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アブダクションシリーズにおけるエロゲーに関する - Name: 津村 No.781 - 2004/10/09(Sat) 11:26:40
>みどりやさん
「ストレイシープ」1巻のPDF版P63〜68に
「直哉くん、メガネッ娘のエルちゃんに、部屋においてたエロゲー(メガネっ娘陵辱もの)を自パソでこっそりプレイされちゃってOH!NO!」
な、シーンがあるYO!
<引用>
「お兄ちゃんは鬼畜系」
「それはダチが勝手に持ってきたやつだ。テルちゃんは鬼畜系はすごく嫌いだった。あれだけはやめてと言われた」
それは嘘ではなかった。鬼畜系は心が荒む。たかが遊びでも荒廃の気分はいつまでも留まる。
「じゃあ、お兄ちゃんは見てない?」
「神様に誓って見てない」
<引用終り>
直哉クン、嘘ついてますネ!
ちなみにエロゲー持ち込んだダチってやっぱ大鳥居守くんなんでしょうね(笑)
ストレイシープでは未登場でしたが。
<引用>
「ギャルゲーでもメガネっ娘は人気第一の定番だぜ。一番マゾなやりかたで責められてるじゃねぇか。気をつけろよ、エル。ストーカーは大抵サド野郎で[メガネっ娘陵辱]なんていうギャルゲー夢中でティッシュ使いまくってるやつに違いねえんだ」
<引用終り>
直哉くん、詳しいんですね(笑)
ちなみに、僕、試読の感想文で
「メガネッ娘で妹キャラのエルちゃんタマラン!萌え萌え!」
とか書いた覚えがあります(笑)
※ところで、直哉って小説家の才能があるって設定はありませんでしたっけね。
もしそういう設定があるなら、
野々村直哉(シナリオ)
大鳥居守(イラスト、プログラム、プロデューサー)
のコンビで同人18禁ノベルゲーム「月の紋章」発売。同人ゲームであるにも関らず、数万本の異例の大ヒットを記録。業界の常識を塗り替える。
商業化作品第一作目は「GENMA/stay night」こちらも大ヒットロングセラーを記録している。
シナリオの野々村直哉氏が、かつて同人小説として発表し、こちらも異例の売り上げを記録した「∞の境界」(挿絵・大鳥居守)も、遂に講談社ノベルスから発売。ベストセラーとなる。
今後の活躍が期待される二人である。
こういうルートはいかがなものか。
※ちなみ作中に出た鬼畜系ゲームってなんのゲーム(タイトル)だったんでしょうね。作品(物語)としてのレベルが高い鬼畜系ゲームというと「痕」とか「雫」とかでしょうかね(未プレイ)。
まあエロゲー業界って玉石でいうと石とか糞のほうが僕の見た限り多いようですが、そんな混沌の中からこそいままでにない新しいものが生まれる可能性があると思うのです。
「月姫」を生み出したタイプムーンはその最たるものですね。
「エロ」メディアというのはいつの世も混沌としていて、混沌が容認されているがゆえに、既存のメディアからは生まれない「新しい」ものを生んできたと思うのです。昔で言うと漫画ブリッコとかああいうかんじですかね。
人を恐怖させる物の条件は三つ必要だって知っているか? - Name: みどりや No.780 - 2004/10/03(Sun) 19:50:00
津村さん、ごきげんよう。
長文板の方の..2004/ 8/ 5(Thu)22:06
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>デジタル技術が一般化するまでは、オリジナルに比べ、コピーは劣化するのが宿命でした。
>それが今は劣化無きコピーが可能になってしまった。そうするとオリジナルとコピーを差別する必要はあるのか?
>オリジナルとコピーが寸分違わなければ、オリジナルにこだわる必要はないのではないか?
>そんな問題提起にかなり考えさせられました。
「まあ、そゆことだよね」って感想しか思い浮かびませんw
例えて言えばどういうことなのでしょうか?
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へのレスをさぼっていてゴメンなさい。
関係ありそうで、なさそうなレスになりますが、
私は「空の境界」を読んだあとで、「∽青」を読みました。
でもって、「空の境界」を読んだ時に
>オリジナルとコピーが寸分違わなければ、オリジナルにこだわる必要はないのではないか?
>そんな問題提起にかなり考えさせられました。
に関して、かなりショックを受けたので、
Sa−Qさんのように
>スンゴク「キモチワルイ」と感じた覚えがありますデス。
と感じなかったのかもしれません。
PS:
subjectに関して
一つ、怪物は言葉を喋ってはならない。
二つ、怪物は正体不明でなければいけない。
三つ―――怪物は、不死身でなければ意味がない
「空の境界」 5/矛盾螺旋 より
伊代 はまだ… - Name: みどりや No.779 - 2004/10/03(Sun) 12:52:00
津村さん、ごきげんよう。
> なにしろテルちゃんに「鬼畜系だけはやめてね」とか、直哉に対して言わせてるわけですからw
この部分は見つけれませんでしたが、以下の2つ見つけました。
ABDUCTION−拉致−1
台湾から来た女
○メガネっ娘凌辱物の鬼畜系マンガ
ABDUCTION−拉致−4
記者会見
○エンターティンメントですから。おれ、鬼畜系は嫌いなんです。おもしろいけどしんみりする、そんなのが理想です
『メガネっ娘』などという単語をご存知だったのですね。>平井センセー。
>>あれっ?結局あいつが黒幕だったとすると、badエンドとtrueエンドの間の話はなんだったんだ?(爆)
>
>意味わかんないス。他はだいたい判るんですけど。
>どこの部分を指してるのだろう?
えーとですね、黒幕が例の人物だったとすると、
・WAYWARD BUS−気まぐれバス
の次に、間をすっ飛ばして、
・CAPRICIOUS−移り気−
を持ってきてtrueエンドで良かったんじゃないかと思うのですよ。
> なんというのかな、「自分が何者かに観察・実験の対象にされている」ッてことについて、
>それなりの葛藤というか「素直じゃなさ」を持っていたように感じられたので。
>後半はチトあやしいかもですが(^_^;)。
と、Sa−Qさんが書いているのですが、引っかかるのは
『後半はチトあやしいかもですが(^_^;)。』
この部分です。
ナオヤの境遇の変化(xxルート選択)が、
どこかの観察者の意思によるものなのか、
トルティック呪術(?)の流れにただ従っているだけのものなのかが
よくわかんなくなってしまったなぁ。
と。
>とりあえずハーレムエンドマンセー。エロゲーマンセー。
私としては、二股ならぬ十二股かけて日本全国を旅して歩く、
「センチメンタルジャーニー」(注:エロゲーではない!)がお気に入りなので、
・ハーレムエンドマンセー。
・ギャルゲーマンセー。
にしておきます(笑)
ビューティフルドリーマー(青き夢魔) - Name: 津村 No.778 - 2004/09/29(Wed) 01:21:28
ども。>みどりやさん
>アブダクション:badエンド、goodエンドの末にTrueエンドにいたるマルチエンディングゲーム
>というゲームとの類似を感じましたが、
すごく類似してますよね。影響を受けているのは間違いないと思いますし、いくつかのゲームは実際にプレイしてみたんじゃないかと思います>平井せんせー
なにしろテルちゃんに「鬼畜系だけはやめてね」とか、直哉に対して言わせてるわけですからw
>あれっ?結局あいつが黒幕だったとすると、badエンドとtrueエンドの間の話はなんだったんだ?(爆)
意味わかんないス。他はだいたい判るんですけど。
どこの部分を指してるのだろう?
とりあえずハーレムエンドマンセー。エロゲーマンセー。
自我オブジェクトは人classおよびマシナリーclassの属性。is-Aではなく、have-A。 - Name: みどりや No.777 - 2004/09/25(Sat) 16:33:41
Sa−Qさん、ごきげんよう。
うっうっうっ。こういう「わけワカメ」なsubjectを付けて平井作品について語れるみどりやは幸せ者です(<アホ)。
> 生身のジョナサンとマシナリーのジョナサンが出会えば、
> 実は、実験で人間の記憶を移された猿が自分だった、
なるほどねぇ。
>スンゴク「キモチワルイ」と感じた覚えがありますデス。
たしかに。最初の衝撃はキョーレツでしょうね。
ただ、人間は慣れるもんだと思います。
たしか、アブダクションシリーズのどこかに、『記憶こそがその人間そのものだ』といった
フレーズがあったと思うのですが、本人の記憶をスキャンし、自我を刷り込まれたマシナリーは
アメーバーの細胞分裂した片割れのように本人そのものだと思います。
ただ、物理的に同一空間を占めることは不可能であり、ボディ性能も異なることを考えれば、
その後は、人間とマシナリーは別人格として扱うべきでしょう。
マシナリーの記憶のオールクリアは殺人として扱われるべきです。
> なんというのかな、「自分が何者かに観察・実験の対象にされている」ッてことについて、それなりの葛藤というか「素直じゃなさ」を持っていたように感じられたので。後半はチトあやしいかもですが(^_^;)。
そういえば、最初にあのカラフルな砂漠につれていかれた時はそんな設定でしたね。
月光魔術團 :あたるを幸い、コマし尽くすエロゲー
アブダクション:badエンド、goodエンドの末にTrueエンドにいたるマルチエンディングゲーム
というゲームとの類似を感じましたが、
BGS、∽青に関してはコンピュータゲームとの類似は感じませんでした。
あれっ?結局あいつが黒幕だったとすると、badエンドとtrueエンドの間の話はなんだったんだ?(爆)
>それにしても、みどりやさん、カナメさん、ワタシ、それぞれ違った見方で、なかなか面白いッス。
本当に面白いですね。
しかし、カナメさんが、『未だ「アブダクション」をすべて読み終えたわけではない』というのにはびっくり。
ひょっとして、未だにサービスパックがリリースされるのを待っているの?(笑)
オブジェクト複製 継承 オーバーライド - Name: Sa−Q No.776 - 2004/09/23(Thu) 21:42:22
ばんはですぅ、みどりやさん。
カメレスになって恐縮です。
>>
共有するのはあくまでデータであって、プログラムは自我固有だと思うのですよ。
自我オブジェクトはカプセル化されていると言った方がいいかな(笑)
<<
なるほどぉ、オブジェクト化された自我ですか(笑)。面白いですねぇ。
当時、読み進めながら、生身のジョナサンとマシナリーのジョナサンが出会えば、それぞれの心中がどうなって、どんな事態が起きるのかしら……なぁんて考えていて、スンゴク「キモチワルイ」と感じた覚えがありますデス。
その印象が強烈だったのかもしれませんね。
うろ覚えですが、平井さんの初期短編の中に、朝起きたら、自分が猿になっていて檻の中に入っている……が実は、実験で人間の記憶を移された猿が自分だった、ッてなストーリーがあったかと思いますが、なぁんとなくそれを思い出してしまいました。
逆に、ナオヤの方には、ワタシはそれなりに感情移入できました。
なんというのかな、「自分が何者かに観察・実験の対象にされている」ッてことについて、それなりの葛藤というか「素直じゃなさ」を持っていたように感じられたので。後半はチトあやしいかもですが(^_^;)。
それにしても、みどりやさん、カナメさん、ワタシ、それぞれ違った見方で、なかなか面白いッス。
命のスペアー(バックアップは忘れずに)、もしくは人類無性生殖計画 - Name: みどりや No.775 - 2004/09/17(Fri) 12:55:36
Sa−Qさん、ごきげんよう。
> むしろ、リンクの海の世界観、コ難しく言えば「自我境界が薄い世界」、ベタに言えば「ワタシと他人とが入り交じる世界」だとか、同じ自我(ッてか記憶)を持つマシナリーと生きた人間が同時に存在する事態とかが、「キモチワルイ」でした。
-
共有するのはあくまでデータであって、プログラムは自我固有だと思うのですよ。
自我オブジェクトはカプセル化されていると言った方がいいかな(笑)
だから、それほど「キモチワルイ」とは感じませんでした。
> 後者に関しては、ヴァレリー所長(博士)によって、生身の人間の方は眠らされてはいますが、生身の人間が眠らされて、同じ自我(記憶)を持つマシナリーがウロウロしている倒錯した事態ッてのは、いったいなんなのだろう。。。
-
片側が、完全に眠らされているのであれば、単純に命のスペアーと考えることが可能です。
逆に、両方同時に行動したり、複数のマシナリーを生成したらどうなるのか?
昔、単細胞のアメーバ―Aが細胞分裂してB1,B2になったら、アメーバ―Aは死んだことになるのか、延命したことになるのか悩みましたが(笑)、人間がそれと同じ状況に置かれるわけですよね?
多分、ヒトクローンと同種な問題に直面しますよね。
PS:古参Kが、平井作品登場人物のコスプレに挑戦!?
カ○メのジョナサン
(失礼、致しました。)
しがないカモメ - Name: みどりや No.774 - 2004/09/16(Thu) 12:58:59
カナメさん、ごきげんよう。
> それでも、ナオヤやジョナサンに、いまいち感情移入できないという事実は残る。
私の場合、ナオヤにはいまいち感情移入できませんでしたが、
ジョナサンには、感情移入できました。
ジョナサンは田村俊夫の後継キャラの位置を私の頭の中では占めています。
ジョナサンは状況に振り回されながらも、自分の意志をもっていたように思うのです。
(中には他人を勝手にマシンナリ化するなど、信じられない行動も取っているのですが)
一方、ナオヤはただ流されているだけで、自分の意志が無いように感じてしまいました。
運転は別の人が行っている車に乗って、ただ窓の外を眺め、ガイドの指示に従って、おいしいところだけ手にしているような。
とりあえず、今回は私の中では、ナオヤとジョナサンは全く別キャラであるという自己主張のみ表明させていただきます。
複数ヒロイン制ロマンス、もしくは愛情ポリガミー - Name: カナメ No.773 - 2004/09/15(Wed) 22:18:05
みどりやさん、鋭いツッコミありがとうございます。
確かに、ワタシの文章には、おかしなところがあります。
> むしろ、「女性たちの超人的な物わかりの良さが納得のいかぬ話」
> だというだけではないでしょうか?
その通りです。問題の核心はそこです。
従って、それを根拠に「そんな主人公に、感情移入できるものなんでしょうか?」と結ぶのは、文脈上、成立していません。
主人公よりは物語そのもの、ひいては、そんな物語をよしとする作者に向けるべき矛先だったかもしれません。
それでも、ナオヤやジョナサンに、いまいち感情移入できないという事実は残る。
モテる彼らと、モテる犬神 明との違いはなんなのか? 現時点でハッキリ言えるのは、犬神 明はモノガミーであるということです。複数の女たちと「同時に」わりない仲になったりはしない。虎4とどれほど強い信頼で結ばれようと、彼女の異性としての求愛だけは、キッパリと拒絶する。青鹿晶子がいるからです。そのストイシズム、一途な愛情に胸を撃たれるのです。
もちろん、これもまた「非現実的」です。でも、それはいいのです。なぜなら、そういう非現実的ロマンを、ワタシは物語に求めているのですから。
もっとも、ナオヤやジョナサンをポリガミーと言えば、抗議が来そうです。少なくとも、そうそうふしだらに性的交渉を結んでいるわけではないでしょうから(でしょうから、と言うのは、未だ「アブダクション」をすべて読み終えたわけではないので)。
それでも、平井和正の近作が『同級生』的な、複数ヒロイン制ロマンスであることは間違いありません。
結局、そういう方向性での非現実的ロマンを、ワタシは物語に求めていない→苦手、ということに尽きるようです。
ロボットアニメを論じるのに、ロボットの存在に萎えていたのでは、話になりません。平井和正の近作を評価するには、まず複数ヒロイン制(もしくは愛情ポリガミー)を是認した上で、そういう性質の作品としての出来、レベルを云々すべきなのかもしれません。
□蛇足□
滝本竜彦の『NHKにようこそ』は読みました。引き籠もりの作者が書いた、引き籠もりが主人公の小説、ということで興味を持ちましたが、女神のような少女と出逢ったり(=フィクション)、作家デビューできるくらいの才能があったり(=ノンフィクション)しないと、ヒッキーのオタクなんて救われる道はないのかと思うと、結局は読者をゲンナリさせてしまう小説ですね(笑)。
平井和正、ギャルゲー隠れ愛好者疑惑 - Name: みどりや No.772 - 2004/09/15(Wed) 12:37:13
津村さん、ごきげんよう。
>ハーレムエンド。
うーん、そうきたか(笑)
カナメさん、どうも。
>ワタシはなんの解釈もしていないので、みどりやさんの問いには答えられないのですが。
多分、私がこだわるのは、ジョナサンの選択にとても納得がいったので、それが最後でひっくり返されるのが嫌だからでしょうね。
要は、「私の期待を裏切るな!」といいたいだけで、
だけど、裏切りをモットーとしてきた(?)作家に「裏切るな」とは言うだけ無駄か(笑)
>「登場する女性キャラが、ことごとく主人公の男の子に夢中になる」
これは最近の平井作品に限らず、本でもドラマでも一般にその傾向はあるのではないでしょうか?
アダルトにしてもヤングにしても、犬神明は結構もてたと思いますけど。
むしろ、「女性たちの超人的な物わかりの良さが納得のいかぬ話」だというだけではないでしょうか?
だから、Sa−Qさんの
>源氏物語的展開に関しては、まぁ「ネタなんだから、いいんじゃない?」程度に感じていて
に同意です。
おかしいのは主人公の心情ではなく、とりまきの女性たちの心情なのだから、
>そんな主人公に、感情移入できるものなんでしょうか?
には、イエスと私は答えます。
<引用開始>
○つまり、現実の女は、ろくなもんじゃありません。限りなくモンスターに近い
生き物なんです。――。そこで!
●そこで?
○そこで我々エロゲークリエーターは、現実には決して存在しない、どこまでも
都合のいい女性キャラクターを創造する必要があるんです。
○理由もなく主人公を好きになり、純粋な好意のみによって主人公に近づいてく
る、そんなキャラクターです。なにひとつ下心を持っていない、そのうえ、決し
て主人公を裏切らない――そのような、現実には決して存在しえないキャラクター
です。
●だけど、それほどに現実離れしたキャラを登場させたら、リアリティーがなく
なってしまうんじゃないか?
○いいんですよ。プレイヤーはエロゲーにリアリティーなんて求めてません。ヘ
タにリアリティーを出そうなんて考えても、結局はプレイヤーをゲンナリさせて
しまうだけです。現実的なキャラクターと恋愛がしたかったら、エロゲーなんか
やらずに、本物の女に声をかければいいんですよ
●なるほど
<引用終了>
p111 「NHKにようこそ」滝本竜彦