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クラシック映画BBS2

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Red-Headed Woman(1932) / ポルカドット
 ジーン・ハーロウという人について、小生はキャロル・ベイカーによる伝記映画を見ましたが、ご本人の作品は見たことがありません。何しろ80年前に亡くなったんですからね。いや「民衆の敵」は彼女の出演作であり、小生はこれは見ているのですが、それも大分昔のことであって、キャグニーのギャングぶりばかり見ていたらしく、ハーロウのことは全く記憶にありません。しかし伝説的な人だから何か1本見たいと思い、「Red-Headed Woman」というのを見ました。

 なぜこの作品かというと、また別の動機があります。やはり大分前ですが、「ドリームチャイルド」という映画を見ました。ルイス・キャロルこと数学者のチャールズ・ドジソン先生は、年の離れた少女アリス・リデルと友達になって、彼女をモデルに「不思議の国のアリス」を書き、初版本をアリスに贈ります。1932年、ルイス・キャロルの生誕百周年を記念して米国のコロンビア大学が「アリス」のモデルであるアリス・リデル、今では80才のアリス・ハーグリーヴズ夫人に名誉学位を贈ることを決めて彼女を招待し、彼女は生まれて初めて大西洋を越えて新大陸に渡ります。

 英国を出てから授賞式までの間、彼女は昔のホジソン先生との交遊を思い出して、子供の頃には気付かなかった自分へのホジソン先生の愛情を悟り、授賞式のスピーチで先生への感謝を述べます。実録では、彼女はこの2年後に世を去ります。情感に満ちた出来で、小生の好きな作品です。

 そこで、「ドリームチャイルド」の次がなぜ「Red-Headed Woman」なのかですが、前者でアリスが滞在するニューヨークの街角に大きな映画の看板があって、これに「Red-Headed Woman」と書かれていたのです。主演ジーン・ハーロウ、チェスター・モリスとあり、これが印象に残っていつか見ようと思っていた次第です。

 この作品ではハーロウは看板のプラチナ・ブロンドでなく赤毛で、セレブになるために金持ちの男に狙いをつけ、自分の性的魅力を最大限に働かせる娘です。男が既婚者であるなどは大した障害ではありません。離婚させて結婚し、もっと金持ちの男が現れればそれに乗り換えます。そのくせ前の男が前妻と復縁したら腹を立ててピストルを乱射し、危うく男を撃ち殺しそうになります。プリ・コード作品らしく不倫の連続で、金持ち男をものにする一方ではちゃかりボーイ・フレンドを作り、その無軌道ぶりはいっそ痛快ですね。ダメ押しが最後の1カットです。80分ばかりの作品ですが、残り20分ほどになったところでシャルル・ボワイエが登場します。彼のアメリカでの初期の仕事ですね。

 IMDbには、DVDの17分18秒辺りの着替えの場面で、ハーロウの右のおっぱいが0.5秒ほど丸見えになるとあるけれど、小生の見るところではこれは誇大広告で、ほんの0.1秒ぐらいのものだと思いますが。
No.562 - 2017/03/12(Sun) 15:20:07
Re: Red-Headed Woman(1932) / Ismael
ポルカドット様

この作品はTCM ARCHIVES FORBIDDEN HOLLYWOOD COLLECTION 1の3本の作品の1本ですね。

なかなか面白かった記憶が有ります。

でも他の2本(「ウォタルウ橋」と「ベビー・フェイス」)の方が印象が強かったです。

ハーロウの作品は、私もあまり観ていませんが、クラーク・ゲーブルとの共演作の一本である「紅塵」(1932)の彼女は素敵です。
「紅塵」のリメイクである「モガンボ」ではエヴァ・ガードナーが演じたキャラです。
No.563 - 2017/03/12(Sun) 22:00:36
Re: Red-Headed Woman(1932) / ポルカドット
Ismaelさん、今日は。

 実のところ、小生は「Red-Headed Woman」をTCMのDVDで見たのではなく、ネットの動画サイトで見たのです。前記のようにこの作品を見たいと思っていたら、親切な人が投稿してくれていたので、有り難く鑑賞しました。

 小生がこの年代の作品のDVDで持っているのは、バスビー・バークレイのコレクションくらいで、J・キャグニーの「フットライト・パレード」を見たくて買ったものです。これらはミュージカルだから不穏な内容ではありません。収録作品中「四十二番街」は以前に見ているし、「ゴールド・ディガース'33」というのを見たら、登場人物たちが「不況で」、「不況で」と嘆いていましたね。確かに時代は大恐慌中です。未見の「ゴールド・ディガース'35」等も見なくては。
No.564 - 2017/03/14(Tue) 11:03:01
Re: Red-Headed Woman(1932) / Ismael
ポルカドットさん

ハーロー出演作では、「妻と女秘書」(1936)という作品も良かったですね。
クラーク・ゲーブルとマーナ・ロイが夫婦役で、ハーローがそこに絡む・・・というストーリー。
監督は、クラレンス・ブラウン。
たしかジュネス企画からDVDが出ています。

ハーローの伝記映画は、私がしっている範囲では2本あります。
1本が、キャロル・ベイカー主演、もう一本はキャロル・リンレー主演です。
後者はモノクロです。
画質は悪いですがこちらもネットで観ることが可能です。

映画女優の伝記映画で面白い作品というのが思い当たらないのですが、何かありますか。
最近のモンローやグレース・ケリーの伝記映画は、今ひとつ食指が動かなくて観ていませんが・・・・。
No.565 - 2017/03/14(Tue) 15:10:46
Re: Red-Headed Woman(1932) / ポルカドット
Ismael さん、今日は。

 小生も女優さんの伝記映画はあまり見ておりませんが、1本だけ見たことがあります。「女優フランシス」といって、Frances Farmer(1913-1970)という女優さんの半生を描いたものです。ジェシカ・ラングがフランシスを演じていました。

 小生はフランシスの作品は以前に2本見ただけです。「大自然の凱歌」(1936)と彼女がカラミティ・ジェーンを演じた西部劇の「無法地帯」(1941)です。「きれいな人だ。北欧辺りからでも来たのかな?」と思いましたが、アメリカ産でした。後日、市の中央図書館に「女優フランシス」のDVDがあったので、借りて見ました。

 彼女は女優経歴の途中で精神に異常をきたしたとして療養所に入れられており、ロボトミー手術を施されたという噂まであったようですが、これはどうもデマのようです。後年、彼女は復帰しましたが、五十代の若さで亡くなっております。彼女は美人でスターだったけれど、決して幸せな生涯ではなかったようですね。
No.566 - 2017/03/15(Wed) 17:26:36
Re: Red-Headed Woman(1932) / Ismael
ポルカドット様

フランシス・ファーマーはBBS 1で以前取り上げられたことが有ったような気がしますが・・・。
>  小生も女優さんの伝記映画はあまり見ておりませんが、1本だけ見たことがあります。「女優フランシス」といって、Frances Farmer(1913-1970)という女優さんの半生を描いたものです。ジェシカ・ラングがフランシスを演じていました。
>
>  小生はフランシスの作品は以前に2本見ただけです。「大自然の凱歌」(1936)と彼女がカラミティ・ジェーンを演じた西部劇の「無法地帯」(1941)です。「きれいな人だ。北欧辺りからでも来たのかな?」と思いましたが、アメリカ産でした。


「大自然の凱歌」は、私も観ていますが、彼女のことはあまり憶えていません。

ハリウッド女優の伝記作品では、フェイ・ダナウェイがジョーン・クロフォードを演じた「愛と憎しみの伝説<未>」(1981)というのが有って、いまでは邦盤DVDも出ていますが、わたしは偶然海外のテレビで見ました。

これが何ともある意味凄まじい映画です。
笑う映画ではないのですが、失笑を禁じ得ないのであります。
1982年度ラジー賞(作品部門)受賞作品です。
No.567 - 2017/03/15(Wed) 19:02:02
黒水仙(1947) / Ismael
大昔に当時のNHK教育テレビで観て以来の鑑賞。

当時は、気づきませんでしたが、今観るとMOPUの修道院は、スタジオ撮影ですね。

非常に精妙になされていますが、ヒマラヤの山々や鐘撞き堂の下の岸壁などは合成です。

ジャック・カーディフの撮影については、見事としか言えません。

会話の場面は、非常にテンションが高く感じるのですが、その理由は、極端なクローズアップと、眼の演技が多いことなのでしょう。

この作品の前の「天国への階段」もクローズアップが結構多いですが、ここまでのテンション(重苦しさ)は、有りません。

もっともあちらはややコメディですがこちらはかなり深刻なストーリーではあります。

デボラ・カーは、勿論悪くないのですが、敵役?のカスリーン・バイロンが良いですね。
「天国」でもちょっとすごみのある天使役が印象的です。
勿論、インド人娘役のジーン・シモンズも多いによろしい。

パウエルとプレスバーガーの役割分担は、前者が監督、後者が脚本ということのようですがどうなんでしょう?
「黒水仙」「赤い靴」「血を吸うカメラ」と「天国への階段」「戦艦シュペー号の最後」なんかとはちょっと作品のトーンが違うような気がするのですが、これはパウエルの多面性なのか、あるいはプレスバーガーの影響の多寡が関係するのか・・・・・。

「黒水仙」を見終わって浮かんだ言葉は、「信仰」ではなく「傲慢」と「妄執」です。

「黒水仙」から10年後にデボラ・カーは、再び尼僧役を演じます。
作品は、ジョン・ヒューストンの「白い砂」。
カーの役柄としては、私としては、こちらの方が好きです。
No.561 - 2017/03/05(Sun) 23:16:44
殺人目撃者<未>(1954) / Ismael
バーバラ・スタンウィック主演で類似の作品である「私は殺される」のほうが遥かに面白いです。

何と言ってもこの作品のスタンウィックには精彩が欠けています。

映画の最大のスペクタクルは、俳優、特に女優の表情の変化であると信じている私には物足りない。

そのかわりという訳では有りませんが、ジョン・オルトンの撮影は、見物です(ちょっとやり過ぎ?)。

ヒッチコックの作品との類似が指摘されていますが、「裏窓」とは公開時期が一ヶ月しか違わないのでどうなんでしょう。

ただ、最後の高所での場面は、どうしても「めまい」が真似したようにしかみえませんね。
No.560 - 2017/03/03(Fri) 18:41:57
The Seventh Victim (1943) / Ismael
ヴァル・リュートン製作の1本ですが、日本未公開で、IVCのRKO ホラーへの誘い DVD-BOXにも未収録の作品。

主演はなんとキム・ハンター(デビュー作のようです)。
感じはいいのですが今ひとつ華がない。
共演はトム・コンウェイとジーン・ブルックス。
監督は、マーク・ロブソン。

何かが起こりそうな雰囲気が濃厚ですが、大したことは起こらないあたりが未公開・未収録の理由かも。
もっともロブソンの作品は、どれも「何かが起こりそうで大したことはおこらない」だったような気がしないでも・・・。

冒頭にイギリスの詩人ジョン・ダンの聖なるソネット1の一部が引用されたステンドグラスが出てきます。
I run to death, and Death meets me as fast, And all my pleasures are like yesterday.

これがストーリーを代弁しています。

トム・コンウェイには10本以上の「名探偵ファルコン」シリーズが有るようですが、まったく未見です。
No.554 - 2017/02/28(Tue) 18:18:03
Re: The Seventh Victim (1943) / ママデューク

> 何かが起こりそうな雰囲気が濃厚ですが、大したことは起こらないあたりが未公開・未収録の理由かも。
> もっともロブソンの作品は、どれも「何かが起こりそうで大したことはおこらない」だったような気がしないでも・・・。


そうですね(苦笑)。「名誉と栄光のためでなく」では、最後の戦闘に向うアンソニー・クインがヘリに乗り込むとき、愛用のパイプを落とします。こりゃ、何かが起こるなと思ったのですが肩透かしでした。しかし「脱走特急」では、何かが起こります。でもこれは、ロブソンというよりシナトラ映画だからな!
No.555 - 2017/02/28(Tue) 19:49:51
Re: The Seventh Victim (1943) / Ismael
ママデューク様

ロブソン作品では多分「チャンピオン」が一番有名なのでしょうか?
私としては「哀愁の花びら」が印象深いものが有ります。

シナトラ作品で言えば「四時の悪魔」がかなり面白かったと思うのですが、こちらの監督はマービン・ルロイでした(時々ロブソンとルロイがごっちゃになる私です)。

シナトラは、主演より助演の方がいい味出すような気がします。
「戦雲」のゲリラ部隊長なんか本当に向いていないと思います。
No.556 - 2017/03/01(Wed) 11:15:32
Re: The Seventh Victim (1943) / ママデューク
Ismael さま。

> 「戦雲」のゲリラ部隊長なんか本当に向いていないと思います。

冒頭、髭で登場してきたときはゲリラかと思いました。髭を剃ったら、ロロブリジタとの恋愛映画に早替わり。
これも「何かが起こりそうで大したことはおこらない」映画の最たるものでしたね。
No.557 - 2017/03/01(Wed) 17:27:53
Re: The Seventh Victim (1943) / Ismael
ママデュークさま

ネットですが「脱走特急」みました。

なかなか面白かったです。ウィリアム・H・ダニエルズの功績が大きいと思いますが、ロブソン作品としてはテンポも有りました。 
「大脱走」、「大列車作戦」、「レマゲン鉄橋」などを思い出しますね。

同じころに「ヴィエナ超特急」という西ドイツ映画が有りましたがご覧になってますか(私は未見です)。
No.558 - 2017/03/02(Thu) 14:52:09
Re: The Seventh Victim (1943) / ママデューク
Ismael さま、

>ウィリアム・H・ダニエルズ

「走り来る人々」から、シナトラ御用達のようでしたね。それ以前の1950年代はアンソニー・マンとのコンビの作品が多かった。最近見た「戦略空軍命令」、これはドラマとしては面白くないのですが、大型のB−36が離陸する姿を捉えた映像や雲の上を飛ぶ姿は流麗な映像でした。

> 同じころに「ヴィエナ超特急」という西ドイツ映画が有りましたがご覧になってますか(私は未見です)。

私も、この映画はみておりません。
No.559 - 2017/03/03(Fri) 10:18:00
アスペルガー症候群 / Ismael
以前から登場人物が自閉症である映画は結構製作されていますが、最近は、アスペルガー症候群を持つアクション映画の登場人物が増えてきたんでしょうか。

偶然ですがそんな作品を2本最近見ました。

一つ目は、ダイアン・クルーガーが主演のTVシリーズ「ブリッジ 国境に潜む闇」シーズン1。
どうやらこのシリーズは、北欧版のリメイクのようです。
銃創の描写などがびっくりするくらいリアルです。
クルーガーの行動がちょっとブラックな笑いを呼ぶあたりが新鮮でした。

次は、ベン・アフレックの「ザ・コンサルタント(2016)」(原題は THE ACCOUNTANT:会計士なんですが)。
ご本人は決してそうではないと思いますが、ちょっと馬鹿っぽい顔のアフレックにフィットした役柄でした。

「フューリー」で粗野な戦車兵を演じたジョン・バーンサルがここでは打って変わって切れ者の暗殺者(傭兵というべきか)を演じていて、最初、みた顔だけれど誰だっけ?と思いましたが、良かったです。

アフレックと言えば、リブ・タイラーと共演した「世界で一番パパが好き」(ひでえ邦題)は結構すきな映画です(「パール・ハーバー」より良い映画です)。
No.553 - 2017/02/23(Thu) 12:46:51
迎撃戦闘機スピットファイア<未>(1942) / Ismael
ネット上で偶然見つけた珍品ですが日本でもDVDが出ていますね。

レスリー・ハワードが製作・監督・主演。

イギリスの名機スピットファイアの開発者であるR・J・ミッチェルの伝記映画です。
共演はデビッド・ニーブン。

はっきり言って伝記映画としてはあまり面白くないし、特撮もお粗末。
見所は、本物のスピットファイアですが、ほんの少ししか登場しません。
「空軍大戦略」の副読本?とでも思えばいいのでしょうか。
No.550 - 2017/02/22(Wed) 13:16:34
Re: 迎撃戦闘機スピットファイア<未>(1942) / ママデューク
確かに!私も眠気に負けました。IMDbの点数は高いんですけどね〜。
No.551 - 2017/02/22(Wed) 20:09:30
Re: 迎撃戦闘機スピットファイア<未>(1942) / Ismael
ママデューク様

レスありがとうございます。

原題の THE FIRST OF THE FEW がどういう意味なのか気になってちょっと調べました。
どうやら BATTLE OF BRITAIN に関するチャーチルの演説が元のようで、彼はイギリスを防衛したRAFのパイロットのことを THE FEW と表現したとのことです。

スピットファイアをはじめメッサーシュミットなどの実物を見ることのできるロンドンにあるイギリス空軍博物館に行きたいなと長年思っているのですが、訪れるチャンスがなかなか巡ってきません。
No.552 - 2017/02/23(Thu) 07:47:59
ボーダーライン(2015) / Ismael
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のエミリー・ブラントがFBI捜査官を演じる麻薬戦争映画。
「トラッフィク」が甘く見える、超辛口の作品です。
派手な銃撃戦は殆どありませんが、ずっしり手応えがあります。
遺体などの描写もかなりリアル。

ブラント演じる捜査官がちょっとナイーブ過ぎるのがやや不満。
ジョッシュ・ブローリンも相変わらず良いですが、なんといってもベニチオ・デル・トロの存在感が出色。

カナダ出身の監督ドゥニ・ヴィルヌーヴの作品としては初めてですが、なかなか面白かったです。
この監督、「ブレードランナー 2049」にも起用されているところをみるとハリウッドの期待の星なんでしょうか。
No.549 - 2017/02/19(Sun) 15:26:40
白い蘭の女(2016) / Ismael
原作は、コリン・ハリソンの「マンハッタン夜想曲」。

ファムファタルものです。

及第点は、クリアしているとおもいます。
原作は、余分な描写やエピソードが多いせいかだらだらと長い印象ですが、映画の方はよくまとまっていると思います。
113分ありますがこれ以上短くしたらストーリーが解りにくくなってしまうかもしれません。

主演女優のイヴォンヌ・ストラホフスキーが今ひとつ魅力的でないのが残念。
ただ、じゃあ今のハリウッドで誰がこの役にふさわしいかと問われると、最近の女優にあまり詳しくない私は、答えに窮しますが・・・。

なつかしいことにジェニファー・ビールズが探偵役となる主人公エイドリアン・ブロディの妻役で出演し、控えめながら好印象。

主人公の勤める新聞社のオーナーである怪物的人物ホッブスを気持ち悪く演じたスティーブン・バーコフも良いですねえ。
No.548 - 2017/02/19(Sun) 08:06:37
マグニフィセント・セブン(2016) / Ismael
スタージェスの「荒野の7人」より好きですね。

ユル・ブリナーと違ってこっちはリーダーのチザムを演じるデンゼル・ワシントンがちゃんと銃を扱えます(乗馬しながらの銃撃戦の一部はスタントだと思いますが)。
「荒野の7人」は、2年ほど前にシリーズ4作収録のボックスを買って見直しましたが、たいした作品ではないですね。
バースタインの音楽とウォラック、マックイーン、コバーンの出演が相当効いています。
恋愛が絡むエピソードもバッサリカットされていてよろしい。

7人の構成は、黒人、先住民、アジア人などと国際色?豊か。

「日本人の勲章」のDVDが日本でも発売されていますが購入は、迷っています。
インターネットでもみることができるので、それをみてから購入するかどうか決めようと思います。
No.541 - 2017/02/16(Thu) 10:18:03
Re: マグニフィセント・セブン(2016) / ママデューク
Ismael さま、

>「日本人の勲章」

本作、久方ぶりで邦盤dvdでみましたが、冒頭トレーシーが田舎町に降り立つあたりから、尋常ならざる緊迫感がみなぎり、楽しめましたよ。ロバート・ライアン、ボーグナイン、マービン、アン・フランシスの悪役ぶりが非常に良いのです。急しあげのラストがいまいちなのですが、スタージェスの傑作であると思います。
No.542 - 2017/02/16(Thu) 20:45:56
Re: マグニフィセント・セブン(2016) / Ismael
ママデューク様

インターネットで見ました。
何と、ドリー・シャーリー製作のMGM映画だったんですね。
ニコラス・スケンクは、この映画の製作には反対だったようなのでシャーリーは、苦労したかもしれません。
私は、ウォルター・ミリッシュあたりが製作でUnited Artristsの配給かなあなどと何となく考えていました。

あの顔ぶれでは、面白くないわけがないですね。
ただトレーシーの役柄の設定(特に隻腕)は、やっぱり不自然ですね。
アン・フランシスが敵方というのは良かった。

監督はのオファーはスタージェスの前に、リチャード・フライシャーに行ったようですがフライシャーは「海底2万哩」で塞がっていたとか。
No.543 - 2017/02/17(Fri) 10:05:50
Re: マグニフィセント・セブン(2016) / ママデューク
この頃のシャーリーは、「日本人の勲章」のほかに「二世部隊」「女群西部へ」「最後の銃撃」なんて異色作があり、どれも結構面白いですね。
No.544 - 2017/02/17(Fri) 20:09:05
Re: マグニフィセント・セブン(2016) / Ismael
> この頃のシャーリーは、「日本人の勲章」のほかに「二世部隊」「女群西部へ」「最後の銃撃」なんて異色作があり、どれも結構面白いですね。
ウェルマンの「戦場」もそうですね。

ウェルマン監督、キャプラ脚本の「女群西部へ」は、昨年観ました。
多分かなり小さい頃一度観ています。
花嫁募集会場で、ある女性が拳銃の腕前を見せるために壁の写真の目を撃つ場面。
イタリア系の子供が死ぬ場面などを憶えていました。

ロバート・テイラーがちょっとイメージと違う役を演じていますが、ふりかえってみればテイラーが、二枚目役からの脱出を模索していた時期の作品ということになるのでしょうか。

復刻シネマライブラリーは、次々と購買意欲をそそる作品を出してきますねえ。

値段が高いのですが、がまんしきれず「ラストラン 殺しの一匹狼」と「レッドムーン」を買ってしまいました。
そういえばもうすぐ「ラスト・シューティスト」のブルーレイも出ますね・・・・。
No.545 - 2017/02/17(Fri) 22:13:20
Re: マグニフィセント・セブン(2016) / ママデューク

> ロバート・テイラーがちょっとイメージと違う役を演じていますが、ふりかえってみればテイラーが、二枚目役からの脱出を模索していた時期の作品ということになるのでしょうか。

そうですね。「流血の谷」では先住民、「ゴーストタウンの決斗」では元悪漢のシェリフ、「暗黒街の女」では足のわるい弁護士など、たしかに二枚目ではないですね。

> 復刻シネマライブラリーは、次々と購買意欲をそそる作品を出してきますねえ。

私も、ようやくベティカーのラナウン・サイクルの3本を字幕付きで見る事ができました。「必殺の一弾」なんて、まさか邦盤が出るなんて思わなかったので、ホンの少し前PAL盤を買い、結末を知ってから邦盤を見たので、面白さ半減でした(本作、余り面白いとはおもわないのですが)。
No.546 - 2017/02/18(Sat) 09:51:51
Re: マグニフィセント・セブン(2016) / Ismael
ママデューク様
> 私も、ようやくベティカーのラナウン・サイクルの3本を字幕付きで見る事ができました。「必殺の一弾」なんて、まさか邦盤が出るなんて思わなかったので、ホンの少し前PAL盤を買い、結末を知ってから邦盤を見たので、面白さ半減でした(本作、余り面白いとはおもわないのですが)。

「必殺の一弾」は、一部で評価が高いですが、私もあまり面白いとは思いません。

監督のラッセル・ラウズは、「都会の牙」などの脚本家から監督になってひとのようですね。
「オスカー」は、ちょっと面白かったような記憶があります。

あと、グレン・フォードってやはり大根なんですね。
大根が悪いとは言いません。
ジョン・ウェインほどのカリスマ性を持ち得なかった大根。

監督がよっぽど力量がないと凡作になることが多かったのでは?
No.547 - 2017/02/18(Sat) 17:02:29
無法の拳銃<未>(1959) / Ismael
米国版Blurayを入手。

ノワール西部劇(心理西部劇)の1本で、アンドレ・ド・トスの傑作とも言われる作品。
ティナ・ルイーズが出演していることが私の購入の大きな理由ですが・・・・。

日本未公開なのもうなづける地味な作品ですが、渋いとも言えます。
心理西部劇と呼ばれていますが、登場人物の心理がしっかりと描かれているかというとそうでもない気がします。

ただ、全体を覆う重苦しい雰囲気と圧倒的な雪原の場面は、一見の価値あり。

あらためて感じたのは、50年代を代表する男優は、やっぱりロバート・ライアンなのではないかということです。

もちろん人気や興行収入などで言うとグレン・フォードなどになるのでしょうが・・・。
No.540 - 2017/02/15(Wed) 07:48:58
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