| Milkageさんが別スレで話題にしてますが、先週ここで書いた話題と連動してるんで、管理人も書かせて頂きます。 モーニング末尾の「モーニングフォーラム」。 言わば“作者近況”的コーナーですが、今週のテーマは『 日本の夏もいよいよ本番!海に山に花火にと、イベント三昧のこの季節。皆さまどんな計画を立ててますでしょうか?』 でした。なんとそれに珍しくも欣太先生が登場していました。以下、先生の回答です。
「なにーッ! 人がこれから関さん殺そ思て必死こいてネーム考えとる時になに悠長なこと言うとる! そんなん決まっとるやろ! 『蒼天航路』 終わらせたい! 何年描いてると思とるねん! 11年やぞ11年! 去年も終わらそう思てたけどまだ終わってないわ! こんな長いもん描いても誰も読まんやろ! オレかて3時間超える映画は観とないし! だいたい三国志やるために漫画家なったんとちゃうわ! 終わったらもう一生中国もんは描かんぞ! 昔の話も描かん! 今年こそ、ぜえったい終わらしたるー!」
34巻の巻末では、どちらかと言うと弱気というか控え目な口調で語ってましたが、こちらではむしろ吼えてましたね。担当者も「すごい意気込みですね。言葉とは裏腹に作品への熱い想いが伝わってきます。」なんてフォロー入れてました。 考えてみればここ半年、1回も休載がありません。過去から比較すればこれは驚異です。先生、まさに必死こいて連載続けてるんじゃないでしょうか。そんなとこに“海に山に花火にと、イベント三昧のこの季節に、どんな計画立ててますか?”とか言われちゃ腹たつのかもしれません。テーマが悪かったのかもしれませんね。 でもサイン会の時の先生の雰囲気は、34巻巻末よりモーニングフォーラムのほうが近いです(笑)。
さて、欣太先生。蒼天が終了したら、中国もんは勿論、歴史もんも一切描かないそうです。非常に残念です。ですが、そうなると この蒼天航路が漫画史上唯一無ニ、珠玉の歴史漫画となるんじゃないでしょうか? 管理人はそう信じます。
ただ、先生の発言で、一箇所だけ賛同しかねるところがありました。 “こんな長いもん描いても誰も読まんやろ!” ...管理人は、毎週の連載はもとより、毎日寝る前に単行本読んだりしてるんですが。
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No.12160 - 2005/08/02(Tue) 23:33:14
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / TATSU@管理人 [関東] | | | | 【STORY】
暗闇に鈴の音が響いていた。 目隠しをした怪童は、鈴の音のする方向へ歩んだ。子供たちが囃し立てた。 「こっち、こっち、こっちだよ。阿撞。」 怪童は笑みを浮かべ、巨大な腕(かいな)を差し延べた。
***************
廖化は追手から逃れ、山中を疾走していた。 呂蒙が南郡を占拠−。廖化はその報せを一刻も早く関羽に伝えたかった。
「褒めたるわ。」 ふいに廖化の前に独りの将が現れ、そう告げた。三日三晩 何も食わんと、ようここまで逃げてきたな、と将は廖化を見つめ不敵に笑った。。 廖化は将に向かって剣を突き出した。将は恐るべき速度で身をかわすと、廖化の首筋に拳を叩き付けた。次の瞬間、将の強烈な蹴りが、廖化の体を弾き飛ばしていた。
将の名は孫皎。孫権の従兄弟にして、南郡占領軍の副将であった。
***************
馬上の夏侯惇・徐晃・趙儼が、轡(くつわ)を並べて樊城郊外を進んでいた。
関羽軍は躊躇(ためら)うことなく軍を襄陽まで下げていた。それは関羽が南に向かった事を示しており、今、魏軍が追撃すれば関羽を敗ることも可能と言えた。 「孫権のやり方には怒りを禁じえん。」 徐晃が呟いた。それを聞いて夏侯惇は苦笑した。追撃どころか 徐晃は関羽の加勢に飛び出して行きそうな勢いであった。趙儼は徐晃を誡めた。孫呉にすれば、合肥を攻め続ければ漢中王宣言を手助けするような形となり、南郡に侵攻するしかなかったのだ。趙儼は徐晃にそう告げた。
「魏王(との)はご無事でおられますか。」 ふいに徐晃は夏侯惇に尋ねた。一瞬躊躇(ちゅうちょ)した後、夏侯惇は、頭痛には悩まされてはいるが健勝であると返答した。夏侯惇は続けた。だが魏王は、関羽を討つと出兵してきたものの 孫呉と共闘する筈もなく、もう荊州には入らないかもしれない、と。
頭痛はひどいのですか?と尚も深刻に問いかける徐晃に対し、夏侯惇は微笑んだ。 「心配いらんよ。 俺がここにいるということは、そういうことだ。」
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襄陽城壁上で趙累が南方を見つめていた。 南郡が陥落したという事態が未だ趙累は信じられなかった。江陵・公安の兵は何をしているのか。廖化はどうなったのか。何の情報も無いまま関羽は千の兵を率いて出兵しており、趙累は不安に拳を握り締めた。 「ただちに出立なさいませ。」 趙累の背後から王甫が告げた。江陵・公安を失うということは、蜀の裏口を奪われたも同然であり、上庸の孟達にも至急南郡を救援するよう王甫は要請していた。尚も躊躇する趙累に、関羽殿にはあなたが必要、と王甫は促した。この襄陽は残る者が心を一つに死守する、と王甫は約した。 「さあ、趙累殿!関平殿と精兵4千が待ち侘びてますぞ!」 王甫の言葉に、必ずや本拠を確保し戻って参る、と趙累は固く誓った。
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「おまえが阿撞か?」 怪童の前に一人の兵士が現れていた。 「丁奉殿がお呼びだ。」 そう告げると兵士は、阿撞に馬の生首を差し出した。 阿撞はそれを鷲掴みにすると、貪(むさぼ)るように食べ始めた。
***************
地図に血が滴(したた)り落ちた。 呂蒙は筆を止め、鼻から溢れ出る血を受けとめようとしていた。
「関羽。 早く出てきてくれよ。」 血塗れの手を眺め、呂蒙は呟いた。 「でないと、俺...。 間に合わんぞ。」
【REVIEW】
■扉は幻想的な雰囲気から開始しました。鬼ごっこに興じる不気味な巨人。この謎の大男は蒼天オリジナルですね。なんとこの時期になってオリキャラ登場です。何か孔明の桃源郷にいそうなキャラですが、物語も終盤になってこんな異形キャラを登場させる意図は何でしょう? 今後のストーリーにどう絡むのでしょう? でも、この時期に新たな伏線が張られるってことは、蒼天はまだまだ続きそうではあります。そこらへんは嬉しいです。
■<兵家必争の地>で登場していた謎の呉将。今回、その正体が判明しました。孫権の従兄弟(いとこ)の孫皎なる人物でした。当時のスレで管理人は、“関羽の死に絡む将といえば馬忠?”なんて間抜けなこと言ってましたが、何人かの方が“孫皎だろう”って的確に予測してましたね。お見事でした。管理人は孫皎なる人物の存在さえ知りませんでした(恥)。
拳法の使い手にして関西弁...。かなり濃ゆいキャラでした。孫皎の鎧について、初登場の時に管理人はこう書きました。『 いわゆる“へそだしルック” (死語?)ってやつでしょうか。でも、あれじゃ鎧の役目を為さないような気も...。』 今回、剣を持って突進してくる廖化に対し、「ほれ、刺してみい。」と自分の腹を指差してましたね。拳法の達人ゆえ、腹部の防御など必要ないと自負してるんでしょうか。かなり個性的なキャラです。
しかし、三日三晩なにも食べないで逃げ回った廖化の行動を褒めたり、その廖化が突進してくるのを見て「ええ根性や。」と微笑んだり、虎燕拳で倒した後も「静かで烈しい ええ突きや。」と称えたり、孫皎は基本的に根性ある人間を意気に感じるタイプみたいです。 昏倒した廖化を眺めながら「こういう奴を、侠っちゅうんかな。」と呟いてましたが、呉では“侠”という概念はないんでしょうかね。孫皎こそ侠客っぽいんですが...。 しかし、廖化は“昏倒した”と書きましたが、虎燕拳の二発がヒットした様子を見る限り、“昏倒した”というより“死亡した”ようにも見えます。生きてるんでしょうか?廖化。
■孫皎と甘寧のエピソードがでてきましたね。酒席で甘寧に絡んで大喧嘩になったそうです。しかし、その時の孫皎の台詞が凄かったです。「こら、おっさん!耳遠いんかい。ああ?」に始まり、「ええ齢こいて、たらたら気侭に働いとったら 目障りやて言うとるんじゃ。」とまで言ってました。甘寧にそんな台詞を吐ける人物が呉にいたんですね。宴席の人々は蒼白となってましたが、管理人もその場にいたらチビリそうです。“孫権の従兄弟”という立場と“虎燕拳の達人”という自負が為せる行動なんでしょうか。甘寧は無言でしたが、右手の裾から仕込みナイフみたいのが飛び出てました。もうこうなると、“大喧嘩”どころじゃ済まないような気もするんですが...。
という訳で、「孫皎とはどういう人物か」という点と「甘寧との大喧嘩の経緯」について猛烈に興味が湧いた管理人は、正史を紐解いてみました。以下、記載します。
■呉書「孫静伝」に、孫皎について記載がありました。まず人物について。
兄・孫瑜と黄蓋の軍を引き継いだ後、孫皎は、沙羨・雲杜・南新市・竟陵を領地として与えられ、それぞれの地に代官を派遣して経営に当たらせます。孫皎は財貨を惜しまず人々に施し与え、広く交友関係を結び、特にあの諸葛瑾とは親密な間柄だったそうです。また各地の代官にも、情勢判断・事務・軍事等 各々得意とするところを任せ、親身になって待遇したので、皆、全力を上げて職務を遂行しました。
孫皎がある時、偵察の兵士を魏方面に出すと、兵士たちは魏の辺境守備の武将や軍吏のもとにいた美女を捕らえて孫皎のもとに差し出します。孫皎はそれを見て、彼女達の衣服を新しい物に取り替えて送り還すとともに、こう命じました。「今、誅伐を加えようとしているのは曹氏である。民衆達に何の罪があろう。これより後、老人や幼い者にも危害を加えることがあってはならぬ。」 この事があってから、長江や淮水にかけての一帯には、彼のもとに身を寄せて来るものが多かった。とありました。
『 俺らが相手にすんのは、曹操や。女・子供や爺さんに手ぇ出してどうすんねん!』
■次に甘寧とのエピソードについて。
残念ながら正史には、「ある時、小さい事から甘寧と大喧嘩したことがあった。」としか記載がなく、大喧嘩の理由や喧嘩の内容は書かれていませんでした。しかし、その後の甘寧の台詞と孫権の手紙が興味深かったので記載しておきます。
喧嘩を諌めた者に甘寧はこう告げています。「臣下も公子も同列だ。孫皎は公子であるとはいえ、彼ばかりが他人を侮辱していいという事にはならない。私は盟主と出会うことができた以上、ひたすら力を尽くし命を投げ出して、主君にご恩報じをすべきであって、世間の慣(なら)わしに従って身を屈することなど絶対できぬ。」
『 報恩と報復。我が道に屈服という文字は無し。』
さて一方、孫権は孫皎にこんな手紙を送りました。「(前略) お前に精鋭の兵を授け、お前に大任を委ねて、千里も遠隔の地において武将たちの総指揮に当たらせたのは、信任に応えて武威を輝かせて欲しいと願ってのことであって、何もお前に勝手気侭な振舞いをさせようと思ってではない。 聞くところによれば、お前は甘寧と一緒に酒を飲み、酔って自制心を失い、彼を侮辱したという。甘寧はお前のもとを離れ、呂蒙の指揮下に入りたいと願い出てきている。彼は繊細さを欠いて向かい気が強く、人の気持ちを損ねることもあるが、大きく見れば立派な人物である。私が彼に肩入れをするのは個人的な感情からではない。私が親しくする人物を、お前は疎んじ憎むが、お前のやることが、いつも私の考えに逆らうといったことで、この先うまくいくと思うのか。 (中略) お前もゆくゆくは年長者となり、特に重い任務を授けられることになろうが、上からは遠方から注がれる視線があり、下からは部曲がお前の命令に従おうと待っている時期に、心のままに怒りを猛らしてどうするのか。 過ちのないものなど何処にもおらぬ。重要なのは過ちを改められることであって、さきの間違いを反省し、深く自らを顧みることである。(後略)」
この叱責の手紙を読み、孫皎は上疏して陳謝し、以後、甘寧とは厚い交わりを結んだ。とありました。
『 おっさん、この前は俺が言い過ぎた。ほんま悪かったわ。この通りや!』
■樊城郊外を夏侯惇・徐晃・趙儼の三将が歩いてました。 もう樊城を包囲する蜀軍は1兵もいなくなった模様です。水も引いたようですし、樊城防衛は完全に成功したんですね。この後、臭気に耐えかねた満寵が「ぶはッ。作戦完遂ご苦労でござったぁー!」とか言いながら城から出て来たりして(笑)。
孫権のやり方に怒気を発する徐晃。まるで追撃どころか関羽の加勢に飛び出しそうな勢いの徐晃に対し、趙儼はこう誡めていました。 「落ち着け、徐晃。孫呉にすれば南郡に出張るしかないのだ。合肥を攻め続ければ、漢中王宣言を手助けする劉備の手先みたいなもんだからな。」 なるほどねぇ、という台詞です。趙儼の台詞に、管理人は孔明の秘策の“負の効果”を感じました。
中華全土に吹き上がる叛乱の火柱。その火柱は、司馬懿曰く「“漢中王”の反響と関羽の影響力の相乗!全ては漢中を捨てた結果!まさかこれほど壮大な秘策が劉備にあったとは!」というものでした。 反曹の火柱は、漢中・天蕩山に篭った孔明の秘策であり、それは漢中王宣言と関羽の影響力の相乗を狙うものでした。ところが、漢中王宣言には思わぬ“逆相乗効果”つまり“反作用”とも言うべきものがあったのではないでしょうか。それが、孫軍の荊州侵攻−。 合肥攻略が“漢中王宣言を手助けする劉備の手先”のようになってしまう孫権。その孫権のとった行動が、南郡攻略でした。
孔明は、予想外の勢力まで関羽に呼応したことを、そもそも関羽自体が未知数で、期待はするが、わからぬものは想定できないと論じていました。関羽北上による呼応勢力が“想定できない”正の効果とすれば、漢中王宣言による孫呉参戦は“想定できない”負の効果ではないでしょうか。
■曹操の安否を気遣う徐晃に「ちょこっと例の頭痛に悩まされておられるが、うん!なんにもないぞ。」と夏侯惇は答えていました。天蓋車の中を除き込み「おーい、孟徳よー。」なんて小声で呼びかけてましたが、曹操は反応したんでしょうかね。尚も、頭痛はひどいのかと問いかける徐晃に「俺がここにいるということは、心配いらんということだ。」と肩に手をかけ微笑んでました。これは、単に徐晃に心配かけない為にそう言ったんでしょうか?それとも夏侯惇なりに何か信じるところがあるのでしょうか?
更に言えば「曹操は、自ら関羽を討つと出てこられたものの、もう荊州には入らないであろう。曹操が孫呉と共闘するはずがないから。」という夏侯惇の台詞は、曹操が昏倒しておそらく荊州には来られないというのを誤魔化す為に言ったのでしょうか?それとも本当に共闘しそうもないからそう言ったのでしょうか?自力の人・曹操は孫権と共闘するのは嫌うでしょうが、覚醒した時に「樊城へ向かえ。関羽と会見する。」って司馬懿に言ってましたから、荊州に入る気は満々でした。前者かもしれませんね。
■関羽は1,000の騎馬隊を連れて襄陽から南へ出立しました。先週、関羽が「南へ向かう」宣言をしていたので、王甫の襄陽籠城作戦は捨て、全軍で本拠奪還に向かうのかと思ってましたが、違ってました。 その関羽を見送った趙累は、こう感想を述べてました。「今、いかなる状況なのか!?江陵・公安3万の兵はどうしている!?廖化は!? 何ひとつ分からぬというのに、わずか千騎で向かわれた。 最悪の場合は、千騎で奪還!?いくら関羽殿でも...無茶だ!」
この台詞から察するに、関羽は南郡がどうなっているのか確かめに行った模様です。ただし江陵・公安が本当に呉軍に占領されていたら、奪還に動く覚悟でいるんですね。つまり、王甫の籠城策は捨てずに、軍の大半(及び趙累・関平ら諸将)を襄陽に残し、1部の兵だけを連れ威力偵察(場合によっては本拠奪還)に行ったみたいです。これ、事実確認(偵察行為)に向かったのはいいとして、本拠奪還も視野に入れているなら、兵1,000というのは、趙累のいう通り、あまりにも無茶ですよね。関羽としては、王甫の策を不採用とするには偲びなく、籠城に影響を与えない範囲の兵数だけ連れて、(あくまで自己の責任範囲内で)南に向かったということでしょうか。義理堅いと言えば義理堅いですが、無謀と言えば無謀かも。
■上記の出来事に対し王甫は「ただちに出立なさいませ。」と趙累を促してました。江陵・公安を失うという事は、蜀の裏口を奪われたも同然で、あってはならないことだからでそうです。江陵・公安が蜀の裏口なら、表口は漢中ということになるんでしょうか。いずれにせよ、蜀にとって出入口の一つを奪われたら大問題ですし、先週あれこれ推測しましたが、やはり本拠地あっての樊城・襄陽侵攻なんでしょうかね。
王甫は、「この襄陽は残った者が死守する。」という発言と共に、趙累と関平を精兵4,000と共に送り出しました。先に向かった関羽騎馬隊1,000と併せて5,000の兵が南郡へと向かった訳です。なんかまだ本拠奪還するには少ないような気がしますが、もともと樊城に現れた関羽軍は2万ですもんね。樊城攻防の激戦で1万5,000ぐらいにはなってそうですから、襄陽死守を鑑みれば、送り出せるのは5,000ぐらいが限度なのかもしれません。いや、むしろ籠城兵のほうも、膨れ上がる魏軍から襄陽を守るには1万じゃ全然足りないのかも...。
■阿撞のもとに兵士が現れ、「丁奉殿がお呼びだ。」と告げていました。 つまりこの怪童は、呉軍に召抱えられることになりそうです。そうなると、必然的に関羽戦に投入される可能性が高まってきました。丁奉のもとで打倒関羽の秘密兵器として使用されるんでしょうか? 神懸り的強さになってきた関羽には、人外のような怪童をぶつけるしかなくなってきたんでしょうかね。個人的には、普通に『 呉の将たちと関羽の正統な戦い 』を見たいんですが...
■地図に滴(したた)り落ちる鮮血。なんと呂蒙の鼻からは嘗て無いほどの多量の血が流れ落ちていました。そして、手のひらの血をみた呂蒙の台詞は、“関羽。早く出てきてくれ。そうでないと、俺は間に合わない”でした。 な、なんと呂蒙も余命幾許(いくばく)も無い模様です!前回登場した時は、そんな気配は全くありませんでしたが、急転直下の展開です。以前 孫権が「本当に病かどうか わしには分からんが。」って言ってましたが本当に病でした。今までの呂蒙の鼻血は、単に『 興奮し易い体質 』を表現しているのかと思ってましたが、違ってました。こんな布石となっていたとは... 。
悲壮な決意で関羽を迎え撃つ呂蒙。これはこれで盛り上がって参りました。決死の覚悟の呂蒙は、果たして神と成りつつある関羽を討ち取ることができるのか!?
これまた南郡争奪戦も見逃せません!!
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No.12161 - 2005/08/02(Tue) 23:39:15 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / faby [近畿] | | | | はじめまして。 fabyと申します。いつもROMさせてもらってました。
今回出てきた『阿獞』ですが、やはり馬忠ではないでしょうか。 いまさら新しいオリジナルキャラはでてこないでしょうし(というより出てほしくない) かくれんぼが得意そうなので関さんを捕まえれそうです。 馬が好きということで馬つながりでw。
ちなみに『阿獞』の『獞』は現在の中国西南部にいる民族をさす言葉です。 容姿からみても漢民族ではなさそうですし、だから丁奉の使いの兵がいっていたように『言ってもわからん』のでしょう。 それに中華の枠にはまらないキャラじゃないと、徐晃のように関さんワールドに巻き込まれて脱がされてしまいそうですw。 丁奉とともに潘璋の下で活躍するのを見てみたい。
拙い考察(ですらないけど…)で長々と失礼しました。
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No.12162 - 2005/08/03(Wed) 00:11:13 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / あお | | | | 管理人さんは毎晩寝る前に単行本を読んでいるとのことですが、 僕も毎日欠かさずちょっとだけでも蒼天航路を読むのが日課です。 何度読んでも新鮮な発見と、新たな解釈がそこにあるからです。 小さな会社を経営しているのですが、 大学の生協で、水晶ちゃんの美しさに惹かれ、ふと手に取り、 以降11年間、僕のバイブルとしてこの漫画を読み続けなければ、 こういう人生には決してなっていなかった気がします。 欣太さんありがとう! ラストスパート頑張ってください。
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No.12163 - 2005/08/03(Wed) 00:38:11 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / なるみ | | | | どうも、こんばんは。いつもながら管理人さんの考察には感心しっぱなしです。
ところで、ものすごく久々に、甘寧が出て、うれしい限りです。 喧嘩の場に隠し武器は・・・彼らしいといえば彼らしいですが。 あの喧嘩、誰が止めた(仲裁した)んだろう・・・とてつもない勇気が必要そうです。
更に孫皎。カッコいい!惚れそうです。 でも、関羽討伐の後に・・・(涙)
なんか、どーでもいいレスですね。失礼しました。
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No.12164 - 2005/08/03(Wed) 02:07:29 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / 英英 [関東] | | | | 最初の数ページ、こわいです…(><) 追いかけられるのは苦手なんですよ。廖化ーっ! 三日三晩で無精ひげが生えてる。 胸元のあざのようなのは、傷跡でしょうか、刺青でしょうか? 孫皎の技、いやだな〜(^^; わざとお腹だして、敵にその部分を狙わせて、虎燕拳を放つ!という感じに見えます。で、廖化の方も「ほれ、刺してみい」と言われて正直に狙って玉砕。侠の廖化にしてみれば、追われ続けて疲労困憊してて、まったく勝ち目がなかろうと、投降という選択肢はありえないんでしょうね。 孫皎は廖化をCENSORED気ならば剣で斬ったと思いますが…、肘と膝で首を挟んだら死んじゃいそう…(><)。あまり手加減してるように見えませんし。でも廖化はまだまだ生きてるはず…
>「こういう奴を、侠っちゅうんかな。」と呟いてましたが、呉では“侠”という概念はないんでしょうかね。
たとえば、4年半荊州に住んでいた?Y夏ちゃんが、“侠”の文化を呉に伝えてたり…ってことはないでしょうかね(*^-^*) 孫皎と?Y夏ちゃんは年近いのかな? いとこ同士だし、関西弁で話すくらい仲良しだといいな〜。
>「ええ齢こいて、たらたら気侭に働いとったら 目障りやて言うとるんじゃ」
これ↑、濡須戦の軍議で、孫権が「あの斑気(むらけ)の多い武は、要所で使うに限る」と言ってたことですね。孫権は無頼を上手に飼いならしてましたが、こころよく思わないものもいたようです。私は孫皎の言ってることは、とてもマトモに聞こえました(笑)。 呂蒙の指揮下に入りたいという甘寧が、ちょっとかわいくみえたり。 あと、叱責の手紙は、喧嘩両成敗ではなく、孫皎が一方的に叱られてるようで気の毒な感じもします。
>この後、臭気に耐えかねた満寵が「ぶはッ。作戦完遂ご苦労でござったぁー!」とか言いながら城から出て来たりして(笑)。
「徐晃ーっ!貴様この俺になんの恨みがあるーっ!」なんてことになりませんように(笑)。
>「おーい、孟徳よー」
「ちゃんと仕事はしてるよ、マー」とか言いながら、額の目だけを開けたら、惇兄は地面に落下するんだろうなあ。 …くだらないことばかりすみません。
>「関羽!早く出てきてくれよ〜〜」「でないと、おれ……間に合わんぞ!」
“おれ”って平仮名なんだ… 着物の模様がかわいらしい… 文字は上達したんだね… …なんて言ってる場合じゃないですねっ。 命が尽きる前に荊州制圧を完遂させたいんでしょうね。 関羽と戦いたがってるようにもとれますが。
丁奉の布陣場所は、潘璋の近くで、しかも西側(山奥?)のようですね。 fabyさん(はじめまして)の考察に、なるほど〜と思いました。 彼が中国西南部に住む異民族というのはありそうです。 ところで、馬忠って異民族なんですか?
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No.12166 - 2005/08/03(Wed) 03:26:46 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / RYU [東海] | | | | >三日三晩 何も食わんと、ようここまで逃げてきたな、と将は廖化を見つめ不敵に笑った。
うーん、何で廖化の一挙一動にそこまで詳しいのでしょうか? 孫皎も三日三晩かけて廖化を追いかけて来たとか(笑
呉の執拗な追跡を見た時に、関羽本隊と蜀本拠を繋ぐ不特定多数の使者・斥候を捕縛する ラインが張られているという事かと思いましたが、そうではなくて廖化個人に向けられた 追手なんでしょうか。
>酒席で甘寧に絡んで大喧嘩になったそうです。しかし、その時の孫皎の台詞が凄かった
その場にいたら、不覚にもウケてしまいそうです(爆
>甘寧との大喧嘩 >「孫皎とはどういう人物か」
管理人さんの正史のご解説を見てふと思ったんですけど、 弱者に寛容で優しいけど、言動に棘があるとことか関さんに似ているような気がしました。 魏という強敵とは徹底的に戦いながらも、その支配下にある民草に対しては 寛容に接し、紳士的姿勢を保つ事を部下に呼び掛ける態度は立派だと思います。
孫権の手紙を読んで、甘寧と仲直りできちゃうとことか、性格がカラっとしていて 好感が持てました。最初から喧嘩しない方がベターなんでしょうけど(笑
>追撃どころか 徐晃は関羽の加勢に飛び出して行きそうな勢いであった。
面白いタッグになりそうな気がします(笑 「いよっ 兄貴! 鎧じゃなくて、逃げる時は軽さ!軽さ!!」
>江陵・公安が蜀の裏口なら、表口は漢中ということになるんでしょうか。
なるほど、おっしゃる通りだと思います。 そうしますと、上庸は勝手口という所になりますね。 その重要性からして、孟達が劉封の出撃要請を許可できなかった事も 正確な情勢判断であったと考えれますよね。
もし、上庸が陥落すれば魏が蜀本拠を突く事が可能になりますし、長安の部隊と 連動させて漢中の劉備軍を挟み撃ちにする作戦を立てる事もできます。 蜀本軍と関羽軍が呼応して魏を挟撃していたつもりが、いつの間にか立場を 逆転されていたなんて事も有り得ますよね。
>『 呉の将たちと関羽の正統な戦い 』を見たい
何なんでしょう、あの怪童は? イメージで存在価値を判断したくはないですけど、ラストに絡むべきキャラなんでしょうか。 はっきり言ってどうなるか心配です。
>悲壮な決意で関羽を迎え撃つ呂蒙
呂蒙の体調を見る限り、関羽との一騎討ちは無理そうですね。 色んな意味で心配が多いので、南郡争奪戦からは目が離せません!!(爆
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No.12167 - 2005/08/03(Wed) 09:14:34 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / 刑道栄 | | | | > 個人的には、普通に『 呉の将たちと関羽の正統な戦い 』を見たいんですが...
物語の顛末を待たずにこんなこと書くのはあまり良くないのは分かってはいるのですが、やはりここまで壮大な物語で、その中核をなす登場人物の最後がどこの馬の骨か分からんような(馬の骨食べてましたけどね)奴が絡んでくるだけでも悲しいです・・・。 ここは管理人さんと同じく呉の将たちと関さんの壮絶な戦いを見たいものです!あんなのに関さんが一騎打ちをされた日にゃこれまで関さんと武人として対峙し敗れていった将たちが浮かばれないです。
しかし、あんな化け物を使う「丁奉」確かまだ未登場ですよね?その 采配も今後楽しみですしキャラ設定も楽しみですね〜!
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No.12168 - 2005/08/03(Wed) 11:46:06 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / 文月 [近畿] | | | | こんにちは。
さっそくですが、問題の怪童・阿トウは、fabyさんの言うように中国南西部の非漢民族ではないでしょうか。こう考えればあの異様にでかい手足も漢人の言葉が通じてなさそうなのも納得できます。 いずれにせよ、今回の件に関しては、諸葛亮はあまり関係が無さそうで、その点だけはちょっと安心(笑)。 この件の怪童が関羽の死とどう絡んでくるのかは、明日のモーニングを実際に見なければ分かりませんが…(今週も載ってますように!)。 でも、阿トウを呼び出した丁奉にしてからが実は、阿トウ以上の妖怪系キャラであった、というオチだったらどうしよう…すいません、冗談です。
呉のへそ出しさんは孫皎だったのか〜!! 確かに、顔立ちは堅パパを、言葉遣い(関西弁)はヨウ夏を彷彿とさせます。 あの甘寧に喧嘩売って、よく殺されなかったね…(冷汗)。
ああ、呂蒙、君ってば本当に病気だったのね…!!(涙) 果たして呂蒙は関羽の死に立ち会うことが出来るのか、これも大変気になります。 ただ、呂蒙が書いた字は、私個人的には、そんなに汚いとは思いません。読みやすければそれで良し!!(笑)
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No.12169 - 2005/08/03(Wed) 17:12:20 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / Homicide | | | | 馬忠が異民族かどうかはわからないんですが、この期に及んでオリキャラはないだろうということと、呉で働くということから、私も阿撞=馬忠あたりかな、と思ってます。近いうちに明白となることでしょうけれど。 どうでもいいんですが、手塚治虫の「ブッダ」に出てきた巨人キャラ…名前失念して申し訳ないんですが、ポタラ、とかいったっけな? 阿撞とキャラが似てるような気がしました。
ヘソ出し孫皎の、甘寧との喧嘩での「ええ齢こいて、たらたら気侭に働いとったら 目障りやて言うとるんじゃ」なる言葉、正直、自分としては、「これ以上の正論は無い」と思ってしまいました。 君主の孫権ですら、甘寧のキャラを理解した上で(正論を貫くことはせず)「あのムラッ気のある武は要所で使うに限る」って言ってるわけですからね。 まあ、正直、世の中、正論だけを貫いたところで、すべての道理が通じる、というものでもないですが。 あと、これもどうでもいいんですが、呉=関西弁という地方色の図式を最初に確立したのは、片山まさゆきの「スイート三国志」だったような気がするんですが、蒼天でもそれが採用されて、自分の中では、すっかり、呉=中華大陸でいうところの関西、というイメージが固まりました。
個人的に、今回、凄く衝撃的だったのが、呂蒙の鼻血⇒死期が近い、との描写でした。話はちょっと飛躍するんですが、橋本真也なるプロレスラーがいたんですが、この7月に亡くなりました。40歳の早すぎる死で、死因は脳幹出血でした。 で、橋本という選手は、試合中、凄く、鼻血を出すことが多かったんです。同じデブキャラの、極楽とんぼの山本が、橋本の真似をする時は、血糊で鼻血を出していたものでした。 その橋本が、試合中に鼻血をよく出していたのは、今回の死因である、脳幹出血と、関連性のある症状だったそうなんです。 それを知ったとき、「そうか、橋本のあの鼻血は、そういうサインだったのか…。鼻血といえば、蒼天の呂蒙だけど…」と思っていたんですよ。 そしたら、今回の蒼天で、もろにそのまま、鼻血が「死期が近い」というサインに使われていたので、とてもビックリしました。 まさかとは思いますが、ゴンタ先生が、橋本の死をヒントに、このコマを描いた、ということはないだろうとは思いますが…。 しかし、呂蒙にしろ、法正にしろ、郭カ、周ユ…軍師(司令官)って、武将以上に、身を削って戦っているんだなあ、と実感します。
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No.12170 - 2005/08/03(Wed) 21:31:56 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / 鳳卵 [東北] | | | | う〜む…阿トウってやっぱり、呉の南方にいる異民族という設定なんですかね。しかし、蹋頓のときもそうでしたが、中華以外の土地に住んでる人、まともな人間に描かれないなぁ…なんか問題になったりしないんだろうか? まぁ、中華の人でも時々トンデモない容姿の人もいますけどね、この漫画。
ここで丁奉の名前が出てきたのは、ちょっと意外でしたね。彼が活躍するのは、もうちょっと後のことになるハズですが。 あと、中国西南部の異民族たちは、どっちかというと劉備に味方してる人が多いみたいなんですが、そこんとこどうなんでしょうねぇ? 呉は山越などの異民族とは敵対関係にあるので、呉軍に異民族が協力しているというのは、ちょっと考えにくいですが。
とにかく、この阿トウの存在はすごく不安に思えますね。
さて、関羽は1000騎を率いて南に帰ったそうですが、この1000騎ってのは、なんだか半端な感じですね。 片腕たる廖化が捉えられてしまったんだから、例え偵察としても関羽自身が出向かなければというのは分かるんですが、1000騎というのは物見にしては多いし、呉軍と一戦を交えるつもりなら少なすぎるし…
本来であれば、襄陽に捨て兵を残して全軍南下すべきのような気もしますが…偵察して、あわよくば本拠地奪還というのは、ちょっと虫のいい考え方じゃないでしょうか。
果たして関羽は、いかに戦うつもりなのか? 三つ目の曹操と一緒に見守りましょう。
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No.12171 - 2005/08/03(Wed) 22:31:58 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / 鳳卵 [東北] | | | | ★Homicide さんへ 『ブッダ』に出てきた巨人キャラというと、“ヤタラ”ですね。 彼は両親の復讐のために薬を飲んで巨大な身体に成長した人ですが、後にブッダの重要な弟子となった人ですね。 果たして阿トウの方は、関羽と出会って心を取り戻したりするんでしょうか…
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No.12172 - 2005/08/03(Wed) 22:35:20 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / 焔 [近畿] | | | | 阿獞…関羽あるいは関平と戦うのでしょうか? 頭に阿がつくということは本名ではなさそうですね。 阿瞞・阿蒙のように愛称なのかもしれません。 獣に適当な呼び名をつけた可能性も有りますが…
話は変わりますが呉の怪奇と言えば呉将朱桓の女中が飛頭蛮なる妖怪だったという話を読んだ憶えがあります。 夜な夜な首が伸びて這い回るので他の使用人が気味悪がって朱桓に訴え出たがそこは豪胆な呉の将。 害が無いのであれば問題無いと全く気にせず雇い続けたそうです。 最終的には使用人が怯えて仕方無いので解雇したという結びですが。(特にオチ無し 関係無い話ですいません。
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No.12173 - 2005/08/04(Thu) 00:16:26 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / 夏樹 [関東] | | | | こんばんは、夏樹です。 新たな展開が始まりましたね。
阿獞という、ここにきて全く想定外の新キャラの登場は、個人的には期待しております。 なにより、あの不気味な雰囲気。久々に出てきた異形のものたち、英英さん、同感です、私も怖かったです。廖化の逃げ回る心理と重ねる演出も最高。
阿獞の集落の人は阿獞以外もみな、大きな手足にのっぺりとした顔でしたね。山越・南蛮諸族ほか荊州以南の諸民族は、史実でも演義でも呉蜀の争いに翻弄されます。それぞれの民族が自ら判断して参加する場合もあれば、強制的に従わされる場合もあります(諸葛亮の南征の発端となった雍闓の乱も、裏で呉が糸を引いていたようです)。 子供達の兵士に対する表情から察するに、とりあえず、呉に服従を余儀なくされている少数民族の一つということでよいのではないでしょうか。ただ遊び相手を取られそうなので、にらんでいるだけかもしれませんが。
こういう、呉蜀の間で揺れ動く少数民族を参加させたというストーリー展開に巧みさを感じます。 かつて「あおいきば」に対し民族の壁を取り去った関羽は、しかし、呉に利用された漢民族ならぬ異形の才に阻まれるのでしょうか。
廖化は死んでいないと思いますよ。生き死にについて正史にはっきりとした記述がある場合は、いまのところ欣太先生は守っていますから。 もっとも、呉に捕まる以前は廖化は廖淳と名乗っていて、呉から脱走する際に改名したそうですが。
生き死にで言うと、孫皎は建安二十四年で死んでいます。その死は正史には審かではありませんが、ストーリーにからんでくることになるのでしょうか。注目されます。
孫呉の宴会。 立ち読みして思わず笑ってしまいました。 孫呉の宴会の過激さは、正史でもたびたび取り上げられていますね。 うしろの文官が、「殿おっ」って助けを求めていましたが、管理人さんが調べて下さった孫権の手紙からすると、この場に孫権はいなかったようですね。 もっとも、孫権本人の酒乱ぶりが有名ですから、ここで殿にお出ましいただくと、もっとすごいことになりそうです。
話がぜんぜんずれましたが、関羽の最期に向けて、今回は赤壁とは違って、あくまで正史の展開の土台の上で脚色や架空のキャラクターが動き回っているようです。その点、あまりに突飛な展開というのは私はあまり心配していません。毎回たたみかけるような展開にますます目が離せません。
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No.12174 - 2005/08/04(Thu) 01:07:21 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / てら [近畿] | | | | お邪魔いたします。 阿トウなる人物(?)が出てきましたが、怖ッ!と思いましたね^^; 私もこの辺でオリキャラは出てこない気がするので阿トウには誰かモデルとかがいるのかな〜と思っております。
「ああ〜・・・」と思ったのがやはり呂蒙の鼻血ですね… 「でないとおれ・・・間に合わんぞ」の台詞に何か寂しくなりました。 今まで呂蒙の鼻血は「呂蒙らしさ」の描写くらいにしか思ってなかったんですが、そうか、呂蒙ももうすぐ…とか思ってしまいました。 蒼天人は皆魅力的だからこういう描写がある度寂しくなります。
今週のモーニングフォーラムにゴン太先生登場したの驚きでしたね。 そしてやりたい事は「蒼天航路を終わらせたい」^^; …まあまあそう言わずに!! 管理人様の「一箇所だけ賛同しかねる」の意見に激しく同意です(笑) ほぼ毎日見てますよ先生。
>焔様 飛頭蛮て朱桓の女中の話だったのですか!! 昔「地獄先生ぬ〜べ〜」という漫画で飛頭蛮の話を読んだ事があるのですがその時は「中国の妖怪なんやーふーん」位にしか思ってませんでした…もう一度読み直してみよう。 あっ、ぬ〜べ〜売ってしまったかも;; ・・・何でこんなに興奮してるのか自分でも解りませんがすごい感激しました。
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No.12175 - 2005/08/05(Fri) 14:38:15 |
| ☆ Re: 今週の蒼天<目隠し鬼> / つね [関東] | | | | 今日はこの後、仕事なので、時間に追われながら書いています。
1.追いかけっこ 2.一息つく魏軍 3.挽回図る関羽軍 4.待ち受ける呂蒙
阿撞と子どもたちとの場面では、子どもにまとわりつかれているという共通項から「人呼んで寒貧」石徳林を思い起こしました。あっちは殺されかけそうになっていましたが・・・。こちらは純粋に遊ばれているようです。もっともガキどもが束になってかかってもかないそうにありませんが。
関羽は15万を超える魏軍から襄陽を確保しつつ本拠地奪還を狙っているようですが私も「虫のいい考え」に思えます。「二兎を追うもの・・・」が頭に浮かびます。
樊城攻防の魏蜀の死闘から、呉蜀の戦いへ、スムーズな場面転換です。またしばらく魏王の出番なさそうですが。
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No.12179 - 2005/08/06(Sat) 19:56:15 |
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