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谷合 ノート

河南少年野球クラブ 谷合監督のページです

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9月15日(金) / NO5、チームワーク
4カ月ぶりのノートを更新します。
正直仕事が忙しく中々更新できずにいた事もあるが、実はある理由があった・・・

12期Aチームが試合に勝てない・・・・
それは・・
チームワーク!
これほどチームワークの悪いチームはない・・
皆、自分のことしか考えていない・・
チームメイトが苦しんでいても何も言わない・・失敗した者を励ますどころか知らん顔・・
監督に怒られると黙り込み・・返事もできない・・・
原因は分かっているのだが監督の想いが伝わらない・・・
「勝つことが一番の薬!」これは監督の持論であり、思いなのであるが・・その連勝が途切れてしまう・・
この苦しいトンネルをどうやったら抜け出ることができるのか・・
そのほとんどがピッチャーの出来にあった。
打力・守備・走力・機動力・・どれをとっても例年とそんなに劣ることはない・・
劣るのは、ピッチャー・・・肝心のピッチャーができる者がいない・・・・
例年なら必ず2〜3人に合格を出すのだが、今年は1人も合格を出せない・・・
そしてピッチャーが落ち込んでいくのを全員が助けてやることもなく共に沈んでいくのだ・・
こんな試合を続ける子達を見てあらゆる手段をもって言い聞かせるがその思いが伝わらない・・
歯がゆい思いが続く・・
友好チームは皆大活躍をしている。
長曾根さんは6年生3人で全国3位、新家スターズさんは大阪、高野山、オリックス、を優勝、
岸和田イーグレッツさんやキングシャイアンスさんなども大阪代表として大活躍をしている。
この活躍をこの子たちはどう思っているのか・・
何とかしなければ、この子たちはこのまま終わってしまう・・
そんなことをいつも考えながらとうとう9月に入った。

しかしここにきてとうとうピッチャーが出来上がってきた・・・
チームワークを重視する、皆の為に自分が動くということがやっとできてきたように思う。
例年よりも5カ月遅れではあるがやっと強豪と戦えるチームが出来上がった。
他チームは新チームに移行していく時である・・河南も下の学年の指導を本格的に動き出した。
しかしAチームの後半戦、12期河南の実力を皆に見せてほしい!
頑張れ!河南12期生の子達よ!!

こだわりの試合がたくさんあります。
細かい内容については次回以降に書いていきます。
No.226 - 2017/09/15(Fri) 22:20:00
5月17日(水) / NO4、あきらめない野球
13日の土曜日は金曜から降り続ける雨が昼前まで残り12時に全員集合して練習開始。
グランドはすぐに使えないので隅っこで全員ネット打ちを開始する。
とにかく4月からの平日は月曜以外の4日間夕練で3台のマシンをフル回転で打たせ続けている。
打って、打って、打ちまくる事・・おかげで打力は相当ついたと思っている。
マシンのスピードを速いのを2台、緩いのを1台、交互に打っていく。
緩急にも強くなってきたように感じる。

この日はネットうちを1時間半、ペアでトスバッテイングを30分、そしてマシン打撃練習を2時間半打ち込んだ。河南の河川敷グランドはそんなに広くないが60メーター先に張られた高いネットを打球が超えていく・・・
子供たちのスイングスピードが相当上がってきていると感じる・・

この間に4年生のアオイとカッタにピッチング練習をさせた。
実際に5年の試合はこの2人が中心に投げなければならない。
16メーターでの投球はどうなのか見てみたが、何と二人ともしっかりとストライクを取れる上に緩急もつける事ができる。思った以上にいい・・
来年は6年生がハルキ1人で後5年生と4年生が入ってのAチームである。
とにかく今5年の試合で戦えるかが心配であったが、十分に試合ができると確信する。
夏を過ぎれば聖徳旗大会も始まる・・それをある程度戦えるように、試合の運び方を教えなければならない。頑張れよ!Bチーム!

さて翌日の日曜日は朝から第3ブロック大会の初戦が行われた。
相手は富田林連盟の錦少年野球クラブさん。カナムが投げて何とか勝利・・錦さんはいいチームでこれから強くなるなと感じたチームでした。

いよいよ午後から貝塚大会の準決勝戦を迎えた。
熊取町民グランドに着くと、もう一つの準決勝の試合が行われていた。
新家スターズさんの打撃が爆発し高石スワローズさんを圧倒。さすがは大阪大会の覇者である。
河南の相手は美原ライオンズさん・・
河南はジャンケンに勝って後攻。
所がとんでもない試合になる・・・
初回、マウンドのアオイは調子が上がらない・・1・2番に四球を与え3番にバントを内安打され、いきなりノーアウト満塁となる。4番君にレフト前に運ばれるが処理を焦ったガクが打球を後逸・・・ホームランとなる。その後もう1本ホームランとなり相手ベンチはすでに勝利モードで大賑わい・・・5点のビハインドでスタートすることになる。

ベンチに少ししょぼくれて帰ってきた子供たちに言う・・・
「相手ベンチを見てみろ、みんなもう勝ったように喜んでいるぞ・・今始まったばかりだ・・この試合は10点くらい取るぞ!だからまだ2・3点くらい取られても大丈夫だ!お前たちはマシンをどれだけ打ち込んできたか、お前たちの打撃を見せてやれ!」
子供たちはこの言葉に皆燃え上がった。
先頭ホダカがいきなりホームランで1点返すと3番コウユが2塁打、続くユウキがツーランホームランで3点目、カイが四球後アオイの3塁打で4点を取り返した。
初回を終わって5対4。良しこれで通常に戦えるぞと思いきや、またもや点を取られる。
アオイが又連続四球を与える・・確かにストライクゾーンが厳しいように感じるがこれはどちらも同条件。ここでコウユに交代。
又バントヒットをゆるし満塁。そこからゴロで1点、ポテンで1点、2連続WPで2点・・合計4点与えてしまう。9対4・・
最後のWPの2点はつらかったが、今日の子供たちは気合が入っている。
取られたら取り返すぞ!
2回の裏、ピッチャーは2人目、攻撃はナオキからはじまりエラーで出塁するとホダカがレフトへヒット、1アウト後コウユがレフトに運び満塁、ユウキがレフトに運び2点を返す、ここで3人目のピッチャーへ交代、しかし続くカイがまたもレフトへ運び満塁、アオイがライトへ放ち2点を返す、2アウト後ガクがレフトへ運び2点追加・・・なんとこの回6点取り10対9ととうとう逆転した。
2回を終わり残り時間5分・・
この回守れば勝ちだが・・・1点返され抽選になる。
抽選は6対3で勝利。
こんな試合はあまり記憶にない・・しかしよくあきらめずに最後まで戦ったな・・

もう少し楽な試合をしてくれ!12期Aチームの子達よ!
監督の寿命が縮まるわ(笑)
まだまだ挑戦や!!
No.225 - 2017/05/17(Wed) 17:31:18
5月12日(金) / NO3、再挑戦
スポ少南河内を優勝して、全員に告げたのは無敗のまま大阪春季大会へ突入すること。
強豪と戦いそれを超えることで本当の強さを身に着ける事。
毎年いえる事だが大阪春季大会を勝ち抜くことで強くなる・・

貝塚大会を負けることなくここまで7勝0敗2引き分けで大阪春季大会の初戦を迎えた。
しかしこの試合信じられない試合をしてしまう・・
1回の裏に連打で6点とりほぼ勝ちをつかんだと思った試合だったが、なんとミスを繰り返しその後の攻撃はチグハグでサインミスを起こすなど散々な試合をしてしまい、とうとう最後に逆転負けをしてしまう。
試合中の子供たちの動揺を抑えきれず、通常の試合をさせる事が出来なかった。
同日行われた岸和田大会初戦も逆転サヨナラ負け・・・
大きな夢は一瞬にして終わってしまった。
平日夕方練習を月曜以外の4日間行い、明るいうちは守備、暗くなると3台のマシンをフル回転で打撃練習を重ねてきた。
だが結果はむなしく、初戦敗退・・・親も子も指導者もしばらくの間立ち直れない・・

しかしこんな所で落ち込んでいるわけにはいかない。敗戦2日後の夕方練習の時に全員にもう一度挑戦することを言って聞かせる。
お前たちには幸運にもまだスポ少全国の夢が残っている。
この悔しさをスポ少全国で晴らそうと全員に誓わせた。
こうして12期Aチームの再挑戦が始まった。

その後公式戦5連勝!
富田林大会、オリックス大会、此花大会、羽曳野大会をそれぞれ2回戦へ進出。
そして貝塚大会はベスト4へ進出した。
準決勝の一つ目は今季大阪大会優勝で全国出場を決めた新家スターズさんと同じく春季大会ベスト8の高石スワローズさんの対戦、もう一つは春季大会ベスト16の美原ライオンズさんと河南少年野球クラブ・・

どうなるかわからないがいえることは河南よりすべてのチームが強いという事。
ミラクルを起こしたいね・・・
いつも言い続けている事を、試合でできるかどうかにかかっている・・・
頑張れ!12期Aチームの子達よ!
No.224 - 2017/05/12(Fri) 15:01:07
3月30日(木) / NO2、 いよいよ公式戦突入
新チームのデビュー戦は3月4日、南河内スポーツ少年団大会でスタートを切った。
初戦は少し動きが硬かったが白星スタートとした。
3月11日、同じく2回戦を勝利する。
3月19日は大阪春季大会への連盟予選を太子さんに勝利し、大阪大会の出場を決めた。
3月20日には貝塚新人戦の初戦を迎え、美木多イーグルスさんに勝利。
1試合ごとに安定度が増してきた。
そして先日3月26日、スポ少南河内大会の準決勝と決勝戦を迎えた。

この大会は大阪を8つのブロックに分けてそれぞれの優勝チームが5月の末から近畿大会出場をかけて戦う。
優勝チームは近畿大会(今年は和歌山県で開催)で2勝すれば全国大会(今年は仙台で開催らしい)へ出場となる。(過去8期と9期がこの大会の全国出場を果たしている)

どうしても優勝しなければならない。
過去は3期生が優勝、5期生・6期生が準優勝、7期生からは11期生まで優勝5連覇を続けている。12期生も何としても優勝し6連覇を成し遂げなければならない。

準決勝は河内長野の美加の台Fさんを破って勝ち上がった島泉ファイブボーイズさんとの戦いとなった。
ダブルの試合のため誰に何イニング投げさせるか思案する。まずはコウユを先発に上げた。
初回にいきなり長打を打たれ先制点を許す。しかしこの日の河南打線はすさまじかった。
結局終わってみれば12対3で勝利。決勝へコマを進めた。

そして決勝戦は羽曳野イーグルスさん。
今年の羽曳野イーグルスさんは非常に打撃が良く守備も安定している強豪チームである。
昨年5年生大会の聖徳旗杯の準優勝。決勝で強豪岸和田イーグレッツさんに負けはしたものの最後までもつれる好試合をした実績を持っている。
この大会はもちろんあちこちで対戦の機会がくるであろうと思い1月に練習試合を申し込んだ。結果は2試合とも負け・・・
しかし本番で勝つためにさらに練習を積んでいく。

決勝はアオイをマウンドに上げた。
ユウキのリードも良くなってきた。結局6回まで無失点に抑えた。
一方攻撃はコツコツと1点ずつ4点を取り、4対0で最終回の裏の守りに入った。
最後にヒットやミスが出て2点取られるが、4安打に抑える好投で4対2と何とか逃げ切り優勝することができた。
準決勝・決勝と内外野のミスもない。盗塁を仕掛けてきた走者はすべてアウトにし、ヒットも10イニングで15本。

公式戦強豪と戦ってどんな試合ができるのか、心配していたが本当に皆よく頑張ったし成長したと思う。
この大会6連覇。これからもっともっと強い相手と対戦しなければならない。
だからもっともっと練習をしなければならない!
どこまでいけるか挑戦しようぜ!12期Aチームの子達よ!!
No.223 - 2017/03/30(Thu) 12:49:48
3月30日(木) / NO1、 12期生の誕生
3月12日、11期生が卒団したと同時に12期Aチームがスタートした。
12期Aチームは6年生9人、5年生2人、4年生3人の14人で編成されたチームだ。
6年生が9人いるチームなのだが、5年生時の成績は勝率約50%・・・勝ちと負けが同じ・・
バッテリー、守備、走塁、打撃、どれをとっても合格はなく、全体的におとなしく声が出ない・・・
言われても、注意されても、同じことを繰り返す・・・返事ができない・・・

これは何とかしないと優勝どころか1回戦ボーイで終わってしまう。
コーチたちにも危機感を感じてもらって昨年秋からチームづくりに取り組んできた。

先ほども述べたように理解しようという意識がないのか、右の耳から左の耳に抜けていく・・・
理解したようだが次の日には忘れる始末・・ひどい時は5分後に忘れている。
おまけに失敗すると八つ当たり・・失敗は人のせいで回りは知らんふり、失敗すると黙り込むものがたくさんいる・・・
本当に大変なチームである・・・

それでも厳しくあきらめず根気よく指導するしかない。

バッテリーの強化が必須のチームで、全員にピッチャーの練習をさせて4人に絞り込んだ。
ピッチング練習と同時に牽制の練習、各ベースに何種類もの牽制を練習させる。
走塁や守備練習も徹底的に行ってきた。
打撃・・・これは毎年と同じ練習方法で打ち込んでいく。よく打ちますねと周りから言われるようになる為に徹底的に打ち込ませて来た。
キャッチャーは2人に絞り込んだ。肩が強い2人に、取ってから投げるまでのスピードと正確さを要求してきた。

バッテリーが3月の公式戦までに間に合うか・・それだけがポイントで、間に合えば一挙強くなる。間に合わなければ初戦敗退も覚悟であった。
2月、キャッチャーが出来上がった。
3月、ピッチャーが何とか出来上がった。
例年に比べるとまだまだ不安が残るがギリギリ間に合ったかなと思っている・・

厳しく、厳しく、何度も何度も叱り続け、爆弾を落とし続けた。
かわいそうだと思うことも何度もあった。
2月の後半にチームワークをよくするための、あることを義務つけた。これが少しずつ効果を表してきた。
又、強くなるための3つの要素を植え付けた。
一つは個々の能力を上げる事。
二つ目は連携プレーの精度を上げる事(自分の役割を果たす)
三つ目には気合・気迫の声を出し続けて流れを常につかんでおく事

10月からこれまでに強化試合を21試合を消化してきた。
守り方、攻め方、失敗した事をその都度課題を試合後に説明して反復練習を繰り返してきた。
そして少しずつ成長していくのを実感していた。
3月12日に11期生が卒業した。するとなぜか自分たちが最上級生になった自覚が出たのか少したくましくなったように感じる。

チームで一番真面目で努力家のカナムをキャプテンに任命した。
次になんとなくひょうきんなホダカを副キャプテンに任命。
後はそれぞれ守備位置に任せて背番号を渡したが、1番がいなかった。
2月の頭には新チームの登録が必要でこの時点ではとびぬけた1番候補がいなかった。
このチームに120点のピッチャーはいない・・100点の子もいない・・・
75点前後の子が数人いる・・その都度誰が投げるのか迷うが当日の様子で決めていく。
逆に言えば皆がエースなのかもしれないが、この1年間皆が本物のエースになれるように頑張ってほしい。
こうして12期Aチームは何とかスタートラインに立つことになった。
No.222 - 2017/03/30(Thu) 10:42:46
3月21日(火) / NO15 11期生6人の旅立ち
3月12日、朝目覚めると非常にいい天気で暖かい1日になるとの天気予報。
この日、11期5人の6年生の卒団式が行われた。
グランドにつくとこの1年間暑い日も寒い日も練習を行ってきた我らの河南グランドは在団生の父母や子供たちによって鮮やかに飾り付けられていた。

とうとうこの日がやってきた。
胸にたくさんのメダルをかけて登場した5人の6年生は大きく胸をはった。
11期生の成績は55勝19敗6分    勝率7割4分3厘
実力ではもう少し勝ち星が多かったはずだが、惜しい試合や抽選に泣いた。
大きな大会の勝利をめざし戦うも、予期せぬ敗退も多く安定して勝ち上がることの大変さを思い知ったのもこの学年・・
1球の運命に泣いた事もこの学年は多かったと思う。
悔しい思いを何度も経験し、必ず金を取るぞと挑戦し続ける・・
練習を重ねて行く上で心も強くなった。
最後の美原朝日新聞社杯で見事優勝。
大会前から必ず優勝しょう!金を取ろう!を合言葉に戦いに挑んだ。
まさに河南の合言葉・・「気合・気迫・常に全力!」を絵に描いたように表現してくれた。
卒業前に理想のチームになってくれた。

一人一人の作文を発表してもらった・・それぞれの思い出に残る内容はやはり勝ったことばかりである。
やはり勝たせてやらねばと改めて感じた監督でした。

父・母も涙を流して河南少年野球クラブに感謝してくれた。
ありがたい・・
素晴らしい、応援とサポートをしてくれました。
監督のわがままも聞いてくれてありがとうね!

5人の卒団生、コウキ・シンペイ・ケンセイ・ヤマト・ソウタ・・
これからがスタートだ!

中学校・高校と進んでいくわけだが頑張るんやで!

また河南のグランドで会おうな!待ってるよ・・

たくさんの思い出を有難う!
             監督 谷合 昭人
No.221 - 2017/03/21(Tue) 17:34:21
3月7日(火) / NO14 いよいよ最終戦・歓喜にむけて!
決勝戦の相手は美原ライオンズさん。
これまで2度対戦し2勝しているが、明らかに選手の体が大きくなっている。3度目の戦い。
6番セカンドに5年のアオイをいれて先発マウンドをシンペイでスタートする。
決勝戦は7回2時間制。同点の場合サドンデス2回まで。
シンペイが投げる事ができるのは4イニング、コウキは3イニングを投げることができる。
美原打線の上位はもちろん下位もよく打つ。
ここで上位打線にシンペイを、下位打線にコウキを投げさせる作戦を立てる。
上位がシンペイの球を打ち返してくるのかどうなのか・・・

決勝戦がスタートした。
公式戦最後の試合のジャンケンを負けたソウタはなぜか喜んでいるように見えた。
河南先行。
相手もエースがマウンドにあがった。
初回いきなりシンペイの2塁打で始まった。
コウキは四球を選び、ソウタの打席でシンペイが3塁をおとしいれる・・2・3塁。
前進守備に対して3番ソウタと4番ケンセイもヒットを放ち2点先制し、アオイが進めて1アウト2-3塁と責め立てる。やはり初回の先制攻撃がこのチームの持ち味である。
しかし3塁走者のソウタが釣り出されるなどして2点止まり・・もう1点ほしかったが・・

シンペイは捕手ソウタの要求通り緩急を使い巧みに投球していく。
初回は3番君をエラーで出すが4番君を11球かかったが三振に取った。4番はすごくいい打者だ・・シンペイの球に完全についてきている。
2回裏のマウンドにはコウキを上げた。6番君に打たれるが5・7・8番を打ち取った。
河南の攻撃は2回3回と三者凡退。特に3回はシンペイ・コウキ・ソウタを連続三振に取られる。いいピッチャーだ。
3回裏、再びシンペイに投げさせ、9・1・2番を三振・三振・サードゴロに打ち取る。
河南4表も3人で終わり無得点。
3番から始まった4回裏の美原の攻撃は4番君に打たれるも無得点に。
5回裏美原の攻撃は2度目のコウキ登板でこれも抑えた。
そして6回表河南の攻撃は1アウトからコウキが2塁打を放ち3塁をおとしいれた。
1アウト3塁、打者はキャプテンソウタ。ここでどうしても追加点がほしい・・
しかしまたもやエンドランで外され無得点・・追加点が取れない・・
6回裏の美原打線は3番君から・・再びシンペイをマウンドへ。
できればこの回を3人で終わりたい。そうすれば最終回をコウキで6,7,8で終わる計算だ。
しかしこの6回・7回はそうは簡単にはいかなかった。
3番君をPゴロに打ち取るが4番君に2塁打を打たれる・・
続く5番君にレフトへ運ばれる・・2塁走者は一挙ホームを狙う・・・
ホームは微妙なタイミングだがセーフ・・1点返されてしまう・・
相手は盛り上がりシンペイをつぶそうとするが、タイムをかけてマウンドへ・・・
「心配するな、お前たちは必ず勝つ!みんな落ち着いて堂々と守り抜け!」
8番まで回ったが何とか1点に抑えて帰ってきた。

そして7回表を終わって2−1、1点をリード。何としてもこの1点を守り抜きたい。
最終回7回に入る前に全員に伝えた。
「ここまで1点リード。残す7回裏を抑えれば勝ちだ!
シンペイはすでに4イニング投げたので最終回はコウキに託す!
コウキ、皆に背番号を見せてやれ!
みんな何番に見える?そうだ1番だ!最後は河南の1番にすべてを託すぞ!
皆しっかりと守ってやれ!
コウキ、背番号1の凄さを見せてやれ!」
子供たち全員で大きな声を上げて最終回の守りに入っていった。

当初の予定では6番君からで7・8・9までで終わりたかった。
しかし9・1・2番と上位につながる・・一人も出したくないが・・・
何とか先頭を切ってほしいが、打球はファースト方向のピッチャーフライ??
しかしこれをグラブに当てながら落としてしまう・・・ここにきて痛いミスが出てしまった・・
そして1番君にレフト前へ打たれてノーアウト1・2塁となる。
何ということか・・進められてサドンデス・・もしくは二人帰ってサヨナラ・・・
とっさにいろんな場面が浮かび上がる。
相手はここぞとばかり激しい声をかけてくる・・
しかし今日の河南の子供たちは特に気合が入っている。

相手監督さんの目を見て動きを見て瞬時に対策を練るが、間違いなく進めてくるであろう2番打者は2度バントを失敗後ピッチャーゴロ、とっさにコウキがサードへ投げてホースアウトとした。
このプレーは大きかった!絶体絶命から50%の確率に勝率が上がる。
しかし打席には強打者3番君を迎えた。
1アウト1−2塁でこの打者・・・間違いなく強打で来ると読んだ。外野を抜く力は十分に持っている。
いつもならここで細かい配球を指示するが、ここはこれまで立派にリードしてきたキャッチャーソウタを信じてリードを任せる!
「ソウタ!しっかりリードだ!」「コーキ!気持ちで投げろ!」
何とここでコーキが3番君を空振りの三振に抑えた!皆が盛り上がる!!
そして4番を迎える。この打者を抑えれば勝利・・・ソウタには引き続きリードを任せる。
しかし何球も粘られ四球で満塁となる。2アウト満塁。1点差。
打者は5番君・・・1ストライクから2球目をきわどいコースへボール・・・ソウタに追い込んでから勝負と指示をする・・
カウント2−2もうボール球は投げれない・・
「コウキ、気持ちで投げろ!!」
そして最後に左打者のインコースへ速球を投げ込んだ。
打った打球はファーストゴロ・・ケンセイがこれを処理して見事抑えきった!
勝った!・・よく頑張った!優勝だ!
全員が一つになり堂々と戦ってくれた!
父ちゃん・母ちゃんは皆大泣きで、OBさん達ももらい泣き・・
監督も・・・・しかし耐えた。(笑)

子供たちのプレーは最高のプレー、応援団も最高のマナーで最高の応援。
美原連盟の幹部の方々や審判の方々からもおめでとうと祝福を受け、心の底から皆さんに感謝の意を表した。

最後の最後に優勝で締めくくる・・・何と素晴らしい最後か・・・
おめでとう!5人の6年生達!  そしてそれを支えた5・4・3年の子達よ・・
監督も皆から感動をもらったよ!ありがとう!

翌週、盛大な祝勝会が開かれた・・満面の笑みをうかべる子供たちを見て、改めて勝ってよかったなと自分に言い聞かせる監督でした・・

今週12日、いいよ11期生5人の卒団式だ・・
いい天気になりますように・・・
No.220 - 2017/03/07(Tue) 17:09:45
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