| 「羊をめぐる冒険 上」 村上春樹著 講談社文庫 読破
1978年だろうか。 僕は友人と翻訳会社を経営していた。 僕が英語の翻訳をして友人がフランス語の翻訳をした。 女の子を雇って事務の仕事をさせていた。 たぶん、僕はその女の子と結婚して離婚した所だ。 僕は耳のモデルをしていた女の子の知り合いつきあい始めた。 彼女は途中で消えてしまうのだけど彼女を探す物語が「ダンスダンスダンス」だ。 僕は鼠から送られてきた羊が写った写真を保険会社のPR写真に 使ったことによってトラブルが持ちあがった。 その牧場の羊の群れの中に一頭だけ違う羊の写真が写っていた。 背中の星型の模様がある羊だ。 その羊は右翼の大物に取りつき日本の広告を支配していた。 広告を支配することは日本の何もかもを支配する構図となっていた。 しかしその羊は右翼の大物の元を離れ、彼は脳腫瘍のせいでしのうとしていた。 彼は昔から脳腫瘍があったが羊のために生きていたのだ。 その羊が彼の元から離れた。 鼠の送ってくれた北海道の牧場の写真にまぎれこんでいた。 僕は右翼の大物の秘書におどされその特別な羊を探すことになった。 羊を探し出せないと僕はもうこの世界では生きていけない。 耳のモデルの女の子も一緒に羊探しを手伝ってくれる。 羊をめぐる冒険がはじまったのだ。
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No.5733 - 2024/02/03(Sat) 15:40:13
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