まずは一見にしかずの画像をどうぞ。スケール感がわかるよう、単三電池を配してみました。これはもう、家庭用生頼範義展。トクマノベルズ、角川文庫、徳間文庫、幻魔宇宙、そして愛蔵版。時系列で収載された頁をめくりながら、稀代の作家、稀代の画家とともに多感な時期を過ごしたあの時代を懐かしく振り返りました。ここまではブログにも書きました。ここからは掲示板的おしゃべりを少々。愛蔵版『幻魔大戦』と徳間文庫版『真幻魔大戦』17巻、18巻って、刊行時期かぶってたんだなあ、とか、これで終わり、この続きはないとわかっている文庫版のラスト二巻に、なんだかよくわからない不気味なオブジェ的物体(何なのか知ってるひとがいたら教えてください)>17巻に、戦艦>18巻という非・キャラ画をもってくる画伯の感性につくづく感心したり。小説『幻魔大戦』とはまた違う『真幻魔大戦』という作品の奇天烈さをよく表していると思います。つくづく、いいコンビだったと思います。ちょっぴり惜しむらくは、裏表紙を含む角川文庫装丁の横長イラストが、そのぶん小さくなっていることですね。せっかくのA3判の面積がもったいない。90度倒せばより大きく載せられるじゃん、こんなサイズの本にタテもヨコもないよって、ワタシは思うのですけどね。出版界的には非常識な考え方なんでしょうけど。じゃあ複製原画セットがいいかというと、本として綴じられるからこその見やすさ、味わいっていうのも、またありますからね。さて、次は〈狼男達〉ですが、ワタシが注目かつ期待しているのは、第二期ウルフガイ『黄金の少女』の挿し絵イラストなのですよ。デジタルを含むあらゆる書籍で未収録の、世に出たのはSFアドベンチャーでの連載のみという幻のイラスト群。それを載せてくれたら快挙ですよ。アダルトウルフでも、雑誌にしか載っていないイラストって、相当ありますからね。わくわくしますよ。 言霊を引用