■2006.07.13(Thu) はるとりょ

ギ・リ・ギ・リ ! orz
...φ(`Д´ )



■2006.05.17(Wed) 大統領

あやや・・・あぶねー60日経つと危ないですよ。
...φ(゚Д゚;)



■2006.04.07(Fri) chobi どす。

題名は決まってないけど upしてみる。



「その手は何です?」
「遠い国の僧は頭を刈るのが基本だそうだ。」
そう言って剣士は楽しそうに僧侶の頭に眼をやる。
手にはすでにスイッチの入ったバリカンが構えられている。
「ちょっと目を瞑ってくれれば良いんだ。終わるから。」
「始まっても終わっても困るんですが…。」
僧侶が眉間に皺を寄せながらどうやってこの場から逃げようかと思案していると
今の状況にピッタリの人物が馬券片手に新聞と睨めっこしながら歩いてくる。
表情からすると今回も良い結果はではないのだろう。

「ところで、今回は何のバイトなんですか?」
僧侶の視線を一緒に追いながら剣士が暢気に答える。
「人の毛で七三分けの頭を模した被り物を作るそうだ。刈って来るのもいいが刈ってもらう方が優遇されているな。」

二人の視線に気づいたのか男が足を止め、少し思案した後、
見なかった事にして二人を無視して歩き出す。が、案の定捉まってしまう。
見慣れてしまった袈裟男の営業スマイルと剣のかわりに何故かバリカンをもった偽名男。
「いいバイトがあるんです。」
「一回で飯10食はいけるだろうな。すごいだろう。」
二人は楽しそうに話しだすが、どんな内容かさえ聞く気は無い。
「今は急いでいる。これから玉を弾きに行かなきゃならない。」
新聞の占い欄に目が移る。ラッキーカラーの銀に喜び、金運が凶である事は見ていない事にした。

「大丈夫だ、ちょっと目を瞑ってくれれば良いんだ。終わるから。」
「何が始まって何が終わるんだ…?」
二人に捕らえられてしまったので、しばらくおとなしく様子を伺う。
洗いたての大きな布を首に巻かれ、既に用意されていた椅子に足をくくり付けると
満足した顔でバリカンを近づけてくる。
身の危険を感じて頭を新聞で隠す。そして二人を振り払おうともがく。



2対1じゃやはり敵わないのか…。
目の前には独特のモーター音とともにバリカンの刃が近づいてくる。
意を決して目を瞑る。

目を開けて頭を触るとまだ毛があった。引っ張ってもみたがやはり自分のモノだ。
こんな目に遭うと自分の毛がどんなに大切なのか思い知らされる。

「…どうして止まったんだ?」
「エネルギー切れでしょうね。さっきからつけっ放しでしたから。」
よっぽどショックだったのか、肩を落として二人でバリカンを見つめて止まったままだ。

今なら逃げ切れる!!
必死に椅子から足を抜こうと、もがき出す。
左足の踵を巧く使い、右足を一気に引き抜く。





「全く、何処にいったんだか。」
「せっかく用意した椅子を奪って行くとは失礼ですよ。」
椅子に滑車が付いていたおかげで自分でもビックリするほどの速さで逃げれたのは良いが
ブレーキはもちろん、ハンドルなんてものは無く、運良く木の上で止まったが降りる術が見つからない。
そんな木の下で見上げてくる2人は好き勝手言って降ろす気はないらしい。
ふと、頬に生暖かいものが伝う…。


触るとねっとりして、白い。
上を見ると鳥達が楽しそうにさえずりあっている。

ため息をつきながら必死に掴んでいた新聞で優しく体を包み、
暖かい日に照らされ、ゆっくりと目を閉じた。






誤字があったらごめんなさい
...φ(・∀・ )



■2006.04.06(Thu) 大統領

やってみましたよ、途中最強の武器って出てあまりに普通なタイトルにびっくりしましたよ。

そんなわけでランダムお題


+++

「力任せの歌」

+++

「そんなわけで新しい音階を考えてみた」

「どこから突っ込めばいいんだ?」

「どこからとは・・?」

「・・・やめとく。言い出したらお前という存在全否定の必要が出てきそうだ」

で、何で音階なんて作ろうと思ったのか、何がそんなわけなのか、どんな音階なのか、それを利用して何をするのか、何故自分にそれを話すのか、色々気にはなったが術師は口を開かないことにした。
その行動とあからさまに顰められた眉を先を促す態度と取ったのか剣士は会話、正式には一方的な「話」を続けた。

「とりあえず曲も作って見た」

「・・・で、どんな音階だよ」

「ヌョ」

「話」を「会話」に戻して今度こそ本当に先を促すと、丁度よいタイミングで剣士は「あ」と「お」の間のような口を開いて先程の文字を発声した。


「・・・・・・・・・・・・・は?」

「ヌョ」


この後剣士作曲のどうといったこともない音楽を8つの音階で聞かされ続けた術士は、ようやく開放された一人旅の折に自分が口ずさむ鼻唄にヌョの音が混じっている事に暫く時間を要する事になる。


++++++++++++

ドレミファソヌョラシド

++++++++++++
...φ(゚д゚ )



■2006.03.23(Thu) しばしお出かけ(らこ)

というわけで、管理人らこがちまーっと一ヶ月ほどの間ネットに接続できるかアヤシイ感じになってしまうようで。
週末はこそこそ更新を企んでいますけれど。

一月の間ですが、大統領殿、chobi否毛殿、ここで小話書いてくれないかなぁと、ぬるーく期待しております。
というか増えると喜びます(*´▽`)ウヘヘ

ネットどころかしばらくはPCにすら触れるのか…
今溜め込んでいるネタが数週間でどう変化するのか、いっそ楽しみではあります。

さて、久々に(すっかり存在を忘れていた)見てみた『お遊びランダムお題』http://www.k3.dion.ne.jp/~rako/so/odai2.html

なんか懐かしかったので(酷)出てきたお題で軽く遊んでみます。

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駄文:天空の秘密兵器


ある街の貴族主催の闘技会が開かれると聞いた。

やたら高額な優勝賞金の割には、それほど大きな大会ではないようで。
参加者のほとんどは街の住民と聞いて、舐めてかかっての参加だった。


しかし、その考えが甘かった。

大会参加者の大半を占める一街人。
これが実は只者ではなかったようだ。

あまり名の知られていないこの街の特産品は、食物でも織物でもなく街人自身。
『冒険者』がこの街の特産品なのだとか。

しかし、皆が皆町を出て行くわけにもいかない。
結局、普段は街で生活し、パン屋や農民、郵便屋など街での生活に必要な仕事をしつつ、お呼びのかかったときは武装して仲間を探している冒険者に雇われるという妙に生々しい生活をしているらしい。
『兼業街人』と呼ばれているそうだが、そんな珍職業、聞くのは初めてだった。

そして彼ら兼業街人が、この大会でどう脅威になり得るかというと。

それは彼らの冒険者としての力よりもむしろ、『兼業』の街人としての能力だった。

去年優勝した兼業街人のひとりが、『デストロイヤー』と呼ばれ恐れられる理由も、その街人としての能力のほうらしい。

彼は冒険者としても有名な戦士であるそうなのだが、街人としての家業は伝書鳩を使った郵便屋を営んでいた。

彼との試合が始まった瞬間、闘技場の上の青空が突如、覆われた。

試合相手が見上げると、上空には呼び寄せられた数百の鳩の群れ。

青空を埋め尽くすかのように集まった鳩に、会場全体が恐怖したとか。

天空を舞う秘密兵器がどのような攻撃をしてくるかは、あまり想像してみたくはなかった。



という話を、選手控え室で同じ参加者から聞かされた。
そういえば、控え室を見回すと、何故かどの参加者もそれぞれ武器と共に傘を持っていた。
今日は気持ちの良い晴天、傘の用途は明らかだ。
なんだか脱力感に泣きたくなってきた。
もう帰ってもいいですか?そんな思いも虚しく、気がつけば次は自分の順番で。

入場を告げる銅鑼の音に背中を押されつつ、

郵便屋さんにだけは当たらないでと願いながら、試合の場へと続く扉を開いたのだった。


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ノリです(´・ω・`)
( ´_ゝ`)φ...



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