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休載 / 仲完 [東海]
そして今週も発売日を迎え・・・

「急報ーッ 急報でございまするーッ」

−また あいつか!
 俺の意表を突いてきたのは またしても欣太か−

「なにイーッ うっそだろこりゃあー
 時間とアイデアが溢れ返ってんじゃねえかぁーッ
 こんな気色のいい所があったのかよぉぉ」

王 欣太

天命の地
休 載 に 入 る_| ̄|○


・・・まさに正と奇をあやつるというか・・・

No.10354 - 2004/03/20(Sat) 21:11:57

Re: 休載 / TATSU@管理人 [関東]
これは<孫権,雷激>のスレに付けるものではないので、スレッドを独立させました。ご了承下さい。

休載、残念です。でも、休載なしでこんなに続いたのが、寧ろ珍しかったような気も...
結果論ではありますが、いざ休載になってみると、なんとなく分かるような気がしないでもないです。

先週最後の孫権の発言、今後の展開と絡めて、どう整合性を保つのか? なかなか難しいところだと思います。言い方を変えれば、欣太先生の腕の見せ所のような感じしますね。

No.10355 - 2004/03/20(Sat) 21:13:44

Re: 休載 / なるみ [北陸]
休載、残念ですが、今回の休載、今年に入って初めてじゃないですか?
単行本の出る月なんかはよく休載があったのに、30巻の時は休載しなかったですしね。
オマケに遼来来から始まる合肥・濡須編なんかは力入りまくってましたから、ちょっと一休みしてもしょうがないかな、とか思ってます。
次号予告にも名前はあったし、来週は熱い物語が読めるのでは。
蒼天の場合、油断は出来ませんけどね。

No.10357 - 2004/03/21(Sun) 05:33:09

Re: 休載 / TATSU@管理人 [関東]
>今年に入って初めてじゃないですか?

そう言われてみればそうですね。これは過去のペースから考えると驚異です。
おっしゃる通り、遼来来から始まる合肥・濡須編なんかは力入りまくりでした。ここらで一息は必要かもしれませんね。

>次号予告にも名前はあったし、

いやいやいや、過去の例から申しますと、このモーニング末尾の「次回予告」ほどアテになんないものはないんです〜。

No.10360 - 2004/03/21(Sun) 23:49:14
(No Subject) / 子孝
最近思ったのですが、曹洪って、一度も活躍してませんよね。馬超戦でも出てきませんでしたし、演義では、漢中で少し出番がありますが、蒼天では、出てくるのでしょうか。曹操を救う場面も無くて、四天王ではあまり目立たない夏侯淵も25巻で、大活躍して、また定軍山でも華々しい最期を遂げるでしょうし、出来の悪かった曹仁も、曹操軍に無くてはならない存在に成長し、たぶん関羽戦でも大活躍するでしょう。まさかゴン太先生は曹洪を忘れてしまったのでしょうか。皆さんはどうおもわれますか。
No.10358 - 2004/03/21(Sun) 20:09:51

Re: 曹洪については / TATSU@管理人 [関東]
ん? 子孝さんは3月10日の投稿でも曹洪に触れてますが、その前の2月29日のギルガメシュさんの投稿、「そういえば...(スレッドNo.10172)」で、曹洪の件は話題になってるんです。

詳しく知りたければ上の「記事検索」をクリックして、「曹洪」と入力して頂ければ、該当スレッドがヒットします。

No.10359 - 2004/03/21(Sun) 22:34:48
玉璽の行方 / えみな [東北]
こんばんは 今週は休載で寂しいですね。
官渡大戦から北伐まで読み終わったところで身の程も知らずに質問します。
おサルの袁術さんは結局病死だそうですが、彼が皇帝を僭称するきっかけとなったあの玉璽は誰の手に渡ったんですか?

袁紹さんを頼っていく途中,とあったようなので,上げちゃったんでしょうか? それとも,自分の身柄を受け入れてくれると解るまで渡さない? 結局,袁陣営が崩壊した9巻時点で既に曹操経由で献帝の手に戻ってるんでしょうか。

日本で言う三種の神器みたいなモノと認識してたので(違う?),アレがないと献帝の方も心許ないんじゃないかと要らぬ心配してます。

No.10346 - 2004/03/19(Fri) 00:07:29

Re: 玉璽の行方 / 文月 [近畿]
こんにちは。今週の蒼天が休載で寂しがっている者の一人です。
ここのところすごく面白くなってきているだけに、一号でも休載だと次の木曜まで待つのがものすごく苦痛に感じるんですよね。
いまは土日と同じぐらい、いやそれ以上に木曜日が楽しみでしかたないのですよ。

玉璽の件についてですが、演義ではたしか、袁術死後玉璽は曹操が手に入れたと思います。正史では…ごめんなさい、よく知りません。(汗)
勉強不足をお許しください。

No.10347 - 2004/03/19(Fri) 16:55:34

Re: 玉璽の行方 / えみな [東北]
文月さん 早々にお答えありがとうございました。
やっぱり渡るべき人の手に渡ってたんですね。

このあとも物語で出てきたりするんでしょうか。ちょっと楽しみだったりして。
蒼天の献帝は傀儡といえば傀儡なんだけど、曹操を認めている(思わず譲位をいいかけてしまう)あたりなんとも好ましい悲運の天子に見えます。私としては玉璽は彼の手に戻ってほしいです。

でもよく考えてみると側近に押されて曹操追討の勅を出しちゃったり自分の后が曹操に殺されちゃってもなんにも言えなかったりとヘタレなヒトなのかもしれないですけど。

お詳しい方、どうか突っ込んでください(苦笑)

No.10349 - 2004/03/20(Sat) 02:27:21

Re: 玉璽の行方 / 英英 [北海道]
こんにちは(*^-^*)
詳しくはないんですけど参加させて下さい。
蒼天休載が1週間だけとは限らないし、再開までさみしいです。

演義では袁術が死んだ場面に一緒にいた袁胤(袁術の甥)が玉璽をもってましたが、行き倒れてる(?)とこを曹操の配下に見つかって取り上げられ、曹操の手に渡り朝廷に戻されます。その後、曹丕が献帝に禅譲をせまって曹丕の手に渡ります。
が、劉備も帝位につくとき玉璽を持ってます。少しうろ覚えなんですが、漢水でたまたま玉璽が見つかり成都に届けられます。横山三国志では漁師が網にかかった玉璽を見て「これは宝物に違いない。漢中王に献上しよう」と持ってきました。諸葛亮は「これこそが本物」「曹丕の手に渡ったのは、これが董卓の乱で紛失してから朝廷で仮に作られたものに違いない」と言い、劉備に帝位につくよう促します。

正史では、演義以上にうろ覚えで…(^^;
管理人様が<物語考>の13「孫策の躍動」(その94〜96)で玉璽について書かれてるのが参考になるかと思いますよ。

>献帝
演義の献帝は董卓や曹操の傀儡そのもので、本人は聡明なだけに悲運な皇帝ってイメージでしたが、蒼天の彼は何考えてんだろ?と思うことがあります。
「朕は曹操のことは嫌いではない」は正直な気持ちだろうな〜。
その後、曹操暗殺をもくろんだ側近が一族もろとも皆殺し、懐妊してた自分の妃も処刑されちゃって、なのにそれでも曹操への認識は変わった感じがしない。まさか何とも思ってないとか?…と疑ったり。
じゃあ劉備が袁紹軍の兵達に吐いたあの気焔は何だったのだー。
さらに伏皇后が暴室で殺されたのに献帝は平和そうに曹節と遊んでいるのを見て、ずいぶん不信感を抱きました。演義だったら伏皇后が殺されたことを非常に悲しむんですよね。糟糠の妻(なんて言葉は皇帝には使わないかもしれないけど)なんだから、悼む方が自然だと思うのですが……。

長々と失礼しました。

No.10350 - 2004/03/20(Sat) 14:43:45

Re: 玉璽の行方 / TATSU@管理人 [関東]
英英さんのおっしゃる通り「物語考・孫策の躍動」で玉璽について愚考しております。参考にして頂ければと。
あと、この質問は「疑問考BBS」で、まさに『 玉璽の行方(スレッドNO.253) 』というタイトルで話題になってるんです。
でも、あの掲示板は、今いち検索がやりづらいので、そこで管理人が書いた文章をコピペしときますね。

          ***************

作品中では「尻へ押印」シーン以降は出てきてないですね。

じゃ、実際のところはどうだったかと言うと、「玉璽がホントに洛陽で無くなったのか?」「それをホントに孫堅が手に入れたのか?」という疑問もあるそうです。が、『ホントに洛陽で孫堅が見つけて、袁術の手に渡った』という説をとるとして...

「後漢書」の徐膠伝によると、徐膠という人物は「献帝に召されて東海から都へ上る道すがら、袁術に拘留されていたが、袁術の死後、袁術の盗んだ玉璽を手に入れ、許都に帰ってこれを献上した」と記載してあるそうです。

つーことで玉璽の行方は、
献帝→孫堅→袁術→徐膠→献帝
ってことになります。

          ***************

という訳で、玉璽は、えみなさんのご希望通り、献帝のもとに返った模様です。良かったですねー(笑)

あと蒼天献帝の性格付けについてですが、これは、おっしゃる通り、賢いような愚かなような、分かっているような分かってないような、曖昧模糊としてますよね。
演義の献帝は、完全に傀儡で、曹操に言わば「いいように蹂躙」されてますが、蒼天では曹操擁護の立場もあってか、ちょっと違う味付けになってます。
そこが蒼天献帝の何考えてるか分かりづらい部分でもあり、逆に色々解釈できる部分でもあると思います。

No.10353 - 2004/03/20(Sat) 21:06:50

Re: 玉璽の行方 / えみな [東北]
ありゃま。管理人さんによる考察があったんですか。
調べもしないで失礼しました。それなのに皆さん温かい対応痛み入ります。

そーですか、やっぱり持って逃げた人がいるんだ。いや、逃げたんじゃなく、「正当な持ち主にお返し申し上げた」?
世界が広いだけにいろんな思惑でいろいろ動く人がいるところが中国史モノの奥深いところでしょうか。いえ、昔字面で読んだときその辺がわけわかんなくて、全然楽しめなかったんですけれど。今はとっても楽しいです。

とうとう10巻まで読んで劉備が一皮むける直前、妻子を捨てて逃げ、徐庶さんに見放されそうになるところ。「この引きは許せん!」ともだえています。以降は単行本で揃えようかしら。

No.10356 - 2004/03/21(Sun) 00:00:39
えーと・・・。 / ギルガメッシュ [関東]
 キリ番踏みました。520,000のキリ番を。二回目のキリ番踏みです。
No.10291 - 2004/03/12(Fri) 23:42:19

Re: えーと・・・。 / TATSU@管理人 [関東]
ギルガメッシュさん、おめでとうございます&申告有難うございます。
レス遅れてごめんなさい。
すごく久しぶりのキリ番申告ですね〜。40万の前半はほぼ連続で申告があったのですが、その後パッタリ止まってましたからね。

では、ご存知とは思いますが、下記3つの特典(?)、宜しくお願いします。

1.記念にHNをご希望のアイコンと一緒に掲載させて頂きます。下記gillさんのサイトに行ってお好きなアイコンを選んで下さい。
http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/4079/sangokushi/icon.html

2.願い事が叶うと(管理人の中で)有名な神龍に願いごとができます!アイコンと一緒に「願いごと」をこのスレに書き込んで下さい。

3.稚拙ながらもイラストを描かせて頂きます。描いて欲しい蒼天キャラの名前をリクエスト下さい。(過去のリクエストは描画考「MY GALLERY」をご参考に。同じリクエストは避けて頂くと嬉しいです。)

以上、お待ちしております!!

No.10331 - 2004/03/16(Tue) 22:18:54

Re: えーと・・・。 / ギルガメッシュ [関東]
では、希望を・・・。

1.アイコンは李通でお願いします。

2. 漢中争奪戦と関羽の死で終わる荊州争奪戦が長く、そして熱く語られるように。そして馬超の出番が増えますように。

3.では、張遼を抱え上げている臧覇でお願いします。

No.10343 - 2004/03/18(Thu) 21:38:59

Re: えーと・・・。 / TATSU@管理人 [関東]
了解です。アイコンと願い事はUPしときました。

リクエストのほうは「場面」じゃなくて「キャラ名」にして頂きたかったのですが...
まぁ、今回は「臧覇」とだけリクエストしても、結局 張遼かついでるシーンになりそうですから、それでいきましょう。

No.10352 - 2004/03/20(Sat) 21:01:02
今週の蒼天<孫権,雷撃> / TATSU@管理人 [関東]
今週の蒼天、「黄鬚(きひげ)の膂力に驚愕!」って感じでした。
合肥回想編の張遼に負けじとばかりに、濡須編でも、豪傑連が凄まじい武威を発揮してますね。 なかなか面白いです。蒼天航路。

          ***************

ドドドォォォン

稲光りの後、落雷の音が山上に響き渡ります。
辺りは再び闇に包まれます。

「ご主君!」
孫権の背後から、叫ぶ潘璋。
「おお! 見た! おった!」
孫権は険しい顔をして答えます。
「昨日 出くわしたのは、後ろのふたりでございます。」
潘璋がそう報告すると、孫権は前方を見据えたまま考えます。

−覇王も人の子。
  できの悪い倅(せがれ)ほど やはり可愛いか?−

その台詞とともに描かれるは、雷光で照らし出される魏王、そして両脇を固める曹彰と司馬懿。 あ、軍師風の男はやっぱり司馬懿でした! 敵から見ると、司馬懿は "匂いもなく、発する気も朧(おぼろ)" な印象なんですね〜。

          ***************

「あれが孫権すか!?」
反対側の山頂では、曹彰が興奮して叫んでいます。
「司馬懿。」
曹操が語りかけます。
「どう攻める?」
朧(おぼろ)軍師に視線を投げかけ、微笑む曹操。
「足場が狭いうえ、雨で地盤がゆるんでおり、乱戦は必死。そうなれば魏王(との)を守護することもままなりませぬ。」
司馬懿の返答を聞いて、曹操は高らかに叫びます。
「俺の命を理由にするな! 孫権をCENSORED策のみを言え!」
ふいの叱責に絶句して、激しく思考を巡らす司馬懿。

そう言えば漢中の軍議で、 "孫権の和睦と北上は、お前の予想日数と規模を若干上回っていたぞ。" と笑う曹操に、「猛省し、孫権をCENSORED方策に生かしてまいりまする。」って司馬懿は答えてましたよね。
臣下が才を出しつくすことを必須とする魏王としては、「俺の体を気遣う策などいらん! あの時お前が言ってた "孫権をCENSORED方策" を今 言え!」って感じなのではないでしょうか?
曹操のこーいうところは、郭嘉とかが軍師やってた頃と変わりませんね〜。逆に言えば、軍師は今も昔も大変そうです...

          ***************

−まずは くらえ! 孟徳!!−

司馬懿が思考を終えるより早く、独白した孫権は、次ぎに大きく叫びます。

「仁!!」

ガグオッ!

咆哮とともに、仁が凄まじい勢いで飛び出します! うわわっ!!孫権、虎を連れてきてたのかっ!!

猛獣襲来に目を見開く曹操陣営!!
「弩兵!!」
司馬懿が慌てて叫ぶより一瞬早く、曹操がひときわ大きな声で叫びます。
「ゆけい 黄鬚(きひげ)!」

がッ はぁ

返事とも雄叫びともつかぬ声を上げて、飛び出す曹彰!!

「なにいいい!?」
それを見て、孫権は思わず叫び声を上げます。

−倅を放ちおったぁー!?−

"放つ"って表現が凄いです。人間扱いしていません。それほど孫権には意外だったのかもしれません。まあ、普通、息子を虎に向かわせる親は少ないでしょうね。

尾根を猛進してゆく仁! 曹操の騎馬隊からは、"猛々しいが できの悪い息子" が、馬を駆って驀進して来ます。

「おッ 剣を抜きおらんぞ!」
駆けて往く曹彰を見て、曹操が不思議そうに叫びます。
「魏王(との)!...」
その後ろで司馬懿が蒼ざめて叫んでいます。そんなことより、息子を虎に向かわせるなんてありスか!? って言いたいんじゃないでしょうか?

ガガガ

尾根を爆走する猛虎!

ガガッ

馬上の曹彰は、馬の鬣(たてがみ)を強く掴むと、鞍に片足をガッをかけます。

カッ

雷光が輝く尾根の中央で、二匹の猛獣は激突します。 獲物目掛けて飛びかかる仁! 同時に曹彰も馬を高く跳躍させます!

空中で鬣(たてがみ)を引っ張り、馬の頭と仁の頭を激しく打ち付ける曹彰!! 次の瞬間!
鞍から跳躍した曹彰は、手刀を、仁の背中に叩き込みます!! 仁の背中に深々と突き刺さる曹彰の手刀!!

ドドオオオン!!

仁の体は大地に激しく打ち付けられ、手刀を叩き込まれた背中からは、鮮血が迸(ほとばし)ります!!

その信じられない光景に、蒼白となる孫権陣営!!

「じっとしておれ家畜!」
背中を貫いた腕を、ブチャッ グチャッとこねくり回しながら、曹彰は笑います。
「今すぐ楽にしてやるぞ!」

ジュバッ

やがて、曹彰は、仁の背中から手を引っこ抜きます。なんと、その手には内臓が!!
す、凄い! 凄すぎます!!曹彰!!! この曹家の次男坊は、脅威の腕力を有していました! 何か拳法でも習得してたんでしょうか? こんな凄まじい虎の殺し方みたの、ラオウ以来です!(笑)

          ***************

ここでナレーション

−正史〔任城威王彰伝〕 (曹彰伝)にいう
  その膂力は並はずれており、みずから猛獣と格す。−

「格す」って何だろう?って思って検索してみましたが、分かりませんでした。で、記載されている任城威王彰伝の該当部分を読んでみましたら、
『 筋力は人なみ以上、みずから猛獣と格闘し、険阻なところも平気であった。』 とありました。なるほど、日頃から猛獣と格闘してたんですね。 もしかして「闘」の文字が脱字だったとか? 
ちなみに曹操が曹彰を「黄鬚」と呼ぶ記載も、ちゃんと正史にあります。さしずめ現代に置き換えれば「茶パツ!」って叫ぶようなもんでしょうか?違うか...

「じ...」
体を震わせ、目に涙を浮かべる孫権。
曹彰は、孫権のほうを向いて、不敵に笑います。手にした仁の内蔵は、ビクン ビクン と鼓動しています。こ、これって心臓だったみたいです! 曹彰、北斗曹家拳の使い手に違いありません。

「仁ーッ!」
絶叫して駆け出そうとする孫権。
「ご主君!!!」
周泰がその体に抱きついて制止します。
もし、仁が2代目とか3代目でないとしたら、孫権が子供の頃からの付き合いですんもんね。特にあらゆる動物と仲良しの孫権からすれば、仁の死は、肉親の死のように悲しいのかもしれません。

「どうした?」
曹彰が笑いながら立ち上がります。
「かかって来い。田舎者(かっぺ)!」
仁の心臓を、後方へ放り捨てる曹彰。

すっげ〜、なんちう挑発的な態度!! 孫権をカッペ呼ばわり! 心臓捨てて煽るとこなんか、曹彰は喧嘩慣れしてるタイプとみました。
しかし、潼関で馬超を「ぎったんぎったんに切り刻む」と豪語し、勝手に矢を放って曹仁にオデコぶん殴られてましたが、この曹彰だったら馬超といい勝負だったような気もします。

ガッ

ところが曹彰の足元の尾根がふいに崩れ、仁の死体や馬と共に、曹彰は斜面を滑り落ちてゆきます。
「おわッ」
と声をあげる曹彰。
...結局こーいうキャラなんでしょうか?(笑)

          ***************

カッ

辺りが明るくなったかと思うと、落雷が孫権と曹操の間に、轟音を立てて落下します。
照らし出されるは、静かに笑みを浮かべる曹操。 孫権は、歯を食いしばり、憤怒に涙を浮かべながら唸ります。
「戦(いくさ)好きの年寄りめが〜。」
堪らず絶叫する孫権。
「みずから遊軍を率い、のこのこ出張(でば)って楽しいかーッ!」
うおっ、怒っております、孫権! 魏王を面罵しております。
...「みずからのこのこ出張ってきてる」のは、お互い様のような気もしますが、まぁ 孫権はまだ若くて血気盛んということと、仁を殺され気が動転しているということで許しましょう。

ふいに曹操が答えます。
「江南を任せておる息子の成長ぶりを、ひと目みたくてな。」
崖から這い上がってきた曹彰がそれを聞いて「息子ぉ〜?」とつぶやいてます。
これって、前回の濡須塢で、曹操と孫権の初対面の時に「どうだ? 俺の子にならんか?王たる者に育ててやるぞ。」と告げた台詞を継いで、言ってるんでしょうね。

−江南を、任せておるじゃあ?−

憤怒の顔で孫権が独白します。このクソジジイは何をほざきよるんじゃあ?って感じでしょうか?
「ん!?」とふいに孫権はつぶやき、曹操を凝視します。孫権の目に映るは、目を細め、額に手をかざし、しきりにこちらを窺う曹操...

−おおッ 孟徳の肝(はら)は、あの戯言(たわごと)の裏返しじゃ。−

そう独白して、ふいに孫権はニンマリと笑います。

え〜っと、この台詞の意味が分かりづらかったです。 "あの戯言"ってどの戯言でしょう? 前述した4年前の濡須塢の台詞のことでしょうか? それとも今、曹操が孫権に告げた台詞のことでしょうか?
いずれにせよ、俺の息子になれだの 息子の成長ぶりを見にきただの、その「戯言」と「肝(はら)」は裏返しってことですよね。 つまり、実際のところは、息子にしたいどころか憎らしくて堪らないし、成長ぶりを見に来たどころか、早く衰退してくれないかと待ち望んでいる、って感じでしょうか? 皆さんの意見も聞きたいところです。 

孫権の独白は続きます。

−王と称してなお
  戦場という戦場を駆けずり回らねば
  気のすまぬ男。
  曹 孟徳。−

ここで、雨の中、「ん?」とつぶやきながら目の下をこする(目の下をぬぐう)曹操が描かれます。
え〜っと、このシーンの意味も分かりませんでした。まるで涙を拭(ぬぐ)っているようにも見えますが、ここで曹操が泣いているのも変ですし...ただ、孫権が見えづらいので目をこすっているだけでしょうか?それとも別の意味があるんでしょうか?
難解です、蒼天航路。 っていうか曹操の真情が今ひとつ分かりません。

「魏王よ。」
孫権が笑みを浮かべて話し始めます。
「それほど 江南の地が欲しいなら。 それほど わしの命が欲しいなら。」
その言葉に聞き入る魏王。突如 孫権は大声を張り上げます。

「ならば玉座につけい!!!」

稲光りが、山間部を真っ白に浮かび上がらせます。
落雷の中、孫権が叫びます。
「孫家三代! 天子にならば、平れ伏す用意がある!!」

それを聞いて、曹操は激しく反応します。
笑みとも怒りつかぬ表情を浮かべ、毛を逆立てる魏王!!

          ***************


「平れ伏す用意がある!!」の台詞は、この濡須戦の後、孫権が取る行動の伏線と思われますが(ネタバレすみません!)、その条件が、"曹操が天子になること" っていうのは正直驚きでした。 でも、孫呉の会堂で発せられた“膨大な問い”の中に「天子とは何か」「董卓の立てた天子は正しいのか?」「正しくないなら真の天子はどこにるのか?」というのがありましたから、孫権なりに答えを出したのかもしれません。 
でも、“平伏する条件”をこれにしちゃうと、この後の展開にどーいうオチをつけるか、やや心配ではあります。 って、イチ読者である管理人が、そんな心配するのは大きなお世話スね...。

さあ、孫権の雷撃の発言にどう出る!? 魏王・曹操!!

No.10280 - 2004/03/12(Fri) 12:55:58

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / えみな
待ってましたぁ!
今回は衝撃のシーンに圧倒されました。
管理人様の解説で「江南を任せておる息子」の意味も「戯言」の内容もすっきり解って感謝の言葉もございません。
そうか、それで「息子」の筈の彰が「息子?」って不審そうなんだ。
大昔、ダイジェストの三国志で流れだけ読んだ身には解りづらい「蒼天航路」の奥の深い台詞ですが、いろいろご存じの方に解説して貰うと身に染み渡ります。いよいよ頼りにさせて貰いますよ。

……ここだけの話ですが「仁」って虎の名前だったんですね。曹仁さんのことかと思って、なんで孫権が曹仁さんを使うのよ? と一瞬思いました。ま、私のレヴェルはこの位なんで、解説をしてくださる方がどうしても必要なわけ。

No.10281 - 2004/03/12(Fri) 13:15:40

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 陳孫 [関東]
TATSUさん、今週も早いUPお疲れ様です。
私としては、曹彰の素手での虎退治は、<遼来来>の温恢の「円圏!!!」と同じように「嘘くさくね?」というものでした。
一応、正史に「膂力は並はずれており、みずから猛獣と格す。」とあるようですが、イマイチ納得いきませんでした。
まあ、私個人の感想に過ぎませんけど(汗

>曹彰、北斗曹家拳の使い手に違いありません。

そういえばあの作品は、『蒼天の拳』という題名からして胡散臭いですね。

ところで先週出た疑問ですが、「軍師風の子守」とは司馬懿でしたか。
曹彰を静止させた一言というのが気になります。

そして残念ながら、フランケンシュタインの正体は出てきませんでしたね(w

No.10282 - 2004/03/12(Fri) 15:09:20

ふぉ〜恐ぇ〜 / 岳飛
曹操が眼を擦ったのは、孫権の表情が変わったことを気にとめたからでしょうか?
曹操の問いに、孫権が意外な表情をしたから……という気がします。
まぁ、書の読みすぎで曹操は眼も悪いですから(笑

あの戯言とは、濡須塢の事でしょう。
冗談=戯言ともなりますし、この短期間に”あの”は変です。
裏返しは、そのまんまの意味ですね。
「それほど わしの命が欲しいなら」とも言ってますし。

あと、仁がしんじゃいましたねー。
何気に呉のキャラクターの中では古参なだけにショックです。
しかし……挨拶代わりとは言え……彰以外にも曹操の武将は仁を殺めるには充分の猛者揃いですから、孫権の自業自得……攻めるのが下手なのは分かっていましたが(苦笑)

No.10283 - 2004/03/12(Fri) 15:47:29

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 荀公達 [関東]
お久しぶりです。単行本30巻では、ついに…、ついに…我が愛する荀公達殿が逝去してしまいました(泣)

さて、今週も興奮せずにはいられないお話でした。管理人様のUPを読み、モーニングを読み、自己分析…。
どう頑張っても管理人様には、追いつきませんや!!
来週も楽しみです♪
曹操の死期が近づくにつれ熱くなっていく蒼天…。
失礼しました。

No.10284 - 2004/03/12(Fri) 16:52:24

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / あさの [北陸]
いやー、曹彰は凄いですね。蒼天よりも、少年漫画向きな人材なんじゃないかと思いますよ。でも、出来の悪い息子なんですね。まあ普通の親なら、虎と素手で喧嘩する子を出来が良いとは言いませんね。
先週の蒼天くらいから思ったんですが、今回の南征編は曹操の後継問題が隠れたテーマになっているのではないかと思うのです。
息子の子守とか、死んだ後の事はどうでも良いのか(手元のモーニングが無いのでうろ覚えですいません)などと、孫権が曹操の考えを推測していたのは、その伏線なのではないかと。
「江南を任せた息子」発言や出征直前の何晏や曹植に関するエピソードも後継問題への伏線なのではないかと推測しました。
今まで、蒼天の中で曹操の子達が子として扱われたエピソードが意図的な程に少ないのと、曹植に対する「人材」扱い。今回の曹彰もそうです、明らかに実子がどうのこうのと言うよりも「膂力抜群の武人をけしかけた」というふうにしか見えません。
曹操にしてみれば「実子も人材」でしかないのでは。そんな中で、親子らしい(?)エピソードは、曹昴との会話と曹丕の嫁取りだけなのではないでしょうか。
もしかして、孫権に対する「息子にならんか」はからかい半分よりも、本気の発言なのでは。後継を決定しないのもその為で。
どうも、蒼天での曹操の、今までの言動を考えるとそう思えてならないんです。
駄文に上に長々とすいません。感想になってないですね。申し訳ないです。

No.10285 - 2004/03/12(Fri) 17:42:41

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 笠松但馬守 [北陸]
仁さん・・・、ご愁傷様です。かわいそうな死に方でしたね・・・。
これで曹軍は馬を盗まれた怒り、孫軍は仁を殺された怒りで戦うのでしょうか!?単純な分、熱い戦いが!!!
しかし、年が明けてから以上に蒼天航路が面白くなってきたように感じます。エンディングが閃いてそれに一直線なんでしょうか?
最後の灯火だとしたらなんか寂しいかも・・・。

No.10286 - 2004/03/12(Fri) 20:12:56

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 李桃桃内 [地球外]
 孫権がガキんちょの頃からいたとすると、仁っていくつよ?

 どうもこんにちわ。李桃桃内です。
 レビュー間に合って良かった〜。明日には米国行っちゃうので。

 注目すべきは黄鬚の虎退治。
 「格す」とはやっぱり格闘ですかね。水滸伝もそうだが、中華には100年単位でこういう事やる人が出るもんすかね。日本じゃ加藤清正と愚地独歩の2人しかいないのに……おおっと、独歩のは社会教育者の立場から非公認だったか。
 
 しかし、濡須の合戦は馬を奪ったり虎を殺したり、お互い憤懣ばかりで泥試合の様相が。小生、閣下のように無邪気にはなれません。

 最後の天子云々も解釈が分かれるところ。
 閣下はどこまでも個人主義ですから、誰かにかつがれて何か別のペルソナを被るなんて所業はイヤで仕方ないんでしょうな。帝位を拒むのも個人的理由ですからね。荀攸のように脱・乱世を顧みるなら最もカリスマある人物がなりふり構わず天下を収拾する方が大事です。
 それをせず、戦争中の賊を息子なんて呼ぶあたり、やはり閣下には天下の収拾なんてさほど優先順位の高いもんじゃないんでしょうな。現場に立って政をこなす人なら敵でも評価する。孫権を高く買うのも、逆に(政とは無縁の)馬超にダメ印したのも、人第一の閣下らしい判断でしょう。
 もちろん、そんなマイペースな人の死後はメチャクチャになるのがオチ。三代続けて伝統を繋いだ孫権からすれば足元も固めずに何ぶらぶらしてんだという気分でしょうな。

 う〜む。そろそろ曹丕についても描いてほしいような。
 この人の内面については初登場時だけではないかい? ちーちゃんはずっと内面なのに。てなわけでアイコンも二代目。

No.10287 - 2004/03/12(Fri) 21:04:39

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 英英 [北海道]
わお♪今回の主役は、曹彰だあ〜(・◇・)
…と、一読して叫びましたが、タイトルは孫権でしたか。
チューボー時代からの腹心だった“仁”の最後の場面。
(彼は戦が終わったら虎狩に出かけて張昭と大喧嘩しそう)

足場が悪い上ぬかるんでる尾根に、嬉々として駆け出す曹彰(おい)
というか、そんな危険な場所に倅を放つ父・魏王…(おいおい)
しかも倅が一騎討ちする相手は、虎だ!(お〜い…)
虎に接近して剣も抜かない曹彰に、ひたすら蒼ざめる子守り軍師。
「馬は足だ!武器だ!道具だ!(by曹仁)」を実践する曹彰。
素手で虎の心臓を……!自分の馬をも恐れさせる曹彰。
江南の主を「かっぺ」呼ばわりする威勢の良い曹彰。
(挑発じゃなく、素でやってるのかと思ってました(笑))
が、直後に足を滑らせて崖から転落する…(笑)
画面から消えたと思いきゃ、しぶとく岩盤に張りついてました。
強制的に戦線離脱、とならなくて良かったね♪主役だと思った瞬間、父と敵に出番をゆずり渡してるとこ、笑える。こうゆうキャラすか。
 ※一方、虎の盾に使われた馬は、仁と共に落ちました。
 (せっかく虎の盾にされても生き延びたのに)

少年漫画のヒーローのような曹彰に惚れてしまいましたよ。
どうじゃい、仲謀!できの悪い倅は猛々しいぞ!(笑)

>「格す」って何だろう?
手元の漢和辞典を見ると、「格」の文字には「敵対する」「うつ。CENSORED」「とらえる」という意味があるそうですよ。

今回の注目・その2は、がんばれっ!司馬懿ーっ!!
曹親子の所業に蒼ざめっぱなし。どうも彼を見てると、殿の謎解きのような言葉や冗談に振回されてた純粋軍師・郭嘉を思い出します。

>「俺の命を理由にするな! 孫権をCENSORED策のみを言え!」

でも、でもですね、魏王。司馬懿が心配するのは当然ですよ。
敵に勝つため「殿自身を囮にして呂布を渓谷に誘い込む」なんて作戦を立てた、故郭嘉の方が珍しいんです(笑)。まあ、あの頃は殿も壮年でしたからそんな作戦もやれたんでしょうが(でも司馬懿はやらないかな。てか、郭嘉以外やらないかも)。あれは現在の濡須戦より20年くらい前になるのでしょうか?殿の外見が変わるとずいぶん昔な気がしますが、郭嘉と司馬懿の年齢って9歳しか違わないのですね。ちょっと驚きました、いろいろと感慨深い…。

先週の孫権は「倅の不足をどのように軍師で補うのか」考えてましたが、今週の司馬懿を見ていると、英英は「軍師の不足を補うために(軍師の成長を促すために)できの悪い倅をくっつけた」ようにも見えました。

>「天子にならば、平れ伏す用意がある!!」
孫権、若かりし曹操と同じことを言ってますね〜。
最後のページ、司馬懿の表情は何を考えてるんでしょう?
わが魏王が玉座に座ることを彼も望んでいるんでしょうか?郭嘉が仕官する時に「なぜ最短の道でこの乱世を鎮め玉座に登りつめようとしないのか」と言ってましたが…。司馬懿も同じような思いなのかな?

管理人様が呈された疑問's、もう少し考えてみたいと思います。

No.10288 - 2004/03/12(Fri) 21:10:28

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 仲完 [東海]
えーと・・・今回、実はちょっとガツンときましてですね、三国無双の五丈原で魏軍を5、6回皆殺しにして気を静めてました。虎はいないんでとりあえず一番似てる魏延でw
やっぱりこたえますね、予想外の死ってのは。特に仁と孫権はセットで考えてましたから。

えーと、どこから書いていきましょう・・・まずは曹彰ですか。

今回の曹彰のモデルと思われる評の持ち主が中国史上の超有名人にいますね。
「容姿は端麗で、虎を素手で絞めCENSOREDほどの膂力の持ち主、かつ口が達者で自信家、しかしその性は極めて残忍」
・・・その評の持ち主とは誰か。
殷の最後の王にして中華史上最悪の暴君と名高い、紂王その人です。
まあ、曹彰の場合、若き日の父親に比べて数段劣る容姿ですが(ひでぇ)後継者の一形態としてみた場合、曹彰には暴君的要素のキャラを与えたような気がします。

>「みずから遊軍を率い、のこのこ出張(でば)って楽しいかーッ!」
楽しいかーッって・・・なんか子供が喧嘩に負けて泣きながら言うような言葉ですが・・・まあ死ぬとは思ってなかったんでしょう。
「まずは」ってあたりからして威嚇ではなかったかと。
そもそも張遼には追われててもぶつけてなかったあたり、相手を選んでいた可能性は高そうで。
 そこで曹操ですが、今回は傍に許猪がいないんですよね。もしも、許猪がいたらおそらくいきなり単身で仁を出しはしなかったのではないかと。もしそこまで曹操が読んでて、あえて孫権の暴発を誘うために許猪ではなく武名の薄い曹彰をつれていたとすれば・・・鬼ですw

>「江南を任せておる息子の成長ぶりを、ひと目みたくてな。」
息子とは管理人さんのご意見通り、孫権のことでしょうね。
で、実はこの言葉、案外字句通りかもしれないですね。
といいますのも、正史において烏丸に信望の厚かっただった閻柔という男がいるんですが、この人に曹操は「息子だと思っている」と言ってて、実際この閻柔は曹丕とも仲が良かったらしいんです。
馬超評「息子馬超は天下になんら益することのない徒花、俺は思考の死角をつかれたよ」とも踏まえて、じつは北の閻柔、西の馬超、南の孫権を「僻地を任せた息子」と考えていたというのは飛躍しすぎでしょうか。
「待て貴様、同じ指で三週間前に何書いた!!」ってのは忘れてください(汗

>−おおッ 孟徳の肝(はら)は、あの戯言(たわごと)の裏返しじゃ。−
で、実は上記の仮説を立てるとこれが猛烈に難解になるんですね。まあ、二つの仮説を考えてみました。

ひとつは、管理人さんとまったく同じ意見です。

もうひとつは、下の言葉と一連で考える図式。
>−王と称してなお戦場という戦場を駆けずり回らねば気のすまぬ男。曹 孟徳。−
この言葉をセットで考えるならば、おのずと過去の言葉が連鎖します。
二週間前の張遼の言葉(王となってもつくづく武人)と「俺は死ぬまで詩を吟じ戦場を駆け抜けるのだ」と、さらに寒貧の評をシンクロさせてゆくと、こういう論はどうでしょう。

息子の成長を見たいというよりもむしろ、己の絶えぬ進化を見たい、と。戦場を疾駆する中でその才はいまなお磨かれてゆく。この男に老衰という文字は存在しない。江南の若き英傑との対峙、それはやはり「のこのこ出張るぐらい楽しいこと」でもある。
そうなると先週の孫権の「己が死んだ後のことなど〜」も連鎖するような。

ん〜・・・さすがに飛躍しすぎですね。やっぱり仁が死んで脳が沸いてるのか。とりあえずこの話はこのくらいで逃げます。

>「それほど 江南の地が欲しいなら。 それほど わしの命が欲しいなら。」
>「ならば玉座につけい!!!」
>「孫家三代! 天子にならば、平れ伏す用意がある!!」
えーと・・・最後の一行、大嘘ですよね。亡き孫策が何をしたか。僭称皇帝の袁術には牙をむき、許都の劉協は覇道の道具として考えていたし。親父にいたっては4巻あたりで「孫家の百年」を「漢の四百年」より優先させてます。
と、なれば・・・これは全文まとめて心にもない大嘘、とみてもいいかなと。おもむろな挑発、露骨に言えばお前は戦場を疾駆せねば気が済まぬ男、一生皇帝にはなれぬ男だと。さらに言えば、皇帝になれない貴様には一生俺を平伏させることは出来ぬ、と。

>毛を逆立てる魏王!!
逆立った髪が、ちょうど張遼のようになってますね。これは狙ってたのか否か・・・私的には狙ってたと。張遼のような髪型と二つづつの目の上側の生気あふれる目が曹操の武人としてのもの、下の大笑とうらはらな醒めた目が、魏王としての曹操、その二つの人格の表現・・・とか。

・・・なんかいつにもまして変な文になりましたがご容赦を。とりあえず最後くらいはいつもらしく。

豚が焼け死に、駄馬が脳を貫かれ、名馬が盗まれ、虎が殺される。
ここはなんという動物に冷たい戦場か!!

No.10289 - 2004/03/12(Fri) 21:32:35

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / Gyoku [関東]
何だかついつい先の展開への伏線のように感じてしまう今日この頃ですが。

曹操を前に江東の碧眼児いきなり虎を向けるとは・・・
劉備と会った時とは状況が違うけど、やっぱ虎で挨拶なんですね(笑)
対する魏王は黄鬚児曹彰を向かわせるとは・・・
そして曹彰、見事に虎を倒してます。凄まじい絵でした。

曹操と孫権の会話は、かなり単純に考えて、
孫権に対して、江東を任せてるなんて帝位にでも着いたつもりか曹操!
曹操が皇帝を名乗るなら仕えてやるぞ!でも帝位には着かないんだろ?
だから俺は曹操に仕えない!っていう挑戦的な姿勢かなとも思いました。

また、最後のコマの曹操の表情も気になります。
そして司馬懿の表情、爽やかです!

今回のやりとりは何だかハッキリしなくて、最近の魏と呉の息を呑む攻防による、次号への期待感とは違う意味で次号が気になりました。

No.10290 - 2004/03/12(Fri) 22:14:57

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / DAI [九州]
なんか、作者の悪趣味が存分に発揮された仁の殺し方でしたね。
正直、生理的に嫌悪感さえ抱きました。

見るべきポイントはいくつかある気がします。
まず、単純に、孫権に喜怒哀楽が戻って来ていること。
そして、仁の殺されよう、曹彰の安い挑発に対する感情をさえ乗り越え、曹操に問いただすことができること。



そして、何故に曹操にとって孫権が江南の息子足りうるのか。

>ならば玉座につけい!!!」
>孫家三代! 天子にならば、平れ伏す用意がある!!

この問いを私たちは知っている。
まったく同じ問いをかつて暴虐の王に叩きつけた人物を知っている。

>なぜ玉座にあって自ら皇帝を称されぬのか!!
>曹操孟徳には玉座に対する礼はなく、天子を称する人間にのみひれ伏す用意がある。

膂力にまかせた馬鹿な倅を前に、息子と呼ぶは孫の血が創出した一人の王。
そして、見守るは曹操の吹かせた新しい風を心地よく受け止めることができる司馬懿。
曹操は自分の死んだ後のことを考えているのか、いないのか。


仁の殺し方は悪趣味。
とてつもなく悪趣味。
が、それ以上にこの回「うまい」とうならざるを得ない。
そんな感じです。

No.10292 - 2004/03/13(Sat) 00:09:27

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / すこや [四国]
管理人様お疲れ様です。
2度目の投稿になります。
>"放つ"って表現が凄いです。人間扱いしていません。
猛獣使いの孫権と猛獣曹彰、敵として出会わなければ良いペット、じゃなくて友人になれたでしょうね。
>毛を逆立てる魏王!!
恐ろしく分かりにくい反応してますね。玉座につく意思の無い曹操としては、やはり怒りの感情でしょうか。
>−おおッ 孟徳の肝(はら)は、あの戯言(たわごと)の裏返しじゃ。−
これは先の法正の『白々しく親書を装った脅迫状』のようなものだと思います。つまり友好的な言い回し(戯言)の裏に隠された『任せているとの言葉どおり江南を曹操のものとしろ。』という勧告宣言(肝)かと。

曹彰の大活躍に孫権の『玉座につけ』発言、ついでに司馬懿のストレスも急上昇で今後も蒼天は目が離せませんね。

No.10293 - 2004/03/13(Sat) 00:43:02

補足 / DAI [九州]
>おおッ 孟徳の肝(はら)は、あの戯言(たわごと)の裏返しじゃ

これTATSU兄の解釈とまったく反対ですよ、私は。
戯言の裏返しというのはどちらかというと、この場面のニュアンスでは、ふざけてるような問いかけの裏に真意が潜んでいるということでいいかと。
つまり、曹操が「本気」で自分を息子呼ばわりしていることに気がついたんですよ、孫権。
で、曹操にとって息子っていうのは血というよりも意志を継ぐものでしょう。

誰よりも自分以外の王を望んだのが曹操。
それが例え敵であっても、敵味方を越えて王としての評価を持つわけで。
見事な敵をありがたがりはしないけれど、愛でることはする。
その延長上に孫権への大きな評価があるんでしょう。

そして、孫権はその曹操の真意にやっと触れたのかと。
劉備は曹操の真意を知り、なおその行いに同意することはなかった。
そういう意味では、孫権はやっぱりひよっこで、未だ曹操の真意に触れることもなかった。
そこに今回触れた。
やっと曹操も語る相手ができたのではないでしょうか?

そして、開かれた孫権の胸襟からでた言葉が若き日の曹操の問いかけとまったく同じであることも二人の共鳴をよく表しているのかな、と、思います。

No.10294 - 2004/03/13(Sat) 00:46:59

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / なるみ [北陸]
こんなところで重箱の隅をつつくようなレスですが。

はじめのほう、「ご主君!」とか言ってる人物、潘璋じゃなくて周泰ですよね?

No.10296 - 2004/03/13(Sat) 03:50:48

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 【56】 [関東]
曹彰…怖っ。いくら何でも孫権も素手で殺される結果になるとは思ってなかったでしょう…
TATSUさんの仰る通り、ラオウのような剛拳っぷりです。これで甘寧と
1対1で格闘させたらどっちが強いんでしょうか?

それはそうと「孫家三代! 天子にならば、平れ伏す用意がある!!」という孫権の挑発は
あの史実の「臣孫権」で始まる上奏文の蒼天版でしょうか?

その孫権の問に曹操はどう答えるんでしょうか?単純に考えると
・天子になる → 漢王朝が滅びる → 荀?ケの懸念が現実となって
しまうし、曹操がこれまで自らは天子にならないと言っていた事が
根底から覆される。
・天子にならない → 天子ではない曹操には従う事はできない。

単純に考えるとこういう結果が予想されますが、来週曹操はどう答えるか
楽しみです。

No.10299 - 2004/03/13(Sat) 04:03:56

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / t.s
曹操の教育方針から、次代を見る孟徳の肚をうかがいに来たのに、自分自身が曹操の倅にされているとは思わなかったでしょうね。

曹彰の描かれ方は、秀逸だと思います。
剣で斬りつけても致死させることは容易だろうに、わざわざ心臓を引きずり出して孫権を挑発するあたりは残忍な印象を与えますけど、彼の場合はこれでいいのでしょう。曹丕・曹植に比して「武」を強調するなら、品行法制な曹彰というのはありえないものかと思います。
そして、今回このように描かれたということは、曹操・孫権の問答と平行して、曹彰が後継者の候補から外れることを読者に予想させる意図があるのでしょう。
その点、曹彰の残忍を他所に、曹操・孫権が問答するというのは実におもしろいです。
仲完さんの曹彰評、「殷紂」はおみごとです。しかしそのための虎として仁が生贄になったのは残念です。

>おおッ 孟徳の肝(はら)は、あの戯言(たわごと)の裏返しじゃ
これは、正直みなさんが多様な解釈されるほど複雑でもないと思ってたので、これほど様々な意見に触れられたのは意外でした。
私はDAIさんと同様に、「息子になれば、王たる者にしてやる」という、およそ正気とは思えない曹操の冗談は、実のところ本気なんじゃないかと、孫権が思い始めたのだと考えました。

No.10301 - 2004/03/13(Sat) 04:10:11

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 閻行 [関東]
お久しぶりです。

今回の蒼天は孫権が曹操の矛盾点を鋭くえぐってきましたね。
孫権を江南を預けている息子とまでいう曹操にとって敵味方ということ以上に孫権という存在は天下経営の後継者候補の最右翼といえるのではないでしょうか?
反面、天下を実質上掌握しておきながら、帝位という責任ある立場(と私などは思うのですが)には立とうとしない曹操は天下の人民にとっては理解しがたいところでしょう。ある意味無責任でもあります。当然、曹操の心情や責任意識とは関係ないことでしょうが・・・。

で、孫権がもし曹操の息子ということであれば、次期魏王は孫権になる可能性も大きいわけです。
そこで孫権の言を深読みすれば、「魏王の後継者ではなく、天下人の後継者になれるんなら考えてやってもいいぞ!」という意地悪な問いかけだったのではないでしょうか?

天子にはなろうとしないが実権は握っている曹操、それに対し実権を握っているのに、皇帝の座に登ろうとしない曹操を理解できない臣下と天下の人民達。
私が孫権の立場ならば、「あんたは皇帝でもないのに、何の権利があって儂を息子扱いするのかね?」と考えます。
孫権は曹操の真意を知ると同時に、その矛盾点を的確に突いたのかもしれません。

No.10303 - 2004/03/13(Sat) 15:11:41

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / つね [関東]
今回は3分割するのが難しかったです(本末転倒)。
それでも3分割して、

1.濡須口会戦6(曹彰の蛮勇)。
2.濡須口会戦7(孫権の怒り)。
3.濡須口会戦8(孫権の問いかけ)。

 仁が死んでしまったのは、岳飛さんのおっしゃるとおり、孫権の自業自得。司馬懿の弩兵でも射殺されそうですからね。まさか曹操を殺せるとは思ってなかったでしょうから、肝を冷やせればそれでよしと考えていたのでしょうが。

>おおッ 孟徳の肝(はら)は、あの戯言(たわごと)の裏返しじゃ

 これはDAIさんと同じ意見です。裏返しというより裏付けといったほうが本来の意味に近いのではないでしょうか。

 最後の曹操の表情。私は、史記の「重瞳児」を思い出しました。「瞬も項羽も瞳が二つあった」というガセネタな話ですが。

No.10305 - 2004/03/14(Sun) 00:22:40

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / きさこ [四国]
お久し振りです、司馬懿が出て嬉しいのでまたカキコ(笑)
夜更かしついでにモーニング読んでたらなんだか色々考えてしまいました。皆さんの深い洞察には及ぶべくもなく、とりとめもないですが、寝る前に書き出したいな〜と。寝たら忘れそうなので・・・。

曹彰vs仁
曹彰も好きなので活躍が見られて嬉しいです。相変わらず活躍の後にオチがつくのが曹彰らしい・・・。仁の殺し方は残酷ですが、それを何の屈託もなくやっちゃう無邪気な残酷さ(それが腕白小僧ってやつなんでしょうか?)ってのも殿の特質の純化かな。殿の場合は色々な才、様々な面が体の中で一個に溶け合って、把握できないくらいでっかいスケールと濃〜い中身の曹操なわけですが、曹植や曹彰は何か一つを純化したために、王だの天子だのといった器にはなれないけれど、その得意とする分野ではその分とても輝いているように思います。

孫権と殿のたわごと
カッコイイ遣り取りだけど解釈が難しいです(苦笑)
私の場合、最初「俺の子になれば王たる者に育ててやる」の裏返しと取りまして、「息子宣言」→「おまえはもう立派に王たる者だ」って感じで、孫権を認めたのかなぁとか思ってました。孫権、魏軍を甘く見て?仁を殺されてしまった直後ではありますが、奇襲とか色々で煮え湯を飲ませてもいるわけだし・・・。でもそうすると殿はかなり勝手な言い草になっちゃうかな。うう、私には難しいですわ(^_^;)

そんで司馬懿
甲冑姿が何か微妙な気がする・・・。軍師にしては体格いい方なのに、鎧が似合わない・・・?そしてポジションは子守軍師で決定みたいですね(笑)かたや郭嘉は純粋軍師。・・・まぁ殿に振り回されて泣かされる魏軍師の宿命は変わらないですが。
正体のつかめない・・・とか、敵将にはちょっと大物っぽく見られているけど山のこっち側では殿に叱られてる、これまたひよっこ。それこそ正体つかめません。凄いのか凄くないのか・・・
きっとこれから何度も叱られる事と思いますが、叱られながら大きく成長していってくれることでしょう。そのうち国を乗っ取るくらいに(笑) というか、服の色が違うのに襟の模様はずっと変わらない・・・なんて事が気になってしょうがないのは私だけでしょうか。

まとまってなくてすいません。夜にものを書くと次に読んだ時が恥ずかしいんですよね・・・。ともあれ、来週も楽しみです☆

No.10306 - 2004/03/14(Sun) 03:17:01

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / kazz [東北]
TATSU様、お疲れ様です。

今号、実に難解でした。
セリフだけ並べて読めばきっとそうでもないんでしょうけどね。漫画としてコマの運びを考えると伝わってこないモノが混じってしまうような気がしました。
目を細める曹操を見て「ん?」と気付く孫権の図。何に対して「ん?」なのだ、何に対して。
解らん。が、解らん故に蒼天か。イヤそれ駄目じゃん。

私の解釈としては、どちらかというとTATSU様寄りなんですけど、TATSU様論ほど過激ではなくてですね、もっと単純なんですが。

以下、私の(ロークラス)見解。
結論を最初に言うと、私は、孫権曰く*戯言*は「江南を〜」の部分。*裏返し*は素直に*挑発*と取りました。
目を細め半ば興味深げに、半ば挑発的に孫権の顔色を覗む曹操。
王の地位にまである老人が、疫病が蔓延している土地でわざわざ大雨の夜に駄馬を駆ってまで出張ってきて、敵と楽しげに遣り取りし、ワザとらしく喧嘩を売るかのような冗談まで言う。
孫権は曹操のその様子を見て、曹操の本質を解したわけです。
すなわち
−王と称してなお 戦場という戦場を駆けずり回らねば 気のすまぬ男。曹 孟徳。−
の部分。
そんな奴の鼻をあかしてやるには、大好きな戦場とお気に入りの敵を奪ってやればよい。こちらが挑発に乗っていきり立って敵になってあげちゃうと喜ばせることになるのだから。
そう孫権は考え、あえて敵意を隠し相手にしないことで、戦好きの年寄りを小馬鹿にした、…と。
「お前はいいかげん天子にでもなって玉座で*おとなしく*しておるのが似合いじゃろ? バーカ。バーカ。」

ってことで、最後のコマの曹操の表情は、若僧に痛いトコつかれて怒髪天突な図と見ました。
だいたい、親父さんならいざ知らず、今更孫権が漢帝国の帝位に価値を見出すわけがなく、その点からも孫権のセリフは言葉だけの挑発だと思われます。

これを受ければ「臣孫権〜」の書状もチョット嫌味を入れたってことで蒼天孫権のイメージは損なわず、天下人同士にだけ解る相互譲歩として描けるんじゃないでしょうか。

でも、そうすると最後の司馬懿の表情がちょっと微妙な解釈になっちゃいますがね。

いやはや長駄文失礼しました。尚、重ねて私見垂れ流し失礼。
いずれにせよ次回を楽しみにしましょう。

No.10309 - 2004/03/14(Sun) 11:33:39

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 櫻 [関東]
うう・・・やっぱ立ち読みじゃダメですね。殿の表情についても孫権の独白についても注意がいかない(汗)黄鬚ばっかだ今週は。

「見えねえのは書の読みすぎだぁ」
みなさんのレス見ててこの台詞が思い出されました(笑)
うーん・・・殿の顔がうまく思い出せない・・・。
すいませんまだ先週の張遼の顔を引きずってるんでこの話題はスルーさせてください・・・。せっかく仇はとったのに(汗)
アイコン欲しかった「遼来来」にしよう。

しかし孫権、仁をあそこで使っちゃそりゃこんな結果になりますよ。
しかも一頭だけですか。ほかのお友達はどこへいったんだろう(笑)
つーか黄鬚強すぎ。もういいじゃないすか。頭なくても(失礼)

あと個人的にはそれぞれの陣営の方々のびっくりした顔がツボりました。

さて殿のあの顔はなんだ!?目四つあるし(恐)

No.10311 - 2004/03/14(Sun) 14:00:24

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 左平(仮名)
曹彰が仁の心臓を、というあの場面ですが…
私自身、感情の部分ではかなりショックがあるのですが、紂王と比較するというのはちょっと…というところがあります(和訳の正史をちょっと見ただけなんですけど、暴君的なところはないんですよね、彼には。それと、宮城谷作品を読んでるだけに、紂王を単なる暴君というのにもためらいがあります)。

というのは、あの殺し方、ビジュアル的には衝撃的かつ残酷に見えるのですが、相手が受ける苦痛という点ではそうでもないそうなのです。
以前買った本に、こんな記述があります。
「およそモンゴル人ほど羊を上手にさばく民族はまれである。〜(略)〜まずと畜法。〜(略)〜人が羊の上にのりかかり、持っていた細身の蒙古刀で左の下腹部にすばやく十センチほど切り込む。そして、目にもとまらぬ素早さで手をその切り口にさし込んで、横隔膜を破って心臓まですべり込ませ、心臓に直結する大動脈をひきちぎる。〜(略)〜羊は微動だにせず、苦しまずに最期を迎える。」(小泉武夫『食に知恵あり』日経BP文庫)
心臓を引きずり出すとなれば、間違いなく大動脈を引きちぎっているわけですから、上記のと畜法に近いというわけで…。

曹彰、今までにもこうやって野獣を仕留めた事があるのでしょうね。ピンポイントで心臓を狙ってますし。

No.10321 - 2004/03/14(Sun) 21:45:19

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / ブ王 [関東]
書き込み2回目です。非常に遅いですが,TATSUさん,レス有難うございました。

今回,後ろの方の遣り取りが何度読んでも分かりませんでしたが,皆さんのお考えを読んでよく分かりました。
最後の魏王がデビルマン(ゼノンでしたっけ?)みたいになっているコマで,何となく司馬懿が興奮している様に見えますが,此れをきっかけに司馬氏の血に「禅譲」という言葉が刻まれたというのは……考え過ぎですね。

其れにしても,孫権と仁,小さい頃から好いコンビだと思って居たので,悲しかったですよ。
黙祷!

No.10322 - 2004/03/14(Sun) 22:17:59

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / tetoo
出張してたので今日になってモーニング読みました。

2回目の投稿です。

上のブ王さんと同じく司馬懿が最後のコマで興奮しているように
見えるとこが印象的です。

「玉座につけ」という孫権(自らも帝位につきますよね)。
漢からの禅譲を受け、魏国の初代皇帝となる曹丕。
魏から禅譲を受ける「司馬家」の土台を築いた司馬懿。

漢、すなわち蒼天の下で政を行おうとする曹操の世代から、
乱世に生まれ新たな時代をつくりだそうとする次世代たちへ
確実に移り替わって行きそうです。

いよいよクライマックスも遠くないんでしょうね・・。

No.10323 - 2004/03/15(Mon) 00:17:22

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 侠客 [東北]
 ああ、哀れ仁……。
 彼(彼女?)が放たれ、曹彰が向かった途端、正史にある、「猛獣と素手で闘った」という記述が頭の中をよぎってしまいました。そして次の瞬間、仁の心臓が……。
 孫権の悲痛な叫び――そりゃそうでしょう。また彼は大切な朋(とも)を失ってしまったわけですから。
 ところで、何やら孫権から朋が失われてゆくたびに孫権は新たな動きを見せてるような気がしません? 孫堅しかり、孫策しかり、周瑜、陳武、そして仁……。この調子で行くと、次は魯粛が死んで、また動きを見せるというような雰囲気も。
 
 
 そして孫権の「玉座に着け」発言。これは曹操が「玉座に上らない」ということを知っての発言でしょうか? 知ってたとしたら、相当な確信犯です、権ちゃん!(笑)
 ……いやいや、マジメにいきましょう。
 これはマジで凄いことになってきましたね。
 
 少々話がそれますが、私なりの皇帝論に入ります。ここでまず儒の世界における“覇者”と“王者”を思い出していただきます。
 ちょっと(私の知ってる範囲で)解説を加えますと、まず“覇者”というのは武力により中国を統一した者――周の武王とかです。それに対し“王者”というのは徳を天下に布く者――尭とか舜とかです。
 曹操というのは帝――つまり決して“王者”を否定してはいないですね。
 次に献帝に対して、「万民に愛おしまれる生」と言っています。ここがカギじゃないでしょうか? 
 実は歴史というのは、「王は君臨すれども統治せず」というのが一番うまくいくもんなんです。
 “王者”の下で“覇者”が為政者として存在する――だからほら、大英帝国は時代を制したでしょう? 
 逆に“王者”が“覇者”の領域である政に踏み込むとどうなるかというと、中世ヨーロッパのローマ=カトリック教皇と国王も、後醍醐天皇も、みんな失敗しちゃってるでしょう?
 また、“覇者”が“王者”になろうとしてもイザコザが起こっちゃいますね。
 そう考えると曹操はその原則を心得ている、となるわけです。

 閑話休題。
 曹操は絶対玉座に着かないんでしょーねー。そうすると、孫権は絶対に臣従しない……こんなことを若き日の曹操に突きつけられた董卓。相当困っちゃったんだろうな。
 さてさてどうする曹操!? 孫権を従わせるか、玉座に着くか!? いやもしかしたら別の手段を考えて……あ、何が何でも孫権を力でねじ伏せて“覇者”として君臨すればいいんだ! 
 うーん、自分で考え付いて難だけど稚拙な手段でダメだな……(笑)。というわけでこれは次回に譲りましょう(お茶を濁してすいません)。

 どーでもいいですけど、この翌年(218年)、孫権は虎狩りを行うんですが、これって「狩り」は表向きで、実は新しい相棒の補充だったりして(笑)。

 

No.10324 - 2004/03/15(Mon) 19:01:22

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / kalin [東海]
考察にはいつもついていくのがやっとなので、自分に判る範囲だけ〜、というわけで予備知識をちょこっと。
現在もっとも研究の進んでいるベンガルトラの、野生での寿命は約15年。飼育下だと約25年だといわれています。
ですが呉の地理からするとベンガルトラであった可能性は微妙で、むしろもう絶滅視されているアモイトラ?(のわりには大きい…雄だと平均ベンガル200・アモイ150?s前後、最大でもベンガル250・アモイ180?s、体長もアモイの方が50?pほど小さい)
といっても現在の飼育方法と違い伸びやかに生育しているので普通よりも長生きはしていそうです。

それにしても、前回はあれほど愛馬への武将の愛着を描いていただけに、今回の馬を盾に使う戦法、仁の殺し方、衝撃的でした。
こんな言い方は失礼なのでしょうが…曹彰にあそこまでインパクトあることをさせる必要があったのか…。
「みずから猛獣と格す」という言葉は「称す」のような意味合いで「猛獣=俺」という考えを本人ももっていたのかと思ってました。
方法はともかく、肉食獣が襲いかかってくるとき、最初から噛みつくのではなくまず前脚で一撃をくわえようとして来るのを予知したような対応とか…場慣れを感じましたし。
でも考えれば考えるほど猛獣と素手で渡り合えるはずはないんですけどね…。以前動物番組でヒグマの腕の一撃がどのようなものかセットで再現したのを見たことがあるのですが、瞬きすら遅いほどの振り下ろしでコンクリートブロック木っ端微塵…。
ヒグマほどではないにせよ仁の前脚の一撃に耐えた馬は立派な「名馬」だと思いました。耐える以前に足場の悪い場所で肉食獣に向かっていける根性持っていたあたりも。

あと話には関係ありませんが気になった文字が。P.453の次号予告で「濡須の戦いクライマックス!」とありました。もう終りですか!?
ギルガメッシュ様命名「愛馬を救う会」の活動成果は!?
(結局今回も終始動物の話(汗))

No.10325 - 2004/03/16(Tue) 02:42:18

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / TATSU@管理人 [関東]
皆さん、今週もたくさんの感想、どうもです!

なるみさん指摘の通り、レビュー最初のほうで、周泰と潘璋を書き間違えておりました。失礼しました。

さて、管理人の書きました孫権の独白、
−おおッ 孟徳の肝(はら)は、あの戯言(たわごと)の裏返しじゃ。−
については案の定、諸説でましたね。

>息子の成長を見たいというよりもむしろ、己の絶えぬ進化を見たい

>つまり友好的な言い回し(戯言)の裏に隠された『任せているとの言葉どおり江南を曹操のものとしろ。』という勧告宣言(肝)かと。

>ふざけてるような問いかけの裏に真意が潜んでいるということでいいかと。つまり、曹操が「本気」で自分を息子呼ばわりしていることに気がついたんですよ、孫権。

>「息子になれば、王たる者にしてやる」という、およそ正気とは思えない曹操の冗談は、実のところ本気なんじゃないかと、孫権が思い始めたのだと考えました。

>裏返しというより裏付けといったほうが本来の意味に近いのではないでしょうか。


なるほど〜。「肝(はら)は、戯言(たわごと)の裏返し」の解釈は、管理人は、
「戯言の内容の裏返し」=「曹操は戯言で言ってることと、正反対のことを思っている」
と解釈した訳ですが、別の解釈として
「戯言自体が裏返し」=「曹操が言っていることは、戯言では無く本意」
っていう考えもある訳ですね。

そーなると、
『 孫権を息子と考え江南を任せている どころか、脅威と考え排除したがっている 』
というのと
『 孫権を心底認め、本気で息子にしたがっている 』
と、曹操の真意も大きく別れますね。 どっちの意味だったんでしょう?
後者のほうが曹操らしいと言えばらしいですが、この独白のあとに「それほど江南の地が欲しいなら。それほどわしの命が欲しいなら。」と孫権が言ってるところからすると、やっぱり前者のような気もします。


欣太先生に手紙でも書きましょうか?(笑)

No.10326 - 2004/03/16(Tue) 21:46:02

Re: 今週の蒼天<孫権,雷撃> / 英英 [北海道]
まもなく次号が発売になりますね。
その前に今の考えを整理しとこうと思いまして再カキコです。
書くのが遅くて日付が変わってしまった。

>孟徳の肝(はら)
「息子にするなら孫仲謀がいい、劉表の息子は犬か豚」と言ってます。
江南を治める人材として孫権を認めてるんでしょうね。
人材コレクター曹操がとりわけ求めてる才は、政の才だと思われます。
「孫権=江南を任せてる息子」発言の直前に、猛々しいだけの息子は崖から転落してるという図が、曹操の二人への評価を対照的に示してるようにも見えました。(考えすぎかもしれませんけど)
「義侠の積乱雲」を自称する関羽に施政者になれと言ったり、
純粋軍師・郭嘉から「政」という言葉を聞いて大はしゃぎしたり、
合肥の劉フクを程?cや劉曄の前でかなり高く評価してたり。
一方で呂布や馬超のような「暴」は、最初は興味を示すものの結局は捨てます。なので「俺の息子にならんか」発言は、自分の後継者として本気で考えていたのではと私も思います。
(とはいえ、魏王は「すべてが自分の内にあらねば気が済まぬ(by郭嘉)」性質なので、孫権があくまでも降伏しなければ滅ぼす、という選択もないとは言えず…)

蒼天曹操は血のつながりに執着してないようにさえ見えます。
(このあたりDAIさんのご意見をうなずきながら拝読しました)
王位に就き、老境に差し掛かり、にも関わらず跡継問題には無関心。

DAIさんがまとめた言葉を借りさせていただきますと、

>天子=玉座につくもの=愛おしまれるもの
>王=為政者=畏れられ敬われるもの

曹操が自分の後継として「天子」ではなく「王」を求めてるなら、わざわざ遊軍を率いてのこのこ出張ってきたのは、孫権が無数の民の主席になれる人物かを確認するためってことでしょうか。

>あの戯言(たわごと)の裏返し
「俺の子にならんか?」そしたら⇒「王たる者に育ててやるぞ」
の裏返しということなので、矢印を逆方向にしてみました。
4年後に再会した孫権を「王たる者として認めた」
⇒だから「息子にしてやる」
つまり魏王の跡継ぎにしてやるぞ、と。
問答好きの曹操は、興味深げに孫権を眺めました。
雨で視界が悪く、しかも薄暗いから目を細めたんじゃないでしょうか?

>孫権のお返事
今回のタイトルが何故「孫権、雷撃」なのかよくわからなかったのですが、この蒼天考BBSのおかげでようやく理解できました。(^^;

曹操が後継者として「王になれ」と誘ってるのに、孫権ってば「天子になれ」と答える。
最後のページの檄した魏王が次に発する言葉が気になります。
「貴様は天子をわかっておらぬっ!!」とか?
いやいや、蒼天曹操の発言は全く先が見えません。望外の曹操です。
それに、曹操の言う天子の定義と孫権の考えが一致してると限らないし。
やっぱり孫権…、
4年前に答えたように「曹操が死んだ後で笑う」のが無難じゃない?

>佐平さん
>あの殺し方、ビジュアル的には衝撃的かつ残酷に見えるのですが、
>相手が受ける苦痛という点ではそうでもないそうなのです。

なるほど〜。
「じっとしておれ、家畜!」「今すぐ楽にしてやるぞ!」
というのは、本当に本当に言葉どおりだったんですね。
私は曹彰のやり方を、残酷だとはあまり感じてなかったんです。
内臓をかき回す図にはひきましたが(-ー;
あと孫権の朋友である仁を“家畜”呼ばわりするのに呆れたり…(苦笑)
こりゃ彼のヒーローぶりに見惚れたせいかと思ってましたが(爆)、
いいお話を聞きました。ありがとうございます。

>侠客さん
>どーでもいいですけど、この翌年(218年)、孫権は虎狩りを行うんですが、
>これって「狩り」は表向きで、実は新しい相棒の補充だったりして(笑)。

えっ!?そうなんですかっ!(・◇・)
それは仁の後釜を探すために違いありませぬ!きっとそうです(笑)
チューボー殿は虎狩りが好きってことと、それを張昭に怒られてたってことは知ってたのですが、前回のカキコ(彼は戦が終わったら虎狩に出かけて張昭と大喧嘩しそう)は冗談が五分でした。
人間だけでなく獣も新世代へ。
次代の虎さんの名前はなんだろう。

No.10334 - 2004/03/17(Wed) 04:44:31

↑上の追伸 / 英英 [北海道]
子守軍師が曹彰を制止した一言が、結局わからなくて残念です。
とりあえず「そんな駄馬では格好がつきますまい」じゃないことは確かのようですが(笑)。崖から落ちちゃったけど、仁とやりあうだけの良馬だったみたいですし。
「まもなく夕飯の時間ですぞ」とも思えない(爆)
……ごめんよ、子文&仲達殿。
218年反乱した烏丸族を鎮圧する勇猛な倅に失礼ですね。
そして蒼天おぼろ軍師の人となりをもっと知りたいっす。

孫権の降伏を受け入れる条件の1つに、
『名馬100頭を献上すること』
があるといいなあ……
(病床にある張遼将軍のために是非!)

No.10340 - 2004/03/17(Wed) 19:57:42

/ アベール
29巻の「どうだ?俺の子にならんか?王たる者に育ててやるぞ」は降伏勧告とみました。それゆえに「孟徳の肝は裏返った」ことになるわけです。

人材育成のためなら本人の命はもちろんのこと、自分の命すらも死地にほうり込むんでしょう。

No.10348 - 2004/03/20(Sat) 00:11:57
突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / 【56】 [関東]
こんばんは。
今日色々な考察やTATSUさんのアイコンお披露目台詞の過去ログなどをずっと読んでいた時なんですが、1つ疑問が頭を過りました。
「ここのBBSで皆さんがよく使われているアイコンって何だろう…?」
…と思いましたので、勝手ながら過去ログなどからアイコンの人気ランキングを集計してみました。(TATSUさん、勝手にこんな事してすみません。)

集計を始めたのが 12日PM22:30でその時点における一番古いカキコが2003/10/29のNo9349で(それより前は過去ログのページに入っていたので)それから22:30までにカキコされていたNo10279までの約940件を2時間半かけて(何やってるんだか…)何とか集計してみました。
ランキングは曹操のように同一人物でもアイコン毎に別々に集計してます。

では、まずベスト11〜20位まで…
18位:孫策-13回
同位:曹植-13回
同位:ホウ統-13回
同位:夏候惇-13回
16位:馬超-15回
16位:温恢-15回
15位:許チョ-16回
13位:劉冀-21回
13位:荀?ケ-21回
12位:司馬懿-22回
11位:呂蒙-23回 です。
集計して気が付いたのですが、アイコンによって定期的に使われている場合と「合肥編」とかある時期に集中的に使われている場合とありました。前者は夏候惇・馬超・許チョ・荀?ケ・司馬懿、後者は曹植・温恢・呂蒙なんかがそうでした。
ちなみに孫権は12回、孫堅は11回と次点でした。あと1週間集計が遅かったら多分ベスト20には入っていたと思います。

続けてベスト5〜10位
10位:董卓-24回
9位 :山隆-28回
7位 :荀攸-28回
7位 :楽進-28回
6位 :張遼-30回
5位 :甘寧-31回
董卓・山隆・荀攸は最近こそ少なめですが、「合肥編」が始まるまでは結構目立ってました。
張遼も安定していましたが、遼来来バージョン(8回)と分かれたのが痛かったです。
そして、集計して一番驚いたのが5位の甘寧、「合肥編」前までは1つあるかないかといった感じでしたが「合肥編」始まってから急激に増え5位にランクインです。濡須編終了後だったらトップだったかもしれません。

次はベスト3ですが、その前に…900件以上のカキコにも関わらず1度も使われる事のなかった可愛そうな人達もおりました。ちなみに確認できている所でこの2人→(袁紹(崇高),張譲)。
(ちなみに袁紹はもう1つの方で2回ほど登場していました。)

さてベスト3ですが3位は2人で、この3名は定期的によく使われていました。
3位:諸葛亮(黒髪)-35回(ちなみに赤壁前の諸葛亮は2回。)
同位:曹操(壮)-35回
2位:トウ頓-38回

そして1位は…曹操-46回でした。曹操は5種類もアイコンがあるのに1位と3位を独占です、強すぎ…ちなみに全て合計すると…
(曹操<46>+若<4>+壮<35>+老<4>+阿瞞<6>=95)もう圧倒的です。
さすが、魏王(との)です。

ちなみにTATSUさん、全部の集計結果いりますか?
もし見てみたいと仰るのでしたらメールします。

No.10297 - 2004/03/13(Sat) 03:56:20

Re: 突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / 【56】 [関東]
すいません、訂正です。
18位の夏侯惇は寝起バージョンの方です。ちなみに通常の方は11回です。

No.10300 - 2004/03/13(Sat) 04:08:07

Re: 突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / 仲完 [東海]
お疲れ様です。公正を期すため自分は今後しばらく「???」を選んでみます。・・・???を使うと曹操のどれかになることが多い気がしますが気のせいでしょう。

まあ確かに、自分の場合その回に応じたアイコンを使う傾向がありますね。だからどうしても張角とかは使わないですし。

No.10302 - 2004/03/13(Sat) 14:16:52

Re: 突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / なるみ [北陸]
>【56】さん、お疲れ様です。
940件の統計・・・すごいです。

上位のキャラ、曹操、甘寧、張遼は最近見てて確かに多いな、とは思いますが、トウ頓2位ですか・・・。
言われてみれば、確かに良く使ってる人、いますね。

で、今回はギリギリ20位内に入った孫策つかいま〜す。

No.10307 - 2004/03/14(Sun) 03:21:06

Re: 突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / kazz [東北]
可愛そうな袁紹(崇高)を使わせて頂いて・・・

ってか、なんちゅーすげえ企画だ・・・感動しました。【56】様最高。
お疲れ様でした&いち訪問者として謝謝です。

またいつかお願いしたいです。あいや、大変でしょうけど。

No.10308 - 2004/03/14(Sun) 09:15:01

Re: 突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / えみな
いや〜面白い調査結果でした。楽しませて貰いました。
お猿の袁術も使う人いなさそうですが、あるのかな?
(プレビューしてみました)
あったぁ。
(アイコンを見てみたい場合はTOPから龍のアイコンをクリックでいいんですか?)
今文庫の5巻読んだとこです。ホントにお猿になってしまいましたね。この人ホントにあの袁紹の兄弟なんですか?(この時点ではまだ袁紹は恰幅のいい美男子? です)
張譲は悪役である(登場早かったですよね)うえに過去の人ですんで、こういう結果もむべなるかなと言う感じ。

No.10310 - 2004/03/14(Sun) 13:54:56

Re: 突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / TATSU@管理人 [関東]
おおっ。実に面白い報告ですね! お疲れ様でした!
実は管理人もアイコンの人気度って前から知りたかったんです。

>定期的に使われている場合と「合肥編」とかある時期に集中的に使われている場合

それはあるでしょうね。やはり連載で登場しているキャラは、その時期にドッと使われてる気がします。
今回の集計は、「単行本30巻のあたりを週刊連載でやっている」頃の書込みを対象としてるので、そこらへんが色濃く出てるような感じですね。

>使われる事のなかった可愛そうな人達

あはは! こういうのも知りたかったんです! 確かに張譲は管理人も見た記憶がありません。っていうか作った時点で、使って貰えないだろーなーとは思ってました。なんか嫌な笑いを浮かべてるし...でも、崇高袁紹は意外です。あんなに福福しいのに!(笑)

>ベスト3ですが3位は2人で、この3名は定期的に

ベスト3も意外でした。搨頓は、投稿量の多い某さんが固定で使っているからでしょうね。
で、諸葛亮(黒髪)は、何ででしょう? やはり固定で使う人が多かったのか、純粋に人気があったのか...

>曹操<46>+若<4>+壮<35>+老<4>

すごい人気だったんですね。驚きです。ただこの掲示板ってクッキーを使用しないで、且つアイコンを指定しないと、自動的に曹操になっちゃうんじゃなかったでしたっけ?
そこらへんも影響してるような気がします。

>全部の集計結果いりますか?

是非お願いします。 できれば、真の人気順位を知る為、過去全ての集計も欲しいところですが、過去ログはアイコンが表示されないんですよね〜。
って、投稿数が1万以上あるから、どっちにしろ無理か!(笑)

No.10330 - 2004/03/16(Tue) 22:17:00

Re: 突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / 【56】 [関東]
こんばんは。
先程、集計結果をメールにて送りましたので確認お願いします。>TATSUさん。

>その時期にドッと使われてる気がします。
そうですね、今週は曹彰とか目立ってますし集計時期が1週間遅かったら
全く違う結果になっていたと思います。

>>使われる事のなかった可愛そうな人達
自分の中では「呂布娘」や「淳于瓊」とかはいないだろうと思ってましたが…いました(笑)。

>搨頓
搨頓とか一部のアイコンは確かにそういった傾向あります。
でも、それだけ熱心に投稿して参加して意見を述べている事の表れ
ですし、立派だと思います。

>過去ログはアイコンが表示されないんですよね〜。
可能な限り集計するつもりでいたんですが、アイコンが表示されていないので
残念ながらできませんでした。

No.10341 - 2004/03/18(Thu) 00:00:56

Re: 突然ですが、アイコン・ランキングしてみました。 / えみな [東北]
   すいません、横から何度も。
> >>使われる事のなかった可愛そうな人達
> 自分の中では「呂布娘」や「淳于瓊」とかはいないだろうと思ってましたが…いました(笑)。
   女性の投稿者って、やっぱり女性アイコンを使うんですか?(何も考えず好きなキャラを選んでましたが)
   難しいところですね、あんまり美人なのを選ぶと鏡見て出直せとか思われそうだし、だからといって呂布娘というのも……いえ、彼女はあの父親にしては上出来だと思います。それにしても、呂布に奥さんいたんでしょうか?(正夫人の子とは限らないですけど)蒼天オリジナルキャラ?
   私は袁紹さんのお母様アイコン希望ですね(体重200斤の美女ってのもすごいなぁ。天童よしみちゃんのイメージ?)、それすらも身の程知らずと言われそうかも知れませんが(文庫9巻まで読了。官渡大戦をやっと理解できました)。 

No.10345 - 2004/03/18(Thu) 23:48:36
アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
すんごく久しぶりになりますが、30巻発売記念ということで、アイコンを追加してみました。
頑張って作ったんで、皆さんもこのアイコン使って、是非是非、書込みしてくださいませ〜。

これで、「100アイコン・92キャラ」から、「106アイコン・96キャラ」となりました。目標の100キャラまであと4人!

では、恒例のお披露目いきま〜す!!

No.10233 - 2004/03/07(Sun) 23:51:12

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
「ふおお〜、アイコンだよアイコン! 
 わっ やっべえぇ、こえぇ〜。」

No.10234 - 2004/03/07(Sun) 23:52:35

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
「何晏、お前の危惧は、アイコンによる書込みの誘導。
 そのあまりに露骨な図か?」

No.10235 - 2004/03/07(Sun) 23:53:29

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
「挨拶がわりじゃ! まずは李典アイコン!」
No.10236 - 2004/03/07(Sun) 23:55:01

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
アイコン来来!
No.10237 - 2004/03/07(Sun) 23:56:50

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
「多忙を語る管理人にして、あまりに唐突なアイコン追加。
 嫌いではない。」

No.10238 - 2004/03/07(Sun) 23:57:39

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
「ROMのケツをつついて、意地を見せたいのでしょう。」
No.10239 - 2004/03/07(Sun) 23:58:31

Re: アイコン追加!! / 【56】 [関東]
新アイコン、どれも素晴らしい出来ですね。
そういえば、李典って今まで無かったんですね。

凌統・蒋欽なんかカッコイイですし早速、凌統使わせてもらいました。
これからも100人の大台目指して頑張って下さい。

それにしても、何晏…本当顔色悪そうです。

No.10240 - 2004/03/08(Mon) 02:10:54

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
ありゃ〜!昔はアイコン追加するとレスがどっと付いたんですが...
ちょっと寂しい...。
そんな中にあって【56】さん! 感想書き込んで頂いて嬉しいです!!

>李典って今まで無かった

官渡でチラッと出てきただけだったので、アイコンにはしてなかったんです。
今回の合肥で、かなりキャラが立ったと思うんですよね〜。

>何晏…本当顔色悪そう

30巻の裏表紙を見て、こりゃ普通の肌色使っちゃいかんな、と思いました。

No.10246 - 2004/03/09(Tue) 00:50:38

Re: アイコン追加!! / 岳飛
何晏、アイコンになりましたか。
法正を卒業する日が来たようです(笑

管理人さま、お疲れ様でした。

No.10249 - 2004/03/09(Tue) 03:59:32

Re: だってぇ〜・・・ / 仲完 [東海]
あんなに期待してた

遼 来 来 バ ー ジ ョ ン 温 恢

がないのがもうショックでショックで・・・
とりあえず、当分は遼来来(本物)使わせてもらいます。

No.10251 - 2004/03/09(Tue) 23:19:45

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
あ、レスが! どうも有難うございます!

>法正を卒業する日が来た

卒業ですか? OKです! 何晏に限らず、106種類もあるんで、色々使ってみて下さいませ〜!

>あんなに期待してた

「あんなに」と言われましても、初耳ですが...

No.10254 - 2004/03/10(Wed) 02:39:29

Re: アイコン追加!! / kazz [東北]
来たっ!新アイコンっ!!
いやぁ〜待ってましたよTATSU様。お疲れ様ですっ。
実はこのそれぞれにコメント言わせる新アイコン紹介、大好きなんですよ(笑。
個人的に凌統を待ってたんですけど、何晏がくるのは予想外でした。
「希望が叶う+予想外」で嬉しさも倍増です。
さっそく使わせて頂きました。有難う御座います。
あ、もちろんですが他のも最高ですよ。
壮年組、これから使われる機会も多くなるんじゃないかな。

だがしかしです。
どれかに固定したいのが自称常連の心と申しますか(笑。
これだけあると“迷う楽しさ”←これで酔えますね。
あらためて、感謝ッッ!!

No.10258 - 2004/03/10(Wed) 03:40:53

Re: アイコン追加!! / 英英 [北海道]
あっ、新アイコンだったんですね。
前回の書きこみで『遼来来』アイコンを使ったとき、
あれ〜、これ前にもあったっけか?とは思ってたんです。
キャラたちによるアイコン紹介も面白いです〜〜(^▽^)
新参者ゆえ初めて拝見しましたが、これからも楽しみです。
大好きコーナーになりました♪

それにしても、「106アイコン・96キャラ」すごいです!
毎回違うアイコンを選んでるんですが、全キャラ制覇はほど遠し…

← 諸葛子瑜殿、とっても大好きなのに、蒼天では……(汗)
  孫呉の会堂と「諸葛兄弟の会談により、孫と劉の和平が成立」
  (by劉曄)くらいの出番しかありませんし。
  何よりロバから人間に変われる日がくるといいのですが(笑)

No.10261 - 2004/03/10(Wed) 12:52:39

Re: アイコン追加!! / 仲完 [東海]
>「あんなに」と言われましても、初耳ですが...

あうっ・・・ごめんなさい!! はい、確かにリクエストも何もしてませんでした。
ていうか冗談で書いたつもりだったのですが・・・ごめんなさい。

>「106アイコン・96キャラ」
記念すべき100キャラ目は誰になるんでしょう・・・劉禅か陸遜か満寵か、あるいは初の非人間系で黒捷とか・・・

No.10270 - 2004/03/10(Wed) 21:21:27

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
あっ、またレス!! 有難うございます! 

>コメント言わせる新アイコン紹介、大好き

ですか〜! 嬉しいです!! 反応が少なかったんでハズしたかと思ったんですが、そう言ってくださる方がいて安堵しました。

>何晏がくるのは予想外

30巻の裏表紙で、顔色悪く ふらついてるのを見て、何晏も加えようと思いました。

>固定したいのが自称常連の心

その気持ち分かります。もちろん、それでもOKなんですが、全然使ってもらえないアイコンとかが増えちゃって、カワイそうなんですよね。
時々管理人が使ったりしてますが...


>これ前にもあったっけか?とは思ってたんです

ありゃ。 ということは、このスレを見落としてた訳ですね。
でも、長くなった「今週の蒼天」のスレが上に上がると、下のほうのスレは見落としがちですよね。このBBSみたいにレスがいっぱいつく場合、タイトルだけが先に表示されるタイプがいいのかな?

>全キャラ制覇はほど遠し…

そんなことおっしゃらずに、106投稿を目指して下さい〜(笑)

>「諸葛兄弟の会談により、孫と劉の和平が成立」(by劉曄)

そう! 管理人も、劉曄の台詞を30巻で改めて読んだ時、「このシーン見てみたかったな〜」って思ったんです!
あと、講和前に、関羽と魯粛が会見するシーンとかも見たかったです。

>初の非人間系で黒捷

それはイイ!
では、残り4つは赤兎・絶影・閃影・黒捷でいきましょう!

冗談ですが。

No.10278 - 2004/03/12(Fri) 12:47:11

Re: アイコン追加!! / なるみ [北陸]
ひとことだけ。

> >「106アイコン・96キャラ」
> 記念すべき100キャラ目は誰になるんでしょう・・・

案外、今のところすっかり忘れられていそうな魏諷だったりして。

No.10295 - 2004/03/13(Sat) 03:47:09

Re: アイコン追加!! / 櫻 [関東]
TATSU様!!遼来来アイコンの追加ありがとうございますっ!!
これホント見たかったんで感謝ですVV
記念すべき100キャラ目は仁ってどうでしょう?(また非人間系)

No.10312 - 2004/03/14(Sun) 14:08:18

Re: アイコン追加!! / TATSU@管理人 [関東]
>魏諷だったり

意外にあり得るかもしれませんよ。今後の登場の仕方次第では...

>仁ってどうでしょう?

素晴らしい。では、予定変更して、「頭に乗ってた鷲公」 「剣を持ってきた鷹」 「孫呉の会堂に現れたダチョウ」 「仁」 で、どうでしょう!?

No.10329 - 2004/03/16(Tue) 22:11:35
どうも、はじめまして。 / yoopy [近畿]
はじめまして。いつもサイト見てただけなんですが、晏ちゃんのアイコンが追加されていので書き込んでみました。TOP、甘寧に変わってましたねー。コミック派なんでモーニング読まずにしてたんですが。耐えきれずこの回だけ見てしまいました。上着無かったので風邪を引かないか心配でしたが。
そういえば、もう220年ですね。曹操がもう少しで逝ってしまいます。悲しいです。老いていく将を見るのもなんだか切ない感じです。

No.10257 - 2004/03/10(Wed) 03:18:51

Re: どうも、はじめまして。 / TATSU@管理人 [関東]
yoopyさん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>晏ちゃんのアイコンが追加されていので書き込んで

ありがとうございます〜! そうこと言われると、アイコン作った甲斐があります!
晏ちゃんは、儒を制する為に儒の毒に入っていってしまいましたが、このBBSアイコンで活躍してもらいたいものです。

>耐えきれずこの回だけ見てしまいました。

あはは。申し訳ございません! まぁ、このサイトはコミックス派の人には「毒」かも...
でも「今週の蒼天」や「イラスト」みて色々想像して、コミックス発売に備える、という人もいるみたいですから、そんな気持ちで来てみて下さいませ。

No.10277 - 2004/03/12(Fri) 12:42:02
(No Subject) / えみな
アイコン追加に釣られて初書き込みです。
新連載以来「蒼天航路」はずっと流して見てたんですが、「遼来来」の迫力に、とうとうはまってしまって単行本も揃え始めました。
こちらのサイトも読み応えある内容で日夜楽しませて貰ってます。
オンカイさんあるじゃないですか。って、投稿すると見えるのかな、アイコン……あの「変装すれば私も張将軍になれる」と思いこんでたみたなオンカイさんがサイコーによかったです。「円圏!」にも度肝を抜かれたし。(絶対あそこで朱然さんにタコ殴りだと思ったのに)
長々失礼しました。今後ともよろしくお願いいいたします。

No.10252 - 2004/03/10(Wed) 00:27:37

Re: 初めまして。 / TATSU@管理人 [関東]
えみなさん、初めまして。蒼天考へようこそ。
おっ、アイコン追加に釣られて書込みですか!? それは嬉しい! でも、新アイコンは使わないのですね(笑)

>「遼来来」の迫力に、とうとうはまってしまって単行本も揃え始め

立ち読み派から単行本派へ転換ですか?それは素晴らしい!「遼来来」効果も抜群ですね。
全30巻、頑張って揃えてみて下さい! 蒼天は何度読み返しても新しい発見があったりして、奥が深いスから、揃え甲斐はあると思いますよ。

>絶対あそこで朱然さんにタコ殴りだと思った

あはは! 普通はそう思いますよね! あの体つきからして、運動神経鈍そうですし。
しかし、温恢が拳法使うとは予想外でした。で、作中では省略されてしまいましたが、呂蒙 VS 温恢は結局どういう決着がついたんでしょう? 
あと、呂蒙が主君のもとへ去ったあと、朱然はどう戦ったんでしょうね。まさか「円圏」の餌食になったとも思えないし...

No.10255 - 2004/03/10(Wed) 02:45:10

返信ありがとうございます / えみな
早速の返信ありがとうございます。
今日は文庫の3巻を買ってきたところです。
ブックオフでも時々見かけるんですが、その時1冊だけで帰ってきてしまって、やっぱり後悔して、昨日またいってみたらとうに売れた後で。
やっぱり新刊で買ってゴンタさんの懐を潤すようにします。
3巻時点だと今はいい歳をしたおじさんになってる魏公やら惇兄ぃ(私はこの人が好き)がまだまだ若いのが楽しみです。
連載中、「この呂布やこのチョウセンはありえない!」と度肝を抜かれたのを懐かしく思い出しました。あ、いちおうモーニング誌は毎週買ってます。さすがにスクラップはしてませんでしたが。
まとめて読むと歴史の流れがやっと飲み込めました。さて、英雄たちがどんどん退場してゆくこれからがどうなるのか。たのしみです。

No.10272 - 2004/03/10(Wed) 22:27:50

Re: 講談社も喜んでるでしょう。 / TATSU@管理人 [関東]
>まとめて読むと歴史の流れがやっと飲み込め

ですよね〜。はっきり言って、この作品は難解ですから、途切れ途切れに読んだら、訳わかんないと思います。
まだまだ先は長そうですが、全巻制覇。影ながら応援いたしております!

No.10276 - 2004/03/12(Fri) 12:38:53
今週の蒼天<戦士と優駿> / TATSU@管理人 [関東]
今週の蒼天、「奇襲の意外な効果」って感じでした。曹操軍の武人は、各々すんごく馬に愛着を持ってたんですねー。

          ***************

まず扉絵。張遼が3頭の馬に囲まれて立っています。その馬の名前は赫塊(かくかい)・銀睟(ぎんすい)・黒捷(こくしょう)。おお、黒捷!ってことは残りの2馬も張遼の愛馬とみました。名前がカッコいいですね。漢字から察するに、赤毛・白馬そして黒い馬なんでしょうね。そしてキャッチコピーは、

−天塩にかけて慈しみ、
  ともに戦い、いくたびも助け合い、
  深く固く結びついた。−

張遼、馬を愛でております。そー言えば、関羽に『 まさに人馬一体 』と称賛された張遼は、呂布の騎馬部隊を継承して曹軍に所属したんですよね。馬に対する拘(こだわ)りは人一倍深いのではないでしょうか?
ところで、なんでこんなシーンが扉絵なんでしょう? ん? も、もしかして、この3頭の馬は、奇襲で...

          ***************

「ひ、100頭。 め、名馬は悉(ことごと)く盗まれました。」
幕舎の入り口で、兵卒が恐る恐る報告します。
それを聞いて、憤怒で毛を逆立てる張遼!!
その表情を見て、兵卒は諌止の叫びをあげます。
「将軍―ッ!」
やはり、甘寧の夜襲で、黒捷はじめ張遼の愛馬は全部盗まれていました!曹操と許猪の馬だけじゃなかったんですね。ということは、夜襲部隊は何十万という曹操軍の兵舎の中から名馬だけを100頭選りすぐって盗んでいったんでしょうか!? 凄まじい賊っぷりを発揮しておりました。甘寧夜盗軍団!
「いかに見い出し 育て、いかに鍛え上げてきたか?」
怒りに歯を食いしばりながら、張遼は立てかけてあった戟を掴みます。
ゲフッ ゲフッ ゲフッ
突然激しく咳き込む張遼。
「お体に障ります! おやめくだされ!」
と兵士が目に涙を浮かべながら必死に叫びます。「おやめくだれ!」って叫んでましたが、31巻で訂正されていることでしょう(笑)。そんなことより、この咳!なんと張遼も疫病に罹患している模様です!やっば〜!だから鎧も着ていないのか! 魔人と言えど人の子だったんですね〜。
額に汗を浮かべて張遼は、声を絞り出します。
「戦士にとって愛馬とは、」
堪らず駆けだす張遼!
「生死を託した貴き存在!」

ズン!

ふいに張遼を巨漢が抱え上げ、押し戻します。
「非道よなあ 張遼。」
肩に張遼を担いだまま、男が告げます。
「昔から、おまえがどれほど馬をいつくしみ、重んじてきたか、」
そう告げながらズシズシ歩いていく巨漢。担がれた張遼は再び咳き込んでいます。
「それを知れば賊とて、おいそれとは盗めなかったろうにな。」
「降ろせ。ゾウ覇。」
張遼が巨漢の背で唸ります。おお、この巨漢はゾウ覇!(ルビがソウハになってましたが、通例に従います。)ゾウ覇は続けます。
「だがな、あの名馬3頭も、お前が駆ってこその宝の馬、」
張遼の寝所へ進みながら、諭すゾウ覇
「今はなにより、おまえ自身が、魏王(との)の至宝であることを重んじ慈しめ。」
ここでナレーション、

−張遼とゾウ覇
  かつてはともに呂布の武将であったふたりである。−

おお、蒼天張遼も孤高のようでいて、良き理解者がいた訳ですね〜。良かった、良かった...怒りのほどはお察ししますが、遼将軍におかれましては、気を荒立てず、十分養生して欲しいものです。しかし、甘寧の報復攻撃、思わぬ効果を上げております。

          ***************

ギラッと陽光が照りつける中、「曹」の旗と「孫」の旗が激突します!
「卑劣!かつッ 姑息!」
戦場でひときわ高く叫ぶ声がします。
「陰湿にして浅ましき所業!」
曹軍の将が矛を振り回し叫んでいます。
「武の一線を超えた外道めが!」
呉兵を罵倒し、次々と斬り払う怒りの将!
「虎の尾を踏んだことを思い知るがよい!」
こめかみに血管を浮き上がらせて叫ぶ男は満寵です。どうやら満寵も馬を盗まれたようです。叫んでいる内に、怒りが頂点に達しちゃったんでしょうか。満寵は雄叫びと共に、矛を滅多やたらに回転させます。
があああああああああ
満寵の回りに噴き上がる呉兵の血飛沫! 
ここでナレーション、

−先鋒、
  獰猛かつ堅実に攻め入る
  満寵5千の軍−

ナレーションは続きます。

−その両脇を固めるは百戦錬磨、−

「馬は足だ!武器だ!道具だ!」
敵兵を切り裂きながら叫ぶ曹仁。

「あの気高さと勇気!頑強なる骨と優雅に伸びた四肢!」
呉兵を薙ぎ倒しながら咆哮する夏侯惇。

−曹仁と夏侯惇。
  最古参の二名将率いる各1万の軍。−

「しっかぁし! 女を奪われたとて、これほど腹は立つまいぞーッ!」
絶叫する曹仁。

「あの豊かな胸と美しい尾! “飛焔”! わが愛馬よーッ!」
吼える夏侯惇。

やはり曹仁も夏侯惇も愛馬を奪われていました!曹仁の禿頭には血管が浮き出、夏侯惇は眼帯から血が噴き出してます。張遼に限らず、曹軍の将たちは、皆んな自分の馬が大好きだったんスねー。良く見てみると満寵や曹仁が乗ってる代替馬は確かに“駄馬”って感じでした。いや〜、甘寧の作戦は大成功でした。 成功し過ぎて逆効果だったような気さえします...

          ***************

陽光が燦燦と降り注ぐ中、本陣の楼台に座る男がつぶやきます。
「熱いな。」
隣の男が答えます。
「やはり、こういう闘争心は、単純な分だけ強いのでしょう。」
曹操と劉曄です。“熱い”というのは、気温じゃなくて、将の闘争心のことのようです。“愛馬を盗られた”という怒り・闘争心は、単純な分だけ強靭なんですね。
「しかし、痛い。」
曹操が額に手をやって告げます。隣に座る劉曄はその様子を見て考えます。
−頭痛....この方でさえ、やはり激しくお怒りか−
曹操は続けます。
「今後の戦局。 南征と西征に許都と魏国。 駿馬100頭の喪失は痛い。」
曹操軍は西へ南へと毎年大移動を行ないますからね。100頭とはいえ、駿馬を失うのは痛いんでしょうね。じゃ「痛い」の台詞は頭痛じゃなくて、駿馬の喪失のことだったんでしょうか?じゃ、さっきの「熱い」も純粋に暑かっただけだったりして...

額にこぶしを打ちつけて、ふいに曹操が語り始めます。
「うむ〜む。商人に任せておったが、所望しておるだけでは不確実な上、全然足りん!」
意外な話題に、ん?という顔をする劉曄。
「いっそ産むか!?」
曹操が目を輝かせます。
「最良の馬種(種馬?)の獲得。あるいは品種の改良。飼育と調教!それら専門家の育成!」
パンと膝を叩いて曹操は続けます。
「おおッ、馬にも当然、馬の医が必要だ!!」
呆然とそれを聞く劉曄...

曹操、相変わらずクリエイティブです。今回の失敗を活かして、外注から内生化への転換を図る訳ですね。他の将がひたすら怒りまくる中、曹操はこーいう発想の転換を行っております。考えることが違います。さすがは君主...いや、覇王。 ちょっと話題が場違いではありますが。

          ***************

濡須塢・孫権軍本営。
幕舎に孫権軍の将軍が集合し、地図を囲んで座っています。
「甘寧は?」
総司令官の呂蒙が尋ねます。
「まだ眠っておるはずだが、ひっぱってきますか?」
答える潘璋。上座から孫権が告げます。
「いや、褒美じゃ。眠らせといてやれ。」
微笑みながら告げる孫権。
「それにあの斑気(むらけ)の多い武は、要所で使うに限る。」
おっ、孫権、無頼を上手に飼いならしております。
「助かります。あいつを無理矢理起こすのは、至難ですからな。」
笑いながら安堵の溜息をつく潘璋。

場面は一瞬、寝所で眠る甘寧に移ります。
な、なんと、甘寧、腕に巨大な刃を付けたまま、寝息を立てております! な、なんで外さないんでしょう!? これじゃ寝返りうったら死にます。つか、潘璋が無理矢理起こそうとしたら斬られそうです。再び張遼の言葉を借りましょう。「ふっ、変わった男だ。」

一方、幕営では、軍議が開始されています。地図を指し示して呂蒙が語ります。
「この先陣のすぐ後方では、李典が3万の土木部隊を率いて砦を建造。その特殊な工法が凄まじく早いため、斥候がこの先に進入できないでおります。」
さすが創意工夫が大好きな李典。特殊工法まであみ出しております。曹操と李典は気が合いそうな気がします。
続けて、吾粲が別の地図を広げて告げます。
「水軍は賈翊。防御を旨としたこの艦隊は、複雑な地形を使い、巧みに編まれており、攻撃を仕掛けるには、さらに水位が必要です。」
吾粲、懐かしいですね〜。髯を生やしましたが、相変わらず童顔です。この男がこーいう報告をすると、赤壁の軍議を思い出します。周瑜〜!!
吾粲の発言を聞いて蒋欽が腕を組んで感想を述べます。
「堅いが地味だ。長期戦の構えか。」

凌統がふいに発言します。
「張遼の動きがつかめん。」
「局面を動かすまで、温存か。」
蒋欽がそう答えると、徐盛がニヤリとしながら言います。
「あるいは、機動力を失い使えんのではないか。」
実は疫病に罹っていることを知ったら、この面々はどんな反応をするんでしょうね。
ところで全然関係無いですが、徐盛の後ろにいるフランケンみたいな男が、管理人的に気になりました。このレビューを書く為に、じっくりコマを見たら気づいただけなんですが...もう出て来ないのかな?

トン

地図の一点に指を突きつけ、突如 周泰が告げます。
「この森で、曹操に似た若い大男に挑発を受けた。」
その言葉に、なに?という顔をする呂蒙。 周泰は続けます。
「傍(かたわら)に、軍師ふうの男がおり、ただひと言でその挑発を止めた。」
−曹操似? 軍師風?−
そう考えながら、呂蒙は手元の巻物を急いで広げ、目を落とします。敵の武将名簿かなんかでしょうかね。
「孟徳の小倅(こせがれ)と、その子守りというところか?」
孫権が首をポリッと掻きながら、告げます。

“曹操似の若い大男”と言えば曹彰ですね。傍らの“軍師風の男”って誰でしょう?関中戦では曹仁がお目付け役という感じでしたが、今回は血管浮き出して夏侯惇と喚いてましたからね。それに“軍師風”にはとても見えないし...。あっ、司馬懿?

          ***************

ゴロ ゴロ ゴロ ゴロ ...

空が鳴り、雨雲が低く垂れこめています。
それを見上げ、馬上の孫権が独白します。

−季節はずれの陽気の次ぎは 一転これか。−

不敵に笑う孫権

−ぶ厚い雲があらゆる匂いを覆い包んでおる。 
  おお 絶好の戦日和(いくさびより)じゃわ。−

孫権の背後から、周泰が告げます。
「ご主君。昨日、出遭うたのは、この先でござる。」
ん?どうやら孫権は周泰の報告が気になって、遭遇場所に現れた模様です。
「周泰。」
孫権が語りかけます。小雨が降り始め、バリバリバリ、と遠くで雷鳴が響きます
「孟徳の倅(せがれ)に、猛々しいだけで、できの悪いのがひとりおる。」
馬を進めながら孫権は笑います。
「これにどんな子守りをつけるか。それで先々を見る孟徳の肝(はら)がひとつわかる。」
雨脚が強くなってゆく中、森を進む孫権は独白します。

−その倅の不足を、
  気骨で支えるのか
  厳格さで正すのか
  あるいは知恵で補うのか。−

孫権は、曹操が次代の男にどんな対処をするかによって、曹家の未来を嗅ぎ取ろうとしているのではないでしょうか?まだ若き孫権としては、これから対峙するであろう“曹家の次代”については、気になるところなんでしょうね。
「その子守りは、匂いもなく、発する気も朧(おぼろ)。いまひとつ正体のつかめん男でございました。」
周泰が相変わらずニコリともせず告げます。

−正体のつかめん?−

孫権が周泰のほうを振りかえり独白します。なんか旧孔明みたいな感じなんでしょうか? 司馬懿ではないのかな?

−いや、ひょっとして孟徳は、おのれ亡き世のことなど、
  まるで考えておらんのかもしれんぞ。−

そんな考えに思いが至り、呆れ顔をする孫権。まぁ、魏王におかれましては気まぐれでございますからねぇ...
雨は本降りとなってゆきます。暫らく静止していた孫権が、くんッと鼻を鳴らします。何かを嗅ぎ取ったんでしょうか?
孫権のいる森から、小高く盛り上がった丘が見えます。

カッ

落雷で一瞬あたりが真昼のように明るくなります。すると、丘の上には集団が!

パリ パリ パリ

稲妻が走る中、孫権は目を見張ります!丘の向こうで、驚いた表情でこちらを見つめるのは、曹操その人!!

          ***************

さあ、「曹操似の若者と軍師風の男」を視察に来た孫権。いきなり魏王に出会っちゃいました! さあ、不慮の遭遇を果たした二人、その運命やいかに!!

No.10202 - 2004/03/05(Fri) 12:51:06

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 陳孫 [関東]
TATSUさん、お疲れ様です。
今週はいつもより早いUpありがとうございます。

先週の分では私も、甘寧の奇襲は大したものでもないのに孫権の喜びようは大袈裟だと思いましたが、今週の話ではその効果が意外に大きかったようですね(w

>良く見てみると満寵や曹仁が乗ってる代替馬は確かに“駄馬”って感じでした。

満寵・曹仁・夏侯惇らの乗っていた馬が三頭とも仰天したような表情で、いっぱいいっぱいな感じが印象的でした。

>徐盛の後ろにいるフランケンみたいな男が、管理人的に気になりました。

呉軍であと名前の出てきていない大物武将といえば・・・、丁奉でしょうか?

>「曹操似の若者と軍師風の男」

孫権が「できの悪いのが」と言ってたから私も曹彰だと思いました。
でも「軍師風の男」とは?
ムチャクチャ気になります。
司馬懿はずっと曹丕付きだったようですが・・・。

No.10203 - 2004/03/05(Fri) 14:36:05

軍師風の男とは!? / 岳飛
新参者なのに一番乗り……ありがたや。

さて、周泰が言う軍師風の男は私の予想では司馬懿だと思います。
孔明と仄かに雰囲気が似てる気がしませんか?
朧な気など司馬懿しか思いつきません(笑
まぁ、まだ見ぬ新キャラという可能性もあるのですが。

それと呉側のフランケンみたいな男。
私はこれは陸遜のような気もします。
この呉の主要メンバーの会議に参加してるらしい所から相当な人物だと思いますし、何より蒼天で陸遜が出てくるとは思わなかったのでもしそうならばかなり嬉しいです。

No.10204 - 2004/03/05(Fri) 14:44:15

(No Subject) / 岳飛
陳孫さまが一番乗りでした……失礼しました(汗
No.10205 - 2004/03/05(Fri) 14:45:35

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 文月 [近畿]
こんにちは。
魔人・張遼様はご病気ですか…。
愛馬を盗まれてさぞ悔しい思いをなさっておられるでしょうが、いまはご自身のお体を大事になされませ。

呉のフランケンさんは、私は董襲ではないかとふんでいるのですが、どうでしょう。

ところで一言。
曹仁、あんたは女より馬が大事なのか!!

No.10206 - 2004/03/05(Fri) 16:57:06

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 笠松但馬守 [北陸]
当時の将軍たちにとっては駿馬の価値は計り知れないんですね。
曹仁将軍や夏侯惇将軍も張遼将軍と同じように自分の馬を愛してきたんでしょうね。

しかし甘寧さん・・・。寝ながらにして、まわりを皆殺しに出来そうです・・・。夢遊病じゃないことを祈ります。。。

No.10207 - 2004/03/05(Fri) 17:30:20

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 仲完 [東海]
孫権の乗ってる馬て・・・もしかして・・・げふんげふん。
まあ、今回はまずこれですか。

>「いっそ産むか!?」
い・・・いままでやってなかったんですか??? 何のための烏丸征伐だったんですか・・・

>徐盛の後ろにいるフランケンみたいな男
自分は朱桓だと思ってましたが、董襲説も高いようですね。まあここで将来の伏線ってことで孫韶とか出されても困りますが。

>軍師風の男
「猛省し孫権をCENSORED方向に云々」の台詞から思い浮かぶのは一人ですね。でも裏を書いて超無名武将を出すのが蒼天、田豫とか閻柔とか。

>「それにあの斑気(むらけ)の多い武は、要所で使うに限る。」
なるほど。李典と引き分けたり、張遼に追いつけなかったりしたのと夜襲時の鬼モードの差はこれか。さりげない説明というべきですか。

>おお 絶好の戦日和(いくさびより)じゃわ。
・・・ど、どこが・・・

No.10209 - 2004/03/05(Fri) 20:20:42

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 凡ジョブ
いましたね、吾粲。久しぶりでも地味で。何故だか好きなキャラです。
>自分の馬が大好きだったんスねー。
昔のあとがきで馬に「バイク」とルビを打っていたセンスですな。怒るでしょう。
>代替馬は確かに“駄馬”
曹操のもですね。崖の下を気にしていたのか、孫権(の馬)を気にしたのか、さりげないネタ。
>孟徳は、おのれ亡き世のことなど、まるで考えておらん
ここは、後々の為に要チェックの一言。肉を食い女を抱くように政治を考える男が、後のことをどう考えるのか。このまんがが追求する「男の死に様」につながるテーマですな。

No.10210 - 2004/03/05(Fri) 21:16:02

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 子孝
好きな曹仁が久しぶりに再登場したので、それだけでも、うれしいですが、周泰が言った軍師風の将とは、司馬イだと、僕は思いました。あと、呉軍の軍議の場で、周泰と徐盛の背後に謎の新キャラが、おりましたが、最初、陸遜かなとも思ったのですが、丁奉の可能性もあると思います。呉軍の大物武将で、出ていないのは、上記の二人なので、どちらかであってほしいです。それにしても、蒼天は、最近ますます、おもしろくなっている気がしますね。
No.10213 - 2004/03/05(Fri) 22:09:58

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / すこや
はじめまして。10ヶ月の見学を経て初めて投稿させていただきます。
>徐盛の後ろにいるフランケンみたいな男
私は岳飛さんの予想と同じで陸遜だと思います。『若い=男前』という一般的な陸遜のイメージに対する王先生の皮肉とか。
>孟徳は、おのれ亡き世のことなど、まるで考えておらん
これは曹操亡き後、魏国の実権が曹氏から司馬氏に奪われる様をおぼろげながら予見している台詞ではないかと想像しています。『正体(本性)がつかめないほど危険な人物を息子の子守につけるとは』という感じで。やはり軍師風の男とは司馬懿だと思います。
しかし曹彰はひどい言われようですね。

No.10214 - 2004/03/05(Fri) 22:13:41

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / ギルガメッシュ [関東]
 今回、表紙の三頭の馬の世話をしている張遼を見て、まずはほほえましかったです。張遼が口の中を見ている間、もう一頭は嫉妬をしているようで黒捷はそれを見て面白がっているような・・・。馬の一つ一つの表情が書き分けられていて面白かったです。

 さて、名馬100頭ことごとく奪われたのを知った張遼の悲しみいかばかりか。アップの顔に歌舞伎のようなフチドリが見えました。京劇みたいなのが。怒りのあまり出て行こうとする新キャラ臧覇!「デカッ!」堂々たる威丈夫です。文の中では対呂布戦、官渡の戦いに青州で劉備を追撃したというのが出ていましたが。少ない言葉の中に戦友、張遼を思いやる気持ちが伝わってきます。
 
 臧覇も「侠気の将軍」と称してもいい人物で青州兵が曹操の次に慕っていると思われるくらいの好人物。青州、徐州の統治で出番なかったんでしょうが、張遼の代わりにこの戦いでおおいに武名を上げてもらいたいです。できたら青州兵を率いて戦って欲しいですね。

 魏軍の総攻撃・・・。甘寧らによって愛馬を強制拉致された「愛馬を救う会」の奮戦ぶりが凄まじいです。満寵は演義だと参謀のような感じがしますが、蒼天では猛将ですね。しかも戦いぶりは「獰猛かつ堅実に攻め入る」ときた!曹仁、夏候惇も怒りを戦いにぶつけています。曹仁のハゲ頭にくっきり青筋が両サイドに出ていることからも怒りの度合いが伝わります。夏候惇の凄まじい怒りの攻撃に呉の兵卒、「ヒイッ」とか言って怯えてます。これは「遼来来」に続いて「惇来来」ってなるのか?まあ、夏候惇があんな顔して攻めれば普通ならおかしくなっちゃいますが。

 曹操はこうした苦境にもプラス思考で新たなモノを創っていける。馬を産ませる、名馬への調教、獣医をつくる。えらい目にあってもそこから新たなモノを見出す。やはりこの男は「破格の人」です。奪われた名馬100頭は無事戻ってくるのか?「愛馬を救う会」は愛しい愛馬に出会えるのか、否か?

 呉のフランケンは誰でしょうか?董襲か、大穴で谷利か?次週以降の楽しみですね。曹彰と思われる男についていた軍師風の男。これは司馬
懿か?または新キャラか?しかもヤンチャな曹彰を一言で挑発を止めさせてしまったとなると相当な人物でしょうけど。

 最後に雨の中、出会ってしまった曹操と孫権はいったいどうなるんでしょうか?このまま甘寧は眠り続けるのか?次回に期待です。

No.10215 - 2004/03/05(Fri) 22:17:04

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 英英 [北海道]
うおおおぉぉ〜!張遼ぉ〜〜〜〜!!(絶叫)

す、すみませんっ、いきなり。 
今週の蒼天を読んで、英英は先週号『ニイメンハオ』作戦と甘寧親分の馬泥棒に大笑いしたことを非常に後悔しております。
  「戦士にとって愛馬とは、」「生死を託した貴き存在!」
  「卑劣!かつッ 姑息!」「陰湿にして浅ましき所業!」
  「武の一線を超えた外道めが!」
  「女を奪われたとて、これほど腹は立つまいぞーッ!」
  「非道よなあ 張遼。」
  「“飛焔”! わが愛馬よーッ!」
……うっ………(ズキッ)
も、も、申し訳ございませぬっ、魏将の御方々!
先週はまさか魏の諸将がここまで激昂すると思ってなかったのです。
しかししかし皆様のお怒りはごもっとも!
合肥戦で張遼の黒捷に対する慈しみと信頼を見たあとでは、皆様方の憤激ぶりもわかりますっ!笑ったりしてごめんなさいーっ!!
(てか、何ゆえ親分の所業に自分が謝ってんだか…)

それに張遼が、あの張遼が、まさか疫病で伏せっていたとは…!
魏呉激突の戦を前にして、疫病に倒れた無念。
さらに追い討ちをかけるが如き、馬泥棒報告。
自分が大切に大切にしている存在を賊に奪われるのは、自分が賊に襲われる以上に腹立たしいことでしょう。
思わず扉絵に戻って、三頭の愛馬と張遼を見つめてしまいました。
遼将軍、愛馬の歯科検診も入念のようです。銀睟に口をあけさせるために自分も口をあけてるあたり、彼の可愛がり様がうかがえます。これは出陣前日の光景なんでしょうかね。
…その三頭とも奪われてしまったとは…それを知った後で読み返すと、この扉絵、涙を誘います。(;-;)

ゾウ覇は今ここで登場するとは思わなかったキャラですが、本当に良い場面に来てくれたという感じです。きっと賊侵入の報告を聞いて真っ先に病身の張遼を気遣ったんだと思います。彼が諭してくれなかったら、たとえ疫病だろうと歩兵だろうと『遼来来』(いや『遼再来』かな?)をやりかねない勢いだもの。
危険すぎる…。いけませんよ、遼将軍。
「おまえ自身が、魏王(との)の至宝であることを重んじ慈しめ。」
って、積年の戦友は、さすが、です(感涙)。

先陣の満寵・曹仁・夏侯惇の暴れぶりに声援を送ります。
ただ、矛をめったやたらに振り回す満寵には、味方としても近寄りたくないです。恐すぎて…(^^; かんしゃく起こして暴れてるように見えるんですけど(笑)、これでも堅実に攻め入ってる図なんですね。

李典がんばってますね。よく働く将ですな〜。
おかげで呉軍の斥候が侵入できないようだし、張遼の病も敵に知られずにすんでるみたい。
後半はメイン呉将が勢ぞろいなおいしい場面ですが、今週はどうにも張遼が脳裏に焼きついて離れません。
ちくしょー黒捷ーっ!自力で帰ってこいーっ!
呉の将軍なんかに飼われたら、長江で泳がされるぞーっ!

No.10216 - 2004/03/05(Fri) 22:26:42

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 李桃桃内 [地球外]
 どわっはっはっは〜!!

 どうもすいません。李桃桃内です。
 先週の予想的中で公約通り大笑いしました。
 三国無双で言えば、赤兎馬のスピードで慣れていたところに、いきな
り鐙アイテムなしの徒歩でやれって言われるようなものですかな。それにしても、惇兄は駄馬どころか兵卒姿で戦ったこともおありでしたな。そん時の苦労を思えば……って無理か。

 中原は馬の文化で、江南は船の文化ですかな。
 呉軍とていきなり船奪われて、ボロ船使わにゃならんとすれば怒るで
しょうな。
 まあ、人様の余り物をかつかつ使ってた劉備からすればどっちも贅沢に見えはしましょうけどね。

 それにしても、劉曄、司馬懿といい幕僚が静かだと閣下の御前もすっかり様変わりしてしまいます。郭嘉や程?cがいたら青筋立ててどなりちらしてただろうに。
 張遼と烏丸兵で作る予定だった郭嘉の国。烏丸馬の機動力を最大限に生かす郭嘉のプランには、当然ながら馬の増産計画も入ってたかもしれません。閣下はもうちょい早くに気付いてほしかったなぁ。

No.10217 - 2004/03/06(Sat) 01:06:47

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 克哉
すっかり新しい方々で面子が判りませんがお久し振りです。

>>駿馬100頭
これは当時は痛かったでしょうね。小説なんかでは蜀の張飛なんかは既に牧場などを作って駿馬の子を作ったりしてた記述がありますが魏に関しては何もなかったのでやはり曹操の言う通り商人まかせだったんでしょうね。毎回何頭買うのかはわかりませんがその中から良い馬を探すだけでも当時の武将は苦労したんでしょう(張遼達のの怒りもその為でしょうね)しかし惇兄のあの怒声はもう自分の女に何しやがる〜!ですね(笑)
で、1つ疑問は疫病はどうなっちゃったんでしょうね?
張遼はそれなんでしょうか?その辺が描かれていないのでイマイチ掴めません。

>>甘寧 
いや〜前回は深夜の働きご苦労様なんでしょうね。
でもあのまま床につくのはどうなんでしょう問題児甘寧。100人無傷は流石奇襲のスペシャリスト。やっぱり甘寧はこういう所じゃないと輝きませんね(お前それでもファンか?)

>>孫権
まだまだ若いところが残りますね。奇襲での喜びようはちょっと青さが見えますね(苦笑)まあそれもしょうがない所なんでしょうが。只甘寧、凌統、蒋欽などの扱いは上手いですね(適材適所)更にこれからこういったのが続けば良いのですが・・・。

濡須はこれからは呂蒙の見せ場があればいいのですが・・・。
ゴンタがどこまで描くかが心配です。(来週であっさり終らなければいいのですが)

久し振りなのであんまり的を得てなくてごめんなさい

No.10218 - 2004/03/06(Sat) 06:15:18

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / つね [関東]
管理人さん、お疲れ様です。

今週は以下のようにまとめてみました。

1.濡須口会戦6(馬の恨み)
2.濡須口会戦7(呉の軍議)
3.濡須口会戦8(孫権の好奇心)

名馬100頭選りすぐりで盗んでいったみたいですが、まさにプロ。これで無駄な血を一滴たりとも流していなければ最高だったのですが。しかしご主人たちにあそこまで思われている名馬群も「ご主人様以外は乗せん!」という気概を見せてほしかったものです。その場合、お頭の「駄馬め!」攻撃が炸裂していたでしょうが。

総攻撃といっても17万(李典の3万除く)のうち2万5千しか攻撃してないように思えるのは気のせいか。それとも奇襲の効果か。最初から曹操のブラフか。

呉の軍議で現れたフランケンシュタインは情報が少ないので、分かりませんが、蒼天流に陸遜の可能性はありますね。陸遜ファンとしては、周
瑜、魯粛、呂蒙と続くスマート美青年軍師の系譜を継いでほしいのですが。

No.10219 - 2004/03/06(Sat) 14:29:36

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 櫻 [関東]
こっ・・・こわ・・・!!!

魔人様のあの表情が離れません。あの台詞が離れません。
あの怒りようは半端じゃありません。「半端じゃない」で片付けられるほどの代物じゃないです。
そっかぁ・・・そんなに大切にしてたのか・・・。私には到底わからない感情なんだろうなぁ・・・。扉見てたら涙出てきました。
うわああん<(T□T)>
大好きな魔人様だけにこのまま攻め入って黒捷たちを取り返して欲しい気もするしゆっくり養生(できるかな・・・)して欲しい気もするしでもうだめです。勢いあまって私が友達の頭を二、三回ひっぱたいてしまいました(不信がられました)。ごめん。

>魔人といえど人の子
それ思いました!前回のレスで「張遼どこ行った」と書きましたがこんなところに居ようとは!!久しぶりに人間らしいシーンを見た気が・・・。
でも臧覇がいてくれてよかったです。あのままじゃ魔人様かわいそ過ぎたから・・・。

満寵の攻撃はちょっと笑えました。なんでしょうあれ(笑)があああ!
言うなれば「竜巻旋風矛」?(古)近づいてはいけないことは確かです。
曹仁も惇兄もゆでダコ(笑えない)になってたり目血噴き出してたり。あぁ、いつもの(?)元気なお二人・・・。惇兄の台詞の後半部分がセクハラチックだと思ったのは私だけ・・・(死んどけ)。
この辺はギャグ入ってますか?

殿は目の付け所が違いますなあ。ところで私劉曄の台詞の「単純」ってのが一瞬惇兄たちにかかってんのかと思いました。無礼者。

ところ変わって呉軍の陣。吾粲が荀?ケに見えました。中毒。
甘寧・・・寝てるし!!しかもこりゃ起こすの至難だよ(笑)
後ろの御仁、確かに気になりました。陸遜だったら盛大に笑ってやる。
このとき陸遜は三十代真ん中辺り・・・ありえない話じゃなさそうですし(無双は若すぎますよね!)。そういや周泰出てきてました。

曹彰出てくるかな〜。さりげなく好きです。かわいくて。

もうなんか来週どうかってことより張遼様が心配。立ち直ってください!!さもないとこれから先ずっとあの顔と台詞が脳裏に焼き付いてしまいます!!

今回は長めで失礼しました。

No.10221 - 2004/03/06(Sat) 14:37:05

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / でぃあ
まだ今週読んでない・・・(泣)
こういうときにもここのサイトがとても役立つのだなぁ。
脳内で想像してから読むというのもそれはそれで楽しいし。

今さらになって張遼の愛馬の名を出したのは、
今回への複線だったのでしょうか?

No.10222 - 2004/03/06(Sat) 20:59:06

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / kazz [東北]
TATSU様、お疲れ様です。

人中に張遼のような豪傑や荀?ケのような賢人そしてその他多くの凡夫がいるなら、馬中も然り。
将が優れた馬を探し求めるのは、曹操が人材を求めるに似たり。
ってな感じなんでしょうね。きっと。

「いっそ産むか!?」っていう曹操の台詞は私も意外でした。え?やってなかったの?っていう。う〜む。
あいや、ケチをつけるわけではありませんが。

ゾウ覇デカイですね。はい。
さりげなく重みのあるキャラ←コレ蒼天の十八番ですね。ナイスです。
でも、比べるわけではないですが、あらためて張遼って老けてるなぁ…。まぁもともと白髪だったからなぁ。

“軍師風”って…周泰、超アバウト。
司馬懿って曹丕派だったような気がしますが、関係無いか戦場だし。
しかし、個人的には意外な人物であって欲しいですね。新世代謀臣が二人だけじゃ寂しいです。
まぁ、お気に入りの劉曄君と司馬懿のコントラストも好きですが。

次回も楽しみです。

No.10225 - 2004/03/07(Sun) 10:16:45

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / あさの [北陸]
やたらと盛りだくさんな一話でしたね。しかし、曹操の「産ますか」は漢中での共産主義的社会に続いての後世への予言いや予測の一環でしょうか。馬の種別選択はサラブレッド生産や軍馬の為の改良がさかんに行われますね。そう考えると、いかな黒捷いえどもこの当時の馬だから、現代と比較すると、えらく小さいのかな。
しかし車座に近い形で会議する呉の作戦会議は、若い集団の雰囲気が良く出ていて大好きです。主君と家臣が近い(精神的及び立場的)彼らこその軍議ですね

No.10226 - 2004/03/07(Sun) 10:31:14

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / Gyoku [関東]
泰山の賊。ゾウ覇!よもや顔を拝めぬかと思っていましたが・・・。
張遼と一緒に戦に参加していたんですねぇ。
やはり呂布軍の騎馬の凄さは後々も役立っていたんですねぇ。

錦帆の賊。甘寧!寝るときもあの格好ですか・・・。
そりゃあ起こすの無理っす。

謎の呉将の正体は誰ですかねぇ?陸ソン説が出てますがやはりそうかもしれませんねぇ。将欽みたいにしばらく名が明かされないかもしれませんが。

次週の曹操と孫権。気になります。

No.10227 - 2004/03/07(Sun) 16:06:27

3度目まして / Homicide
>「最良の馬種(種馬?)の獲得。あるいは品種の改良。
>飼育と調教!それら専門家の育成!」

現代に当てはめるなら、BSEに強い牛作り、インフルエンザに強い鶏作り、ヘルペスに強い鯉作り…といったところでしょうか。

No.10228 - 2004/03/07(Sun) 19:45:31

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / TATSU@管理人 [関東]
皆さん、相変わらず面白い書込み、有難うございます! 大変楽しく拝見しております。

フランケンについては、管理人が偶然発見しただけかと思ってましたが、レビュー後、他のサイトさんを回ってみたら、結構話題に出てました。やっぱり皆さん、読み込んでますね〜。
欣太先生が意識して登場させたのなら、濡須戦で再登場するかもですね。誰なんでしょう?楽しみです。(って、もう現れなかったりして。)
では、初投稿の方がいらっしゃいますので、挨拶させて頂きます。

すこやさん、初めまして。蒼天考へようこそ。

>一般的な陸遜のイメージに対する王先生の皮肉

なるほど〜、あの男は陸遜ですか! 某ゲームだとあどけない少年ですが、蒼天でフランケンになっちゃうってのも一興かもしれません。にしても、凄まじいギャップですが...
関係ないですが、「王先生」というと管理人の場合、王監督を連想してしまいます(笑)

>しかし曹彰はひどい言われよう

そう言われてみればそうですね。
「猛々しいだけで、できの悪い倅」って、本人が聞いたら激怒しそうです。
ぎったんぎったんに切り刻ざもうとするような気が。

No.10232 - 2004/03/07(Sun) 23:44:07

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / おかゆライス [東北]
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

曹軍が馬をいかに大事にし、愛着を持っているかがよくわかります。
その中でも、張遼、曹仁、夏侯惇それぞれの馬に対する見方が垣間見えるのではないでしょうか。
張遼:共に死線をくぐり抜けてきた戦友。
曹仁:敵を威圧し勝利する為の手段、道具。
夏侯惇:愛すべき、または尊敬すべき存在。
まあ、それそれがそれぞれの言わんとしている事を代弁しているとも考えられますが。

それにしても、臧覇の顔、若い。亡母より不老の性質を授かったか人がここにも?

軍師風の男、荀攸の葬儀で「軍才をみせろ。次の遠征からだ」と言われた司馬懿だと自分は思いますが。
答えは次号で明らかに! なるのかな?

No.10244 - 2004/03/08(Mon) 19:25:09

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 英英 [北海道]
数日を経て少し頭が冷えたのでふたたびお邪魔します。

>甘寧夜盗軍団
川賊なのに名馬を見る目があったとは意外でした。
単に良い厩で大事そうに扱われてる馬を選んだんでしょうか。
もし「これは駄馬です」と張り紙しとけば…やっぱダメでしょうね。

南船北馬。愛馬略奪に怒る魏の諸将の奮戦に来週も期待します。
臧覇が張遼の愛馬を奪い返してくれたら…と思いつつ、「だがな、あの名馬3頭も、お前が駆ってこその宝の馬(以下略)」の言葉の裏に「あきらめろ」という意味が含まれてるようで……(涙)
いくら寝こみを襲われたからって優駿たちよ!
いつまでもご主人様以外の人間を乗せるんじゃない。
そういえば、合肥の遼来来作戦の焼き豚攻撃(笑)で呉の旗艦が焼かれた場面では、呉の諸将あまり悔しそうに見えませんでしたが…。ご主君の身に危機が迫っていたから、船どころじゃなかったのかもしれませんが。

>軍師風の男
「正体のつかめん」印象の軍師は司馬懿かな、と私も思いました。というか、他に知らないので(^^;。彼は陳羣や呉質と一緒に曹丕の中庶子(秘書官?)だったと記憶してますが、遠征先では曹彰(?)の側にいても別にかまわないのかな?
ところで英英は軍師風の男の正体よりも、挑発を制止したひと言が気になります。
なんと言って止めたんだろう?
「その駄馬では格好がつきますまい」
……。喧嘩売ってますか(爆)

>櫻さん
張遼の大ファンなんですね。次号やその次が気になりますね。関羽との一騎討や郭嘉とコンビを組んでの烏丸討伐や、相容れない同僚と共に防衛した合肥戦など、イベントを超えるごとに張遼の武は磨かれてきたように思います。愛馬強奪の悲しみを超えてさらなる最強の武を発揮してほしいです。求む遼再来!

>ところで私劉曄の台詞の「単純」ってのが一瞬惇兄たちにかかってんのかと思いました。

あははは(^▽^)さすが劉曄!王族は言うことが違いますな(笑)…てなこと言ったら劉曄が激するでしょう。いや、違いますよね。このセリフを郭嘉が言ったならともかく(笑)。劉曄なら「馬泥棒め!」「返せこのヤロー!」という“問題の質が単純”って意味だけでしょう。決して、曹仁&惇将軍&満寵の性格が単純……ごにょごにょ。
ああ、曹軍初期の軍師たちが懐かしい…。
殿が言うより早く万策を立てていた(やっかいな)軍師たちが。

呉の軍議の場面は曹軍の総攻撃の後ですよね。
なんだか呉の人々に余裕が感じられるんですが……総攻撃を受けた後って雰囲気じゃないような。
結局、先陣の満寵・夏侯惇・曹仁と、周泰と遭遇した曹彰(?)しか、この日は軍を動かしてないんでしょうか。獰猛かつ堅実に攻め入る先陣も、駿馬を奪われ機動力が低下してるため、敵陣を崩すことができず、総攻撃中止になったんでしょうか。殿と劉曄が戦況を眺めてる場で待機していた兵は、そのまま出番なし?
あとは疫病で倒れてる兵がどれだけいるのか。
そーいえば建安七子の出番は…

No.10245 - 2004/03/08(Mon) 20:05:05

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / kalin [東海]
絵描きに続きこちらでもはじめまして。kalinと申します。
未だに正史と演義のエピソードが頭の中でごちゃごちゃな未熟者ですが、これからよろしくお願いします。

今回張遼が病に罹っていたので驚きました。生きている人の中では一番好きなので(殿は別格)。ですが合肥の戦いであれだけ呉軍に恐怖を植え付けた張遼はもちろん、夏侯惇・曹仁といった歴戦の武将がいて(自主規制)ですから、戦略・戦術とは別の要因での結果であってもいいかな(というかあってほしい)、とも思いました。
とはいうものの、変なところで深読みするクセがついているので、張遼の病が複線のように思えてなりません。魏が世代交代しても度々攻め入って来る孫権が張遼が配置されたことを聞くと「病であっても云々…」と兵を退く…。おそらく蒼天は曹操の死まででしょうから考え過ぎなんですけど。第一深読みというよりも、病のまま終わってほしくないという願望です(汗)。
それにしても、魏将多しといえど無理矢理張遼を担いで命があるのは臧覇くらいでしょう。なにしろ右手には寝台に運ばれるまで凶器が握られていたのですから…(石突き部分の形から察するに戦場で振り回していたアレ)。
けど臧覇さん、張遼の馬への思い入れを呉が知っていたら逆に絶対張遼の馬だけは見逃さなかったと思いますよ。

張遼好き、馬好きの私としては前回で一番気になったのが張遼の馬のこと。おそらく未だに魏軍最強の騎馬隊であろう張遼の軍はかなりの頭数を盗まれたでしょうね…部下も悔し涙流してます。
馬の健康診断は触診と口の中を覗くこと。異常がある部分を触られれば馬は反応するし、口臭で虫歯かどうかわかり息で体温が量れ舌の色で健康チェックも出来る。当時「医学」としては確立されていないでしょうが、馬を大事にする人は健康状態を把握する方法とか独自に考えていたと思います。
よく見ると表紙で赫カイが構って欲しそうにお尻を張遼にすりつけてアピールしてます。か、かわいい…。一方通行ではない想いを感じます。
実際に見て触れて乗った人しか判らないかもしれないけど、馬ってほんとうに賢く綺麗で逞しい生き物。女を蔑ろにする発言はいつもならムカっ腹立てるところですが、馬なら負けてもしょうがないかとか思ってしまいます。

愛馬を盗まれた諸魏将の激昂はすさまじく、前戦では圧倒的に勝っているようです。ただ呉軍に将の姿はなく、本営にほとんど詰めている様子。合肥から溜め続けていた鬱憤を晴らしすっきりしたように見えます。
矜持を傷つけられた自分達の憤り以上の激情を魏軍諸将から引き出したことで、俗に言う仕返しが成立したようです。激情の犠牲になった前戦の兵卒は哀れとしか言いようがありませんが。

曹操と孫権再び遭遇。いつものことながら続きが気になってなりません。休日の土日より木曜日が待ち遠しい今日この頃です。

ちなみに、当時の馬はおそらくモンゴル馬に近い姿形だったと思われます。サラブレットよりうんっっと体は小さく脚は太く短く、しかし頑丈。そして西方から贈られたりしてくる汗血馬などと呼ばれる馬はアラブ馬系列ではないかと。この時代サラブレットは存在しません。

No.10250 - 2004/03/09(Tue) 05:28:58

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / TATSU@管理人 [関東]
あ、kalinさん! 描画考BBSではナイスな温恢、どうもでした。
ここでは初めまして。蒼天考へようこそ。

>病のまま終わってほしくないという願望

管理人も張遼が疫病に罹患したという設定は意外でした。まさかこのまま死ぬことは無いでしょうが...
『 甘寧が奇襲してきた時に、張遼が迎え討てば阻止できたのに 』という矛盾を阻止する為なのかな〜、とか思ったりしたんですが。
でも、おっしゃる通り、何かの伏線だったら面白いですね〜。

>逆に絶対張遼の馬だけは見逃さなかった

それ、言えてます! 実は管理人も、臧覇の「それを知れば賊とて、おいそれとは盗めなかったろうにな。」という台詞を読んで、こと甘寧については、それは当てはまらないんじゃ?って思ったんです。いや、むしろ甘寧なら、それが張遼の愛馬ということを知ったら、わざとその馬だけ殺害して去るような気さえします。張遼の戦意を削ぐ為に...
異論ある方がいるかもしれないですが、管理人の蒼天甘寧イメージは、それくらい残忍にして冷酷な男となってます。

>口臭で虫歯かどうかわかり息で体温が量れ舌の色で健康チェック

く、詳しいっスね〜。もしかして乗馬倶楽部とか、牧場にお勤めしてるとか?
でも、それを知ると、扉絵の張遼の、馬への労わりぶりが良くわかりますね〜。


>合肥から溜め続けていた鬱憤を晴らしすっきりした

魏軍の将が怒れば怒るほど、孫呉の将としては「してやったり」と、ほくそ笑んでるような気もします。凌統を除いて...

>休日の土日より木曜日が待ち遠しい今日この頃

うまいこと言いますね〜。確かに木曜が近づくとワクワクしてきます。特にサイト開設してからは。ただ最近、「今週の蒼天」を書く余裕が無くなってきたのがちと辛いです。

No.10253 - 2004/03/10(Wed) 02:37:09

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 侠客 [東北]
 うわーん、魏軍のみんなが怒ってる、怖いよ〜!
 ほんっと魏軍の皆さんは馬に愛着を持ってるわけですね。これぞまさしく、「馬カ」というヤツで……って馬(うま)くも何ともねえ!(下手な洒落で失礼しました〜)
 めちゃめちゃ怒ってる張遼、夏候惇、曹仁、満寵……と恐らくほかにもいるであろうその他大勢(笑)。
 例えて言えば、「チーム曹魏」なんて暴走族に所属してるメンバーが甘寧という(他のチームの)ゾクに“バイク”かっぱらわれたようなもんですかねえ(違)。
 ああ、曹魏と孫呉の大会戦がこれじゃあ単なる「組同士の抗争」に見えてしまう……(笑)。

 孫呉に場面を変えて。今回孫呉陣営が相当物議醸してるようですね。

●甘寧の眠りはどうなってるんだ!?
 随分話題になってますが私は、アイツは非常に寝相がいいんだと解釈しました(笑)。

●フランケンシュタインは誰だ!? 
 誰なんでしょう、コイツ? 随分盛り上がってますね。私の見解は、
(1)陸遜説
 うーん、アレが「陸遜」かぁ……。確かに『無双』みたいなヤツが出るとは思ってませんが、あんな「呂布の親戚」みたいな人相なのもどうかと……(笑)。
 もしも出るんだったら、かっこいいオヤジがいいなあ。
(2)董襲説
 これが一番濃厚だと思ってます。正史では身長八尺(約一九〇cm)と記されていて、イメージとしては申し分ないですよ。
 しかしコイツに与えられたその後の運命とは……。
(3)丁奉説
 微妙な線です。この時点で彼はさほど出世してないと思われますし。あ、でも孫権のことだから取り立てているかも。この場合は……やっぱり“嗅覚”か!?(笑)
 ちゃんと年齢を記載した史料があればなあ……。

 そういえば、この濡須の戦いは曹操と孫権のラストバトルなんだよなあ。
 ここまで書いた時点でふと許チョの声が聞こえてきました。
「読まねえと大損こくぞ〜」(笑)

No.10263 - 2004/03/10(Wed) 19:20:54

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 文月 [近畿]

>  うーん、アレが「陸遜」かぁ……。確かに『無双』みたいなヤツが出るとは思ってませんが、あんな「呂布の親戚」みたいな人相なのもどうかと……(笑)。

私もあれが陸遜というのはちょっと…(汗)
個人的には、陸遜はお髭の似合う素敵なおじさま希望です。

董襲説が現時点で最も有力なようですが、たしか朱桓や全?j、賀斉もまだ未登場ですよね。
もし彼らのうちの誰かだったらどうします?!(笑)

No.10274 - 2004/03/11(Thu) 17:17:30

Re: 今週の蒼天<戦士と優駿> / 仲完 [東海]
>もし彼らのうちの誰かだったらどうします?!(笑)

朱桓・孫韶だったら威張るかもw

・・・とりあえず無双で魏軍皆殺しにして気を静めてから来ましたが、今週の蒼天はもう少し先のようですね。衝撃と急展開の回だけに明日深夜くらいに来た方がいいかな。
 ・・・今週はいろんな意見が出そうだな・・・埋もれないくらいに考察を練りこまないと。

No.10275 - 2004/03/12(Fri) 02:37:00
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