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記事No.5481に関するスレッドです


TdF2019 終わりました(3)
2019年ツールを振り返るシリーズ(3)

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■ベルナル
PCS:https://www.procyclingstats.com/rider/egan-bernal

今年のツールの勝者は、エガン・ベルナル。
初のコロンビア人でまだ22歳、ということで、
いろんな属性で記録に残る勝利であります。

私がロードレースを見始めた2004〜2005年あたりに、
若くしてグランツールで優勝した二人の選手がいました。
2004年ジロで勝ったクネゴ(当時22歳)と
2007年ツールで勝ったコンタドール(当時24歳)です。

若くしてグランツールを勝つ、ということは、
必然的にチーム内にいる他のエースを
乗り越えることになります。
グランツールは強豪チームでなければ勝てないし、
そういうチームが経験の薄い若者を
メインのエースに据えることはないからです。

2004年のジロは、クネゴとメインのエースシモーニとの確執が
レース中から取りざたされていたようだし。 <実はリアルタイムでは見てない

2007年のツールでは、コンタドールとエースであるライプハイマーとの不仲騒動は
ライプハイマーが優勝候補最右翼ではなかったこともあって
それほどなかったように記憶してますが。
その後、2009年のツールでは、現役復帰したランス・アームストロングと
チームを二分する確執劇を繰り広げることになります。

で、ベルナルです。

ツールの最中もツール後も、
ゲラント・トーマスとベルナルがお互いにリスペクトしあっている様子が
コメントや写真などで報道されていましたが。
St19から20にかけての天候不順がなければ
トーマスを勝たせるチームオーダーだったろう と、私は考えている し。

来年のイネオスには、今年の真のエースだったゲラント・トーマスに、
ツール5勝クラブ入りを狙うラスボスフルーム、
モビスターから今年のジロの覇者カラパスが移籍してくるとかいう話も
公式発表前ですが確定的情報として報道されているし。
しかも、イヴァン・ソーサも確実にグランツールデビューするだろうし。

私みたいに意地の悪い見方をしなくても、
エースの座をめぐる熾烈な争いが
チーム内に起きるのは待ったなし、と
誰もが考えるのではないでしょうか。

コンタドールは、チーム内に問題があったりそのチームが解散したり
ドーピングスキャンダルがあったりで、
キャリアを通じてトラブルだらけでしたが、グランツールで何回も優勝しました。
一方クネゴは、長らくランプレのメインエースとして君臨しましたが
2004年のジロ以外にグランツールで勝つことはありませんでした。
クネゴの名誉のために書き添えると、他のレースでたくさん勝ってます

なので、若い才能のある選手にとって
多頭エース体制のチームでキャリアを積むことが
いいことなのか否かは本当に本人次第としかいう他はありませんが。

イネオスが、サヴィオ監督の好意を無にするようなベルナルの起用をしないよう
https://www.cyclowired.jp/news/node/302867
心から願うものであります。

私には、イネオス(旧スカイ)が、自チームのイギリス人を勝たせるために
ライバルになりそうな他の有力選手をどんどん自チームに取り込んでるように思えるのですが
そりゃ意地悪な見方すぎですね……
いやアンチではないんですよ本当に好きな選手いっぱいいるし……
↑誰が信じるというのか


続く


No.5481 - 2019/07/31
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