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Re: 「トルテック」 - Name: カナメ No.1092 - 2006/04/21(Fri) 23:03:53
こんさん、どうもお久しぶりです。
eブックはPDAか、対応機種の携帯か、寝転がって読めるハードがない限り、本の代わりにはなりませんよね。ワタシもパソコンでは、アブダクションや幻魔大戦deepを読み切ることはおぼつかなかったでしょう。こんさんは幻魔大戦deepをパソコンで読み切ったんですか? すごいなそれは。というか、大抵の読者はそうせざるを得ないんですよね。デジタルオタクでよかった(笑)。

新作については、情報だけでは喜べなくなりました。幻魔大戦deepそのものが、ワタシには納得のいかぬ作品でしたから。思い出の名作がまるで別人の手によって引き継がれたような、テイストの変化には眼をつぶるとしても、旧作であれだけ大騒ぎした「幻魔の脅威」はどこへ行ってしまったんだと。漫画幻魔のように超能力者を結集するのではダメだ。そして、無印幻魔のように宗教を興してもダメだ。ならば、幻魔の脅威にどのように対処するのか。それがまるで欠落している。まるで幻魔とは、

東丈の妄想の産物であった

と、いわんばかりではないですか。(まあ、そういう視点で、幻魔大戦を見直してみるのも、それはそれで面白そうではありますが…)
この納得のいかなさを「トルテック」が解消してくれればいいのですが、あまり期待はしてません。しかし、希望は捨てず、見守りたいと思います。
なにしろ一方では、ブルーハイウェイズやブルーレディのように、クールでドライな、ワタシのような“不幸な人間”のハートも鷲掴みにする短編を書いてみせたりもするので。なかなか一筋縄ではいかぬお方ですよ。いつまでも目を離させてくれません。


Re: 特報を見て - Name: カナメ No.1091 - 2006/04/21(Fri) 22:51:40
>> 出してくれるところなかったのかなあ・・・とか思ったけど、自分の好きなように出したいという願いを叶えるには、関係者にとって一番幸せな選択なのだろうと思い直しました。<<

プロ作家が自費出版、というと、どうしてもそういう「トホホ感」「世間体の悪さ」がつきまといますよね。元Folder 5がインディーズかよ、みたいな。しかし、所与の条件の中で、可能な選択をするしかない以上、自費出版だろうとコミケに出品だろうと(そりゃないか)、やれることは何でもやればいいと思います。それに金を出すかどうか、付き合うかどうか、こちらが決めればいいだけです。
でも、これを手にする読者って、結局コアな既存のファン以外には有り得ないんですよね。そこがちょっと。一介の読者が気にしてもしょうがないんですけど。
あと、ファン心理として気になるのは、実際のところ、通常の出版はしたくてもできないのか、オファーもあるけどあえて断ってるのか、どっちなんだろうと。出版界から見捨てられたのか、それとも出版界を見限ったのか。前者ならしょうがないなと思いつつ、ファンとしてはちょっぴりみじめ。後者ならファンとしては誇らしいが、カッコはいいけど読者の都合も少しは考えてくださいよと文句のひとつも言いたくなる。もちろん本当に重要なのは、平井和正の作家的ステータスではなく、彼の創る作品が自分にとってどれほどの価値を持つか、なんですけどね。

>> なんか最近本の形にこだわらなくなりました。処分してもまだ残る本棚のあふれる本を見て、本はなるだけ買わないぞっと思うようになりました。<<

その点はワタシも奈津さんと同感です。紙の本にこだわりはない。質量ゼロのeブックのほうが、むしろありがたいぐらいです。いまインブルを読み返すとしたら、どこ読の携帯版を購入するでしょう。あんなハードカバー、通勤に持っていけまっかいな。初読の時はそれしかないから、根性でそうしましたけどね。(これをアップする寸前に気付いたのですが、インブルって文庫版があったんですよね(爆)。これを訂正しようとすると、文脈の大幅な変更を余儀なくされるので、あえてこのままアップさせていただきます)
そうなると、ワタシのようなeブッカーにとって、本とは何ぞや? という根元的な問いが発生する。書棚に背表紙並べて悦に入る、お部屋のインテリアかと。実際には生活空間にそんな余裕はないので、我が家の保管場所はといえば「発掘」と言うのがふさわしい、取り出すのも一苦労の、収納スペースの奥の院(こういう表現をすると、なんだか小綺麗だ)。
たしかに保存が利くから、万一のための保険にはなる。それぐらいしか意味を見いだせない。幻魔大戦deepの本だって、生頼画伯のイラストや特典に物欲をソソられるだけですからね。身も蓋もないことを言わせてもらえば、イラストも特典も同じ内容で、CD-ROM版を出してくれたら、ワタシはそちらを買わせていただきますよ。


「トルテック」 - Name: こん No.1090 - 2006/04/20(Thu) 23:44:01
カナメさん、こんばんは。お久しぶりです。

ぼくには

>第二部「トルテック」も年内に発表!

の方が重要な情報でした。
deepの直接の続編なんでしょうか。
とすると、東丈が書いた、GENKENレポートやスタイリッシュな敵、子供の東丈とかの謎もとかれるのでしょうか。
いや、予想の斜め上を行く平井和正の作風からして、それはありえない! と今から妙な期待をしてしまいます(笑)

紙のdeepは……値段によっては買うでしょう。「ブルーレディ」をおまけにつけてくれると嬉しいですけど。ダウンロードしたきりで、電子本の「ブルーレディ」は未読です。やっぱり小説は寝転こがって読みたいです。


特報を見て - Name: 奈津 No.1089 - 2006/04/20(Thu) 22:46:47
自費出版と聞いてまず初めに思ったのは、おいたわしい・・・ってことでした。
出してくれるところなかったのかなあ・・・とか思ったけど、自分の好きなように出したいという願いを叶えるには、関係者にとって一番幸せな選択なのだろうと思い直しました。

生頼範義画伯の描き下ろしってところで私もぐぐぐって来ましたが、多分買わないと思います。
なんか最近本の形にこだわらなくなりました。処分してもまだ残る本棚のあふれる本を見て、本はなるだけ買わないぞっと思うようになりました。携帯で読んでるしCD−ROMも買ったのでそれでいいやって感じ。
てなふうに、紙の本へのこだわりを薄めてくれたのは明らかに平井和正のおかげなんですね〜。
ありがたいと思ってます。


まさに「原哲夫のサザエさん」や〜ッ(彦麿呂風に) - Name: カナメ No.1088 - 2006/04/20(Thu) 12:32:49
平井和正御自ら、幻魔大戦deep自費出版の特報が発せられましたよ。
ペーパー派にとっては、まずは朗報でしょう。ファンが本当に望んでいるのは、「一般書店に流通する本」だとは思うんですけどね。

表紙が生頼範義画伯の描き下ろし、ってところがニクい。うまいね。平井和正に関しては病的マニアである――光速を突破した殿堂入りの、あの方やあの方には遠く及びませんが――ワタシも、さすがにeブックと同じイラストだったら、パスしたでしょうから。
あの作風に生頼範義というのも、マジかいやですよね。これが4月1日だったら、アッハッハ、ダマされませんよ、とか言うところですよ。

ついでに、明日には更新されてしまうと思うので、見るならいまのうち、PDABOOK.jpの今週のランキングです。(2006/04/06 - 2006/04/12)
2位 ABDUCTION 1/9位 SHADE 1/19位 ABDUCTION 2/20位 ABDUCTION 3
http://pdabook.jp/pdabook/bin/product_ranking.asp?division=100


勝手に総括 - Name: カナメ No.1083 - 2006/04/13(Thu) 21:53:15
よやまさん、元平井和正マニア2世さん(ローマ数字のIIの字はどうも当掲示板では表示できないようですので、失礼ながらこのように表記させていただきます)には、せっかくご投稿いただきましたが、ご心配には及ばなかったようですね。
http://www.wolfguy.com/cgi-bin/mcbbs/discuss.cgi?id=HIRAIST&mode=part&page=0&num=6299&sort=1&back=tree

ワタシとしても、事を荒立てるのでなく、内々に話し合いが行われ、円満に事が収まればと願っていました。剽窃の憂き目に遭った(本人にはそう思える)立場には、それなりの感情もあるでしょうから、黙殺せよ、取り合うな、などといって片付けたくないのです。
しかし、結果論ではありますが、先方と交渉するのでなければ、品良く己れの胸三寸に収めておいてほしかったとは思いますね。まあ、あの方の気まぐれに翻弄されるのは、我々の宿命みたいなもんですが(笑)。

言うまでもないことですが、平井和正がいかに剽窃を確信し、怒り、騒いだとしても、そのことが世間的に「なるほど、こりゃパクリだわ」とコンセンサスを得られ、ひいては我が国の定める法律によって「著作権侵害」と裁定されるかどうかは、まったく別問題です。「巧妙なパクリ」に対して、世間や裁判が、作者本人にとっては不本意なジャッジを下すことが、有り得るからです。

法廷闘争にまで至らなくとも、あちらがその気になって、
「あなたがそう思う根拠を具体的に、公開の場で明示していただきたい。一般読者の判断を仰ごうではありませんか」
――そんなネット抗争に発展していたとしたら、けっこう分は悪かったんじゃないですかね? ワタシはむしろ、そちらを危惧しておりました。情報から判断して、話の筋や文面の一言一句までそっくりというわけではなさそうですから。

お若い作家さんが気の毒だからではなく、ご自分に不利・不利益なことはせぬが得策とワタシは思いますし、現に平井和正は矛を収めたわけです。このあたり、損得よりも己れのエゴを貫く虎男・平井和正の信奉者としては、「老いぼれて牙を抜かれやがって」と罵りのひとつも浴びせるべきなんでしょうかね?(笑) ワタシもいい加減、気まぐれかもしれません。


ハンドル間違えた - Name: 元平井和正マニア?U世 No.1082 - 2006/04/12(Wed) 02:10:36
?U世ですのでよろしく


当事者間でけじめをつけたら桑島氏の未来がなくなるって - Name: 元平井和正マニア No.1081 - 2006/04/12(Wed) 02:09:54
よく万引きと盗作を同一視する人がいるんですけど
万引きをした人は更正できる。
しかし現状では作家が盗作だと一度認めたら、弱者の場合、二度と這い上がれない。この違いはあきらかにありすぎます。

さらにいうとアニメ化、ゲームになっている状況では他人にも迷惑をかけます。明白な場合は別として、読者によってでさえ、見解が分かれている状況で
たとえ盗作だったとしても本人は認めないでしょうね。

インスパイヤーなどという表現でも言わないはずです。
なぜなら「平井和正の影響を受けた」と認めることは盗作を認めたことにつながるからです。ここまできたら、この業界で生き残り続けたいのなら、平井和正を罵倒し続けることです。「平井和正の売名行為だ」と叫ぶべきですよ。
そして僕は桑島氏にはいくらかの才能を見出しているから、ここからは異論はあることを承知でいいますが、たとえ自覚的に盗作してたとしても、良心を捨て、罵倒すれと応援したい。そして大作家をめざせ。

確かに当事者間で決着をつけるべき問題ですが、格があまりに違う場合は弱者が強者と話し合いの場に応じるのは誰がみたってマズイですよ。

僕はそもそも、この作家は平井和正からの影響を受けていたとしても、盗作になるだけの問題を抱えているとは思ってもいなかったとみているんですよ。そもそも作家のなかには悪いいい方になりますが、オリジナリティあふれた人間と、いままであった作品の組み合わせでしか作れない人間がいるのです。そして後者の方が圧倒的に多い。もちろん、そのままやっちゃうのはいけないわけですが、少なくとも桑島氏は、サンプリングをかけ、僕からみると盗作の範疇にはないようにやっているわけです。それが、頭がいい盗作者という風になるのかもしれないけど、「神様家族」は「ボヘミア」のごくごく一部の設定は拝借しているかもしれないけど、早い話がたとえばテンコちゃんは別の物語からの引用で、やってるわけです。それが無数の作品から引っ張ってきた結果、できている。究極のこと(もちろんそれだけではなく彼の人生体験や彼の習得技術もでてきますが)をいえばサンプリングの仕方とサンプリングが綺麗に出来なかった才能の未熟さによってオリジナリティが生じているわけです。

そういう作家を軽蔑するのは仕方ないかもしれないけど、排除していけば、いまいるライトノベル作家の下手すると8割以上が一掃されかねない。と思うんですよ。


難しい。 - Name: よやま No.1080 - 2006/04/11(Tue) 23:55:58
こんばんは〜。
>神様問題
なんとも難しい方向へ進行しているようで、コメントを書きづらくなっています(汗)
件の作品は、第1巻はなんとか読みましたが、私の好みにあわずに、続きを読む気になりませんでした。でも、シリーズで7巻も書いているのですね。
大元が盗作なのだとしたら、創作者としての心の葛藤もあるであろうと作者の良心に期待してしまいます。
カナメさんが仰るとおり、当事者間できっぱりケジメをつけていただきたいものです。


3週ぶりのドットプックランキング - Name: カナメ No.1079 - 2006/04/11(Tue) 12:55:33
いま平井和正村で一番ホットな話題は、「神様家族」問題ですか? 当事者間で対話が行われ、双方にとってよいケジメが着くことを望みます。それぐらいしか言うことはありませんねえ。当事者の力関係って、やっぱり重要ですよ。○vexがモナーをパクッたといえば、それは囃し立て甲斐もありますが、聞いたこともないような駆け出しの作家さんではねえ。影響の域を超えて、ついついやっちゃったかなと。安倍なっち程度に同情すらしてしまいますよ。

そんなわけで(便利な接続詞だ)、毎度おなじみ平井ファン大注目(されてる様子がないので、こちらで取り上げるのですが)、ドットプックの今週のランキングです。(2006/03/30 - 2006/04/05)
4位 BLUE HIGHWAYS/5位 SILENCE 4/6位 STRAY SHEEP 2/
14位 STRAY SHEEP 3/15位 STRAY SHEEP 4
http://pdabook.jp/pdabook/bin/product_ranking.asp?division=100

2週あいだを空けて、大量チャートイン。本というものは、売ってさえいれば、いつでも買う人はいるし、読む人はいるということですね。

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