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記事No.4150に関するスレッドです

2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
2週目の3日目、朝から激しい風雨に見舞われた。これでは、海に出れそうにない。案の定ボートキャプテンから、今日は20〜30ノットの風が吹いているので無理だと電話で連絡が入ってきた。人それぞれではあるけど、ゲストの中には意気消沈している人もいた。朝食を食べている辺りから、雨はやみ、激しい風だけになってきた。
 僕は先日行ったバギーでの島内探索に行く気がある人はいるか聞いてみたところ、10人中6人が行きたいということに。会社に連絡すると、雨が降らなければ大丈夫との回答だったので、ブッキングをする。それでも天気が回復すれば、海に出る選択もまだ残っていた。バギーの方は天気の様子を見て12時からのスタートということになった。トニーとエミさんは1ヶ月以上の滞在になるので、ビザの更新に。12時までは各自自由行動でマーケットに行ったり、豚を撮影したり、部屋でのんびりしたりしていた。僕はバギーの会社でもあるアクアリウムカフェにネットをつなぎに行きがてら、出発を待った。11時30分からバギーのブリーフィングを始める。天気も少しづつ回復して晴れ間も見えてきた。しかし、風はまだ強い。何人かが姿を見せたのだが、「天気が良くなったから、海に出れないでしょうか」と聞かれた。「ハイドロフォンを沈めてクジラの鳴き声を聞くだけでも良いから」と言うので、再度キャプテンの意見を聞きにセーリングサファリまで出向いた。
しかし、すでにオンゴもノーファも出かけていて、別のキャプテンのジョンがいるだけだったので、どんなものか聞いてみたのだが、今日はホエールウォッチング船は1隻も海に出ていないという。「コンディションは最悪だし、もしどうしても出せというのなら出すけど、すぐに戻ってくることになる。それに高波で船の調子が悪くなったら、翌日も出れなくなるよ」との回答だった。
 仕方なくその旨を告げて、皆バギーに参加することに。心配していた天気もどんどん晴れ間が見えてきて、暑いくらいになってきた。ホエールウォッチングがキャンセルになったからだろうか、僕らの他にも参加者が13名いて、この日のバギーはフルブッキング。ガイドや僕を入れて総勢22名。バギーが全部で払ってしまうため、僕はオフロードの4輪バイクに乗ることになった。
 さすがに人数が多いので、先日のように軽快に走れない。約35キロのコースを通常2時間30分〜3時間かけて移動するのだけど、今回は4時間もかかってしまった。それでも、バニラ農園の中や、ジャングル、村々では子供たちの歓迎を受けるし、皆楽しんでいたようだ。1週目に親子クジラに遭遇した北の湾の上の崖からの眺めは最高。海は青いし、やはり皆「こちら側でクジラが見たいですね〜」と話していた。先日はこの湾内に風が吹き込んでいたが、今日は風向きが変わっていて、200mある高い崖に守られたこのエリアは風裏になっていて、穏やかだった。皆しばらく絶景を眺めながらクジラがいないか探す。すると、今回新婚旅行で来ていた道子さんが「今ブローが聞こえた!」と言って、崖のふちに近寄っていった。風の音も強いし、まさかこんなところからブローが聞こえるわけないだろうと思って、「会いた過ぎて、耳鳴りが聞こえたんじゃないの」と言ったのだが、なんと、崖のすぐ下に2頭の大人のクジラが泳いでいるのが見えた。他の参加者も皆しばらくはそのクジラたちの噴出すブローと広い海を静かに見渡していた。
 バギーが終わってからはイタリアレストランのチャオで食事。その後、なかなか市場にいけないので、トニーとエミさんがホテル近くでネックレスなどを作っているトンガ人の女性にお願いして、食事後におみやげを見せてもらうことに。牛の骨やクジラの骨で作ったクジラやイルカなどのネックレスや真珠など約800点くらいを持ってきて見せてくれた。

海に出れないのは残念だったけど、1日楽しく過ごすことができたかな?でも何人かの人が風邪気味で体調を崩しているのが心配だ。明日、2週目の人は最終日。どうか、クジラとの良い遭遇がありますように。
写真は、バギーを楽しむ永島さんと清水さん

No.4140 - 2006/08/14(Mon) 04:40:02

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
絶景の崖の上での記念撮影。200mの崖下にはクジラのペアが見れました
No.4141 - 2006/08/14(Mon) 07:06:49

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
夕食で暇だった皆は酔いつぶれて泥酔?酒豪の二人だけが飲み続けてました?
No.4142 - 2006/08/14(Mon) 07:10:00

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
なかなかおみやげを買いに行く時間も無いので、夕食の後ホテルの近所の民家にネックレスなど800点ほどを持ってきてもらって、皆でおみやげを買いました。
No.4143 - 2006/08/14(Mon) 07:13:32

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
新婚旅行でトンガにきた道介さんと道子さん
No.4144 - 2006/08/14(Mon) 07:15:08

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
その二人の後ろをつけ回る不審な二つの影におびえる二人
No.4145 - 2006/08/14(Mon) 07:16:44

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
天気も回復し、風も止み最高のコンディションに。これでクジラに会えれば、昨日の欠航も帳消しくらいの状況だ。皆期待して海に出る。まず、2人乗船の僕らの方がスピードが出るので、先に出発して外洋をチェック。8人乗船が1,2日目に親子に遭遇したリーフエリアに向かうことになった。外洋でさえベタ凪ぎ。これなら見晴らしも利く。しかし、まったくブローが見当たらない。こんなにコンディションが良くてこんなにブローが見当たらないのも珍しい。一瞬子クジラか!と思った背びれはオキゴンドウだった。透明度もよいので、エントリーしてみることにした先周りしてもらって、水面にぷかぷか浮いていたら、一頭のオキゴンドウがこちらに興味を示して接近してきた。ちら見ではあったけど、撮影することができた。その出来事以外は、外洋では何も起こらなかった。
無線でトニーに外洋は望みがなさそうだから、引き続きリーフエリアを探した方がよいと連絡を入れた。向こうもまだ何も見つかっていないとの連絡。またしばらく探すと、やっと一番外洋寄りのフンガ島の南端と、その先のサブマリンロックの間でブローを発見。親子ではなく、ペアのようだ。アプローチが難しそうだが、今のところその2頭しか見つからないので、クジラたちが息をしに上がってくる短い水面休息中に水中に入ってみることにした。エンジンを止めて、2頭があがってくるのをしばらく待ち、浮上したところでボートを50mくらいまで近づけてエントリー。
一度目は誰も目視できずにクジラたちは海中に姿を消した。しかし、ホエールソングが聞こえてきた。真下で歌を歌っているようだ。かなり強烈に身体に振動を感じる。しばらくは3人で水面に浮いて聞き入っていた。しばらくすると歌が途絶えた。ホエールソングが聞こえなくなると、クジラたちの浮上のサインだ。僕は水中と水面をくまなく見渡した。するとボートのすぐ近くに2頭が浮上。僕らは水面をダッシュで移動した。水中に黒い影が見えてきた。2頭が寄り添うように浮かんでいる。1頭は全身が真っ黒。1頭はかなり側面に白い部分が多い。多分カップルなのだろう。なんとか撮影できる距離まで来たが、位置的に逆光だったので、回り込む。2人もなんとか見える距離まで泳ぎ着いているのを確認した。しかし、しばらくすると2頭とも海中にゆっくりと沈んでいってしまった。
今度はボートに戻り浮上を待つ。ほぼ同じエリアに浮上はしてくるものの、しかし、その後は水中で彼らの姿を水中で見れるチャンスは無かった。2頭をあきらめて別のクジラを探すことにした。8人乗りに無線を入れ、今の状況を説明した。向こうもまだまったくクジラが見つかっていないという。一体クジラたちはどこへ行ってしまったんだろう。
 かなり広範囲にくまなく探し回るが、やはりクジラが見当たらない。8人乗りは一度別のペアを発見したが、すぐに潜ってしまってなかなか上がって来ないので、諦めて僕らがアプローチした2頭の方にホエールソングを聴きに向かうと無線連絡が入る。僕らも今の状況では、今日はあの2頭しか可能性は無さそうと判断し、同じ場所に戻る。他のボートにも無線で確認したが、どの船もまったくクジラを見つけていなかった。
同じ場所に戻ると、すでに8人乗りの方は何人かが海に入って歌を聞いていた。どうやらさっきのペアはまだ同じ場所にいるようだ。近づくとこちらのボートのすぐ近くにブローが上がった。キャプテンのオンゴが「チャンスだ、海に入れ!」というので、僕らは慌ててカメラをつかんだ。とにかく、今日最終日の二人になんとかクジラを撮影させてあげたかったので、「ワンチャンスだと思うから、とにかくダッシュして先に行って!」と言ってクジラに向かって泳がせた。僕は二人がちゃんとクジラの方に向かって泳ぐのを確認してから遅れてエントリー。8人乗りのボートも接近してきて、この状況を見守っている。
クジラの側に来ると最初白い側面の1頭しか見あたらなかった。しかしそのクジラの真正面からまるでキスでもするかのように黒い個体の方がゆっくりと近づいてきた。顔が重なり合ったと思ったら、2頭がこちらに向きを代えて潜行の体勢に入る。かなり接近してきた。僕はその一連のシーンをファインダー越しに見ながら連写し続けた。
クジラたちが見えなくなると、しばらくしてまたホエールソングが聞こえてきた。僕は船で近づいてきたトニーに「今日はこれしか望みなさそうだから、なんとか順番にはいろう」と声をかける。トニーもそれに同意した。また、クジラの浮上を待っていたのだが、突然少し離れた場所にクジラ2頭が姿を見せる。8人乗船が追尾を始めた。しかしまだ歌は下から聞こえてきてるから、別のクジラのようだ。無線で「あのカップルはまだ下にいるようだから、もしそちらのアプローチが難しかったら、また戻ってきて。こちらはしばらくこの2頭の様子を見るから」と伝える。
 どうやら新しい個体は親子のようだ。しばらくは8人乗船の船はその親子を追尾したが、結局水中には入れなかったそうだ。僕らの方は、その後ペアの方も移動を始めたので、追跡を始める。また水面休息をしたらアプローチしてみようということに。一度入水してみるが、見つからない。潜った辺りの水中を探していると、ヒレのようなものが。「いた!でもなんか変だ?」と思ったら、それはヒレではなくて、サメ、しかもタイガーだった。撮影できるか様子を見たが、深いしすぐに姿が見えなくなった。
その後もしばらくクジラはほぼ同じ場所で浮上と潜行を繰り返す。しかし接近すると潜ってしまって、水中で見ることはできなかった。クジラのペアがこういう感じの行動をするときはそろそろ交尾に入ると以前オオゴが教えてくれた。「もしかしたら、そろそろ交尾に入るかもしれないよ。交尾した直後はブリーチングして喜びを表現するんだって」と二人に説明していたら、突然目の前で2頭がブリーチングをした。あまりに近くてしかも突然だったので撮影することはできなかった。
 その後、2頭は激しく移動を始めて、どんどんと外洋の沖の方へ向かって行った。そろそろ引きあげる時間だったのと、今日はあまりにあちこち移動をしたので、ガソリンが心配だったのもあって、引き上げることにした。しかし、案の定サブマリンロック手前でガソリンが無くなり、予備タンクのガソリンを入れる。今週は2度もガソリンが無くなった。前回はまだ港に戻る直前だったけど、今回はかなり距離がある。この予備ガソリンでちゃんと帰り着くのか心配だった。コンディションが良くなると、広範囲に探し回るので、こういうことがたびたび起こる。
どうにか僕らのホテルのジェティーまではガソリンがもってくれた。しかし、その直後、ショップに戻る途中でガソリンが無くなったと後でオンゴが教えてくれた。結局、最終日8人乗りはクジラを見れずに終了してしまった。残念。

写真はオキゴンドウ

No.4146 - 2006/08/14(Mon) 07:29:03

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
2人乗船の船が水中で遭遇したペアのクジラ
No.4147 - 2006/08/14(Mon) 07:31:45

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
上のは2週目最終日の状況です。
No.4148 - 2006/08/14(Mon) 07:33:14

週末の状況 / 越智@Tonga [外国]
2週目の皆が帰国の日。朝からほとんど風も無く、天気も良い穏やかな日。トニーとエミさんが皆を空港に見送りに行き、僕が2週連続参加のチエさんと清水さんと一緒に2人乗船のフルークで海に出る。他の船は、数日間クジラと泳いでないこともあり、かなり朝早くから海に出ているようだ。クジラが戻ってきていれば、もうどこかの船が親子を見つけてアプローチを始めているかもしれない。
 西の湾の外洋出口手前で、すぐにブローを発見。親子だった。こんなにあっさり見つかるとは・・・。しばらくこの親子を追走することにした。無線で、一般の外国人ゲストを乗せているデイトリップのホエールソング(8人乗船)に無線で連絡を入れて、親子がいる旨を伝える。2隻で交替に水に入ってみることにした。最初に入ってみると、大潮のせいもあり、透明度は外洋近くにも関わらず、あまり良くない。それでも母親がしばらく水底で休んでくれている間に子供が浮上してきて、水面で遊んでいる。その子供の浮上を目印に接近する。子供と水中の母親が目視できる距離まで接近し、しばらく様子を見る。母親の影に隠れていた子供が、息継ぎをしに浮上してくるのを待つ。ゆっくりと子供が浮上してきた。子供は好奇心が旺盛なので、こちらが静かに浮いていれば、向こうから接近してくることが多い。僕は動くのをやめて、水面で浮遊していた。子供が接近して来そうになったのだが、一人が自分の方から子クジラに接近しようとしたため子供は向きを変えてしまった。それと同じくして、水底で休んでいた母親が動き出し、子供を守るように移動を始めてしまった。
ボートに戻ってから、子供が1頭で水面で遊んでいるときは、こちらから近寄っていくと、逃げるし、母親も警戒して動き出すことが多いので、慣れるまではとにかく動かずに浮遊していて欲しいと伝える。そうすれば向こうから近寄ってきてくれるし、母親も静かに海中で休んでいることが多い。
二度目、再度子クジラが水面に姿を見せたところで、エントリーして接近。今度は親子を海中に見つけてからは、3人とも近くで動かずに浮遊していた。子クジラが浮上してきて、ゆっくり、ゆっくりこちらに接近してくる。僕の目の前まで様子を見に来た。その後も気にせずに子供は側を泳ぎ続けていた。
 その後、ホエールソングに順番を譲るが、ゲストの一人がスキンダイビングしてしまい、親子が移動を始めてしまった。こちらのキャプテンのオンゴが「ゲストにダイビングしては駄目だと伝えろ」と無線でホエールソングのキャプテンのノーファに指示を出す。しばらくは止まりそうに無かったので、落ち着くまで親子をホエールソングに任せて外洋で別のクジラを探すことに。
しばらくしてペアを発見。昨日と同じように浮上と潜行を繰り返していた。一度入水するが、二人はどうやら親子以外はあまり入る気が無いのか、海に入ってこない。ヒートランを探すけど、と言うと「怖いから入らない。上から見てる」と言うので、オンゴにその旨を伝える。結局別のクジラを探すのをやめて、「あの親子にそろそろブリーチングとかしてもらおう」と言って、また同じ親子の元へ。まだホエールソングが追跡していたので、どこにいるかはすぐにわかった。しかし、かなり内湾に入っているようだ。大潮の引き潮のためか、とにかく透明度が悪い。親子はかなりおとなしくなっていて、母親も水面で休息している。エントリーしてみるが、数メートル先も見えないような状況だ。水面に顔を上げると、もうほとんど手の届きそうな距離に親子がいるのに、水中に顔をつけると、ぼや〜っとしか見えない。動かないから接近はできるけど、撮影はかなり困難だった。それでも、何回か水中でかなり接近できたことで、二人は大満足していた。
途中、別の小さなボートでたまたま通りかかった、オーストラリア人男女4人が、クジラが見たくてアプローチしようとしていたが、なかなか接近できないので、こちらのボートに乗せてあげて接近してげることにした。エントリーした全員が、透明度が悪いながらもクジラを水中で見ることができて両手を挙げて大喜びしていた。
 3時30くらいになって、日も傾き始めた。「そろそろブリーチングタイムだね」と僕が言うと、オンゴが「OK」と言って、今までと違うボートの寄せ方をする。すると、子クジラがブリーチングをはじめた。できれば母親のブリーチングが見たかったのだが、子供が数回ブリーチングしただけで、また落ち着いてしまったので、それで終了してホテルに引き上げることにした。
 今日はほぼ1日中、この親子と一緒にいた。

写真は、午前中の親子

No.4149 - 2006/08/14(Mon) 07:39:03

Re: 2週目3日目「海に出れなかった日」 / 越智@Tonga [外国]
これは、午後、大潮の下げ潮で外洋近くでさえ、透明度が悪くなって、目の前に親子のクジラが止まっているにも関わらず、ほとんど見えない状況で撮影してみました
No.4150 - 2006/08/14(Mon) 07:43:12