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『ザ★』二十二話・マルメさん。 / ZAP01533 [ Home ]
 あまりにも今まで長かったので今回はあっさりいきます。

 かなりくだけた話に見えるかもしれませんが時代という事で勘弁して下さい。
(((((((;^_^)
 今回も出てます、緒方 賢一さん。役どころは内緒。
(大逃)
 それで今回何故このタイトルにしたかと言いますと、マルメの家に泊まって彼の母親に息子の事を「マルメさん」と言うヒカリの姿。
 違和感兼罠めいたものを感じていたのですが。
(彼のフルネームは、マルメ 敬という設定です)
 昨年ドラフト会議指名会見の際、ちょっとした騒動起きましたよね。
 あれで納得出来ました。「マルメさん」と呼ぶのが礼儀だと。
 あと、西瓜を食べようとしていたシーンで一つだけ、欠けてるものがあるので探してみて下さい。
 まずはこれにて。
No.58 - 2009/09/25(Fri) 16:20:40

『ザ★』表記問題 / ZAP01533 [ Home ]
 そろそろ避け続けた問題に触れなきゃならない時期だと思います。
 何故‘彼’の正式名称を書かないのか。

 実はこの件に関しては十年程悩みまして。

 多分知らないとは思いますが終了してから二十世紀中は円谷は愛称である‘ジョー’の方を売り出してまして。
 LDの解説書で初めて判ったのですが企画書の段階では‘ジョー’だったそうです。
 先行して映画上映された時、ポスターの文字に内心当方は反発しまして。
 その頃『科学忍者隊ガッチャマン』にコンドルのジョーというキャラがいて、彼の人気にあやかったかのような名前に『帰ってきた』の‘新マン’に‘ジャック’と名付けられて間もない頃というのもあって「また似た名前を…」という想いが先行しました。
 ところが二十話で似ているけど違う名で呼ばれて嬉しくなりまして。その後当方はその名で呼ぶようになりました。

 問題はそれを表記する時、どう書こうか。

 さんざん悩んだ末、円谷非公認を逆手に取る事にしてしまいました。

 理由は三つ。

 その一。当方の悪筆兼縦書きだとバランスがとれない。
 その二。やっぱりまだ、不信感が拭い切れない。
 その三。‘ジョーニアス’と書くとなんか途切れている感じになってしまう。

 そんな理由でうちのホームページではあえて‘ジョウニアス’と‘彼’の名を表記していました。
 とは言え、郷に入れば郷に従え、ですからここでは‘ジョーニアス’と書こうとは思います。でもなんか違和感が…。
 こんなところで。
No.59 - 2009/09/30(Wed) 21:53:36
『ザ★』二十一話・絆。 / ZAP01533 [ Home ]
 どうもすいません。
 ちょっと油断していたら連休中は殆どパソコンがちょせない状況に陥りまして。
 このまま欠番にしたら悔いが残るので連続投稿させて下さい。

 さて。
 先週より現地での正式変身法を知ってしまった奴が一体どのような変身を行うか、その前に今までの蟠りに決着をどう着けるのかが、今回の核です。

 爬虫類より進化した好戦民族バデル族とU40の人々が激突するのは今回が初めてではない。
 冒頭登場する司令官ザミアス氏によればつい二百万年前にも襲撃を受けたらしい。
(ところで『ビーファイターカブト』というドラマ知っている世代だと老師グル演っていた人と説明出来ますが…)
「総員Ultra Change」の声で乗員は全員変身する。この姿に後年『スレイヤーズ』での一斉火炎球を髣髴させるのは当方位ですかね。
 書き忘れるところでした。この二百万年前という数字、三十七話の伏線として覚えておいて下さい。
 明らかに映画『スター・ウォーズ』のデススターを思わせる移動惑星型要塞バデルスター。大型小型の戦闘機、重力波を直接相手惑星に叩きつける攻撃と多彩。某同人誌に採録されていた初期シナリオでは若いのが一人、その攻撃に耐え切れず爆光の中に消えてしまう描写がありました。実際はやりませんでしたが。
 そんな中、ヒカリは手伝いを申し出る。‘ここ’では最弱な存在なのを承知の上で。その姿に何故彼が‘選ばれたのか’感覚で理解出来そうな状態になります。
 当然ですが客人を危険に晒す訳にはいかないと断られ、超巨大暗黒怪獣が放たれた情勢を歯噛みしながら見ていた彼をアミアが連れ出します。
 そこで登場する彼女の専用機はデザインからして一人乗りではありません。しかもかなりの高性能機だと自慢します。本来ならもう一人乗る人がいる事を匂わせつつ、宇宙服という概念がなくなってしまった人用仕様の戦闘機だから酸素呼吸が必要な人の為、変身しないで戦場へ向かいます。
 ここでのヒカリは攻撃百発百中。十七話での姿が伏線でした。
 目立ったので一斉攻撃を受け、縦裂するアミア機。彼女はバデルスターに不時着。ヒカリの叫びで‘彼’が目覚めた。
 戻るよう言われて迷う事なく従うヒカリ。戻ると言う事は、医学用語で言うところのインフォームドコンセントに同意したのと同じ事。
 これまでの経緯で平和を守る為自分が過小評価される事を甘んじなければならない事を知ってしまっている、それでも戻ったのは‘彼’を共に闘う仲間として迎えに行ったのではないかと当方は思います。
 そして‘彼’もヒカリを守る為呼び戻した。言外に精神力の関係で精神融合を防ぐ為真の顔を見せないまま再憑依する。
 こうなるともう、お互いの肉体は‘器’でしかない。居候状態から同居状態に関係が成り立ち、例えこの先記憶が消されても(予想通り消された)結ばれた絆の感情だけは残るから。
 戸惑いの前期変身に対し決意の後期変身。それが如実に表れるのが「Shuwwath」です。
 この先の話は、当方の文では蛇足になりますし、充分長いので割愛します。


 それで最後になりますが。
 九月二十五日は主演俳優・富山 敬さんの祥月命日になります。享年五十六歳でした。
 あと何年、彼を想って盃を傾ける特撮ファンがいるだろうか、そう思うと哀しくなります。
 午後九時七分。出来れば黙祷して今夜は呑みたいと思います。では。
No.57 - 2009/09/25(Fri) 16:03:42
『ザ★』二十話・パニック / ZAP01533 [ Home ]
 今回最大の着目点はヒカリの鈍感さですね。
 内心当方が言い張っているのは多分奴はシリーズ史上、一、二を争う鈍感な奴ではないかと。
 そんな彼が【ウルトラの星】に滞在する事で生じるカルチャーショックが核になります。
 逆に言いますと、ヒカリが納得している時視聴者の我々は軽いパニックに陥り、我々が納得する頃にはヒカリがパニックに陥る過程を楽しめるかどうかが今後の展開を楽しめるかどうかの境界線となります。

 先週より。死亡した‘二人’を収容し故郷へ戻る宇宙船。
 内心ヒカリ以外は全員ウルトラマンで地球よりも開発が進んだ世界を想像するでしょう『タロウ』を知っている世代なら。
 ところが蘇生したヒカリが周囲に人がいないのを確認して起きあがった時そばには金髪美少女の姿!全裸に布をかけられただけのヒカリはまず驚いて前を押さえる。
 続けざまに現れる青年達も地球人と変わりなし。本放送時この時点で当方完全にパニック。
 この姿をとる事が出来るのなら(ウルトラの星なんだから)『レオ』のゲンみたいに地球人と偽って生活するのも可能ではないか…いや…戸籍がないか…あと防衛隊関係者の処に身を寄せる理由の一つとして怪獣の動向等をいち早く把握するのに立場を利用出来るというのもあるし。(当方こういうのを諜報寄生と称している)
 こけたヒカリの顔はお笑いポイント。
「ほう。あれが地球の若者かね」の声に「ザラブ星人だ」とか「古代君と真田さんの共演だ」とか「初代まる子のじいちゃんと二代目まる子のじぃちゃんだ」とか「怪盗ヒマラじゃないか」という呟きで世代が判るとか判らないとか。

「ヒカリの星の言葉では王様、大統領ってところかな」
 この言葉にやられました。
 彼等にしてみれば地球は【ヒカリが住む星】で日本はまさしく【ヒカリの国】この一言で当方どこまでもついていこう、と決意しました。
 そして言葉尻の雰囲気からヒカリは‘一人’だと気付かせる。

 自分と同じ姿である事自体がおかしいとようやくヒカリが気付いた時から怒涛の展開。突如円盤が空爆を始め同行していた二人の青年が変身する。
 実は今回の戦闘シーンはこれだけです。つまり怪獣も主役のウルトラマンも回想でしか出てこない。
 少女アミアに連れられて地下都市へ向かう。
「おおアミア様!」と先程指導者達と紹介された人(青野 武さん)達が彼女に集まる。この時点で気が付くべきでした。彼女は只者ではないと。
 彼女の口から語られるここでのウルトラの星・U40の歴史と地球との関わり。一部特撮ファンには「こんな設定にしたから作品世界が矮小化してしまった」と評価されているらしいですが、その成否は各自で確認して下さい。惚れてしまった当方には褒める事しか出来ませんから。
 爬虫類から進化したバデル族が精神寄生能力を得て地球を襲っているとU40側が気付いた頃、バデルスターがU40近辺に出現。両者激突の準備が始まる。

 この状況下で一般地球人でU40の子供より‘力’は劣るヒカリはどうするのか…。
 じれったい状況で次週に続きます。
 まずこの辺で。
No.56 - 2009/09/11(Fri) 15:18:37
『ザ★』十九話・破天荒(要辞書調査) / ZAP01533 [ Home ]
 すいません、先週忙しくて間に合いませんでした。その上とんでもなくこの次あわせて三回長いです。
 なにしろ見所しかない三部作なので。
 十五話でも語り倒してしまいましたがこの話を当方が重要視しているのは‘お互い’が相手をどう思っているのかを明確になるという認識です。

 まず冒頭。事件がない、真夏という事で隊員達は夕涼み。ムツミとマルメは和服、残りは洋服。
 で、トベ御自慢の望遠鏡は凹面鏡を利用した反射式望遠鏡。それをからかうピグを殴ってお互い痛がる。
(こんな展開三十一話でもやるので記憶に留めておいて下さい)
 そんな中、初めて‘彼’が滲ませた望郷の念。その想いに魅かれるヒカリをマルメが呼び戻す。
 三部作の導入部として平穏な話が怒涛の予感をも匂わせてます。
 数日後アフリカへの出張出動は平常攻撃が効かない相手。「キャップ!バーディ発進します!」の叫びに変身する決意が見える。
 口実つけて外へ出て。初後期変身。ところが寸前で‘彼’が拒む。理由が理解出来ず初めての‘言い争い’となり変身を強行。それだけでも前代未聞。その際口走った台詞に十五話で彼が見つけた想いの着地点が垣間見れます。
 二十年近く前『ウルトラマン研究序説』という本で‘ウルトラマンと主人公は同一人物か’という話があり、色々論理立てて同一人物であると結論付けていた件がたった一言を言わせることで感覚で理解させる。
(吉川氏は二重人格性という言葉を使用しました)
 
 今回マルメが重要な役回りをしているのでムードメーカーはトベが担当。大破したマードックから出て来た顔といい、修理レスキューを呼ばないとというあたりの声は少し明るい。
 それでも真顔に変わり「キャップ。ヒカリは、無事なんでしょうか…」と沈痛な声でいう。
 斃した怪獣は‘自分達’と同じような関係で斃しても宿主を変えて新たな怪獣となると知るヒカリ。基礎設定を言葉の理論で説明したのは慥か初めて。
 口は悪いけど意外とマルメが優しい面を見せる。

 そして。カラータイマーが消え(よくある話だ)ウルトラマンが倒れ(これもよくある)虫の息状態で主人公が発見され(ここまでだったら一、二回はあった)そのまま息を引き取る、という前代未聞にも程がある展開となります。
 このままCENSOREDおいたら話にならないので、翌週生き返りますが。
 仲間の死に対し悲しみに暮れる隊員達。中でもムツミは彼の手を温めようと抱いていたのがよかったと後年時代小説家となる鳴海 丈氏が取り上げてました。

 余談ですが、その後富山さんは主人公でありながら途中死亡する役が何度か来てました。銃弾に貫かれて爆発四散とか、一番最初の宣伝文句が【主人公死亡】とか遺作でも皆に詫びながら死んでいく等。

 自力で帰還していた『タロウ』とは違い連行状態。そして翌週地球状況は一切語られず話は続きます。
 まずはこのへんで。
No.53 - 2009/09/08(Tue) 16:54:36

『ザ★』石田 昌久さん / ZAP01533 [ Home ]
 これはヨタ話と言えはヨタ話なんですが、どうしてもうち以外の場所に残しておきたい話なので。

 今回の演出を最後に一人の演出家が現場から離れました。
 石田 昌久さん。
 多分彼を知っているアニメファンはそんなにいないでしょう。当方も知ったのは偶然です。

 彼はこの後『闘士ゴーディアン』とか『逆転イッパツマン』とか『らんま1/2』『北斗の拳』『ピグマリオ』等の演出を手掛けていましたがそつなく行っていたのが災いし、メディアに注目される事がありませんでした。
 そんな状況を打破しようとオリジナル作品製作を計画したのですがその最中過労が元で亡くなったらしいです。
 まだ【過労死】という言葉が存在していなかった時代に。

 お友達だったわたなべ ひろしさんは彼を悼み自分が監督していた『魔法のプリンセス ミンキーモモ』(この作品、小山 茉美女史主演のテレビ東京放映版と林原 めぐみ女史主演の日本テレビ放映版がありますがここでは林原女史主演版)にて彼が作ろうとしていた作品と彼をモデルにした人物を登場させました。
 その経緯が雑誌『アニメージュ』に載り当方の知るところとなりました。

 字に見覚えがあったので『白書』で調べてみると一話、五話、七話、十三話、十五話、十七話、そして今回十九話と要と呼ぶべき話ばかり演出していまして。
 件の雑誌記事には‘彼の代表作はなかった’とあったのですが、あえて当方はこの作品が代表作だったのではないかと思えてなりません。
 同時に彼は前期チーフディレクター・鳥海 永行氏の‘懐刀’だったのではないかとも。

 もう、この事を語ってくれる人はいなくなりましたし、多分ディア(以下略)でも取り上げてくれそうもない話なのでここに残しておきます。
 では。
No.55 - 2009/09/11(Fri) 15:15:48
ウルトラセブンの息子 / うろおぼえ
映画に登場予定のウルトラマンゼロ、ウルトラセブンの息子だったんですね。

セブンの息子だという設定が公式サイトでも確認できます。
http://wwws.warnerbros.co.jp/ultra-legend/chr_hikaku.html

なんと大胆な。新スタッフは遠慮ないですなあ。凄い自信。
No.54 - 2009/09/10(Thu) 21:09:21
『ザ★』十八話・ファンなら誰でも夢想する話。 / ZAP01533 [ Home ]
 どうもすいません。
 今週パソコンをちょす時間が作れなくて遅くなりました。

 さて今回の話。
 誰でも一度はこんな事考えた事はないでしょうか。
 主人公と一緒に働きたいとかチーム・アイズに協力したいとか円谷プロに入社したいとか。

 某同人誌で(中略)だと自動車・飛行機他各種運転免許や無線免許、危険物管理資格や電気工事士の資格、更に語学と護身術に堪能であれば少なくても円谷プロには重宝される人材になれるんじゃないかと…。

 それはおいておいて。
 今回の主人公は喫茶室の看板娘・ユリちゃんことユリ子。苗字は野島。
 十二話一瞬、十三話は三言だけという彼女が現在実写女優で例えたら上戸 彩嬢か堀北 真希嬢並の人気女優が演じていた理由がこれで判明しました。
 彼女の故郷で事件発生。なんと科学警備隊に入隊していたと嘘をついていた事を白状してしまう。
 それに対し隊員達が取った行動が見せ場ですね。色んな意味で。

 考えてみれば、サブキャラが遠方に住む家族にちょっとした嘘をつき、家族が職場見学を希望した事から嘘を何とか取り繕うと奮闘する話は過去にもありましたが、今回はその応用というか、大がかりというか…。
 それと、今回ラストシーン、四話で伏線と称した挿入歌がかかります。
 その後日談は後日。では。
No.51 - 2009/08/30(Sun) 14:43:15

Re: 『ザ★』挿入歌『明日に・・・・・』 / ZAP01533 [ Home ]
 後日談です。(少し前日もありますが)

 この年の七月十日、『(前略)ヒット曲集』というアルバムが出まして。
 大半はささきさんとか堀江 美都子さんというプロが歌っていたのですが、二曲だけ、出演者に歌ってもらってます。
 一曲は『ピグの歌』歌うは当然滝口さん。
 そして、もう一曲が今回ラストでかかった曲です。『明日に・・・・・』という題名です。
 ある意味、この曲は伝説です。
 作詞作曲者の強みで、後年CD化の際必ずこの曲だけは収録される確率が高かったです。

 それ以上の展開は以下の話です。

 十一月末にこの曲だけ、シングルカットされました。
(正確な発売月を当方が知ったのは昨年、実物を初めて観たのは翌年の春)
 リンク先に画像がありますが、V6ですら成しえなかった“ウルトラマンがカラーで映っていない”ジャケット写真です。
 この当時、アナログレコードは両面録音出来る構造になってまして、片面だけ収録して当時の相場六百円で販売するのはもったいないと考えたらしく、裏(B面と呼ばれてました)にミニドラマを収録しました。
 普通なら数人使うのですが。

 なんと彼の一人芝居。十一月現在の生活状況を独白と効果音のみで語り倒す代物となりました。
 この話の構成を行ったのは『明日に・・・・・』の作詞作曲を行った谷 のぼる氏、いえ、円谷 皐当時社長!
(当時円谷プロは筆名で創作活動を行うのがブームになってたそうです)
 未だにこの事実がひっかかってます。遺作『ウルトラマンを語る』でもそんなに悪くは語っていなかったのに…。
 ここまでにしておきます。では。
No.52 - 2009/09/02(Wed) 20:04:56
『ザ★』十七話・めい言連発 / ZAP01533 [ Home ]
 はいどうも。
 今回は鈴木さんおすすめなので簡略にしようか迷いましたが、やめました。
 めい言連発なので。漢字は適当につけて下さい。
(((((((((((((((((((((((((((((((((^v^;)

 隠れた話ですが、今回より『恐竜大戦争アイゼンボーグ』で使われていた曲がシーンごと使われるようになりました。著作権所有会社の強みで。
((((・_・;)

 冒頭からして飛ばしてます。
「いやぁ、大旅行になってしまいましたね、トベ隊員」からはじまって「マルメ隊員、行かなくてよかったですね」という奴。その返事が「いやまったく。運転手君!」
 行方不明となる直前の交信が「連絡してくれ!ウルトラマンに!」それに対するピグの呟きが絶品です。うちのホームページでも書いているけど。
「ウルトラマンに連絡出来ればいいんだけどナ。無理だナ。親戚じゃないものナ」
 …慥かにダイゴは遠いとおい親戚にあたるらしい…でもあいつはウルトラマンの親戚じゃ…ないよ、な…。
 ウルトラマンが来ないとぼやくニシキせんせに対するトベもいい事言います。
「ウルトラマンにだって都合があります」と。
 この都合という単語が最後まで引っ張ります。

 そして。ヒカリが本気を出したら実力はあるのではないかと想わせるシーンがあります。
 砂漠に機首を半分埋めた格好で搭載機・ベータミーを発見した彼は何も言わずに銃にアタッチメントをつけ(決して平成版『ヤッターマン』でのボヤッキーの武器・トッカエガンみたいとは言わないでください)出入り口周辺の砂を撃ち飛ばす。その姿は格好いいです。
 今の処当方の見所はこんなところです。では。
No.50 - 2009/08/19(Wed) 19:45:53
『ザ★』十六話・先祖返り / ZAP01533 [ Home ]
 十六話の見所&聴き所です。今回は簡単に。

 まず聴き所。船に乗船している獣医さんが出てきますが彼を演じるのは現在でも当時でもボヤッキーで通用してしまう八奈見 乗児さんです。ボタンを押すシーンがありますが決して「ポチっと。な」とは言いませんのであしからず。
(((((((((((((((((((((((((((((^_^;)

 ちょっと細かい見所です。
 調査で世界一周中の豪華客船に乗り込むシーンがありまして、ほんの一瞬ですがやっぱり、あいつも‘男’なんだな、と想わせるシーンとそれにやきもち妬くムツミの態度が観られます。

 飛び去る怪鳥に咄嗟につかまり、変身道具〜ビームフラッシャー(リーフフラッシャーと発音は似ている)を準備するあいつの姿。
 ビームフラッシャーはベルトにかけている、でも両手がふさがっている状態。
 そこで彼はまず襟元を咥えて軽く引っ張り、その勢いで舞い上がったビームフラッシャーを一旦咥える、というまず実写ではNG連発必至、最悪呑みこんでしまう可能性があるシーンとなりました。
 それを右手に持ち替えた直後、振り落とされて海中へ落ちたと思います…。

 X線と電撃によって先祖返りを起こしてしまった絶滅危惧種。その対処と原因に関しては現在となっては色々言いたい事はあるでしょうが、時代、という事で勘弁して欲しいです。

 勘違いがあったので一部修正しました。
m(._.)m
 まずはこれにて。
No.47 - 2009/08/11(Tue) 21:47:47

Re: 『ザ★』島本さん / ZAP01533 [ Home ]
 そう言えばまだ助演女優の話を書いていませんでしたね。

 以前にも書きましたがこの話で実質デビューしたのは島本 須美さんという当時劇団青年座のホープ。

 この仕事が来るまでどうも手当たり次第にオーディションを受けていたようです。
 これはあくまでも当方の仮説ですが、彼女、アニメと気付かずにオーディションを受けたのでは…。
 どう考えても抜擢直後タイムボカンシリーズ第三弾『ゼンダマン』にゲスト出演。これが彼女の名目上デビューです。

 紆余曲折もありまして…彼女は数奇な経歴となります。
 この仕事の大変さに現代救命医療問題みたいなものを感じてしまった彼女は実写女優を目指そうと仕事をより好みするようになりまして。
 つまり実写の仕事を選んで仕事を受けていた状態。
 そうしたら三年程仕事がなくなりました。
 それとは別に。受けていたオーディションの一つ『赤毛のアン』で彼女を覚えていた人が『カリオストロの城』のクラリス役に起用。アニメファンには絶大な人気となります。
 そう言った事もあり、出演作は少ないものの、印象に残っている役は多いという女優となりました。
 しかし彼女の代表作はいまや『アンパンマン』のしょくぱんマンです。
 初期よりこの役をやっていて十数年前なら「彼女には珍しい」と論じていた人も黙るしかない状態になってますから。
 こんなところで。
No.49 - 2009/08/16(Sun) 11:53:00
うろ覚え・昭和時代のM78星雲設定 / ZAP01533 [ Home ]
 二十話で当方が感じた想いの伏線として、昭和時代でのM78星雲設定を書き残しておきます。少しうろ覚え&勘違いも混ざっていますが。

 慥か雑誌での設定によれば、三億年前に太陽が爆発。
 漆黒の闇となり滅亡の危機に晒された先祖は地下に人工太陽を製造、地底を主な居住点に移した。

 ただ、人工太陽には誰も気付けなかった欠陥があったようで…。

 雑誌の記憶ではある日三人の科学者が人工太陽にまつわる事故に遭遇。一命は取り留めたものの…殆ど『ハルク』状態となったそうで…。
 そういう太陽の下で生活を続けた結果、あの姿となり、地上にも地下にも林立するビルが黒い空によって輝き映える惑星となったらしいです。
 多分、一番特筆出来る特殊能力は他者の肉体へ容易に肉体ごと入り込む能力ではないかと…。
 実際『タロウ』ではゾフィーからAまでがタロウの肉体に入り込んでましたので。

 この設定を頭の隅に残していた結果、二十話で当方パニックに陥りました。
 その理由は時期が来てから。
 では。
No.48 - 2009/08/16(Sun) 11:31:35
『ザ★』十五話・Who am I? / ZAP01533 [ Home ]
 えーと、ちょっと早いですが。

 BGM ユーミンの『たとえあなたが去っていっても』&『VOYAGER〜日付のない墓標〜』

 実は当方にとっての十五話は単なる一話で語られなかった件の謎解きと、十九話以降の伏線という程度でしかありません。
 ところが何故そう位置付けているのかと説明するとなると、凄まじい文章量になってしまうという説明下手。

 まず、どうしても他とは一線を画してしまう言い分が一つ。
 ヒカリ=ウルトラマンとは当方にとっては、全く思えないという点。(念の為。ここで言う“ヒカリ”とは『メビウス』に登場するのとは縁も所縁もない地球人。多分当時の関係者は誰一人として彼の存在を知らなかったと、想いたい…)
 もう一つ、誤解を恐れずにに言えばハヤタ、郷、北斗、光太郎がどうしても今風に言えばリビングデッドにしか観えていなかった。
 そういった感情を抱えハル・クレメント著『二十億の針』みたいな関係を築いて欲しいと願っていた身としてはこの話はまだ一つの通過点でしかなく、この話より二十一話の方を推してしまいます。

 はっきり言ってしまうとあいつを‘ほぼウルトラマンと同一人物’とみるか‘内心【自分の中の他人】の存在に戸惑っている地球人’としてみるか‘単なるウルトラマンの隠れ蓑’として捉えているかでこの話に対する感情は一変します。

 主人公にとってウルトラマンとは何なのか。
 この問いに関しては多くの人が論じています。

 じゃあ、ウルトラマンにとってヒカリはなんなのか。
 この問いだとかなり悩めます。

 自分は一体、何者なのか。
 今、自分は何の為に生きているのだろうか…。

 ウルトラマンの‘隠れ蓑’としか自分を信じられなくなったら…。

 自分が科学警備隊員として必要とされているのか。
 出来る事なら他の隊員達と一緒に仕事をしていたい、しかし被害拡大を防ぐには変身しなきゃならない、それ故に自分が過小評価される、本当は自分でやれる事までウルトラマンにやらせているのではないか。
 そんな考えに至ったら。
 これらの想いというか蟠りの着地点を模索した話がこの話になります。

 何故、‘彼等’が地球の危機を知ったのか。(その予兆を目撃したというのが今回明かされます)
 ウルトラマンはたまたま一人でいた青年を襲って依り代と言うか居候先に決めたのか。
(食費は払ってない、彼の活動に対して制限させているという点からみて居候が一番ふさわしいと思っている)
 その謎を語る過程であいつの蟠りを少し解きほぐす。
 この物語の核です。

 一つだけはっきり言えるのは。この話を境にあいつは‘操り人形’ではなくなった。
 この話以前のあいつを好評価している人はあまりいません。一言で言えば無個性だと。そんな評価が変り出すきっかけとなっていきます。

 そんな中でもお笑いポイントはしっかりあります。
 ヘルメットをかぶろうとしたあいつが紐を鼻に引っ掛けてしまう。
 シリーズ中、今後もそんなシーンはやらないでしょう。
 普通の実写なら「カット!駄目だよ富山ちゃん。さりげなく一気にかぶらないと。もう一回ね」と言われてしまいそうなシーンをあえて作った演出に当方はあえて着目しておきます。
 一応こんなところで。後日もう少し書き足します。
No.45 - 2009/08/03(Mon) 20:26:38

Re: 『ザ★』十五話・吉川 惣司氏の想い。 / ZAP01533 [ Home ]
 書き足しです。

 今回の脚本を手掛け、結果としてこれのシリーズ構成担当となってしまった吉川 惣司さん。
 彼がこの件に対する取材を初めて受けたのは放送終了から二十余年も過ぎ、LD版は販売終了『コスモス』どころか『マックス』も終焉となるかという2003年十一月二十日、辰巳出版の特集にて。
 相手が相手だから当たり障りのない話から始まりました。
 しかしインタビュアーが自分ではさりげなく書いた部分に固執している事に気づいてしまう。
 おまけにインタビュアーがそんなに事前調査をしてきていない事にも。
 結果としてDVD版の解説書ではかなり辛辣な文章になってしまいました。
 それでも彼の文から窺い知れるのは、まだ懐が深かった円谷の作風。
 ウルトラマンを“知らなかった”彼が出すアイディアを満田氏も円谷社長も二つ返事で了承していたそうです。
 でも…社長達は了承してもファンの心情は…。

 初めてインタビューを受けた時、吉川氏も、それを感じていたのではないでしょうか…。
 今回はこれで。
No.46 - 2009/08/11(Tue) 20:30:15
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