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妄想幻魔大戦 - Name: Sa−Q No.791 - 2004/10/17(Sun) 22:04:28
 こちらではご無沙汰ですぅ。
 
 色々とレス意欲をそそられてはいたのですけど、チト、忙しくしてるうちに日は過ぎにけり。
 
>みどりやさん

>>
・平井和正が、現状を幸せと認識しているか?
・常識的立場から判断して、平井和正の現状を幸せと認識できるか?
・私から見て、平井和正の現状を幸せと認識できるか?
は当然違います。
<<

 えっと、敢えて過激な表現をさせて頂きますと、ゲームとして「妄想戦」を楽しむ、ということだとワタシは解釈しました。
 
「妄想戦」は、ワタシ自身、好みとするモノですし、また実際、ズイブンと楽しんできました。
 
 で、以下はみどりやさんや他の誰かに対する批評ではなく、ワタシの「妄想戦」に対するスタンスと解して下されば幸いデス。
 
 基本的に「妄想戦」は、お互い「ゲーム」、つまり「ネタとして楽しむ」という暗黙の了解の上でこそ楽しめるものではないかと考えています。
 
 ここで少し気をつけた方が良いよな、と自分に言い聞かせている(けども未だにハンセイしきり)のは、「ネタのはずが、気が付くと(自分の中で)ベタに転化しちゃってる」ような事態、それと、「自分ではネタとして語ったつもりが、ゲームの相手、あるいは第三者からはベタに受け取られる」事態です。
 
 おそらく、自分の中では「ネタなんだからO.K.!!」と感じていても、ベタに受け取ったゲームの相手、あるいは第三者から見れば「なんと卑劣なッ」と感じることも、あるように感じますデス。
 
 まぁ、「ネタなのに、何を無粋な」と言えばそれまでなんですけど、先ほど書いたように「『ネタとして楽しむ』という暗黙の了解」、という先入観に囚われていたため、「説明責任」(笑)を果たさなかった、ということも、一面としてはあり得るんではないかな、というふうに感じます。


Re:素人プロファイリングと作家の使命 - Name: みどりや No.790 - 2004/10/17(Sun) 13:36:04
・平井和正が、現状を幸せと認識しているか?
・常識的立場から判断して、平井和正の現状を幸せと認識できるか?
・私から見て、平井和正の現状を幸せと認識できるか?
は当然違います。
そして、当然のことながら、
『私から見て、平井和正の現状は、一見幸せそうにみえるが、
「俺は愛情の乏しい母親に苛められて育ったので」といった発言をみると、
心の闇(不幸)を抱えたままの状態だと認識できる』
という感想を述べることは、
> 言うほうにすれば論破される怖れのない、檻の外から投石するがごとき、安全な手口です。
が、しかし、
> 檻の外から投石するがごとき、卑劣な手口
とは思っておりません。

それを言って、投稿に対し規制の圧力をかけてしまったら、
> 幸福になって作品がつまらなくなるぐらいなら、作家は不幸でいるべきなのです
という意見自体無意味でしょう。作家(他人)の幸不幸など、わかるはずもないのだから。

更に付け加えれば、
> 力士の食生活は不健康ですが、力士としてはそれが正しいのと同じ。
との意見はいささか乱暴ではないか?
力士の食生活は世間一般のそれとは『違い』ますが、『不健康』と形容して問題はないのか?

たとえば、次の文章を直ちに間違いとは言えないのではないでしょうか?

○全く健康な状態で1日生きる方が、不健康な状態で100年生きるより優れている。

PS:
『ツッコミ無用。』は、
眼に入らなかった、記憶に無かった、秘書が勝手にやったということにして(笑)

>檻の外から投石するがごとき、安全な手口
本当にそうなのか?
自分の投げた石を逆に、投げ返されたら、危なくないか?(爆)


素人プロファイリングと作家の使命 - Name: カナメ No.789 - 2004/10/15(Fri) 19:34:55
みどりやさんの指摘する平井和正のセリフから、もっともらしげなプロファイリングは様々に可能でしょう。しかし、いずれにせよ憶測の域を出ません。個人の幸せなんて傍目には判りませんし、さらに言えば本人の認識すらけっこう疑わしい。
じゃあ、幸せってなに? という禅問答はさておき、だから素人プロファイリングって、始末が悪いのです。言われたほうにすれば、反証の示しようがなく、何を言い返そうが信じてもらえない。「なに言ってやがる。俺は幸せだ」という言葉の虚しさよ。言うほうにすれば論破される怖れのない、檻の外から投石するがごとき、安全な手口です。
過去そんなくだらないことを散々やってきた、反省を踏まえてそう思います。

作家には面白い作品を書くという神聖な使命がありますので、幸不幸を市井の人々と同列に語ることはできません。極論すれば、幸福になって作品がつまらなくなるぐらいなら、作家は不幸でいるべきなのです(幸せになってより面白い、あるいは、また違った面白さを持つ作品が生まれるのなら、それもまたよし)。力士の食生活は不健康ですが、力士としてはそれが正しいのと同じ。己れの人生を犠牲にして、そこらの幸せな人々の暇つぶしに寄与する。なんと奇特な、献身的な職司なのでしょう。ワタシには、とても真似できません。ツッコミ無用。


PS Re:昔話 - Name: みどりや No.788 - 2004/10/15(Fri) 12:55:34
http://www.wolfguy.com/cgi-bin/mcbbs/artview.cgi?id=beginer&mode=view&page=29&num=1110&sort=1&back=block

> 俺は愛情の乏しい母親に苛められて育ったので、おおらかな母性愛、
> 豊かな包容力に大きな魅力を覚えます。
> そうよ、あなたは世界一の作家なのよ。他人から悪口言われても気にしないの。
> わたしがついてるわ。頑張ってね。
> などと言われるとその気になって頑張ったりする単純さが俺の取り柄かも。


こんなことを書いている御大は、今現在、本当にしあわせなのかなぁ?


Re:昔話 - Name: みどりや No.787 - 2004/10/13(Wed) 12:43:40
> それに対する先生のコメント
> ▼「そんなことあるか。ほめろ」「遠慮するな。ほめろ」▲
> http://www.wolfguy.com/cgi-bin/mcbbs/artview.cgi?id=beginer&mode=view&page=29&num=1110&sort=1&back=block


(1)このURLをクリックして、
(2)表示されたページの下の、[一覧に戻る]ボタンを押します。
(3)下から2番目が「それに対する先生のコメント」で、
なんと、そのひとつ上が私のコメントだ(驚)
登録日 : 2001年6月5日12時21分 (#1111)

「ほめろ」といわれて「ほめて」いる(?)
なんと、素直なんだ!
--------

時は流れて、
> 「匿名偽名変名のあとに人格70パーセントOFF、と付け加えてくれまいか。」
といわれた後の私の投稿、
投稿日 : 2003/08/03(Sun) 09:44

「付け加えてくれ」といわれて「付け加えて」いる!
(以下、略)
---------

素直なのか、お調子者なだけなのか?
まぁ、いいか(爆)


量の多少はともかく - Name: カナメ No.786 - 2004/10/10(Sun) 18:08:33
> 僕は逆にその辺の作品キライですね。

津村さんもワタシと同じ、心に小さじ一杯程度の闇を蔵する人間だと思うのですが、感性・嗜好・行動原理において、真逆の顕れ方をしているのが面白いですね。そういうひとに、ここの板にいてくれることを嬉しく思います。


昔話 - Name: カナメ No.785 - 2004/10/09(Sat) 16:42:44
▼カナメさんは、何を言われても平気・・・みたいに思う人も多いようですが、じつは『スラムダンク』で言えばフクちゃんタイプなんですね。(中略)
遠慮無く誉めてあげてください(^O^) ▲
http://tokyojoe.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/c-board.cgi?cmd=one;file=101.res;id=
(なぜかクリックするとアクセスできないようです。アドレスにコピペしてください)

これを読んで、古い話を思い出してしまいました。

「言うだけ番長」に関するツリー
http://www.wolfguy.com/cgi-bin/mcbbs/discuss.cgi?id=beginer&mode=part&page=30&num=1105&sort=1&back=block
それに対する先生のコメント
▼「そんなことあるか。ほめろ」「遠慮するな。ほめろ」▲
http://www.wolfguy.com/cgi-bin/mcbbs/artview.cgi?id=beginer&mode=view&page=29&num=1110&sort=1&back=block

思えばこの遣り取りは、その後を暗示する伏線でしたねー。
恥ずかしいこのセリフも、功成り名を遂げた大作家がサラリと言えば、これも大人(たいじん)の境地かと思えなくはありません。
しかし、ワタシが同じセリフを口にするわけにはいきません。恥ずかしいセリフが、ストレートに恥ずかしいセリフにしかならないからです。だから、精いっぱい強がって、意地を張ってこう言う。
負の批評は受けて立つ。自分の作品を悪く言われて、平気でいられるはずがない。傷つくに決まっている。それでも、ワタシは敢えてそれを望む。たかが道楽であれ、表現者として、より高みに登るために。血を流す痛みにのたうちながら、成長してみせる。
そして、血ぞめの手でつかむ・・・・ペン禅一如!!(すみません、ここ笑うとこです)


戯言ですが - Name: 津村 No.784 - 2004/10/09(Sat) 14:55:09
>カナメさん(No782)

>あらためて思い知ったことがあります。氏が学生時代に書いたノンSF『夜の干潮』(「虎
>は眠らない」収載)に象徴される、「世界への怨念」を叩きつけるように書かれた作品。
>ワタシはそういうのが、大の好みだということですね。


僕は逆にその辺の作品キライですね。
世界への怨念を叩きつけるだけの価値が世界に在ったころの時代の作品だと思います。

>これからですよ。これから宗教にハマるんです。ワタシの場合、ひと足先に
>アイドルにハマりましたけどね。アイドルも宗教も、似たようなもんです。


そうですね。
アイドルも宗教もエロゲーも似たようなものですね。すこし勇気がでました。


アブダクションシリーズ/ネタバレ注意 - Name: 津村 No.783 - 2004/10/09(Sat) 14:03:11
>みどりやさん(N0.779)

>えーとですね、黒幕が例の人物だったとすると、
>
>・WAYWARD BUS−気まぐれバス
>の次に、間をすっ飛ばして、
>・CAPRICIOUS−移り気−
>を持ってきてtrueエンドで良かったんじゃないかと思うのですよ。



ああ、なるほど。意味はわかりました。
たしかにラムダ問題だけ解決しようとするのなら、そのあいだの<高校生活ルート>と<大学生活ルート>って不要に見えますね。
しかし、やはりあのルートをたどることが最終クリアのために必要だったのでしょう。
というかこのゲームはそういう風に出来てるので仕方ないです。

まず、きまぐれバスの世界で狂ってしまった世界のバグのために、テルちゃん死亡という自体が発生しました(ストレイシープ)。
主人公は、テルちゃんの死を回避するために世界の修正をほどこそうとするが、それは、世界の本質的修正につながらなかった。
むしろ、そのためにストレイシープ世界から派生した平行宇宙を次々移動するはめになった(「アブダクション」以降)。
そのなかで、世界の真相に次第に触れていき、アンリ・ベルトランや青の宇宙の年寄り連中と戦いつつ、trueエンドへの道を歩む。
平行宇宙の移動は宇宙人の仕業と見て取れますね。
まあ、
「気付いてあげること」
のためにいくつもの宇宙を直哉は巡らなければいけなかったわけで、それ自体が罰のようなものではなかったかと思っています。
カプリシャスの一節によればあの砂漠に直哉は13回も行っているそうですしね。記憶にあるのは6回らしいけど。
ですから、小説に描かれてない宇宙では、実に多くのBADエンドを迎えているかもしれないし、まったく違ったとんでもないルートだってあったかもしれません。
「SHADE」における色悪直哉の夢なんかは間違いなくそのひとつですし、アンリ・ベルトランと直哉の間には隠された謎が残っていそうです。

・・・・えーと。
つまりストレイシープがもうひとつの起点となっていると思うわけですよ。
あそこの時点で「気付いて」あげることが出来ていたら、あとのややこしい自体はさけれたんだろうなとは思います。でもそれは無理だったのですね。
あれだけの遍歴を繰り返してようやくたどり着くことが出来た。あのものがたりはそういう物語だったと思うんです。
なんか、いまいちまとまんなくてスマソ・・・。


>ナオヤの境遇の変化(xxルート選択)が、
>どこかの観察者の意思によるものなのか、
>トルティック呪術(?)の流れにただ従っているだけのものなのかが
>よくわかんなくなってしまったなぁ。
>と。



観察者の意思っちゃ意志なんだけど、その観察者が
「身内」であることがポイントではないかと。



(No.780について)
>>例えて言えばどういうことなのでしょうか?

と、僕が聞いたことは、ごくかるーい気持ちで聞いてみただけなので、気にしていただかなくてもよかったのです。ですが、気にしていただけたのは嬉しいです。
いただいたレスについては、やっぱり「ふーーん。そうなんだ」
としかコメントが思い浮かばないのですが、まーべつにいいですよね?


アブダクション中間報告および所信表明 - Name: カナメ No.782 - 2004/10/09(Sat) 13:13:20
> しかし、カナメさんが、『未だ「アブダクション」をすべて読み終えたわけではない』というのにはびっくり。

だって、つまんないんだもーん。
「つまらない」と感想を述べることと、「出来が悪い」と評価を下すこととは全く話が違うのは、言うまでもないことですが。
出来の問題として「どうよ」と思うところもなくはないのですが、それは意図的な仕掛けであるかもしれず、結論を出すのは、残りの『サイレンス』『シェイド』『カプリシャス』を読み終えてからにしたいと思います。

文章の喉ごしの良さは天下一品だし、決してマズかないんですが、ほかの食い物おしのけてでも食べたいほど、大好物でもないというか。
あらためて思い知ったことがあります。氏が学生時代に書いたノンSF『夜の干潮』(「虎は眠らない」収載)に象徴される、「世界への怨念」を叩きつけるように書かれた作品。ワタシはそういうのが、大の好みだということですね。

そして、ご承知のとおり、平井和正はそうしたステージをすでに突き抜けておられます。それは人として祝福すべきことではあると思いますが、作家としては果たして……?
単に老い、衰え、力をなくしてしまったのか。それとも、ワタシのごとき未熟な若輩者には、理解できない深みがあるのか。それを確かめるためにも、これからも末永く平井和正先生とお付き合いさせていただきたいと思います。

若輩者と言った尻からなんですが、作品がつまらないぐらいで絶望感を味わうほど、ワタシも若くありません。これから読む作品は面白いかもしれないんだし、読みゃあいいじゃねえかと思います。代金も時間も、そんなものは大したリソースの消費でもないのだし。結果、つまらなければ、素直にそう言うだけです。

いまの正直な心境を告白すれば、清々しいほどの解放感を味わっています。平井和正の作品のほぼすべてが面白かった当時のワタシは、「もし今度の新作が、つまらなかったらどうしよう?」という“不安”を抱えて読んでいました。

※「ウソこきやがれ」という方に対する証拠物件↓
http://www.wolfguy.com/cgi-bin/mcbbs/artview.cgi?id=HIRAIST&mode=view&page=0&num=4745&sort=&back=go

でもこれからは、「ひょっとしたら、今度の新作は面白いかもしれない!」という“希望”を抱いて読んでいけるのですから。

第一、いまのワタシの年齢は、平井和正で言えば、ばりばりウルフガイを書いてた頃ですからね。年頃でいえば、まだまだ氏の境地なんて理解できなくって当たり前。これからですよ。これから宗教にハマるんです。ワタシの場合、ひと足先にアイドルにハマりましたけどね。アイドルも宗教も、似たようなもんです。
ワタシも齢六十を超えたら、「アブダクション」の魅力がわかるかもしれません。

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