| 「徳川慶喜 3」 山岡荘八著 講談社 読破
開国した幕府を倒すため 尊王攘夷の学者、志士たちは激しくぶつかった。 大老の井伊直弼は厳しく尊王攘夷の志士たちを捕縛していった。 この安政の大獄で吉田松陰や橋本佐内など殺されていった。 西郷隆盛も月照とともに逃げ海に飛び込んでCENSOREDを図った。 月照は死に西郷は息を吹き返したが流罪となった。 尊王攘夷の志士たちは雄藩連合の兵を繰り出し 井伊直弼を倒して幕政を改革しようというクーデターを計画していた。 慶喜が将軍となればまだよくなるだろうと思っている。 将軍は16才の家茂が継いでいる。 そして家茂の嫁に和宮降嫁の話が持ち上がった。公武合体。 和宮を降嫁という名の人質で江戸城に移し 有無をいわせず開国を招致させる腹に違いない。 そこで井伊直弼は水戸と薩摩の志士によって暗殺されてしまった。 慶喜の謹慎は解け、慶喜を家茂の後見職にという話になった。 大老に松平春嶽にということで。 そして公家の岩倉具視が倒幕に動き出した。 和宮を降嫁させることによって幕府を倒し 政権を公家側に取り返す糸口をつかもうという凄まじい智謀の持ち主であった。 また和宮の降嫁を許すかわりに幕府に攘夷決行の 約束をさせようというねらいもあった。
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No.5380 - 2021/08/02(Mon) 23:13:35
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