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記事No.1637に関するスレッドです


値千金の平井和正の一手(Re: 平井和正ビンゴ) - Name: カナメ No.1637 - 2019/02/17(Sun) 14:43:40
SEをお持ちとはうらやましい。一部愛好家からは「スティーブ・エディション」なんて呼ばれてるようですが。ワタシはiPhone 6なんですが、タブレットを持つと、あのサイズがいいのですよね。もう、あのサイズの新型モデルは出ないんですかねえ。

「平井丸」、なつかしいなあ。これももう三年前なんですね。
http://www1.rocketbbs.com/612/bbs.cgi?id=t_kaname&mode=pickup&no=1390

あの方のパイオニアとしての電子出版の取り組みは、わりとドン・キホーテというか、電子出版の今日の状況にどれ程の影響を与えたかと云えば、全くなかったでしょう。結果はキンドルという黒船の独り勝ち。アップルの端末でキンドルを使って電子書籍を読んでいる。すっかり我が国は沈没してしまいましたね。平井和正が何もしなかったとしても、現状に何ら変わりはなかったでしょう。
なら、ムダだったのかと云えば、自身の作品の電子書籍化という点に関して云うならば、熱烈愛読者の編集者を巻き込んで、e文庫というレーベルを立ち上げていなければ、なにひとつ平井和正の作品は電子化されていなかったという暗黒の現在も、十二分に考えられました。

現在、『アンドロイドお雪』を古書をあたることなく買い、読むことができる。それも立風・早川・角川の三つの版の巻末文をオールコンプリートで収録し、おまけに角川文庫の生頼範義の表紙画を飾ったパーフェクトなバージョンで。それは(e文庫の中のひとの剛腕ぶりには感服、感謝しなければなりませんが)平井和正の一手があったればこそです。
本を持っていれば、それはいつでも読み返すことはできます。ですが、実際問題それは実家にあるわけで、いままさにホットな気持ちで語るに気にはならなかったでしょう。平井和正という作家、作品そのものが、遠い日の思い出になっていたとしてもおかしくはありませんでした。

HP200LXの話が出ましたので、久しぶりに灯を入れてみようと思ったのですが、お亡くなりになっていたようです。テキスト配信の『ボヘミアンガラス・ストリート』を表示したところをご覧いただこうと思ったのですが。こんな感じで読んでましたよ。それ用のアプリを使って、ディスプレイを縦向きに、縦書き表示でテキストを表示できたのです。'90年代のお話です。
このサイズのマシンで、DOSが動く。パソコンにやらせていることが、こいつでもできる。それがなんとも可愛らしくてね。便利とか、実用的とかいう以上に、可愛いかったのですよね。まさにしゃべる飼い猫のように、愛いやつでした。どんなにスマホでそれ以上のことが、よりコンパクトにできるようになっても、あの可愛らしさを感じることはなくなりましたね。


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