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記事No.3556に関するスレッドです


LBL2010 CTコラムとかいろいろ(長文注意)
今更ですが、LBLリザルトに関するCTのコラムが
ヴィノクロフの勝利と同じくらい物議をかもしだしていたらしいですが。

■ヴィノクロフ、サイクリング界にまたもや不穏なジャブを繰り出す
http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=13992
2010/4/28 11:08 エディターズコラム by ヴァレンティーノ

私としては、コメント欄の意見の中で
ドーピング騒動の渦中にある?選手の一人として
ランスの名前が出てきてる事が非常に興味深かったです。

こんなところにまで名前が出てくるなんて
本当にランスって大物&人気者だなあ的な意味で感心しました。
イヤミじゃないですよ!本当ですよ!

=====

このコラムのおかげで、何故世の自転車ニュースサイトが
どこもかしこもヴィノクロフの勝利についてオブジェクションを唱えているのか
私なりに理解できました。

論旨をまとめると、

 ・レース後会見の中で、ヴィノクロフは「ドーピングをしなくても勝てることを証明したい」と言った。
 ・このコメントは2007年にドーピングしていたことを言外に認めている。
 ・それなのに2007年にドーピングをしていたことを謝罪していないことがよくない。

ということのようです。

もちろんヴィノクロフは現在も2007年の潔白を訴え続けているのであり、
規定によって2年間の出場停止処分は受けたものの、
犯していない過ちについて謝罪をすることはできないというスタンスであります。

「ドーピングをしなくても勝てることを証明したい」
というのが何故に言外に過去のドーピングを認めた事になるのか
私には全く理解できません。

以前の記事で書いたように、ヴィノクロフが復帰後に勝てなければ
「やっぱり仕込みしてないと勝てないのね」と言われるわけです。
(2007年以前と同様に)現在もクリーンな状態で勝てることを証明するには、
出場停止前と同様に勝つ必要があったし、今回そんな勝利を一つ掴んで見せた。

という事を会見で言っただけなのだと思うのですが、
それが何でこうなるんでしょうか……。
しかもどこのニュースサイトも(本当にどこのニュースサイトも) <大事なことなので2度書きました<マジでCTだけじゃないんですよ
同じような解釈をしている。一体全体どういうわけなんでしょう。

まあなんですか、ヴィノクロフウォッチャーとしては。
これからも決してヴィノから謝罪コメントは出ないだろうし、
よってメディアの皆さんはヴィノを悪く言い続けるというわけで、
この泥試合はこれからもずっと、ヴィノクロフが引退した後も続くだろうし。

ニュースサイトを読むときには
それなりに覚悟しとかないといけないなということであります。

=====

ところで。

CTコラムのコメント欄を見る限りでは
LBLのヴィノクロフの勝利を尊重するような意見が多く
私も大変勇気づけられましたが。
(なのでこの記事をアップする気にもなった)

この少し前、トレンティーノ第2ステージで、
リッコ、ヴィノ、バッソが1〜3位になった時、
ふとしたことから私の所に「ド野郎共は(・∀・)カエレ!! 」的なコメントが
大挙して流れ込んできたことがあり。
説明はめんどくさいので割愛します。ヒントはTwitterです。

日本国内でヴィノクロフを応援しているのは
きっと私とあと数人くらいなんだろうなと
悲しい気持ちになったものでした。

トレンティーノでネガコメントを書いた人たちは
今回のLBLの結果にもきっと思うところがありありなはず。

今のところ、LBL後に目にしたネガコメントは
私が想像していたよりもずっと少ないですが、
たぶんそれはたまたまそうなっているだけで。

「島帰り」の選手たちを嫌悪している日本のファンは相当数いる、
ということは、決して忘れないようにしておこうと思います。

忘れないだけで具体的にどうするというわけではありませんが。

=====

それにしても。

ここまでもつれるんなら2007年の件に白黒つけりゃいいじゃん!
と思うんですが、何故かそういう流れにはならないわけです。

例えば、その年のツール第15ステージのサンプル。
このときヴィノはステージ優勝しているので、
検査用のサンプルは採ってあるはずです。

ヴィノクロフは第13ステージのサンプルで「血液ドーピング」陽性となりました。
輸血した血液はしばらく体内に残留し続けるので、
その2日後の第15ステージのサンプルを分析して陽性であれば、
第13ステージの検査結果をより強固に証明できるはずなのですが。

あるいは、第15ステージが陰性なら、ヴィノクロフが潔白であることを
証明する助けになるはずなのですが。

今のところ、第15ステージのサンプルの結果がどうだったかという話は
私が調べた範囲内では出てきてません。
UCI&WADA側からも、ヴィノクロフ側からも
積極的に第15ステージのサンプル分析の結果に関して
何か意見を出しているのを見たことがありません。

この他にも事実を客観的に証明する方法はありそうなものなのに、
それ的なアクションが何もないという事は、
当事者双方とも積極的に明らかにするつもりはない、
ということではないかと思われます。
なんかマズイ事があるんでしょうねえ……
もちろんヴィノクロフ側にとっても……orz


私としては、こんなときこそジャーナリストさん出番ですよ!
と思うのですが、現状は、会見の言葉尻をとって
「言外にドーピングを認めた」
とか書いてる始末でなんかもう突っ込む気力も湧かないというか。

実は私が知らないだけで、
今水面下でこの件に関する調査を進めている人がいて
数年後に暴露本(?)がババーン!と出版されるという展開を
ちょっとだけ希望いたします。

事実を知るために誰かが動いていることは強く希望する一方で、
ヴィノクロフに都合が悪い展開になることも予想されるので、
あくまでも「ちょっとだけ」希望です。

=====

最後に。

2007年7月24日に、ツールでヴィノクロフが使っていたバイクのサドルを
当家の師匠が撮影いたしました。
http://twitpic.com/1k08pj

先日のLBLの前に撮影されたヴィノクロフのサドル写真をWEBで見つけたのですが、
あの時と同じゴーレムイラスト入り。そして「VINO IS BACK」の文字。
http://yfrog.com/55twitterliegesellaj

今もヴィノクロフはヴィノクロフのままなのだと
変わらないサドルのイラストから再確認いたしました。

なので私も、変わらずに応援し続けようと思います。


No.3556 - 2010/05/02
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