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記事No.1872に関するスレッドです


メールスマン君
ディスカバリーのネオプロ、メールスマン君は
おじいさんとお父さんも自転車選手だったという
ベルギーの自転車選手一家3代目であります。
その彼が、なぜアメリカのチームに来ることになったのか。

ThePeacelineに彼のインタビューが載っていて
そのあたりのことが書いてありました。

■Getting to know Gianni Meersman (ThePeaceline 2007.3.23)←会員限定
http://www.thepaceline.com/members/staff_report_item.aspx?cid=3058


・12歳のときにおじいさんから自転車をもらった。
 初めは楽しくて乗っていたけど、そのうちレースに出るようになった。
 その頃はぜんぜんダメだったけどね!

・デモル監督のことは、13〜14歳くらいの頃から知っていた。
 1ヶ月に1回くらい、最近の調子を聞くために僕に電話してきた。
 最後の1年はもっと多くて、毎週末くらいになった。
 でもチームに来いとは言われなかったんだ。
 2005年に、ロットとクイックステップからオファーがあって
 それをDirk に言ったら「ウチのチームでも君が欲しいんだよ」と言われた。

・Dirk は僕が上手くやれると信じてくれた。
 まだ僕がダメだった頃から僕を気にかけてくれた。
 他の人が僕に関心を示すようになったのは僕の成績がよくなってからなのにね。
 僕はいつでもこのことを思い出すんじゃないかな。


……というわけで、彼が頭角を現す前から
デモル監督がチェックを入れていたことが、
彼がディスカバリーに来る理由になったのでありました。

では、彼の家族は何も言わなかったのかというと、どうやらその通りであるようです。
元選手のお父さんは、基本的に彼の選手生活にはノータッチだったそうです。

・父は「練習したくなかったらしなくてもいい。だが、するのであればベストを尽くしなさい」と言った。
 一般的な自転車のことについてはよく話したけど、僕自身のことはあまり話題にならなかった。
 「今日はどのくらい練習したのか」とか全然聞かなかったし。

基本的に、お父さんは彼のことは彼にまかせていたようであります。

そういやザベルも、前のインタビューで

 ジュニア世代だった頃、コーチによるトレーニングチェックは厳しくなかった。

と語っていました。
組まれたトレーニングレシピをサボってもばれないが、
練習しなければ如実に結果に反映されるので、
きちんと己を律して管理しなければならない、ということを
この頃に学んだそうです。

メールスマン君のお父さんもそういう方針だったのかもしれません。

あるいは、自分は父親からかなりガミガミ言われて育ちウンザリしてたので、
息子には何も言わないようにしようと心に決めていた、とか。


にしても、彼のような選手をまだ種の段階から目をつけていたなんて
デモル監督先見の明がある……というよりも。
あんなごつい外見で、毎月目をかけてる選手に電話するなんて
見かけによらずなかなかマメな男性であります。

■まだあどけないメールスマン君
http://www.thepaceline.com/images/paceline/galleries/2007/meersman.jpg

■マメな男デモル監督
http://www.pezcyclingnews.com/photos/interviews/demol/demol-head.jpg

ベルギーの選手って、20代くらいの時には童顔でとてもかわいらしいのに、
40歳くらいになると年季が入ったごっつい顔になる人が多いのは何故なんでしょう。


No.1872 - 2007/03/29
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