| 「群雲、関ケ原へ 上」 岳宏一朗著 新潮文庫 読破
670ページくらいあって読むのに時間がかかりました。 司馬遼太郎さんの関ケ原もおもしろかったですが、 この本も結構おもしろいです。 上下2巻ですがページ数が多いので全4巻くらいにして欲しかった。 豊臣秀吉の晩年から書いてありますが 朝鮮出兵のさなか幼い秀頼を残して秀吉は死んでしまった。 五大老、五奉行の制度を整えて秀頼をもりたてて欲しいと 秀吉は願ったが、徳川家康が天下取りに動き出した。 秀吉も織田家から天下を奪った。 家康が豊臣家から天下を奪ってももんくはいわれないであろう。 力が正義の時代だった。 あくまで豊臣家を守ろうとしたのが石田三成であって、 家康は力のある者が天下をとるのが当然だと思っていた。 会津の上杉が戦いの準備をはじめた。 家康は上杉の討伐に東へむかった。 そこを西から石田三成が兵を上げた。 西側の筆頭には毛利がついてくれた。 これで戦いの準備は整った。 関ケ原の戦いがはじまる。 どちらがはめたのかはよくわからない。 どちらも思い道理にことがすすんだんだと思う。
関ケ原の戦いは何度も書いているので いつも同じようなことしか書けないけど 朝鮮出兵のおりの小西行長のことが書いてあって結構わかった。 小西行長のことが書いてある小説ってあまりないんだよね。
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No.5385 - 2021/08/22(Sun) 19:16:16
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