12月25日、東住吉大会の準決勝戦を迎えた。相手は東大阪ヤングパワーズさん。 先週の平野大会で4対3と惜敗したが、今回はリュウガが戻り完全体で勝負、何としても勝ちたいところだ。監督不在で梅田・武田の若手コーチの最強コンビで采配をふるう。 しかし前回と違う打順を組んできて、マウンドにもエースが先発してきた。本気モードの相手チームに立ち向かうが打力・守備力で河南を上回り4−0で敗退、決勝へ進む事は出来なかった。 しかし阿倍野大会に続いて二つ目の銅メダルを獲得した子供達は大したものだ。 この日を持って2021年の活動は最後となった。
2022年度の練習はじめを1月8とし、翌9日に16期Aチームの最後の出場となる美原大会が始まった。 子供達には泣いても笑っても最後の大会となる事をつげる。 1回戦は西成銀河さん。この試合は初回から打線が爆発しホームラン4本を含む8安打を固めて試合を決めた。 まずまずのスタートを切ったが、2回戦は堺の竹城台少年野球クラブさん、これに勝てば3回戦で今年度全国マクドナルドチャンピオンの長曽根ストロングさんとの対戦となっていた。 竹城台さんには夏に対戦し河南の自滅で敗退していたが、今回はどうしても勝ちたいところだ。 子供達にはもう一度気合を入れ直す。 負ければその時点で引退・・この試合の打撃や守り、バントや盗塁などすべてが河南少年での最後のプレーになるかもしれない事を説明し、思い切った悔いのないプレーをする事、野球がしたいと思って入部してきたことを想いだし野球を楽しむ事、どんなことがあっても最後まで泣かず戦う事、そして勝って必ず長曽根ストロングスさんに挑戦する事を約束した。
試合が始まると初回からお互いにヒットを放つもどちらもダブルプレーで切り抜けると互いに互角の好守を展開する。 相手ピッチャー君も速い球を投げ込んでくるがリュウガも負けていない。相手以上の速球を投げ込み三振を奪っていく。 河南攻撃の2回表ワンアウト1−3塁と攻めるが無得点、3回表にも1アウト2−3塁と攻めるが打球が正面を突き無得点、2度のチャンスで決める事が出きない・・・ そして3回裏の相手攻撃・・この日のリュウガの球威はすごい、コントロールもいい。しかしこの回の先頭に惜しくも四球を与えてしまう。次打者を三振に取るがランナーを2塁に許す。好打者の1番君を計画的に歩かせここから勝負に出るが2番君に1塁後方へポテンを許してしまう・・・ワンアウト満塁。3番君との勝負となりギリギリのコースへ投げ込むがファウルで粘られる・・カウント2−3がしばらく続き最後の勝負球がアウトロウに惜しくも外れる。とうとう得点を許してしまいリュウガの顔が落胆の表情に変わる。気を取り直し次打者に投げた球は死球・・・内野が集まり間を空けるがここでボーク、3点目を与えてしまう。監督の責任。 リュウガはしっかり投げていた。いい球をどんどん投げこんでいた。決して負けてはいなかった。 次の回からはキャプテンのユキトにバトンタッチするが、エラーも絡み真ん中に集まる球を狙い撃ちされる。 16期Aチームの挑戦はこれをもって最後となった。
リュウガのコントロールが定まらない時ずっとユキトが先発で投げてきた。素晴らしい投球で強豪チームを何度も抑え込んでくれた。最後はほろ苦い形となったがこれもいい思い出となるだろう。 リュウガはコントロールに苦しんだが、後半は球威もさらに上がり投球が安定してきた。これからまだ2-3大会あればまだメダルをとれたであろう。 去年の4月、このチームのスタートの時を思い出す。4年生が3人レギュラーに入らなければ試合が出来ない状態であった。そこにキュウトが入部し6人の6年生と1人の5年生、4人の4年生で戦ってきた。守備力も上がった・・打力はさらに上がった。 本当にこの1年間成長し続けた16期Aチームであった。 長い間良く頑張ったな・・ご苦労さん。 卒団式まで後輩の指導をしてもらう。 まだもう少し河南少年野球クラブで思い出作りをし、監督に付き合ってくれ(笑) |
No.268 - 2022/01/24(Mon) 17:03:34
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