| 「三国志 七 望蜀の巻」 吉川英治著 新潮文庫 読破
赤壁の戦いは呉の大勝利に終わった。 曹操の天下統一の望みは絶たれた。 魏と呉がやりあってるすきをついて劉備は荊州を得た。 荊州を得たのは呉のおかげではないかと苦情がきて 劉備は蜀をとったら荊州は呉に渡すと約束する。 劉備は漢中の張魯から蜀を守るためと称して蜀へ入っていく。 劉備と孫権の妹との婚姻もなっている。 ホウ統が劉備の副軍師となった。 鳳雛(ほうすう)は鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)。 伏龍(ふくりゅう)は伏(ふ)せる龍に似る。 伏龍、鳳雛、一人でも得れば天下は掌(たなごころ)にあろうといわれている。 鳳雛はホウ統であり、伏龍は孔明のことである。 劉備は両方とも得ることができた。 赤壁のおり、周瑜は孔明の智謀を危険視して殺そうとばかりしていた。 劉備と孫権の妹の婚姻も、劉備が呉に来た所を殺そうとしていた。 表向きの話と裏向きの話ではかなりの違いがあります。
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No.5398 - 2021/09/23(Thu) 15:52:15
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