| 「新太閤記 二」 海音寺潮五郎著 文春文庫 読破
今川義元を破り、三河の家康と同盟を結ぶと 信長は美濃攻略に乗り出した。 川向うの美濃の墨俣に城を築いた秀吉は城もちとなった。 また秀吉は美濃の武将たちの調略にかかり 見事美濃の武将たちを仲間に引き込んだ。 信長は稲葉山城を落として岐阜を手に入れた。 美濃を岐阜と改めたのだ。 そして明智光秀が室町幕府将軍足利義昭を連れて 信長を頼ってきた。 信長は近江の浅井長政には妹のお市を嫁がせているので あっという間に京を制圧してしまった。 足利義昭は信長が再建した二条城で将軍の権威を取り戻した。 秀吉は京都警護役に任じられ大いに名をあげた。 恐れていた武田信玄が死に、その子勝頼には長篠の戦で勝った。 延暦寺を焼き、浅井、朝倉も滅ぼし、 残るは上杉謙信と本願寺くらいとなった。 裏で糸を引いていた足利義明は追放され足利幕府は滅んだ。 竹中半兵衛に続き黒田官兵衛を得た秀吉は西の毛利と戦おうとしていた。 人生の教訓がたくさん書いてあり良い本だと思った。
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No.5525 - 2022/07/14(Thu) 15:46:30
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