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今週の蒼天<万の夜に残る星> / TATSU@管理人 [関東]
きましたね〜。表紙&巻頭カラー!!
モーニング表紙の蒼天は、“銅像の曹操が砕け、中から生身の曹操が!”って感じでしたね。“1800年の時を経て魏王復活。”って雰囲気でしょうか。なかなかユニークで楽しめました。
「単行本1,000万部突破。」ってコピーが躍ってましたが、これはスゴイことなんでしょうか。

さて、今週の蒼天。前半、中半は如々に盛り上がりましたが、最後は“ありゃっ!?”って感じでした。まだ次号を読むまでは何とも言い難いですが、今回の魏王の発言を以って本当にアレしちゃったら、かなりガックリです。
そんなことね〜だろ。という次号への期待を込めつつ、「今週の蒼天」を開始させて頂きます。

今回のREVIEWは全て各「台詞」をテーマにして考察してます。疑問や不満もてんこ盛りでございます。

No.11619 - 2005/01/23(Sun) 15:42:53

今週の蒼天<万の夜に残る星> / TATSU@管理人 [関東]
【STORY】

−あれが曹操!?−
天蕩山に篭る諸葛亮は、麓(ふもと)に迫る軍勢を見降ろしていた。
魏軍の中央に曹操がいた。
「...しょぼい。」
諸葛亮は呟いた。曹操はたった10年の間に、あんなに毒気を失い、あんなにも悄悄(しょうしょう)とした姿に変わったのか、と諸葛亮は驚愕していた。
それを聞きつけた劉備は、諸葛亮の傍らに立ち、岩壁の裂目から外を窺がった。
劉備は怪訝そうに目を細めた。劉備の受けた印象は、諸葛亮とは全く逆であった。

          ***************

「無理だ。蒋済。」
賈翊は、蒋済の進言を却下した。前線で曹操を停めることは誰にも不可能であった。それを聞き、もう、遅いのかもしれません。と蒋済は呟いていた。あるいは、曹操が漢中に足を踏み入れた時こそ、敵の策中に入った時かもしれない。蒋済はそう考えていた。

そんな家臣の不安を余所に、魏王は黒衣の山を見上げ、不敵に微笑んでいた。

          ***************

劉備は諸葛亮の肩ごしに曹操を見つめていた。
この10年の間に劉備は2州を手に入れ、政(まつりごと)も軍も、10年とは思えない程に力をつけてきた自負があった。だが、眼下の曹操は、想像の及ばない10年を経てきたように劉備は感じた。
「殺されるかもしれない。」劉備は思わず呟いた。同時に諸葛亮は呟いていた。
「殺せるかもしれない。」

殺せる?と、劉備は聞き返した。また策を変える気か?と尋ねる劉備に、戦(いくさ)のもたらす結果ほど不確かなものはない。と呟きながら、諸葛亮は月を見上げた。
勝利とは、新月の薄明の中で物を見るようなものであった。ごく僅かの偶然が、百の策も万の備えも崩してしまうのである。増してや眼下の敵は、法則外に強い戦の天才であった。
「でも、殺(や)れるかもしれない。」
諸葛亮は妖しく微笑んだ。劉備は諸葛亮を睨みながら告げた。
「天下って大目的のためにゃ、ここで曹操の命に固執するのは禁物。そう言い切ったのは、おめえだぜ。」

          ***************

魏軍の中から単騎進み出た曹操が、天蕩山に向かって声を上げた。
「劉備! どこだ!?」

          ***************

その呼びかけに諸葛亮が激しく反応した。天下を獲る。即ち曹操を倒すということは、必ずしも曹操をCENSOREDことではなかった。でもッ。と諸葛亮は曹操を睨んだ。
劉備が諸葛亮の傍らで、曹操の首よりでけえ勝ちはどうすんだ。と顔を寄せ詰っていた。

          ***************

「曹操を出迎えんか、劉備!!」
魏王は天蕩山に向かい、更に大喝した。

          ***************

その大喝に、再び諸葛亮が反応した。
猛将と矛を交えて戦い、首を刎ねられ戦場の屍(しかばね)となる−。天下人でありながら、曹操は自分のそういう死に様を肯定する人間であった。だからこそ、曹操には、死よりも激烈な責め苦を与え踏み躙(にじ)る。そして、自分の力の悉くが崩れ落ちてゆくのを味わわせ辱める。諸葛亮はそう考えていた。
−でも。−
と諸葛亮は一心不乱に曹操を凝視し、陶酔の笑みを浮かべた。劉備が諸葛亮の肩を掴み、孔明、と呼びかけたが、もはやその声は届いていなかった。

          ***************

「劉備!」
曹操の大喝は夜の天蕩山に響き渡った。
「万余の夜を経、残ったのは俺とお前、ただふたり!」
剣を抜き、魏王は咆哮した。
「その曹操と殺し合わんのかぁ!?」

          ***************

−嬲(なぶ)りCENSOREDやる!−
劉備を払いのけ、諸葛亮は羽扇を跳ね上げ、絶叫しようとしていた。
「曹...」

          ***************

沈黙が夜の天蕩山に流れた。
剣を掲げた魏王は静止し、許猪が天蕩山の一点を睨みつけた。

          ***************

劉備が、背後から諸葛亮を抑えつけ、その口を塞いでいた。
劉備には曹操の気持ちが良くわかった。それは万夜を経て生き残った二人だけが分かり合う感情であった。だがな、と劉備は、諸葛亮を抑えつけたまま、曹操を睨んだ。

−最後に残る一人は、何がなんでもおめえじゃねえ。−

          ***************

「魏王(との)。」
蒋済が曹操の背後から進み出、歯を食い縛りながら進言した。
「漢中の判断は、すでに夏侯淵将軍が下されていたのでは、ございますまいか。」
それを聞いた曹操は、右手の剣を高々と掲げた。
−撤退。−
そう独白すると魏王は、憤怒も露わに右手を激しく振り降ろした。
−鶏肋か!−
魏王の剣は、無数の小石を弾き飛ばし大地に突き刺さった。

許猪は飛び散った小石の一つを掴むと、やおら天蕩山に向かって、凄まじい勢いで投げつけた。唸りをあげて飛んだ小石は、天蕩山の一角に吸い込まれ、何かに当たって音を上げた。

「他にもまだ進言がありそうだな。」
馬首を返しながら曹操は蒋済に尋ねていた。
蒋済は拱手しながら頷いていた。

          ***************

天蕩山の砦では、劉備が呆然と魏軍を見つめ、傍らでは諸葛亮が失神していた。
許猪の一投は、諸葛亮の冠を砕き、背後の壁に穴をあけていた。




【REVIEW】

■「うそ!?...しょぼい。」
10年ぶりの曹操を見た孔明の感想がこれでした。“しょぼい”はねーだろ!それも現代語かよ!とツッこみたいところですが、その後、「あんなに毒気を失い、あんなにも悄悄(しょうしょう)と...」って呟いてましたから、そんな雰囲気を端的に述べたのが“しょぼい”みたいです。
『 毒気を失い 』というのは、以前曹操が“無の瞳”になった時、何晏が“威圧は低い”って言ってましたが、似たような印象なんでしょうか。『 悄悄と 』ってのは、辞書によりますと、
【悄悄(しょうしょう/しおしお)】1.元気が無く、うちしおれているさま。2.静かでもの寂しいさま。
とありました。どちらかと言うと2のイメージで言ったのでしょうか?でも劉備は孔明の言葉に「曹操のやつ、そんなにやつれてやがんのか!?」って喜んでましたから、1の意味なのかも。そりゃしょぼい...

■「しょぼいって、どこが?」
孔明と違い、劉備が見た曹操は、ぜんぜんしょぼくなかったみたいです。ビジュアル的に言えば、孔明の見た曹操のイメージは、2ページ目の1コマ目の『月光におぼろに照らされる、うらぶれた感じの白髪の老人』で、劉備の見たイメージは扉絵の『巨人の如く聳(そび)え立つ、銀髪の覇王』なのかもしれませんね。
で、二人のみた「10年ぶりの曹操」はなんでこんなに印象が違ったんでしょう? どちらかと言うと劉備のイメージが正当のような感じはしますが、そうなると、孔明が「しょぼい」と感じたのは、何故でしょう?孔明は見た目だけの印象で判断し、劉備は曹操の内面までも見ていたからでしょうか?それも違うような...

■「あるいは、魏王(との)が漢中(ここ)に入られた時こそ、敵の術中に入った時では...」
蒋済の言葉は、やはり蜀軍は、曹操を漢中に引き入れ、長江を遡った荊州軍と挟み撃ちにしようとしていたってことでしょうか? それは、法正の策?

■「殺せるかもしれない。」
■「殺されるかもしんねえ。」
これはつまり、孔明=「しょぼい曹操なら、この場で殺せるかもしれない。」 劉備=「想像の及ばない10年を送ってきた曹操に、今度こそ殺されるかもしれない。」って事ですね。

二人の感じた別々の印象は、正反対の結論に辿りつきました。孔明が曹操を殺そうとしていると気づいた劉備は「また策を変える気か?」と孔明に詰め寄ります。
そーですよね。「作戦の全面変更」により、「蜀軍最強部隊の曹操奇襲」を停止・撤退させたのは孔明ですもんね。 『 しょぼい曹操なら殺せる! 』と、再び方針転換されちゃ堪りません。だったら、あの曹操奇襲を停止させる必要はなかったんじゃ?

ところが、孔明は“戦における勝利の不確実性”を述べた後、でも、曹操を殺せるかもしれない。と妖しく笑います。ここから孔明の思考はどんどん突き進み、暴走とも言える状態に突入します。
横にいる劉備は「天下って大目的の為には、ここで曹操の命に固執するのは禁物って言ったのは、おめえだぜ。」とか「曹操の首よりでけえ勝ちはどうすんだ。」とか、しきりに孔明の方針転換を諌止しますが、孔明は聞く耳持ちません。では、いったい孔明は方針転換の前は何を考えていたんでしょう?以下、考察してみます。

■「天下を獲る、すなわち曹操を倒す! それは曹操をCENSOREDことにあらず!でもッ。」
■「猛将と矛を交えて戦い、首を刎ねられ戦場の屍となる。天下人でありながら、曹操は...自分のそういう死に様を肯定する人間! だから曹操には、死よりも激烈な責め苦を与え踏み躙る!自分の力の悉くが崩れ落ちてゆくのを味わわせ辱める!でも。」

以上の孔明の2つの台詞から推測してみます。いずれの台詞も「でも、」という逆接で終わってます。「でも、」の次には、「でも、今ここで曹操をCENSORED!」みたいな台詞がくるんでしょうね。つまり、「でも」の前の一連の台詞は、『 方針転換しちゃう前の孔明の考え 』となる訳です。

さて、1番目の台詞は、方針転換前の孔明の指針と思われます。『天下を獲ることは曹操を倒すことである。しかし、曹操を倒すということは、必ずしも曹操をCENSOREDということではない。』と、いう感じですね。ゆえに孔明は「蜀軍最強部隊の曹操奇襲」を停止させ、「求める勝利は、曹操の首より大きい。」なんて台詞を告げたのでしょう。ここまではいいです。では、具体的に“(曹操を殺さずに)曹操を倒すこと”は孔明にとって “何をすること”なのでしょう?

2番目の台詞いってみましょう。
『 曹操は天下人のくせに、猛将に首を刎ねられ戦死するのを、善しとする人間である。だからこそ、死よりも激烈な責め苦を与え踏み躙り、自分の力が崩れ落ちてゆくのを味わわせ辱める。』
この台詞から察するに、方針転換する前の孔明は、曹操に「戦場での死」など与えずに「死より激烈な責め苦」や「徹底的な無力感」を与えて蹂躙してやる!って思ってたみたいです。
なんか赤壁の頃に聞いたような言い回しですが、そうなると、これが前述の“(曹操を殺さずに)曹操を倒すこと”になるのでしょうか?

...はぁ?なんなんでしょう?それ。
曹操を殺さずに「激烈な責め苦」や「無力感」を与えるのはいいですが、そうする為の具体的な策をこの男は持っていたんでしょうか? 特に策も無しに「踏み躙る」だの「辱める」だの思ってたのだとしたら、結局孔明は赤壁で訳わからないこと言いながら羽扇振りまわしてた頃と、全く進歩していなかったって感じです。『 漢土の巷間を這い、人に塗れて出直してきた 』結果がこれなんでしょうか?
関羽が下丕の地下牢で言ってた「人間の質は変わらん!」ってのが、ここにも当てはまっちゃうんでしょうか?悲し過ぎます...。

孔明の言う 『 曹操の首より大きい勝利 』 『 曹操を殺さずに曹操を倒すこと 』 『 死より激烈な責め苦・無力感を味わわせること 』 は、具体的に何をしようとしていたんでしょう?何か策はあったのでしょうか?
これは今後、明らかにされるんでしょうか? されないとすると、相変わらずこの男は“道化”の男ですね。だったら、話が嘘臭くなるんであんまりストーリーに絡んで欲しく無いです。
もし、具体策も無しに偉そうなこと言ってただけなら滑稽です。法正も浮かばれません。
張飛が「あったぼうじゃあ。もうちっとで曹操をぶち殺せたんだぜーッ」の時に、孔明をぶん殴って気絶させたほうが良かったような気もします。

■−嬲(なぶ)りCENSOREDやる!−
孔明、最後はキレてました。曹操は劉備に語りかけてるのに、それを聞いて孔明がキレちゃうとこも、赤壁の頃と変わってません。結局、この男は、単に黒髪になって口髭を生やしただけだったんでしょうか?

曹操の名を叫び、右手の羽扇を跳ね上げてましたが、どう嬲り殺そうとしてたんでしょう?天蕩山からの蜀軍一斉攻撃でしょうか?でも、ただの一斉攻撃じゃ「嬲りCENSORED」わけにはいかないですしね。 ま、まさか赤壁の時みたいに、また誘爆みたいのを起こそうとした訳じゃないですよね〜。それじゃ破茶目茶です。赤壁の悪夢再びです。

...関係ないですが、嬲るって漢字、スゴイですね。孔明がいかにも好んで使いそうな字づらです(笑)。

■「劉備!万余の夜を経、残ったのは俺とお前 ただ二人!その曹操と殺しあわんのかぁ!?」
■「おめえの気持ちはわかる!わかるぜ曹操!だがな、最後に残る一人は何がなんでもお前じゃねえ!」

「おめえの気持ちはわかる!」のシーンは、一瞬、孔明の気持ちはわかる!って言おうとしてるのかと思っちゃいました。
そうじゃなくて、残った俺とお前で、最後の決着をつける時ではないのか!という気持ちは、よくわかるぜ!ってことでしたね。適切な比喩ではないかもしれませんが、長い長いトーナメント戦を経て、勝ち進んで来たのが俺とお前だ。今こそ、最終勝者を決める時ではないのか!って言ってる感じしました。 曹操からすれば、勝ち残った二人が、ここで決勝戦を行なわんでどうする!?って感じではないでしょうか。

ところが劉備は「その気持ちはわかる。が、最終勝者は、何がなんでもお前にはさせねえ。」と独白しました。勝ち残った二人と言っても、力の差は歴然としてますからね。劉備としては、普通に戦ったんじゃ100%勝てない。「どんな手段を使おうが、俺が最後の一人になりゃ、俺の勝ちだ。」ぐらいに思ってるのかもしれません。つまり、今は曹操の誘いに乗って、のこのこ出ていったりしねえぞ。って決意のように感じました。

で、結局、“作戦全面変更” “黒衣の山へ撤退”ってのは、“天蕩山を野戦要塞と化して篭城”することだったんでしょうか? そこらへんについては今後解明されるんでしょうか?...ここらへんも謎です。

■「魏王(との)。漢中の判断はすでに夏侯淵将軍が下されていたのでは、ございますまいか!」
■−撤退。 鶏肋か。−

ここが管理人には、冒頭に述べた“あれっ!?”の部分です。いきなり撤退かよっ!!って驚愕しました。
ここは、蒋済の「漢中についてどうするかは、既に夏侯淵が判断していた。」という発言に対して、曹操が“撤退”を連想し、曹丕の“鶏肋発言”を思い浮かべたように描写されてます。

この流れから言うと、まるで「漢中は必要ないと夏侯淵は判断していた」ように思えますが、そんな判断をしていたシーンなんてありましたっけ!? 夏侯淵は「この戦いは漢中を守る戦ではない。劉備を討ち獲る戦だ!」とは言ってましたが...。
それらしい台詞を探してみましたら、劉備を追尾する時に、夏侯淵がこう述べてました。

−劉備にとって漢中は必須の地だ。しかし、わが魏国にとってはどうか。五斗米道8万の移住を終えた今、漢中は人の住まぬ軍事拠点。蜀を攻撃する際には前線基地とはなるが、魏王は蜀侵攻の意向を示してはいない。
覇王・曹操は、抗う者を討ち捨て、治めるべきを治める。 しかし、中華を担う漢の丞相としてはどうか?宿敵が占拠する地であれ、あえて豊かな国に火を放ち、同じ中華の民草を戦禍に巻き込むのか?蜀しかり、呉しかり。−

これは、確かに夏侯淵は「漢中は単なる軍事拠点で、蜀攻撃の際の前線基地に過ぎない。」とは判断してますが、あとは夏侯淵が「魏王の蜀侵攻の意向」を推測しているだけで、夏侯淵自らが、「漢中の判断(=撤退)」を述べてはいないように思えます。
どうも管理人には、「夏侯淵が漢中の判断を下していた」=「撤退。鶏肋か!」という流れが唐突に思えてなりません。

蒋済の台詞が、「漢中の判断は、すでに曹丕殿が下していたのではございますまいか。」であれば、そのあとの「撤退。鶏肋か!」と矛盾なく繋がりますが、それじゃ、あの時あんなに怒っておいて、結局曹丕の進言に従うのかよ!ってなっちゃいますし...。

いずれにせよ、こんなにあっけなく撤退になっちゃうんじゃ、拍子抜けも甚だしいです。っていうか、ここまで盛り上げといて、いきなり撤退は無いですよね〜。いや、無いと信じます! 伏線もいっぱい張ってあるんですから...。

■「他にもまだ進言がありそうだな。蒋済。」

賈翊に、「今まで敵について知ったことは全て忘れ去れ。おまえ一人、何の前提もない境地から策を放(ひ)り出す。」と命ぜられていた蒋済。
蒋済はこの後、どんな進言をするんでしょう?すんごく気になります。って言うか、もう管理人は、この蒋済の発言に頼るしかありません!どうか、“このまま撤退”なんて進言をしませんように〜!!


最後のコマ。興奮軍師はヨダレ流して失神してました。許猪、コントロール良過ぎって感じしますが、いずれにせよ管理人が蜀兵だったら、この男の采配で動くの絶対嫌です。
法正〜!!

No.11620 - 2005/01/23(Sun) 15:52:57

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / HYOTTOKO
はじめましてHYTTOKOと申します
実はかなり前からROMさせていただいてまして興味深く拝見させていただいてきました。

劉備と孔明の曹操に対する感想の違い
それは劉備は地べたを歩んで天下を目指したのに対し、孔明は全てが見えるが地べたにはやっと足をつき、地べたについた自分をまだちゃんと見られていないことの違いだと私は考えます。
それは劉備は曹操とともに地べたを歩んできてその行程のすごさを曹操から感じ取ったのに対し、孔明は赤き壁の上で曹操に穢され憎しみを抱いてきたが、曹操の怖さのために感情が蓋をされてきたがそれが無くなったことにより自分の感情があふれ出し、全てが見えるものにも一点しか見られない状態になったのでしょう。それでも孔明は曹操から全てを奪い取るということがどういうことかはわかる天才軍師なのです。

「曹操の首より大きい勝利」
それは孟達、関羽を使った武力による中原奪取と魏諷によって建安文学の意義さえ奪い取ることだと私は考えます。たしか魏諷のクーデターで王粲の息子が加わり処刑されています。ラストはその曹操最大の危機との戦いだと思います。

No.11622 - 2005/01/23(Sun) 21:17:04

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 鳳卵 [東北]
 曹操を見ると、どうしても“いつもの孔明”が出てきちまうって感じでしょうか(笑)

 しかし、蒼天孔明が好きだという方には申し訳ないですが、この孔明のキャラクターは完全に失敗だったのではないかなと思わざるを得ません。
 というより、他のキャラクターの立て方が凄まじいんですけれども。なんでこの男だけこうなんだろ…

 法正にしろ、呉の呂蒙にしろ、“一生懸命さ”がビシビシと伝わってくるんですが、孔明にはそれは微塵もありません。最初に人格なり才能なりが完成されていて、そこから一歩も動いていない。
 なんだか高みにたって全てを見下ろしている雰囲気だけはあるんですが、実質が全然伴ってない。なんというか、実に中途半端です。

 僕もこれまで色々な孔明を見てきました。
 人形劇や横山版漫画、吉川版小説などに出てくる、誠実さを前面に押し出した孔明。
 柴錬三国志に出てくる、神出鬼没、全てを見通す孔明。
 陳舜臣版の、内政官僚や技術者としては有能だけど…という孔明。
 他にもありますが(ホモだったり(笑))いずれも徹底したキャラクターで、それぞれに魅力的でした。

 しかし、蒼天孔明は…すべてにおいて、中途半端。赤壁以前の、人外な孔明だって、それを徹底させてればそれはそれでいいような気もするし、それ以後の、陳震の元で地道な内政を習って実直な官僚となっていたなら、それもまた素晴らしいと思うんですけど、どっちでもない。

 いったい、作者はこのキャラクターを通じてナニを言いたいの!?
 ハッキリ言って、嫌悪感というか、脱力感というか、負の感情しかわきあがってこないんですが…

 これまでの幾多の『三国志』が築き上げてきた“孔明像”がなかったら、こんなキャラクター絶対許せないですよ。なんでこんなヤツが軍師なのか、さっぱりわからない。これは由々しき問題じゃないでしょうか?
 『蒼天航路』という作品は、単独では存在しえず、他の『三国志』をいくつか読んだ上でないと楽しめない半端な存在ということになってしまうような気がします。

 なんとか、次回以降立て直して欲しいんですが…難しそうだな〜〜


 さて、夏侯淵が下していた漢中に対する判断についてですが、これは、曹操の到着を待たずに劉備を討とうとした行為を指しているものと思われます。
「曹操を漢中に入れてはいけない。故に、劉備は俺がCENSORED!」
 というのが、夏侯淵の判断だったとすれば、“撤退”にスムーズに繋がらないでしょうか?


 それにしても、許チョは凄まじい。蒼天で一番カッコいい男かも…

 最後になりましたが、今週も緻密なレビュー、お疲れさまでした。

No.11624 - 2005/01/23(Sun) 23:29:39

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 刑道栄
 管理人さんいつもレビューお疲れ様です。毎週毎週木曜以降はPCを開くたびに「レビュー出来たかな〜」なんて人の苦労も知らず楽しんでいます。(すいません・・)
 
 さて蒼天孔明、管理人さんを始めみんなに嫌われてますね〜(笑い)
僕はこの孔明結構気に入っているですけどね。これまでの三国志関連作品の孔明のイメージには飽き飽きしていたんで、あの変態孔明は見てて楽しいです。
 そもそも今までの孔明のイメージ自体が良すぎて、こんな孔明じゃ嫌だという声も聞こえてきそうですが銀河英雄伝説や岳飛伝の田中芳樹氏は著作のなかで孔明を「天下統一もできなかった地方軍閥のたかが一参謀」と切り捨てています。そう考えるとたかが田舎参謀が聖人君子気取るより、就職を断られた中央エリート集団のボスに逆恨み丸出しでクレイジーに立ち向かう田舎のナルシストの方が逆に人間らしいかなと・・・。
 確かに孔明の出現とともに蒼天自体がカラーが少し変わるのはあまり頂けないですが(赤壁に関しては激しく管理人さんに同意します!)
今後もどんどん三国志ではありえない狂いっぷりで頑張って三国をかき回してほしいですね。
 しかし陸遜はいつでてくるですかね〜。

No.11625 - 2005/01/24(Mon) 13:25:10

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 岳飛
今回の蒼天を見て、蒼天航路が正史準拠であるのを思い出しました。
孔明は夢想家の政治家、という正史での孔明像が良く出てたと思います。
龐統や法正と言った戦争の天才と自分は同列であると実績がないのにおこがましさ。
楽毅の再来と何の根拠もなしに名言する諸葛亮、確かに人心のコントロールと都合の悪いことはごまかしてしまうという点においては類稀な政治家でしたが、戦略・戦術においては龐統や法正はおろか、魏延に劣るのに……。

まぁ孔明嫌いの私は今回は正史における孔明の道化っぷりを見れたので満足です。

No.11626 - 2005/01/24(Mon) 14:19:50

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 蒼井雪乃 [関東]
気になる部分があったので一点だけ・・・(^^;

>夢想家の政治家、という正史での孔明像…

という部分ですが、これは岳飛氏が「正史から感じた孔明の印象」ですか?
「正史に明記されている諸葛亮に対する記述」ですか?
この両者が違うとかなり意味が違ってくると思いましたので・・・
すいません!!

No.11627 - 2005/01/24(Mon) 16:06:30

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 文月 [近畿]
こんにちは。先週まで「ウイルスバスター2003」の過剰反応のせいでネット落ちを余儀なくさせられていましたがようやくネットに復帰しました文月です。

蒼天諸葛亮については色々と賛否両論が飛び交っているようですが、私は、好き嫌いは別として、少なくとも蒼天の諸葛亮には、なんというか、現実を的確に把握したり、生身の人間が持つ、感情や思考などの微妙な部分とかを理解する能力に欠けているのではないかな、と思います。
それゆえに、史実では北伐で、たとえば軍事における人事などで失敗を重ねて、挙句の果てには自国の国力や自分の健康面においてまでも破綻をきたしてしまった、ということをゴンタ先生は描きたかったのでしょう。
そもそもゴンタ先生自らが、「調子に乗れば孔明は、陰気で嫌な性格の奴になるかもしれない」と語っておられますからねえ。(笑)

それはさておき、表紙ですが、曹操様は髪の毛が蛇のご婦人に今まで石像に変えられていたのでしょうか。というのは冗談ですが(笑)。
あと、何故か「チーズスイートホーム」のチー(ネコ)が魏王様の頭上(「モーニング」のロゴの”ン”の点々の部分)にいるのが妙に気になりました。
蒼天曹操と子ネコ…。なんとミスマッチな…。

最後の許チョはかなりの強肩の上にコントロールも抜群でしたね。
あと数センチずれてたら、間違いなく「諸葛亮、219年、漢中での戦い中に魏将・許チョの投石を受けて戦死」ということになっていたでしょうね。(汗)

あほなことばかり書いてスミマセン…。_| ̄|○

No.11628 - 2005/01/24(Mon) 17:15:01

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 岳飛
>>蒼井雪乃 様
すみません、私見によると付け加えて下さい。

ただ、劉表の子供達を皆殺しにする策の提案。
荊州派の勢力拡大を狙った布陣。
数万の兵を率いても魏の郝昭が一千の兵で守る陳倉城を陥落できない軍事的才能の無さ。
勝算の無い北伐。
蜀書・魏延伝での陳寿の擁護など。

どうしても私としては、夢想する政治家のイメージが湧き出てしまいます。
そういった意味で、今回は私の想像する正史における孔明像に近いなぁ、との印象でした。

No.11629 - 2005/01/25(Tue) 02:50:38

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 櫻 [関東]
表紙の殿に一目惚れで衝動買い。視線が痛い・・・///
蒼天はついに三国志の新スタンダードになっちゃいました。ネオ三国志から進化してます(笑)

で、進化してない孔明。なんか孔明が進化したような気がしたのは29巻の最後(黒くなってから初登場)だけだった気がしますね。私は嫌いではないんですが・・・。
他の作品に見受けられる超人や神のようなイメージの孔明にもはや憎悪すら覚えているので道化孔明の存在は救いです。確かに暴走しすぎ感はありますけど。しょぼいはないだろ・・・。

孔明がここまで情けないのはやはり蒼天航路という漫画が正史に準拠しており、それを最もよく表せるのが孔明という人物から神性を取り去ることであるからではないでしょうか。

>天下統一もできなかった地方軍閥のたかが一参謀

である孔明を描かなければやはり正史準拠は語れないと思います。
もちろんそれだけではありませんが。


しかし魏王。撤退ですか。まだ負けらしい負けもないのに・・・(夏侯淵は死んでしまいましたが)。魏王最後の戦がこんな形であっけなく終わってしまうのは残念なんですけど・・・(ToT)
私もTATSU様同様に蒋済がいい進言をしてくれるよう願います!!

No.11630 - 2005/01/25(Tue) 21:03:42

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 5050 [東北]
こんにちは。TATSUさんいつもレビューお疲れ様です。

劉備と孔明の感覚の違い…
孔明に関してはTATSUさんがおっしゃってましたので言いませんが、劉備はその硝硝とした姿の内側に秘めるモノを感じていたのではないでしょうか。何晏いうところの「いつでもあらゆるものに化けるもの」ですね。まあそれをいうと何晏が天下人なのかっていうことになりますが、それは人の内面を感じる才が優れていると言う事で、だからこそ論語の解釈を任されたのかと思います。
私が考えるに人が曹操を感じる段階は最低三つあって、
1.普通の人は威圧される。
2.ある程度進んだ人や曹操に慣れている人は威圧感を感じなくなる、または威圧が薄れる(荊州の頃の劉備とかですね。しょぼいとか言う孔明はかなり進んでいるかまたは全くあさっての方向を見ているかだと思います)。
3.そして、「王」になるとその深淵にあるものを感じて逆にそれを恐れる。
まあ2と3の間にはかなりの隔たりがあると思いますが。劉備は自分の進化より曹操の進化の方が大きいものだと思っていたようですが、実際は劉備しか進化してないんじゃないのかと思います。

強調される「月」…
気付いたんですがまだ月が三日月なんですよね。あと少なくとも半月くらいは劉備は動きそうもないっぽいですね。関羽が動くんでしょうか。

あと先々週のタイトル「奇画策算あり」というのは正史の著者・陳寿が法正を評して言った言葉みたいです。それがかいてあった本の口語訳によればただ単に「智謀に長けていた」くらいの意味とのことです。前に同じネタをおっしゃった方がいましたら済みません。

No.11631 - 2005/01/25(Tue) 21:10:36

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 素人
曹操の鶏肋発言には疑問を感じました。曹丕にあれだけ怒鳴っておいてご自分で・・・?ってな感じで。ついでに巻頭カラー、景色の絵が多くてせっかくのカラーなのに物足りなかったです;;
No.11632 - 2005/01/25(Tue) 22:57:13

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 鳳卵 [東北]
 なるほど〜〜、今更ながら、色々な意見があるものですねぇ。勉強になります。

 しかし、“正史準拠”なら、そもそも孔明は漢中くんだりまで出てきてちゃイカンと思うのですが(笑)
 正史での孔明の戦歴は、成都攻略以後は南征まで空白ですし、その間は成都に残って後方支援に徹してたらしいですから。
 やっぱり、以前にも話題になってましたが、漢中戦は法正だけで勝ち抜いた方が良かったような気がします。
 劉備が孫権と話してる最中に孔明の後姿だけ出てきたコトがありましたが、もう以後は、彼はああいう登場の仕方だけでよかったんじゃないかと…(それはそれで斬新カモ)

 僕としては、正史に近かろうが遠かろうがどっちでもいいので、『蒼天航路』という一つの作品の中で完結するキャラクターにして欲しいです。なんか今の状況だと孔明は、登場させる必要もないのにムリヤリ出したみたいで…法正が浮かばれませんわ(泣)

No.11633 - 2005/01/25(Tue) 23:27:32

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 清人
お初にお目にかかります。単行本にて蒼天航路の存在を知り、その面白さに瞬く間に取り込まれてしまい、さらには青龍刀(模造)まで買った「清人」と申します。
蒼天航路についてのサイトはないものかと探していた所、去年の半ばあたりに、こちらのサイトを発見して以来、常駐させていただいております。
皆様の考察、イラストなど多岐に渡る展開に俺も筆を取らずにはいられなくなりました。

今回、孔明と劉備が久方ぶりにあった曹操を見て言った言葉の違いですが、これについては以前に劉備がヒントを言っていました。
それは漢中攻め序盤で法正が劉備に詰め寄った時の彼自身の独白
「孔明は曹操を意識しすぎている所がある」
つまり、孔明は自身の豊か過ぎる想像力のせいで知ってか知らずか曹操という存在を過剰に評価してしまっていたのでしょう。
あまりにも意識すると、人はその意識を向けたものに対して過剰に反応してしまうように。
ところが現実の曹操は孔明の予想を下回ってしまっているように見えた。それで「嘘?・・・しょぼい・・・」という言葉が口を突いて出たのではないでしょうか。
対して劉備は曹操を意識はしていたものの孔明ほど意識していたのではないかと思えます。
むしろ「俺は二つの州を平定したんだ」という自負の基、自分は曹操と肩を並べたぜと思っていたかもしれません。
そして劉備は意外と人を見る目があります。彼の人物評価は得てして外れた事はないのが、俺にそう判断させました。
その自負と、その目が合わさって、久しぶりに曹操を見た時に口を突いて出たセリフが「・・・おい・・・しょぼいってどこが?」なのだと思いました。
つか、夏候淵や何曼が近づかないと分からなかった曹操の威圧に、あの距離で気づくとは劉備もやはり只者ではありませんね。

それと孔明が曹操に対して異常な執着を見せるのもまた過去にヒントがありました。
それは「赤壁」です。
俺はあそこで曹操は「孔明という存在の全否定」をしたと考えました。
その事は孔明に曹操という存在を過大に意識させる他に深いトラウマを刻み付ける事になったのでしょう。
そして孔明自身、そのトラウマを払拭するには「曹操が生きながら、曹操という存在の全否定」をするしかないと思っていたのではないでしょうか。
それがあの異常とも思えるこだわりとなって、言葉を借りて出たのではと思っています。

最後の「鶏肋」については曹操もまた同じ事を考えていたのではないでしょうか。
しかし「劉備が攻めて来た」という事に曹操は「俺と劉備の決着をつける時が来た」と考えたのでしょう。「あの男が来たから、行くのだ」と言ってましたしね。
そして来ては見たものの劉備は出てこない。そしてショウセイの発言をきっかけにして、撤退かと自分に納得がいかないながらも決断したのではないでしょうか

以上、つたない考察でした
お目汚し失礼しました

No.11634 - 2005/01/26(Wed) 14:48:40

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / つね [関東]
1.異なる印象
2.曹操の呼びかけ
3.蒋済の進言

 ・・・気の早い話ですが、劉備亡き後、蜀を一人で背負い立つのは諸葛亮という男だというのは本当ですか? 誰か教えてください。

 まあそれは置いといて。曹操の呼びかけは最初、単馬会語を劉備に対して要求しているのかと思いました。韓遂相手に実績あるし、孫権相手にも濡須口で誘っているし。曹操は、自分の目で見ないと気がすまないところがあるみたいなので、「変わった」という評判の(曹操は「変わる人間ではない」みたいなこと言ってますが)、しかも最後に生き残った片割れである劉備を一目見たいのは自然かな、と。しかも、曹操が来る前に、夏候淵と劉備では単馬会語してるし。嫉妬心もあるかも(笑)。あのとき、劉備は夏候淵の問いに対して「曹操になら答えてやる」みたいな「逃げ」をしたんだから、問答してほしいものです。因縁の2人の最後の対決はそれが一番ふさわしい。
 ・・・でも曹操が「殺し合わんのか」と言っているのでただの妄想でしたが。

No.11635 - 2005/01/26(Wed) 22:53:04

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / mizuiro [東海]
いつも楽しく拝見させて頂いています。
以前にも一度書き込みしたことのあるmizuiroと申します。
身勝手な考察ですが…

孔明と劉備の感想の違いについて
晩年の曹操の変化に対しての、2人の視点の違いだと思います。
孔明からすれば、かつて凄い威圧感と、言う事からやる事まで全て神懸かっていた曹操と比べて、しょぼいという感想。
劉備からすれば、人間としてより深く成長した曹操を見ての感想。
曹操が人間として成長した原因としては、やはり長年連れ添った側近たちを次々と失ったこと、特に荀?ケの死が挙げられると思います。

人間の心の部分を重要視する劉備としては、曹操が「人として深化」ある意味「悟りの境地」に入っていると見えた為、恐れたのではないでしょうか。
劉備にとって昔の浮世離れした曹操のままの方がまだ戦いやすかったのかも。

No.11636 - 2005/01/27(Thu) 01:12:28

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / RYU [東海]
いつもレビューの方をお疲れ様です。

赤壁のやりとりについては、自分としてはアリなんですが、
今回の漢中編はちょっとどうかと思いました。
>「うそ!?...しょぼい。」
>「しょぼいって、どこが?」
曹操に畏怖を感じた劉備の感想の方が正しいと思います。
孔明自ら語っていた「私は曹操の最大の理解者だ」とは思えないような一言です。
赤壁の彼ならば、また褒め倒しのセリフ(謎のもあり)もあったのかもしれないですが、
当時の「三つの天に通じる」三つの瞳を持っていた時の彼の方が、
むしろ彼なりには冴え渡っていた、という事なんじゃないでしょうか。

>「蜀軍最強部隊の曹操奇襲」を停止・撤退させた
>あの曹操奇襲を停止させる必要はなかった
孔明の軍事戦略の手腕ならではだったんでしょう。
やはり彼は、「戦」より「政」をフィールドとする政治家であって軍略家では
無かったのではないでしょうか。軍師としては法正が上、というみなさんの意見に賛成です。

>孔明の思考はどんどん突き進み、暴走とも言える状態に突入します。
蒼天孔明の言動については、自分としてはキャラが立っていると思います。
演義なんかだと、孔明は聖人君子のロールモデルのような人物として描かれますが、
それは同時に無私の境地でもあり、私心や自由意志、人間らしさとも言えるような強い個性を
発揮し得ないという事でもあると思います。だからこそ、蒼天孔明は敢えてスタンダードから
外れた描かれ方をし、儒の孔明のコントラストのためのキャラ立てをしているのではないでしょうか?
心の闇しか持たない孔明も蒼天のプロットの一つとしての、「心の光」「心の闇」を
絡めた展開上、異端ではなく必然性のある重要キャラではないかと思います。
無私・心の闇を持たぬ境地に達したエンショウと、あくまで心の闇に固執する孔明、
両者の関係が気になります。

>「曹操を殺さずに曹操を倒すこと」「死より激烈な責め苦・無力感を味わわせること」 は、
>具体的に何をしようとしていたんでしょう?何か策はあったのでしょうか?
「戦」で勝てないのであれば、「政」で闘う手段を求める気がしました。
劉備がある地位に就任する事がちらつきます。
しかし、その事を以って曹操への大打撃になるかと言えば、疑問があります。

また、孔明の持つ超人性・民草の姿に見えない不可解さについてですが、
赤壁の「孔明、君は政そのものなのだ」という双子のセリフから答えの一つを見出せると思います。つまり孔明の標榜する「政」は民草に見られなかった→支持されていなかった
という事を暗喩するものではないかと思います。
つまり、孔明に象徴される「政」とは「あらゆる政」ではなく至極一面的なものを示し、
それは「天下三分」による長期的な乱世をもたらす政治戦略の事であり、
曹操が推し進めるハイスピードの「天下統一」を阻まんとするものでもあります。
大多数の民草は乱世の早期の終焉→曹操の「政」を望んでいたのだと思います。

夏候淵がそうしたように、今回曹操が劉備に呼びかけたのは王問答ではないかと思います。
赤壁後のパワーバランスの情勢変化により、「天下統一」→「天下三分」という
パラダイムシフトを的確に理解する所を見てみても、
真のパイオニアは曹操であったのではないかと思います。

No.11638 - 2005/01/27(Thu) 23:33:18

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / kazz [東北]
TATSU様、お疲れ様です。押忍ッ!

うーん、とうならずにはいられない描写でしたね、今号は。うーん。
正直「演義などで神格化された孔明の否定」って部分だけで蒼天孔明を見てしまう。うーん。『蒼天航路』から三国志ファンになった人にとってこの孔明ってどんな感じなんだろう。うーん。本当の意味で「演義などで神格化された孔明の否定」をするなら、それは孔明を特別な存在として描かないことなんじゃないでしょうかねぇ。ぶっちぎりで特別な存在になっちゃってるような気がする。うーん。

No.11640 - 2005/01/28(Fri) 04:26:00

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / SMILE [近畿]
今更、今週の…とは言えませんが一言

当初、孔明は曹操をCENSOREDこと自体よりも戦力を悉く打ち砕くことに重きをおいていたようですが「しょぼい曹操」を見て、その上でも殺せると思ったのではないでしょうか?となると、もちろんそれを出来るだけの下準備はしているでしょう。黒衣の山にどれほどの策が隠されているのか、まさかただの篭城ってのはお前こそしょぼすぎでしょう?だから何かあると信じています。そしてその策は早々に黒衣の山からの撤退(もしくは漢中からの撤退)を決めた魏軍にどれだけの効果をあげられるのか楽しみです。楽しみにしていますよ!

今回の蒼天には「ん?」と思うセリフ満載でしたが、何より許猪の剛速球をかすめ失神していた孔明…目はさめるのでしょうか?このまま終わるのだけはご勘弁を!

No.11642 - 2005/01/28(Fri) 10:46:31

蒼天の諸葛亮について / 文月 [近畿]
前々から思っていたこと。

諸葛亮さん、あんた戦場でもいつも朝服のままやけど将軍さんたちや他の軍師さんみたいにに甲冑ぐらい着いや!!
「真・三國無双」シリーズの諸葛亮でさえ最新作ではちゃんと甲冑着込んでるというのに…。

それとも何か理由があるのでしょうか?

No.11643 - 2005/01/28(Fri) 16:51:29

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星>+蒼天の諸葛亮 / 胡音 [関東]
遅ればせながら。

物議を醸している孔明の”しょぼい”発言ですが、皆様のご考察通り劉備、孔明の対曹操の捕らえ方の相違に尽きると思います。

劉備→曹操 漢中戦は劉備にとって何が何でも勝たねばならない戦。対して曹操にとっては劉備がいるから出向いた戦。
これまで物見遊山的なひとコマが有ったりと、どことなく余裕と格を漂わせている曹操と、過労死に到る軍師をかかえている切迫した劉備とでは、同じ王でも次元が違う。
これを百も承知の劉備は、孔明の言う様に一見年老いて”逍々とした”様だったとしても、ただ自分と対する為だけに”鶏助”とまで例えられた地に出向いてきた曹操に、王としての背景の格差を見たのでは?

孔明→曹操 しょぼい・・・若かりし頃恋焦がれたうんと年上の人と十数年後に再会、すでに老境の域に入った相手は以前と何か違う、えーっと、はっきり言ってしょぼい。ところが数分の後には相手に”穢された”という過去のトラウマが蘇り”嬲りCENSORED”などという強烈な言葉で感情を露わにしてしまう。漢中戦孔明はそんな私的な感情でもがいている様に見えてしまいます。
蜀の丞相=孔明という史実が頭をよぎるので、そろそろこの漢中あたりで”人物”孔明が窺えるのではと淡い期待?を抱いてしまったのですが”しょぼい”発言〜失神で相変わらず。

ところで蒼天孔明ってずっとこの調子なのかしら? 
劉備だって遠からず退場するのに、まさかこの人に事後を託すとも思えないし。蒼天では確かに曹操の深層に入り込んだ唯一の異才ですが、実の部分での孔明は未だ薄い。そしてあまりに早かった法正の退場、キャラ立ちという点で抜群の法正が頑張っていたら、どんな展開になったのだろうと思うと、ここで孔明に入れ替える必然性は何っだたのかな?と・・・次号で謎解き出来ます様に。

蒼天孔明について−今後魏風の乱→関羽戦→曹操の死と蒼天ならではの展開がとても楽しみですが、曹操の死が物語の終焉とすれば、蜀の事後を託される孔明を描く必要も無く、従来の三国志のイメージから最も開放されたキャラとして描かれた、と考えると妙に納得。
三国志の入口が孔明だっただけに、出来上がったイメージが刷り込みされてしまっているのですが、この落差を面白いと感じると同時に???が飛んでしまったりする事も。もう慣れましたけど。
これも蒼天の醍醐味?

No.11644 - 2005/01/28(Fri) 23:05:26

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / 通りすがり [外国]
最後の諸葛亮の失神は、劉備にずっと口を塞がれていて呼吸困難になったのではないかと・・・。
No.11645 - 2005/01/29(Sat) 01:53:12

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / shin [九州]
TATSUさま、毎週お疲れ様です。
やった〜テスト終わった〜レポートも終わった〜ってことで、今週からまた参加させていただきます(^^)

え〜テスト中だったので、ず〜っと読むの我慢してました。なので、今回は二週分をいっきに読むことができて幸せ気分です(笑)ってかぶっちゃけ今読んでます。読んですぐの感じを大事にしてみようかと。先入観を持たないためにも、今週は皆さんの考察もまだ読んでません。

まずは先週のぶん読んで・・・
あ〜やっぱり策の変更か〜まぁ仕方ないのかなぁ・・・呉の場合も周喩の死で方針変更してたし・・ああいう「ビシバシ」の策は法正あってのものだと思うし・・って感じで無理やり自分を納得させました(笑)
まぁ孔明の成長が見れた感じがしたので良しとしましょうかね(何様だ!!)

こんしゅ〜
表紙かっけ〜〜〜〜あれ・・?でもこの構図どこかで見たような・・・そう、あれは確か・・龍●伝とかいうマンガの・・・
まぁいいや、こっちのほうが断然かっこいいし(おい!!)
わくわく・・先週の終わりは(今読んだんですが)色々と思わせぶりな台詞がたくさんあったのですっごく楽しみ・・・

孔明・・「しょぼい」はないと思いますよ・・?もっと他にあるでしょうが(--;)この劉備と孔明の見解の違いはやはり人を見る目の差でしょうかね?いや、まぁどちらが上かってのはわかりませんが、劉備としては「少なくとも自分は力をつけた。ここ数年で一番伸びたのは自分だ」って自負があったんでしょうね。実際そういった事言ってますし。
曹操は以前からもう完璧感があったので、あとは自分との「差」を埋めるだけだと思ってたんじゃないでしょうか?でも実際は違った・・と。
歴戦の将、至弱の戦を知る軍師の死などを経て、曹操もまた成長(?)
していた・・ある程度はうまったと思っていたが、そうではなかった。
それらを全て見抜いた上で「殺されるかもしんねぇ」という言葉がでたのではないでしょうか?
それに比べ、孔明はなんていうか、曹操を「神格化」していたのではないでしょうか?ん〜よくわかんないんですけど・・あ〜もういいや!!
次いこ!!次!!!(おいおい)

あれ・・なんか変な展開になってきたぞ・・孔明がオカシイ・・
なんかキレかけてるし・・もしかして・・もしかしておまえ・・・
「成長」してない・・・?


「嬲りCENSOREDやる!」


うわ〜こいつ成長してねぇ・・・何してんだ・・?法正の策を前面変更してまで「曹操の首よりでかい勝ち」を目指してきたのに・・・
何かまたハ●ク化しようとしてるし・・・叫んでどうするの?もしかして、突撃〜とかしようとした?それとも羽扇でも投げようとした・・?
もう最悪・・今まで盛り上げて盛り上げてソレ・・?
ゴンタ先生・・赤壁の二の舞だけはやめてください・・
ってか、担当!!何してんの?「三国志の新スタンダード」だろ?
とめろよ!!そのくらいもできねぇのかよ!?
・・・はぁはぁ・・・もう・・なんか疲れました・・せっかく楽しみにしてたのにぃ・・・あ〜もうやばい・・・次孔明が「暴走」とかしちゃったらもう読むのやめるかもしんないデス・・・

法正かむばぁぁぁっっっく!!!!!!!!

No.11647 - 2005/01/29(Sat) 07:50:08

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / mizuiro [東海]
蒼天孔明について少し…

「変人」「神術、妖術の類もアリ」など強烈なキャラ設定ですが、性格的な部分を考察すると、

「先天的な常識の欠落」「人を人と思わない」
 そこから産みだされる奇想天外な発想の持ち主。
(例)
・天下3分
・民草を盾に籠城(劉表のところにいた時)
・酷薄な用兵(呉蘭・雷銅) など

曹操の「奇想天外な発想」は、あくまで常識や人の心を理解した上での発想なので孔明とは異質。
孔明はそれが分からずライバル視するが、曹操は相手にしていない。

今回のしょぼい発言は、人の心を見ない蒼天孔明らしい発言。

もうひとつ劉備との関係。
劉備と孔明は真逆の性格。それが良い方向に働き、お互い違う才能を認めあっている。最も人間らしくない孔明は最も人間臭い劉備が好き。

後半、執拗に曹操に噛み付く孔明は、劉備死後の度重なる遠征失敗を暗示してるように思うのですが。
もしあの場面でクールに曹操をあしらうことが出来るなら、もう無敵です。蒼天司馬懿など相手になりません。遠征失敗はありえないはず。

赤壁以降、大きく成長するも、なんか大人になりきれない部分を残してしまっている感じ?でしょうか。まあ結局、曹操一人に振り回されているのですが。

No.11648 - 2005/01/29(Sat) 14:36:02

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / しん [地球外]
今更ながらのレス失礼します。

私も含め、読者皆様が頭の隅にもっていた懸念が、悪い方向に的中してしまった感じもしますが、希望的観測も含めて・・・。

描かれ方に多少の疑問はありますが、やはり評判の悪い「赤壁(神格・妖怪)孔明」と、「その後の孔明」に一貫性を持たせる為には、この一話での表現は必要だった、とも思います。結局のところ、蒼天孔明にとっては、曹操は「克服できない心の闇」でしょう。上レスでmizuiroさんも述べているように、
>赤壁以降、大きく成長するも、なんか大人になりきれない部分を残してしまっている感じ?
という表現がかなりしっくりきます。

孔明の件よりも、その後の曹操の早すぎる撤退判断にかなり疑問をもちました。
>蒋済はこの後、どんな進言をするんでしょう?すんごく気になります。って言うか、もう管理人は、この蒋済の発言に頼るしかありません!どうか、“このまま撤退”なんて進言をしませんように〜!!

激しく同意です!!

No.11649 - 2005/01/30(Sun) 20:27:28

Re: 今週の蒼天<万の夜に残る星> / nobi
管理人様、いつもお忙しい中でのREVIEW、ありがとうございます。このHPでの、管理人様と他のコメンテーター(^^)の皆様の洞察のお陰で、『蒼天』の面白さを、そして三国志の新たな一面を教えていただいています。

私自身は吉川三国志を読んだのみで、正史も演義原文も知りませんが、一読者としての感想を。

最初に、「鶏肋」発言は『蒼天』ではやはり曹操の口から出てはいけないように思います。漢中にいる十万の軍勢の苦労を思えば、鶏肋などとは言えない筈だ、というのが曹操の本心。しかし、客観的情勢を考えれば一時撤退という判断が正しい。その客観的な判断を述べるのは、曹丕でも蒋済でも、あるいは夏侯淵の名を借りてでも構わない。ただ、前線で辛酸を嘗める兵士達への思い(指揮官としての責任・同朋意識?)と、魏王としての客観的判断との葛藤を表現するために、曹丕に最初に「鶏肋」と言わせ、蒋済をして「夏侯淵が既に・・・」と言わせているように思います。

GONTA先生と李學仁先生の意図されるところは色々あるでしょうが、1つは、ローマにおけるカエサルにも比されるべき、人間味のある、かつ傑出した指導者としての曹操を軸に三国志を描きなおすことであるように思います。歴史上の優れた指導者とは、人間としても豊かであり、同時に時として非情な決断を下せる人物であるように思います。蒼天曹操は、まさに人間味と非情な判断を下す客観性が同居する、不思議な魅力を持った人物として描かれています。

その点、孔明は優れた客観性や判断は持っているかもしれませんが(確かに妄想かもしれませんねw)、孔明はそうした客観性を持つ、記号としての存在でしかなかった。だから、曹操にも人材として認識されなかったのではないかと思います。人間として、自分の人生や環境に如何に立ち向かっていくのかという姿勢が全く見えない孔明は、人材以前に人間としてすら認識されていないかもしれません。例えば、官渡の戦いの際に、袁紹軍は顔が全て袁紹に似た、顔の見えない軍勢であったように、曹操の問いは「如何に人生を生きるか」という問いが主題であるように思います。(その点、今の日本人に対する問いかけでもあるような・・・)

そして、黒髪孔明は人間らしさをなんとか備えた存在とはなったものの、孔明の個人としての欲求は、自分の価値や存在を認めさせること、特に、自分が認めた人間である曹操に認めさせることだった。その願望はいかにも子供じみた矮小なもので、もしかしたら人間性を伴わなかった以前の孔明以下、かもしれません。
だから、孔明は、曹操にその帝国崩壊という屈辱を与えようとし、更には眼前の曹操を切り裂きたい衝動に駆られたように見えます。許猪の一石は、そうした矮小な孔明の人間性を叱責するものではないか。

こう考えるのは、自分にも孔明に似た矮小な面が多分にあるからでしょうね。ですが、それもまた人間の一側面だと思います。孔明は卑しい人間性を表現する存在として描かれているように自分には思えますが、ネオ三国志が人間としての生き様を描いている以上、重要なキャラクターとなっているように思います。

No.11650 - 2005/01/31(Mon) 05:05:08
今週の蒼天<黒衣の山> / TATSU@管理人 [関東]
またもや こんなに遅れました〜。すみません! でも、社会人である管理人が、ここ3年半、1回も欠かさず連載のレビューを続けているという苦労に免じて許してやって下さい。 え?好きでやってるんだろって?その通りでございます...

さて、今週の蒼天、もとい、先週の蒼天は、色々な策が発動されてる感じが、いい雰囲気出してました。「策と策の連鎖反応」って感じでしたね。今回のレビューはそこらへんを中心に考察してみました。

今週は休載みたいですから、次回のレビューまでまだ時間はたっぷりあります。そんな訳で皆さんの感想も宜しくお願い致します。

No.11607 - 2005/01/10(Mon) 21:46:32

今週の蒼天<黒衣の山> / TATSU@管理人 [関東]
【STORY】

許猪が、蜀軍攻撃中止の様子を5人の男達に伝えていた。

戦場に響き渡る異音。愕きの表情を浮かべる張飛。後方に上がった狼煙(のろし)を凝視する趙雲と馬超。そして、蜀軍は撤退を開始したのである。−

許猪の話を聞いているのは、賈翊・張郤・郭准・蒋済・趙儼の5人であった。蜀軍の突然の攻撃中止は、賈翊・張郤・郭准の3軍が迫っているのを察知されたからではなかったのか。と、賈翊が意外そうに呟いた。
撤退は、敵軍に異変が起きたことに因ることが5人には分かった。しかし、猛進する張飛を止めるほどの異変が何かであるかは誰にも分からなかった。
「やっぱり、あの山に何かあるのかぁ。」
5人の話を聞いた許猪は、天蕩山の方角を振り返り、そう告げた。

6人から少し離れたところに魏王は佇んでいた。
夕日が天蕩山の背後に沈もうとしていた。
黒く浮かび上がる山を睨みながら、曹操は劉備の名を呟いていた。

          **************

「大将ーッ」
張飛は憤怒に顔を紅潮させ、大声をあげていた。

『 劉備の身に非常事態発生 』 。それを意味する軍楽も狼煙も、全て嘘であった。
騙してすまねえ、と詫びる劉備。しかし、詫びることはない、と横に侍る諸葛亮がそれを制していた。聞き捨てならない、というように唸る張飛。諸葛亮は冷ややかに告げた。

「法正殿が倒れ、作戦を全面変更。そういう報では、あなた すぐには戻ってこないでしょう?」

あったぼうじゃあ!と張飛は再び憤怒の叫びを上げた。奇襲軍は、あと一歩というところまで曹操に迫っていたからである。

その時、ふいに幕舎の外から声がした。
「あの砦には、張郤と、あと2つの軍が急行していた。」
外からの声は続いた。その3軍が魏王軍と合流すれば、敵数は3倍。乱戦になれば、更に4軍が集結した筈であり、張・趙・馬の3将の力をもってしても、曹操を討ち取れたかどうかは疑問である。

そう告げる外からの声に、入って喋りなさい。と諸葛亮は命じた。
黄忠であった。満身創痍の黄忠が幕舎に姿を現したのである。
思わず立ち上がった劉備に向かい、黄忠は曹操が主力4万を集結させ、東方10里を進軍していることを報告した。更に黄忠は、南鄭へ通じる魏軍補給道を破壊したことを告げた。残るは斜谷道だけであり、それを破壊すれば、魏軍は補給と帰路を失うこととなるのである。
全身傷だらけの黄忠は拱手して請願した。
「処罰の前に、その役を お与え願えませぬかッ」

控えなさい。と、諸葛亮はそれを拒否した。羽扇を掲げて、諸葛亮は冷たく告げた。
「求める勝利は、そんな一縷(いちる)の光明のごときものではない。」

なら聞かせろ!と張飛が諸葛亮の言葉に激昂して叫んだ。
諸葛亮に肉薄し、顔を近づけ、凄む張飛。
「おめえの策がもたらす勝ちは、どれだけでけえ?」

諸葛亮は張飛を睨み返し、やがておもむろに告げた。

「すくなくとも、曹操の首より、大。」

          ***************

曹操軍は夜の渓谷を進軍していた。

蜀軍は、漢水両岸の守備軍を残して、全て天蕩山に集結していた。なんと蜀軍は定軍山からも撤退しており、その動きは尋常とは言えなかった。賈翊は前を進む曹操にそれを報告していた。
「新生劉備だと?」
ふいに馬上の曹操は告げた。
「あれは突如豹変する人間ではない。」
曹操の言葉に、確かに劉備という男は変わりようのない人間かもしれない。と賈翊は思った。しかし、敵陣の激変は明確であった。

その時、荊州からの伝令が、進軍する曹操軍に駆け込んだ。
孟達が房陵に続き上庸の攻撃を開始しており、孟達軍には若き猛将率いる1軍が更に投入されていた。孟達軍は漢水沿いに攻め上がってきているのは明白であった。
−背後を窺がう一手はまだ続いているのか?−
賈翊は考えていた。あるいは、敵の狙いは長期戦にあるのかもしれず、そうなると関羽の参戦も充分有り得た。

そこまで考えた時、賈翊は前方を見つめて思わず息を呑んだ。
曹操軍の前に不気味な山が黒々と聳え立っていた。その不吉な陰影は、妖しい黒衣を纏(まと)っているかのようであった。

−この山を覆っておるのは、いったいなんだ!?−

賈翊は呆然と山を見つめた。ふいに蒋済が、賈翊の腕を掴んだ。震えながら、魏王(との)をお停めくだされ、と蒋済は賈翊に懇願した。
「この山から得るものは、一切なにもございません。」
蒋済は、歯を食い縛りながら断言した。

曹操は黒衣の山を見上げていた。
わずかに発していた劉備の匂いは、再び隠匿されていた。曹操は未だ姿を現さない劉備に語りかけた。

−何を望む!? 曹操といかに戦いたいのだ!?−

          ***************

暗い城塞の内部で、劉備が瞑想していた。
劉備は、法正の構築した城塞に拠り、諸葛亮の策に乗って往くつもりであった。
劉備は後送された法正に語りかけていた。
−成都で骨を休めた後は、また しこたまの策をひっさげ戻ってくるんだぜ。−
劉備は目を開け、洞窟のような廻りの空間を見上げた。

−法正、待ってるぜ。次の策は中原だ!−

「あ、来た。」
諸葛亮が声を上げた。洞窟内部の壁面から、外部を覗き見る割れ目があった。そこから外況を見ていた諸葛亮は、戸惑ったように続けた。

「来たみたいです。 でも...えっ!?」



【REVIEW】

●張・趙・馬3軍の一斉攻撃は、急停止どころか、撤退を行なっていました。
賈翊はその理由を「自分達の軍が迫ったのがバレたから。」と当初、思ったようですが、敵の内部の事情によるものだ、と魏軍の首脳陣は察知した模様です。
「“斥候が帰還しなかったので作戦変更”という程度の変事ではなさそうだ。」と賈翊は言ってました。ということは、賈翊も「法正の斥候が帰還しなかった」ことを知っているということで、そうなると、法正の放った斥候は悉(ことごと)く賈翊の諜報網に引っ掛かり、一網打尽にでもされたのでしょうか。前々回 管理人の述べた妄想は、妄想に過ぎませんでしたね。

●「やっぱり、あの山に何かあるのかあ。」
許猪が天蕩山を振りかえり、魏軍首脳陣と共に夕日の天蕩山を見つめていましたが、蒋済だけが背後を振り返り、何事かを考えてました。あれは何を見つめていたのでしょうか?何かの伏線っぽいように感じたのですが...。
その後に賈翊の腕を掴み、「この山から得るものは、一切何も無い。」と震えてましたが、そのシーンと何か関連はあるのでしょうか?

●「狼煙(のろし)と軍楽」。なんとそれは『劉備の身に非常事態発生』という合図でした。
だから、張・趙・馬3軍は急停止して引き返したのですね。某ゲームで言えば「本陣苦戦。至急来援せよ!」みたいなもんでしょうか(笑)。ところがなんと、それは「真っ赤な嘘」。
これは、張飛も激怒するでしょう。「前線に張・趙・馬を揃えるすげえ一手」は孔明による「偽(にせ)合図」によって中止されたみたいです。

なんで嘘までついて3将を撤退させたかと言えば「法正退場により作戦全面変更」となったから、そして偽の合図を使ったのは、そのまま伝えたのでは、張飛は帰って来ないから...。 張飛は「あったぼうじゃあ!!」って速攻で叫んでますから、「孔明の偽合図の必要性」は立証された訳ですが、張飛の怒りもわかるような気がします。
「作戦全面変更するから帰ってこい」命令と「もうちっとで曹操をぶち殺せた」状態。どちらかを選ぶとなると、管理人が張飛の立場でも、後者をとって攻撃続行したでしょう。

そもそも、「孔明による作戦変更」すなわち「法正策から孔明策へのシフト」は、法正が倒れたからには止む無しとは思えますが、「曹操を奇襲する蜀軍最強部隊を急停止」までする必要はあったんでしょうか? 「実は、法正の策が気に入らないから、急に停止させた。」なんてことを勘ぐりたくもなりますが、それじゃぁあんまりですから、「孔明の新しい策は張・趙・馬の3人の一人でも欠けたら遂行できないので、100%成功するとは確定できない奇襲は中止して、撤退させた。」みたいな感じでしょうか。今後展開される孔明の策次第では、納得できるかもしれません。

孔明の策がもたらす勝ちはどれでけ大きいのか?という張飛の質問に、「曹操の首より大」って断言してましたから、もしかして、「張・趙・馬3軍の奇襲による曹操の首級」なんてのは、孔明にとってプライオリティー低いんでしょうかね? 孔明の新策っていったいどれだけの成果があるんでしょう?「曹操の首級よりでかい成果」なんて存在するんでしょうか?
あ、でも赤壁で周瑜が...。

●黄忠は生きてました。やはり没年は史実に忠実になるみたいです。
全身傷だらけになってましたが、なんと「南鄭へ通じる敵の補給道」を潰してきたそうです。独りで潰してきたんでしょうか?凄まじい爺さんです。ところで”脇腹の傷”は平気なんでしょうか?

「残る斜谷道を潰せば、魏軍は補給と帰路を失うことになるので、それをやらせてくれ。」と黄忠は懇願しますが、孔明は「求める勝利は、そんな一縷(いちる)の光明のごときものではない。」と一蹴しました。
「補給と帰路を失わせる」のは良策のように感じますが「一縷の光明のごときもの」と断言しちゃう孔明はスゴイです。情け容赦無い感じします。
−そんな “か細い成果” を得てもしょうがない。−
自分の策による大勝利に絶大なる自信を持ってるんでしょうか?ここまで言い切れるのは大したものですが、また孔明の誇大妄想じゃないですよね〜。

●黄忠が蜀に齎(もた)らした報告。それは、
「あの砦には、張郤とあと2つの軍が急行していて、合流すれば敵数は3倍となっていた。乱戦になればさらに4軍が集結することになっており、そうなると張・趙・馬3軍の力をもってしても曹操を討ち取れたかどうかは疑問」というものでした。

つまり、孔明による張・趙・馬3軍の撤退は、結果オーライだったみたいです。張飛の言うほど曹操の首は「もうちっと」ではなかった訳ですね。魏王軍は6〜7倍程度に膨れ上がる予定だったのですから。
想像するに、魏王軍に賈翊・張郤・郭准の3軍が合流するのは、当初からの作戦だったのではないでしょうか。まぁ、張・趙・馬3軍が現れるのまでは予想していなかったにせよ、魏王軍に何かあったら駆け付けられるように追尾していたのかもしれません。「さらに4軍が集結」ってのは、曹洪・曹休・徐晃あたりの軍じゃないでしょうかね。

で、もしかしてもしかすると、孔明はその事を読んでいたのかもしれません。撤退理由は「作戦の全面変更」に加え「あの曹操が、1軍だけで敵を追跡する筈がない。」とか見抜いていたりして!

そうなるとまさに「裏の裏の読み合い」「策と策の交差」ってことになりますね。整理しますと、

1.魏軍は囮の輜重隊を組成して、それを蜀軍が襲うように仕向けた。
2.黄忠がそれに嵌(はま)ったが、いちはやく味方を帰還させた。
3.それも、魏軍の罠で、黄忠軍残党を追尾して、蜀の救援軍(趙雲軍)と合流するところを包囲した。
4.ところが趙雲軍は包囲網を脱出し、砦に退却しながらも執拗に魏王軍を攻撃した。
5.それも、魏軍の罠で、わざと引き込まれて、敵の砦を見つける予定であった。
6.だが、それは法正の罠で、砦に魏王軍を引き寄せ、張・趙・馬3軍にて魏王を襲撃する予定であった。
7.しかし、それは魏軍の罠で、砦の蜀軍が押し寄せた時点で、賈翊・張郤・郭准が合流し、乱戦となったところで更に4軍が合流し、蜀軍主力を潰滅させる予定であった。
8.だが、魏軍の意図を見抜いた孔明が、いちはやく張・趙・馬3軍を撤退させた。

こんな感じでしょうか? 7と8はあくまで管理人の推測ではありますが...。
魏軍の罠を法正は見抜いたが、法正が見抜くであろうことを魏軍は見抜き、魏軍が見抜くであろうことを孔明は見抜いた。という事ですね。ちょっと穿ち過ぎな考察でしょうか?

仮にそうだとすると、またもや孔明が全てを見抜いており、1番上をいく策を発動したという感もありますが、このくらいの神通力であれば許せます。なんたって新生孔明は「曹操の首より大きい成果」を狙ってるんで、そのくらいは当然。って感じでしょうか。

●「孟達が房陵に続き上庸を攻撃!若き猛将率いる一軍が更に投入されたとの事!」
“若き猛将”ってのが気になります。 関平のことでしょうか? 他に荊州方面に配置された若き蜀将っていましたっけ?

●「何を望む!? 曹操といかに戦いたいのだ!?」
本当にその通りですね。劉備軍は何をしようとしているのでしょう?
賈翊の発言によると、蜀軍は、一部の守備軍を除いて全て天蕩山に集結してるとのことです。あの定軍山さえ捨てて...。これは法正の策から孔明の策に「全面変更」したことによる軍の配置転換なんでしょうが、その意図は何なのでしょう?

そして謎の天蕩山。あの異様な形は本当に山なんでしょうか?劉備は「ここからは、おめえが作ってくれた城塞に拠り」って言ってましたから、実は城塞なんでしょうか?城塞にしては、でか過ぎますよね〜。もしかして山をそのまま全部城塞に作り変えたんでしょうか? 

黒衣を纏(まと)った謎の山、次回はその全貌が明らかになるんでしょうか?楽しみであります。

●孔明が変なところに居ました。
劉備がいる洞窟のようなところに、更に穴が掘ってあり、そこの穴の中に立って外を見てましたね。天蕩山、いや法正の作った城塞って、不思議な構造になってるみたいです。それともあの穴は孔明が掘ったんでしょうか? もしかして孔明の意図する策って篭城!?

その孔明の最後の台詞も謎です。
「来たみたいです。でも...えっ!?」
孔明は何に驚いたんでしょう?現れた魏軍を見て驚いたのは確かみたいですが...。
賈翊が急に頭巾をとったんでしょうか?(笑)

●次回は何と 『 表紙&巻頭カラー 』 で登場!
うっわ〜!蒼天が表紙になるのは、赤壁編終了後の再開以来ですよね!増してや巻頭カラーになるなんて、もう記憶に無いほど久しぶりです!! これはガセネタを流したモーニングのお詫びの意味もあるのでしょうか!?(笑)
あ、考えてみれば、今回で単行本33巻収録分が終わりなんですよね。次回カラーは単行本34巻の冒頭カラーと連動してる訳です。

何はともあれ、連載派の皆さん!次回のモーニングは必見でございますぞ!!!

No.11608 - 2005/01/10(Mon) 22:36:20

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / 鳳卵 [東北]
 こちらでの書き込みは初めてとなります、鳳雛先生の弟子、鳳卵と申します。よろしくお願いいたします。

 こちらのページにたどり着いたのはほんの数ヶ月前ですが、3年半もこのレベルの活動を続けていらっしゃることに、敬意を表します。素晴らしい継続力ですね。

 さて、これまでチョロチョロと顔見世だけしてきた孔明が、いよいよ本領を発揮してくるようですね。最後のオドロキ顔が気になりますが(笑)

>賈翊・張郤・郭准・蒋済・趙儼の5人であった
 あ、あれ趙儼だったんですね。顔を忘れてたので、誰だろうと思ってしまいました。

>“若き猛将”ってのが気になります。 関平のことでしょうか?
 蒼天航路ではまだ出てきてませんでしたが、恐らく劉封のことだと思います。
 劉公徳という線は…まぁ、ないだろうな(笑)

 黄忠は大したものですね。この人は養生してるより戦ってる方が体調が良くなるみたいです。

>「曹操の首級よりでかい成果」なんて存在するんでしょうか?
 僕も読んでて、疑問に思ったところです。
 ただ、もしかしたら、孔明の策は“曹操を生かしておくこと”が条件なのかもしれません。現時点で曹操が死んだら、魏軍はから総撤退してしまう可能性が高い。
 “陸の孤島・漢中”に魏軍を封じ込めていること、それ自体が大きな成果と考えているのかもしれません。

 さて、史実に従えば、この漢中戦において、1人の武将が曹操軍から劉備軍に投降し、その後長く、蜀軍の中心人物として活躍します。
 その名は王平、字は子均。
 なにしろ孔明死後、漢中守備を一手に引き受けた人物だけに、その意義は大きいハズなので、蒼天航路でもしっかりと描いて欲しいところです。
 でも、張郤の投降さえ描かなかったことだし、あんまり期待できないかな。

 それでは、次回モーニングを楽しみに待ちましょう!

No.11609 - 2005/01/11(Tue) 00:26:40

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / てら [近畿]
お久しぶりです、てらです。
今回の蒼天はいつもより更に次回が気になる引っ張り方!とか思いました(笑)
天蕩山どうしちゃったのさ。
「でも…えっ!?」って何なのさ!
しかも次号休みかい!くそう、気になる・・・
でも次回の蒼天は表紙&カラーとの事で、むっちゃ楽しみです。
楽しみなだけに更に待ち遠しいですが;^^
私は蒼天は最初単行本だけで読んでて、モーニングで読み始めたのは割と最近なのでカラーの蒼天は読んでても、蒼天がモーニングの表紙を飾ってるのはクロニクル以外で見た事無いんです。
なのでニヤけながら蒼天表紙のモーニングを取る事でしょう(イヤな客)
もう今からニヤけて待ちます。

あと、今更この話題に触れるのも微妙かもしれませんが昨年の「年内完結」先刻が不発で終わってほっとしております。
荊州争奪戦も見れるでしょうか。
満足の出来る最後に向けて蒼天がゆったりと連載される事を(変な表現…)心より願います。
個人的な感想ですが、最近展開が何か「最終章」チックに感じてしまうのでちょっと寂しいです;
何か最後イヤなテンションですみません;
失礼しました。

No.11610 - 2005/01/11(Tue) 00:55:24

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / Homicide
自分も、孟達とセットで「若き猛将」といったら、真っ先に頭に浮かんだのは劉封でした。今まで蒼天には登場してきてないので、出番はないかと思っていたのですが。あと、関羽配下の周倉も、演義に出てくるフィクションキャラですけど、蒼天には登場していませんが。

あと、「何かを感知している」蒋済には、非常に興味を感じました。カクカが北方の烏人間(名前失念)を相手にした時のような、超能力じみたサムシングは、同席する郭准が「計算」という、極めて理詰めで実務的な能力を持つのと対比もあって、いい描かれ方だと思います。

管理人様が整理してくれた1〜8。まさに「裏の裏の読み合い」「策と策の交差」ですね。今回、自分は、ここに照らし合わせると、法正の「斥候が帰還しない」の意味が浮き彫りになってくるような気がしました。

法正は、1手を考え、それに対し、魏軍が10手を考えてきたら、それに対する100手を考えて、対応してきました。つまり、1〜8の数字が1つ進む度に、考え付いた策のうちの99手が、実行されてない、ということになります。
法正が関わったのは、これの「6」までで、そのうち、蜀軍の動きは2,4,6の3つ。この3手の裏で、思いついたけど使われなかった策は、ごく単純に、そして、強引に算出するならば、99策の3乗の数!ということになります。
いくら法正が名軍師と言えども、夢と現の境なく、策を練ったとしても、もはや1個人で行うに可能な範囲を越えていたのではないでしょうか。で、法正にとって、そのレッドゾーンを越えてしまったのが、「6」なのではないか、と。
黄忠の軍律違反に臨機応変に対応し、6までは辿り付いた。しかし、魏軍には、7の手があった。法正も、そこに気がついた。しかし…7の手に対応する、99の4乗めに突入する策が、法正には…思いつかなかった!

いささか喩えが深読みしすぎかもしれませんが、法正にとっては「斥候(=策)が戻って来ない(=思いつかない)」ということだったのかな?と、個人的には感じたんです。
勿論、法正には、策を作るという気持ちはある。だから、最後にも「ただちに修正策を…」と言って筆を取り、そのまま血を吐いてしまったわけですが、そこが法正の限界だったんじゃないかな、と。
でも、そうだとしても、法正は、本当によくやった。劉備が「おめえは本当に良くやった」と言っていた通り、本当によくやったと思います。
ところが、それらのすべてを見越していたのが、孔明だった、と。おそらくは、「法正は『6』までは行く。でもそこから先には、法正は進めない。そこから先が自分の出番」と、そこまでわかっていたから、法正が血を吐いたのと同時期に「お呼びですか?」の言が出たのではないかと。

何より、蒼天において、法正は1個の人間として、描かれていましたが、孔明は、人を超えた存在、超能力者的な描かれ方をしています。でも、ここまで「裏の裏の読み合い」「策と策の交差」がもつれた糸のようになってくると、超能力者でもなければ、対応できないだろう、という気がしてきます。

No.11611 - 2005/01/11(Tue) 09:54:28

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / 岳飛
諸葛亮や曹操の名は世界規模ですもんね……

曹操の首よりも大きい成果は漢中王の宣言だと思ったのですが。
太子までが決まっている魏という国を相手には例え曹操の首を取っても劉備は対等にはなれない。
天下三分の時のように宣言をすることによって勝利を得るのではないでしょうか。
若き猛将は私も劉封かと。

No.11612 - 2005/01/11(Tue) 17:09:53

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / 5050 [東北]
曹操の首より大なる戦果…
これは蒋済の見ている方向や劉備の最後の「次の策は中原」発言などからして関羽の中原侵攻のことではないでしょうか。上庸には孟達と若き猛将(私は寥化かと思います。)が侵攻したのみで実際関羽自身は動いていませんし、その上庸への侵攻自体が陽動、曹操を漢中に留めておいて関羽で中原を獲る。しかし関羽の中原侵攻の体制が整わないうちに曹操をCENSOREDしまうと、魏軍は曹洪の言う通り、将が討たれてもその下はなかなか崩れませんし、仮にそれで漢中をとれたとしても魏の中枢である許都やギョウには遠く及ばず、結果として曹操のわがまま(って言うと身もフタもないですけど)によって崩れた態勢を整えさせてしまうのではないかと。あのメンバーならみんな報復の鬼・甘寧みたいになって手痛い反撃をくらうなんてこともありそうですし。…などと妄想してます。

あとじーさんがやっと帰ってきました。嬉しいです。しかも補給線を一つ潰すという手柄を立てて…なのにあの三つ編みはぁっっ(泣)!!そこまで言うこともないだろーに。そんなこんなで再来週の表紙&巻頭カラーを待ちたいと思います。

No.11613 - 2005/01/11(Tue) 21:03:37

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / kazz [東北]
お久しぶりです。kazzでございます。TATSU様、他皆様、今年もよろしくお願いいたします。
といった感じで張角アイコン(笑。

「策と策の交差」面白いですね。こういうふうにまとめていただくと、実に解りやすいですし。裏が見えてくる感じ。

で、諸葛亮の「曹操の首より大」発言。
私も5050様のご意見に賛成でやんす。
つまりは中原での作戦進行のため。
劉備はエサってわけですね。匂わせて惹きつけておいて・・・ってやつ。曹操自身も結構食いついちゃってるご様子。
いや、読んだ直後はまたぞろ諸葛亮の曹操コンプレックスか?とも思ったんですけどね。今の蜀の立場にたって現実的に考えて、曹操の首より上のものって?
やっぱり国事規模の展開なんじゃ?と思ったわけです。

と、ここまで考えると必然的に繋がってくるのが彼です。妖怪孔明と縁深き臭い人。
いやぁ、正直個人的にはすごく嫌な展開です。
でも、そう考えると孔明の
『魏王・曹 孟徳様。おもてなしの用意が調いましたよ。』発言や、法正の退場の際まるで“未来をよんでいたかのように”その場に現れたことなど、私個人の妄想内でイロイロ辻褄があっちゃいまして(笑。

兎にも角にも、次回に期待ッッ!!

No.11614 - 2005/01/11(Tue) 23:29:43

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / hiro参
「一縷の光明のごときもの」っていうのは「作戦の成功率」を意味しているのではないでしょうか。補給と帰路を失うことの重大性は魏軍も承知しているはずですし、それに対する備えもしているでしょう。そこに攻撃を仕掛けても成功の可能性は低い、と孔明は見たのだと思います。

「自分の求める勝利は、そのような成功率の低い作戦にすがって得られるものではない」

 孔明のあの表情は、自身の策による勝利への自信というより、戦いに対する覚悟のように自分には感じられました。

No.11615 - 2005/01/12(Wed) 00:41:07

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / 英英 [北海道]
前回のアルペンホルン&狼煙の謎。
⇒劉備(孔明)はオオカミ少年だった。

騙された張飛の顔こわいって…。
馬超・趙雲はさすがに冷静だけど心中までは測れない。
きっと必死に一目散に駆けつけたんでしょうねえ。孔明もよりによって「劉備非常事態」警報発令とは人が悪い。
でも軍師孔明は結構普通で安心しました。(玄徳様と2人の時は口調が昔のままですが)
張飛に怒鳴られ睨まれ、表情を変えないのはさすが。マトモな服装をしてチャラチャラした雰囲気も影を潜め…でも元変態だと知ってる読者としては、正統派の真面目な軍師には見えずなんか微妙な凄みを感じます。
関係ないですが、欄外の人物紹介の張飛の顔は漢中戦ずっとあの顔なんでしょうかね(笑)。

老将軍がさらりと物凄いこと言ってますよね!
えっ!?糧道を潰したの!?だって爺様あなた単騎じゃ……真の三国無双よ!
「あの砦には、張郤と、あと2つの軍が急行していた」って、三つの軍の動向をどーして1人でキャッチできたのかも謎です。迷子の斥候でも拾ったんでしょうか。

賈クもさらりと言ってますが、法正の斥候を本当に止めてたとは…結構びっくりでした。ことごとく斥候を封じるなんて、そんなことができるんですね。でも法正が暗黒軍師の暗黒の策に神経をすり減らしたようでなんだかなあです。


蒋済だけが背後を振り返ってる場面。
魏王達が見つめる方角は夕日つまり西ですから、蒋済は東を見てるわけです。漢中の東にあるのは荊州・揚州、関羽や孫権の動向を推し測ってるのではないかと思いました。
また後の方で震えながら必死に賈クに訴えてる場面は、ちょうど荊州方面の戦況が伝えられたとこですし。
実は蒋済は霊感が強かった!なんてオチじゃないことを願います(笑)

得体の知れない黒衣の要塞へ夜襲とは物好きな年寄りめ(笑)
関さんが「禁を犯せるほど兵法に通じておるのが曹操」と褒めてた(?)のを思い出しましたが、危ないよ魏王〜。なんか危機迫る感じだよ〜。蒋済が妖気を感じて震えてるよ〜(違)。「この山から得るものは、一切なにもございません」と断言されるといっそう気になります。黒衣の山を鶏肋に例えたら怒鳴られそうです。


「作戦全面変更」という孔明の発言も気になります。
(今回の感想、「気になる」ばかりですみません)
しかも目指す戦果は「曹操の首よりは上」。これは曹操曰く「この首より価値ある領土と考えるか分からん」の答えになるんでしょうか。(価値ある領土が漢中だけなのか中原を指すのか迷いますが。) 
今の魏国は曹操1人を討ったところで傾きはしない。政治機構は安定してるし後継者は有能だし兵は強い。だから曹操の首には実益が無い。
黒髪孔明は曹操の命には執着してないのかも。意外だ…
これは曹操を討ち獲る戦いではない。
とすれば、私も岳飛さん同様

  漢中王・劉備!!

劉備の国。これならば曹操の命より実益があるはずです。
「曹操が王ならあなたも王、でしょ?」「2年もあればなれますよ」と言ってた頃から策を練っていたのだろうと思います。

が、どーしても気になる「作戦全面変更」発言。なぜ全面変更する必要があるんでしょうか。孔明の言葉には法正の戦略方針を継続するつもりがないように感じられます。
劉備曰く、「法正、待ってるぜ。次の策は中原だ!」
じゃあ今までの戦いは中原獲得が目標ではなかったとでも?そんなはずはありません。法正が漢中戦の口火を切った時、「中華の北斗七星、劉 玄徳!!これより天下を獲りにでかけるぜ!!!」と宣言してました。劉備・法正・孔明は長期戦に耐えうる策を重ねており、中原獲得をも見据えてた印象があります。
将軍達はまだ気づいてないが実は法正の退場は策を変更しなければならないほどの大打撃ってことなんでしょうか。
孔明は法正の戦略が気に入らなくて変更するわけじゃなく、「仕方あるまい。あれは法正あっての策じゃ」って感じ?最終目標を修正せざるを得なくなった、だから作戦も全面変更。

 法正健在なれば“目指せ中原!獲るぞ中原!”
 でも軍事の天才が倒れた当面は“三分鼎立”
 そして法正が復活すれば“獲るぞ中原☆リターン”

おお〜っ劉備が天下を獲るためには法正がどーしても必要だった!みたいな妄想ができあがりました(笑)。
カムバック法正!
キリリク法正も楽しみにしてます。


>「補給と帰路を失わせる」のは良策のように感じますが「一縷の光明のごときもの」と断言しちゃう孔明はスゴイです。情け容赦無い感じします。

同感です。孔明だって兵站重視の策を提示してたくせに〜。
孔明の発言は冷たいと思いつつ、別の見方もできます。
法正が倒れた今、小国の渾身をいっそう振り絞らねばならない戦で、そんな目先の戦功に満足するな!とか言いたいのかもしれません。そして大局を見ることのできる人材が蜀には少ないんだなと不意に実感いたしました。

>孔明の最後の台詞も謎です。
>「来たみたいです。でも...えっ!?」

曹操自ら軍を率いてやってきたのが意外だった…というわけではないのかな?
確かに頭巾を取った賈クの頭が灯明のように輝いてたら驚きそうです(笑)。
曹操が奇妙な蜂除け対策をしてたり、蒋済が悪霊退散のお札を掲げてたり、徐晃軍が全員裸だったり、という理由ではなさそうですが。

No.11616 - 2005/01/12(Wed) 12:29:08

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / SMILE [近畿]
やはり孔明は法正の策を全面変更してきましたね。
孔明は魏軍に援軍が来ていたこと本当に気づいてたんでしょうか?私にはどうしても蒼天孔明は法正に気を使うような性格ではないように思ってしまうので魏軍に援軍が無くとも撤退命令を出していたのではないかと思ったりします。結果オーライっぽいです。

>「来たみたいです。でも...えっ!?」

魏軍が撤退もしくは最小限の兵力しか近づけなかったとかではないかな〜とか思ったりしたのですが…そうなると策は不発に終わる?そして黄忠大活躍とか…どうでしょう

何にしろ次回が気になります!

No.11617 - 2005/01/12(Wed) 17:54:29

Re: 今週の蒼天<黒衣の山> / つね [関東]
杜畿は大丈夫だったのかな。魏陣営の誰も気にしてないので無事だったと思いますが。

1.魏軍の不審
2.作戦前面変更
3.天蕩山

 荊州方面の若き猛将。今まで現れていませんが、劉封のような気がします。実は最初、モーニングを立ち読みしたときは私も関平かと思ったのですが、管理人さんのReviewを読んでいるときに劉封が思い浮かびました。ひねくれているので。でも今後の展開も考えると劉封でしょう。

 諸葛亮はどうも鮮烈デビューが、私の中でトラウマになっています。今でも胡散臭いんですよね。この後、魏諷の乱 → 曹操撤退 → 「私は20年前に既にこの日のことを予見していたのです。」なんてことにはならないよう願います。

No.11618 - 2005/01/17(Mon) 00:28:29
新春イラ 2連発!! / TATSU@管理人 [関東]
皆さん、明けましておめでとうございます。
ガセネタではありましたが、昨年で終了する筈だった蒼天航路。今年も楽しめることができて幸せです。

さて、「年末年始の休暇で描く」と宣言したキリイラが完成しました。
胡音さんお待たせしました。新春スズメ蜂でございます。TOPと描画考「MY GALLERY」にUPしましたので、右クリックしてお持ち帰り下さい。

そして、ついでにもう1枚! 楽進の「名」を授かった赤ん坊、未来のラガー・進(しん)君にイラストを捧げます。小娘さん、「MY GALLERY」に置いてありますので、ご笑納下さい。
あと藤次郎さんのリクエスト「法正」も鋭意作成中でございます。もう暫らくお待ち下さいませ。

それでは皆様、本年もTATSU 並びに「蒼天考」を宜しくお願い申し上げます。

No.11595 - 2005/01/01(Sat) 07:48:53

Re: 新春イラ 2連発!! / 英英 [北海道]
かっこいいーっ!!(@▽@)
TOPの趙子龍から溢れんばかりのオーラを感じまして、しばし見つめ合っておりました(勘違い)。
皺のある現在の趙雲も充分に若々しい、というコメントに同感です。
“永遠の若人”という称号はただ見た目の年齢によらず。
それにしても趙雲カッコイイ…!
このポーズ、この表情、この覇気、この甲冑!
一身是胆なり。
ますます漢中戦での活躍に期待しちゃいます。曹操と許楮と張郤は対面済みですが、他の魏将達にも「おおっ!これが噂の趙子龍か!」と剋目してほしいです。というか趙雲を見せびらかしたい(笑)

>「進と楽進」
この“微笑む楽進”、“引かずの楽進”以上によろめいてしまいます。
小娘様、遅ればせながら無事のご出産おめでとうございます。
楽進の祝福で、すくすく成長されますように。

初夢に出てきたらいいなあ…♪と期待して(笑)、夜遅くなってから何度もこちらにお邪魔しておりました。
これからも「蒼天航路」と「蒼天考」を楽しみにしていますよ。
皆様、本年もよろしくお願いいたします。

No.11596 - 2005/01/02(Sun) 00:23:41

Re: 新春イラ 2連発!! / shin [九州]
TATSUさま、皆さま、新年あけましておめでとうごさいます。shinです。

TATSUさまキリイラUPお疲れさまです。新年早々TATSUさまのイラみれて幸せです〜(^O^)いつもながら、とても細かく丁寧なイラ、脱帽です!!私もこれくらい上手い絵がかけたらな〜(T_T

『永遠の若人』趙雲!!英英さまの仰るとおり、オーラでてます(^o^;実は、この777,777のキリ番は私にとって、結構思いで深いキリ番になってます。何故かというと、当時私はこのサイトをみつけてから結構たっていたのですが、まだ一回も書き込んだりしたことがなく、皆様の考察をみてるだけでした。しかし、いっつも書き込みたくてうずうずしていたので、一念発起して「よし!!次のキリ番踏めたら書き込もう!!」って思ってたんです(^O^)
で、踏めたらなにリクエストしようかなぁって既に考えていて(バカ)、私も趙雲にしようと思ってたんですよね。結局踏めなかったのですが、胡音さまのリクエストみたとき、「我が意を得たり」といううれしい気持ちと「先をこされたぁ…」という悔しい気持ちになったことを覚えています(笑)しかも、踏めたら書き込もうって決めていたのに、(リクエストしようとしていた)趙雲がでたからいいや〜と思い、書き込むきっかけを与えてくれたキリ番でもあるんですよ〜(*^o^*)ほとんど(全て?)言い掛かり的な縁なのですが、かなり思い出深いです。

「進と楽進」
何回も言ってるような気もしますが、改めて、小娘さまご出産おめでとうございます。
「ズンッ」の楽進もかっこよくて好きですが、こういうやさしそうな楽進もいいですね〜(^O^)こんな父親いたらかなりうらやましいです(笑)実は、僭越ながら私もBBSのほうにお祝いイラを描かせていただいたのですが、このイラ見たあと自分のを見たら、自分のが下手すぎて泣けてきました(笑)本当は私の描いた樂進ももうちょっと下に赤ちゃん抱いてます(嘘)あ〜恥ずかしい(なら描くなっての)笑


蒼天航路があとどのくらい続くかわかりませんが、これからも「蒼天考」ともども楽しみにしていますので、TATSUさま、皆さま、今年もどうかよろしくお願いいたします。

No.11597 - 2005/01/02(Sun) 05:18:04

Re: 新春イラ 2連発!! / しん [沖縄]
管理人様・皆さま、新年あけましておめでとうごさいます。

>昨年で終了する筈だった蒼天航路。今年も楽しめることができて幸せです。
激しく同意です!

>「進と楽進」
小娘様、あらためまして、ご出産おめでとうございます。
子供の名前に三国志キャラから付けられるっていいですね!
「しん」繋がり(強引)といたしましては、嬉しい限りです。
実は私の子供が生まれる前も、蒼天航路(or三国志)からなんか良い名前が無いかな〜・・とか考えてましたが、早い段階で子供は女の子という事が判明致しまして、女性だと「卞夫人」とか「貂蝉」とか「汎」とか「鄒氏」とか、モデルにするとみんな問題あり、却下したほろ苦い記憶があります。(個性的なのは間違いないのですが・・)

ともあれ、素敵な絵で祝福できる管理人さまやshinさま、また祝福される進くんが羨ましい限りです。

なんか「新春イラ」のレスから全くずれててスミマセン。
今年もよろしくお願いいたします。

No.11598 - 2005/01/03(Mon) 02:15:56

Re: 新春イラ 2連発!! / 小娘 [関東]
管理人のTATSU様&皆さま、新年あけましておめでとうごさいます。

蒼天航路が今年も楽しめることができてホントに良かったです!

☆「進と楽進」につきましてはお忙しい中ありがとうございます!蒼天からズレていまい恐縮だったのですが、やはり描いていただいたらヨロコビがじわーんとこみ上げてきました(^^)名前を「進」にして間違いなかったです!足が大きいのできっと大きい子になるハズです。

>小娘様、あらためまして、ご出産おめでとうございます。子供の名前に三国志キャラから付けられるっていいですね!「しん」繋がり(強引)といたしましては、嬉しい限りです。

しん様、ありがとうございます☆同じ「しん」繋がり、光栄ですワ(^^)Yそうなんです、女性キャラだとある意味個性が強く、波乱の人生を歩んでいる人たちばかりなので困惑していたのですが、男の子でよかったです☆

とにもかくにも管理人さまやshinさまの素敵なイラストで祝っていただき2005年も良い年になりそうです!それにしても楽進に抱いてもらえた進が羨ましいィ−!髪の逆立ち具合がイイ感じです。正直似てます。

すっかり蒼天の話題からズレてしまってスミマセン。蒼天とこのサイトがより盛り上がっていくことを願っております。
今年もよろしくお願いいたします。

No.11599 - 2005/01/03(Mon) 22:34:38

Re: 新春イラ 2連発!! / 胡音 [関東]
明けましておめでとうございます。
Wow! 見惚れてしまいました。管理人さまの画力に脱帽です。
レスが遅くなり申し訳ありません。
休暇から戻って蒼天考を訪ねたら趙雲がお出迎え。
しかも元旦にUPされていたのですね。新年早々こんな武人に
迎えられるなんて嬉しい一年の幕開けです。
>額の皺が目立つ現在の趙雲も、充分若々しい・・・
どの年代の趙雲を描いて頂けるのだろう?と楽しみにしていましたが、
長坂の頃よりもむしろ現趙雲を描いて下さった事で一訪問者の意をも
きちんと汲んで下さったのだなあ、と感激もひとしお。
有難うございました。

進と楽進、とても微笑ましくて楽進の魅力満載。
小娘さま、遅ればせながらご出産おめでとうございます。
素敵なエピソードですね。

昨年中は年内完結情報に翻弄されましたが、漢中戦では
スズメ蜂将軍の超人的な活躍が見られるし、2005年は
引続き蒼天を楽しめそうで何よりです。
それにしてもスズメ蜂の巣を見つけたら、突付きたいという
危険な衝動に駆られそう・・・

今年の蒼天考も楽しみにしています。

P.S.
>何か弦楽器をやられるのでしょうか?
弾き始めた頃は知名度低かったのですが、近頃は流行り(?)の
中国楽器です。しかし慢性的な練習不足の為、このままでは
出入禁止か最悪打首を言い渡されそう・・・と懸念しております。
練習しなければ。私事ですいません。

No.11602 - 2005/01/05(Wed) 22:58:17

Re: 新春イラ 2連発!! / 侠客 [東北]
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 去年は結局終わらなかった蒼天。ますます白熱しています。でももうすぐ終わり……失礼、縁起でもないことを(って去年の挨拶もこんなこと喋ったっけな……)。

 イラストですが、思わず持ちかえってしまいそうに……あ、やめろ、俺の右中指! ボタンを押すでない!(笑) 
 
 あ、そうだ!
 これからもサイトを続けていくなら、新春トップイラストは、その年の干支にちなんだ蒼天キャラ、ってのはどうでしょう?(笑)
 となると、こんな感じになるのかなあ。
 
 丑:雷緒
 寅:仁
 辰:呂布
 申:袁術
 戌:朕
 亥:張飛

 うーむ、いまいち……(苦笑)。

No.11604 - 2005/01/07(Fri) 22:45:52

Re: 新春イラ 2連発!! / TATSU@管理人 [関東]
小娘さん、胡音さん、喜んで頂けたみたいで何よりです。
そして英英さん、shinさん、しんさん、侠客さん、感想ありがとうございます。
皆さんの書き込みが管理人のやる気を支えている、と言っても過言ではございません!

ちなみに次回作の法正も、構図はできております。筆と巻物を掲げて前方を見据える感じで描きたいと思います。
完成の折には、また感想を聞かせて頂ければ嬉しいです。

No.11606 - 2005/01/10(Mon) 21:42:51
今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / TATSU@管理人 [関東]
どうもです。2週間ぶりです。今年もあと僅かとなりましたね。
振り返ってみれば、管理人にとって今年は、職場が変わり、部下を持つ等々と色々と印象深い年でありました。

さて、物議を醸した今年8月の「年内完結宣言」。宣言通りであれば、今回が蒼天航路・最終回となった訳です。実際、最終回には程遠い展開となっておりますが。

ちッ。モーニング編集部め〜、慌てさせおって〜。 これだけ蒼天ファンを翻弄しておいて、何の詫びも無いのかあ!と叫びたいところですが、連載が続いたという喜びに免じて許すことにしましょう(笑)

No.11568 - 2004/12/26(Sun) 01:06:46

今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / TATSU@管理人 [関東]
【STORY】

昏倒した軍師は、担架に乗せられ本営を去った。
法正、字を孝直。この翌年逝去。 時に45歳であった。

          ***************

魏王は、敵将を睨んでいた。
去ってゆく蜀軍の殿(しんがり)に、剣を構えて立ちはだかる趙雲がいた。
やがて、趙雲は馬首を返すと、自軍の後を追って去った。
蜀軍は、出現しては消え、魏王軍を執拗に刺激する戦法をとっていたのである。

その動きを蜂に擬(なぞら)える許猪に、退治は無理か。と思わず魏王は尋ねていた。許猪は驚いた。魏軍は、わざと引き込まれて敵の巣を見つける作戦をとっていたからである。許猪の“巣”という例えに魏王は強く反応した。許猪は気づいた。殿は蜂が苦手なのではないかと。

去ってゆく蜀軍の彼方に敵の砦が出現した。
何か怪しい。と口にする許猪。一度突(つつ)いて探りを入れましょうか?と尋ねる馮楷の言葉に、曹操は蜂の巣を突くような不穏なものを感じた。砦の攻略を逡巡する曹操。
「蜂の動きから見て、多分ここは肝心かなめの所だあ。」
許猪が、砦を睨みながら告げた。
「巣から何が出てこようと、とにかくこの狭い所を、さっさと出ねえと危ないぞお。」

          ***************

「見事なのは、遭遇の位置さえ読み切った法正だ。」
砦で出迎えた張翼に、馬上の趙雲が告げていた。法正は、黄忠が起こした不慮の事態を妙計に仕立てていたのである。張翼は、法正の策に従い、手筈は全て整えたと告げた。閉じゆく砦の扉から、魏王軍を振りかえり、趙雲は呟いた。

−王手! ここからは個の武だ!−

          ***************

“丑寅の砦”の扉が閉じた。
それを見つめる魏王軍。曹操は砦の後ろに聳(そび)える山に気づいた。方角からして天蕩山以外には無かったが、霧に霞むその形は、天蕩山のそれでは無かった。
その時、砦の柵が音をたてて倒れた。現れたのは臨戦態勢を整えた趙雲軍であった。趙雲は合図をするかのように矛を振り回した。砦の両脇の丘陵上に軍勢が出現した。許猪が叫んだ。
「鷹に蜂に猪!一度には無理だあーッ!」
丘陵に現れたのは、張飛軍と馬超軍であった。
「案ずるな!」
魏王は剣を抜きながら叫んだ。
「俺がいる!」

趙雲軍が、張飛軍が、馬超軍が、馬蹄の音を轟かせて突撃を開始した。狙うは魏王の首一つ。
「どいつもこいつも曹操が標的だ!」
魏王が鋭く叫んだ。すかさず許猪率いる親衛隊が魏王を取り囲んだ。

その時、戦場に大音が響き渡り、蜀軍が急停止した。
−ついに現れたか!?−
砦の背後を凝視して魏王は独白した。
−砦の向こうか 劉備!!−
山影から狼煙(のろし)が上がっていた。魏王は考えていた。

−だが、この大音。その狼煙は何を意味する!?  なぜ攻撃を止める!?−



【REVIEW】

●法正。担架に乗せられ退場していきました。残念です。
実は、孔明にバトンタッチしたと見せかけ、病気をおして幕営に現れ、劉備にとっておきの秘策を献じて再び倒れる。とかいうシーンを密かに期待してたんですが、今回のナレーションからすると、もう登場シーンは無さそうです。ガックリです。
唯一の救いは、以前法正が呟いた「あの軍事の大才と渡り合う態勢は、仕上げの段階入ってございまする。」という台詞です。法正は、曹操と互角に渡り合う態勢を仕上げ、万全の策を遺し、退場していったと信じたいです。今週の“丑寅の砦”策も法正の遺作だったようですし...。

簡雍は担架に駆け寄り、横たわる法正の脇に筆を置いてましたね。これは法正が“百策”を記した筆なんでしょうか。楽進の病床には、“傷だらけの甲冑と槍と剣”が立てかけてあったように、法正の枕元にはこの“笹くれだった筆”が置かれていて欲しいです。 合掌。

●「急にちくーッ。」
一瞬ですが、許猪が何を言ってるか戸惑いました。擬音だったのですね。ちくーッはカタカナにしたほうが良かったような...。

●「ええ?退治いー?わざと引き込まれて巣をみつけるんじゃなかったのお?」
魏王は趙雲軍を泳がせて敵の拠点を発見しようとしていた模様です。多分、黄忠奇襲軍を追尾した時から、それが目的だったのではないでしょうか。ところが、泳がせていた筈の敵軍を「退治は無理か?」と魏王は思わず尋ねました。それは、許猪が敵を蜂に例えたから。そして敵が蜂のような攻撃法をとったから、ですね。即ち、魏王におかれましては、蜂が大の苦手だった模様です。
蒼天航路連載10年・曹操、齢(よわい)65にして初めて苦手なものが判明しました〜(笑)。

先週のレビューのレスに、こういう投稿が有りました。
『 印象に残ったのは趙雲に襲われてる時の曹操の表情でした。予期せぬ遭遇だったにせよ今まであんなに怯えたような顔してる曹操が記憶になかったので歳をとったのかなぁ?とか思っちゃいました。呂布の一撃を受け止めた時もあんなに涼しげな顔をしていたし、馬超が問いに答えずただ曹操の命を狙ってきた時も怯えた顔には見えなかったし・・・』
答えは、『 蜂が苦手だったから 』 。

そー言えば、許猪が最初に趙雲をズズメ蜂に例えた時、「何!?スズメ...」って激しく反応してましたよね。あれは、“蜂”という例えが出て、焦ったんでしょうね。

●「シィーッ! 敵に知られて策に使われたらどうする? 暗殺の道具とか!」
魏王、かなり動揺してる模様です。蜂を使う策なんてあるんでしょうか?巣を敵陣に投げ込むとか? “暗殺の道具”で使うとすれば、枕もとにスズメ蜂を忍ばせるとかでしょうか?いずれにせよセコイ策です。でも、昔の孔明が知ったら、“蜂を操った幻惑作戦”とかをやり出しかねないです。ちなみに曹操の台詞に、許猪が真顔で頷(うなづ)いているのが笑えました。

では、曹操のプロフィールを書くとすれば、
好きなもの:才
嫌いなもの:蜂
とかになるんでしょうか。

●馮楷が登場しました。以前、夏侯淵が雷緒を攻める時に、3コマだけ登場した将ですね。ちなみに、その時のナレーションは、「夏侯淵は路招・馮楷のニ武将の軍を指揮し、廬江一帯に跋扈する豪族・雷緒を攻めた。」でした。 路招...懐かしい響きです。シャアッ!
ところで、今回、馮楷が最初に登場した「魏王(との)!砦でござる!」のコマは、曹仁が現れたのかと思い、ビックリしました。結構紛らわしいと感じたのは管理人だけでしょうか?

●「見事なのは、遭遇の位置まで読み切った法正だ。」 「はい。黄忠殿がおこした不慮の事態を、転じて妙計に仕立てるなど、感嘆する他ありません。」

おお〜!魏軍を丑寅の砦に誘き寄せるのは、法正の策だった訳ですね! しかも法正は、趙雲軍が、魏軍と遭遇するであろう位置まで読んでいたと!
そうなると、「敵の拠点を探る為に、黄忠奇襲部隊や趙雲軍をわざと泳がせる」曹操の策を、法正は始めから読んでいて、黄忠軍救出に向かう趙雲軍に、「魏軍を丑寅の砦に誘き寄せる策」を授けたのでしょうか。張翼を使って!
だとしたら、まさに策の策のぶつかりあい。これぞ「曹操の一手に十手を浮かべ、対する一手を百策より引き出す」状態ですね。 さすが法正〜!!(号泣)

しか〜し、感涙にむせつつも、ここで矛盾点を1つ挙げさせて頂きます。
『 黄忠が輜重隊急襲に向かった 』という趙雲からの報せを聞き、筆を持った法正は、張翼にこう告げていました。
「張翼。 黄忠殿がつかんだ情報はあやしい。趙雲将軍と連携し、黄忠殿を援護しろ。」

これは変ですよね。この時点では、法正は張翼を「黄忠の援護」に向かわせているのです。つまり、この発言は、“黄忠が起こした不慮の事態を、転じて妙計に仕立た策” すなわち“魏軍を丑寅の砦に誘き寄せる策” を行なっていません。これを矛盾なからしめる為には、つまり、法正が全てを読んで策を実行していたのであれば、
「張翼。 黄忠殿がつかんだ情報はあやしい。趙雲将軍と連携し、例の策を実行しろ。」
あるいは、
「張翼。 黄忠殿がつかんだ情報はあやしい。趙雲将軍と連絡を取り、例の砦へ急行しろ。」
というような台詞を告げていなくてはなりません。

...誠に僭越ではございますが、蒼天考管理人TATSUは、蒼天法正が稀代の名軍師であったという名誉の為にも、単行本34巻でこの台詞が変更されていることを希望させて頂きます。

●“丑寅の砦”の柵が音を立てて倒れます。そこには、趙雲軍が整列して突撃に備えていました。どうやら、この砦は“擬似砦”で、「(簡易な)柵だけ」しか無かったのではないでしょうか?で、全軍突撃を容易にする為に、その柵を倒したように管理人は思えました。

そして趙雲軍の左手の丘陵には馬超軍が。右手の丘陵には張飛軍が現れました。
おお!これは劉備が言っていた“前線で、張・趙・馬を揃えるすげえ一手”ではないですか〜!!以前レビューで「是非拝見したいものです。」とコメントしましたが、早くも発動しました。この3軍は強そうです!!許猪は「鷹に蜂に猪!!一度には無理だあーッ」って叫んでましたが、確かに一度に相手するのは不可能な気がします。

ところで、張飛は猪に例えられてましたね。属に“猪武者”と言いますが、そんな感じなんでしょうか?猪突猛進系?

●「案ずるなッ。俺がいる!!」「どいつもこいつも曹操が標的だ!!!」
別個に独立した台詞なんでしょうか?それとも最初の台詞の答えが、次の台詞なんでしょうか?

独立した台詞であれば「心配するな。俺がいるのだから。」というのは魏王ならではの凄まじい自負だと思います。「俺がいれば、いかなる戦(いくさ)も心配ない。」って感じでしょうか?次の台詞は普通に「敵は俺一人が狙いだから気をつけろ!」という意味あいでしょうね。

最初の台詞の答えが、次の台詞だとしたらどうでしょう?「心配するな。俺がいる。鷹も蜂も猪も全部俺を狙ってやって来るのだから、俺さえ守っていれば大丈夫だ。」とも取れます。敵が3軍だからと言って、兵を拡散するな。一点だけに兵力を結集して迎撃すれば、張飛・趙雲・馬超の猛攻にも耐え得る。と曹操は言いたかったのかもしれません。

●ふいに響き渡る角笛、いえ、ホルンのような楽器。あれはなんと呼称すれば良いのでしょう?
その楽器が鳴らされた時に、張飛が「!?」ってなってましたから、張・趙・馬の3軍にとっても、あれが鳴ったのは意外だったみたいです。 コマからは軍を停止したようには見えませんでしたが、曹操の台詞から察するに、楽器が鳴らされたことにより張・趙・馬軍は攻撃を中止した模様です。
そして砦の向こうの“謎の山”からは狼煙(のろし)が3つ...。

かなり謎な終わり方をしました今週の蒼天。
・劉備はどう現れるのか? 孔明は?
・背後の山(のようなもの)は何か?
・大音の意味するものは?狼煙の意味するものは?
・攻撃停止理由は?

次号は、来年。かなり楽しみな新春号でございます。
では、皆様、良いお年を〜!

No.11569 - 2004/12/26(Sun) 01:10:52

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / M..A [近畿]
はじめまして。M.Aと申します。いつも楽しみに拝見させて頂いております。
魏王が蜂が嫌いとはおもしろいですね。許猪の人の例えは、魏王にとって、いつも言い得て妙だから、魏王も質問したのであり、これから趙雲を見るたびに、あんな表情になるのでしょうね。さすが趙雲!

あと、もう一つ許猪の例えですが、

>ところで、張飛は猪に例えられてましたね。属に“猪武者”と言いますが、そんな感じなんでしょうか?猪突猛進系?

許猪は(姓は許で)名は猪なのに・・・
張飛を自分の「名」に例えてしまうなんて・・・
長々と失礼しました。

No.11571 - 2004/12/26(Sun) 02:45:28

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / shin [九州]
TATSUさま、今週もレビューお疲れ様です。年末でお忙しい時期だと思いますが、どうかお体にはお気をつけください。


> これは法正が“百策”を記した筆なんでしょうか。

私も法正の筆なのかなと感じました。というか、そうであってほしいです!!このときの簡雍のセリフを考えるとどんな感じだったんでしょう?私的には「死ぬなぁ・・法正ぇ・・やっとあの曹操と渡り合える状態になったんじゃねぇか!!これはお前の戦だろぉがぁ・・これからじゃねぇかぁ」ってな感じですかね〜。なんにせよ法正さま、覇王との戦、本当にお疲れ様でした。ゆっくり静養してください。  合唱。


> わざと引き込まれて巣をみつけるんじゃなかったのお?

これについては、私は許猪が自分で解釈していたのかと思ってました。だから、「巣」と言っているのかと。でも、前回「早く下知しねぇとだめじゃねぇかぁ」って言ってたので、それはないですかね?


>魏王におかれましては、蜂が大の苦手だった

魏王にも嫌いなものがあったんですね〜。てっきり、怖いものは最近の卞玲瓏だけかと思ってました(笑)TATSUさまの曹操プロフィール、パソコンの前で爆笑しちゃいました。それにしても、嫌いなものが蜂・・いつも戦で命の奪い合いをしているのに、子供みたいです。


> “暗殺の道具”で使うとすれば、枕もとにスズメ蜂を忍ばせるとか

趙雲のことを言ってるのかと思ってました!!趙雲を蜂のように遊軍として使い、奇襲・遊撃につかうのかと。でも、人材コレクターの魏王が趙雲のことを「道具」と言うなんておかしいなぁって思っていたのですが、レビューみて謎が解けました。ありがとうございます。


> 曹仁が現れたのかと思い、ビックリ

読み返してみると、確かに曹仁に似てますね!!なんか、曹仁と劉備が混ざったような感じがします。ここで曹仁がきてたら大問題ですよね。関羽とかほぅって来てるってことですもん(笑)


> 見事なのは、遭遇の位置まで読み切った法正

祝☆法正の策は生きていました〜(号泣)実は、今週のモーニング買うかどうか迷ってたんですよね。今まで法正が築いてきた策がすべて捨てられ、孔明の策に変わっていたらどうしようと思って。まぁ結局発売日に買ったんですけどね(笑)
それにしても流石は法正!!すべてを読みきっていたとは・・(泣)
前回の考察で「互角に戦えていたと思ったのに」と書かせていただきましたが、甘かったです。魏王のわざと引き込まれる策の上をいっていましたぁ!!法正!!あんた凄いよ!!一瞬とはいえ、あの軍事の大才の上をいってたんだよ〜(号泣)いや〜今週の蒼天。先週に引き続き、泣きながら読んでしまいました。


> これは変ですよね。この時点では、法正は張翼を「黄忠の援護」に向かわせている

これは、黄忠の退却を援護しろという意味でとれば、矛盾が解消されませんかね?おそらく、法正は黄忠の性格を考慮して、頭の隅で黄忠の暴走の可能性も考慮していたのではないでしょうか?なので、黄忠暴走の知らせを聞いたときも、あわてずに対応策を告げたのでは?この考え飛躍しすぎですかね?(笑)


>趙雲は合図をするかのように矛を振り回し

かっこいい〜趙雲おとくい(?)の「舞」ですね〜流石は永遠の若人「趙雲☆子龍」です。初心を忘れません(笑)


> これは劉備が言っていた“前線で、張・趙・馬を揃えるすげえ一手”

やった〜前線に張・趙・馬を揃えるすげぇ一手がみれたぁ!!このページ見たとき鳥肌立ちました。凄いかっこいいです!!劉備もすげぇって言っていたところをみると、法正はこれでカタをつけるつもりだったのでしょうか?流石は法正。やってくれます。


> 張飛は猪に例えられてました

これたしかに張飛にもあてはまるのですが、「猪」というのは、むしろ楽進に近いのではないかなと感じました。敵を恐れない・決して引かない・攻めるときは正面から前へ前へ・・・これらは楽進の美点ではないでしょうか?では、張飛は何なのかって話になりますけど、ごめんなさい。何にも思いつかないです(笑)


> 張飛が「!?」ってなってました

この「!?」は魏王軍のものかと思ってました。策を遂行する側の張飛が驚いているのはおかしいので。でも、もしこれが張飛の「!?」ならば、少なくとも二つの理由が考えられます。一つは、魏王の言っているとおり、劉備が止めた場合。もしそうならば、これが「おいらのさじ加減」ってやつでしょうか。もう一つは、これが孔明の仕業だという場合です。なにをしでかすかわからない孔明ならば、張飛のあの「!?」も納得できるのではと。私的には後者のほうではないかと思っているのですが・・・どうでしょう?もしも後者ならば、来週からは孔明の策が見れるのではないでしょうか?だとすると、完全に法正の出番は終わりってことになるので寂しいようであり、ようやく孔明の策が見れるので嬉しいようでもあります。


> “謎の山”からは狼煙が3つ

これ何なんでしょうね〜?張雲の時のように、巨大な柵なのでしょうか?それとも、孔明が成都からもってきた新兵器か何かですかね?なんにしろ、来週の蒼天が非常に楽しみです。


長々と書き込みをさせていただきましたが、今年も早いものであと五日です。最近は急激に寒くなってきているので、風邪などをひかないように、くれぐれもご注意ください。では皆様、良いお年を〜(^^)

No.11572 - 2004/12/26(Sun) 04:31:10

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / tohma
どうも2週連続でお邪魔させて頂きます。

今週も熱かったですねぇ。3回程読み直してしまいました。
今回の中で気になったのは管理人様も仰ってる曹操の「案ずるなッ俺がいる」という台詞と終盤の戦が止まった理由です。
私の勝手な解釈だと曹操のその台詞は家族がピンチに陥った時にお父さんが吐くような台詞と取りました。
わかりずらくて申し訳ないんですが以前郭嘉が官渡戦で曹操のことを「精神的支柱」と言っていましたが今回は曹操が「案ずるな〜〜」と言う事によって積極的にソレを表現しているのかなぁ?と思いました。逆に言えばそれをしなくてはいけないようなかなりのピンチなんだろうなぁ・・とも思えました。

そして最後の戦を止めた理由ですが私の中では確信を持てるような想像が全然できずあくまで推測の域での発言なんですが、法正への鎮魂歌的なイベントが(まだ死んでいませんが・・)これからあるのか?とか思っています。次回がとっても楽しみなんですがこの疑問を抱えたまま年を越すのはちょっときついですぅ。

長々すいませんです。よいお年を。

No.11573 - 2004/12/26(Sun) 06:34:31

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / ブ王 [関東]
管理人様、レビューご苦労様です。
僕も、連載の木曜とレビューが1週間の楽しみになっています。

さて、僕も蜂が嫌いっていう箇所で笑いました。
然し、嫌いなのもあるでしょうが、壮年期になってから凄く幼い(やんちゃ)表情を魏王が見せるようになっていますね。人間は歳を取るにつれ、年々若くなっていくものらしいですが、僕は素直な表情を見せる曹操は好きです。

次回、劉備と久々の対面がありそうでワクワクしています。

No.11574 - 2004/12/26(Sun) 11:32:47

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / 5050 [東北]
こんにちは。TATSUさん、レビューいつもお疲れ様です。ついに歳の瀬ですが、まだまだ連載は続くようですね(嬉泣)

法正、鬼籍に…
あぁ、逝ってしまったんですね…せめてまだ死なないで欲しかったです。その側で泣きじゃくる簡擁がまた悲しみを増幅させています。

丑寅の砦…
曹操は蜂が苦手だったんですね(笑)しかし、その後、蜂を含めた三人が突撃してくる頃には曹操には微塵の恐怖心も無かったです。

あと、曹操の発言に関してですが、

まず許楮の「一度には無理」と言ったのは、その前の「退治は無理か?」からきていて
(蜂だけならともかく鷹と猪が加わったら、一人を相手にしていたら他の二人が曹操に襲い掛かるのでそれは無理ということ)

そこから「案ずるな、俺がいる!」「どいつもこいつも曹操が標的だ!」の発言をした
(三人は曹操めがけて一点に集まるから、曹操を取り囲んで三人を撃退するというならどうにかなる)

のではないでしょうか。そして、曹操はそこに自分のすべき事を見出して、恐怖心を捨て去った。
なんか結構妄想入ってますが、こんな感じではなかろうかと。

やはり劉備との対面がありそうですね。「三人と大音でちょっくら奴らをびびらせてそのツラでも拝んでみるか」って感じでしょうか。どんな会話をするんですかね。楽しみです。

No.11576 - 2004/12/26(Sun) 17:14:48

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / 小龍
久々の書き込みです。

今回で前回の法正が曹操のプレシャーに押しつぶされたという印象がかなりなくなったと思います。
斥候や情報が帰ってこないという焦りは結局自分の燃え尽きる命のに対する焦りだったのではなかったのでしょうか? 本当は曹操と対決したくてたまらなかったのに命が待ってくれないという。

どちらにしても法正の遺作の策がどうなるのか次回が楽しみです。

No.11577 - 2004/12/26(Sun) 17:21:06

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / kazz [東北]
お疲れ様です。

今号は燃えました!

法正がぁぁぁ・・・
駆け足だったなあ。でも遺したものは大きいようですね。
簡擁の情の深さも伺えました。侠ですねぇ。

>「案ずるなッ。俺がいる!!」「どいつもこいつも曹操が標的だ!!!」


このセリフに関しては、
ハッキリ言って絶体絶命の死地、本当なら即刻退却のはず。
そんな状態で部下たちの恐怖を抑える言葉と見ました。
つまりは周りの部下に対して「お前らが狙われて死ぬことはないから安心しろ」と言いたいのかと。
そんなこと言われりゃ部下たちも逆に命がけで守ってやろうという気になるだろうなー、とか思いました。

正直次回がどうなるのか検討もつきません。
楽しみにしているところと言えば、やはり曹操と劉備の顔合わせですね。諸葛亮は怪しいことしないで普通に軍師やっててほしいです(笑。

それではTATSU様、他訪問者の皆様、良いお年をお迎えください。

No.11578 - 2004/12/26(Sun) 19:33:40

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / とにお [関東]
はじめまして。いつも楽しく拝見致しております。

TATSU様のレビュー、堪能させて頂いております。ウチの親父も蒼天面白がっているのですが、いかんせん世代が世代(学徒動員で爆撃機作ってましたから)なので絵と擬音だけで構成されていると理解が難しいみたいで、蒼天の絵を元にPCのプリントアウト交互に見ながら楽しんでおります。黄金バットの紙芝居の世代ですからね(笑)

さて、前回から続く魏王の表情ですがちょっと気になったので古い漫画を見てみると、「陸奥A子」みたいだった!と気がつきました。古くって分からない人もいると思いますが、少女漫画のハシリの頃の人です。ゴンタ先生も滑らかな線を描くようになったのですね(笑)「うひぃ〜」って感じが良く出ていて苦手なものを表わすには言い表現に私には思えました。状況が状況であれば微笑ましいエピソードなんですがね。

また、蜀軍の停止命令ですが私はまた劉備が法正の策から一歩はみ出たように思います。これからが彼が漢中戦という画竜に点睛を打つのではないでしょうか。多分それが劉備の「おいらのさじ加減」ではなかろうかと。また、漢中の王であろうとした夏侯淵とどう相対したかの報告もあるのではないかと妄想しております。その上でかつて荀?ケが曹操に伝えた「天下三分の計」を語るのではないかと。また後ろの三本の狼煙は曹操三方面軍(陽平関他)を撃退したとの知らせでは?などと妄想しております。

下らない話ばかりですいません。来週もTATSUさんのレビュー、オヤジともども楽しみにしております。
それではよいお年を。

No.11580 - 2004/12/26(Sun) 23:17:51

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / Rez
いやー、やっぱり劉備の胆を堪能できるのでしょう。
あぁ蒼天劉備のファンでよかった〜あのでっかさを感じるたびにいい気分にさせられます…
やっと真に立派になった、おおうつわが見れるのですから…
仁・義・侠の大親分の啖呵が楽しみすぎます。。

No.11581 - 2004/12/27(Mon) 01:32:47

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / 英英 [北海道]
ぶんぶんぶーん♪
蜂に動揺する魏王が可愛いすぎ!(笑)

“才”大好きな魏王が今回も趙雲に話かけていない〜!
許猪評(オーバーアクション付)がなければ、ここまでビビりはしないんじゃないかと思いましたが。本番前夜の受験生みたく、言葉に敏感になっちゃってまあ…。
曹操様が苦手なのは「丁美湖」だと思ってましたが、そうか…蜂も苦手だったんですね。一体、過去にどんな思い出があるのか、許猪から尋ねてほしいものです。

曹操(&許猪)vs趙雲
この場に賈クがいたら、趙雲を指して「あれは張繍殿を屠った男(古っ)」と頭巾を飛ばして燃えてくれないかな。むかしむかしの話ですみません。


担架で運ばれる法正を追いかける簡擁が泣けます。最後まで必死に筆をとろうとした法正の手に握らせようとしてるように見えました。大将は垂れ流さずにこらえましたね。
翌年逝去。
219年、その後の動向は病床で知ったのでしょうか。

ここで法正を退陣させたのは、むしろ“常勝軍師・法正”の名誉を保ったのかもしれない、とも思い始めてます。
漢中を獲得した代償のように荊州と関羽を失います。
その時、法正は療養中であり、軍師は諸葛亮だった。対応が魏呉の後手に回っても法正の責ではない。人々は「法正ありせばこのようなことには…」と嘆息したそうな。。
――以上、法正を持ち上げたいあまり捏造した逸話でした。m(__)m


>「張翼。 黄忠殿がつかんだ情報はあやしい。趙雲将軍と連携し、黄忠殿を援護しろ。」これは変ですよね。

張翼が書き写した輿地図に、具体策(魏軍を丑寅の砦に誘き寄せる策)が書かれていたのではないでしょうか。
曹操軍の輜重隊情報を法正はすでにキャッチしていて(杜畿が囮部隊を動かしたのは、おそらく黄忠が見つけた部隊が初めてではない)、これが劉備軍をおびきだす囮である可能性も考慮、密偵を増員して確認中だったところに黄忠が動いた。趙雲の報告を受けて、即座に「黄忠殿がつかんだ情報はあやしい」と判断したのは、事前の情報あればこそと思います。そして「曹操の一手に十手を浮かべ、対する一手を百策より引き出す」法正。輜重隊情報を手に入れた時点で、法正は自軍の将が敵の罠に引っ掛かった場合の策を検討ずみだった――とは考えられないでしょうか。
黄忠が動いたのは、法正にとってまさに好機!
敵輜重隊の動向に対する百策の中から、
『曹操自らに追撃された場合は丑寅の砦に誘き寄せる』
『丑寅の砦で敵を迎え撃つ戦術』
さらに『前線で張・趙・馬を揃えるすげえ一手』に結びつける方法を引き出し、張翼に実行を命じた。

場面にはありませんが、上記台詞のあとで、
「作戦名“スズメ蜂”を決行せよ」
と追加指示を出していたのかもしれません。
もちろん法正はすごいのですが、その指示を確実に実行する張翼も半端じゃありません。
そして三将の決めポーズ、それぞれカッコイイです♪

>蜂を使う策

きっと心理作戦の類でしょう。
なだめては脅かし、すかしてはたぶらかし、ゆったり舞ってるかと思えば急にチクーっと襲いかかり、心も肝もがったんがったんに揺さぶりまくる作戦。
敵の指揮官が動揺してくれれば及第点。
さらに蜂の巣でとどめを刺すことができれば(できるのか?)お手柄。敵の護衛に阻まれたら失点。


「案ずるな!」「俺がいる!」
と魏王が剣を抜きながら叫んだ時は、蜀の猛将三人に対し魏王自ら戦力に加わるのかと思いましたが、やはりその後に続く台詞とセットだと思います。管理人様の書かれてるように、「曹操一点だけに兵力を結集して迎撃」という指示だと捉えました。

>ついに現れたか!?

やっぱり曹操は孔明のこと眼中にない…(^^;
まあ、魏の密偵が伝える軍師の名は法正ただ一人ですから仕方ないのかな。
それにしても蜀の軍楽隊は異国情緒あふれてます。
いつの間に吹き方を練習していたのか。
アルペンホルンが響いた時、蜀猛将トリオも張翼も、まだ法正が倒れたことを知らないんじゃないでしょうか。法正の策にこのホルンの合図はなく、軍師が孔明に交代して策が追加or修正されようとしてると見ました。
さあ!諸葛亮から曹操様へ、おもてなしの始まり始まり〜♪

No.11583 - 2004/12/27(Mon) 06:00:18

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / 文月 [近畿]
こんにちは。
私も「年内完結」が消滅して正直ホッとしている者の一人です。

まずは、法正…。
月並みな表現ですが、彼はあの魏王・曹操を相手にここまでよく頑張ったと思います。でも、彼の策は(今のところ、)決して無駄にはなっていません。せめて今は、彼にゆっくり、静かに休んで欲しいです…。
そして、衝撃(笑撃?)の新事実。怖いもの無しと思われていたあの曹操は、実は蜂が大の苦手だった!(笑)

> 「シィーッ! 敵に知られて策に使われたらどうする? 暗殺の道具とか!」

策に使われるだけでなく、こういう事態を招くことも十分考えられると思います。↓

およそ十数年ぶりに再会した、曹操と劉備…。
劉備:「曹操、おめえ、蜂が大の苦手なんだってな?」
曹操:「なっ…!何故お前がそれを知っている?!」
劉備:「法正が放ってた斥候がさっき戻ってきてな、そいつがその事を教えてくれたんだ。」
曹操:「むむう…!!」
恥ずかしさのあまり、曹操は全軍に退却を命じた。

…あほな想像をしてしまって申し訳ございませぬ…!(切腹)

それでは、管理人様をはじめ皆様、良いお年をお迎えください。

No.11585 - 2004/12/27(Mon) 17:15:01

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / SMILE [近畿]
連載派になると宣言しておきながら見事に忘れていたSMILEです。

劉備軍の一時停止について一言
英英さんの言われるように諸葛亮が何かしらやるのだと思います。
追加修正くらいなら良いのですが…
ひょっとしたら全てぶち壊してしまうのではないかと心配です。
法正の遺作の計の成功を祈ります。

No.11586 - 2004/12/28(Tue) 11:58:16

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / 黒助 [関東]
皆さんこんにちは。本当に寒くなりました。
先日東京でも初雪が降りましたね。同じ寮に住む南方の国から来た留学生たちがほんの少し積もった雪でうれしそうに雪だるまを作っているのをとても微笑ましく暖房をがんがんに効かした部屋から眺めてました(年かな〜)。

今週(というか先週)の蒼天はいつにもましてすごい展開でしたね。迫力ありました!

> 簡雍は担架に駆け寄り、横たわる法正の脇に筆を置いてましたね。これは法正が“百策”を記した筆なんでしょうか。

ですよね。法正に関する筆での演出は最後まで絶妙でした。シルエットのみでの趙張馬の迫力の演出も見事!三国志の面白い解釈・ストーリー展開そのものに加え、それをさらに面白く見せる演出…う〜ん、にくい!論文執筆の参考にいたします

> 今回で前回の法正が曹操のプレシャーに押しつぶされたという印象がかなりなくなったと思います。

これほんとそうですね。前回法正の筆が止まったシーンを心が後手に回ったためではと解釈してしまいましたが、これはうれしい間違いでした。先週のあのシーンは今週を読んでから思うに、これまで止まることのなかった法正の筆が止まってしまったからこそ劉備が驚いたとの解釈は変わりませんが、その理由は心は前を向こうとも極限まで酷使し続けた体と頭が付いて来てくれなくなったためであったように思えてきます。確かに劉備の驚きっぷりだけでなくその後のいたわりっぷりまで考えるとその方がなるほどしっくり来ます。そのプレッシャーに体が蝕まれ命が削られようとも筆が止まるその瞬間まで法正の心は決して覇王曹操の後手に回ることはなかった…。命を削っての曹操との対峙…やはり周瑜を思い出します。

にしても倒れる前にあんなすごい策を残しているとは…。確かに「黄忠を援護しろ」という法正の言葉からは確かにこのような策の展開には矛盾を感じますが、それに対するその回で注目されたセリフの一つである張翼の「それにしても、これほどの才気」という返しから察するに、やはりあの時援護といいつつ既にそこから乗じた策まで法正は託し終わっていたように思います。援護策を急いで講じた程度では発されない言葉ですよね。こっちが今週の展開の伏線だったんではないでしょうか。だとしても分かりにくく伝わりにくいシーンだということには変わりはありませんが…。なんにしろほんと蒼天法正はすごい奴でした。心から合掌です。

> かなり謎な終わり方をしました今週の蒼天。

ほんとですね〜。あれは劉備・法正・孔明誰の意図なのか?私には全く予想も付きませんがだからこそ次号が楽しみです。そして何より祝蒼天連載年越し!
今年はこのサイトに出会えたとてもよい年でした。来年も駄文を並べてしまうかと思いますがTATSU様、皆様またよろしくお願いいたします。
お正月は久しぶりに帰省して名物うなぎパイを食べてきます。それでは皆様よいお年を!

No.11590 - 2004/12/31(Fri) 00:59:07

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / つね [関東]
遅くなりましたが。
雪のせいで飛行機が欠航し、帰省できませんでした。
そのおかげで時間ができたので、年内のことは年内にすませます。

0.法正退場
1.魏王の弱点
2.鷹に蜂に猪
3.劉備登場

ここのところ曹操の人間くさい面が見られていますが、初期の神がかり状態よりは好ましいところです。孔明の出番は、あまりないんじゃないかなあ。蜀攻略のときもすだったけど、ほとんど決まっていてやることがなくなってから出てきているような気がする。今まで、蒼天孔明が作戦を練っているのを見たことがないんですが、何であんなに期待されているんだろう?

うーん、年内にできなかった。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしく。

No.11592 - 2005/01/01(Sat) 00:21:12

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / 千折 [九州]
>「案ずるなッ。俺がいる!!」

 私は、おおーー!!、曹操、一人であの三人のうち二人を引き受けるつもりか!!?と思ってしまいましたよ。実際、そういう感じではないかな、あの瞬間は。曹操、実はそういう戦いをやりたいのではないかなあ。張遼に反応したときもそういう感じだったし。そういう戦いが不合理であることは百も承知しているが、彼の武人としての本能は、そういう戦いを欲しているのではないかなあ。

No.11600 - 2005/01/04(Tue) 21:26:55

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / 櫻 [関東]
ぐっは。今週号の蒼天見逃してしまってます。コミックスでじっくり堪能することにします。
けどホントTATSU様のレビューがあれば実際に読んだ気になれちゃいますね(*^ ^*)

>蒼天航路連載10年・曹操、齢(よわい)65にして初めて苦手なものが判 明しました〜(笑)

なに!魏王は蜂嫌い!?だからあんなに怯えてたのか!う、うろたえぶりがかわいい・・・!!人間人間と言っておきながら65にして初めて人間らしいところが(笑)
ところでかなり昔、呂布と対決したときにイナゴの大群が周りを飛び交っているのに平気そうでしたが嫌いなのは蜂だけなんでしょうか?
というか呂布より蜂が怖いのか・・・?変だ。

法正、惜しかったです。殿の上を行くとは・・・。魏王ファンとしては複雑な気分ですがそれでもなお天晴れでした。というか孔明は出番あるんでしょうか?魏王が認識してくれない以上出てきてもどうなんだってのもありますし・・・。24巻の最後の文をみるとここで認識されるようになるのかなぁという感じもしますが。

読んでないのでいつもに増して駄レスですみません(しかも遅い)。

No.11603 - 2005/01/07(Fri) 15:11:09

Re: 今週の蒼天<丑寅(ちゅういん)の砦> / ちょぐお [東北]
初めまして。
ちょぐお と申す者です。
蒼天航路はとても具体的な兵法書だと認識してます。

スズメバチっすか。
好きっていう方は少ないでしょうね。
つまり、敵として認めた上での評価でしょうし
なのにしっくり来ないのは、趙雲を敵として見てる感覚が稀少だって事なんでしょうね。

別の回で、張コウが趙雲を評して「最も謹厳に任務をこなす」と言ってましたけど
敵にこんなスタンスで仕事をされてしまった場合、スズメバチっていうのも「あ、なるほどな」と、思わされてしまいました。


曹操の反応が張飛や馬超と違うのは
多分、ツッコミどころがないからかなと思います。(笑

No.11605 - 2005/01/08(Sat) 04:37:33
キリ番888888踏みました。 / 英仁 [九州]
はじめまして、今回キリ番させていただく英仁と申します。
時々来るのですが、ただ見させていただくだけで、書き込みは初めてです。
これからもよろしくお願いします。

No.11587 - 2004/12/29(Wed) 00:32:13

Re: キリ番888888踏みました。 / なるみ
こんにちは、英仁さん、はじめまして。
本当は管理人のTATSUさんが言う事なのでしょうが、横から出張ってスミマセン。

キリ番を踏まれたとのことですが、多分間違いです。
今自分が入って来た時も、番数はまだ810000も超えてません。
多分次に入った時も、貴方の表示は888888番だと思います。

あくまで推測ですが、おそらくセキュリティソフトに原因があるかと。
自分も、以前、番数が出なかったり、8並びだったことがあり、セキュリティソフトを変えたら、ちゃんと表示される様になりました。

自分、あまり詳しくないので、コレ位しか言えないのですが、ちょっとセキュリティを外してみるなりして、試してみて下さい。

老婆心ながら、書き込ませて頂きました。それでは、失礼します。

No.11588 - 2004/12/30(Thu) 03:03:51

Re: キリ番888888踏みました。 / TATSU@管理人 [関東]
英仁さん、初めまして。

残念ながら、なるみさんの言う通り、セキュリティーか何かの関係でカウンターCGIがうまく表示されないのだと思います。

CGIが正常に作動される状態にして、また狙って下さいませ〜。

No.11594 - 2005/01/01(Sat) 07:45:05
初書き込み / 貴 [九州]
私も蒼天航路を愛読しています。現在漢中争奪戦の真っ最中ですが正史通り曹操は魏延に矢を射られ前歯を折ってしまうのでしょうか?とても気になります。
No.11589 - 2004/12/30(Thu) 17:46:58

Re: 初書き込み / TATSU@管理人 [関東]
貴さん。初めまして。

>正史通り曹操は魏延に矢を射られ前歯を

これ「正史」じゃなくて、「演義」の記述だった気が...。
でも蒼天も一部「演義」のエピソードを取り入れてますから、蜀軍と激戦となって「曹操が矢で射られる」ぐらいのシーンはあるかもしれません。でも、前歯折ったら荀?ケになっちゃいますね〜(笑)

No.11593 - 2005/01/01(Sat) 07:42:16
管理人さま / 小娘
以前550,000HIT記念で楽進のイラストを描いていただいた「小娘」です。子どもが生まれたら「楽」か「進」にしたいといっていたのを覚えていらっしゃるでしょうか。実はこのたび男の子を出産しまして、名前を「進(しん)」にしましたので、報告させていただきました。強い子になってほしいので、将来はラグビー選手かな〜♪
蒼天とは関係のない話ですみませんでした!

No.11555 - 2004/12/20(Mon) 22:21:01

Re: 管理人さま / するめ
おお、それは楽進のように強い子に育つことでしょう。いきなりすいません、通りすがりのするめです。ご出産おめでとうございます
No.11556 - 2004/12/21(Tue) 13:43:38

Re: 管理人さま / shin [九州]
横レス失礼します。まずは、小娘さま御出産おめでとうございます(^^)息子さんの名前は「進」ですか〜いいお名前ですね。楽進のように力強く、真っ直ぐとしたすばらしいお子さんに育ってくれそうです!!これから育児が大変だとは思いますが、頑張ってくださいね♪
余談になりますが、実は私の名前も漢字になおすと「進」なんです!!だからといって、何ってわけではないのですが(笑)

No.11558 - 2004/12/21(Tue) 16:52:55

Re: 管理人さま / 黒助 [関東]
小娘さん、はじめまして、そしてご出産おめでとうございます。
蒼天楽進は私もとてもお気に入りのキャラですが、実は小娘さんのリクエストのあの楽進は数あるTATSU様のイラストの中でも大好き、かつ、個人的には思い出深いイラストなんです。
というのはちょうどあの絵がUPされたころ初めてこのサイトを訪れ、見た瞬間「これは本物の楽進だ!」って唸ってしまう、というのが私のこのサイトとの出会いだったからです。
漫画の登場人物のイラストに対して「本物」っていうのも我ながらおかしいですが(笑)、あの楽進は蒼天航路を読んで私の脳裏に焼きついていた楽進そのものでした。当時、

> 楽進を描くとすれば、管理人的には合肥のこの姿しかありません。

との管理人様の言葉に「うん、その通り!」と一人うなずいていたのがとても懐かしいです。ど田舎出身で都会暮らしをしている私にとって、飾らない愚直な楽進が煌びやかな魏軍の中に受け入れられ、その大切な一員としてみなに愛されていく様は「飾らず自分に素直にまっすぐ生きることこそすごいんだ」ととても励みになったものです。もちろん私には楽進ほどの肝っ玉はありませんがそれでも「前へ!」は私の信条になってます。

というわけでまさに言いがかりのような一方的な縁(笑)ですが、私をこの素敵なサイトに惹きつけるきっかけを下さったことを感謝しつつお祝いを述べさせて頂きたいと思います。
にしても「進」‐いい名前です。きっと楽進のようにその生き様そのものが人を惹き付け愛されるような力強く優しいお子さんに育ってくれるんでしょうね。

No.11560 - 2004/12/23(Thu) 02:41:18

Re: 管理人さま / TATSU@管理人 [関東]
あっ!550,000HITの小娘さん、無事出産なさいましたか〜! おめでとうございます!!

名前は、当初予定通り「進(しん)」!そして将来はラグビーをさせたいと!! これは管理人的にも感動しました。ラグビーで "引かずの進" なんて噂されたらカッコいいじゃないですかぁ!!

なんか管理人からもお祝いしたくなってきました。「550,000HIT」に続き「誕生お祝い」イラストでも描きましょうか?楽進で!

No.11566 - 2004/12/26(Sun) 00:59:35

Re: 管理人さま / 小娘
 するめ様、shin様、黒助様、ありがとうございます☆進よりも何より私が一番喜んでます(><)あぁッ!このサイトに出会えてホントに幸せ☆

 管理人様の「誕生お祝い」イラストに激しくよろめいてしまいました。それはもう手放しで「是非是非!」といいたい所ですが、お忙しい日々を過ごしていらっしゃるかと思います。なのでその気持ちだけでも十分です!ほんと、ありがとうございますデス。でもキリ番ヒットしたときはまた楽進でお願いします☆

 ほんと、有難うございました。管理人様のこのHP、ずっとずっと見させていただきますので今後ともよろしくお願いいたします。

No.11579 - 2004/12/26(Sun) 22:37:06

Re: 管理人さま / shin [九州]
すいません!!今更なんですが、描画考BBSのほうには書かせていただいたのですが、こちらに書くのを忘れていたので一応報告させていただきます。
小娘さま、描画考BBSのほうに、稚拙ながらも「誕生お祝い」イラを描かせて頂きました。よかったら見てくださいませ〜(^^)

No.11591 - 2004/12/31(Fri) 08:10:51
お願いがあります。 / shin [九州]
TATSU様にお願いがあります!ほんっっっとにあつかましいお願いなのですが、いつか小説のほうの続きを書いていただけませんでしょうか?今は、レビューとキリイラで手一杯だと思うので、連載が終わった後でいいので・・・もちろん、連載が終わったとしても物語考や、人物考などのコーナーやお仕事などとのおりあいもあるでしょうから、身体的にも、精神的にも、時間的にも余裕のあるときでかまわないので、お願いできませんでしょうか?TATSU様の小説大好きなんで(^^)
No.11543 - 2004/12/17(Fri) 13:09:36

Re: 小説 / RYU [東海]
自分もあの小説は非常に楽しく読ませて頂きました。
続きは非常に楽しみですが、人それぞれ、呼吸の際なんてものもあり、
気長に待とうかな、という感じです。

自分が、同じ社会人として汲めるのは、
時間は金銭よりも大事、という状況です。

No.11545 - 2004/12/19(Sun) 03:38:06

Re: お願いがあります。 / shin [九州]
やっぱそうですよね。あつかましいお願いして申し訳ありません!!私も気長に待つことにします(>-<)
No.11547 - 2004/12/19(Sun) 14:00:06

Re: お願いがあります。 / shin [九州]
ってここはTATSU様に謝るべきかっ(汗)ごめんなさい!!私のバカチンな書き込みは気にしないでください!!ほんっっとうに、お騒がせしてすみませんでした!!
No.11548 - 2004/12/19(Sun) 14:05:03

Re: お願いがあります。 / RYU [東海]
いえいえ〜。

自分の書き込みは、気長に待ちつつ楽しみにしとりますよ、
という意ですので♪
違う印象を与えましたら失礼しました(汗

それでは〜!

No.11552 - 2004/12/20(Mon) 03:58:22

Re: お願いがあります。 / shin [九州]
RYUさん、いろいろと勘違いしてました〜(>_<)すみません!!どうなるかはわかりませんが、お互い気長に待ちましょうね♪
No.11554 - 2004/12/20(Mon) 16:32:07

Re: お願いがあります。 / TATSU@管理人 [関東]
shinさん、RYUさん、管理人の小説をお褒め頂いて嬉しいです。
あの作品は、書き始めてから完成するまで苦節9ヶ月というものでしたので、ある意味、各コンテンツの中で一番労力がかかったと言えます。それ故、管理人にも、あの小説には非常に愛着があります。

TATSU様の小説大好きなんで(^^)、とか書かれると、非常にやる気が湧いてきまして「よっしゃ、次は"夏侯淵の死"だ!」とか思ってしまうのですが、そこらへんは、RYUさんの言う通り、"呼吸の際"なんてものもありまして、今すぐという訳にも参りません。
というか、非常に労力がかかる分、いつになるか見当もつかないのです。

ということで、申し訳ありませんが、おっしゃる通り気長に待っていて下さいませ〜。

No.11564 - 2004/12/26(Sun) 00:49:55

Re: お願いがあります。 / shin [九州]
夏侯淵の死ですか〜ものすっごく賛成です!!いくらでも待ちますんで、いつかお願いします(^^)
No.11570 - 2004/12/26(Sun) 02:11:32

Re: お願いがあります。 / RYU [東海]
よろしくお願いしま〜す^^

疲れた時の一杯!―プロテイン―もいいですけどw、
やっぱり寝る事がベストっすー。
ノベル、お待ちしとりますっ!!

よいお年を〜♪

No.11582 - 2004/12/27(Mon) 02:21:37
800,000キリ番報告 / 藤次郎 [関東]
初めましてキリ番800,000をゲットできたことをご報告させていただく藤次郎と申します。今週の蒼天毎週楽しく読ませていただいております蒼天航路は少し難解な分色々な解釈できる事が面白い漫画なんだなとこのサイトを見るたびに実感させていただいております。これからも楽しい考察を期待しております 
No.11562 - 2004/12/25(Sat) 12:50:40

Re: 800,000キリ番報告 / TATSU@管理人 [関東]
藤次郎さん、初めまして。キリ番おめでとうございます&申告ありがとうございます。最近は踏み逃げが全然無いので嬉しいです。
「今週の蒼天」、ご愛読頂いているようで感激です。

さて、当サイトではキリ番に3つの特典(?)があるのです。

1.記念にHNをご希望のアイコンと一緒に掲載させて頂きます。下記gillさんのサイトに行ってお好きなアイコンを選んで下さい。
http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/4079/sangokushi/icon.html


2.願い事が叶うと(管理人の中で)有名な神龍に願いごとができます。アイコンと一緒に「願いごと」をこのスレに書き込んで下さい。


3.稚拙ながらもイラストを描かせて頂きます。描いて欲しい蒼天キャラの『 名前 』 をリクエストして下さい。リクエストは" 名前 "でお願いします。" シーン "のリクエストは管理人が画力無き故、ご勘弁下さい。
過去のリクエストは描画考「MY GALLERY」のキリ番イラストをご参考に。同じリクエストは避けて頂くと嬉しいです。


以上、宜しくお願いしまーす。

No.11567 - 2004/12/26(Sun) 01:02:16

Re: 800,000キリ番報告 / 藤次郎 [関東]
1,夏候淵でお願いします
2、少しでも長く蒼天航路が続きますように
3、とても悩みましたが追悼の意味も込めて蜀の名軍師法正でお願いします。蒼天では演義とは一線を画すためか孔明が真っ当に活躍するシーンがほとんどなくて少しさびしいのですが、こんどこそきちんとバトンタッチを受けて頑張ってほしいものです(なんか孔明へのこめんとみたくなっちゃいました)
管理人様も年末年始で忙しいと思いますが体調に気をつけてください。
キリイラ気長にまっておりますのでm(_ _)m

No.11575 - 2004/12/26(Sun) 11:41:12
待ちきれず… / SMILE [近畿]
お初にお目にかかります。SMILEと申します。

ずっと以前より単行本派として今まで蒼天を楽しんでいた私ですが、待てど暮らせど33巻の発売日すらわからない日々。それに加え年内終了の噂&メチャクチャ気になる夏候淵の死際。やっとわかった発売予定日は2/23。そんなに待っていられるか〜!

とゆうわけで管理人様のレビューを貪るように読んでしまいました。素晴らしいレビューであることは毎巻読み終わるたびに楽しませていただいておりましたので知っていましたが、まさか本編を知らずにここまで楽しめるとは驚きです。まるで画が浮かんでくるようです。こんなことなら早めにレビューを見て連載派に移行しておけば良かったと後悔しております。

これからは連載派として今週の蒼天にもちょくちょく顔を出させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

No.11557 - 2004/12/21(Tue) 15:05:36

Re: 待ちきれず… / TATSU@管理人 [関東]
SMILEさん初めまして。
おお、単行本発売が待てず、ネタバレ覚悟で「今週の蒼天」を読んでしまった訳ですね。
でも、当サイトでは、海外に住んでいて単行本の入手さえままならず、「レビューを事前に読んで、場面を想像して楽しんでいる。」という方もいらっしゃいます。
故にネタバレにはなっちゃいますが、先に「今週の蒼天」を読むのも一つの楽しみ方ではないかと...。

>これからは連載派として今週の蒼天にもちょくちょく顔を

出して下さいますか〜!それは嬉しいです。
レビューへのレス、長さは問いませんので、宜しくお願い致します。

No.11565 - 2004/12/26(Sun) 00:55:04
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