではないと思いますが…。
成宜との戦いの時には普通の剣を使っていた曹彰くん、親父さんから合肥での張遼さんの武勇伝を聞いて、
「俺も俺も〜!見ろ植、彰来来だぜ〜!」とか言ってたら面白いですね。

No.10142 - 2004/02/26(Thu) 19:02:43

Re: 30巻を語るスレ / 李桃桃内 [地球外]
 5分の1が黒〜い本になってしまいました。
 黒かぁ……黒酢の酢豚美味しそうだなぁ。

 どうもこんにちわ。
 節食ダイエットで悶絶中の李桃桃内です。

 ハイクラス賈詡さんは前任者と違って暗黒軍師ですな。戦隊物に出てくるあく秘密結社的な響きがなんとも。「おのれ○○レンジャー、見ておれよ」と言ってくれそうな魅惑の呼称……まぁそれはともかくとして、紐付き冠は見ててこっちが哀れになるので帽子かぶってほしいどす。
 さて、そのハイクラス講座はちょっと地政学の薫りがしてましたな。確かに普段小生らは中華を地図でしか認識してないから、土地勘が働いていないのでしょうな。

 賈詡はもうやらんぞと言ってますが、次回は魏国以外の人にやってもらうのもいいかも。 

No.10143 - 2004/02/26(Thu) 22:54:51

とうとう30巻! / 葦野有楽斎 [近畿]
>30巻末『賈文和<ハイクラス>特別講座』
> 「私以外にいないので善意でやる。」
> 「もうやらんぞ。」
この言い草がもういかにも、ひねくれた文和らしいかと(笑)
案外本音はやりたがりで、またやってくれるかも、と感じました。

>着付けの双子
左を「マキシ(仮)」、右を「コージン(仮)」と呼びましょう(笑)。
(分からない人は「HEAVEN」を手に取ってください(笑))

No.10144 - 2004/02/26(Thu) 23:10:28

Re: 30巻を語るスレ / あさの [北陸]
もりだくさんの内容の30巻でしたが、成都開城から合肥まで紙上でも現実でも随分時間が経った気分です。
迷子の惇兄も、遼来来もよいですが、?Yさんの帰還が美しい話でした。
こうゆうエピソードがあるからこそ蒼天かと思う次第であります。

No.10145 - 2004/02/27(Fri) 00:29:21

Re: 30巻を語るスレ / youkey [関東]
TATSUさん、ご無沙汰してます。

単行本派の私は、例のごとくあっという間に読み終えてしまい、
目を見張ることの連続でした。

蒼天であるが故の、蒼天らしい感想は、ここでは皆様にお任せするとして、難しいこと抜きの一人の平凡な三國志ファンとして、やはり一番大きかったのは関羽の劉備に対する想いを垣間見たところでした。
三國志を知って間もない、まだ「三國志演義」という言葉も知らなかったころ、その頃からすぐに好きだったのが関羽だったので(その後いろいろあって魏ファン郭嘉贔屓になりましたが)、やはりそこは私にとっても感無量な思いでした。
ですので、曹操ももちろんですが、今後の関羽にも目を離さずにいこうと思っています。

No.10146 - 2004/02/27(Fri) 01:26:07

Re: 30巻を語るスレ / 櫻 [関東]
買いましたぁ〜!!
テストも近いのに発売当日に速攻で!!

「俺も真似してみるか」にメロった私としては殿と張遼の会話がもうたまらんですvv大好きだ殿!!
怖いけど・・・(30巻は張遼の方が怖いですが)

さらに惇兄まで!?久しぶりに「がはーっ」て!

そして荀攸お疲れ様でした・・・。蒼天が史実ベースでほんとに感謝。

No.10148 - 2004/02/28(Sat) 16:34:08

Re: 30巻を語るスレ / TATSU@管理人 [関東]
初投稿の方が感想書かれてますので、挨拶申し上げます。

shigeruさん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>右下の男の子は曹沖ではなくて曹叡

年があいませんし、曹沖は赤壁の戦いの年に死んでますから、曹沖ってことは無いでしょうね。曹丕が微笑んでいるところからして、確かに曹叡ってのがしっくりきますね。
あと、何晏は、いかにもドラッグやってるような顔色だったのが印象的でした。

>司馬仲達を主人公にした続編

いいですね。でも本人がそれを聞いたら「私が主人公などと。滅相もございませぬ。」とか言いそうです。

No.10149 - 2004/02/28(Sat) 21:08:30

Re: 30巻を語るスレ / 【56】 [関東]
裏表紙の曹操の子供達はよかったです。
濡須の戦いが終わって一区切りついたあたりでまた曹操の子供達のエピソード
交えて欲しいです。赤壁の年に亡くなった曹沖とか…

それにしてもカラーで見た何晏、本当に顔色悪そうです。

>次回は劉曄か司馬懿あたりでしょうか?
曹魏陣営以外でもありなら、私は諸葛亮(黒髪)あたりにしてほしいです。

No.10170 - 2004/02/29(Sun) 21:03:40

Re: 30巻を語るスレ / 戸畑弥生
初めまして。こちらのサイトは初めてです。

 蒼天航路も30巻。話も後半に向かっていますが、わたしがこの巻で一番印象に残ったのが、漢中制圧後の夏侯惇と夏侯淵の会話です。
 三国志を読んでいるだけに、その後の展開がわかってしまい、思わず泣きそうになりました。
 結局、二人は盃をかわすことはなかったのでしょうね。
 それにしても、どのお方も、すっかり年をとってしまいました。やはり彼らは人間だな、と思いました。

No.10173 - 2004/02/29(Sun) 23:15:21

Re: 30巻を語るスレ / TATSU@管理人 [関東]
お、再び初投稿の方が!
戸田弥生さん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>結局、二人は盃をかわすことはなかった

そんな気がします。おっしゃる通り、結末を知っていると、あの会話は微笑ましくもあり、悲しくもありますね。
蒼天のことですから、夏侯淵の最期も、印象深いものとなりそうです。

>すっかり年をとってしまいました。

そうですね〜。曹操だけ年のとるスピードが速いような気もしないでもないですが...

No.10180 - 2004/03/01(Mon) 23:25:52
今週の蒼天<さらなる武界へ> / TATSU@管理人 [関東]
今週の蒼天、「武神と覇王」って感じでした。最後は「憤怒の江南魂」って感じで終わってましたね。
しかし、何度も言いますが、赤壁では消化不良に終わった孫呉の活躍が、ここに至って、ここまで描写されるとは思いませんでした。いい意味で裏切ってくれております!蒼天航路!!

          ***************

馬上の曹操と張遼が、小師橋に佇んでいます。 合肥視察は未だ続いております。二人は張遼の猛進したコースを順番に辿ってるんですね。
二人の眼前の橋は、中央が抉(えぐ)られたように陥没しています。

−張遼、万日の武。−

曹操は、小師橋を見つめ、1年前の張遼に、想いを巡らします。

          ***************

黒捷が、鼻息も荒く嘶(いなな)きます。黙って前方を見つめる張遼。
艦の激突によって分断された橋の向こうには、四人の猛将達が、凄まじい表情でこちらを睨んでいます。言わば、孫呉最強の刺客達。
ガッ
張遼を凝視したまま、呂蒙が馬を一歩前に進めます。
「張遼!!」
挑発するように、一声叫ぶ凌統。 続けて、甘寧・蒋欽も必殺の表情を浮かべ、一歩前進します。

橋上の魔人は全く動じることなく、冷徹に四人を見つめ返します。
次の瞬間−
黒捷の蹄(ひづめ)が橋床を蹴り、張遼は天高く飛翔! すかさず前方へ跳躍する凌統!!

          ***************

−動中 静あり。−

曹操が目を瞑(つぶ)り、その場面を想像しつつ、独白します。
以下、『曹操の独白』 と共に描かれる 『 張遼 VS 四人の刺客 』!

−いっさいの気勢を外に漏らさず、−

一人目の刺客・凌統の放った剣は、張遼の右手の戟によって、真っ二つに折れ、弾け飛びます。

−動作は最小にして神速!−

二人目の刺客・蒋欽が襲い掛かります。蒋欽の攻撃は、張遼の左手の剣で瞬時に受け止められます! 粉砕され、弾け飛ぶ蒋欽の剣! 張遼は、利き腕でない攻撃は見切った、とでも言うように、蒋欽のほうも見ようともせず、前方を見据えて猛進します。
その張遼の眼前には、雄叫びをあげて突進してくる三人目の刺客・呂蒙がいました!!

−技は緊密にして、とぎれることなくあくまで合理!−

その呂蒙を軽く往(い)なし、張遼は疾走を続けます。空を切る呂蒙の剣! 張遼の視線は引き続き前方を見据えたままです!
そこには、四人目の刺客・甘寧が、怒髪天を衝く表情で跳躍していました!!

−張遼が退路を開くことに徹すれば、−

渾身の力を込めて振り下ろされる甘寧の一撃!!それは張遼の、剣と戟を交差させた防御によって受け止められます! 激しく飛び散る火花!!

−万日の戦場で磨かれたその武をさえぎることは、
  千人の刺客であろうと かなうまい。−

そのまま駆け続ける張遼。次に張遼は、両手の武器を橋床に向かって振り下ろします!
なんと!張遼が駆け抜けた後の橋床が、次々に陥没! 剣と戟によって切り裂かれた床板が水面に落ちていきます!!  
床板の陥没が、尚も後を追おうとする刺客達を阻みます。 馬ごと水面に落ちそうになる蒋欽! 
すっげ〜!! 武神・張遼、余裕で脱出! 冒頭で曹操と張遼が見ていたのは、この跡だったのか〜!  小師橋、ズタズタです。

−しかし、−

曹操の疑問符を以って、回想シーンは終わりを遂げます。

          ***************

小師橋跡に佇む曹操と張遼に場面は戻ります。
目を瞑ったまま曹操がつぶやきます。
「10万の軍で7千の城を落とせぬばかりか追撃まで受け、」
その発言に思わず曹操を見つめる張遼。
「死線の際を嘗(な)めさせられたあげく、徹底的に武名をねじ込まれての退散、」
曹操は目を閉じたまま一人述懐します。 それを聞いて張遼は、
−まるで孫権側に身をおいたような もの言いをなさる。−
と、微かに苦笑します。 でも、それ、分かります。管理人も張遼があまりにも恐くて人間離れしてるんで、気付くと孫権や呉将の立場で「おっかね〜」とか思っちゃってました。

「この屈辱と怒り。」
そうつぶやく曹操が、凄まじい表情を浮かべ、カッと目を開きます。やはり将である曹操は、将の思考に想いが至るのでしょうか? 曹操の毛がそそけ立ちます。やがて、微かに笑みを浮かべる魏王。それを見つめ張遼は考えます。

−ひとたび激しく武を思い描けば、味方の武であろうと、
  敵のごとく対峙せずにはおられぬのか。−

自分のほうを振り返る曹操を見つめ、張遼は独白します。

−この方は、王となっても、つくづく武人(もののふ)。−

なるほど〜。「万日の戦場」を駆け抜けてきたのは張遼だけではないんですね〜。曹操その人こそ、数限りない戦場を経験し、乱世を切り拓いてきた武の人なんですもんね。 閃光を発するような武勇談には、血の滾(たぎ)りを抑えきれないのではないでしょうか?
「張遼。」
曹操が呼びかけます。黙って見つめ返す張遼。
「往くぞ!次は寿須だ!!」
そう叫ぶ曹操は、不敵な笑みを浮かべ、馬をカッと前へ進めます。 武人(もののふ)・曹操は既に“無の瞳”ではありません。それどころか目に煌煌と光を燈しています。

「御意。」
静かに微笑みを浮かべ、手綱を持つ張遼。
駆け出した曹操の後から張遼の独白が続きます。

−最強を求め続けているのは、俺ひとりではない!−

『 我が軍に遺(のこ)り最強の武を求めよ 』 と告げた曹操。それは、『 我が軍で共に最強の武を求めよ 』 ということも意味していたのではないでしょうか?

          ***************

曹操軍が進軍を開始します。
煌(きらめ)く甲冑を纏い、馬上の人となる魏王。 求道の武人・張遼が、隻眼の猛将・夏侯惇が、無双の守護心・許猪が、脇を固めます。
そしてナレーション。

建安22年(217年) 正月 
曹操は20万の軍を擁し、居巣に布陣。

2月 さらに水陸両軍を濡須へと進める。

おお〜、合肥視察編が終了するやいなや、舞台は「曹操VS孫権」の直接対決へと移りました!!

          ***************

「ご主君。」
雨に濡れる濡須。 馬上にあって敵陣を睨む孫権に、誰かが語りかけます。
「疫病が猛威をふるっております。どうか幕舎へお戻り下さい。」
敵陣を睨んだまま、孫権が返答します。
「きかんと、わかっておって言うでない。」
「はッ」
と、頷く呂蒙。
雨に濡れる孫権は、尚も敵陣を凝視し続けます。熱く燃える全身からは、湯気が立ち昇っています。
いえ、孫権だけではありません。孫権と馬を並べる呂蒙・凌統・蒋欽、そして、潘璋・徐盛・周泰が、雨に濡れつつ湯気を立ち昇らせています。

そして、更にその7人の前には、甘寧が独り直立。二本の剣を胸の前で交差させ、射るような眼差しで敵陣を睨んでいます。 準備はできたと言わんばかりに、首を傾げて、音を鳴らす甘寧。
ゴキッ

孫権の独白が、濡須に響きます。

−猛威というなら、わしらの肚(はら)の虫のほうが、
  はるかに上じゃあ!!−

          ***************

うおお〜、怒っております!! 腸(はらわた)が煮え繰り返っている模様です!プライドをズタズタにされた孫呉の面々! 
曹操も言ってましたが、圧倒的な兵力差にも拘わらず大敗北、張遼一人に翻弄されるという大失態を演じた呉の猛将たち。その屈辱はいかほどでしょう? もう彼らには、赤壁の圧勝も吹き飛んじゃったんではないでしょうか? 

さあ、押し寄せる魏王軍20万!! 迎え撃つは雪辱に燃える江南の猛将!! 怒涛の第2ラウンドが開始されました!! またまた目が離せません!蒼天航路!!
では、欄外の煽り文句を転記して、今回のレビューを終了させて頂きます。


−張遼の武勇伝が曹操に火を点けた。 かたや雪辱に身を焦がす孫権。
  次号、濡須が燃える!!−

No.10100 - 2004/02/20(Fri) 22:01:07

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / つね [関東]
久々のレス1号

1.回想の合肥16(張遼、万日の武。)
2.濡須口会戦1(魏王、進撃)
3.濡須口会戦2(呉軍、肚の虫の猛威)

ようやく合肥戦終わりました。
最後は、どことなくあっさりとした張遼と呉の猛将たちとの闘いでしたが、そこがかえって張遼の凄みを際立たせていました。(呂蒙なんか胴で真っ二つにされたのかと思いました。そんなわけないけど。)

しかし全く息もつかせず濡須口会戦ですね。まだ一月くらいは緊張しっぱなしになりそうです。演義であれば、いよいよ陸遜の登場ですし。ついでに言えば、劉備の関中侵攻にも繋がるし。この後、一月と言わず、緊張解けないんじゃないか。私の身体がもつのか心配。

No.10101 - 2004/02/21(Sat) 01:18:31

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 千折 [九州]
 赤壁の勝利はいわば「神風」。しかし、にもかかわらず「曹軍恐るるに足らず」といった慢心を呉軍は持ってしまっていた。そのうぬぼれは張遼の圧倒的な武によって粉みじんに打ち砕かれた。それから2年。彼らがいかに自分たちの「武」を張遼の、そして曹軍の域に近づけ得たか?
 見ようによっては、曹操は、若く未熟な、しかし将来性のある「呉」を鍛えてやっているようにも見えるな。将来「中華」の受け皿となる江南を「国」として成り立たせられるべく。実際、戦ってばかりいるように見えて、孫呉と曹操って、けっこう仲良いんですよねえ。力一杯どつきあっているうちに友情が芽生えた?
 しかし、「あの日」まで、もう3年を切った。ホント、これから220年まで疾風怒濤の展開が続くはず。楽しみではあるが寂しくもある。

No.10102 - 2004/02/21(Sat) 02:29:06

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / なるみ [北陸]
うおぉぉ〜っ!
鬼神・張遼の圧倒的な強さを見せ付けた合肥が終わったと思ったら、更に引き続き儒須の戦いに突入!
しかも今度は曹操側に夏侯惇・許猪が、孫権側には周泰や徐盛が加わって、合肥のような一方的な戦いではない、まさに本格的な合戦が始まりそう!
まずは、最強の刺客・甘寧が何かやってくれそう。

今更ですが、今年に入ってからの蒼天は、まったく目が離せませんね。
今までなら、単行本が出る月は休載が入ることが多かったけど、今回はそんな事も忘れてしまう程の勢い!まったく、次の週の話が気になって、たまらないです。

話は変わって、この蒼天考のカウンターももうすぐ(というか、多分今日中に)50万!この節目のキリ番を取った人は、ぜひ名乗り出て欲しいですね。

No.10103 - 2004/02/21(Sat) 04:11:58

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / Lie
今日和でございます。合肥編、ようやく決着がつきましたね。来るときも怒涛の勢いならば帰るときも怒涛の勢い。まさに疾風迅雷・張遼文遠!
そしてこれから孫呉との正面激突ですね。どしゃ降る雨も蒸発させそうな怒りを燃やす江南の虎達に彼らは一体どう対するのでしょう?まだまだ展開に引きずられていきそうです。
張遼文遠。最強の武に天下を見出だし、己自身も武の高みを目指し続けた人。目指し続けることに終わりなんか無い。彼は駆け続ける。立ち止まる事など考えもせず生きる。
その強さを、私は尊敬しています。
長々とありがとうございました。失礼致します。

No.10104 - 2004/02/21(Sat) 07:36:49

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 仲完 [東海]
一つの高峰があり、仮にそれを武と名づければ、そこに三本の道がある。その三本の道をそれぞれ心技体と名づければ、すでに三人の男がその頂にいる。
一人は呂奉先。体の道より武の頂に立つ。
一人は関雲長。心の道より武の頂に立つ。
そして張文遠。技の道より武の頂に立つ。
そしてその頂よりさらに蒼天の果てを求むもの。

・・・張遼の武って、今回の曹操の独白を真に受ければそんな感じですか。別の道から頂に立ったなら別に他人の武器を使うまでもなく。

そして、その頂にこれから立とうとしている獣たち。彼らはどの道から上ろうとしているのか。
彼らはもう一人、武の頂を目指した男を知っている。
孫伯符。地の道を行くでなく、覇という名の翼で蒼天に舞いてのち、天より武の頂に降りたたんとした男。彼らはその道を求めるか。

・・・だああっ、自分にゃ真面目な文は書けん!! 書いててもツッコミの方が先に浮かんでくる。
 たまにゃあ蒼天考らしく書こうと思ったのに・・・先々周は「届かずに落ちる」先週は「焼豚回収」・・・地とは怖いな。

えーと。
「貴様らにこの甘興覇の弱点を教えてやる。気が立っている時(ry」
な殺意満々のオーラを全身から発している甘寧。おなじみの三尖刀をやめて二刀流にしたのはやはり張遼線の後で「ナマクラが!!」ボキッ
・・・だったのかなと。

まあ正直、前号までの逃げながらも余裕の見える孫権と今回の屈辱と憤りに燃える孫権にちょっと違和感があるけど、それは一年もたてば感情も変わってしかるべきだろうし。高台の森から見下ろしてるってことは今回山越兵も動員したのかな。獣たちが求めるは勝利(領土)か武名(魏将の首)か血(死傷者)か。・・・って、答えは血に決まってそうですが。

 今、荊州は魯粛と虞翻の両軍師に程普以下、孫策時代からの旧将で守ってるんだな・・・関羽相手にはベテランの経験を買い、張遼・曹操には次代の主力を当てる。ふむ。

No.10105 - 2004/02/21(Sat) 16:49:23

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 陳孫 [関東]
TATSUさん、今週もお疲れ様です。
さて、

>「10万の軍で7千の城を落とせぬばかりか追撃まで受け、」

そういえばこの合肥編になってからの回想シーンは、すべて呉軍に対する「追撃」ですよね?
最初に7千で10万を撃退したのは、「合肥視察」の最初の「一直線」の奇襲でしょうか?
以前、「閃光の華」で曹操が、

 「合肥の張遼には、すでに対応を示してあるが、〜」

と語っていましたが、その「対応」なるものはあの奇襲だったんでしょうか?
それとも、この一連の追撃戦なんでしょうか?
できれば、奇襲に至るまでの経緯も知りたかったですね。

ところで、楽進は?

No.10106 - 2004/02/21(Sat) 19:21:23

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / t.s
「一瞥もせぬてか!」とは、かつて公安を素通りした周郎に関羽が吐いた台詞でしたか。
孫呉の四将を相手にした今回の張遼は、まさに「一瞥もせぬ」周郎、あるいは烏巣で淳于ケイをボロ雑巾にした時の曹操のようでした。
「おめーなんか眼中にないよ〜。」という倣岸さがなかなかですね。
しかし、孫呉の将は、よほどナマクラな剣なのか(張遼の方が業物なのか)ポキンポキンとよく折れますね〜。
ちょっと言い訳の余地があると思いますが、雨中に湯気を立てて猛るところを見ると、言い訳する気は毛頭ないようです。川賊の大将、二刀流で気合はいってるようですしね。

ところで、甘寧の唐竹割を腕を交差して受け止めた張遼ですが・・・、これって、腕を交差してるわけですから・・・、剣と戟を持つ手がアベコベのような気が。

最後に、陳孫さんに続いて、
ところで、楽進は?

No.10108 - 2004/02/21(Sat) 22:55:38

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 趙繍 [九州]
いまさらですが、楽進はどこ?
No.10109 - 2004/02/21(Sat) 23:56:29

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 侠客 [東北]
 強い! 強いぞ張遼!! もー誰にもこの漢(おとこ)を止められません! 
 呂布、張飛、馬超とこのような“武”は見てまいりました。しかーし、この武人だけはこれらを凌駕しているのではないでしょうか!?
 すなわち呂布の「圧倒的武勇」、張飛の「破壊的武勇」、馬超の「闘魂的武勇」を備えたる、「武神的武勇」の人間だということですかね。
私はこれを「大地にあるがゆえの武」だと捉えました。“武神”というのは天ではなく地に、そしてつまるところ、人にこそ存在するもんじゃないでしょうか。

 そして張遼の武はこんなものでしょうか? 否。
 大地に続く一条の血の道、どこまでもただ大地にある張遼の武――しかし、その“武”の気勢のあるところはまさに、BEYOND THE HEAVENS! そう、天より高く!! 
 ああ、張遼の鼓動が響いてくる……より強く! より迅く! より激しく! より熱く! 武に限りなどない!! そんな鼓動が。
 

 張遼の武勇伝に耳を傾ける曹操――あ、眼が元に戻ってる!! ああ、いつもの殿だあ〜。そしてこの“武”に再び光を宿した曹孟徳の瞳。これがやっぱり死後に彼が「武帝」と称される所以なんでしょうな〜。
 でもベタ塗りの目ん玉の方がラクできたんじゃないか、という突っ込みはしちゃいけないんだろーな(笑)。


 一方の孫呉陣営。おお、激しく気炎が感じられます!!
 合言葉は「スモールティーチャーブリッジ・リメンバー!」ってところでしょうか? 
 「小師橋」のメチャクチャな直訳ですけどね、コレ(笑)。

No.10110 - 2004/02/22(Sun) 07:24:40

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / kazz [東北]
一騎駆けする張遼。決して呂布に引けを取らない強さだったように感じましたが。その上で瀑布のような用兵まで兼ね備えているならば、やはり関羽と並ぶ将器と言わざるを得ないでしょう。いや、冷静さのぶんわずかに張遼が上ですかね。中華最強の武。

しかし、それを良しとするのは読者である我々だけで充分です。
伝説も奇跡も、後世の歴史家や評者、または我々の決めること。

同じ時代・同じ世界で生きる孫権達にとっては、伝説も奇跡も張遼も、目の前にある一人の人間が成す一個の事実でしかないはず。

「いかに強かろうと、人の力の強、それ以上ではありゃあせん!!」
正しいぞぉ孫権。
そのことを思い知らせてやってくれ。
でも、そのことを誰よりも知ってるのは曹操なんですけどね。

>TATSU様
そろそろ新アイコン……勝手に楽しみにしてます(笑。

No.10111 - 2004/02/22(Sun) 10:10:26

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / あさの [北陸]
万日の武人が、脱出のみにその実力を使用すれば呉の野獣たち4人懸かりでも切り抜けますか。張遼はやはりとんでもなく凄まじいですねえ。
しかし、あれくらいやらなきゃ単騎で孫権を追いつめるなんてできないんでしょうねえ。私が一兵卒なら、張遼と戦場で出会ったらすっとんで逃げます。しかし初期のころから比べて、曹操麾下の将はどんどんとそれぞれの「強さ」を磨いてますね。恒常的な成長がこの陣営の人材を豊富にしてるのでしょうか。それなら、司馬仲達もこれから曹操に触れて、その実力を磨くのでしょうか。
見開きのページの騎行シーンは、成熟された武人達の美しさのようなものを感じましたね。それに対して、呉陣営は燃えてますね、若さが熱になって爆発寸前です。ただ甘寧は戦場だけじゃなく、町中で出会ってもすっとんで逃げたいです。
しかし、楽進はどうなったんでしょうか。私も気になって仕様がないです。やはり、即死ではないものの、命に関わる重傷だったのでしょうか?
乱文で申し訳ないです。また来週も木曜には興奮させられそうです

No.10112 - 2004/02/22(Sun) 11:10:09

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 仲完 [東海]
>>楽進
えーと、今現在わかっている事をまとめますと。
・正史では218年(今号のさらに一年後)に死去
・凌統の槍は肝臓を貫通
・でも包帯巻いただけで立ち上がる
・張遼、曹操が天を見上げて「いかにも天に昇った」と言わんばかりの目つきをする。
・濡須進軍時に姿は見えず
・華陀先生は既に死亡。しかし弟子が存命。
…ってことですか。肝臓貫かれて一年。・・・ちょうど一番静養が必要な時期でしょう。いや肝硬変と一緒にしては楽進に失礼ですが。


しかし・・・うーん・・・なんていうか・・・
結局曹操はこの濡須侵攻に何を求めてたんだろう。孫呉制圧まで考えてたのか否か。単なる示威行為なのか。
普通に考えて下流から江を超えるのは下策だし、事実文帝の代には大敗北を喫しているけど、あえて下策を選び、それを上策に転化するのが曹孟徳の戦でもあり。
孫権が雪辱に燃えていることを読んでいて、激情に任せた采配は危険だということも知り尽くしていて。20万の兵数はすでに呉の動員限界以上の兵数だし。・・・やはりここは一挙の江南制圧を狙ってたのかな。ここで江南を得れば腹背に敵を受けた魯粛はまず劉備側につくから、曹劉の決戦と言う形になり、実に詩的な構図になるし。

No.10113 - 2004/02/22(Sun) 14:51:43

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 仲完 [東海]
・・・気がつけば今号3レス目。ごめんなさい!!
>「合肥の張遼には、すでに対応を示してあるが、〜」
上の追加で。わずか7000の兵で守らせ、曹操自身は漢中攻めに向かったのがすべて策か囮だったとしたら・・・

孫権が必勝を疑わずに攻め込む→遼来来作戦で打ち破る→孫権激昂

ここまで読みきった上で20万の軍で攻めて来たのならかなり邪悪だなあと。キレた孫権が自分から死地に飛び込むように一年以上前から仕向けてた・・・とかやってても不思議じゃないのが怖い。

No.10114 - 2004/02/22(Sun) 16:00:29

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 櫻 [関東]
すっごいなしかし・・・。張遼さんは。

蒼天見てると張遼が今日呂布や関羽より名が知られていないのが不思議になってきちゃいますね。どうして??みたいな。

楽進、立ち上がったと思ったら消えてしまった・・・このままいくと再登場は望めないか?出てきてほしいですね。やっぱり静養中?

さて、来週はおやびんの出番ですかい(いやもう出てるけど)。
歴戦の強者魏軍VS若さ溢れる呉軍
まだまだ楽しみです。

No.10115 - 2004/02/22(Sun) 16:02:34

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / H・N
万の敵を圧する武威の気を発する張飛と全く気勢を漏らさずな張遼ってば、すごく好対照に思えました。人たる所以の感情の爆発で絶人に達した武と動中静ありの機械に徹した武、魅力を感じるのは前者でした。チェスの世界王者と軍事用コンピューターのチェスゲームはやっぱり世界王者に勝って欲しいなと。最強の武は人として極めてほしいし、呂布や張飛に負けたなら、「ありゃあ勝てねえ。」って感じでしょうが、張遼の武にあしらわれた呉のみなさんが切れまくってらっしゃるのもわかります。実は張飛が大好きなだけなんですけど。
No.10116 - 2004/02/22(Sun) 18:21:07

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 李桃桃内 [地球外]
 この「さらなる武界」とはどんな世界なのでしょう。
 きっと死んだ時、羽根付き兜に槍を持った北欧風の娘さんに連れていかれるヴァルハラなる世界のことですかね。

 どうもこんにちわ。
 バカ書き込み専門の李桃桃内です。

 合肥第一ラウンドは張遼の貫禄勝ち。
 さて第二ラウンド、報復に燃える呉軍の諸将。怒りで湯気立てる芸当は韓荀だけではなかった……蒼天人なら誰でもできるのか。

 魏呉決戦は第二ラウンドに突入。
 4週連続の大襲撃でここ一ヶ月はまさに張遼マンスと化しました。最強の武は読者の心にも血風を吹かせ、消えない血路を引いたかのごどくです。小生、満腹。
 さて、呂布や関羽、張飛、馬超らと比較するレスがありますね。
 小生的には、呂布が持つ破壊者としての暴力、関張が持つ侠者としての義心、馬超が持つレジスタンスとしての抵抗心、あるいは許猪の持つボディガードとしての責務とも違う、張遼だけが持つ闘争の本質があるように見えます。
 それは、将としての武。
 与えられた戦に勝つという軍人の最も基本的な役割をこなすという意味で、張遼は単なる武芸ではなく武将としての役割における至高を目指しているのだと小生睨んでいます。今回の合理的な引き際も、プロレスラーは最強の戦士ではなくプロレスの王者であることに意義があるのと同様、武将としては敵大将を敗走させることに意義があり、戦が収拾した段階で武芸者のごどき決闘をすることには興味なかったかもしれません。
 これが夏侯淵になると自分から望む戦に整えるし、郭嘉ともなれば無から望みがままの戦を作り出そうとする。楽進は軍の機能そのものであろうとしている。
 なるほど、張遼は魏軍でもオンリーワンだ。閣下がやきもち焼くのも無理ないです。

 まあ、しみったれた話はこれぐらいにして、第二ラウンドの事を。
 濡須は魏軍もグレードアップ。小生期待しているのは、涼州の武を追い求めるもう1人の男が出るのかです。まだ触れたことない江南の地でどんな役割が与えられているのでしょうか。
 戦の満漢全席はまだ続くが、大食漢揃いみたいだし、もう少し戦三昧でも大丈夫かな。

 では最後に、皆さんに続いて。
 従軍志願したジャーナリスト……もとい、文学士5人は?
 猛省して孫権をCENSORED手段を考えてる仲達は?
 登場してからまだ台詞がないうえに、戦続きで忘れ去られて今更漫画として盛り上がるのかね的な魏諷はいつ喋るのか?
 ……3つ目はどうでもいいか。

No.10117 - 2004/02/22(Sun) 23:19:19

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 蒼天コンロ
「この屈辱と憤り。」

なんと魏王の口からこのような!!!

想像力を存分に発揮すれば、時をも越える千里眼。
張遼の武のみならず、呉軍のことごとくをも感知する。

対峙する魏王は、自軍の心情までをも等しく感じる想像力を持ち、
加えて、兵法の禁を弄ぶほどの知略とそれを具現化する万日の武々。

若き孫権はこのような魏王に挑むのですね。

今回の蒼天航路は、心が震えました。
まさに魏王はこのような男であったはずだと。

No.10118 - 2004/02/22(Sun) 23:48:52

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 笠松但馬守 [北陸]
はじめて投稿いたします!よろしくお願いします!!
曹操軍にしろ、孫権軍にしろ隊列を組んでいる描写が鳥肌が立つほどかっこいいです♪
私は、演義には毒されておりませんが、ゲームに毒されております。
ついつい能力を数値にしてしまう私が悲しいです。
皆さんより知識は少ないですが、感じたことを投稿出来たら・・・、と思ってます。

No.10119 - 2004/02/23(Mon) 18:07:04

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / かづき [近畿]
>結局曹操はこの濡須侵攻に何を求めてたんだろう。
>孫呉制圧まで考えてたのか否か。単なる示威行為なのか。

その辺りの曹操の気持ち、興味深いですね。
個人的には、建安18年で残したままの心情も、今回の侵攻にいくらか起因していてほしいです。
瞳に光も戻って気合一新、一気にカタルシスへ。

しかしこれも、孫呉が敵として不足なし、という状態があればこそ。
曹操って、かなり孫権の器を認めていますよね。
濡須塢の戦い、心が躍ります。

No.10123 - 2004/02/24(Tue) 23:56:36

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 趙繍 [九州]
蒼天航路を読み始めて、1番好きになったのが楽進ですからね。その分思い入れが強いです。早く復活(するなら)してほしいです。でも曹操と張遼の天を見上げるようなあれを見ると、もうだめなのかな〜?
No.10125 - 2004/02/25(Wed) 02:13:53

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / TATSU@管理人 [関東]
初投稿の方がいっらしゃいますので、管理人からも挨拶を。

笠松但馬守さん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>ついつい能力を数値にしてしまう

コーエーのシュミレーションゲームでしょうか? あのグラフィックや能力値は、蒼天の影響も受けてるような気がするんですが。

>知識は少ないですが、感じたことを

はい。三国志の知識は関係ありません。三国志を知らない方のピュアな感想も大歓迎でございます。

No.10126 - 2004/02/25(Wed) 02:16:23

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 英英 [北海道]
回想編が終わっていよいよ濡須での魏呉激突!
曹操様が「遼来来」を叫びながら単騎駆けする姿はないでしょうけど。
(張遼の髪を真似して「俺もやってみよう」と言ってたのが忘れられません)
ラストの甘寧親分、雉の羽飾りが復活してましたね。
やはりトレードマークは欠かせないのでしょうか…(笑)
好みの羽飾りを作るためにどれだけ雉が犠牲になったか、
想像するだにおそろしい。

濡須口や陸口のように長江流域では“口”というんですね?
対袁紹戦で戦場となった黄河流域の白馬津や延津の“津”と
同じようなものと考えていいんでしょうか?

No.10131 - 2004/02/25(Wed) 05:08:24

Re: 今週の蒼天<さらなる武界へ> / 仲完 [東海]
>獣たちが求めるは勝利(領土)か武名(魏将の首)か血(死傷者)か。・・・って、答えは血に決まってそうですが。

で、週は流れて。
えと・・・その・・・なんていうか・・・

・・・こんなモノを求めるなんて、誰が読めるかあぁぁぁぁっ!!
つーか自分で○○したクセに!!

あとは今週のスレが立ってから。

No.10147 - 2004/02/27(Fri) 22:34:11
御報告と祝辞を / かづき [近畿]
お久しぶりです!
(と言っても数度しか書き込みをしたことがなく、
限りなく初めましてなのですけれど)
熱く合肥が繰り広げられていて、毎週のモーニングが楽しみでなりません。
そんな勢いに背中を押されて、ようやく拙サイトにリンク頁を作り、
事後になり申し訳ありませんが、
こちら様の「蒼天考」をリンクさせていただきました。

モーニングの読後、以前は真っ先に今週の蒼天を拝見していたのですが、
感想や感想を交えた小説をサイトで書くようになって、
UPし終わるまで伺えなくなってしまい訪問できるのは数日〜週遅れ。
そんなもどかしさもあるのですが、
それでもやはり、TATSUさんや皆さんの想いの丈に、
遅れながらも毎週触れることが大きな楽しみになっております。

いっしょーけんめー読み込んだつもりでも、目うろこな感想や視点に、
まだまだだなーと思うことも多々あります。
様々な角度から話されている蒼天(三国志)は、
未知の事柄もあって奥が深く、毎回大変勉強になります。

熟練のゴクシさんと比べるまでもなく、ほんとのヒヨっ子、
広大なネットの片隅でですけれど、蒼天読者の一端を担えればと、
少しずつ精進していきたいと思っています。

最期になりましたが、TATSUさん、壱萬スレッドおめでとうございます!
お忙しい中、毎週毎週続けることは本当に大変なことと思いますが、
これからもサイト運営頑張ってくださいね。
それではまた、寄させて頂きます。
長文失礼致しました。

No.10095 - 2004/02/19(Thu) 00:57:16

Re: 御報告と祝辞を / TATSU@管理人 [関東]
かづきさん、お久しぶりです。
リンク頂きまして、光栄です。また丁寧なご報告と祝辞、有難うございます。

>遅れながらも毎週触れることが大きな楽しみ

そうですか〜! 楽しみにしてくださいますか! そう書いて頂くと「今週の蒼天」を毎週、何時間もかけて書いてる苦労が報われます。

>目うろこな感想や視点に、まだまだだなーと思うことも多々

ですね〜。管理人も「今週の蒼天」スレに書き込まれる他の方の感想や意見に、こーいう見方もあったのか〜、とか毎週頷いております。

>広大なネットの片隅でですけれど、蒼天読者の一端を担えればと

またまたそんなご謙遜を。かづきさんの小説、「蒼天航路ノベライゼーション」という感じで、いい感じです。あの「交換日記」も結構好きです。
以前、馬超編の感想を当BBSに書き込んで頂いた時に、タダモノではないな。と睨んでたんですが、やっぱりでしたね〜(笑)

実は管理人も、今「蒼天航路ノベライゼーション」にチャレンジしてるんです。完成したら読んでみて下さい。

No.10098 - 2004/02/20(Fri) 21:45:35

Re: 遅くなってしまって、失礼しました(汗) / かづき [近畿]
TATSUさん、こんばんは。
レスを頂いておりましたのに、お伺いが遅くなってしまい失礼しました(汗)

毎週何時間もかけていらっしゃるというTATSUさんの感想、
密度も濃い上に、そのUPまでの速さ(翌日〜翌々日)が驚異的です!
本当にこれは実感です。

1年前の書き込みを覚えて下さっていたことにも驚いています。
そしてサイトにも来て下さり、お忙しいなか覗いて頂けて、とても嬉しいです。

三国志という大海に一歩を踏み出したばかりで自己評価もままならず、
いいのかな?と戸惑うことばかりの中、そのように言って頂けるとは…本当に光栄です。
照れながらも、これからも頑張ろう〜という大きな励みになりました。
有難うございます!
休み休みでもちょっとずつ進んでいければと、
これからもナマケモノごころにムチして活動していきます(笑)

TATSUさんも、小説におこしてらっしゃるとか!
また違った雰囲気なのだろうなあと、想像しています。
完成したら、教えてくださいね。

No.10122 - 2004/02/24(Tue) 22:57:18

Re: 御報告と祝辞を / TATSU@管理人 [関東]
>完成したら、教えてくださいね。

了解しました。
実は「周瑜の死」をテーマに、書き始めたのですが、3ケ月経った今も半分もできてません。
かなり時間はかかりそうですが、かづきさんの小説を励みになんとか書上げたいと思っております。

No.10124 - 2004/02/25(Wed) 02:11:41
(No Subject) / 趙繍 [九州]
蒼天航路を読み始めて、1番好きになったのが楽進ですからね。その分思い入れが強いです。早く復活(するなら)してほしいです。でも曹操と張遼の天を見上げるようなあれを見ると、もうだめなのかな〜?
No.10120 - 2004/02/24(Tue) 20:09:18

Re: (No Subject) / 趙繍 [九州]
場所まちがえた。ごめんなさい。
No.10121 - 2004/02/24(Tue) 20:10:10
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