| 「小説上杉鷹山 下」 童門冬二著 人物文庫・学陽書房 読破
重臣たちを処断して改革をすすめた上杉鷹山だったが、 改革をすすめてきた仲間が悪くなってしまった。 賄賂をこのみ、おもてなしをした地区には年貢を軽くしたりした。 誰もがおちいってしまう人間のワナ。 鷹山は仲間を永久謹慎にした。 そして上杉家に養子にきた鷹山だったが、 先代の上杉家の家老に子供ができたので その子供に家督をゆずって隠居した。 しかしその子供は成長しても暗愚だった。 米沢藩はまた昔のような借金まみれの状態にもどってしまった。 鷹山はまた政務をとるようになった。 米沢藩は息を吹き返した。 鷹山が振興した米沢織、絹製品、漆器、紅花、色彩鯉、 そして笹野の一刀彫にいたるまで現在もすべて健在とのこと。 この作品は1983年単行本として学陽書房より刊行されたとのこと。 大河ドラマにならねーかさー。 アメリカの大統領のケネディは 日本で尊敬する人はいるかと聞かれ 上杉鷹山と答えたという。 まわりの日本人はほとんど誰だかわからなかったという。
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No.5523 - 2022/07/07(Thu) 18:04:26
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