その他の股関節情報です。 (昨日、途中で消えたので、再度トライ)
「手術も患者さんによっては約11〜12cmの皮膚切開で手術できるようになっています」(私もそうでした)
「高齢化に伴い人工関節のゆるみの為の再置換も増えていますが、再置換術においては、骨欠損部に対しての同種保存骨(人間の骨)や人工骨と臼蓋補強金具の併用、またナビゲーションシステムの応用などにより、良好な成績を得ることができるようになりました。・・・さらに工学部との共同研究により開発した生体活性チタン(骨と化学的に結合する処理を施したチタン)を用いた、セメントを使用しない人工股関節の開発を行い、5年経過現在、良好な成績をおさめています」
「最近は術中血液回収装置により、手術前に貧血のない方は自己血貯血の必要もありません」
「手術により股関節の痛みはほぼ消失し、股関節の動く範囲が改善し、また脚の長さを調節することも可能で手術前と比較して歩きぶりが良くなります(動画挿入予定)」
「寛骨臼回転骨切り術においては、骨盤内側のアプローチで手術するために歩行に重要な外転筋群を剥離することがないため、筋力低下が抑えられ、骨癒合が良好です。また、皮膚切開も10cm程度で済みます」
「大腿骨頭壊死症に対しましても、大腿骨骨切り術、血管柄付き骨移植術、人工股関節置換術などの手術を病状に合わせて選択しています。また断裂した関節唇という軟骨や関節内の小さな骨軟骨腫などは関節を切開せずに、関節鏡にて切除・摘出することも行っています」
「アルカリ加熱処理というチタン表面の化学処理と熱処理により、チタンやチタン合金は骨と結合する生体活性材料に変化する。骨セメントなしで生体骨と結合する全く新しい人工股関節インプラントを開発した。 臨床治験では良好な成績が確認され、すでに厚生省の認可も受け、近々発売される予定である」
「骨軟骨再生のメカニズムを解明するとともに遺伝子治療の方法を取り入れながら、新しい再生治療法の開発を目指して研究を行っています」
ドキッ!こんなのもありました・・・。(>.<;)
「高脂血症の患者さんは関節炎をおこしやすいことが知られています。このメカニズムの一つはRA(関節リュウマチ)OA(変形性関節症)関節において増加している過酸化脂質の作用であると考えています」
「RA,OA関節では異化作用が亢進しているために、軟骨基質分解産物の増加が観察されます。また分解産物そのものが異化作用を持つことが、最近の研究で明らかになってきました。これらのメカニズムを解明し、RA,OAの軟骨破壊防止に役立つことが期待されます」
長々とごめんなさいね。ここまで我慢して読んで下さってありがとう! 臨床と基礎、医学部と他の学部が連携して、病気の解明、防止に日々、全力を尽くして下さっていることの一端を知ることができたように思います。
当面の私の課題は、生活習慣を正し、体重をコントロールし、健康に留意し、微力ながらも足友さんの杖になることが、主治医やその他の方々の努力に応えることかしらと思っています。 |
No.6855 2007/07/12(Thu) 14:04:03
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☆ Re: その他の股関節情報 / mari |
引用 |
スミレさん今晩は。 最後まで読まさせていただきました。 なるほど・なるほど・・・と思う事が多々有りますね。
私の課題も生活習慣を正し、体重をコントロール(減らす)大きな課題です。これが難しい・・・・。 |
No.6871 2007/07/13(Fri) 21:34:07
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