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今週の蒼天<黒光りの夢> / TATSU@管理人 [関東]
危なかったです。あやうく今週はモーニングを買わないで済ますところでした。

先週の予告に「蒼天航路」と無かったのに、なんと今週掲載されてました。びっくりです。今までは予告にあっても休載だったくせに...。ちょっと翻弄されてる気がします。
これで、2ヶ月休載して1回掲載、再び2週休載してまた掲載。なんか寸断されてて全体的な流れが掴みづらいような気が。

来週予告には「蒼天航路」とありました。これで休載だったら管理人は単行本派になっちゃうかもしれません(苦笑)

No.11421 - 2004/11/14(Sun) 21:46:06

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / TATSU@管理人 [関東]
【STORY】

曹操軍駐屯地。幕舎内の曹操は、無数の書に読み耽(ふけ)っていた。

「ずっとか?」
幕舎の外で賈翊が尋ねていた。賈翊の前には蒋済と趙儼がいた。
蒋済は、曹操は都の政務には見向きもしていないと告げた。曹操が没頭しているのは、郭淮から次々と齎(もたら)される戦況分析の報告書であった。
まるで漢中の地で歴戦を積んできたかのような策略と用兵。蜀内の政(まつりごと)の充実を物語る後方支援。そして並み居る猛将たちの操縦。しかも新生蜀軍は夏侯淵の命を奪いながらも、浮かれる事なく漢中攻略の布石を打ち続けていた。
「一驚を喫さずにはおれん。この賈翊とてな。」
賈翊は呟(つぶや)いていた。

幕舎内の曹操は筆をとり、何事か記そうとしていた。曹操は軍勢の馬蹄の響きを耳にしていた。曹操の脳裏に、軍旗を掲げた騎馬隊が浮かび上がった。曹操の眼前に立ちはだかる劉備。張飛が、馬超が、趙雲が、そして新生蜀軍の兵士が、次々と曹操めがけ襲いかかってきた。魏王は立ち上がった。

「漢中まであと10日の行軍だ。」
賈翊はそう告げると、蒋済に向かって、今まで敵について聞き知ったことは、それまでに全て忘れされ。と命じた。訝しむ蒋済に賈翊は告げた。
「おまえひとり、何の前提もない境地から策を放(ひ)り出す」
それは、曹操軍中の優れた軍師は、誰もがみな一度は通った道であった。

曹操は剣をとると、足元に広げた書に突き立てた。ふいに凄まじい気が立ち昇り、曹操の背後に魔人の如き男が立ち上がった。関羽であった。曹操は忌々(いまいま)しそうに笑みを浮かべると、剣を振り上げ関羽の幻影を叩き切った。

衛兵が驚愕の色を浮かべて、曹操を見つめていた。知らず知らずのうちに曹操は幕舎の外に足を踏み出していたのである。我に返った曹操は剣を降ろした。
「今夜からの見張りは気をつけた方がいい。」
呆然としている衛兵たちに、曹操は静かに告げた。
「おそらく、夢の中でも戦(いくさ)が始まる。」
屈託のない笑みを浮かべ、魏王は幕舎の中へ戻って行った。衛兵には気の毒であったが、曹操にとってそれは、深夜の頭痛から開放されることも意味していた。

          ***************

漢中−
前線に斥候に出ている集団の中の一人が、警告の声を上げた。
「法正殿。これ以上は危のうございます。」
法正は岩陰から前方の敵軍を凝視していた。法正は、間もなく陣頭に姿を現すであろう「ある男」を待っていた。
その男は、法正の策に、しがみ付くが如く対応していた。その男は、全ての陣営を駆け回り、休みなく兵を動かし続けることで、司令官を失った軍の動揺を封じていた。その男は、死んだ司令官の旗を掲げ、その精兵を引継ぎ指揮していた。
法正は身を乗り出した。男が現れたのである。
男の名は郭淮。

          ***************

「将軍がた。」
法正が、馬上から告げた。
前線視察を終えた法正を、張飛・趙雲・馬超の蜀猛将が出迎えていた。
目障りに動く敵の軍は、その内、更に駆逐したくなるような構えをとるであろう。と法正は予測した。
「しかし、五分の力を八分に見せて、膠着を装い、曹操の出現をお待ち下され。」
法正は前線の将軍達にそう依頼した。
その曹操の所在について趙雲が尋ねた。経路は断定できないが10日以内には漢中に現れるであろう、と法正は答え、劉備の待つ本営へと馬を進めた。
その10日のうちに、劉備に馳走を振舞ってもらい、腰でも揉んでもらえ。と、慰労の言葉をかける張飛。お心遣いのみ預かります。と静かに答え、法正は去っていった。

法正を見つめながら、張飛は笑みを浮かべた。張飛は、法正の陰気な表情の奥に潜む熱情を見抜いていた。それは功を狙っているのではなかった。ただ勝利することだけに集中していた。
「あれほどの軍師が、蜀に埋もれていたとは。」
趙雲が感想を漏らした。趙雲も張飛と同じことを考えていたのである。法正は前線から国内まで、微細な状況も漏らさず取り込み、幾重もの策を常に更新していた。現に、法正が現れてから蜀軍は常勝であった。
「なあ、子龍。」
張飛は照れくさそうに鼻をこすった。上手く言えなかったが、長い間追いかけてきたもの、呆気(うつけ)の大法螺(おおぼら)と見分けがつかないようなもの。それが急に、現実に近づいてきたような気がした。張飛はそれを趙雲に語りたかったが、上手く言葉にできなかった。
「至純の夢、ですか。」
馬超が後を引き継いだ。ほざくな、馬超、と張飛は激昂した。
「てめえが口にしやがるとなあ、軽過ぎの青過ぎじゃあーッ!」
そう叫び、鼻を鳴らす張飛。馬超は苦笑した。それを見つめ趙雲も思わず微笑んでいた。

−夢だ?−
蒼天を見上げ、張飛は考えていた。確かに夢であった。何周も天下をまわっているうちに、黒光りしてしまったような夢であったが、まぎれもなく輝く夢であった。
−なあ、あともう一歩って感じがしねえか。 雲長兄ィ。−
蒼天の彼方、荊州の空に向かって、張飛は語りかけた。

          ***************

「出たな、張飛!」
剣を片手に、魏王が躍り出た。兵士の一人が堪らず声をあげた。
「魏王(との)ーッ!お目覚めくだされぇーッ」

唸り声をあげて剣を振り回す曹操。必死で逃げ惑う衛兵たち。
それを遠目で眺め、ふむ、始まったか、と夜着の賈翊が頷(うなづ)いていた。
「今度の戦(いくさ)は、とことんだな。」
賈翊は呟いた。



【REVIEW】

●扉では、沢山の「広げた巻物」の上に、曹操が寝転んでましたね。
キャッチコピーは、
−意識も無意識も、戦で満たされる至福。−

何の巻物なのかな、と思いましたが、これは『次々と齎(もたら)される郭淮からの戦況報告』のようですね。魏王におかれましては、報告書を読んで至福に満たされている模様です。戦(いくさ)オタク?
でも、曹操が“無の瞳”から“輝く瞳”に戻ったのは、張遼の武勇伝を聞いてる最中でした。基本的に戦が絡むと元気出るみたいです。頭痛も収まるみたいですから、熟睡できるのかな?

●さて、征西軍に同行する3人の軍師が登場しました。筆頭軍師は賈翊。前回の南征では水軍を率いて呉軍と戦っていましたが、今回の征西にも参加してるんですね。ハイクラス軍師は老いてなお現役の模様です。考えてみれば郭嘉・荀?ケ・荀攸が他界し、程?cが引退した今、昔の曹操軍を知る軍師って賈翊だけなんですよね。これからも頑張って欲しいものです。

そう言えば、前回の漢中戦に同行した“新世代軍師”のうち、司馬懿は業にいるとして、劉曄はどこに居るんでしょう?

2人目の軍師は蒋済でした。この男は軍師の分類に入るのでしょうか? 地方行政官みたいな感じでしたが...。常に温恢と共に合肥の守りに就いているのかと思ってましたが、征西に同行してたんで意外でした。でも昔、曹操に「温恢の下で軍事を学ばせた後は傍らにおき、大局の仕事をやらせてみよう。」って言われてましたから、業に呼ばれて曹操のもとで大局の仕事をやらされようとしてた矢先、蜀軍侵攻が起きたので、征西に狩り出されたんでしょうか?いや、もしかして、この征西同行自体が大局の仕事なのかも。

3人目は趙儼。趙儼と言えば、昔の馬超戦で、戦後統治の為に同行したスタッフ、鄭渾・趙儼・徐奕のトリオの内の一人ですね。鄭渾は農事、趙儼は軍事、徐奕は城市治水が得意分野みたいでしたが、軍事面を得意分野とする男を漢中に連れてきたみたいです。この男も軍師というより行政官みたいでしたが...。いずれにせよ、蒋済といい趙儼といい、こーいうマイナー系のキャラが活躍するのも蒼天の好きなところです。漢中戦で何か特殊な策をたてるのか?ちょっと期待してしまいます。

●曹操は郭淮の戦況分析を読むうちに、蜀将との戦いを思い描いてました。曹操の思い描いた幻想蜀軍、張飛・馬超・趙雲らの背後で指揮していた男は法正ですね。曹操はまだ法正を知らないので、顔がシルエットになったんでしょうか。
ふと思ったのですが、相変わらず曹操の思考の中には孔明は登場しないのですね。この妄想を孔明が知ったら、どんな反応をするんでしょう?

で、どーでもいいことですが、ちょっと気になったのは幻影で現れた関羽。関羽の胸から下はどうなってたんでしょう?筋肉?なんか筋というか“切れ込み”が入ってたような気が...。というか胸当てだけつけて下半身裸というのもスゴイ格好です。こんなとこを気にしてるの、管理人だけでしょうか?

●法正の斥候部隊。法正は危険を承知の上で、夏侯淵軍を指揮する郭淮の姿を確認したかったみたいですが、何か目的があったのでしょうか?それとも前線の状況をより仔細に把握する為に敵指揮官の統御ぶりを見ておきたかったんでしょうか。

不精鬚を生やした郭淮は、前よりも精悍になってましたね。定軍山戦を経て、一皮剥けたのでしょうか?亡き夏侯淵の遺志を継ぎ、蜀軍と対峙する若き参謀。今後の活躍が楽しみな一人であります。
あとは、曹洪・曹休の叔父甥コンビ。張郤や徐晃の征西将軍。ここらへんは、司令官の死をどう受けとめ、どう乗り越えようとしているのか?曹操や郭淮と絡めて是非描いて欲しいものです。

さて法正。劉備に“慇懃無礼で、冷たい毒っ気”と言われ、今回は“面(つら)は暗いが、”と張飛に評されてました。新生蜀軍では管理人の好きなキャラです。
定軍山編では最後に孔明に美味しいとこを取られ、夏侯淵戦死の際には登場しませんでした。そのまま軍師の座を孔明に明け渡し、フェードアウトしたりしないだろうなー、とちょっと心配でしたが、今回の話でまだまだ活躍の場があるような感じがしてきて嬉しいです。だって赤壁の時みたいに孔明が突出すると、幻想的というか荒唐無稽なストーリーになってしまうような気がしてムニャムニャ...。
法正、頑張れーッ!

●“黒光りの夢”の話は良かったです。ちょっとジワッときました。
この“夢”は置き換えれば、長年の“志(こころざし)”とも言えるものじゃないでしょうか。何度も何度も天下を駆け巡り、何度も何度も敗北を重ねても、常に忘れること無く、失わないよう大事に抱え、手垢で黒光りになってしまったようなもの。それが、あと一歩というところで鮮やかな閃光を発しようとしてるんじゃないでしょうか?

「法正が来てから勝ちっぱなし」って張飛が言ってましたが、確かに昔は劉備軍と言えば、逃走するシーンばっかでした。入蜀してからこのかた“勝ちっぱなし”なんて状況は、「いつの間にか、この張飛様とあろう者がよーッ、逃げに長(た)けちまったじゃねえかーッ!」って叫んでた頃からは想像できない事なんだと思います。傭兵部隊として各地を放浪してた頃を考えれば、感無量なんでしょうね。
張飛にとって、その“感無量”ぶりを一番分かち合えるのは『 雲長兄ィ 』なんでしょう。少なくても馬超ではないみたいです。(笑)

●そして、夜な夜な夢の中で戦闘を繰り広げる曹操。嬉しそうに剣を振り回し、護衛兵を追い回してました。欄外のコピーによると『 完全に戦闘モードに入った曹操 』なんだそうです。

この曹操、“魏王・戦闘モード突入”という雰囲気をやや滑稽に描いてて、面白いといえば面白いのですが、正直なところ若干の違和感を覚えました。
なんでだろう?と考えてみたんですが、この曹操に、“夏侯淵を失った感情”が感じ取れないからだと気づきました。もちろん、「曹操のキャラクター」や「覇道を突き進む男」という観点からして、将を失ったぐらいで悲嘆に暮れるというのはおかしいと思います。いやむしろ“慟哭”を“賛歌”に変え、高らかに進軍を行なっていた姿は、曹操らしくて良いと思います。

でも、何と表現すればいいんでしょう? 曹操の行なう行為、それはあくまで「深い悲しみを心の奥に秘め」という行動であって欲しいのです。管理人的には。
それが、“戦闘に思いを馳せ、嬉しそうに剣を振りまわす”という今回の曹操の行動から感じ取れなかったのが、若干の違和感を感じた原因なのかもしれません。“王たる将”夏侯淵の死は、曹操を白髪と変えた荀?ケの死や、曹操を無の瞳へと変えた荀攸の死と、同等かそれ以上であって欲しいのです。

といっても、まだ漢中戦は始まっていませんし、前回の話が“魏国内乱のプロローグ”的エピソードならば、今回の話は“漢中激突のプロローグ”的エピソードなんで、まだ曹操の胸中は分かりません。

ということで、管理人の違和感も一時的なもので、これからの展開次第では「あの時は失礼しましたー。」ってコメントする日が来るかもしれないので、あしからず。

No.11422 - 2004/11/14(Sun) 22:08:47

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / RYU [東海]
いつもお疲れ様です♪
昨日は車でコンビニを探し、何とか読む事ができたので安堵しとります。

モーニングの「今週の蒼天」を呼んで、自分もちょっとしたギャップを感じています。
夏候淵の報仇戦から来る殺気や凄みが無いというのはTATSUさんの「今週の蒼天」を
読ませてもらってから気が付いたという(汗)のが本音で、
死角を突かれたというw感じなんですが、
ファーストコンタクトで自分が思ったのは、曹操の戦場を楽しむ雰囲気や
賈翊・蒋済らの呆れぶり・魏王との距離の近さ、特に一兵卒ともはしゃぐような
ハイテンション振りを見ていると、曹操が若返ったような気がしました。
今の曹操なら、病床にあった荀?ケを自ら助けに行ったり、曹操を無の瞳へと変えた荀攸の葬儀―
彼は夏候惇・許猪らを素通りして、無感情にも司馬懿の所に行ってしまいましたが、
惇らの横に腰を下ろし、何事かを考え・言葉を贈ったのではないかと思います。
曹軍には「これから天下を獲りに行く」覇気・エネルギーがあると思いました。

そのエネルギーは新生蜀軍の草創期の未知数の強さ・秀逸さ、みずみずしい闊達振り
にもおおいに感じられる所でした。
言わずもがなも、曹操・劉備双方ともこれから天下を獲りに行く、と。
全面衝突を期待したいです。

>赤壁の時みたいに孔明が突出すると、
>幻想的というか荒唐無稽なストーリーになってしまう
自分的には色々な雑感が固まっている感じなんですが、確かに幻想的ですね。
今また思ったのが、赤壁孔明はシェイクスピアに出てくる道化に似ているという事です。
一部のキャラクターにしか見えない、荒唐無稽な発言(王様への直言・揶揄あり、
寝言もあり、中にはストーリーを暗示する発言もあり)をするんですね。
>相変わらず曹操の思考の中には孔明は登場しないのですね。
>この妄想を孔明が知ったら、どんな反応をするんでしょう?
多分、泣くんじゃないですか。


それでは失礼します♪

No.11423 - 2004/11/15(Mon) 00:28:31

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / つね [関東]
どうも翻弄されてしまいますね。「連載」といえるのかどうか。

1.新生蜀軍への備え
2.見えてきた黒光りの夢
3.夢の中での戦の始まり

張飛が「腰でも揉んでもらえ」と言ったとき、最初は漢中戦直前に、劉備が法正に対し「体にどっか具合の悪いところはねえかい?」と同じ意味を感じ取りましたが、深読みだったようです。でも生き急いでいる雰囲気はありますね。

>そう言えば、前回の漢中戦に同行した“新世代軍師”のうち、司馬懿は業にいるとして、劉曄はどこに居るんでしょう?

許都でしょう。吉本の乱同様に魏諷に目を光らしているに違いない・・・と思っていたら、魏諷は業でしたね。でも魏諷は、同時多発テロを目論んでいるようなので、劉曄も絡んでくるかも。

曹操、熟睡は無理でしょう。朝起きるたびにくたくたじゃないんでしょうか。そういえば、赤壁のときは2時起きて1時寝るようなサイクルでしたが、あれはあのときだけのことのようですね。

No.11424 - 2004/11/15(Mon) 00:37:40

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / TORA [九州]
涙を流すとこではないとわかっていても自然と泣けてきました。

>「てめえが口にしやがるとなあ、軽過ぎの青過ぎじゃあーッ!」
>張飛にとって、その“感無量”ぶりを一番分かち合えるのは『 雲長兄ィ 』なんでしょう。少なくても馬超ではないみたいです。(笑)

張飛もそろそろ50に近いに違いありません。至純の夢が黒光りしても仕方のない歳ですね。この年にして、この経歴にして、至純の夢を保ち続けるのは至難の業でしょう。また涙腺緩みました。

>呆気(うつけ)の大法螺(おおぼら)と見分けがつかないようなもの。

こちらの方がよく言い表していると思いますが、一言で言うと「至純の夢」になるんでしょうね。張飛は自分のいいたいことを勝手に一言で表してしまう馬超が気にくわないのでしょう。「張飛殿の夢は、私の夢とよく似ていて至純の夢だ」と心の中でいえばいいものを軽々しく口に出し、まるで代弁しているかのように、自分も同感だといわんばかりに口を開くのが青すぎるのです。多分、張飛は馬超を将としては力量は認めてはいるものの、義侠の友としては認めてはいないんじゃないでしょうか。青臭い張飛自身は馬超を受け入れることはないでしょうが、趙雲のように若い頃から老成している人にとっては張飛も馬超も可愛らしく映るんじゃないかと2人の対比された表情からそう思いました。

No.11425 - 2004/11/15(Mon) 06:48:25

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / 仮パン

>赤壁の時みたいに孔明が突出すると、
>幻想的というか荒唐無稽なストーリーになってしまう
まあ赤壁までの(特に演義の)それこそ妖術師のような描写の孔明と、
後の劉備死後、慎重に北伐を繰り返し国体を保とうと激務に
身を投じる孔明との人物像の齟齬は赤壁ラストで「人間化」
する事で作者はキッチリ解釈させていると思っています。
よって今後はファンタジックで荒唐無稽な展開には
なりにくいと思います。

今思えば赤壁の孔明の数々のファンタジー描写も、
後の人間孔明への伏線だったとすら思えてきます。

No.11426 - 2004/11/15(Mon) 18:53:25

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / 5050 [東北]
こんにちは。いつもお疲れ様です、TATSUさん。
やはりこの不規則な連載はおかしいですよね…もしかしたらゴンタ先生の体調が悪いんでしょうか。

魏軍陣中1…
>劉曄はどこにいるんでしょう?
勝手な推測ですが、怪しげな"崇息"が広まってきたので諜報の仕事が忙しく許都でてんてこ舞いになっている。というところでしょうか…

何の前提も無いところから軍略をひり出す…確かに皆やってますね。郭嘉は対烏丸族戦、賈[言羽]は対西涼軍戦、荀攸は対呉軍戦(烏林)。司馬懿は濡須で孫権と鉢合わせした時でしょうか…?荀?ケなんて何回やった事か。あの「頭に入れた陣容は戦場に着くまでにすっかり忘れておきますから!」っていう言葉の意味が全くわからなかったんですが他の軍師達と比較して考えてみると何となく分かるような気がします。

曹操に新生蜀軍が襲い掛かるコマの劉備は長坂の時の劉備ですよね。やはり夏侯淵が劉備に剣を振り下ろす時の長坂の時の曹操と対比させているんでしょうか。

蜀軍陣営…
法正の働きはやはり目を見張るものがありますね。こんな有能な軍師を使いこなせなかったのはやはり劉樟は無能だったという事なんでしょうね。しかし何から何まで法正がやっているのに孔明は何やってんでしょうか…すっかり影薄くなってます。

張飛が「軽すぎの青すぎじゃぁーッ」と叫んでましたが、はたから見たらまさにその通りですよね。最古参の自分がうまく言えないのにたかだか新参で40歳弱の若造が劉備の心を見透かしたようにそんなことを言ってるんですから。でも張飛もそれにはちょっと納得(?)してるようですが。

魏軍陣中2…
確か演義で曹操の死期が近い時に「今まで謀殺したりした人間が夢に出てきた」というエピソードがありましたがアレはそれのポジティブ版でしょうか。しかし楽しそうですね曹操は。周りの人間の気持ちも知らずに。現実の漢中戦でもそういう場面があってほしいものです。

No.11427 - 2004/11/15(Mon) 19:19:55

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / ビート肉 [中国]
こんばんは、以前一度書き込みさせていただきました。
今週の蒼天、

>「出たな、張飛!」
>剣を片手に、魏王が躍り出た。

なーんて、曹操さんもお強いとは言っても、あの張飛に向かってって返り討ちにされでもしたら、蜀軍の一番の思う壺では・・・、、などと思い楽しくなりました。

No.11428 - 2004/11/16(Tue) 00:46:31

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / AGATO [関東]
鬚生やした郭ワイ。なんか楽進 いや、周泰とかぶってるような・・・。
No.11429 - 2004/11/16(Tue) 16:45:21

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / 文月 [近畿]
こんにちは。次のモーニングが発売されるまであと2日(クロニクルエディションは明日発売)ですが、こうして管理人様による今週の蒼天のレビューのスレが立てられ、それに参加出来ることに最近は特に幸せを感じられるようになりました。文月です。
このまま連載のほうもノンストップでいってくれれば、我々蒼天ファンとしては万々歳なのですが。

さて、今週の曹操様は…。
あの設定というか描き方は一歩間違えれば、いや間違えなくとも「深夜に徘徊する痴呆老人」みたいで現在の曹操様の年齢を考えるとどこかシャレになってないところがあって、笑うに笑えません…。(汗)

定軍山での対夏侯淵戦では諸葛亮に手柄を横取りされた上に淵に主役の座をとって食われた法正さん。でも今はこの人が蜀軍の戦略と作戦立案役を担当してるようですね。史実を考えるとこの設定がこの当時の蜀軍の本来あるべき姿と言えなくも無いでしょう。
これはどうでもいいことかもしれない事でしょうが、法正の一人称は他の、蒼天の大部分の男性キャラクターと同様に「俺」だったんですね。
…本当にどうでもいい事ですね…。

そして、総司令官・夏侯淵という魏軍にとって大切な人を失った郭淮君は総司令官の死を乗り越えて指揮官として逞しく成長している、という感じがじわじわと伝わってきてます。無精髭生えてるところとか(笑)
張コウや徐晃は今頃どうしているのかな…。

そして、張飛と馬超と趙雲ですが、今回の一連のやりとりを見ていると、「あんたたち、なんだかんだいっても本当は結構仲良いんじゃないの?」というのが私の正直な感想です。
張飛が「黒光りになった夢」を語り、馬超がそれを「至純の夢」と言ってそれを張飛が馬超の言葉を「それをお前が言うと軽過ぎの青過ぎだ」なんてむきになって噛み付いてきて、それを馬超と趙雲はただ苦笑しつつも共感と感慨を覚える…。て感じで。

最後に、どうか次号も蒼天が載ってますように…。

No.11430 - 2004/11/16(Tue) 17:27:01

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / kazz [東北]
いやあ、お待ちしておりました。お疲れ様です。TATSU様。

今号、良かったぁ〜。
漢中戦(決戦)・序曲!っていう感じでしたねぇ〜。

TATSU様がレヴューで触れてらっしゃる、曹操への違和感。読ませて頂いて初めて「そういえば、そうだな・・・」と。
たぶん休載が永かったせいで、“夏侯淵の死”というものが私の中で一段落ついちゃったんでしょう。う〜ん。そういう点は描き手にも言えることなんじゃないでしょうかねぇ。熟考ってのも良し悪しってことで。単行本で読んだら違和感がもっとハッキリ感じられてしまうかも知れませんね。
でも個人的には戦火のついた魏王の心が、なんだか若返ったようで嬉しくなってしまいました。

蜀の軍師・法正のカッコよさと3人の将の遣り取り。
楽しかったあ。実に蜀らしいというか。とはいっても「蒼天」では劉備陣営としては実は珍しい描写なんですよね。張飛が魏でいうところの惇兄みたいなポジションですね。なんか微笑ましいです。

「法正が来てから勝ちっぱなし」コレ、まさに。
よくよく考えるとその通りなんですよね。法正が死んだあたりから車軸が狂って・・・っていうのは言い過ぎかもしれませんが。やっと正当な評価を貰えたような気がする。うん。昔ゲームで彼を丞相に立てて四海制覇した記憶が蘇りました(笑。

とはいえ軍師といえばこの人! 賈翊御大。
出てきてくれたぁ。慇懃無礼軍師のパイオニア(笑。
この人が出てくると一気に戦の匂いが強くなりますね。
しかし、賈翊に認められた蜀軍の強さ。やはり全ては人、人、人なのですね。

次号、楽しみです。

No.11431 - 2004/11/16(Tue) 18:35:11

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / しん [地球外]
こんばんは。「今週の蒼天」お疲れ様です。
モーニング表紙のコピーで「新章突入!蒼天航路」などと書かれていたのですが・・・。きっちり漢中戦でしたね。

> 筋肉?なんか筋というか“切れ込み”が入ってたような気が...。というか胸当てだけつけて下半身裸というのもスゴイ格好です。こんなとこを気にしてるの、管理人だけでしょうか?

いえ、実は私もこのコマを見て、「蒼天鎧評論家」のTATSU@管理人さまはどうコメントするのか気になりました。(笑)鎖かたびら?でしょうか?
いずれにしても、後の荊州争奪戦の伏線のようで、期待してしまいます。

No.11432 - 2004/11/16(Tue) 23:09:38

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / あお
曹操の想像の中の関羽が、若い頃の顔になっているのが、さすが蒼天航路 芸が細かい!と思いました。
 
また、なんとなく感じた違和感は、管理人さんがおっしゃる理由がしっくり来る気がします。後で通しで見ると違和感が無いようになるのかもしれませんし、そう望みたいです。

No.11433 - 2004/11/17(Wed) 01:09:38

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / 黒助 [関東]
こんにちは。蒼天連載のある週ってやっぱりいいですよね。
今回の蒼天では多くの皆さんと同様蜀の三武将のやり取りと曹操のはしゃぎっぷりに目を見張りました。

>「あんたたち、なんだかんだいっても本当は結構仲良いんじゃないの?」

これ、すごく同感です。年齢も境涯も違うため直接語り合い見た目にも仲良くとは行かなくとも、「同じく劉備の元で夢を見続けている」という点において彼らには深部で絶対の絆があり、そのことを十分分かっているように私には映りました。
口に出すのも恥ずかしいくらいの至純の夢を持ち続けてきた張飛にとって、それを軽々しく口に出す青さは堪らないまでも、彼もまた迷うことも穢れることもなく至純の夢を持ち続けているという点においては馬超を認めてるんじゃないでしょうか。そしてそこまで分かってるからこそ超雲は静かに微笑んでいられる気がします。
個人的にはいつまでも「至純の夢」を迷わず語れる青さを持ち続けたいって思ってます。

そして、皆さんが引っかかった曹操のはしゃぎっぷり。私はある意味では蒼天曹操らしい気がしました。ちょっと語弊のある言い方かもしれませんが、蒼天曹操の興味って「人」そのものというより「人の形作っている才とその生み出す価値」、すなわち人から生まれ出るものにある気がします。生粋の創造者なんでしょう。その興味は敵味方問いません。何しろ自分以上に才ある人にであれば自分が殺されたって構わないんですから。その意味で堂々たる王であった夏候淵の生き様、死に様に敬意を払うことはあっても、従兄弟をなくす悼みよりそれほどの将を討つまでに成長した蜀軍に惹かれるのは分かる気がしてしまうんです。病等で亡くした郭嘉、荀?ケを惜しむシーンは蒼天に出てきましたが、戦の中での堂々とした夏候淵の死はより張奐の死のケースに近いのでは…。
「人」そのものを慈しむという点では蒼天では俄然劉備ですよね。TATSUさんの小説の記憶も新しい周瑜のくだりしかり、夏候淵への丁重な扱いしかり、長坂での張飛・超雲への慈しみっぷりに至ってはあの孔明が興奮するほどでした。このあたりの違いが描く天下の違いにも現れてる気が。

にしても
‐何周も天下を回って黒光りになっちまった俺たちの夢よ−
この台詞を張飛に言わせる…。解釈や理屈ぬきに、たったワンシーンで読者を魅了してしまう。これもまた蒼天の真骨頂なり!!

No.11434 - 2004/11/17(Wed) 19:16:18

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / 黒助 [関東]
続けてすいません。
上で趙雲、間違えてます。蒼天考ファンにあるまじき初歩的なミスすいません。
それと上ではああ描きましたが、今週の曹操の描き方には私もなんとなく違和感を感じてます。
それは恐らくRYUさんの

> 殺気や凄みが無い

という言葉に一番近い気がします。いつもの苛烈さに欠け、TATSUさんのご指摘の通りちょっと滑稽ですよね。
だとしてもそれもこれからの展開に期待というのも皆様と同じです。

No.11435 - 2004/11/17(Wed) 21:46:20

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / RYU [東海]
何と言うか、
これが年内完結する作品の雰囲気なのかなと、
そんな感じの違和感でもありますよ。

つーか、年内完結はもはや信じてないんで、
一周遅れの嗅覚かもしんないすw
「新章突入!」って、最終章でコピーにしますかね。

No.11436 - 2004/11/18(Thu) 01:08:57

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / 侠客 [東北]
 どこか悪戯っ子のような笑いを浮かべる趙雲と馬超。こんな表情初めて見ました。
 やっぱり劉備陣営って居心地いいんでしょうねえ。アットホームなこの雰囲気、TATSU殿が別冊宝島にお書きになったように、劉備たちはボトムアップ企業、って感じです。
 でも、このムードがいつまでも続くわけじゃないんですよね……。

 ラストの曹操については……はっきり言って、もうどうしようもねえな、この人は(笑)。つーか許チョはどうした!?(笑)
 あ、でもこのクセって、確か某Y氏(袁術の親戚のさる人物です)の死につながったりするんだよなあ。そしてこの間の鶏肋も……(もう誰のことか分かったよね?)。

No.11437 - 2004/11/18(Thu) 19:45:13

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / アベール
趙儼が後で活躍しそうなんで楽しみ。
曹操にあれほど評価された関羽が結果的には敗退するので関羽の出現を予想してたとしても不思議じゃないですね。
巨大な敵に戦慄を覚えるのはさすが武に生きる曹操。

No.11438 - 2004/11/19(Fri) 10:55:05

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / 英英 [北海道]
前回うっかり感想を書きそびれましたが、今回は遅れ馳せながら参上いたしました。

いいなあ…蒼天♪と思ったのは、今回は「雲長兄ィ」のくだりです。
劉備が主役の三国志なら今更って感じの劉・関・張の関係ですが、あらためて義兄弟の情を感じました。
でも劉備が「おいらの身内でいえば…」と関さんを思い出した時のように、背筋がざわざわします。荊州戦の伏線を感じて心臓に悪いです。
曹操様いよいよ漢中に到達。
あと数ヵ月(><)


>ふと思ったのですが、相変わらず曹操の思考の中には孔明は登場しないのですね。

「おもてなしの用意が調いましたよ。曹 孟徳様」
な〜んてことを、ホトトギス付きで言ってましたけど…(^^;
あまりに無視されてるので少々あわれに思います。
孔明はとりあえず後方支援充実のため政に精をだしててほしい。
というか、定軍山みたいな手柄の横取りは勘弁です。


>胸当てだけつけて下半身裸というのもスゴイ格好です。こんなとこを気にしてるの、管理人だけでしょうか?

関さん登場ー!魔人ヴァージョン?と喜んだ次の瞬間、
私も気になりましたよ〜(^^;。なぜに…って。
曹操と関羽が最後に会ったのは、官都の戦いで借りた青龍刀を返す場面でしたよね。だから曹操の幻影に現れる関羽が若いのは当たり前なんですけど。。
そういえば延津から許都まで百日さまよってた時はボロボロの格好でした。味方の兵までCENSORED酷い関さんを劉備・張飛が想像してた時も魔人風だった…などと、思いだしては思考脱線。
関羽に対する蒼天曹操の評価を垣間見ることはできませんでした。
(いや何もこんな場面から読み取らなくてもいいんですが)
ああ、あの頃の関羽と荀?ケは何気に仲良さげで好きでした。


>「法正が来てから勝ちっぱなし」

漢中戦って、劉備軍が初めて曹操軍に快勝した戦いなんでしょうね。
赤壁は周瑜が戦い、劉備軍は「うまいとこがありゃ食いつく」って感じだし。
(自動発火や岩を投げる孔明は見ない事にして(苦笑))

あらためまして法正殿、
あなたこそ新生蜀軍の要です!

No.11439 - 2004/11/21(Sun) 02:34:21

Re: 今週の蒼天<黒光りの夢> / 英英 [北海道]
↑馬超のこと書き忘れてました。
趙雲と顔を見合わせたりして、ほほえましいシーンでした。
何より馬超がやわらかい表情をしてるのが嬉しいです。

至純の夢。。「そーゆーこと言うから、張飛のカンに触るんだよっ」と思わず突っ込んでしまう。。
でも蒼天馬超らしい表現です(*^-^*)
“乱の華”“玉の瑕”“錦”“煌く軌跡”“至純”…、ちょっと照れてしまう言葉なのに、蒼天馬超ならばよし!
いや、そこに張飛がいて吼えてくれるから調和がとれるのかもしれませんが。喧嘩の次回はあるんでしょうかね。
張飛の力でも折れない竹を本当に探してたら笑えます(^^)

No.11440 - 2004/11/21(Sun) 04:27:07
はじめまして!キリ番初ゲット! / に〜やん [関東]
初めて書き込みいたします
結構前からROMってたに〜やんと申します。
750,000のキリ番を踏ませていただいたので報告いたします。
いつも管理人さんの「今週の蒼天」を楽しみにしてます。それにみなさんの考察もなかなか鋭くいつも感心させられてます。これを機に自分もカキコしてみようかな?ちなみに蒼天歴は結構長くて初めて読んだのは官渡大戦の頃ですね。
今回の休載も長いものになってますが、再来週の再開を期待して待ちたいと思います。

No.11384 - 2004/11/05(Fri) 12:40:33

Re: はじめまして!キリ番初ゲット! / TATSU@管理人 [関東]
キリイラが溜まってしまうので、前回の70万から5万もすっ飛ばして設定したのですが、見事GETなさいましたね。
に〜やんさん、初めまして&おめでとうございます&申告有難うございます!! これを機に色々カキコして下さいませ。

さて、当サイトでは、キリ番を踏んだ方に下記3点の特典があります。


1.記念にHNをご希望のアイコンと一緒に掲載させて頂きます。下記gillさんのサイトに行ってお好きなアイコンを選んで下さい。
http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/4079/sangokushi/icon.html


2.願い事が叶うと(管理人の中で)有名な神龍に願いごとができます。アイコンと一緒に「願いごと」をこのスレに書き込んで下さい。


3.稚拙ながらもイラストを描かせて頂きます。描いて欲しい蒼天キャラの『 名前 』 をリクエストして下さい。リクエストは" 名前 "でお願いします。" シーン "のリクエストは管理人が画力無き故、ご勘弁下さい。
過去のリクエストは描画考「MY GALLERY」のキリ番イラストをご参考に。同じリクエストは避けて頂くと嬉しいです。


以上、宜しくお願いしまーす。(来週も蒼天休載なんで、キリイラは今までほど待たせないと思います。)

No.11388 - 2004/11/07(Sun) 20:36:00

では、早速リクエストを! / に〜やん [関東]
では、お言葉に甘えます。
1、アイコンは袁紹でお願いします!

2、蒼天が曹操死後も何らかの形で続きますように!

3、これはめちゃくちゃ悩みます(苦笑)これからの活躍が期待される曹仁がイイかなとも思いましたが、ここは僕が蒼天キャラの中でも個人的に気に入ってる袁紹をお願いします!完全に過去の人と化してるんですけどね(笑) 出来れば王道前の方がイイです♪

では、管理人様、お忙しいとは思いますが宜しくお願いします!

No.11402 - 2004/11/09(Tue) 00:52:18

Re: はじめまして!キリ番初ゲット! / TATSU@管理人 [関東]
お名前と願い事はUPしときました。ご確認下さい。

イラストは袁紹ですね、王道前という事で。了解しました。有りそうで無かったリクエストなんで描き甲斐があります。
ただ、すぐ描けるような事を書きましたが、休載かと思ってた蒼天が掲載され、レビューに時間を要してしまい、今週イラストは描けませんでした。ごめんなさい!

いつ完成できるか分かりませんが、気長にお待ち下さいませ〜。

No.11420 - 2004/11/14(Sun) 21:40:26
今週のモーニング。 / 水鏡先生
祝。蒼天航路再開しております。
No.11405 - 2004/11/11(Thu) 08:10:20

Re: 今週のモーニング。 / RYU [東海]
待っとりましたっ!!

つーか、

今コンビニ行ってみたら早くも無くなってますW
やっぱ蒼天再開で売り切れも早いんでしょうか。
今、愛知で蒼天が熱い?!
です。

No.11406 - 2004/11/11(Thu) 15:02:00

Re: 今週のモーニング。 / 文月 [近畿]
私も蒼天が再開されて本当によかったと思います。
前号の次号予告に名前がないもんだから、てっきり「今週も休みか…。」と今週号に関しては完全に諦めモードに入ってました。

しかし…!奇跡は起こった!!
よかった、よかった!!

No.11407 - 2004/11/11(Thu) 18:37:26

Re: 今週のモーニング。 / ギルガメッシュ [関東]
まさにこの方の籠城戦のように予期できぬ復帰。喜ばしい限りです。と思ったらまた次号休載だったりして・・・。そういう事がないように祈るのみです。
No.11409 - 2004/11/11(Thu) 22:35:08

Re: 今週のモーニング。 / RYU [東海]
つーか、

近辺のコンビニ・本屋行きましたけど、ホントに無いですわ。
本が届かないような田舎でも無いんですが、全然w

>奇跡は起こった!!
見てみたいですね、希求です♪

>まさにこの方の篭城戦のように
多分、城の中もある意味修羅場かと思います(周りの部下とか大変そうですねw)。

今週の蒼天!
どうなることやら☆

つーか、
こんなメッセージですいません。


TATSUさん、編集の方ありがとうございます。

No.11410 - 2004/11/12(Fri) 00:12:35

Re: 今週のモーニング。 / TATSU@管理人 [関東]
はい、はい。掲載されてましたね。
管理人的には、嬉しさ半分・意外さ半分というところでしょうか。

間もなく恒例レビューをUPします。そこにも感想を是非!!

No.11419 - 2004/11/14(Sun) 21:37:48
蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
蒼天航路、今週も休載。来週の予告にもありませんでしたので、再び長期休載に突入しました。

先々週の『 1回だけ掲載 』 ってのは何だったのでしょう? 漢中戦とは関係ないエピソードが1回だけ掲載されたってことは、欣太先生、漢中での「曹劉直接対決」をどう描くか未だ熟考中というところでしょうか? こうなると "年内完結" どころか "年内休載" になりそうな勢いですね。とりあえず編集部と欣太先生のリレーションはあまり上手くいってない模様です(苦笑)

さて、レビューしない空き時間を、またもやアイコン作りに充ててみました。今や恒例行事となっております。今回は、Lisaさんのリクエストで1人、文月さん・英英さんの共通リクエストで2人、呉愛好家のなるみさんの為に2人、そして管理人の好みで2人、と計7人作ってみました。

ついに当サイトのアイコンも、123個となりました。手作りアイコンがこんなにあるBBSも少ないのではないか、と勝手に自我自賛しております。
是非、色々使ってみて下さいませ。では、お披露目〜!!

No.11389 - 2004/11/07(Sun) 20:40:35

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
おそらく再開は、誰にとっても とらえようのない時機なんだよ。
No.11390 - 2004/11/07(Sun) 20:42:32

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
再び休載でも うろたえるな。
わめかず悶えず再開を心待ちにしろ。

No.11391 - 2004/11/07(Sun) 20:43:39

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
かッ。 またまた休載かーッ!
まったく、多いわ、長いわ、ムカつくわ!

No.11392 - 2004/11/07(Sun) 20:45:15

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
休載は続いておるのだ。読者の余念は士気を削ぐ。
作者の思惑に費やす論議ならば必要ない!

No.11393 - 2004/11/07(Sun) 20:46:21

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
気づいておらぬはずはあるまい。
読者はすでにクロニクルでは抑えきれんほどに焦れておる。

No.11394 - 2004/11/07(Sun) 20:47:29

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
長期休載により年内完結が反故となるよう
読者への厚遇を願いたい。

No.11395 - 2004/11/07(Sun) 20:49:57

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
休載は、論ずるに及び申さん。
再開は、論ずるに術がござらん!

No.11396 - 2004/11/07(Sun) 20:50:53

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / 英英 [北海道]
うわーついに出た〜〜♪
さっそく使わせていただきますとも>サポーター’s
TATSU様ありがとうございます!!!

>再び休載でも うろたえるな。
>わめかず悶えず再開を心待ちにしろ。

う…(-ー;
うろたえてはいかんですか…うーむ。
関さんのサポーターがそう言われるのなら精進してみますか。

>かッ。 またまた休載かーッ!
>まったく、多いわ、長いわ、ムカつくわ!

いや、まったく!その通りだよ。
雷銅さん、いいこと言うっ!
むかつくと言いつつ、サポーター’sの有り様を思い出すと笑いがこみ上げてきます。彼らの最期は心が寒くなりましたが。あの漢中戦はまだ終わってないのに〜〜。再開ぷりーず。

毎度のことながらTATSU様の替え台詞には感動しつつ大笑いさせていただいてます。
これら一覧にしてコンテンツができそうです(*^-^*)

>休載は、論ずるに及び申さん。
>再開は、論ずるに術がござらん!

↑妙に説得されてしまいました。

No.11397 - 2004/11/07(Sun) 22:13:43

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / なるみ
どうも、TATSUさん、ご苦労様です。

> 呉愛好家のなるみさんの為に2人
おおぉ〜っ、黄蓋に韓当ではありませんか!
これで、孫堅時代の将、韓当・黄蓋・程普の3人が揃ったわけですね。
程普は「疫病にて急逝」と言う形で一応死には触れていますが、あとの二人はどうなるのでしょうね?
太史慈のように、いつの間にか居なくなってる感じにはなって欲しくないですね。
って、ひょっとしてもう亡くなってたりします?

最後に、調子に乗ってもう一つわがままを言ってみると、八頭の獣の最後の一人、徐盛も作って貰えると嬉しいなぁ〜、なんて言ってみたり。

No.11398 - 2004/11/08(Mon) 04:50:20

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / なるみ
2度レス失礼します。
↑の文で、追加されたのを、黄蓋と程普とを間違ってしまいました。
あ〜、恥ずかしい。

No.11399 - 2004/11/08(Mon) 04:55:22

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / 巌窟王
TATSU様毎度毎度本当にご苦労様です。
かなり昔のキャラのアイコン化、毎回楽しみにしています。
実はどうしてもアイコン化してほしいキャラがあり
毎回今か今かと待ち構えていたのですが、なかなか・・・
今回意地で「キリ番ゲットだぜ!」とがんばったのですが・・・
どうもこの場のリクエストが「休載中は」通りそうな予感?
があり、ダメ元でお願いします。
希望キャラは「劉馥」です。←セリフ無しだったけど!
少し前ここで夏侯淵を切り口とした
「王とは」議論が白熱していましたよね?
曹操・劉備・孫権・郭嘉・諸葛亮など「王」として描かれている?
キャラの生き様と夏侯淵の生き様(死に様?)を比較するような感じで・・・
その中で「劉馥」の名前が出てこないなぁ〜と、
曹操、温恢、蒋済の回想からすばらしい人だったのでは???
と想像力はふくらみ、
死後も立派に「合肥の王」として君臨していたように感じました。
休載続きならではの書き込みで恐縮です。
何卒よろしくお願い致します。

No.11400 - 2004/11/08(Mon) 08:44:00

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / Lisa [近畿]
TATSUさま、こんにちは。
びっくりソッコーでアイコン作って下さって、本当にありがとうございます&お疲れさまでした!!
つぶらな瞳の安民くんに感激して、早速使わせていただいておりまする〜(^o^)((あっ、霊帝は次回に使いますね))
しかし、相変らず台詞回しがさえてますねぇ〜。高順なんて、亡くなる時のことが思い出されてぐっときました。
123個ってのも、すごい数ですよね! こうなったらもう、150個めざしちゃって下さいよ!! 楽しみにしてまーす☆

No.11401 - 2004/11/08(Mon) 15:26:36

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / 槍ですら [甲信越]
なんと一気にここまで増えるとは…
管理人さんの蒼天待ちがピークを過ぎてしまったのでしょうか…
私は限界近いですね。モーニング読まなくなりそうなほど。
いいですねラインナップ、義公殿は名前が好きなキャラです。

>どうもこの場のリクエストが「休載中は」通りそうな予感?
便乗しまして私が最も好きなキャラ袁家最後の忠臣、「審配」様をリクエストさせていただきます。
蒼天で跳ばされた中で一番惜しいシーンが「業卩」陥落のシーンなもので…

No.11403 - 2004/11/09(Tue) 19:20:01

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / kazz [東北]
うわーー!!すごい増えてるー!!
お疲れ様です!

業界広しといえど安民君のアイコンがあるのはココだけでしょう。
というか123個・・・この数字がすでに三国志の面白さを顕していますよね。無類の群像劇といいますか。
一人一人の個性がそのままアイコンによく出てるなぁ、とつくづく溜息です。

個人的には高順がカッコよくてイイ感じ。

No.11412 - 2004/11/12(Fri) 01:57:56

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / 文月 [近畿]
こんにちは。
毎度アイコン製作お疲れ様です。
今度も希望がおおむね叶えられたようで感謝しています。
潘璋と何晏の嫁さんが無いのは少々残念でしたが…。
次回こそは、ぜひ!!

No.11413 - 2004/11/12(Fri) 16:58:57

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / 黒助 [関東]
TATSU様休載の度のアイコン作成、お疲れ様ですと同時にありがとうございます。
今回の中ではこの呂布に握りつぶされてしまった男が個人的には抜群にお気に入りで、あのふてぶてしさの見事な再現っぷりに感謝感激です。

> 死後も立派に「合肥の王」として君臨していたように感じました。
> 休載続きならではの書き込みで恐縮です。

ああ!まさにっ!そうですよね。
曹操が正確に把握していない地で、曹操の想像をはるかに上回る創造的な政をなしたこの男がいました。
彼は単に優れた政治を行っただけでなく、人と人を強く結びつけたように映ります。
私はすさまじさと苛烈さ(どちらもいい意味で)の火花が飛び交う魏においてどこか温かみを感じる彼が大好きです。
TATSU様、劉馥のアイコン、恐縮ながら私からも希望いたします。
連載もなんとか再開?され、蒼天考ファンには楽しみがふえるばかりです!

No.11414 - 2004/11/13(Sat) 00:29:19

Re: 蒼天レビュー、転じてアイコン大量生産 / TATSU@管理人 [関東]
沢山の感想有難うございます!!
こうやって色々コメント頂くと、とっても嬉しいです。また作ろう!という意欲が沸沸と湧いてまいります。でも、蒼天が休載じゃないと作る時間が無いのですが...。

持ち越しのリクエスト、「八頭の獣の残り2匹」、「何晏の奥さん」、「審配」、「劉馥」、ですね。了解しました。一応頭に入れておきます(忘れちゃったらごめんなさい)。

蒼天アイコン、いつかまた追加したいと思います。その時をお楽しみに〜。

No.11418 - 2004/11/14(Sun) 21:31:50
今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / TATSU@管理人 [関東]
ついに再開しました〜!!
昨年に続き、約2ヶ月の休載でしたね。しかし、この再開は、ふいをつかれました。再開する時はモーニング予告に 『 いよいよ次号より再開!』 ぐらいの記述はあるのかと思ってましたが...。

何はともあれ嬉しいです。今回は、場面変わって魏国の不穏な空気を描いた“プロローグ的エピソード”でした。これは1話だけで、次回は本編の漢中戦みたいですが、密かに期待していた『魏国クーデター』もちゃんとやる気配がしてきて、これはこれで嬉しいです。これで年内で終わるって事は無いでしょうね〜。
さて、扉のキャッチコピーは、

−“終わり”が始まる。−

....ん? 

No.11347 - 2004/10/24(Sun) 19:33:27

今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / TATSU@管理人 [関東]
【STORY】

初平4年。 大殺戮(ジェノサイド)は、戦場を地獄と化していた。

横たわる瀕死の兵士の前に、一人の青年が佇んでいた。青年の手には赤子がぶらさがっていた。いずれ、この子の発する言葉は、風に乗ります。そう告げると、青年は嬰児を兵士の胸の上に置いた。
「力なき者には力なき者なりの、奪われた分には奪われた分だけの、雪辱の術(すべ)がございましょう。」
その言葉を後に、青年は戦場を立ち去った。

瀕死の兵士に残されたのは、生後間も無い赤子と、壷一杯に入った貨幣と、「崇息観」と記された巻物であった。

          ***************

27年後。 成長した若者に、年老いた男が尋ねていた。
「して、友人は何人になった?」
若者は答えた。業に約150名、許都に約100名、その他の地に100名弱。
いずれも名門の子息達であった。その勢力は各々の子飼いの兵を含めれば数千となり、冬には倍増が見込まれていた。更に、若者は調練中の傭兵も擁しており、全てを合わせれば1万余の勢力となる予定であった。
「関羽は、半年のちに動くとみるか?」
老人は続けて尋ねた。はい。と若者が答えるのを確認し、老人は屋根裏部屋を指し示した。
そこには無数の武具が隠匿されていた。

「しかし、無念。」
老人が呟いた。老人の体は、半年後の若者の雄姿を見るには衰え過ぎていた。
27年前の古傷から血を噴出させ、ふいに老人は昏倒した。駆け寄る若者。老人は告げた。
「生きよ、諷。 崇息じゃ。 息を崇(みた)し、崇(たか)く生きよ。」
その言葉を最期に、老人は息をひきとった。
雪辱は、若者に継がれた。

義父の亡骸(なきがら)を前に、涙を堪え、魏諷は静かに息を崇した。

          ***************

業の各地で、“崇息”が流行していた。
道端で、目を閉じ、心を静め、息を整える者がいた。それを見て、何晏は“胡散(うさん)臭せえ”と呟いていた。
その街道の中央を、司馬懿が歩いていた。それを遠目で眺め、何晏は思った。
一番 胡散臭いのはあの男ではないか。

          ***************

「司馬懿、おまえもか?」
望楼から業の街並を眺めつつ曹丕が尋ねた。気がつくと目が勝手に西方に向いています、と返答する司馬懿に、まるで中華の大地が西に大きく傾いたようだ。と曹丕は感想を漏らした。それは、曹操と劉備という二人の人間の重さに因るものであった。
皇帝は許都におり、太子の自分は業にいるのにな、と曹丕は苦笑していた。

しかし、漢中の戦によって、政府の基(もとい)が揺らぐことは無く、それは殿下の存在があるからこそである。四友の一人である司馬懿はそう発言した。だが、曹丕は司馬懿が西方に往きたがっていることを見抜いていた。気兼ねはするな。と曹丕は司馬懿を見つめた。

「魏王の大喝を浴びる時間も、あと何十年とある訳ではないのだ。」
そう告げると、曹丕は天を見上げた。
「遠くない未来。天下はおのずと、曹丕という人間を確実に知る。」
自分と父を比較したりするのは愚かである、と曹丕は思っていた。 人材・軍・機構・学芸。 王業に必要なものは、全て事前に用意されているのだ。
「すでに在るものを使う。 何であろうと使いきる。」
曹丕は不敵に笑った。
「それが、曹孟徳の先にある時代だ。」


【REVIEW】

●冒頭は、無数の戦死者が横たわる戦場が描かれました。初平4年と言えば、曹操が陶謙を攻めるべく、徐州侵攻を行なった年ですね。つまり戦死者は、曹軍青州兵に虐殺された徐州兵ということになります。

そこに現れたのは、白装束の浮世離れしたような青年−若き諸葛亮でした。これは、蒼天初登場の時の孔明ですね。その86「天下のものなり」を参照しますと、初登場の孔明が、徐州の凄惨な戦地跡を歩き、「人の善悪を一顧だにせず、全て斬りCENSOREDいった。この速度と破壊力。この軍は必ず中天に届く。」と曹操軍に対する感想を漏らしています。今回のシーンは、その時点のエピソードとなる訳です。

ちなみにその時、流血の兵士が、「地面に吸われるこの血が、曹操の血であれば良いのに...」と呟くシーンがありました。これに対し孔明は、右手を上げて駆け寄ろうとしていました。しかし兵士は息絶えます。実は、当サイトの「台詞考・蜀」で、管理人は、『手をあげ駆け寄ろうとした少年孔明。何を感じたのでしょう?』って述べてるんです。

今回のエピソードで、この時、孔明が何を考えていたか、朧げながら判明したような気がします。 既にこの時点で、凄惨な光景を眺めた孔明は、“打倒曹操”に芽生え、“反曹操への策謀”を巡らし始めていた模様です。

●孔明が行なった策謀。それは、「いずれ、発する言葉が風に乗るであろう」という赤子を、「曹操軍によって瀕死の重症を負わされた兵士」に授けることでした。孔明は、「力なき者には力なき者なりの雪辱の術がございましょう。」という台詞を吐いてますから、明らかに「この子を雪辱の手段にしろ」と示唆しています。かなり先を見込んだ、遠大な策を仕込んでいました。この妖しい若者は。

●そして、今まで不明であった「魏諷のクーデターの動機」も今回判明しました。
魏諷の育ての親は、曹軍によって蹂躙された徐州兵の生き残りだった訳です。もしかしたら、この「生き残りの兵士」は曹操軍によって、家族や仲間も虐殺されたのかもしれません。きっと魏諷は、物心ついてからずっと、父に“曹操の大殺戮”を聞かされ“曹操への報復”を吹き込まれ育てられたのではないでしょうか?

蒼天航路は、「徐州の大虐殺」に端を発した遺恨が、「孔明の策謀」によって増幅され、「魏国内クーデター」へと結びつく。というストーリーを作り上げました。相変わらず孔明が「全てお見通し」的キャラなのが疑問符ですが、展開としては非常に面白いです。曹操の悪行・徐州大虐殺が招いた波紋は「陳宮のクーデーター」だけに留まらなかった訳です。

●ところで、孔明が手にしていた赤ん坊。この嬰児はどこから連れてきたんでしょう?作品中では触れられてないので、ここで管理人が「妄想的推測」をしてみて宜しいでしょうか?

まず「孔明の子」というのは、無いですよね。年齢的に不自然ですし、そもそも生まれたての我が子を逆さに持って、戦場をうろついてたら狂人です。 
あと、妻を連れて戦地に赴く兵士はいないでしょうから、「どこかの兵士の子」というのも有り得ません。では、戦場で嬰児を持っているとしたら、どんなシュチュエーションが考えられるでしょう?

曹操の徐州侵攻は、作品中で「何の罪も無い民百姓まで殺戮しつくしながら、恐ろしい勢いで進軍している。」と言われてました。思うにこの嬰児は、「戦場付近の集落の住人」の子で、そしてその集落は曹軍によって「殺戮されつくした」のではないでしょうか? 曹操軍の蹂躙した足跡を巡る孔明が、集落にて生まれたての赤ん坊を何らかのきっかけで発見し、その赤ん坊が“只ならぬ性質”を秘めていることに気づいた。というのはどうでしょう?そして、妖しき策謀家の孔明は、異能を秘めた赤ん坊を「将来の反曹の芽」とすべく、徐州敗残兵に対して「雪辱の手段」として授けたのではないでしょうか?
もし、そうであれば、魏諷の「実の親」も「育ての親」も、曹操によって殺戮・蹂躙されたことになります。そうなると魏諷の曹操に対する憎しみは只ならぬものとなる訳です。

以上、あくまで管理人の勝手な妄想ですので、あしからず。

●魏国では崇息観が流行してるみたいです。何晏は胡散臭いって貶(けな)してましたが、崇息派もドラッグやってる奴に言われたくないでしょうね。

「崇息観」って何だろう?ってネットで調べちゃいました。「崇息観」はありませんでしたが、「数息観」「随息観」「阿息観」等はありました。いずれも禅の瞑想法の一つで、呼吸法の一種みたいです。多分、それを応用した蒼天オリジナルの瞑想法なんじゃないでしょうか。蒼天の、こういう小技を使うところがまた好きだったりします。

●曹丕と司馬懿の会話。 「曹丕が自分の心中を語る」というシーンは、ほとんどありませんでしたが、今回はそれが垣間見れて面白かったです。

曹操と劉備が漢中にいる事により、中華の大地が西に傾いたかのようになっている。天子や太子は中原に居るのに。と自嘲気味に笑う曹丕。それを聞いて、そうは言っても漢中戦の勝敗によって魏国が揺らぐような事はなく、それは曹丕が業で政権を掌握しているからこそである。と、司馬懿はフォローします。しかし、クールな曹丕は、そんな追従には乗りません。 そういうお前も、西に行きたいのだろう。気兼ねはするな。とニコリともせず告げます。その後の台詞が興味深いです。以下、その台詞をワンセンテンスごとに考察させて頂きます。

●−魏王の大喝を浴びる時間も、あと何十年とある訳ではないのだ。−
「親父から叱咤激励を受けるのも、あと何十年もある訳ではないのだから、今のうち色々学びとっておけ。」良く解釈すればこうですね。でも裏読みをすれば「親父がガミガミ言ってても、そんなに先はないのだ。(親父の寿命もそんなに長くはない)。」という皮肉ともとれます。これは以前漢中は捨てろと献策して、大喝を浴びた曹丕の本心ではないでしょうか?それが次ぎの台詞に現れているような気がします。

−遠くない未来。天下はおのずと曹丕という人間を知る−
曹操、曹操、と天下の人々は西方を見つめているが、親父の寿命もそれほど長くはない。親父がCENSOREDば、人々は、後継者のこの俺を、この曹丕という人間を、嫌でも知ることになる。それはそれほど先の話ではない。曹丕はそう考えます。
しかし、冷静沈着な曹丕は、自分の立場を客観的に見つめています。

−おのれと曹操を比べる愚かさなど、もとよりなく、−
親父と張り合おう、親父の業績を超えてやろう、等という気は毛頭ないし、それは愚かな行為である。そう、曹丕は宣言します。

−人材・軍・機構・学芸。王業に必要なものは全てある。−
三千の兵で挙兵し、乱世を勝ち抜いて、現在の勢力を築き上げた曹操。かたや王業に必要なものは全て用意されている曹丕。両者は比較のしようがないのです。なぜなら、至弱の勢力からスタートした曹操と、至強の勢力を手にしてスタートする曹丕は、自ずと立場が違うからです。それを比べるのは確かに愚かなのかもしれません。

−すでに在るものを使う!何であろうと使いきる!それが曹孟徳の先にある時代だ。−
初代には初代のやり方があったように、次代には次代のやり方がある。そう、曹丕は考えているのではないでしょうか。初代が築き上げたものを徹底的に利用し、使い尽くしてやると...。
クールな曹丕は、独自の信念をもって、時代の先を読んでいる模様です。彼もまた、次世代の奸雄なのかもしれません。

●次回については、欄外のコピーを引用させて頂きます。
−中華の比重が西へと偏っている。西方=漢中にいる曹操と劉備は次号にて!!−

さあ、いよいよ曹・劉の直接対決が見られます。次号も必見でございます!

No.11348 - 2004/10/24(Sun) 19:41:02

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / Gyoku [関東]
どうも久々です。
やっと再会しましたね!!!

> 曹丕と司馬懿の会話。
すでに魏王亡き後の事を話しだしたあたり少し淋しさも感じましたが、
曹丕の心中が現れ出したという事で、今後の曹操とのやりとりが気になります。
それにしても何晏!司馬懿を見て一番胡散臭いのあの人じゃない?
って子供にこっそり話してましたが、するどい洞察力で!?(笑)

そしていよいよ劉備と曹操の対決か!?次号も休載なしで!!

No.11349 - 2004/10/24(Sun) 22:46:08

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / ツァオツァオ [関東]
狂喜の再開です〜!

魏諷の「諷」は言が風に乗るっていう意味が込められてたんですね。

>物心ついてからずっと、父に“曹操の大殺戮”を聞かされ“曹操への報復”を吹き込まれ育てられた

ってことは、初登場時の『ううぅ〜 ザリッ ザリッ』はやはり曹操に心酔してたのではなく憎悪の対象に対する昂揚だったのでしょうか。
(ちなみに孔明の初登場正確には徐州殺戮の前、船の舳先で寝てる1コマでしたね)

また後期の登場人物たちが見事に成熟してきてるので、なんとかもっと先まで続けて欲しいと願って止みません・・・ギフー

No.11350 - 2004/10/25(Mon) 00:11:31

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / つね [関東]
ごぶさたしてました。
やっと再開ですね。

1.虐殺の落とし子
2.業の崇息
3.西を見やる次代

 しかし諸葛亮がこんなところで絡んでくるとは。今でも魏諷を遠隔操作してそうな勢いですが、それはないでしょうね。そういえば管理人さんの【STORY】にはモンキー(名前があったのですが忘れました。)が一切出てきていませんが、こいつも諸葛亮の道具の一つのはず。うーん・・・。これだけ引っ張っておいても「未遂」ですから、それをどう盛り上げるのかが見ものです。

No.11351 - 2004/10/25(Mon) 00:48:41

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / しん [沖縄]
ついに再開ですか!台風の影響で?こちらではまだモーニング発売
してないので、こちらにおじゃまして知りました。嬉しい限りです。
読んでないけどレスつけます。

> 蒼天航路は、「徐州の大虐殺」に端を発した遺恨が、「孔明の策謀」によって増幅され、「魏国内クーデター」へと結びつく。というストーリーを作り上げました。

書名は忘れましたが、だいぶ以前読んだ文章で、「大虐殺の頃、直接ではないが徐州近辺に居た孔明は、反曹の志を持ち、意図的に劉備に仕えたのではないか・・」趣旨の考察を思い出しました。
蒼天孔明には一致しないのですが、それでも神童(?)孔明も大虐殺については嘆いている感じでしたし、それを魏諷に絡めてくる演出はなかなかですね。

>しかし諸葛亮がこんなところで絡んでくるとは。今でも魏諷を遠隔操作してそうな勢いですが、それはないでしょうね

(爆)今度は魏諷で二人羽織り、とか。
それにしてもこの頃の孔明ってまだ瞳ひとつでしたっけ。
「3つの天に通じる瞳」が「三国鼎立の立役者であることの象徴」と勝手に解釈してますが、どの時点で3つになったんでしょうね?

>何晏
次世代語り部的な役割定着してきましたね。
親父さん=曹操亡き後も、劉備即位ぐらいまで、しばらくこの調子で魏国ウォッチャーしてくれるとありがたいですが。

No.11352 - 2004/10/25(Mon) 02:42:24

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 巌窟王 [東海]
今週の蒼天(連載)じっくり見た後、トップページの魏諷の見え方が変わりました!
なんべん開いても一瞬ドキッとしますぞぉー
「うぉ!!!」って感じ・・・
次週からまた漢中編に戻るみたいですが非常にタイムリーな「絵」が飾ってあるなーと感心してしまいます。
管理人様・如月雪様・・・感謝です。

No.11353 - 2004/10/25(Mon) 14:42:22

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 陳孫 [関東]
ようやく再開してくれました(嬉
赤子の魏諷を敗残兵に託したのは、やはり若き日の孔明でしたか。
双子の爺さん、久しぶりに出てきましたね。
といっても、話の中では27年も前ですが。
ただ初平4年(193年)といえば、孔明はまだ12歳ですよね?
いくら天才児だったとはいえ、チョイト話に無理があるような気がしますが・・・。
私ももこれまで魏諷の反逆の動機が推測できませんでしたが、元々反曹操の父親(養父)によって育てられたのであれば納得です。
彼の初登場(もう一年も前!)の時、荀攸の葬儀で、何晏の横で「うぅぅ・・・」と呻いていた意味が解りませんでしたが、あれは

 「こいつが倒すべき敵!曹操!」

という意味だったのではないでしょうか?
しかし来週からまた舞台が漢中に戻るということは、彼の決起はまだ等分先でしょうね。
ところで魏諷は300名以上もの名門の子息たちを味方にしたようですが、名門貴族って、そんな何百家もあったんでしょうか?
まあ、どうでもいいことですけど。

何晏の息子、大きくなりましたね〜。
それも父親にソックリ(笑

No.11354 - 2004/10/25(Mon) 15:48:42

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 槍ですら [甲信越]
魏諷の乱、ゴン太先生何故これを主軸におこうとしたんでしょうね。
鐘ヨウが降格されることと、曹丕のお手柄であることは重要な部分ですが、いかんせん魏諷がここしか名前の無いキャラだけに、乱的には漢の忠臣悉く処刑された吉本の乱のほうが重要ですし。自由要素が多かったからかな?
あのころ諸葛亮って諸葛玄が身請けしてたはず、叔父さんがちゃんと面倒見てる時分からあんなんになっちゃってたんじゃしょうがないなぁ…。そんだけ幼少から悪魔的知恵があるなら叔父さん守ってやればよかったのに。
なにはともあれ久々に蒼天読めて感無量っす。

No.11355 - 2004/10/25(Mon) 16:04:03

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / アベール
何晏の近くにいた男ですが、何晏を仲間に引き入れようと思索し、あきらめたようです。
司馬懿が曹丕をさらりと褒めるところが抜け目ないですが、曹丕の心意気はナイス。

No.11356 - 2004/10/25(Mon) 16:14:52

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / kazz [東北]
TATSU様、お久しぶりの「今週の蒼天」お疲れ様です&お待ちしておりました。祝!連載再開。

いきなりですが、
「また妖怪孔明かよ...。」
最近の“いち人材風”な諸葛亮が好きなだけに、この妖怪君はちと興ざめ。
でも、まぁ慣れました(笑。

>生まれたての赤ん坊を何らかのきっかけで発見し

いいですねぇ。きっと骸から生まれた子だったんじゃないでしょうか。

銭申でしたっけ? あのお猿...というかチンパンジー。あういうのがもうすでに孔明色。
どうも魏諷一味、諸葛亮の怪しげな存在の延長上に置かれちゃったみたいですね。

>>槍ですら さん
>自由要素が多かったからかな?

それもあるでしょうが+「魏諷」って名前が漫画的に使えるネタだったんだと思います。魏国にふく言葉の風。ホントあつらえたような名ですよね。

あと今回の一押しは曹丕でしたね。
だんだん狡猾にして優秀な大器っぷり、発揮してきましたね。
鶏肋発言で堕とした印象を取り戻してくれッッ!

次週もちゃんと連載されますように(願。

No.11357 - 2004/10/25(Mon) 18:34:10

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 黒助 [関東]
待ちに待った連載再開ですね。休載中からの参加ですので今週の蒼天への参加は初めてです。管理人TATSUさまをはじめ皆様よろしくお願いします。

> 蒼天航路は、「徐州の大虐殺」に端を発した遺恨が、「孔明の策謀」によって増幅され、「魏国内クーデター」へと結びつく。というストーリーを作り上げました。

面白い視点ですね。テロが深刻化している現在『力なき者には力なき者なりの、奪われた分には奪われた分だけの、雪辱の術(すべ)がございましょう。』が、非常に恐ろしく響きます。
ただ、「曹操の覇業には復讐の思いを抱くものが(内部)にもいる。」ということだけだとしたら「徐州の大虐殺」との関連という着眼点の面白さ以外、槍ですらさんと同様、なぜ魏諷の乱を敢えてここまで大きく、と疑問に感じます。もっというとたとえ魏諷に生まれもち、育んできた魅力があったとしてもその根本が復讐心だとしたら本当に魏の本拠地でこれほど人を惹き付けることができるでしょうか。きっとさらなるメッセージがあるのではないか…。

そこでTATSUさんの「魏諷は殺戮されつくした集落の子」との推測に乗っかってもう少し妄想を膨らませてみました。私は曹操と劉備の直接対決が迫るこの時に魏諷の乱を描くのはまさに二人の天下人の違いを明らかにするという狙いもあると考えます。

蒼天曹操は自ら新たな発想・価値観を示し、価値を生み続けることで臣下・民を触発しながら豊かで強い国を信じられない速さで作り上げています。まさに民をリードする為政者でしょう。これに対し劉備は臣下・民の思いから動き、それらを丸ごと飲み込むことで天下人となりました。すなわち、自らが民に新しい何かを示すということはしてません。だから魏軍からは「天下の為に何事を為す訳でもなく、只、反曹の旗を掲げるだけで大きくなった」と非難されてます。

ではGONTA先生は単純に劉備より曹操の方が上と描きたいんでしょうか。いや、一概に言えないということを今まさに描こうとしている気がします。曹操の政治では国は急速に発展しますがその発想についていけない、すなわち自ら価値を生むことができない者は淘汰されます(曹操自身が「わが道は民に選択を要求する」といってます)。これを常に要求され続けることは普通の人であれば極めて酷なことでしょう。

民の思いを最も知覚する男、劉備が「曹操どんの傍にいるのは怖いんだよ」というようなことを昔言ってました。この苛烈さが時に識別された者の復讐やされる者の恐怖からの反抗を生んでしまう。だから急激な進化の政治にも危険な面はある(もちろん蒼天曹操はそれすら怖れず楽しむほどの男ですが)。徐州で殺戮されつくした集落の子魏諷が魏内の人々を惹き付けて起こす乱によって、このことが浮き彫りになるんじゃないか…。100%妄想ですが連載再開のうれしさもあってついつい過激に妄想してしまいました。

とまあ、私はどんな疑問に関しても納得がいかない、面白くないと断定してしまうよりGONTA先生は何を伝えたいんだろう、さらにはどう捉えたら面白くなるだろうという発想に基づいて思考をしてしまう癖があるので孔明の描き方に関してもきっと何かあると頭を悩ましている今日この頃です。

民に発想しえないことを発想できる人が治める国と民の思いを反映させる人が治める国、どちらが望ましいと思いますか。そして、皆さんならどちらに住みたいですか。

No.11358 - 2004/10/25(Mon) 21:54:26

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 岳飛
お久しぶりです。気になったので少しだけ。

>槍ですらさん
>漢の忠臣悉く処刑された吉本の乱のほうが重要ですし

魏諷の乱の方が、曹操にとっては重大な事件だったのです。
何せこの乱に加わったのは吉本の乱とは違って……
ネタバレになるので自粛いたしますが(汗

漢王朝の反乱である吉本の乱は恐らくある程度の予測があったのでしょう。
しかし、魏諷の乱は漢の反乱ではない、というのも重要かと思います。

No.11359 - 2004/10/26(Tue) 15:57:08

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 5050 [東北]
お久しぶりです。ついに再開しましたね。話の展開から言って年内終了・33巻完結ということからはどうにか逃れられそうなのでほっとしました。終わりが始まるっていうのが気になりますけど。

初平4年の回想…
あの人の傷口はなんで治ったんでしょうか?それにいつの間にか巻物もあったり、サルとか連れて(?)きたり…豚と鶏は…食料?妖しい。あのころからあんなだったんですね孔明は。

ギョウの通り…
かわいいですね。何晏の子供。似てるし。手には破れた巻物…何晏の後継ぎになるほどの素質は充分にありそうです。

何晏が最近魏諷を見ないといってました。崇息はそれこそ「疫病のように流行って」いるというのに。ギョウにいるにしてもいないにしても乱を起こす準備は進行しているようです。それとあの崇息してた人が何晏の崇息の素質を見たような仕草をしていたことから、まだ人は要るようです。そして恐らく吉本の乱のような失敗は冒さないと思われます…魏諷はどんな乱を起こすのでしょうか?養父との会話からはまだ関羽との密約はなく、密約自体結ぶ気はないようでした。まだよくは分かりませんがこれらのことからこの乱はかなりすごいことになりそうです。

また司馬懿のことを一番胡散くさいと言ってました。そうすると魏諷をはじめとした崇息派と同類ってことですよね…まさか司馬懿がこの乱に加わっているというようなことはないでしょうが、このあとの司馬家のことを見抜いているとするなら何晏の言う「胡散臭い」とは「謀反を企てるような恐れのある危険な奴ら」ということなんでしょうね。そうすればこのあとの(蒼天には出てこないと思いますが)何晏と司馬懿の関係にも納得がいくような気がします…

望楼での曹丕と司馬懿…
曹操と曹丕の価値観の違いが目に付きました。何も無いところから創めたがゆえに物や人、土地に至るまで強い執着を見せる曹操、何でも揃っている所から創めるがゆえに目的の為には浪費や亡失をも厭わない曹丕。そのあたりを考えると、やはり漢中の扱い方についての曹操の一喝、古くは袁紹軍掃討時のシン姚強奪のおりに見せた、曹操の執着を表す表情への曹丕の驚きなどに繋がるものがあると思います。

今度は漢中編ですね。どんな戦いが見られるのか楽しみです。

No.11360 - 2004/10/26(Tue) 20:22:59

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / ギルガメッシュ [関東]
 久しぶりの蒼天航路。堪能させていただきました。魏諷に孔明が関連していたとは・・・すごい事を考えたなと思いました。確かに関羽と魏諷がつながっているというのは見えませんでした。しかし、関羽が起つことによって起きる反曹復漢の風に乗って乱を起こすのではないでしょうか?

 魏諷が関羽が動くという事に確信を持ち、なおかつその時期を断言していること。これは魏諷の仲間による情報でしょうか?それとも銭申率いるアニマルズからの情報でしょうか?どちらにしても独自の情報網を構築していることは間違いないようです。

 何妟が言ってましたが、「一番胡散臭いのはあの人じゃね?」と言われた司馬懿。彼も一枚かんでるんじゃないでしょうか?魏諷の一派に入っても名士層には名の知れたる彼のこと。一抹の不安あれども受け入れてるのではないでしょうか?曹丕の側近である司馬懿が入ることにより最新の情報が手に入る。そういうのもあり誘いの手が司馬懿に来ているのも考えられます。しかし、司馬懿は利用しているつもりで利用するという感じで。策士は自分が策にはめられているというのは分からないものらしいし。

 曹丕も曹操を意識することなく、自分のスタイルを司馬懿に宣言していたときの未来に向けて輝く曹丕の顔が今までになくいい表情でした。
司馬懿もこの主君には忠誠を誓おうと思うくらい、野望と希望を吐露した曹丕。彼の作り上げる世界を誌上で見たい気にさせられました。

 次号は漢中、曹操と劉備はどうなるでしょう。中華の大地を西に傾けさせるほどと言わしめた、二大英雄の最後の対峙。おそらく中華中の勇猛の、智謀の士が見守る中、舞台は整ったようです。明日が楽しみになってきました。

No.11361 - 2004/10/27(Wed) 22:16:05

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 文月 [近畿]
遅ればせながらカキコさせていただきます。

魏諷と若き日の妖怪孔明についてはもう既に多くの方がいろいろと述べておられるようなので、自分は横道に逸れてみようかと思います。
(ちなみに私は以前にも言いましたが、かつて魯迅が「智多くして妖に近し」と評したような演義風の神仙的な要素を持つ、いわゆる「不世出の大軍師」的な描かれ方をした諸葛亮には全く好感を持てない体質なので、赤壁編での結末はそういった「半ば神格化された、神仙的諸葛亮、いわば『孔明神話』」を否定したという意味で、私個人的にはOKです。)

まず、あのお猿さん。
名前は「銭申」…主人に「銭」をもたらした申(さる)、からきたネーミングなんでしょうねえ、やっぱり。

何晏のお子さんはもう一人で歩けるようになったんですね。そして父親似(笑)
ほんと、子供が大きくなるのはあっという間だな〜。(もちろん、連載の漫画の中での時間の流れからの感想ですが。)

そして、曹丕と司馬懿の会話。
もう、あと2〜3年ほどで魏国の中枢は曹操ら旧世代から彼らにバトンタッチするんですよね…。
それにしてもこの二人、なかなか息が合いそうです。はたからみても主従仲も良さそうだし。
そっち方面のおなご衆がこのコンビを贔屓するのもなんとなく分かるような気がします。(^^;

そして、曹操・劉備の最終決戦(といってもまだ後に荊州をめぐっての魏呉蜀三つ巴の戦いが控えてるのですが)は…
今週はお休みだそうなのでまた来週〜!!ということだそうです…。
_| ̄|○

No.11362 - 2004/10/29(Fri) 17:35:05

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / RYU [東海]
いつもお疲れ様です。
蒼天再開のせいか近辺のモーニング誌は、あっという間に売り切れていました。
という訳で、連載再開のおめでたい機会に本編を踏めずに何ですが、書かせてもらいます。

周喩の小説を彷彿とさせるようなタッチの「今週の蒼天」のおかげで、
今週の蒼天像がかなり鮮明に描けてます。

>蒼天航路は、「徐州の大虐殺」に端を発した遺恨が、「孔明の策謀」によって増幅され、
>「魏国内クーデター」へと結びつく。というストーリーを作り上げました。

凄いストーリー展開だと思います。
孔明を主人公の不倶戴天の敵へと持ち上げているようにも見えますが、
肝心な事に孔明はライバルどころか、曹操にとっては姿も見えないキャラであること
を踏まえると、もっと違う意味があるのかなとも思えます。
赤子の魏諷に「反曹」を植え付けた謎の少年、
「反曹」に匙を投げかけた劉備をリバウンドさせた奇人、
現実を見ようとしない、不可解でズレた所のあるキャラクター。
孔明は「反曹」を象徴するシンボルなのかな、と。
ただ、赤壁後―黒髪になってからその性格は無くなり、今は一キャラという考え方です。

それから、徐州の侵略のくだり―その86「天下のものなり」―は蒼天的にも
無理があったのではないかと、自分なんかは考えていて、
「人の善悪を一顧だにせず、全て斬りCENSOREDいった。」―罪の無い民百姓を
殺し尽くしながらも、「報仇雪恨」という大義の旗印を掲げた戦いが
曹操や覇業にとって何であったのか、と思います。
それに対して、徐州の侵略に叛旗を翻した陳宮はキャラとして好意的に描かれ、
魏諷もそのように見えます。敵方の劉備は傷ついた徐州の牧に押し上げられますが、
それは多くの貧しい民百姓に支持されての事であった、また―その281「怨みの大地」の
親子も憎悪に立ち向かいながらも生き抜こうとする逞しい人々として描かれる。
という事は(穿った解釈かもしれませんが)ゴンタさん的には、
徐州侵略に対する叛旗・敵意・憎悪・報復はありだと考えられているのかな、と。

>もし、そうであれば、魏諷の「実の親」も「育ての親」も、曹操によって
殺戮・蹂躙されたことになります。
>そうなると魏諷の曹操に対する憎しみは只ならぬものとなる訳です。

ですので、魏諷の乱を重要視しているのは、正当な復讐劇として魏諷親子の憎悪・報復と
その生き様を曹操が我が身を以って受け止めるということではないかと思います。
曹操が天下を定めて尚、徐州の憎悪が燻っているというのも因果ありきかと。
人情も良し悪しですね。


黒助さん、遅くなりました。
会社の立場上仕事も多くなり、風邪もひきて辛いこの頃ですが、何とか書いときます。

>単純に劉備より曹操の方が上

自分は、「天下」という事なら曹操に魅力を感じます。
曹操に関して言えば、毒も薬も多い天下―やはり徐州侵略は最大の毒であり
薬の無い悪点だと思いますが。しんさんが書かれてますが、
>「大虐殺の頃、直接ではないが徐州近辺に居た孔明は、反曹の志を持ち、
>意図的に劉備に仕えたのではないか・・」
自分もある文献(確か「諸葛孔明 中原回復の冀望」)で、
「徐州の戦火によって中原を離れた多くの知士・名士らの中には
諸葛孔明や張昭・張紘らも含まれた」というような記述を見た事があります。
反曹を深く心に刻みつけた人は数多く居たと思います。
「人を顧みぬ刃は武にあらず」
ただ「暴」であったのではないかと思います。
曹・孫・劉の「天下」の切り口については、三国志の知識ある人に聞きたい位です。

にしても、やはり孔明は幼少からも怖いですねー
どうしようもない悪魔的な悪知恵の働く少年です。
○ハン・リーベルトみたいな。

No.11363 - 2004/10/31(Sun) 01:13:44

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 黒助 [関東]
RYUさん、こんにちは。風邪は辛いですよね。
今私が住む寮でも崇息観ではなく風邪がはやってます。

> 曹操に関して言えば、毒も薬も多い天下

これ、まさに同感です。蒼天曹操の魏国は魅力的な創造性に満ち溢れてます。

> 曹操が天下を定めて尚、徐州の憎悪が燻っているというのも因果ありきかと。

なるほど〜。私的な復讐というよりは徐州侵攻の波紋が如何に大きかったかが表現されていると捉えればいいわけですね。深い洞察です。ただこの場合も、徐州での反感に基づいた反乱の画策者になぜ魏国内の名士がこれほど魅了されるのかという疑問が少し残る気がします(崇息観の流行りっぷり!)。この点は今後欣太先生が描いてくれると期待ですね。

何にしろ徐州侵攻が重視されてるのは確かですよね。実は私は蒼天での徐州侵攻の描かれ方、かなり好きです。蒼天曹操は青州黄巾の民と出会って初めて自身の雄飛の時を感じます(青州黄巾の民の異質性に注目し、その併合に曹操の真骨頂を見るという蒼天の解釈大好き!)。そして、これによって人の利を獲た曹操に、父の殺害事件は皮肉にも天下への出発のための天の時を与えます。ただこの時覇道の原点というべき青州兵はあまりに粗暴、従来の善悪常識で考えればいきなり彼らでの進軍はありえません(夏候惇の力説が懐かしい)。しかし、蒼天曹操、全てを知った上でまさに一顧だにしません。なぜなら求め続けてきた雄飛の時を青州兵に確信した曹操はその覇道をどうしても彼らで始めねばならなかったのです。たとえ長く遺恨を残そうとも…(現にこうして…と続くわけですね)。

つまり通常私恨からの過剰な大虐殺と捉えられる徐州侵攻を、蒼天では青州黄巾党の併合から一連の流れとして、善悪・信仰、全て飲み込んでの『人の生の営みそのものへの回帰』に基づく覇道という曹操の天下への道の出発点と見てるわけです。なんてダイナミックな解釈!確かに反感を抱く者の動きも含め、この時から時は曹操を中心に回りだしてるんですよね。それでもやはり民衆が多く死んだことを思うととても暗い気持ちになりますが…。

ちなみに曹操の徐州侵攻がそれまでの進軍とは本質的に異なるものであることに当時気付いていたのは劉備と孔明、そして私が蒼天で密かにひいきにしている袁紹だったんですよね。昔別スレで袁紹を凡庸といってしまいかなりの反響を買ってしまいましたが、実は私、他で描かれてるものと比べ蒼天袁紹ってとんでもなくすごい奴だと思ってますし、これこそ袁紹だと思ってます。

No.11378 - 2004/11/01(Mon) 21:25:25

Re: 今週の蒼天<姓は魏,名は諷> / 侠客 [東北]
「終わりが始まる」――とうとう来るとこまで来ちゃいましたね。

 もしかして魏諷は孔明の仕込んだ反曹の切り札!? と思わせるこの展開。やはり徐州の怨嗟には深いものがありますな……。「力なき者には――」の下りは、人間の集まることによる、何か底知れぬパワーを匂わせます。
 
 あれから二七年。成長した赤子は魏諷として都に名を馳せますが、凄まじい交友関係です。
 呪われた運命とでも申しましょうか、同じように「争乱の地」に生を受けた馬超とは異なり、ひたすら妖しいです(馬超はピュアに育ってましたね)。
 彼にはどこかしら孔明の影を感じます。
 魏諷の親は“三人”と考えてはどうでしょうか? 
 実の親(名前不明)、魏諷が知らない「思想」の親(孔明)、育ての親(魏ナントカ)。
 そして『蒼天』における、魏諷の「親」は誰か――それは孔明です。

 曹丕と司馬懿がいい関係してます。もう新しい時代への扉は開かれているのでしょう。曹操が死んで、蒼天もまた死を迎えます……。
 彼らは何を見据えているのか? 気になるところですが、この漫画の主人公曹操だから、そこまで書かないんでしょうね(笑)。

 そうそう、何晏の息子も大きくなりましたね(笑)。でもお父さんがヤク中で、トランスベタイト(異性装倒錯者、つまり女装マニア)で、ナルシスト、って……こんな家庭で果たして、いい子に育つのかなあ(笑)。

No.11417 - 2004/11/14(Sun) 11:19:45
うれしくて投降(投稿) / 蒼天っていうじゃない・・・ [関東]
蒼天航路に関するこんな掲示板があるとは。。なんかうれしくて投稿しますた。漢中戦の描き方が楽しみです。
No.11411 - 2004/11/12(Fri) 00:16:30
(No Subject) / kinobouu [北陸]
はじめまして
いやぁ〜、こんなサイトがあるなんて・・・
出遅れました^^;
蒼天航路はおもしろいですねぇ〜、
今まで三国志物いろいろよんできましたが、こんな切り口ははじめてですよね? どの国に偏るでなく、いろんな見方、感じ方ができます。
ちなみに、28巻で英がいっていた、劉備、曹操、(孫権はいってないけど)、どちらかに仕えねばならるといわれれば、わたしも曹操でしょうな・・・

No.11408 - 2004/11/11(Thu) 21:57:22
今週も…。 / 文月 [近畿]
またしても休載です…。はぁ…。ε=(´Д`;
今週号の次号予告には蒼天の名前が無かったので来週はもう諦めるとして、再来週に期待します…。
今度こそ、今度こそ本当に再開しますように…!!

No.11382 - 2004/11/05(Fri) 05:57:20

壮心やまず / RYU [東海]
「志は来年にあり 壮心やまず 疾駆千里」

というような感じですね。

待てば待つほど読んだ時の感動は大きい
と思います。

No.11385 - 2004/11/06(Sat) 00:51:04

Re: 今週も…。 / 無名(ウーミン) [東海]
休載を繰り返して行ける完結が何処にある!!
No.11387 - 2004/11/07(Sun) 11:35:47

Re: 今週も…。 / RYU [東海]
激しく同意。

しかし、後ろ向きに待つよりは、前向きに待てばよいでしょう。

No.11404 - 2004/11/10(Wed) 15:35:09
はじめまして。 / そろり [近畿]
はじめまして。夏前くらいからちょろちょろ出入りさせてもらっていたのですが、初めて書き込みさせてもらいます。
蒼天、かなり前に董卓あたりを読んでいて結構面白いなとは思いつつ、その後遠ざかっていたのですが、最近友人宅で全巻通読し、改めてはまりました。いや最高ですわ。今更、と思われるでしょうが、悪役の立ちっぷり、武将たちの迫力、曹操の破格っぷり、劉備の小ささ。どれも従来の三国志にはないところですが、なにより魏軍師陣の描き分け、文官たちの底力みたいなのが好きでたまりません。

で、初見参で生意気なのですが、皆さんは「蒼天」が実写化されるとしたらどんなキャスティングで見たいですか?(やはりこの迫力はアニメより実写のほうがよいと思うのですよ・・・)
タダの妄想ですが、私はこんなのを考えてみました。どう思われますか?

曹操:真田広之  荀?ケ:田辺誠一  夏侯惇:寺脇康文  楽進:香川照之
劉備:堤真一   関羽:宇梶剛士  張飛:古田新太  諸葛亮:窪塚洋介

趙雲は、個人的には「王様のレストラン」の松本幸四郎が似合うと思うんですが、年齢が…(^^;。

No.11386 - 2004/11/07(Sun) 00:29:19
休載の理由 / 晴耕雨読 [関東]
こんちは、晴耕雨読です、お久しぶり!

前のバイト先で、マンガの関係の仕事の人がいました。最近、飲む機会があって蒼天の休載についていろいろ話し合ったところ、いろいろなことを教えていただきました。

まず、休載は自由にはできないもの・・・だそうです。
これは、特に人気があるマンガだと顕著なのですが、休載すると売上の部数がすごく落ちるのが理由らしいです。

休載の理由は、「落ち」「病気」が主だそうです。
「落ち」とは、単発で「書けない」「間に合わない」のことで、漫画家の一番恥ずかしいミス、手形の不渡りみたいなものらしいです。

彼の分析するところによると、三国志などの歴史のマンガは、ベースとなるストーリーがあり、正史と忠実ならば歴史書の行間を埋めるような形で、ストーリーを考えねばならず、小説家に似た苦労があるのではないか、とおっしゃってました。

もう終焉を迎えつつあるので、どう終わらせるかに苦慮しているのだろうと、言っておりました。

No.11383 - 2004/11/05(Fri) 09:10:49
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