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記事No.3395に関するスレッドです


ケイセは今(その2)
ドーピング無罪放免ニュース発表の直後に行われたケイセインタビューです。
このとき彼はグルノーブル6日間レースに出場中でした。

要約する気力が失せたので、訳した分ベタ貼りします。
ムダに長くてすいません。テキトー&超訳注意。

■ケイセインタビュー(2009.11.03)
VeloResults:Iljo Keisse – Putting the Worst Time of His Life Behind Him
Pez:PEZ-Clusive: His Name Is Clear - Iljo Keisse
↑内容は同じだけど、使ってる写真が違う。どちらもいい写真。

■これまでの6日間レースの成績
http://www.kultur-buch.de/sixdays/keisse.html




■(今走ってる)グルノーブルはあなたとって特別なレース?

・その通り。初めて勝った冬の6日間レースだから。

・それから他のみんなにとっても特別なレース。
 他の6日間レースと違って、獲得ポイント数に応じて賞金が出る。
 だから、スクラッチやdevil(= elimination)のような小さなレースも
 重要になってくる。

・210メートルトラックを11チームだけで走るのも他と違う。
 (たぶん、このクラスのヴェロドロームだともう少しチーム多いことを言ってると思われる)
 (例えば12日から始まるミュンヘン6日間は200mのバンクで15チーム出場)

■メールスマンは初めての6日間レースですが?

・彼は5年間トラックで走ってなかったけれど一緒に走っても何も問題はない。
 6日間レースについていろいろ彼に教えている。

■常にプロになりたいと思っていた?

・6歳のころからドロップハンドルの小さな競技用バイクに乗っていた。
 自転車は自分にとって常に一番大切なことだった。これは家風なんだ。

■何故6日間レースの選手に?

・父がゲントのトラック競技場の支配人で、
 自分はトラックの周辺で育った。
 自分の面倒は自分で見るよう育てられたので、
 初めのうちはバイクは自分で働いて買った。
 また、父は始終働いていたので、レースにつれて行ってくれる人も
 自分で見つけなければならなかった。

■Etienne De Wilde のリタイア後にそのポジションを埋める若手と期待されたことは
 大変なプレッシャーだったのでは?

・彼が走るのをやめたとき、マット・ギルモアは世界選と6日間レースのパートナーがいなかった。
 マットをサポートしなくてはならないというプレッシャーが自分にはあった。

・6日間レースで評価を得られたのはマットのおかげだ。
 完全に自分の準備が整う前に、自分は少し高いレベルの場所にいた。

■マットと走れないのは寂しい?

・確かに。彼は自分のキャリアにとってとても重要な人物だ。
 彼はなんでも自分に教えてくれた。
 自分が彼をサポートできるようになったとき、ひどい落車でキャリアを終えてしまった。

■ケルメス*ではいいシーズンを過ごしました

・ケルメスでは11勝した。例のトラブルのために大きなレースに出られなかったから。
 おかげでトラックの世界選手権を逃してしまった。
 練習するモチベーションを見出すのは困難だった。
 それで、4〜5週間おきにケルメスに出場した。

・この数年、ロードのレースにもたくさん出場するようになったが、
 それは6日間レースの調整の一部だった。

■数年前にはKBKの表彰台に立ちました。

・その年は、いい形で6日間のシーズンを終えた。
 レース当日自分は幸運だったが、依然としてレースを続けていた。

・もっと大きなチームにいられればとも思うけれど、
 そうなれば、6日間レースに出る自由を彼らは与えなくてはならないだろうし
 チームの多くはそれを嫌がるだろう。 ロードについて言える唯一のことは、
 今年のケルメス11勝にも関わらず、今年をたくさんのくだらないレースに費やしたことだ。

■トラブルについては

・この件がどんなふうに進むのか人々は知らない。
 最初に「ポジティブ」の通知を受け取るけれど、そのとき
 何を摂取したと仮定されているのかという情報は全くない。

・1ヶ月後にもう少し情報が得られて、それから
 B検体の結果が公表された時に備えて専門的な人々を集めることができる。
 しかし、検査には長い期間を要する。下手すると2ヵ月半くらい。
 昨年は人生で一番悪い年だった。

■そんなことを経て、今日はよい日になりましたね?

・すごくいい日だ

・自分の人生で最悪の時期というわけではなかったし、ガールフレンドや家族にとってもそうだ。
 もしきみが自転車選手だったら、人々はきみを犯罪者であるかのように見るだろう。
 ―こういうことが起こったときには。

■真の友達を見出したのではありませんか?

・その通り。

・「人々をよく知っていたようがよい」ということを学ぶためのとても厳しい授業だった。
 物事が調子よく進んでいるときには、たくさんの友達がいる。
 しかし悪い時には、そんなに多くの友達はいない。

■新聞報道はあなたに厳しい時間を与えました

・検査の結果が公表された非、1紙につき5ページが記事に割かれていた。
 しかしその記事には何も(内容のあることが)書かれていなかった。

・ベルギーでいうところの「彼らは私を地面に打ちのめした」というところだ。

・しかし、状況が進展して、自分がEPOやアンフェタミンで検査されていないこと、
 (陽性となった)物質がより速く走るためのものではないことが明らかになると、
 姿勢が変わって新聞社も自分を支持するようになった。

・しかし、これが通常のケースではなく、問題は自分が摂取したサプリメントにあった、
 ということを彼らが認めるまでに長い時間がかかった。

■ John Saey のチームがあなたをよくサポートしました。

・その通り。いつも自分の側に立ってくれて彼らには本当に感謝している。
 そしてもうひとつのスポンサー、ヒュンダイにも。

・彼らは自分が最も必要なときにサポートしてくれた。
 いつまでもこのことは決して忘れないだろう。

■確かサプリメントの会社が、自社製品を中傷したとのことであなたを訴えています。

・そう、4つの訴訟があったが、そのうち3つに勝っている。
 審議中の1つについても自分たちが勝つと思う。

・この後、自分の弁護士は彼らを告訴するつもりだ。
 自分は弁護士に弁護料を払ってないのでそれを彼らに出させるよう要求するつもりだ。

■ゲント6日間レースが楽しみですね?

・そう、ホームレースで伝統あるレースだし、自分にとって最高の6日間レースだ。
 最高の状態で臨めるよう特別な準備をするつもりだ。
 可能な限り最高のコンディションで臨めるよういつも以上に練習している。

・ゲントの人々はこのレースのことになると熱狂的になる。
 きっと今年はそれに拍車がかかると思う。
 これまで以上に大きくてキチガイじみたレースになるだろう。

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※ケルメスとは
岩佐千穂さんのケルメスレポート@CT:http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=2428
ごんさんのブログ:http://mooi-belgie.blog.so-net.ne.jp/search/?keyword=%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%82%B9

イベントの余興で行われる自転車レースで市街クリテリウムなことが多いらしい。
当日参加申込OKでフリーダムな雰囲気のレースらしい。
(元々ケルメスとは村祭りとか移動式遊園地のことを指すそうだ)
(伝聞調でしか書けないあたりがなんとも/汗)




……長くなったので感想つっこみなどは次の記事に書きます。
http://www1.rocketbbs.com/613/bbs.cgi?id=capybara&mode=pickup&no=3396
 


No.3395 - 2009/11/08
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この記事のURL(4ヶ月間くらい有効)
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