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クラシック映画BBS2

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追悼 ザ・ザ・ガボール / ポルカドット
 ザ・ザ・ガボール嬢が18日(日)に亡くなったんですね。女優としてよりは男遍歴でやたらと有名な人でしたが、それでも「赤い風車」や「リリー」が印象に残っています。「赤い風車」で彼女が陶然として「ムーラン・ルージュの唄」を歌うシーンがなかったら、作品の印象は半減したでしょう。

 享年99歳というからお年に不足はありませんが、晩年は闘病生活を余儀なくされていたらしいのはお気の毒でした。

 ご冥福をお祈りします。
No.516 - 2016/12/20(Tue) 18:34:05
ペニー・シングルトン / ポルカドット
 戦後数年経った頃、新聞に連載されていたアメリカ漫画の「ブロンディ」の実写版が上映されました。ブロンディを演じたのはペニー・シングルトンという女優さんで、私はこの映画を見なかったし、他の映画でも彼女を見たことはありません。

 しかし最近「Go West, Young Lady ('41)」という西部劇を見たら、彼女が主演でした。お相手は若いグレン・フォードで、これより二、三年後の「無頼漢」で見たときは後年のグレン・フォードの面影を感じましたが、ここでは本当に若いです。「掠奪の町」と同年の作品ですね。

 西部劇といってもむしろミュージカル・コメディで、アン・ミラーやアレン・ジェンキンスが出ており、アンは酒場のカウンターの上や舞台で踊ります。アン・ミラーの西部劇出演なんてこれくらいじゃないでしょうか。

 ペニー・シングルトンも、もともとは歌や踊りの得意な人のようで、この映画でもアン・ミラーの向こうを張って踊りの腕前の片鱗を見せていました。彼女はわが国では全然もてはやされたことはないと思うけれど、ハリウッド黄金時代の女優さんは芸達者な人が多かったんですね。

 今日では昔の映画を見たら、「They don't make movies like this any more.」というのが通例らしいから、小生もそういっておくことにします。
No.513 - 2016/06/18(Sat) 14:04:01
Re: ペニー・シングルトン / ママデューク
ポルカドットさん、こんばんは。

私はどうもミュージカルは苦手なのですが、西部劇なので見ました。冒頭のチェイスは、まさにジョン・フォードの「駅馬車」でした。ただし、このヒロインは見事に銃を撃ちます。

グレン・フォードの傍の置いてある手風琴、インディアンが現れると縦に置かれていました。ヒロインを口説こうと、フォードさん、唄でも歌ったのですかね。
No.514 - 2016/06/19(Sun) 18:08:49
Re: ペニー・シングルトン / ポルカドット
 ママデュークさん、今日は。

 駅馬車を襲撃するインディアン諸氏は、何だかも一つ真剣味が足りない感じでした。撃たれた仲間が落馬するついでに、自分は撃たれてもいないのに一緒に落馬したのもいたような気がします。

 座席に手風琴があるというのは気が付かなかったのでその場面を見直すと、確かにそれらしいのがありますね。もっとも駅馬車が町に着いたとき、新任保安官のグレン・フォードはそれを持って降りはしませんでしたから、彼の持ち物かどうかは疑わしいです。

 W.W.W.は下記に移ったようですね。

http://homepage1.nifty.com/widewestweb/index.htm
No.515 - 2016/06/25(Sat) 12:51:50
”1925年生まれ”の" STARmeter"を見てみると・・・・・ / AlikiMyLove
こんにちは。

この掲示板に2ケ月近く書き込みがないのは余りに寂しいので、お目汚しかもしれませんが、駄文を書かせて戴きます。

唯、こちらの掲示板は、やはり”話題の共有”を図ることが望ましいと思いますが、私の場合は多くの方とは作品の趣向が違いますから、共有が難しいのですね。

例えばNo.508で挙げた2本、「心の痛手」(1935)と「プレイガール陥落す」(1962or63)を既見の方がどのくらいいるのでしょうね。

「心の痛手」は兎も角、「プレイガール陥落す」はグレン・フォード氏の主演作です。尤も、私は一昨年末に、あちらの掲示板No.8610で、『(この掲示板で挙がるのは)グレン・フォード氏ならアクションと西部劇ばかりでしょう』と書いていますので、既見の方がかなり少ないであろうとは思っています。1月の視聴はDVD-Rでしたが、初見は例の如く”テレビ放映”で、少なくとも「狼よさらば」 (1974)よりも以前に観ています。

「心の痛手」は好きな作品ですが、地味な作品と言えるでしょうか。監督のフィリップ・モイラー氏の名前を知っている人も少ないでしょう。
モイラー氏は映画よりも舞台が主で、演劇集団”シアター・ギルド”(Theatre Guild)の創立メンバーの一人ですね。

このような事は最近知った訳ではないのですね。社会人になってからは、”映画本”などはそれ程読まなくなりましたが、それ以前はある程度は読みましたし、中学時代から”外国本”を眺めたことも大きいと思います。決して”読んだ”とは言いませんが、それでも多少なりとも解る部分がありますし、日本の映画本からは殆ど得られないであろう事柄を知るのも楽しみの一つでした。

例えは、以前にも書きましたが、私にとって”ヨランダ”とくれば、「ヨランダと盗賊」(1945  ヴィンセント・ミネリ監督 私にとってはこちらの”テレビ放映タイトル”の方が昔から馴染みがあるのです)よりも先に出るのは”ヴェロツ&ヨランダ”(Veloz and Yolanda)なのですが、この”ボールルーム・ダンス”、日本で言う”社交ダンス”の名手である夫妻(後に離婚)は、「打撃王」(1942)に出演していますが、私が「打撃王」を初見したのは民放の”テレビ放映”でしたから、出演シーンはカットされていました。二人のことを知ったのも、アメリカの雑誌を眺めていた高校生の頃でした。日本の書物からでは知り得なかったと思います。

尤も、外国本を眺めた一番の理由は、”目の保養”ですね。”成人雑誌”でなくてもある程度の”艶っぽさ”がありましたから。これが本音です。

”野球映画”では「栄光の旅路」(1957 ロバート・マリガン監督)も再見しました。これも初見は”テレビ放映”で、確か”サンデー洋画劇場”で観ました。
この作品は精神的に追い詰められてゆく選手の話ですが、映画の最後には希望がありますので、鑑賞後は心地良いですね。主人公は実在の選手であり、存命の筈です。

さて、多少なりとも”共有”を図るならば、ジョージ・ケネディ氏が先月末に亡くなったことですかね。

唯、私は”女優さん好き”ですから、ジョージ・ケネディ氏を意識して観たということはなかったですね。まぁ、”長身”ですから頼もしい感じはありましたが。

それで、"IMDb"に於ける”1925年生まれ”の" STARmeter"を見てみましたが、ジョージ・ケネディ氏は現在3位ですね。このランキングはアクセス数に依るそうですから、妥当なところでしょうか。

トップはポール・ニューマン氏ですが、2位がディック・ヴァン・ダイク氏です。この人は存命ですね。ということは、常に上位に在ったということですね。アメリカでの評価はかなり高いということでしょう。自身の”冠番組”を持っていた人ですし。

女優さんでは4位にアンジェラ・ランズベリー嬢が入っていますが、トップ10には、他には女優さんが一人も入っていませんので、大したものだと思います。

今回はこの辺りで失礼します。

Γεια σαζ(ヤーサス)
No.510 - 2016/03/05(Sat) 15:31:39
Re: ”1925年生まれ”の" STARmeter"を見てみると・・・・・ / エイトマン
AlikiMyLoveさま はじめまして。

「栄光の旅路」は懐かしいですね。レッドソックスの野手ジム・ピアソールがモデルですが、この人のエピソードはいろいろあるようですね。この映画は自分が小中学生の頃よくテレビで放送されていました。ほかにも当時よくテレビで放送されていた映画といえば、「巨象の道(1953)」、「大海賊(1958)」、「ジェニーの肖像(1948)」などが思い浮かびます。

ところでAlikiMyLoveさまは主にDVD-Rで鑑賞されているとの事ですが、英語の字幕はついているのでしょうか。自分はリスニングに難があるので、英語でも字幕がついていないと駄目なのですが。

最近は、スカパーでも昔の日本映画を日本語字幕付きで放送してくれるので邦画を観ることが多くなりました。洋画は主にコスミック出版の10枚組DVDを観ていますね。
No.511 - 2016/03/08(Tue) 15:10:47
多様な鑑賞方法があると思いますが・・・・・ / AlikiMyLove
今晩は。

エイトマンさん、初めまして。宜しくお願いします。

先ず、結論から言いますと、私の持っているDVD-Rには英語字幕は付いていません。

これは、テレビ番組を録画して、それを販売する"Seller"と呼ばれる”個人”から入手するものです。
正規品のDVDならば、英語字幕は付いているのでしょうが、それとは全く別物ですから。

あと、他の方法としては、ネット上から映画を入手するということも考えられますね。
はっきり言いますと、かなり多くの作品をネット上からダウンロードできると思います。

例えば、No.508で挙げた、" Bad Sister" (2015) という作品もダウンロードして入手しましたが、アメリカでの公開が一月三日だそうで、私の入手が一月十三日ですから。

そして、ダウンロードできる作品の中には”英語字幕ファイル”も含まれている場合もあります。

つまり、多様な鑑賞方法があるということですね。

それは、エイトマンさんが書かれている、”コスミック出版のDVD”も同様でしょう。

低価格に抑える為には、”怪しげな原版”を使用して製作せざるを得ないでしょうね。

兎も角、私としては”自己責任”で作品を楽しむということに尽きます。

大して参考にならない書き込みで、申し訳ありません。

Γεια σαζ(ヤーサス)
No.512 - 2016/03/08(Tue) 20:40:09
2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画 / 映画虫
みなさま

 あけましておめでとうございます。
 仕事と引越の忙しさにかまけて、タイミングを逸した感もありますが、枯れ木も
山の賑わいで2015年最後に見た映画と、2016年最初に見た映画を書かせていただきます。
 ご用とお急ぎでない方は、ご自身の鑑賞作品を書き込んでいただければ、今年の
オールド映画ファンの小さな記録にもなるかと思いますので、よろしくお付き合いください。


2015年最後に見た映画

劇場:『素晴らしき哉、人生!』12月29日MOVIXさいたま(新・午前十時の映画祭)
 いかにも狙ったような選択でしたが、実はその前の晩、仕事納めの帰り有楽町スバル座で
見た『麗しのサブリナ』が引き金となりました。『007スペクター』も『スター・ウォーズ
/フォースの覚醒』も見た後では、他の新作がどれも見劣りしてしまう中で、ヘプバーンの
作品の中でも特に好きな作品だったので、ガラガラの客席で永遠のアイドルに見とれるのも
いいかなと思って客席に入りました。ところが、これが嬉しい誤算で中年より上の観客が
三々五々やってきます。それより何週間か前にエイドリアン・ブロディ+ヘイデン・
クリステンセンの新作『クライム・アクション』を10人にも満たない観客と見たのですが、
サブリナに会いに来た観客は、30人以上はいました。そして、ワイルダー一流のヌケヌケと
やらかすギャグに大笑いして、幸せな気持ちで帰宅しました。

 その夜の勢いで、家からそう遠くないシネコンで『素晴らしき哉、人生』をやってるぞと
カミさんを誘うと二つ返事でした。いつもは昼まで寝てるのカミさんも早起きして10時の開映
に滑り込みました。観客はざっと数えてシニア世代中心に50人ほど。ラストはいつも涙で顔が
グチャグチャになるので苦労するのですが、夫婦双方劇場で見るのは初めてで、細部まで
シャープな映像で見られて大満足でした。

DVD:『ジゴロ・イン・ニューヨーク』12月30日
 ロードショウで見るタイミングを逸したので、TSUTAYAの「旧作」の棚で見かけ借りました。
脚本・監督が主演のジョン・タトゥーロなせいか共演のウディ・アレンも抑え気味で良かったと
思います。アレン作品は好きなのですが、近年、アレン作品に起用されるスターが、ウディ・
アレンのような仕草で、ウディ・アレンのように話すのに違和感を覚えていたので、すべての
出演者が演技的にいいアンサンブルを見せていたと思いました。


2016年

劇場:『アパートの鍵貸します』1月7日MOVIXさいたま(新・午前十時の映画祭)
 年末の鑑賞で味をしめ次回作の告知でタイトルを見ると、「これを見ずにいられるか」
という気持ちがムラムラとわいてきてチケットをネット予約しました。PC画面には
指定席の空き状況が出るので、前の日の夜で数席のみ予約が入っているという状況が
分かりました。フランク・キャプラよりワイルダーの方が知名度があるんじゃないのか? 
と不思議に思いましたが、名画座世代は何度も見ているからだろうかと、今度こそ
ガラガラの客席から、若い日の時のようにジャック・レモンに我が身を重ねて見るのか
という覚悟で出かけました。しかし、この日も開映前になるとどこからともなくシニア観客が
現れ、40人くらいの入りになりました。映画が始まると、自分の列の端の方に座った婦人は
年末にここで見かけた人に似てました。また、前回、大きなイビキをかき出した人が
いたのですが、今回もまたどこからか同じイビキが聞こえてきました。一瞬、ぼくと
カミさん以外は常連さんなのかなと感じるちょっとしたトワイライト・ゾーン状態でした(笑)。

 最後に名画座で見てからほぼ30余年。その時の字幕にはなんとマンガが描き込まれていたので、
よもやそんな字幕じゃないだろうなと心配しましたが、これは杞憂に終わりました。でも、
その字幕版ももう一度見てみたいという気もしました。

BD版:『インサイド・ヘッド』1月9日
 一頃は「ピクサーにハズレなし」と思えるくらい文句のつけようがないくらい完成度を
ほしいままにしてきた作品群でしたが、ここ数作、シナリオの構成がルーティーン化している
ような印象を持つものが幾つかありました。そういうわけで久々に見るピクサー映画でしたが、
これは題材もストーリー/シナリオも演出もハッとするほど独創的だと思いました。
 13日には未公開作品のDVD版『10番街の殺人』リチャード・アッテンボロー主演、
リチャード・フライシャー監督の硬質な実録映画を見ました。『ボストン絞殺魔』から
一切の技巧をそぎ落としたようなより純粋な力作だと思います。ベンチャーズの曲とは
無関係です(笑)。

 長文になってしまいましたが、お許しください。
 本年もまた、みなさまに素晴らしい映画との出逢いがありますように。
No.501 - 2016/01/13(Wed) 02:55:27
Re: 2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画 / マグカップ
映画虫さん、あけましておめでとうございます。

「アパートの鍵貸します」は1年ほど前にTV放送され、初めて大画面液晶TVのワイド画面で観ました。
以前観た時はそれほどでもないと思いましたが、今回は感動しました。ワイルダーのベストの1本だと思います。

昨年最後に観た映画、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
エンドクレジットが流れ出しても誰も席を立たず、劇場が明るくなった時、拍手が起こりました。映画としては良い出来栄えでとは思いませんが、40年前の感動が甦りました。

今年最初に観た映画、「ブリッジ・オブ・スパイ」
トム・ハンクスのこの10年ぐらいの映画ではベストだと思います。スピルバーグもCGによるアクションを抑えて、中身のある映画を作ったのが嬉しかったです。

今年もよろしくお願いします。
No.502 - 2016/01/13(Wed) 09:08:07
Re: 2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画 / 映画虫
マグカップさま

 早速書き込みいただき、ありがとうございました。

> 「アパートの鍵貸します」は1年ほど前にTV放送され、初めて大画面液晶TVのワイド画面で観ました。

 ぼくが初めてこの作品に触れたのは、40余年前、今はなき渋谷東急名画座
だったと思います。シネスコサイズの右側の字幕に何枚かに1回、マンガが
描かれていました。台詞の笑いのツボをフォローするような絵柄で、はじめは
「余計なことをするなあ」と思いましたが、見ているうちに妙に馴染んできた
気がしました。

 記憶で書くと、公開時ユナイト映画のアメリカ人社長さんだったが、一般的な
日本人には理解しにくい台詞だと思った箇所に配慮したと何かで読みました。
まあ大きなお世話だと思いますが、Blu-ray版の特典映像「おせっかいマンガ版」
みたいな形で収録されたら嬉しいかもです。

 TV放映の初見は、「水曜ロードショー」で放映された愛川欽也がジャック・レモンを
吹き替えたもので、どんなに時間が経っても主人公のことを思いだすと、まっさきに
「キューブリックさん」と日本語の台詞が思いだされるはまりっぷりでした。
 ただし、短縮版なうえにTVサイズにトリミングされての映像だったので、例えば
バクスターがフランとの別れ際に「これからデートさ」と見ず知らずの女性を指して、
一旦近づいて別れていく場面では、はなっから相手の女性が写っていないという
残念な構図が多数ありました。だから「初めて大画面液晶TVのワイド画面で」ご覧に
なって映像に込められた「意味」が新たに視覚に加わって「今回は感動しました」
という結果に寄与したのではないでしょうか。

 ユナイト映画の伝説の宣伝マンでもあった水野先生に敬意を表して――
「いやぁ、映画って本当にいいもんですね! それではまた、ご一緒に楽しみましょう」
No.503 - 2016/01/13(Wed) 14:07:01
Re: 2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画 / マグカップ
映画虫さん、こんにちは。
「アパートの鍵貸します」はワイド画面を駆使したカメラワークだったと思います。でもなぜ白黒だったのでしょうね。
ワイルダーは1955年にカラーで「七年目の浮気」を撮ってます。しかし、その後の「情婦」「昼下りの情事」「翼よ! あれが巴里の灯だ 」「お熱いのがお好き 」「アパートの鍵貸します」(1960)とすべて白黒です。これらは白黒だったから傑作になったのかもしれませんが、カラーだったらもっと華やかだったかな、と欲を出してしまいます。
No.504 - 2016/01/13(Wed) 21:47:26
Re: 2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画 / 映画虫
マグカップ さま

 こんばんは。

> 「アパートの鍵貸します」はワイド画面を駆使したカメラワークだったと思います。
> でもなぜ白黒だったのでしょうね。
> ワイルダーは1955年にカラーで「七年目の浮気」を撮ってます。しかし、その後の
> 「情婦」「昼下りの情事」「翼よ! あれが巴里の灯だ 」「お熱いのがお好き 」
> 「アパートの鍵貸します」(1960)とすべて白黒です。


 その点について、これといった資料を読んだことがないので、推測で書くしかないのですが
主に予算の問題があったと思います。WikipediaやIMDBで見るとリストアップしていただいた
作品群の予算は210万〜300万ドルで、カラー作品の『七年目の浮気』が320万ドル、『翼よ!
あれが巴里の灯だ 』(ワーナーカラー)が600万ドルとなっています。『七年目……』は、キャスト
費とロケーション撮影が少ない分、カラー・シネマスコープで製作しても、平均的な予算の
300万ドルを大きく上回らなかったのでしょう。『翼よ! ……』は、平均の約2倍の予算が
投入されたものの興行的には失敗だったと記録にあります。この時のプロデューサーは、
リーランド・ヘイワードとなっていますが、前後の作品はワイルダーが製作も担当しています。

 ハリウッドの独立プロデューサーの伝記を読むと、1作1作が資金集めと予算管理との闘い
という感があります。芸術的な観点から、カラーか黒白かを選ぶこともなかったとは思い
ませんが、1960年代初頭までの多くの作品は投資と収益の公式のシビアな分析の中から出た
決断が多かったのではないかという気がしてます。

 ワイルダーの場合は、関係者の誰よりも内容に精通したクリエイターだったはずなので、
そろばん勘定だけではなく題材をより合理的なスタイルで映画化したと思いたいですね。

 仰るとおり「白黒だったから傑作になった」という捉え方、「カラーだったらもっと
華やかだったかな」という気持ちも両方理解できます。カラライズ版の『素晴らしき哉、
人生!』には心が動きませんでしたが、カラーになった『猿人ジョー・ヤング』は楽しく
見られました。願わくば、若い世代が「モノクロ作品は見たくない」という先入観を持たずに
古典作品に触れてほしい。できれば、オリジナルな形で見てほしいと思います。
No.505 - 2016/01/13(Wed) 23:20:36
Re: 2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画 / マグカップ
映画虫さん、回答ありがとうございました。すみません、「翼よ! あれが巴里の灯だ 」はカラーでした。
白黒は単に予算の都合だったのでしょうかね。
No.506 - 2016/01/14(Thu) 09:41:01
Re: 2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画 / 映画虫
マグカップさま

 おはようございます。

> 白黒は単に予算の都合だったのでしょうかね。

 本当のところは、ぼくにも分かりませんが、『ヒッチコック』に出てきた『サイコ』
製作の裏話のように、ハリウッド映画においてプロデューサーなり監督が新作のスケールを
決定する場合には、シビアなリスクの検討があったように思います。少なくとも、カラーか
モノクロかを決める一つの検討要素だったのではないかと。
No.507 - 2016/01/15(Fri) 09:07:05
私の記憶力を以てすれば・・・・・ / AlikiMyLove
今晩は。

やっとこの掲示板に書き込みがありましたね。口火を切るのは、書き込み可能であるならIsmaelさんで、そうでなければ映画虫さんかマグカップさんだと思っていました。
私は例の手を使えば幾らでも書けますが、口火を切るのは他の方にお任せした方が良いでしょうから、控えていました。

さて、『2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画』ですが、私は”ヴィデオヴューアー”ですから、当然銀幕での鑑賞はありません。そしてやはり両作品共に再見になります。

但し、あちらの掲示板No.8642 - 2015/05/02(Sat)で、『私も新しい作品を全く観ない訳ではありませんし、ネットから情報を得ることもあります』と書いているように、新しい作品もある程度は観ますよ。

昨日観た作品などは、"IMDb"に依るとアメリカでの公開が今月の三日だという" Bad Sister" (2015) という、ダグ・キャンベル(Doug Campbell)監督、アリシア・オクセ(Alyshia Ochse)嬢、デヴォン・ワークハイザー( Devon Werkheiser)氏共演という、私にとっては未知の映画人の作品です。偶々ネットから拾った、”スリラー”です。

私は”シスターもの”が結構好きでして、アン・ヘイウッド嬢の”シスター・バージニア”や、アニタ・エクバーグ嬢の”シスター・ガートルード”etc.といった、魅力的な尼僧に楽しませて戴きました。判るかな?

それは兎も角、昨年末、最後に観た作品が、「心の痛手」(1935)フィリップ・モイラー監督、キャサリン・ヘプバーン嬢、シャルル・ボワイエ氏共演。
今年最初に観た映画が「プレイガール陥落す」(1962or63)デヴィッド・スウィフト監督、グレン・フォード氏、ホープ・ラング嬢、シャルル・ボワイエ氏共演。です。

前者が”白黒映画”で後者が”カラー映画”ですね。
映画虫さんとマグカップさん、そしてあちらの掲示板ではIsmaelさんと映画虫さんが白黒映画とカラー映画について、それぞれのお考えをお書きですが、私は白黒であろうが、カラーであろうが、考察する気はそれ程ありません。単なる”ヴィデオヴューアー”で、作品を楽しんで観るだけですから。

昨年、No.493で、『どうも、昔に比べて娯楽映画が軽んじられているように思います』と書いていますので、「プレイガール陥落す」などは、私にとっては好ましい作品です。

因みに、”日米の温度差"ですが、ホープ・ラング嬢には「ミセスと幽霊」 というテレビドラマがありまして、映画『幽霊と未亡人」(1947)のテレビドラマ化ですね。
これも日本ではそれ程人気が出ませんでしたが、アメリカではかなり好評だったようですね。

さて、私事になるでしょうが、Ismaelさんがあちらの掲示板No.8677で、リンクを貼っているページの”サイト名”は”白黒名画劇場”で、トップページが以下ですね。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/4362/

トップページは”話題”に相応しい背景と言えますかね。

このサイトには以前”掲示板”が存在していまして、実は私にとって、初めて掲示板書き込みをしたサイトなのです。但し、それは日本の掲示板に於いてということで、真の初書き込みはアメリカの映画サイトの”ゲスト・ブック”でした。勿論、拙いながらも”英文”でしたが。

”素晴らしき哉、クラシック映画!”の”旧掲示板”への初書き込みは、2001年の6月9日ですが、”白黒名画劇場”の掲示板への初書き込みは、同月の初めです。2日か3日でしょう。

そして、私の書き込みに最初に”レス”してくれたのがLBさんでした。その後、”管理人様”からもレスを戴きましたが。

”白黒名画劇場”の掲示板書き込みは”クラシック映画BBS”と違い、”サルベージ&保存”をしてありませんので、一字一句正確なことは書けませんが、私の記憶力を以てすれば、ある程度は再現できるのです。

あの時、『初めまして』の挨拶から始まり、”女優さん好き”の私ですから、『私のご贔屓はジャネット・マクドナルドとノーマ・シアラーのご両人』と書いて、夫々の主演作について書いたのです。
尚、当時は未だ”氏”や”嬢”は付けていませんでした。そして、既に当時から”あのお方”に関しては、”不可侵の存在”でしたから、名前を挙げませんでした。

それに対してLBさんは
『初めまして。私と映画の趣味が似ていますね』という書き込みがら始まり、私が挙げた二人の作品について書かれたのですが、その時既に、『私はノーマ・シアラーの作品で興味のあるのは後期の作品、特に「マリー・アントアネットの生涯」(1938)と "The Women" (1939)です』と書いていたのですね。

そこが私とは違うところで、私は”発声・初期”の作品の方が好きなのですね。まぁ、人それぞれですから。

因みに、”素晴らしき哉、クラシック映画!”の旧掲示板での初書き込みで、最初にレスを戴いたのは”間宮周吉”さんでした。

長文書き込みになってしまいました。御免なさい。

Γεια σαζ(ヤーサス)
No.508 - 2016/01/15(Fri) 20:21:49
Re: 2015年2016年 最後に見た映画最初に見た映画 / 映画虫
AlikiMyLoveさま

 今晩は。
 ご無沙汰しました……、というか時折新旧両サイトをのぞきながら、自分が書ける
ことはないなと思っているうちにROM状態になっていました。

 今回、AlikiMyLoveさんの書き込みの中で馴染みがあったのは、アン・ヘイウッドです。
小学生時代から熟女ファンだったぼくがマーク・ライデル監督の『女狐』のグラビアを
大昔の「スクリーン」や「映画の友」で見ていたのを覚えています。
文芸坐のオールナイトにかかった時は、目を血走らせて見に行ったと記憶しています。
 『女狐』から12年後には、『さよならミス・ワイコフ』でさらに熟して帰ってきて
くれました。スタッフもキャストも一級の文芸作品の体裁でしたが、試写会の招待状が
当たって見に行くと、修正箇所も入るインター・レイシャルAVみたいなお話で
得した(?)気分でした。

 ホープ・ラングの名前を覚えたのは意外やブロンソン+マイケル・ウィナーの『狼よさらば』
で、無名時代のジェフ・ゴールドブラムを含む不良グループに襲われるブロンソンの妻役でした。
そんなわけで、なかなか皆さんの話題に入っていけない、入るとせっかくの話題が脱線してしまう
不純なぼくですが、本年もよろしくお願いいたします。

> マグカップさま
 AlikiMyLoveさんにも触れていただきましたが、モノクロ/カラー問題で、Ismaelさんから
「オリジナル」の方に書き込みをいただいたのでそちらもご参照ください。
No.509 - 2016/01/15(Fri) 23:14:32
新作2本 / Ismael
みなさま

今、ケニヤのナイロビのホテルです。

機内で、『IM:ローグ・ネーション』と『ジュラシック・ワールド』を鑑賞。

どちらもDVDを買う気にはなれませんでしたが、前者のレベッカ・ファーガソンと後者のブライス・ダラス・ハワード(ロン・ハワードの娘!)の二人の女優は「買い」ですね。

中近東系の航空会社の機内映画には、エジプト映画やインド映画が多いのも私は気に入っています。

今回もオマー・シャリフやファテン・ハママの作品が何本もありました。
No.500 - 2015/12/04(Fri) 00:37:10
テスト / Ismael
テスト
No.499 - 2015/12/03(Thu) 23:44:38
嗚呼!モーリン。 / ママデューク
モーリン・オハラ嬢が亡くなりました。95歳。春のオスカー受賞のときは元気だったのに。本日は「リオ・グランデの砦」で日傘を優雅に廻す彼女の姿で、在りし日のかんばせを偲びたいと思います。R・I・P モーリン姉御。
No.487 - 2015/10/25(Sun) 09:42:57
Re: 嗚呼!モーリン。 / マグカップ
ママヂュークさん、こんにちは。
私も、彼女のベストは「リオ・グランデの砦」です。男勝りで勝気な性格が魅力でした。
No.488 - 2015/10/25(Sun) 10:41:48
Re: 嗚呼!モーリン。 / ママデューク
マグカップさん、 ありがとうございます。

モーリンはフォードの最後の砦といってもいいとおもいます。その砦も遂に落ちた。

「リオ・グランデの砦」。勝気ですが、先住民の襲撃に気絶する育ちの良さも見せてました。ハリー・ケリー・Jrは自著にこう書いています。

「あの作品をいやがうえにも美しいものにするためにモーリン・オハラがおわしました、モーリン・オハラは華麗そのもので、毎朝、彼女を見かける度に息を呑まされた。私は自分が主役で、彼女とラブ・シーンをすることができたらどんなにいいことかと思った」と。

まさにモーリンは勝気と気品の美しさでありました。
No.489 - 2015/10/25(Sun) 17:44:05
今ではチャンネルごと抹消されましたが・・・・・ / AlikiMyLove
今晩は。

ママデュークさんとマグカップさんがお書きのように、モーリン・オハラ嬢が亡くなりましたね。
当然私にとっても、好みの女優さんです。

あちらの掲示板のNo.4263 - 2008/06/20(Fri) 12:52:40で、『私は"Youtube"にモーリン・オハラ嬢の"This Is Your Life"と"What's My Line?"をポスティングしています』と書いたこともありましたし。
唯、当時の私のチャンネルは既に抹消されていて、現在では他の方がポスティングしていますが。

それは兎も角、確かに、勝気の中に気品ある美しさですね。

ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン氏との共演作である「リオ・グランデの砦 」(1950)で偲ぶのは本筋と言えるでしょうが、天邪鬼で且つ”ドラマ好き”の私としては、ウォルター・ラング監督、ジョン・ペイン氏共演の「センチメンタル・ジャーニー」(1946)と、デルマー・デイヴィス監督、ロッサノ・ブラッツィ氏共演の「湖愁」(1965)の2本を視聴して、しっとりと偲んだ次第です。

『安らかにお眠りください』を言わせてください。

Γεια σαζ(ヤーサス)
No.490 - 2015/10/25(Sun) 19:42:29
Re: 嗚呼!モーリン。 / ママデューク
AlikiMyLoveさん ありがとうございます。

フォーディアンの私としては、どうしてもフォードの映画で姉御を偲んでしまいます。「わが谷は緑なりき」「長い灰色の線」や「荒鷲の翼」は、よけい悲しいので、「リオ・グランデの砦」にしました。

「罠に掛かったパパとママ」なんてののモーリンが好きなんて人もいて、モーリンの幅の広さが偲ばれます。
No.491 - 2015/10/25(Sun) 21:00:16
Re: 嗚呼!モーリン。 / Ismael
遅ればせながら

最近私は、『全ての旗に叛いて』でモーリン・オハラを見たばっかりでした。
海賊ものとしては『海の征服者』にもモーリンは、出演しています。
西洋ちゃんばら/コスチュームプレイの彼女も素敵でした。

現代物では、ヘンリー・フォンダと夫婦を演じた『スペンサーの山』もおもしろかったと思います。
この作品にはミムジー・ファーマーも普通の役で出ていましたね。
No.495 - 2015/11/15(Sun) 17:34:28
Re: 嗚呼!モーリン。 / ママデューク
Ismaelさま、

> 最近私は、『全ての旗に叛いて』でモーリン・オハラを見たばっかりでした。

> 西洋ちゃんばら/コスチュームプレイの彼女も素敵でした。

冒頭のアンソニー・クインとのシーン。黄色とグリーンの衣装に、彼女の赤毛と赤い唇が映え美しかった。まさにテクニカラー女優と呼ばれた由縁でしたね。
No.498 - 2015/11/15(Sun) 22:01:39
『攻殻機動隊』ハリウッド実写版 / Ismael
草薙素子役にスカーレット・ヨハンソンが予定されていると知ったのはだいぶ前ですが、公開予定日が発表されたようです。
ヨハンソンは、最近はすっかりアクション女優ですが、このキャスティングはどうなんでしょうね。

できれば東洋人に演じてもらいところです。
白人が演じるなら、『バイオハザード II アポカリプス』 (2004)のシエンナ・ギロリーが私のイメージです。

No.497 - 2015/11/15(Sun) 18:08:12
『三人の妻への手紙』(1949) / Ismael
みなさま

それとは知らず4kのブルーレイ版を購入。
我が家のテレビのモニターではその真価は発揮されていないようです。

ジーン・クレイン、リンダ・ダーネル、アン・サザーンが主演で、構成としてはオムニバス映画と言えるでしょうか。
私としては、ダーネルのエピソードが一番おもしろかったです。

マンキウィッツらしくやや「理が勝った」印象ですね。

『幽霊と未亡人』のブルーレイも出ていますね。
ジーン・ティアニー好きの私としては、こちらの方に惹かれます。
No.496 - 2015/11/15(Sun) 17:59:45
てすと / Ismael
てすと
No.494 - 2015/11/15(Sun) 17:26:39
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