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三国志 八 図南の巻 / 良太
「三国志 八 図南の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

劉備は蜀を手に入れ、また漢中を得て漢中王となった。
曹操と対峙して曹操軍を破る。
曹操は顔に矢を受けて歯を砕かれる。
この頃が劉備が一番調子の良かった頃である。
魏と呉は戦ってばかりいたが、一番得したのは蜀ではないかと
考え直して同盟を結び関羽のいる荊州を取ろうとする。
関羽は魏のホウ徳を倒したがひじに矢を受ける。
関羽が危ない。

No.5399 - 2021/09/28(Tue) 11:36:55
三国志 七 望蜀の巻 / 良太
「三国志 七 望蜀の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

赤壁の戦いは呉の大勝利に終わった。
曹操の天下統一の望みは絶たれた。
魏と呉がやりあってるすきをついて劉備は荊州を得た。
荊州を得たのは呉のおかげではないかと苦情がきて
劉備は蜀をとったら荊州は呉に渡すと約束する。
劉備は漢中の張魯から蜀を守るためと称して蜀へ入っていく。
劉備と孫権の妹との婚姻もなっている。
ホウ統が劉備の副軍師となった。
鳳雛(ほうすう)は鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)。
伏龍(ふくりゅう)は伏(ふ)せる龍に似る。
伏龍、鳳雛、一人でも得れば天下は掌(たなごころ)にあろうといわれている。
鳳雛はホウ統であり、伏龍は孔明のことである。
劉備は両方とも得ることができた。
赤壁のおり、周瑜は孔明の智謀を危険視して殺そうとばかりしていた。
劉備と孫権の妹の婚姻も、劉備が呉に来た所を殺そうとしていた。
表向きの話と裏向きの話ではかなりの違いがあります。

No.5398 - 2021/09/23(Thu) 15:52:15
三国志 六 赤壁の巻 / 良太
「三国志 六 赤壁の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

劉備はついに孔明を得た。
しかし曹操は中国の中央から北方まで制し、
南方(長江の南)では孫権が制している。
もう劉備は荊州を足がかりにして蜀の国をとるしかない。
孔明が打ち出したのは天下三分の計だった。
しかし荊州を曹操にとられ、劉備は荊州の片隅に逃げた。
孔明は魏の曹操と呉の孫権を戦わせるため単身呉へ出向く。
呉の周瑜は孔明を危険視して害そうとするが
孔明は魏と呉を戦わせることに成功し無事劉備の元へ帰る。
赤壁(せきへき)の戦いが始まる。

No.5397 - 2021/09/21(Tue) 18:37:06
高校事変Ⅺ / 良太
「高校事変Ⅺ」 松岡圭祐著 角川文庫 読破

すごいスケールだ。
「探偵の探偵」から「千里眼」までつながってきました。
ヒロインは優莉結衣(ゆうりゆい)。
死刑になったハングレ組織のリーダーの娘だ。
リーダーの長男は優莉架禱斗(ゆうりかいと)で
影で日本をしきっている。
非常事態庁(だったか)をしきっているのが優莉架禱斗だ。
総理も認めている省庁である。
そんな優莉架禱斗に優莉結衣は立ち向かうことができるのか。
優莉結衣はただの女子高生なのに、ちがうか。

No.5396 - 2021/09/20(Mon) 18:03:46
三国志 五 孔明の巻 / 良太
「三国志 五 孔明の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

14世紀頃の明の時代に書かれた三国志演義は
蜀漢を正統として劉備を善玉、曹操を悪玉として書かれています。
吉川三国志は三国志演技をモチーフにしていますが
曹操のことは結構よく書いてあるようです。
正史の三国志は3世紀頃に書かれたのかな。
正史の三国志をモチーフにした人は劉備のことを悪く書いてあるものもあります。
劉備はかかわった人をことごとく裏切って節操がないとか。
三国志演義でも劉備が行く所、皆曹操に滅ぼされて劉備は逃げ走っている。
呂布を裏切り、曹操を裏切り、袁紹を裏切っている。
5巻で曹操は袁紹を滅ぼし中央から北方まで勢力を拡大させた。
各地を逃げ走ってきた劉備はやっと孔明に会うことができた。

No.5395 - 2021/09/19(Sun) 22:21:09
三国志 四 臣道の巻 / 良太
「三国志 四 臣道の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

曹操が呂布を滅ぼすと劉備は中央にあがった。
そして帝にまみえた。
帝は劉邦から続いている劉氏であり
劉備もその血を引いていることから
劉備は劉皇叔と呼ばれるようになった。
劉備の母は喜んだ。
まもなく亡くなってしまうのだが。
劉備と曹操は仲が良かったのだがだんだん不仲になっていく。
曹操は王道をまもるものではなく覇道をおこなう奸雄だった。
劉備と曹操は戦い劉備は敗れ袁紹の元へ逃げた。
関羽は曹操に降伏してしまった。
袁紹と曹操の戦いが始まるが、
袁紹の武将、顔良、文醜を関羽が斬ってしまう。
そのため劉備は袁紹に二度、斬られそうになった。
劉備は袁紹に言った。
関羽に自分がここにいることを知らせればやってくるでしょうと。
袁紹の元に劉備がいることを知った関羽は劉備の夫人たちを連れ
曹操の元を去ろうとする。

No.5394 - 2021/09/18(Sat) 20:20:43
三国志 三 草莽の巻 / 良太
「三国志 三 草莽の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

董卓を殺した呂布だったが、中央から落ちていった。
董卓は死んだが後を継いだ、リカク、カクシは争いばかりしていた。
(リカク、カクシ、なんで変換できないんだ)
帝は長安から洛陽に逃れてきた。
帝は曹操に助けを求め曹操はこれに応じた。
帝を擁した曹操ははやくも天下に号令できる立場に立った。
しかしまだまだ地方勢力もたくさんあった。
袁紹などはまだ曹操など眼中になかった。
地方に落ちてきた呂布は曹操と戦い、敗れ劉備のいる徐州に落ちてきた。
呂布は劉備から徐州を奪い劉備は曹操に助けを求めた。
これに応じた曹操は呂布を滅ぼそうとする。
南方では孫堅の子、孫策が領土を拡大する。
この勢いは誰も止めることができない。
中央に覇をとなえた曹操と南方の孫策。
魏と呉はここから形作られていく。

No.5393 - 2021/09/16(Thu) 21:28:27
三国志 二 群星の巻 / 良太
「三国志 二 群星の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

三国志辞書を登録するのに時間がかかった。久しぶりだったから。

三国志で一番強い呂布。
呂布、張飛の一騎討はしびれますね。
何度読んでもしびれる。
関羽も華雄を破って株をあげました。
趙雲も出てきました。
袁紹と戦っていた公孫瓚のピンチに劉備たちがかけつけたときに
袁紹が「すわや、例の玄徳か」といって逃げていったのは痛快でしたね。
趙雲も「関羽、張飛という二豪傑を義弟にもっておられる劉玄徳と仰るのはあなたでしたか」
といい、関羽、張飛がめちゃくちゃ強いので劉備の株もあがり続けます。
そして劉備は徐州の太守になりました。
そこへ中央を去り、曹操に敗れた呂布が徐州に落ちてきました。
徐州を攻めてきた曹操の背後を呂布がついたから劉備は徐州の太守になれたのですが。
とにかく呂布と張飛は仲が悪いので近くの小沛に呂布を住まわせました。
呂布と董卓の仲を裂くためつかわされた美女貂蝉。
色恋沙汰も多い三国志です。

No.5392 - 2021/09/15(Wed) 00:58:36
三国志 一 桃園の巻 / 良太
「三国志 一 桃園の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破

吉川三国志を読むのも23回目くらいになりました。
劉備が張飛と関羽に出会い桃園で義兄弟の契りを結び、
黄巾賊を討伐していく所から吉川三国志は始まります。
弱小で雑軍呼ばわりされていた劉備たちが
それにもくじけず勢力を徐々に拡大していく様子が
シミュレーションゲームをしているようで面白いです。
解説を読むと三国志の主人公は曹操で
諸葛亮が出てくると彼が主人公となります。
私は人徳があり善人の劉備が主人公だと思っています。
悪人ぽい曹操が主人公ということに反発があります。
吉川三国志は1939年から1943年頃までに
新聞に連載されて書かれたものです。
なんと第二次世界大戦の真っ最中に書かれたものなんですね。
そのような激動期に書かれたため名作ができたのかもしれない。
平和な時代にはこのような名作はできないかもしれない。
また吉川三国志は14世紀の明の時代の三国志演義を
モチーフにしていて、何作かの三国志のいいとこどりを
しているみたいで面白く仕上がっているのだと思う。
三国志以外の吉川英治さんの作品はあまりおもしろくない。
演技ベースではなく正史の三国志をモチーフに書いている人もいるけど
北方謙三さんの三国志は面白いけど、その他の人のはイマイチかな。

No.5391 - 2021/09/13(Mon) 16:57:59
ジオパーク秩父公式ガイドブック 秩父に息づく大地の記憶 / 良太
「ジオパーク秩父公式ガイドブック 秩父に息づく大地の記憶」
秩父まるごとジオパーク推進協議会 さきたま出版会

久しぶりに本屋に行ってみたら
この本を見つけて買ってきました。
2021年6月30日発行ですね。
なかなか良い本ですね。
たまには本屋にも行かないと。。

No.5390 - 2021/09/07(Tue) 16:36:37
電影少女 / 良太
「電影少女」  桂正和作 集英社 漫画13巻まで読破

ちょっとHなSF恋愛もの。
ビデオを再生すると少女が出てきてなんでもしてくれるという。
しかし主人公は壊れたビデオデッキで再生してしまった。
そのためビデオガールは性格がなんか変わった。
心をもったのかもしれない。

No.5389 - 2021/09/07(Tue) 12:16:12
日本の戦争 / 良太
「日本の戦争」 田原総一朗著 小学館 読破

2000年頃に書かれた本です。
田原総一朗さんが小学生の時に戦争が終わりました。
戦争を体験したものとして書かなきゃと思ったんでしょうね。
明治維新の頃、富国強兵、和魂洋才という言葉がはやりました。
誰が言い出したものかっと、この本は始まっています。
日清戦争、日露戦争に勝った時に
日本は、台湾、朝鮮を植民地にします。
インフラを整え、学校を建てて民の民度を上げました。
民度が低いと何も生みませんが、
民度が高まるとモノを生産したり消費したりするようになります。
植民地から搾取するのではなく、市場を生み出してWINWINの関係になります。
朝鮮に対しては大量のお金を投資してインフラを整えたようです。
植民地に教育をほどこしたのは世界でも日本だけだったようです。
現在の韓国は資本主義国ですが、中国の顔色を見ながらアメリカと同盟しています。
地政学的にかなり厳しい位置にいて緊張につつまれています。
韓国が北朝鮮に統一されたら、日本も厳しいことになるでしょう。
だから韓国とは良好な関係を結んでもらいたいですが、
反日教育をしていたり、不買運動をしたり、
女の子の像を設置したり良好な関係は結べないでしょう。
日本を称賛したら罰せられる規則もあるようですね。

No.5388 - 2021/09/04(Sat) 13:36:11
日本と世界の近現代史がこの一冊でわかる! / 良太
「日本と世界の近現代史がこの一冊でわかる!」 青春出版社 読破

イラストが少なくて字数が多く読むのに時間がかかりました。
日本の近現代史は明治維新あたりからで
世界の近現代史はフランス革命あたりからかな。
近現代史の本をちょっと読んでいこうと思っています。

No.5387 - 2021/08/31(Tue) 12:00:01
群雲、関ケ原へ 下 / 良太
「群雲、関ケ原へ 下」 岳宏一郎著 新潮文庫 読破

上杉征伐で大阪から東へ向かった家康は
うまいことに豊臣側の武断派武将たちを取り込むことができた。
家康が江戸から栃木あたりまでいったのかな。
そこで西から石田三成が兵をあげた。
大阪城には毛利輝元1万5千が入ってくれた。
毛利は山陰山陽8カ国をもっていて100万国をゆうに越えていた。
毛利輝元の他にも吉川や小早川は毛利の一族かな。
西軍の数は10万を越えたという。
しかし東軍の家康の所領は250万国。家康の領地だけでも3・4万人はいる。
豊臣家の武将たちも味方にしている。
家康は東海道を通って関ケ原を目指したのかな。
家康の息子の秀忠は中山道を通って関ケ原あたりで落ち合う約束だった。
しかし秀忠ら4万を真田昌幸・幸村親子は上田城で何日も足止めした。
秀忠は関ケ原の戦いに間に合わなかった。
真田も西軍が勝ったと思ったに違いない。
上杉も西軍が勝ったと思ったろう。
上杉が家康の留守に江戸まで攻め込めば面白かったけど無理だったかな。
小競り合いもあったが西軍と東軍は関ケ原で雌雄を決した。
突進してくる家康を西軍は鶴翼の陣で取り込もうとしたが、
翼の部分の山の上に陣取った西軍は日和見を決め込んだ。
ついに日和見をしていた小早川秀秋1万5千の裏切りによって東軍の勝利が決まった。
小早川秀秋は秀吉に筑前50万石から越前北の庄15万国に減封されてしまった。
そこへ5大老の家康がとりなして小早川秀秋を筑前にもどしてくれた。
秀秋は豊臣秀吉に恩はなく家康に恩があった。
だから関ケ原の戦いで裏切ったのは当然のことで悪口を言われるゆえんはないのだ。
っというわけで関ケ原の戦いはたった1日で東軍の家康の勝利に終わった。
関ケ原の戦いは半日で終わったと書いてある本も多い。
大阪城にいて戦いに参加しなかった毛利輝元は、本領を安堵するからといわれ
大阪城を立ち退いたが、所領は8カ国から2カ国(山口県・長州)に減俸されてしまった。
この時の長州の恨みが幕末に爆発する。
司馬遼太郎さんの関ケ原も面白いし、城塞まで読むと面白い。
真田太平記も面白いです。

No.5386 - 2021/08/27(Fri) 23:22:55
群雲(むらくも)、関ケ原へ 上 / 良太
「群雲、関ケ原へ 上」 岳宏一朗著 新潮文庫 読破

670ページくらいあって読むのに時間がかかりました。
司馬遼太郎さんの関ケ原もおもしろかったですが、
この本も結構おもしろいです。
上下2巻ですがページ数が多いので全4巻くらいにして欲しかった。
豊臣秀吉の晩年から書いてありますが
朝鮮出兵のさなか幼い秀頼を残して秀吉は死んでしまった。
五大老、五奉行の制度を整えて秀頼をもりたてて欲しいと
秀吉は願ったが、徳川家康が天下取りに動き出した。
秀吉も織田家から天下を奪った。
家康が豊臣家から天下を奪ってももんくはいわれないであろう。
力が正義の時代だった。
あくまで豊臣家を守ろうとしたのが石田三成であって、
家康は力のある者が天下をとるのが当然だと思っていた。
会津の上杉が戦いの準備をはじめた。
家康は上杉の討伐に東へむかった。
そこを西から石田三成が兵を上げた。
西側の筆頭には毛利がついてくれた。
これで戦いの準備は整った。
関ケ原の戦いがはじまる。
どちらがはめたのかはよくわからない。
どちらも思い道理にことがすすんだんだと思う。

関ケ原の戦いは何度も書いているので
いつも同じようなことしか書けないけど
朝鮮出兵のおりの小西行長のことが書いてあって結構わかった。
小西行長のことが書いてある小説ってあまりないんだよね。

No.5385 - 2021/08/22(Sun) 19:16:16
反日種族主義 / 良太
「反日種族主義」 李栄薫(イ・ヨンフン)編著 文芸春秋 読破

日本版は2019年11月発行です。
前から気になっていたのだけど
中古で安かったので買って読みました。
慰安婦や徴用工問題に関心がある人には
ぜひ読んでもらいたいです。
韓国の人がよくこれを書いてくれたものです。
日本は韓国にひどいことをしたんだなぁと
私も思っていましたがちょっと気が楽になりました。
日本が韓国(朝鮮)に進出していかなかったら
韓国はロシアになっていたね。
朝鮮にはかなりインフラ投資をしたようです。
韓国が日本を非難するならライダイハン問題とかどうなんだろうね。

No.5384 - 2021/08/16(Mon) 13:25:50
徳川慶喜 6 / 良太
「徳川慶喜 6」 山岡荘八著 講談社 読破

慶喜が満を持して将軍となったがもう遅かったようだ。
家茂の前の早い時期に将軍になるべきだった。
もう公武合体派の公家たちははがされていった。
薩長と岩倉具視が暗躍していた。
とうとう慶喜は大政奉還して王政復古となった。
ここで坂本龍馬と中岡慎太郎は暗殺されてしまったが
薩長が糸を引いていたかもしれない。
坂本龍馬は徳川慶喜を政府の一員として残すつもりだったようだから。
薩長は徳川を残すつもりはなかったようだ。
薩長が政権を握り関ケ原の戦いの恨みをやっと晴らした。
鳥羽伏見の戦いがはじまると、慶喜は船で江戸へ戻り、
謹慎してしまった。
薩長が錦の御旗をかかげ慶喜は逆賊になってしまったから。
薩長が江戸に迫ったが慶喜は恭順して水戸で謹慎して
西郷と勝海舟の会談で江戸城を明け渡した。
薩長軍は会津や五稜郭で幕府軍を破り
日本は薩長が支配することになった。
徳川は駿河70万国で残ることになったのかな。
廃藩置県でなくなったかもしれないけど。
慶喜は大正2年(1913)年まで生きた。76歳まで。

No.5383 - 2021/08/12(Thu) 06:46:43
徳川慶喜 5 / 良太
「徳川慶喜 5」 山岡荘八著 講談社 読破

討幕派の長州藩らの志士たちを池田屋の変で新選組は斬ってしまった。
長州は蛤御門の変で巻き返しを謀るが敗れた。
吉田松陰の妹婿の久坂玄瑞が死んだ。
長州は下関で外国の船を攻撃したので米英仏蘭の連合艦隊が仕返しにきた。
ボコボコにやられて長州は外国の力を思い知ったようだ。
そして第一次長州征伐が行われた。
長州は降伏して家老が三人切腹となった。
長州も踏んだり蹴ったりだったね。
そこで坂本龍馬と中岡慎太郎のあっせんで薩長同盟がなる。
薩摩は公武合体論から倒幕に動き出した。
第二次長州征伐が始まった。
しかし薩摩は兵を出さないし将軍家茂が死んでしまった。
毒殺されたように書いてある。
長州は負けなかった。勝った。
やっと慶喜が征夷大将軍となった。
そして孝明帝が亡くなてしまった。毒殺説もある。
イギリスは薩長と結んで倒幕を実現させ、新政権に対しても朝廷に対しても
有利な地歩を占めようと計算して画策しだしている。
一方幕府側ではフランスがついて軍備訓練をしていた。
新しい帝が明治天皇になるんだと思うけどまだ幼い。
いままではいろんな人の視点で書いてあったが慶喜の視点から書かれてきている。
私は明治維新は司馬遼太郎さんの本をかなり読んでいるけど、
だいたいが薩長土肥側の人物の本だ。
新選組の燃えよ剣だけは新選組の本かな。
だから薩長土肥が正義のような本ばかり読んでいたので
この慶喜を視点に書かれた本で衝撃を受けた。
薩長はホントに汚いマネをして権力を握ったんだなぁと思う。
慶喜はそうとうに苦労したようだ。

No.5382 - 2021/08/09(Mon) 21:39:00
徳川慶喜 4 / 良太
「徳川慶喜 4」 山岡荘八著 講談社 読破

慶喜が江戸幕府将軍徳川家茂の後見職になり、
越前の松平春嶽は政治総裁になった。
鎖国、開国、勤王、尊王、攘夷、公武合体、倒幕、
様々な思想が出た。
朝廷は攘夷派で
幕府は開国派で慶喜も開国派だ。
慶喜は水戸出身で尊王派でもあった。
公武合体策などがとなえられた。
京では尊王攘夷の志士たちが倒幕に動いていた。
京都守護職を任じられた会津の松平容保が新選組を作り
尊王攘夷の志士たちを取り締まる。
朝廷は長州に占領されていて久坂玄瑞などが活躍していたが
八月十八日の政変で薩摩などによって長州は中央から追い落とされる。
三条実美などを含む七人の公家たちが長州に落ちていった。
七卿落ちとよばれている。
朝廷は薩摩が牛耳るようになる。
長州は薩摩を憎んだ。
長州は朝廷から攘夷を決行するように勅命が出て
下関を通る外国船を砲撃したりした。
薩摩では行列の供先を突っ切ったイギリス人を斬ってしまった。
生麦事件と呼ばれている。
薩摩と長州は尊王攘夷、倒幕と方向性は同じなのだが仲が悪い。

No.5381 - 2021/08/06(Fri) 22:56:19
徳川慶喜 3 / 良太
「徳川慶喜 3」 山岡荘八著 講談社 読破

開国した幕府を倒すため
尊王攘夷の学者、志士たちは激しくぶつかった。
大老の井伊直弼は厳しく尊王攘夷の志士たちを捕縛していった。
この安政の大獄で吉田松陰や橋本佐内など殺されていった。
西郷隆盛も月照とともに逃げ海に飛び込んでCENSOREDを図った。
月照は死に西郷は息を吹き返したが流罪となった。
尊王攘夷の志士たちは雄藩連合の兵を繰り出し
井伊直弼を倒して幕政を改革しようというクーデターを計画していた。
慶喜が将軍となればまだよくなるだろうと思っている。
将軍は16才の家茂が継いでいる。
そして家茂の嫁に和宮降嫁の話が持ち上がった。公武合体。
和宮を降嫁という名の人質で江戸城に移し
有無をいわせず開国を招致させる腹に違いない。
そこで井伊直弼は水戸と薩摩の志士によって暗殺されてしまった。
慶喜の謹慎は解け、慶喜を家茂の後見職にという話になった。
大老に松平春嶽にということで。
そして公家の岩倉具視が倒幕に動き出した。
和宮を降嫁させることによって幕府を倒し
政権を公家側に取り返す糸口をつかもうという凄まじい智謀の持ち主であった。
また和宮の降嫁を許すかわりに幕府に攘夷決行の
約束をさせようというねらいもあった。

No.5380 - 2021/08/02(Mon) 23:13:35
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