 | >志穂美さん, であれば恐らく,私が聴いてる音に少なからず 賛同してくれるものと感じます。
今回は, フランス編です(って,まだやんのかよ!?(^-^; 最近,大手ユニヴァーサル・レコードから 数枚CDが出た(故人)フランソワ・ド・ルーベ。 ご存じと思いますが,アラン・ドロン, リノ・ヴァンチュラ,ジョアンナ・シムカス 出演,ロベール・アンリコ監督の 私の大好きな映画「冒険者たち」やジョゼ・ ジョバンニ監督「ラ・スクムーン」などの 映画音楽作曲家です。
次も故人ですがレオ・フェレ。 ブラッサンス,ブレルと並ぶシャンソン界の "伝説"といわれ,ロックから クラシックまでこなす怪物です。 老いて白髪になるにつれ一貫して諸権威を 攻撃し,全てを否定しパラドックスとカオスの中で 戦い続ける音です。(しかし,セルジュ・ ゲンズブール好きな人に謂わせると 「仏五月革命に学生を自分の歌で煽っておいて, 後で"私はアナーキストだと言った覚えは無い" とゆうのは如何なものか?それよりはゲンズブール のほうが首尾一貫してる」なのだそうです。 確かに彼の音は一本スジ通ってるのは認めるし 好きですが,実はあの革命で学生が握り投げた石, 大学の壁を崩し,別な学生がその石を売って 金儲けしてた事実を知った上での レオ・フェレ否定論者なのか 逆に質問したいものです)。 アラゴン,ランボー,アポリネール等の詩を 愛し使う一方で故意に文法無視の歌詞を書き, 外来語やスラングを多用します。 60才前後にベートーヴェンやラヴェルの曲に, 彼の詩を乗せて歌い始めます (とゆうより,朗読&元祖ラップです)。 でもねっ,志穂美さんっ! 1987年に最初で最後の来日果たした パルコ劇場でのコンサート 観に行ったんですが, これがっ!無限に優しい人なんです。 もう,俺はコンサート開始から終わりまで,ティッシュ・ペーパー足りなくてハンカチで 鼻水拭きながら(またかよっ!(^-^;)泣きっぱなしでした。 客の大半は中高年層の中,26才の俺が泣いてるの見た隣席の50才前後 らしい女性が 「この人の歌全く聴いたこと無くて,友達に誘われて付いて来たんだけど,あなたみたいな若い人を感激させるレオ・フェレってどんな人か 興味湧いてきましたよ」って言いながら ティッシュ・ペーパー差し出してくれて・・更にカンムリョウ人に なってしまいました。 『レオぉおーっ!』以上,一人芝居おわりますぅ。(長すぎスイマセン)
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No.582 - 2002/11/23(Sat) 19:16:07
| ☆ おおっ! 長編!! / 志穂美@管理人 [ Home ] | | |  | しかもフランス編があったのですね! わーい。 すっごく読みごたえがあります〜。
「冒険者たち」のテーマはあまりにも有名なので、おそ らく私も聴いたことあるのでしょうね。 映画音楽にシャンソン…私にとっては未知の分野です。 (私が映画音楽に関心を持ったのは「リキッド・スカイ」 以降なんです。遅すぎ! ) jacintaさんの守備範囲の広さって一体…!?(驚)
私はフランスものはブリジット・フォンティーヌくらい しか知りません。あ、ジェーン・バーキンは聴きました。 結構好きです。あと、クレモンティーヌも聴いたことあ ります。 シャンソンは…「ブルー・ベルベット」のサントラくらい ですねー。「お菓子のピエロ」が大好きです。 (果たしてアレはシャンソンなのだろうか!?)
なので当然レオ・フェレというミュージシャンは知りま せんでした。でもjacintaさんのカキコ拝見したら聴きたく なっちゃいましたよー。図書館にあるといいなー。 お勧めアルバムは何でしょぅか!? 「まずはコレ!」というのがあったら教えて下さいv しかしランボーの詩が曲に乗っているのって、一体どんな 感じなのでしょう!? 私にとってランボーはパンクなんですが(笑)やはり フランス語なだけあって、シャンソンには意外に合うの かもしれません。そう、シャンソンって結構「戦う」音楽 なんですよね。そして、そんな「闘士」の中に懐の深い 優しさを見てしまったりしたら…それはもう泣くしかない ですよ! うんうん!(大きくうなづく) またしても鼻水展開(笑)のイイお話、感動です。 なにがイイって、その50才くらいのご婦人の台詞がイイ じゃありませんか。そのくらいの年令で、ものごとに対し てそんな風に興味を持つことができる柔軟さは見習いたい ものです。これからの50代向けて…って、早すぎ!(笑) (判明! 私とjacintaさんって、ひとつ違いですよん!)
そして次回は…イタリア編かしら!? 今回も涙もののお話をありがとうございましたv
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No.583 - 2002/11/23(Sat) 22:29:22 |
| ☆ Re: 長編 / jacinta | | |  | > (私が映画音楽に関心を持ったのは「リキッド・スカイ」 > 以降なんです。
スラバ・ズッカーマンのやつですよね? チープな創りなんだけど俺もハマリましたヨぉ ♪ミー・アンド・マイ・リズムボックスを コスモポリタンなんかでやったら最高だろうな!って。 それにあの台詞の言い方がなんとも・・・ 「sure」のイントネーションがおもろかった。 あの映画の中のディスコティックの雰囲気って、 ワルプルギスでもちょっと同じ匂い感じてたりしたしネ。
>シャンソンって結構「戦う」音楽 > なんですよね。そして、そんな「闘士」の中に懐の深い > 優しさを見てしまったりしたら・・・
志穂美さんっ!!「闘士」ズバリっ!いい当ててる!!
> (判明! 私とjacintaさんって、ひとつ違いですよん!)
姉やん!?ですか?
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No.584 - 2002/11/23(Sat) 22:55:07 |
| ☆ 「妹分」です(笑)。 / 志穂美@管理人 [ Home ] | | |  | あーjacintaさんもリキッド・スカイ観てらしたんですねん! あの時代にはとっても新鮮な映画でしたよねー。 私はあれで「女性の男装」の「ホントに男にしか見えない レベル」というのを初めて見ました(笑)。 ああ確かに♪ミー・アンド・マイ・リズムボックスを クラブなんかで聴いたら燃えたでしょうねえ。 セリフ下品だったけどホントおもしろかったです。 ディスコティックの雰囲気…懐かしい。 ワルプルをちょっーとキッチュにした感じでしたね。
オープニングのテーマもとても好きで、今からでもサン トラ捜したいです。 あと、「ファントム・オブ・パラダイス」のサイトラも!
「闘士」合ってましたか!? jacintaさんのカキコからのイメージで感じました。 ぜひ聴いてみたいです。
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No.585 - 2002/11/23(Sat) 23:21:44 |
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