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こちらのほうが「タイトル通り」なんでしょうが... - Name: カナメ No.963 - 2005/08/04(Thu) 12:10:37
さすがにタイトル買いする気にはならんなあ...
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=07124849
新世紀福音の試行錯誤 - Name: Sa−Q No.962 - 2005/07/26(Tue) 07:21:54
>マーリンさん
ご無沙汰してまっす。夏風邪のお加減はいかがですか?
>>
議論とか理論とか感性とかではなく“これを読まずにCENSOREDるか!”的熱意が誰からも伝わってこない。
<<
あはは(^_^;)。いや、ご明察(笑)。ワタシ自身に関しては、そういう性質の熱意を持つ作品、ではありませんでした。
とはいえ、もう今年も半分過ぎてるのに、読んだ小説といえば『幻魔大戦deep』と森巣博氏の作品幾つか、というくらい小説を読まなくなったワタシではありますが、読んで「損は無かった」とは感じてます。
いみじくもマーリンさんが仰った「冷戦構造の終了」というのは、実はかなり本質的なのではないかと思いますが、個人的には「冷戦後」(笑)の”今”の構想としては良いセン行ってたんじゃないかと。というより、“これを読まずにCENSOREDるか!”という熱意こそ、まさに「冷戦期」のモノなんぢゃぁないかとゆー気もしますデス。
で、以下は特にマーリンさん宛、というわけではないので箇条書きにて失礼。
・ネタバレに関して
この作品に関して、ワタシとしては敢えてネタバレしないと書けないコトについて、書く意欲が湧かない、といったところが実情に近いかもしれません。
・東丈の「敵」に関して
東丈の「敵」は東丈自身、という説が主流のようですが、ワタシの感じたところでは、それは「ウソ」ではなさそうなものの、「事実の全て」では無い気がしています。
だいぶ前の投稿に書きましたように、「敵」との駆け引きは割とスリリングに感じていました(再読して同じ感想を抱くかどうかは、あまり自信はないのですが)。
例えば、東三千子にしても、東丈の「敵」……というと強すぎるかも知れませんが、少なくとも、東丈と「利害対立関係」になるのではないか……というスリリングさを感じていました(性格悪すぎ(笑)?)。
・東丈の「正体」に関して
あくまでワタシの中のイメージなのですが。『その日の午後、砲台山で』ラストの東丈観、「多くのアクター・アクトレスが自身を争奪してドタバタするのを、”不審そうに”見下ろしている」というのが本質に近いのではないかと感じています。
・「ご新規さん開拓」(笑)について
カナメさんの問いかけられた「旧作を読まなかった初対面の読者を魅了するほどの、魅力を放っていたか。」については、正直なところ、「NO」かもしれません(笑)。
そういう意味では、「現在の平井和正は、読者に引導を渡す」ために書き続ける存在、なのかもしれません。
でも、それはそれで良いような気も、最近はしています。つくづく エ・ゴ・イ・ス・ト☆>ヂブン
とはいえ、『月光魔術團』をつい最近(?)モノした平井和正ですから、この先もずっとそうなのかどうかは、正直、分かりませんデス。
# うん〜眠い。。。今日は仕事になるのか(笑)?
底の浅い物語 - Name: おみゃー No.961 - 2005/07/25(Mon) 23:59:39
かつての平井和正は「ハッピーエンドは物語の死」と言っていた。
虎4が死なない物語が我々の胸を打たないのと同じように、深幻魔でも死ぬべき人物が生きていることで大切な何かが抜け落ちている。
そう東三千子が生きている故に幻魔大戦は俺の読みたい物語にはなりえないのだ。
380万光年の彼方で数百億年に渡る戦いを終結させる核となる人物であり、宇宙意識フロイから『地球全体の運命はあなたの掌中にある』と言われた人物。プリンセス・ルナの座るべき位置なのだ。
東丈でさえ、ルナ姫という司令官に使われる兵隊であったのであり、独自の戦闘部隊を率いて戦うことなど意識されていなかったはずなのだ。いや心を同じくする同志としてルナ姫の元に集う仲間を集めるという側面はあったかもしれない。
東丈の色恋沙汰を読みたいのではない。東三千子を失った丈が、ルナがそれでも幻魔と戦わなければならない物語であればどれほどドラマチックであっただろう。
と、まあお話しとして「物足りないんだわさ」とマーリンさん(お久しぶり)の尻馬に乗って意見表明しておきます>深幻魔
No Subjectなのさ - Name: マーリン No.960 - 2005/07/25(Mon) 22:56:01
>カナメさん
遅まきながら地震大丈夫でしたか?今度は台風の上陸の虞もあり、早めの警戒を・・・と。
言いだしっぺながらあらためて、今『ロボットは泣かない』に一番嵌る娘は満島ひかりをおいておやいない様な気がしてきました。
さて『狼男だもんっ!』確かにそそるタイトルだなぁ。お盆前にでも読んでみますか。読了後にこちらにネタバレしてみます。
>奈津さん
おひさしぶりでございます。こちらは元気ですと言いたい所ですが、平井和正の誹謗中傷をこちらで書いたところ、たちどころに夏風邪をひきました。恐るべき平井和正。(一様ギャグだとここで念押し)奈津さんもお気を付けください。もちろん夏風邪にね。
『deep』ですけど、残念ながら、こちらにあがったネタバレ・非ネタバレどちらにも私の読書欲求をくすぐるものはありませんでした。(議論のネタ仕込みの為だけに読むのも億劫ですしね)
議論とか理論とか感性とかではなく“これを読まずにCENSOREDるか!”的熱意が誰からも伝わってこない。私はその様に感じました。文章とはそういった意味で正直なもんです。たぶん作家に対しての義理立てだけの為に購読してたんだろうなぁ。まぁ、それも悪いと言うのではない。少なくとも『deep』電子出版に関わった人たちの為にはなってますもん。『deep』を携帯で読んだ方々はある種の“功徳”をなさった様なもんです。
幻魔大戦第1巻のこと(一部deepネタバレ) - Name: こん No.959 - 2005/07/24(Sun) 15:51:46
愚作映画「幻魔大戦」を大昔に見て以来、夢想することがあります。おれならどういう風に「幻魔大戦」を映画化するだろうか、と。
その結論は、物語の構成をどうするかはともかく、絶対外せないシーンがある。
それは、「無印幻魔大戦」第1巻の、東丈のドッペルゲンガーとの対決シーン。これは絶対に入れる!
なぜならあれこそが、まさに「幻魔大戦」のテーマを象徴するシーンであると思うから。
幻魔とは何か。それはひと(己)の心の闇から生まれてくるものである。ひとの心の闇との対決こそ、宇宙規模に匹敵する大きな戦いなのだ。
思い返せば、そんな主題がうまくビジュアライズされたシーンです、あのドッペルゲンガーとの対決は。(まあ、ドッペルゲンガーはザンビだがザメディだかの小物が正体だったんですが、それはここでは置いておくとして……)
よく、作家の全てはその処女作に内包されている、なんて言い方をします。
それの延長線上の考え方で、膨大な「幻魔大戦シリーズ」の全てもまた「無印幻魔」第1巻に内包されていたのであった……。
東丈=幻魔大王なら、50代東丈が何時の間にか、己の中の闇=幻魔を退治していたとすれば、当然deepでは幻魔の侵攻などはありえないわけですからね。
……ということは「幻魔宇宙」とは東丈のインナースペースの話だったのかあ……。
ここまで書いて、でも、ふーん、てなオチですな、deepはやっぱり。
ああ、また駄文を書いてしまった、トホホ、ごめんなさい。
題には惹かれるんだけど・・・ - Name: 奈津 No.958 - 2005/07/23(Sat) 23:00:24
『狼男だもんっ!』はちょっと勇気が入りそう。やおい系は苦手なもんで。
>マーリンさん
お久しぶりです。お元気でしたでしょうか?
さてさて
>今後とも「幻魔大戦deep」を読むことは絶対皆無
とおっしゃるマーリンさんに、勿体ない!!とかおもしろいから是非是非読んでみて!と言ってみたいのですが、私の口からは残念ながら言えそうにありません。それがちょっと悔しいっていうかがっかりっていうか寂しいって言うか。。
『幻魔大戦deep』は面白くないことはないのです。
けれど、これは私が読みたかったお話ではありません。
登場人物への共感ができないのです。
後出しジャンケンのような割り切れなさが残ります。
(私の)心には染みない物語。
『幻魔大戦』と名付けなくてもよかったのではないか、東丈を復活させた意味はあったのかと今考えています。すぐに答えは出ないけど。
萌え/ネタバレ/やおいの三本です。 - Name: カナメ No.957 - 2005/07/23(Sat) 12:06:40
久しぶりに『ロボットは泣かない』(「悪夢のかたち」収載)を読みましたよ。いまの言葉でいうと、まさに「萌え」そのものですね。人間でないがゆえに、人間の汚穢から免れる究極の無垢。アイドルはウンコをしない――無理に信じ込まなければ成立しない、そのフィクションをリアルに体現する存在。ええ、しっかり満島ひかりをイメージしながら読みましたよ。ちゅうか、もうひかり以外のアンは考えられないッッッ。
それにしても、アンみたいな特A級のアンドロイドがやってきたら、普通、家庭は崩壊しますよね。まっとうに家政婦やらせるんなら、外見は市原悦子タイプとかにしとかないと。それもイヤか。いろんなものを見られそうで。
> つまり、私のように全然読む気の無い奴にとってもネタバレは大いに結構!どんどんやりたまえ!!
マーリンさん、そうそう。No.945では触れませんでしたが、ネタバレ抑止でフラストレーションを感じるのは、読み終えた人間もそうですが、ハナから読む気のない人間もそうなのですよね。どうせ読まないんだから言ってくれよと。
だから、オチまで名人芸の話術で語ってくれる、浜村純の映画紹介って好きなんですよ。行く気のなかった映画に行った気分にさせてくれるんで。もちろん、劇場へ足を運ぶ予定のある映画の場合は、スイッチを切りますが。
あとはおまけですが、読む気のないやつ、見る気のないやつをその気にさせるのも、ネタバレ批評だったりするわけで。「電車男」にさして興味はなかったワタシですが、原作破壊なオチを聞いて、ガゼン映画版みたくなりましたので。マーリンさんにdeepを読む気にさせるネタバレ批評に挑戦するのも、また一興かと。
> WINは持っているので携帯がないから読まない訳ではない
この間、auどこ読の新刊で『狼男だもんっ!』(津堂遠海)が出てました。docomoでは以前にリリースされてまして、奈津さんから話を聞いて興味を持っていたのですが、読んでみませんか? やおいですけど(笑)。この際、やおいにチャレンジしてみるのもいいんですが、お値段がね。税込892円。高ッ。やおいのeブックって、なんでこんな強気の価格設定なんだろ。そんなわけで、ちょっと購入する気はないので、誰かネタバレ批評して、どんなものか教えていただけると有り難いかなと。
#価格が1/3なら、「タイトル買い」で3倍以上売れると思うがな〜。
何ぁぁんか書く気起きないけど書いてみるの巻 - Name: マーリン No.956 - 2005/07/23(Sat) 01:22:30
その小説は金を払って読んだ者だけがその小説について批判できるのは尤もな事であるのですが、今後とも「幻魔大戦deep」を読むことは絶対皆無であろう私が一言語ってみるのも一興であろうと思い、ひさしぶりに書いてみます。
ちゅう事でみなさまお久しぶり。
冷戦構造の終了とともに私の中での「幻魔大戦」は終わってしまい、その続編を読む気が起きない。平井和正にとっての60年代安保の意向返しの様なもんですもん、「幻魔」シリーズは。(WINは持っているので携帯がないから読まない訳ではない)また“同窓会”小説の類は私の最も嫌悪するものであります。(ベガとヘフスイ以外のキャラには何の愛着も持てんから、なおさらのこと)
どうせ唯心論基調の東丈礼賛小説なんだろうと言う先入観も正直ありました。(方々の感想を拝読させていただいきました所、その先入観も強ち間違いではないかも、とも思いました)
まぁ、読む気の起きない小説について書こうとすると、読まない理由しか書けませんわなぁ。当たり前ですけど。
つまり、私のように全然読む気の無い奴にとってもネタバレは大いに結構!どんどんやりたまえ!!
例え、ネタバレされても読書欲を揺り起こす感想と言うものは存在するし、その逆にネタバレしないが故にピントがぼやけてやっぱり読む気を起こせないものもあります。“ミステリーじゃないんだしさ、さっさと書けば、もったいぶらずにさ”ってなものもありますよ。
唐突な例をあげますけど、小さな車輪に比べて大きな車輪は回し難いが一端回り出すとスムーズに前進しますよね、まぁ、慣性の法則のお話なんですけど。
でも小さい車輪に比べて大きい車輪は制御し辛い。今の平井和正の小説ってそんな感じがします。現在の年齢に対しての執筆量のすごさに感嘆される方々もいらっしゃいますが、単に大きい“車輪”に引きづられていたずらにボリュームが嵩張ってるだけで、思いのままに制御できる体力が無いのではないですかね。バッサリ切っちゃう思いっきりの良さも必要だよなぁ。
「イン・ブル」も「アブダクション」も冒頭には緊迫感が漲っているのに、結局は文章力だけでひきづられて、最後には“あぁ、そうですか。そりゃぁ良かったっすねぇ」と言った感じ。
“いいとこ”探しのために福井晴敏の小説の3倍以上もの量を読む気にはなれない。私は平井和正に対してそれほどの“愛”はないですよ。100曲以上も入ったCDボックスに良いフレーズが2・3箇所みたいなアルバムは聞きたくないです。
プロットの力だけで読者を驚かす小説やガジェット小説の類を書いた方が、これまでの読者の予想を大きく裏切る小説になるのではないですかね。
と言う風に平井和正に対しての誹謗中傷も書いてみました。
後、満島ひかり主演で「ロボットは泣かない」を映像化したらよろしい。と全然オチになってないオチを記して今日はおしまい!
deepのテーマ - Name: 奈津 No.955 - 2005/07/22(Fri) 23:58:57
>カナメさん
こんばんは。
deep8巻読み終わりました。
>ご大層に人類の未来なぞ考えるより、さっさと身を固めて、自分の家族を持てよと。
私も、deepのテーマはそれだと思います。
きっとそれが一番言いたかったんだと思います。
平井和正が辿り着いたのはそこだったのか。。。
家族を愛しましょう。
ほんの少しの仕合わせでいいんです。
多くを望んではいけません。
クリスマスプレゼントは買いましょう!!
・・・もっと言いたいことをあるような気がするんだけど、さっき読み終わったばっかりでまとまりません。。ふぅ〜〜〜ん・・・・て感じのラストだったもんで。
ドタバタ劇? - Name: 東京丈 No.954 - 2005/07/22(Fri) 05:11:59
>よやまさん
>7巻の最後が、すげえ好きです。
最後というと、例の女王様とドタバタ劇?
ボクは8巻を読んだらどこでも読書を解約するつもりなので、その前に7巻上は再ダウンロードするでしょうね。あれ?もう請求来ました? ボクん所はまだ先々月の請求ですけど……