[ 掲示板に戻る ]

記事No.4748に関するスレッドです


VaE2014 St10終わりました
波乱にとんだタイムトライアルでありました。

レースの詳細はリザルトと産経スポーツさんのレースサマリーにお任せするとして <え

■リザルト
公式:http://www.lavuelta.com/14/es/online/index.html?e=10
PCS:http://www.procyclingstats.com/race/Vuelta_a_Espana_2014_Stage_10_Borja

■サンスポCyclist ブエルタ・ア・エスパーニャ2014 第10ステージ(2014.9.3)
http://cyclist.sanspo.com/150010

公式サイトのリザルトデータを使って少し遊んでみました。

=====

レース前に↓のような投稿を見かけて。

#LaVuelta, Stage 10. ITT in 3 parts - fastest riders? pic.twitter.com/666BPDQHgW

― ammattipyöräily (@ammattipyoraily) 2014, 9月 2


登りはフルーム、平地はマルティン、
下りは体重の重いベタンクールが一番速いんじゃないの?という
ジョークなのですが。

これが実際どういう順位になっていたのか、というのを
計算してみたのであります。

11.2kmと30.0kmの2か所のチェックポイントの通過タイム&ゴールタイムから、
3つの区間における通過所要時間と時速を計算しました

・Part-A:スタート〜11.2km <登り区間
・Part-B:11.7km〜30.0km  <下りと平坦
・Part-C:30.0km〜36.7km(ゴール)  <平坦


その結果が下の表です。
全員分は載せられないので、
各地点におけるTop10と有力選手が入るように
ピックアップしました。

Part-A   
ranking Name Time Speed
(km/h)
1 Contador 19:29 34.49
2 Valverde 19:37 34.26
3 Sánchez 19:40 34.17
4 Uran 19:45 34.03
5 Quintana 19:49 33.91
6 Coppel 19:52 33.83
7 Rodriguez 19:56 33.71
8 Froome 19:57 33.68
9 Navarro 19:59 33.63
10 Sicard 20:00 33.60
11 Martin 20:02 33.54
12 Cancellara 20:08 33.38
13 Evans 20:09 33.35
14 Anacona 20:11 33.29
15 Aru 20:11 33.29
17 Serry 20:12 33.27
20 Sergent 20:16 33.16
21 Niemiec 20:17 33.13
24 Kangert 20:26 32.89
29 Gesink 20:32 32.73
31 Kiryienka 20:35 32.65
36 Malori 20:40 32.52
41 Jungels 20:45 32.39
47 Millar 20:51 32.23
96 Joeaar 21:34 31.16
Part-B   
ranking Name Time Speed
(km/h)
1 Martin 16:19 69.13
2 Cancellara 16:29 68.43
3 Uran 16:36 67.95
4 Kiryienka 16:39 67.75
5 Evans 16:50 67.01
6 Jungels 16:52 66.88
7 Sánchez 16:52 66.88
8 Contador 17:00 66.35
9 Sergent 17:03 66.16
10 Serry 17:04 66.09
11 Millar 17:05 66.03
12 Malori 17:09 65.77
17 Valverde 17:12 65.58
19 Gesink 17:17 65.27
21 Joeaar 17:18 65.20
22 Anacona 17:19 65.14
26 Rodriguez 17:21 65.01
27 Sicard 17:21 65.01
28 Aru 17:22 64.95
30 Coppel 17:23 64.89
35 Froome 17:25 64.77
36 Kangert 17:26 64.70
56 Navarro 17:40 63.85
87 Niemiec 17:57 62.84
188 Quintana 19:33 57.70
Part-C   
ranking Name Time Speed
(km/h)
1 Cancellara 10:36 37.92
2 Martin 10:41 37.63
3 Kiryienka 10:46 37.34
4 Evans 10:52 36.99
5 Uran 10:56 36.77
6 Sergent 10:56 36.77
7 Kangert 10:59 36.60
8 Joeaar 11:00 36.55
9 Jungels 11:04 36.33
10 Niemiec 11:06 36.22
18 Froome 11:12 35.89
19 Contador 11:12 35.89
21 Valverde 11:14 35.79
22 Gesink 11:14 35.79
25 Anacona 11:17 35.63
26 Sánchez 11:18 35.58
29 Serry 11:18 35.58
33 Malori 11:20 35.47
37 Coppel 11:22 35.37
38 Millar 11:22 35.37
45 Sicard 11:26 35.16
60 Aru 11:32 34.86
68 Rodriguez 11:34 34.76
97 Navarro 11:42 34.36
115 Quintana 11:47 34.12

全選手分のデータはこちらにおいてあります。

各パートによって速い選手が異なり
大変興味深い結果となっております。

■Part-Aの登り区間
TTスペシャリストのマルティンやカンチェラーラより
総合有力勢のタイムが軒並み速い。
TT苦手と言われているホアキンですらマルティンより速い。
この時点における各選手のヒルクライムの調子は
この区間の順位から推測してもよさそう

■Part-Bの下り〜平坦区間
マルティン&カンチェラーラがトップに、
総合系でTT得意と言われてる選手がその後に続く感じ。
下りに定評があるエヴァンスとサンチェスは
本当に下りでいいタイムだけど、ウランがそれより上なのがすごい。
何故かフルームがここでかなり遅い。
キンタナは。。。落車があったからねえ。。。

■Part-Cの平坦区間
カンチェラーラがここでマルティンに勝ってる。
ウラン、エヴァンスもしっかり上位に。
ウランはかなりTTいけるんじゃないかしらん。
スカイにいたときからそうだっけか?
この区間でのコンタドールとフルームは同タイム。
最終的にコンタドールとフルームはTTで57秒差開いてしまうのだけど、
もしかして登りと下りで付いた差なのかも。


……というわけで、データから推測できることが
いろいろあって面白いのですが。

とりあえずは 現状で登りで一番強いのはコンタドールじゃね? という
ファンのひいき目に落ち着くのでありました。

あっベタンクールのタイムも出してみればよかったな。。。まあいっか。

=====

キンタナが落車で大きくタイムを落として
モビスターはバルベルデをエースとして総合を争う様相になってますが、
↑のデータを見る限りでは、バルベルデの方が登りがいけそうなので
それもありかなーという気はしてます。

が。終盤の難関山岳まできたら、キンタナの方が行けそうな気がして
ならないのであります。。。何故だろう。

ま、私の予想はあてにならないですが。
前のエントリーのSt10の予想もそれなりだったし。
http://www1.rocketbbs.com/613/bbs.cgi?id=capybara&mode=pickup&no=4746

・マルティンがステージ優勝したけどぶっちぎりではなかった
・フルームとキンタナはけっこう遅れた
・バルベルデはやらかさなかった


No.4748 - 2014/09/03
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この記事のURL(4ヶ月間くらい有効)
http://www1.rocketbbs.com/613/bbs.cgi?id=capybara&mode=pickup&no=4748


- HOME - お知らせ(3/8) - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - メール - 環境設定 -

- Skin: Cobalt v1.01 -

Rocket Board Type-X Rocket BBS