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記事No.5302に関するスレッドです


ポーランドRR選手権2017 終わりました
■リザルト
http://www.procyclingstats.com/race/National_Championships_Poland_-_Road_Race_2017

勝ったのは、CCCの Adrian Kurek。
29歳の中堅選手で、これがプロ2勝目であります。

ネットの断片情報とリザルトから想像するに、
序盤に

Kurek (CCC), Rutkiewicz (Wibatech), Piaskowy (Hurom), Nowaczek (Voster)

の4人逃げが決まり、そのまま逃げが決まって勝った、
というレース展開だったかと察せられます。
最終的に、先頭とメイン集団との間には8分もの差がつきました。

このレース内容は、別府を警戒するあまり追走の協調がとれず
逃げ切りを許した2014年の全日本を髣髴とさせます。

ポーランドでは、前チャンピオンのマイカを擁するボーラが3人、
スカイ2人、UAE1人と複数のプロチーム選手がいて、
味方が一人もいなかったかつての別府と違い、
トップチームの選手たちで集団をコントロールできたはずでは、
という気がいたしますが。

リザルトを見てみると、
逃げに選手を送り込んだ4チームの出場選手は合計35人もおり、
これは全出場選手73人の約半数。
中でも一大勢力であるCCCの選手は12人いる上に
ワールドツアーのレースにもしばしば登場する強豪チームです。

おそらく、逃げに乗れたチームもメイン集団に別にエースがいたことと思われますが、
何かのタイミングで(おそらく、逃げ切りが現実的なタイム差が広がった段階で)
4チームが協調して追走をかけさせないよう集団をコントロールし始め
その動きにプロチーム6人&その他逃げに乗せられなかったチームが
対応できなかったということではないでしょうか。

逃げにいたのが無名の選手だったために
プロチーム選手たちの油断もあったのかもしれません。
傍からみたらこれちょっとどうなのと思えるようなグダグダ展開ですが、
勝利は勝利。これがロードレースというものです。

当然勝つつもりで臨んだであろうボーラ&マイカの心中は、察するに余りあります。
しかも、同じ日にボーラ複数人体制で臨んだドイツ、オーストリアはワンツーフィニッシュ、
スロヴァキアに至っては表彰台独占という結果を残しており、
ナショナルジャージを獲得したブルグハートとユライ・サガンは
これからツールで共に戦うことになるわけで。

この内容&この結果でナショナル選を終えたポーランド3人衆が
多少なりとも肩身が狭い思いをするのではないかと少々心配だったりします。

ただ、Pサガンやゼーリッヒ、ブルグハートは明るい人柄だし、
マイカもいい矢面には晒され慣れているだろうし、
何より、コンタドールや別府並みの不屈の闘志の持ち主だと思うので。
このツケはきっとツールの走りで返してくれると信じます。

勝てなかったとき、逆境にあるときにこそ
選手の資質は現れるものです。
ここからが真価を問われるところでしょう。
がんばれマイカ。

=====

■ポーランド選手権 スタート動画



No.5302 - 2017/06/27
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