| 最近蒼天航路を1巻から再び読み始めたのですが、どうしても気になることがあります。それは件名通り、劉備の変わり様です。皆様は当然わかると思いますが、最初の頃の劉備は侠の大将、関羽が惚れるのも無理ないかと思うほど、まさに鬼をも入れれる袋を持つ、鬼袋の名に恥じない姿だと思います。ところがどうでしょう。10巻辺りで呂布が劉備を訪れたところ辺りから何か変って来てるように思えます。私的には、侠の大将だった劉備が目上の人にへこびへつらってる用に思えます。そして 宮渡では曹操の軍勢に当たっただけで逃げ出してしまい(これもいわゆる第六感かも知れませんが)エンショウのもとへ放心状態になりながら いきます。そこでいったん劉備は気を吐き、最初の頃に戻ったか?と思ったのですが、関羽が曹操のもとへ言ったと知ったときの変わり様、 本当にあの劉備かと文官ともども私も思ってしまいました。さらには 19〜21巻での劉備、特には輿の中にいた劉備の子供を投げ飛ばした時の劉備には不覚ながらも「無双の劉備の方が良い!!」と思ってしまいました。今はそれほどまでとは言ってませんが、やはり私としては昔の劉備に戻って欲しいです。みなさんはどうでしょうか?
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No.11227 - 2004/09/07(Tue) 18:54:30
| ☆ Re: 劉備の変わり様 / みなみ | | | | 韓信さんの言ってることもなんとなくわかるんですが、 子供を投げた劉備は今の世界なら確かに非道かもしれないけど 三国志の時代なら・・・。子は枝葉であり親を生むことはできない。 劉備が生き延びるためなら子は死ぬべきなんでしょうかねぇ。 あの極悪人っぽい劉備がダメなのかな?話ずれてたらすみません でも蒼天は正史ベース 演義ベースの無双とはちょっと違うかと・・・。
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No.11228 - 2004/09/07(Tue) 19:14:35 |
| ☆ Re: 劉備の変わり様 / kazz [東北] | | | | 御輿の子供を投げ捨てたあの逃避行のあと、元に戻ったんじゃないでしょうか。張飛も「鬼袋と呼ばれていたあの頃のようだ」と評していますし。
要は人間の生きる世界。綺麗なだけじゃないんでしょうね。 子供をCENSOREDのは駄目だけど敵を略奪・拷問・滅CENSOREDるのははたして良いのか? これも現代規範では×ですが、三国時代では当然のこと。そして×なのにもかかわらず、現代においても戦争はなくならないし、拷問も子殺しもなくなりません。おっと話がそれた。失礼。
いや、もちろん韓信様の仰ることも理解はできますけどね。子供投げるって・・・ヒィィ。
でも人間は様々な紆余曲折を経て成長するものですので、今の劉備が当初の劉備と違ってもそれは仕方ないことだと思います。 個人的には、演義ベースのゲーム劉備よりは、苦しみもがきながらそして自らの手を血で汚しながらも億万の民を食わせる存在に成長してきた蒼天劉備のほうが人間らしくて好きです。
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No.11230 - 2004/09/07(Tue) 20:12:59 |
| ☆ Re: 劉備の変わり様 / taka | | | | 他の演義ベースの小説や漫画より、蒼天劉備は魅力的だと思います。 蜀漢ファンなんで、贔屓目がはいるかもですが、
> 19〜21巻での劉備、特には輿の中にいた劉備の子供を投げ飛ばした時の劉備には不覚ながらも「無双の劉備の方が良い!!」と思ってしまいました。今はそれほどまでとは言ってませんが、やはり私としては昔の劉備に戻って欲しいです。みなさんはどうでしょうか?
kazzさんと同じくベースが昔にもどったなと思ったのと、 天下人を目指す人として、曹操に少し追いついたってところをあらわしてるんじゃないかと思いました。 もちろん曹操と劉備はタイプが全然違うので、一概にいえないと思いますが、 私は、今の劉備は結構、気にいってます。
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No.11231 - 2004/09/07(Tue) 21:51:23 |
| ☆ Re: 劉備の変わり様 / 韓信 | | | | なるほど、みなさんは劉備が1歩曹操に近づいた証拠として今までの劉備象が変わったと考えていらっしゃるんですね。なるほど、そう言われれば確かにそのような気がします。私も今の劉備が決して嫌って訳じゃないんですけど、あの変わり様はエンショウが太った時以上に(ry やはり私のような小器に劉備のような大器はわからないのかもしれません。穎雀いずくんぞ鴻鳥の志を知らんや。それを思いさられました(笑
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No.11232 - 2004/09/07(Tue) 23:25:54 |
| ☆ Re: 劉備の変わり様 / 我流軍師 [東海] | | | | kazzさん、takaさんに賛成です。 自分の考えでは、「劉備は基本的に変わっていない」です。
過去ログで主流の意見プラス自分も共感したのは、 蒼天の主題の一つは、三国時代を彩る「無類の人間群像」を描く事で、 キャラクター1人1人が人間臭かったり、未熟だったり、失敗したり、 成長したり、生き生きとしているんですね。 だから、強者や英雄だといったって、初めは弱い所もあって、 最初からいきなり強かったり偉大だったりというヤツは居ない訳で、 自己研鑽や努力によって強者や英雄に少しでも近づけるものだと思うんです。 曹操は部下にそれをやらせているんですね。
曹操自身も手痛い敗戦や宛城での苦い記憶、赤壁など色々叩かれて来た訳です。 「劉備の変わり様」というよりは、彼の生き様「成長の軌跡」というニュアンスで 自分なんかは考えています。「鬼嚢」と呼ばれていた世間知らずの青春時代、 それが「実の生活」や更なる大舞台を突き進む中で、 打たれ叩かれて苦労・努力していたのが呂布・曹操・袁紹の下で甘んじていた青年時代、 関羽・張飛らに助けられながらも劉備は何だかんだと 「前へ」進み続けたのが良かったんだと思います。 劉表幕下・隆中から長坂・赤壁の辺りで開花、特に長坂は人を統べる自分の力を 再確認したのと同時に、曹操になくて自分に有るもの、つまりは自分らしい長所・強みを ひたすら信じて邁進すれば良い「徳―真っ直ぐに生きる事」という考えに 至ったという事ではないかと思います。
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No.11234 - 2004/09/08(Wed) 00:27:05 |
| ☆ Re: 劉備の変わり様 / むひょ | | | | ROMってましが初めてカキコ。しかも遅レスごめんなさい。
何年か前、三国時代に関する文献読んだのですが、篭城戦で兵糧が尽きた際、親が子供をCENSORED食べた、という事実があったようです。 自分の子供は殺しづらいので子供を交換しあって殺したとか。 「親は子供を生めるが、子供は親を埋めない。」こういう風に考える風潮が当時あったそうです。
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No.11253 - 2004/09/14(Tue) 11:45:46 |
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