| | > おそらくは作詞をするようになったのは、他のメンバーから押し付けられたかな?と思うのです。 “ファーストの段階だとまだあなたが唯一人の経験を積んだソングライターだったわけですから、曲作りもほとんどあなたがやらざるをえなかったじゃないですか?”-渋谷陽一
“まあ確かに僕はそれまでかなり作品を書いてきたわけだけど・・僕としてはロバートにも曲を書くように勧めていたんだ。そう、だからファーストでは確かに僕がかなりの歌詞も書いたわけだ。でも僕はロバートに書くように促したかった。それというのも、そして今もそう思うけど、もしシンガーが自分で書いた歌詞を作品に持ち込んだなら、声色一つをとっても較べ物にならないほど説得力が強くなるからなんだ。ただ、忘れてほしくないのはこの時点じゃ僕たちもまだその場しのぎ的な状態でもあったわけでね。だから音楽的アレンジはいつも僕が指示を出していたし、皆が弾くべき、あるいは歌うべき音符も僕の方から提案したりもしていた。とにかく、まずグループとなることが肝心なことであって、しかもうまくいけばこれが凄まじいグループとなることもわかっていたわけだからね。結果的に言えば、そのきっかけとなるような踏み台が必要だったんだ。でも少しづつ、ここに一節、あっちにも一節という風に僕はロバートが歌詞を書くように促していたわけなんだ。そして、それと同時に僕のアイディア、つまりぼくの書いた歌詞もそれと織り交ぜられていったわけだ。だけど、確かに初期は僕がかなりいろんなものを提供してはいたよ。ただ、ここで一つ断っておきたいのは例えば、ロバートはファーストに全くクレジットされていないけど、あれはロバートのそれまでの作曲契約との絡みがあったからなんだ。だからファーストだけからはロバートの名前は削られてしまったんだよ”-JP
「Oh, Rosie, oh, girl Oh, Rosie, oh, girl Steal away now, steal away Steal away baby, steal away Little Robert Anthony wants to come and play Why don't you come for me, baby Steal away, alright, alright(ああ、ロージー、ああ ああ、ロージー、ああ こっそり抜け出そう、こっそり抜け出そう、こっそり抜け出そう、ねえ、こっそり抜け出そう、ロバートアンソニー坊やが遊びに来たがってる さあ僕のとこへ遊びにおいでよ、ねえ こっそり抜け出てさ、大丈夫、大丈夫)」-“How Many More Times”
おそらく、この王子が実名で登場(Little Robert Anthony)しているこの小節こそがZEPにおけるRP作詞デビュー作かと思われますが、ここ以外は、ハウリン・ウルフ「how many more years」アルバート・キング「The Hunter」から詩を引用しており、ファーストの純然たるオリジナル曲は、“グッド・タイムズ・バッド・タイムズ”“時が来たりて”“コミュニケイション・ブレイクダウン”の僅か3曲(JP作詞・・・+RP?)のみとなります。 |
No.4089 - 2024/10/11(Fri) 13:19:24 |