| 「天下無双の傾奇者 前田慶次郎」 近衛龍春著 PHP文庫 読破
前田慶次郎は隆慶一郎さんの「一夢庵風流記」という小説で書かれて この本が「花の慶次」という漫画になり一躍脚光を浴びました。 少年ジャンプで連載されました。 信長の野望というゲームでは前田利大という名前ででてくると思います。 前田家は滝川一益の家系のようで前田家を慶次郎が継ぐべきだったところを 信長の寵愛を受けた前田利家にとられてしまいました。 滝川一益は武田勝頼を滅ぼし信長に関東の支配をまかされましたが そこで信長は明智光秀にころされて伊勢に撤退してきました。 前田慶次郎は滝川一益の陣にずっといたようです。 滝川一益は関東の支配をまかされ凄い人だったと思うのだけど 織田家相続会議には出席できませんでした。不運でした。 前田慶次郎はその後、加賀の前田利家の元に身をよせました。 父利久が前田利家の兄弟かな。利久にやっかいになります。 その後、京に出て茶の湯をしたり源氏物語など本を読んだりしています。 秀吉に謁見もしています。 最後に越後から会津に移った上杉家の直江兼続に士官します。 家康が上杉征伐に来ますが西で石田三成が兵をあげたので引き返します。 上杉家は家康の後を狙って江戸に侵攻するようなまねはしませんでした。 伊達政宗とやりあっていたということもありますが。 石田三成は関ケ原でたった半日で家康に敗れました。 前田慶次郎もちょっと不運でしたね。
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No.5747 - 2024/03/20(Wed) 15:37:16
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