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記事No.5480に関するスレッドです


TdF2019 終わりました(2)
2019年ツールを振り返るシリーズ(2)

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■St19
リザルト:https://www.procyclingstats.com/race/tour-de-france/2019/stage-19
CWレポート:https://www.cyclowired.jp/news/node/302633

St19が途中でキャンセルになったのは
しかたがなかったこととはいえ、本当に残念でした。

しかも、既に通過してしまった山頂のタイム差が
そのまま総合にはんえいされるという
やるせない裁定。

大学受験なら、センター試験では合格ラインぎりぎりの点数で、
でも二次試験の筆記で十分挽回可能なのでそれに備えて準備してたら、
試験3日前に
「都合により2次試験ができないので、センター試験の成績で合否を決めます」
という通達があり、結果不合格だった。

みたいな話であります。 <わけわからん

危険な区間は先頭グループのすぐ先だったし、
既に通過した地点をゴールとすることで
選手を一斉にストップさせて安全を確保できたわけだし、
現場の判断は100%正しいものだと頭ではわかっているのですが。

もう手も足も出ない、すでに結果が決まっている山頂のタイム差をもって
そのステージのゴールとするよりは、
せめて10km、いや5kmでもいいので
選手たちの走っている先にゴールを定めて、
そこまでの区間勝負していれば少しは納得できたかも(私が)
などと、今更考えてしまいます。

が、リスクを冒して5km先をゴールにするのも、
通過してしまった山頂をゴールにするのも、
あまり変わりはなかったかもしれません。

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イネオスは今回、幸運にもベルナルが優勝しましたが、
本当のエースはゲラント・トーマスだったと思います。

もし、Stステージがキャンセルにならなかったら
ティニュ峠でゲラント・トーマスがアタックをしかけて
前待ちしているベルナルと合流、結果トーマスが
マイヨ・ジョーヌを着る作戦だったのではないでしょうか。

が、1分の差がついた状態で勝負できる山岳ステージはあと1日、
しかもこれも短縮されて59kmで後半に長い登りが1回だけ。
となったことで。
ベルナルがマイヨ・ジョーヌを着ている以上、
トーマスが優勝できる可能性はなく、
そのままベルナルの優勝をサポートすることになった、のでは。

イネオスは、というか最近のグランツールは、
エースの安全のためにプロトン前方に選手を集めるため
チーム間の位置取り合戦が激しいとかいうことがありますが。

同様に、来年以降のツールは、
もし終盤の勝負所が何かの理由でキャンセルになっても
自チームのエースが優勝できるように、
件のエースは常に総合上位になるよう位置取りさせて、
遅くとも2nd休息日までにはマイヨ・ジョーヌを
十分安全なタイム差を持って獲得し、
最終日までその状態をガチガチにキープする。

なんて戦法をイネオスが取るような気がしてなりません。

もしそうなったら、ツールは超絶に面白くなくなるだろうな……。

続きます。


No.5480 - 2019/07/31
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