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徳川慶喜 5 / 良太
「徳川慶喜 5」 山岡荘八著 講談社 読破

討幕派の長州藩らの志士たちを池田屋の変で新選組は斬ってしまった。
長州は蛤御門の変で巻き返しを謀るが敗れた。
吉田松陰の妹婿の久坂玄瑞が死んだ。
長州は下関で外国の船を攻撃したので米英仏蘭の連合艦隊が仕返しにきた。
ボコボコにやられて長州は外国の力を思い知ったようだ。
そして第一次長州征伐が行われた。
長州は降伏して家老が三人切腹となった。
長州も踏んだり蹴ったりだったね。
そこで坂本龍馬と中岡慎太郎のあっせんで薩長同盟がなる。
薩摩は公武合体論から倒幕に動き出した。
第二次長州征伐が始まった。
しかし薩摩は兵を出さないし将軍家茂が死んでしまった。
毒殺されたように書いてある。
長州は負けなかった。勝った。
やっと慶喜が征夷大将軍となった。
そして孝明帝が亡くなてしまった。毒殺説もある。
イギリスは薩長と結んで倒幕を実現させ、新政権に対しても朝廷に対しても
有利な地歩を占めようと計算して画策しだしている。
一方幕府側ではフランスがついて軍備訓練をしていた。
新しい帝が明治天皇になるんだと思うけどまだ幼い。
いままではいろんな人の視点で書いてあったが慶喜の視点から書かれてきている。
私は明治維新は司馬遼太郎さんの本をかなり読んでいるけど、
だいたいが薩長土肥側の人物の本だ。
新選組の燃えよ剣だけは新選組の本かな。
だから薩長土肥が正義のような本ばかり読んでいたので
この慶喜を視点に書かれた本で衝撃を受けた。
薩長はホントに汚いマネをして権力を握ったんだなぁと思う。
慶喜はそうとうに苦労したようだ。

No.5382 - 2021/08/09(Mon) 21:39:00
徳川慶喜 4 / 良太
「徳川慶喜 4」 山岡荘八著 講談社 読破

慶喜が江戸幕府将軍徳川家茂の後見職になり、
越前の松平春嶽は政治総裁になった。
鎖国、開国、勤王、尊王、攘夷、公武合体、倒幕、
様々な思想が出た。
朝廷は攘夷派で
幕府は開国派で慶喜も開国派だ。
慶喜は水戸出身で尊王派でもあった。
公武合体策などがとなえられた。
京では尊王攘夷の志士たちが倒幕に動いていた。
京都守護職を任じられた会津の松平容保が新選組を作り
尊王攘夷の志士たちを取り締まる。
朝廷は長州に占領されていて久坂玄瑞などが活躍していたが
八月十八日の政変で薩摩などによって長州は中央から追い落とされる。
三条実美などを含む七人の公家たちが長州に落ちていった。
七卿落ちとよばれている。
朝廷は薩摩が牛耳るようになる。
長州は薩摩を憎んだ。
長州は朝廷から攘夷を決行するように勅命が出て
下関を通る外国船を砲撃したりした。
薩摩では行列の供先を突っ切ったイギリス人を斬ってしまった。
生麦事件と呼ばれている。
薩摩と長州は尊王攘夷、倒幕と方向性は同じなのだが仲が悪い。

No.5381 - 2021/08/06(Fri) 22:56:19
徳川慶喜 3 / 良太
「徳川慶喜 3」 山岡荘八著 講談社 読破

開国した幕府を倒すため
尊王攘夷の学者、志士たちは激しくぶつかった。
大老の井伊直弼は厳しく尊王攘夷の志士たちを捕縛していった。
この安政の大獄で吉田松陰や橋本佐内など殺されていった。
西郷隆盛も月照とともに逃げ海に飛び込んでCENSOREDを図った。
月照は死に西郷は息を吹き返したが流罪となった。
尊王攘夷の志士たちは雄藩連合の兵を繰り出し
井伊直弼を倒して幕政を改革しようというクーデターを計画していた。
慶喜が将軍となればまだよくなるだろうと思っている。
将軍は16才の家茂が継いでいる。
そして家茂の嫁に和宮降嫁の話が持ち上がった。公武合体。
和宮を降嫁という名の人質で江戸城に移し
有無をいわせず開国を招致させる腹に違いない。
そこで井伊直弼は水戸と薩摩の志士によって暗殺されてしまった。
慶喜の謹慎は解け、慶喜を家茂の後見職にという話になった。
大老に松平春嶽にということで。
そして公家の岩倉具視が倒幕に動き出した。
和宮を降嫁させることによって幕府を倒し
政権を公家側に取り返す糸口をつかもうという凄まじい智謀の持ち主であった。
また和宮の降嫁を許すかわりに幕府に攘夷決行の
約束をさせようというねらいもあった。

No.5380 - 2021/08/02(Mon) 23:13:35
徳川慶喜 2 / 良太
「徳川慶喜 2」 山岡荘八著 講談社 読破

大老になった井伊直弼は朝廷の許しもないまま
日米修好通商条約を結んでしまった。
アメリカにつぎ、オランダ、イギリス、ロシア、フランスなどとも
同様の条約を結んだ。
不平等条約であった。国中大騒ぎになった。
朝廷は開国を許すわけはないのでしょうがないのだが、
尊王攘夷の動きが活発になった。
中心は水戸だった。慶喜は尊王攘夷を唱えた水戸斉昭の子だ。
水戸光圀の時に大日本史を編纂してから
水戸学と呼ばれる尊王思想が日本中の学者や志士の間で広まった。
長州の吉田松陰などは松下村塾を開き尊王攘夷思想を広めていた。
門下の桂小五郎、久坂玄瑞などが動き出していた。
西郷隆盛も動いていて島津斉彬が兵をようして上洛するという話で
学者、志士たちは沸き返ったが斉彬は突然亡くなってしまった。
島津ではお由良騒動というものがあって斉彬は毒殺されたようだった。
学者の梅田雲浜が捕まり井伊直弼による安政の大獄が始まる。

No.5379 - 2021/07/31(Sat) 21:13:00
徳川慶喜 1 / 良太
「徳川慶喜 1」 山岡荘八著 講談社 読破

隣国の大国、清はアヘン戦争でイギリスに敗れる。
幕末、鎖国をしていた日本に衝撃が走る。
ついに外国の船が日本にも現われはじめる。
ペリーの黒船が開国を求めて日本にやってきた。
日本は大騒ぎになった。
攘夷すべきか開国すべきか。
何が正しいかわからない。
そんな折、徳川幕府の将軍は知恵遅れの家定だった。
この激動の時代に家定ではどうしようもない。
名君に立ってもらわねばならない。
慶喜を将軍になってもらうべく薩摩の西郷隆盛などは動いていた。
しかし慶喜にも敵が多かった。
大奥などの動きも大きかった。
薩摩では篤姫を家定の嫁におくりこみ大奥を
慶喜びいきにしようとしたがうまくいかなかったようだ。
ここで慶福(家茂)びいきの井伊直弼が大老になろうとしていた。
大奥でも慶福びいきが多かったようだ。

No.5378 - 2021/07/28(Wed) 12:10:05
昭和史 戦後篇 1945〜1989 / 良太
「昭和史 戦後篇 1945〜1989」 半藤一利著 平凡社 読破

昭和史も戦後篇になりました。
東京裁判や日米安保や日本が復興していく様子がかかれています。
冷戦についても書いてあります。
世界はソ連の共産主義とアメリカの資本主義でわかれ冷戦となりました。
戦後すぐ朝鮮戦争がおき日本は特需で好景気にわきました。
1964年には東京オリンピックが開かれました。
日本は好景気にわき所得倍増計画などがとなえられました。
もはや戦後ではないといわれたのは何年頃だったかな。
30年立たないと資料が公開されないとのことで
1972年頃までのことしか書いてありませんでした。
私は1970年生まれなので、
私が過ごした時代を読むのを楽しみにしていたのですが。

No.5377 - 2021/07/24(Sat) 12:44:05
千里眼 ノン=クオリアの終焉 / 良太
「千里眼 ノン=クオリアの終焉」 松岡圭祐著 角川文庫 読破

令和千里眼第二弾。
スケールの壮大さは伝わってきたのですが
ストーリーがイマイチわかりませんでした。
誰と誰が戦っているのかよくわからなかった。
もう一度読んだ方がいいな。。。

No.5376 - 2021/07/18(Sun) 13:48:40
昭和史1926-1945 / 良太
「昭和史1926-1945」 半藤一利著 平凡社ライブラリー 読破

日本はロシアの南下を抑えるために
朝鮮を開国させて植民地とする。
朝鮮は中国の属国で民は奴隷のようだったが
日本は民のレベルをあげて本土並みにインフラも整えた。
電気や水道を通したりダムを作ったり国造りに励んだようだ。
満州国を作り日中戦争に突入。
日本軍は中国軍を破るが中国軍はどこまでも逃げていった。
欧州ではドイツが席捲(せっけん)。
日本は勝ち馬に乗るべくドイツ、イタリアと同盟を結ぶ。
しかし、ドイツはロシアに攻め込んでしまった。
ナポレオンの時のように冬将軍に破れドイツは崩れる。
何故、ナポレオンと同じ失敗をおかしてしまったのか。
歴史の教訓に学んでいない。
ドイツが敗れてなければ日本は大東亜共栄圏を作れたかもしれない。
ABCD包囲網なんて吹っ飛ばしてね。
当時はドイツが敗れるとは思ってなかったんだろう。
あとね、アメリカさんを敵にまわしてはいけない。

文章は読みやすくて良かったです。
良太はレベルが4上がった。

No.5375 - 2021/07/16(Fri) 23:51:31
谷根千ミステリ散歩 / 良太
「谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題」
東川篤哉著 角川書店 読破

谷中、根津、千駄木あたりの物語。日暮里駅の近くかな。
ヒロイン岩篠(いわしの)つみれはそのあたりのD大学に通っている。
兄のなめ郎がそのあたりで居酒屋『鰯(いわし)の悟郎』をやっている。
つみれは兄の居酒屋の手伝いなどもしている。2階が住居になっている。
兄の友達?という怪運堂の店主、竹田津優介(たけだづゆうすけ)が主人公か?
ヒロインのつみれがメインだね。
ヒロインが女子大生ということで興味深い作品です。
推理小説です。
うん、おもしろかったよ。

No.5374 - 2021/07/14(Wed) 23:32:21
ハッピーアワーは終わらない かがやき荘西荻探偵局 / 良太
「ハッピーアワーは終わらない かがやき荘西荻探偵局」
東川篤哉著 新潮社 読破

かがやき荘シリーズ第2弾
資産家の法界院法子夫人の西荻窪の家をシェアハウスに
している三人のアラサー女性たち。
家賃もとどこおりがちで法子夫人から探偵業を依頼される。
探偵業も板についてきた感じで三人のリーダーの葵ちゃんが
名探偵ぶりをみせてくる。
個性も際立ってきておもしろくなってきました。
第3弾も期待してます。

No.5373 - 2021/07/13(Tue) 22:40:13
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